JPH02101005A - リゾクトニア・ラージパッチの防除方法 - Google Patents

リゾクトニア・ラージパッチの防除方法

Info

Publication number
JPH02101005A
JPH02101005A JP63254433A JP25443388A JPH02101005A JP H02101005 A JPH02101005 A JP H02101005A JP 63254433 A JP63254433 A JP 63254433A JP 25443388 A JP25443388 A JP 25443388A JP H02101005 A JPH02101005 A JP H02101005A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rhizoctonia
lawn
microbial
large patch
agricultural
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP63254433A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0588681B2 (ja
Inventor
Kenji Asumi
阿隅 謙二
Michihito Ikehata
池端 通人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAMAHA REKURIEESHIYON KK
Original Assignee
YAMAHA REKURIEESHIYON KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YAMAHA REKURIEESHIYON KK filed Critical YAMAHA REKURIEESHIYON KK
Priority to JP63254433A priority Critical patent/JPH02101005A/ja
Publication of JPH02101005A publication Critical patent/JPH02101005A/ja
Publication of JPH0588681B2 publication Critical patent/JPH0588681B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、近年ひときわ隆盛をみるゴルフ場、レジャ
ーランドなどで代表される芝生の管理にかかり、とくに
微生物病害による該件を損なうリゾクトニア属菌による
代表的な被害を防除する技術に関するものである。
(従来の技術) 芝生の管理において、しばしばみられる滑らかな芝生の
生育群落の中でリゾクトニア属微生物による病害で枯れ
てゆく植物罹病状態をリゾクトニア・ラージパッチとい
う。ひとたび発生した、この病害は対応が容易でなく、
排水を良くするための土壌構造の改善を伴う、化学農薬
の散布で対応している。また、施用する農薬に対する耐
性菌の発生もしばしば認められ、長時間の精巧なメンテ
ナンス管理が要求される。この場合使われる代表的な農
薬としてキングランサー水和剤(商品名:住友化学工業
製)が広くもちいられる。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、化学的農薬を使用する事なく、対症療法と
して、臨機応変に対応できる技術でリゾクトニア(Rh
izoctonia)属によるラージパッチ形成を防除
しようとするものである。とくに農薬による場合に比較
して治癒期間を大幅に短縮しようとすることも、この発
明の微生物による方法の1−1的のひとつである。
近年、ゴルフ場を中心としたレジャー施設で施用する農
薬による環境汚染が問題となってきたが、この発明によ
る、いわゆる微生物農薬をもちいる防除による対応は、
社会的にもニーズの大きい期待される技術分野と言える
(問題点を解決するための手段) 本発明の対象とするラージパッチ形成の主たる原因とな
る微生物は、通常不完全菌とよばれる仲間の一種リゾク
トニア(Rhizoctonia)属であり、これらの
繁殖は水分管理の状態で大きく作用される。−旦発生し
た病害は、時には芝生を全滅へと導くほど急速にラージ
パッチ化へとすすむ。
本発明は、このような症状に対応する新規な生態学的管
理技術により構成される。
微生物によりリゾクトニア・ラージパッチを生態学的手
段で制御しようとする場合、シュウトモナス(Pseu
domonas)属、ロドシュードモナス(Rhodo
pseudomonas)属、バチルス(Baci l
1us)属など細菌類、ストレプトマイセス(Stre
ptomyces)属など放線菌、アスペルギル(As
pergillus)属、ペニシリウム(Penici
llium)属、キートミウム(Chaetomium
)属などカビ類より選ばれる。これら微生物は公的微生
物保存機関より誰でも分譲を受けることができ、土壌起
源の菌株をとくに選ぶとよい。機能する菌株は、リゾク
トニアに対して拮抗菌であることが必要で、単独菌株、
異なる菌種の培養物の混合物としてもちいる。
また、堆肥、土壌改良資材として開発、市販されるもの
の中からも目的に適う菌の選択も有効である。
純粋培養による微生物の大量培養は、澱粉、廃糖蜜、藁
、ふすまなど低廉な炭素源に、尿素、硫安、有機窒素源
その他栄養源を用いて常識的な増殖方法で実施される。
通常は、市販の微生物資材を利用するのがよく、この場
合、先に記述した微生物群のうち一種類以−1−の包含
を必要とする。本発明の目的に適う代表的な市販微生物
資材としてはオーレスG(商品名:松本微生物研究新製
)およびキレーゲン(商品名:日本土壌微生物研究新製
)が挙げられる。これら市販資材の使用量は、包含微生
物の活性状況にもよるが、通常50gから300g/+
d用いればよく、とくに平方メートル当たり150−2
50gの使用が適当である。
ここで用いる市販の微生物資材がリゾクトニア・ラージ
