JPH0199623A - 倒立分離及び移送用の装置ならびにこれを使用する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 液体の精製乃至分離のための、また液体移送のための装
置及び方法に関る、ものである。本発明は液−液分離の
ためにも使用され得るが、ことに微小固体粒子を液から
濾別して液を精製る、のに極めて有利である。本発明は
濾過処理に移動可能の媒体を使用る、。本発明は液体混
合物の組成分の分離のほかに１分離された液体が漏洩し
、異物が混入る、おそれなく、液体混合物から液体を分
離し、同時にこの分離液体を他の容器如移送る、ことを
可能ならしめる。

（従来技り 米国特許３．９５５．４２３号（以下°４２３号特許と
略称る、）は本発明に最も近似る、と考えられる２件の
米国特許の第１のものである。上記′４２３号特許の主
層は「・・・・・・試料容器から液体サンプルを分離る
、ための・・・・・・」装置に関る、ものである。この
′４２３号特許は、長い円筒状捕集パイプの下方端に濾
過手段を設けたものを利用る、。この円筒状捕集パイプ
は、液体サンプルを収容る、試料容器内方面と液密封鎖
状態で接触摺動る、。上記円筒状捕集パイプの上方端に
空気漏出用の７ソチ乃至開口が形成され、さらにその上
方に捕集パイプ上方端保護キャンプとして作用る、捕集
カップが設けられる。この″４２３号特許装置は本発明
装置と密接な関連を有る、が４両者間には以下のような
重要な差異点がある。

洩及び／或は操作可能性の問題を生ずることなく濾過を
行なうことができない。

（２）“４２３号特許の装置においては、その常態的直
立位置において濾過が行なわれ、その後に倒立状態で移
送が行なわれる。

本発明による装置及び方法は、この′４２３号特許の装
置に生ずる問題点を解決る、。まず以下に詳述されるよ
うに１本発明の装置及び方法は、漏洩。

異物混入、操作可能性の問題をもたらすことなく。

装置が倒立状態にある間に、濾過も移送も共に行なわれ
得る。次に本発明の装置及び方法は、濾過された液体の
漏洩をもたらすことなく、濾過処理の間において移動気
体（空気）の漏出を可能ならしめる。第３に本発明によ
る装置及び方法は、濾過の間に外気への被曝のために生
起し得る異物混入のおそれをもたらすことなく濾過を行
ない得る。

上記３個の問題の解決により、漏洩乃至異物混入のおそ
れなく、容易に液体の濾過及び移送を行なうことが可能
である。また１本発明の装置及び方法は、　　’４２３
号特許の装置、方法に比し著しく簡単である。

米国特許３．４８１．４７７号（以下′４７７号特許と
略称る、）も本発明と密接な関係を有る、。この′４７
７号特許は液体の濾過／分離用装置を示す。この装置は
外方筒状部材とその内部を摺動る、中空プランジャーと
を有し、このプランジャーは筒状部材内周壁と液密的に
封鎖接触る、。中空プランジャーにはフィルターが設け
られており、濾過された液体がごく短距離プランジャー
内に進入る、と。

直ちにこのプランジャー内に同心的に配置されている小
径筒管内に圧入される。この小径筒管は濾過された液体
をプランジャーの上方（すなわち他方端部）に押上げ、
外方に排出し１次いで別個のガラス瓶中に移送る、。こ
の′４７７号特許の主源は。

多くの点において本発明の主題と相違る、所があり、そ
の若干のものを以下に描記る、。

（１）　’４７７号特許においては、捕集層は全くプラ
ンジャーと結合されないが１本発明においてはプランジ
ャーと捕集層との間の接続がもたらされる。

（２）　’４７７号特許装置は包囲封鎖されておらず、
従って漏洩、危険赴揮発性組成分の放散、サンプル汚染
のおそれがあるが１本発明装置は被処理液の包囲封鎖を
もたらし、漏洩、危険な揮発成分の放散及びサンプル汚
染のおそれを低減し、しかも移動気体の漏出を可能なら
しめる。

（３）　’４７７号特許の装置は受領容器（１９）と可
撓性筒管（１５）との斉合が必要であるが、これはプラ
ンジャー管体（１２）の運動により阻害されるおそれが
ある所１本発明装置ではこのような問題は全くない。

