JPH02101952A - リニアパルスモータ固定子の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、リニアパルスモータ固定子の製造方法に関
し、特に、複数の磁極歯の形成方法に特徴のあるリニア
パルスモータ固定子の製造方法に関する。

［従来の技術］ 従来、リニアパルスモータ固定子の製造方法は、次の（
１）から（５）までの各工程を有していた。ここで、第
５図に従来のリニアパルスモータ固定子の斜視図を示す
。また、第６図、第７図は、それぞれ、第５図のＶｌ　
−Ｖｌ線断面図、Ｖｌ−■線断面図である。

（１）２個の凸部１１２を有する一対の固定子鉄心１１
０により、バイアスマグネット１２０を挾む工程（第７
図参照）。

（２）一対の固定子鉄心１１０の合計４個の凸部１１２
に、駆動巻線１３０を取り付ける工程（第６図参照）。

（３）上記の固定子鉄心１１０とバイアスマグネット１
２０と駆動巻線１３０とを樹脂】４０を用いて固着する
工程（第６図参照）。

（４）前記固定子鉄心１１０の各凸部１１２の表面をカ
ッター等を用いて機械加工することにより、２本の磁極
歯溝１１６を作り、３個の磁極歯１１４を形成する工程
（第５図、第６図参照）。

（５）前記磁極歯溝１１６に異物が残留することを防止
するために、前記磁極歯溝１１６を樹脂を用いて埋める
工程（ただし、第５図、第６図においては、前記磁極歯
溝１１６を埋めるための樹脂は図示していない）。

［発明が解決しようとする課題］ 上述した従来のリニアパルスモーク固定子の製造方法に
おいては、固定子鉄心の凸部の表面をカッター等を用い
て機械加工することにより、複数の磁極歯溝を作り、こ
れにより複数の磁極歯を形成しているので、次のような
欠点がある。

（１）リニアパルスモータ固定子の量産性に乏しい。

（２）カッター等の切削歯が摩耗してくると、固定子鉄
心の凸部の表面の切削部の幅、つまり、磁極歯溝の幅が
変化し、その結果、磁極歯の歯幅も変化する。

（３）磁極歯の歯幅の精度を維持するためには、カッタ
ー等の交換時期を早くする必要がある。

しかし、そうすると製造原価が高くなる。

この発明の目的は、量産性のあるリニアパルスモータ固
定子の製造方法を提供することにある。

［課題を解決するための手段〕 上記の目的を達成するために、この発明に係るリニアパ
ルスモータ固定子の製造方法は、次に示す（ａ）から（
ｃ）までの各工程を有する。

（ａ）固定子鉄心の凸部に駆動巻線を取り付ける工程。

（ｂ）複数の磁極歯を有する磁極歯板を前記固定子鉄心
の凸部上に載せる工程。

（ｃ）前記固定子鉄心と前記駆動巻線と前記磁極歯板と
を固着する工程。

［作用コ リニアパルスモータ固定子の磁極歯の歯幅の寸法精度を
安定させ、かつ、リニアパルスモータ固定子の量産性を
高めるなめには、次のようにすればよい。寸法精度を安
定させることのできるエツチング加工、塑性加工などに
よって、磁極歯を、あらかじめ、磁極歯板に形成する。

そして、この磁極歯板と、駆動巻線と、固定子鉄心とを
組み合わせた後に、固着する。この固着後には、カッタ
ー等を用いた機械加工を必要としないので、リニアパル
スモータ固定子の量産性を高めることができる。

［実施例コ 次に、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図はこの発明の一実施例の方法を用いて作ったリニ
アパルスモータ固定子の斜視図であり、第２図、第３図
は、それぞれ、第１図の■−■線断面図、ｍ−ｖ線断面
図である。第４図は第１図の固定子の分解斜視図である
（ただし、樹脂部は除いである）。

第４図に示すように、磁性材料で作られた固定子鉄心１
０は、２個の凸部１２を持っている。また、磁性材料で
作られた磁極歯板５０には、あらかじめ、エツチング加
工、塑性加工などによって磁極歯７１１５１と磁極歯５
２と樹脂の注ぎ口５４とが形成されている。この実施例
では、４本の磁極歯溝５１とその間に位置する３個の磁
極歯５２とを一つのグループとして、合計口つのグルー
プが磁極歯板５０に形成されている。この四つのグルー
プの間には、この四つのグループを分離するように十字
形の開口、つまり、樹脂の注ぎ口５４が設けられている
。この注ぎ口５４を磁極歯板５゜に設けることにより、
磁極歯板５０に、幅の狭い部分（磁気抵抗の高い部分）
５６．５８が形成される。このように、磁極歯板５０に
磁極歯５２をあらかじめ形成しておくと、樹脂を用いて
各部品を固着した後にカッター等を用いて磁極歯溝を機
械加工しなくて済む。したがって、リニアパルスモータ
固定子の量産性を高めることができ、製造原価を安くで
きる。

次に、上述の部品を用いて、リニアパルスモータ固定子
を組み立てる方法について説明する。

第４図において、先ず、一対の固定子鉄心１゜で、一つ
のバイアスマグネット２０を挾む、そして、一対の固定
子鉄心１０の凸部１２に駆動巻線３０を取り付ける（第
２図、第３図参照）０次に、磁極歯板５０を固定子鉄心
１０の凸部１２上に載せる。最後に、上記の固定子鉄心
１０とバイアスマグネット２０と駆動巻線３０と磁極歯
板５０とを樹脂４０を用いて、一体成型して固着する（
第１図、第２図、第３図参照）、樹脂としては、天然樹
脂または合成樹脂を利用できる。

ここで、最後の固着工程では、磁極歯板５０の磁極歯ｆ
ｉ５１にも同時に樹脂４２が埋め込まれるので、磁極歯
溝に樹脂を埋めるための別個の作業工程をなくすことが
できる。

［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明は、あらかじめ磁極歯を形
成した磁極歯板と、駆動巻線と、固定子鉄心とを組み合
わせた後に、これらの部品を固着することにより、次の
効果がある。従来の技術に比べて、切削歯の摩耗などの
問題が生じることがなく、磁極歯の歯幅の寸法精度が安
定する。また、組み立て後の加工作業がないので、リニ
アパルスモータ固定子の量産性が高くなる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の方法で製造した固定子の
斜視図、 第２図は第１図の■−■線断面図、 第３図は第１図の■−■線断面図、 第４図は第１図の構成部品の分解斜視図、第５図は従来
の方法で製造した固定子の斜視図、第６図は第５図のＶ
ｌ　−Ｖｌ線断面図、第７図は第５図のＶｌ　−Ｖｌ線
断面図である。 １０・・・固定子鉄心 １２・・・凸部 ３０・・・駆動巻線 ５０・・・磁極歯板 ５２・・・磁極歯 特許出願人　　群馬日本電気株式会社 代　理　人　　弁理士　　銘木　利之 ５０：磁極膚板 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 次の（ａ）から（ｃ）までの各工程を有するリニアパル
   スモータ固定子の製造方法。 （ａ）固定子鉄心の凸部に駆動巻線を取り付ける工程。 （ｂ）複数の磁極歯を有する磁極歯板を前記固定子鉄心
   の凸部上に載せる工程。 （ｃ）前記固定子鉄心と前記駆動巻線と前記磁極歯板と
   を固着する工程。