パッチ防除に有効であること、これらに含まれる構成微
生物群の生態系での抗リゾクトニア活性についての知見
は、本発明者らによって得られたものである。本発明は
、かかる新規な知見をもとにした技術思想より構成され
る。
本発明の構成は、単に、これら微生物を使用するに止ど
まらず、その施用方法も重要な用件である。
微生物の培養物、微生物資材を、ただ単に表面的に散布
なり施用するだけでは芝生の根糸に効果的に有効な生態
制御システムを形成させることは困難で、所期の目的は
達成できない。
本発明者らは、多くのフィールドでの試行錯誤を行って
の試験の結果、リゾクトニア属制御微生物培養物を施用
し、有効に機能させるにはスパイキング方式の採用が有
効な手段であることが判明した。この発明は、このよう
な制御微生物とその作用させる方法の二つの要素で構成
される。
この発明では、リゾクトニア菌に対し生態制御を効果的
に行うために、微生物培養物を施用するにスパイキング
を用いることを必須要件とするが、具体的には業界で(
スパイキング)と称して植生環境整備に用いる方法を採
用する。その詳細については「ゴルフ場の為の芝生管理
」(”Truf Management for Go
lf Courses″by J、B、Beard  
Burgess Publishing Co、、U、
S、A、)150頁に器具、操作方法など詳細に説明さ
れているので、これに準じた作業を組み合わせる。
この発明は微生物を用いる言わば「微生物農薬」として
の技術に該当するもので、化学的農薬の場合よりメンテ
ナンスに要する時間も大幅に短縮することができる。化
学的農薬により上手く制御出来た場合でも平常な状態に
回復するのに少なくとも100日程度の時間を必要とし
た。
しかし本発明の方法に準じた場合、たいがい微生物施用
の後5日日で50%の回復が始まり、2週間程度で90
%回復がなされ、外見上はほとんど回復したかに様相を
しめす。微生物による制御は常識的には非常に緩やかに
進むものとされるが、かがる様相は実用上非常に有利な
もので、あきらかに本発明が画期的な知見で構成される
かを物語るものである。
以下に、本発明につき実施例をもって説明するが、微生
物の組み合わせ、市販微生物資材にっては中なる例示で
あって、本発明をなんら制限するものではない。
実施例1゜ 葛城コルフ倶楽部内のリゾクトニア罹病ラージパッチが
顕著な芝生(2,000rr?の被害を受けている)を
選び、全面をレノベーターによるスパイキングで穴の直
径201nL深さ90mm+間隔150X150n+m
のスパイキング処理し、これらの条穴に平方メートル当
たり150gの市販の微生物資材1〜キレーゲン」(商
品名二日木土壌微生物研究所製)をサイクロンを使って
散布し、さらにスチールマットで擦り込み、スクリンク
ラ−による日常の散水管理を行った。50口から芝目が
詰まってきて約50%の回復が診られ2週間で95%の
回復がすすみ、40日を経過して完全に元の正常かつ遜
色のない芝生に戻った。比較に置いた無処理の罹病芝生
は、この期間内で完全に裸地と化し、「ターフ」と呼ぶ
に困難な状態を示した。
実施例2 微生物資材キレーゲンより分離したバチルス属有胞子細
菌、ストレプトマイセス属放線菌の純粋培養物を、はぼ
等菌量混合し、総画数100万個/gになるよう軽量発
泡コンクリート「ヘーベル」(商品名:旭化成工業製)
粉末に吸着したものを用い、実施例1に順次でリゾクト
ニア罹病パッチに施用処理し、3週間で健全な芝生へと
回復させた。
実施例3 市販微生物資材[オーレスGJ(商品名:松本微生物研
究新製)200g/iを用い、実施例1に順次リゾクト
ニア罹病パッチに作用させ、8週間後には健全な芝生へ
と回復メンテナンスが出来た。
実施例4゜ トリコデルマ属菌(Trichoderma harx
ianum ATCCNo、 20671)を10万個
/gならびにシュードモナス属菌(Pseudomon
as pyrrocunia ATCCNo、 159
58)を約10万個/gそれぞれを粉末籾(100メツ
シユ)に吸着した培養物を用い、実施例1に準じてリゾ
クトニア罹病パッチに作用させ、50日後には健全な芝
生への回復が確認できた。
(発明の効果) 以上に説明したように、この発明はリゾクトニア閑によ
る芝生の病害を微生物の力により生態系制御ができると
いう事実にもとずき、その作用の条件を操作技術の選択
で効果的に行うことで解決できる。とくに作業現場にお
いて容易に手に入れることができる市販の農業向は微生
物資材を活用し、容易に罹病芝生の管理ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 芝生管理において、シュードモナス属、ロドシュードモ
    ナス属、バチルス属、ストレプトマイセス属、アスペル
    ギルス属、ペニシリウム属およびキートミウム属よりな
    る微生物群より選ばれる菌株の培養物をスパイキングを
    もちいリゾクトニア菌感染土壌中に施用することを特徴
    とするリゾクトニア・ラージパッチの防除方法。
JP63254433A 1988-10-08 1988-10-08 リゾクトニア・ラージパッチの防除方法 Granted JPH02101005A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63254433A JPH02101005A (ja) 1988-10-08 1988-10-08 リゾクトニア・ラージパッチの防除方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63254433A JPH02101005A (ja) 1988-10-08 1988-10-08 リゾクトニア・ラージパッチの防除方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02101005A true JPH02101005A (ja) 1990-04-12
JPH0588681B2 JPH0588681B2 (ja) 1993-12-24