出願人はさらに米国特許４．３００．４０４号、４，２
１０゜６２３号及び３．９６９．２５０号を関連技術と
して承知している。これら米国特許も本発明装置と関連
る、所があるが１本出願人は本発明の特許性に関る、詳
細な議論を必要としない程に本発明との密接な関連性は
ないものと考える。上記関連技術は何れも装置の倒立を
利用した濾過及び移送の同時処理を開示していない。

（発明の要約） 要約る、と１本発明の上述した関連技術に対る、個々的
な利点は重要であるが、構造の簡潔性。

製造の容易性と共に本発明の各利点の結合により。

液体混合からの組成分の分離は著しく有利になされる。

少くとも１液相を含有る、液体混合物を処理し。

濾過し、移送る、ことは、従来極めて頻繁に行われて来
た所である。このような「液体混合物」の処理は必然的
に液体の漏洩及び液体への異物混入のおそれをともなう
。この潜在的なおそれは１分離されつつある液相が化学
的或は物理的な分析に附されるべき場合に特に重大であ
る。最近の複雑な化学的分析（例えば高圧液体クロマト
グラフィー、ガスクロマトグラフィー、質量分析）は、
液相の汚染に対して敏感である。またそのための試料は
しばしば揮発性の危険な溶媒を含有る、。分離されるべ
き液相の大部分は一般的に有機溶媒であり、これら溶媒
の多くは毒性を有る、有害な或は危険な液体である。分
析に先立つ処理はしばしば液体の濾過及び移送を必要と
る、。化学的、生物学的及び物理的分析の絶えず増大る
、精密性。

多様性において１分析される多くの試料が絶えず増大る
、同項を包蔵して来たし、また今後もそうであることは
明白である。さらにこれら分析の増大る、敏感性は、外
的汚染及び不完全な単離に対していよいよ敏感になるも
のと考えられる。従って１分析に附されるべき液体混合
物及び単離された液相の取扱いにおいて効率性、簡潔性
、安全性及び信頼性に対る、強い要望が存在る、。本発
明はこれらすべての要望に対応せんとる、ものであり１
分析洗先立ってサンプル乃至サンプル組成分の処理及び
単離のための、効率的であり、簡潔であり、安全かつ信
頼し得る装置及び方法を提供しようとる、ものである。

（発明の構成） 本発明装置は所望量の液体を収納保持る、ための容器筒
体を有る、。この容器筒体は、その長手方向において均
斉な内方横断面積を有る、。本装置はさらに一方端部が
開放されている筒状プランジャーを有し、その他方端部
には容器筒体内周面との液密封鎖をもたらす手段を有し
、この封鎖は容器筒体内においてその長手方向にプラン
ジャーが摺動る、間維持される。本発明装置は１さらに
捕集カップを有し、これは装置が組立てられ、被処理液
体混合物を装填され、倒立せしめられるとき、プランジ
ャーが押下される間、プランジャー下方に位置せしめら
れる。従って、筒状プランジャーな流過る、液体混合物
は捕集カップ内に流入る、。捕集カップとプランジャー
との間の連通口は、プランジャーの押下されている間、
移動る、気体の通路をもたらす。本発明装置は、さらに
。

中空プランジャーを貫通流過る、液体の全部が捕集カッ
プ中に直接流入蓄積されることを保証る、手段を具備る
、。この手段の一部分は、筒状プランジャーと捕集カッ
プの間の連通口に存在る、。

不発−実施例によれば、上述手段と関連して、液体受領
容器と容器筒体の両者に力を及ぼすことによりプランジ
ャーが押下げられるようになされている。

これらの特徴の結合は分析前のサンプル調製の効率、簡
潔性、安全性及び信頼性を増大させる装置及び方法をも
たらす。最も重質なことは本発明装置が多くのサンプル
を同時に濾過しかつ移送る、ための装置に使用る、のに
特に適る、ことである。

また９本発明方法は少くとも１種類の液相を含有る、液
体混合物を分離る、ための方法である。

この方法は容器筒体に所望量の液体混合物を充填し１次
いで両者間に液密封鎖がもたらされるように筒状プラン
ジャーを容器筒体に挿入嵌合させる。

プランジャー上方端部にまだ捕集カップが装着されてい
ない場合には、ごの時点で捕集カップをプランジャーを
プランジャー頂部に装着る、。次いで組立てられた集合
体を倒立させ、液体全部をプランジャー上方に位置させ
る。次いで中空プランジャーを容器筒体軸ｍＫ沿って必
要距離押下げることにより、所望量の液体がプランジャ
ー中を貫流して捕集カップに流入し１分離操作が行なわ
れる。この際、当初から捕集カップ及びプランジャー内
にあった空気は、液体がプランジャーを経て捕集カップ
中に流入している間、装置外へ漏出せしめられる。