Family

ID=17264922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63254433A Granted JPH02101005A (ja) 1988-10-08 1988-10-08 リゾクトニア・ラージパッチの防除方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02101005A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397796B1 (ko) * 2000-08-31 2003-09-13 서형원 항균성 미생물제제와 그의 용도
KR100781472B1 (ko) * 2006-06-16 2007-12-18 양국산 식물성 병원균에 길항작용을 갖는 균주, 상기 균주를포함하는 방제용 미생물제제 및 그 제조방법
WO2015025869A1 (ja) * 2013-08-23 2015-02-26 国立大学法人鹿児島大学 土壌伝染性病害防除剤及びそれを用いた土壌伝染性病害防除方法
CN109315265A (zh) * 2018-10-31 2019-02-12 山东农业大学 一种球毛壳菌生物育苗基质的制备方法及应用

Non-Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
AUST.J.BIOL.SCI.=1971 *
CAN.J.MICROBIOL=1984 *
COMPENDIUM OF TURFGRASS DISEASES=1987 *
PHYTOPATHOLOGY=1979 *
TROPICAL PEST MANAGEMENT=1984 *

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397796B1 (ko) * 2000-08-31 2003-09-13 서형원 항균성 미생물제제와 그의 용도
KR100781472B1 (ko) * 2006-06-16 2007-12-18 양국산 식물성 병원균에 길항작용을 갖는 균주, 상기 균주를포함하는 방제용 미생물제제 및 그 제조방법
WO2015025869A1 (ja) * 2013-08-23 2015-02-26 国立大学法人鹿児島大学 土壌伝染性病害防除剤及びそれを用いた土壌伝染性病害防除方法
JP2015039359A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 国立大学法人 鹿児島大学 土壌伝染性病害防除剤及びそれを用いた土壌伝染性病害防除方法
CN109315265A (zh) * 2018-10-31 2019-02-12 山东农业大学 一种球毛壳菌生物育苗基质的制备方法及应用
CN109315265B (zh) * 2018-10-31 2020-12-04 山东农业大学 一种球毛壳菌生物育苗基质的制备方法及应用

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0588681B2 (ja) 1993-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3046167B2 (ja) 植物病害防除菌、これを用いた防除剤及び防除剤の製造方法並びに使用方法
US5147441A (en) Biological product for soil improvement and method of application to soil
Egamberdiyeva et al. Influence of growth-promoting bacteria on the growth of wheat in different soils and temperatures
Lavelle et al. A hierarchical model for decomposition in terrestrial ecosystems: application to soils of the humid tropics
Kannaiyan Biotechnology of biofertilizers
Khan et al. Systemic resistance induced by Trichoderma hamatum 382 in cucumber against Phytophthora crown rot and leaf blight
KR100487451B1 (ko) 신규 생물살진균제
CN107189781A (zh) 土壤修复复合菌剂及其土壤修复方法
Barrow et al. Fungal root endophytes in fourwing saltbush, Atriplex canescens, on arid rangelands of southwestern USA
KR20000049599A (ko) 자연 식생 녹화 조성물
Lynch Beneficial interactions between micro-organisms and roots
Ni et al. Management of powdery mildew on greenhouse cucumber (Cucumis sativus L.) plants using biological and chemical approaches
Gilardi et al. Nursery treatments with resistant inducers, soil amendments and biocontrol agents for the management of the Fusarium wilt of lettuce under glasshouse and field conditions
Huang et al. Formulation of a soil amendment to control damping-off of slash pine seedlings.
JPH02101005A (ja) リゾクトニア・ラージパッチの防除方法
Chellemi Effect of urban plant debris and soil management practices on plant parasitic nematodes, Phytophthora blight and Pythium root rot of bell pepper
JPH0291010A (ja) 微生物拮抗剤およびその製造方法
Girgis Response of wheat to inoculation with phosphate and potassium mobilizers and organic amendment
Islam et al. Biocontrol studies on rizpspheric microorganisms against black rot disease of tea caused by Corticium theae Bernard
CN115058348A (zh) 一种复合微生物菌剂及其制备方法和应用
CN104230563B (zh) 一种含蜡样芽孢杆菌的微生物有机肥料
Dubey et al. Effect of biofertilizers on growth of different crops: a review
CN107382596A (zh) 用于分解土壤中有毒毒素的有机菌肥
CN109644603A (zh) 一种生态土壤防护系统及其搭建方法
Utkhede et al. Development of biological control of apple replant disease