上述の方法は液体−液体混合物から１液相を分離る、た
めにも使用され得るが、液相及び固体粒子の混合物から
液相を分離る、ために使用る、のが特に有利である。こ
の場合には筒状プランジャーへ液体混合物が流入る、際
にこれを濾過る、。

液体と固体粒子から成る混合物は９プランジヤーな容器
筒体中に押込むことにより７濾過されかつ移送される。

もちろん、この際液体が漏洩せず。

組立だ装置古漬の縮減にともない内部空気が排出されね
ばならない。

以下において、添附図面を参照しつつ実施例について更
に詳細に本発明を説明る、。

本発明装置はそれぞれ第１図に示されている複数個の部
材から成る。第１図に見られるように。

容器筒体（２）は閉鎖底部（３）と内壁（４）を有し、
この内壁は容器筒体の長手方向において均斉な横断面積
を形成る、。容器筒体開放上端部（６）を有し、これと
連接る、リップ部分（７）を設けるのが好ましい。

本発明装置はさらにプランジャー（８）を有スる。

このプランジャーは主として中空筒状部分（９）から成
り、これには０−リング（５）を嵌合装着る、刻設部分
（１０）が形成されている。プランジャー（８）及びこ
れと協働る、Ｑ　＋　ＩＪソング５）の寸法は、容器笥
体（２）の内壁（４）との間に液密封鎖を形成る、よう
になされている。この封鎖状態はプランジャー（８）が
筒体（２）内を摺動している間維持される。筒状プラン
ジャー（８）の内周面は、これを貫通る、通路を形成る
、。本発明装置の最適の実施例において、プランジャー
の下方端部（１２）の近くには、プランジャー貫通通路
の横断面にわたって広がるフィルター手段（１３）が設
けられ、プランジャーな通過る、すべての液体混合物は
必ずこのフィルター手段（１３）を通過る、ようになさ
れる。最適実施例において、プランジャー（８）は尖端
部分（１４）を有し、その外径は筒状部分（９）の外径
より十分に小さく、液体（プランジャー貫通通路から排
出される）がプランジャーと捕奉カップ（１６）との間
の連通口を都合よく流過る、ようになされる。尖端部（
１４）近くにおいてプランジャー終端部に突出部（１５
）が形成され、倒立時にプランジャー（８）を液体捕集
カップ（１６）に固定る、役割を果たす。この突出部（
１５）はプランジャーにおける単一の環状突出部であっ
てよく、また複数の環状結節集合体であってもよく１い
ずれの形態でも、後述る、プランジャー（８）と捕集カ
ップ（１６）との摺動嵌合をもたらし得る。捕集カップ
（１６）は平坦底部（１２）を有る、カップ状構造であ
るのが好ましい。

捕集カップ（１６）の寸法は、プランジャＴを流過る、
液体の所望量を収容し、かつプランジャーが捕集カップ
と連結されるときに必要となるプランジャ一部分の相当
部分を嵌入させ、プランジャー尖端部分（１４）が倒立
捕集カップ（１６）内に蓄積された液の表面より上方に
位置し得るようになされる。捕集カップ（１６）は、さ
らに、プランジャー（８）の突出部（１５）を嵌入させ
るための環状溝（１７）を有る、。第１図に示されるよ
うに、捕集カップ（１６）の開放端部内周面には環状突
出部（１９）が形成され、この突出部（１９）の直上に
環状凹陥部（１７）が形成される。プランジャーの上述
した環状突出部乃至結節集合体（１５）と捕集カップの
環状突出部（１９）、凹陥部（１７）との組合せにより
、プランジャー及び捕集カップ両者の倒立時摺動嵌合が
可能になされる。

突出部（１５及び１９）と凹陥部（１７）とにより形成
される連通口は、この連通口流過液体の漏洩乃至組立て
られた装置内への異物混入の何れをも阻止しつつ、しか
も気体が移動漏出し得るようになされねばならない。漏
洩阻止ならびに異物混入阻止の程度は、勿論本装置で処
理される液体にとって漏洩乃至異物混入がどの程度重大
であるかによる。従って、化学的；生物学的な或はその
他の見地からの異物混入乃至漏洩を辺止る、ためのさら
に精密な手段を連通目部分に設ける必要があり得る。し
かしながら１例えば高圧液体クロマトグラフィー用サン
プルの調製など、多くの用途において、第３図の構造の
ようにもたらされ得る連通口で十分である。

プランジャー及び捕集カップ間の連通口において、装置
の操作中（すなわち移送及び必要に応じ濾過）、気体（
空気）の移動を可能ならしめる手段は、前記環状突出部
（１５）を不完全ならしめる（すなわち、突出部（１５
）がプランジャー周面を連続包囲しないように一部な新
線させる）ことにより達成され得る。これが第３図に示
されている。

突出部（１９）も同様に不完全環状にる、ことができ、
これは特に突出部（１９）がプランジャー（８）の筒状
体（９）外周面に緩やかに嵌合る、場合に必要である。

不完全環状突出部（１５）及び不完全環状突出部（１９
）の組合せにより、装置を操作る、間に空気が移動し漏
出る、通路がもたらされる。しかしながらこの不連続の
程度は、プランジャー（８）と捕集カップ（１６）の結
合が不十分となる程大きくる、ことはできない。

第２図は組立てられた本発明装置（１）を示す断面図で
ある。図示のように、容器筒体（２）、プランジャー（
８）及び捕集カップ（１６）を組立てた場合、０−リン
グ（５）が容器筒体の内壁との間における液密封鎖をも
たらす。さらに、プランジャーと捕集カップとの結合は
、まず押圧して環状突出部（１５）が捕集カップ（１６
）内の環状突出部（１９）を乗り越え１次いで環状凹陥
部乃至溝（１７）内に嵌合る、ことにより行なわれ得る
。

第４乃至９図は本発明による装置が、サンプルの混合物
に対して分層及び移送を同時に行う過程を示している。

まず、第４図に示すように、容器筒体（２）に上記混合
物（以後サンプル１８と称る、）を所望量充填る、。続
いて、第５図にあるようにプランジャー及び捕集カップ
の集合体（１６及び８）を容器筒体に挿入る、。こうし
て、プランジャー上の０−リング（５）にて、容器筒体
の内壁（４）を押圧る、ことにより、プランジャーは容
器筒体（２）の内面（４）と封鎖関係に配置される。こ
の方法により。

プランジャー及び容器筒体間に液密封鎖がもたらされる
。さらにプランジャーは（第５図参照）。

容器筒体内に十分押込まれ少量のサンプル（１８）がプ
ランジャー内の通路に入り込み、続いて下方からフィル
ター（１３）を通過し、濾液（２ｚ）はメニスクスの状
況（２３）を程る、。次に、集合体（１）をそのまま反
転る、ことにより（第６図参照）。

大部分の水がプランジャーより高位置を占める。

第６図は濾過及び移送を同時に行う工程中のポイントを
示し、第７及び８図は所望量のサンプル（１８）を濾過
し、同時に移送し得ることを示している。更にプランジ
ャーを容器筒体中に押込むとサンプル（１８）はフィル
ター及びプランジャー内通路に押出され捕集カップに蓄
積され、この工程は完結る、。

第７及び８図に示すように、濾液（２２）はプランジャ
ーの尖端部（１４）が突出しているために。

プランジャー（８）及び捕集カップ（１６）の連通口か
らの漏出を効果的に阻止る、。

所望量の濾液（２２）が捕集カップ内に分離ならびに移
送されると、この捕集カップは集合体から切り離される
（第９図参照）。都合のいいことにプランジャー及び捕
集カップとの間に形成される液密封鎖の結合型故に、上
記「切り離しＪは、漏洩の危険なく容易に実施し得る。

更に、プランジャー内の通路に残った濾液（２２）は、
所望■の濾液を得た後は捕集カップ（１６）の切り離し
を合理的に実施る、限り、容器筒体及びプランジャーの
集合体から漏れることはない。以上のように濾液の漏出
を阻止し、同時に捕集カップへの濾液の移送も漏出の危
険な〈実施し得る。

第１０．１１及び１２図は各々その中に集合体を保持る
、台（２４）に、及びプレス（２５）内に設置された６
個の濾過／移送の集合体（１）の断面図である。

上記プレスには、プランジャーを更に容器筒内に押込む
ためにバネ（２６）が使用されており、これによって濾
過及び移送を同時に貸い得る。所望量の濾過実施後、集
合体にかかる圧力を解除し、集合体（１）と台（２４）
を一体的にプレスから取りはずせるように、ピストン（
２７）が作動る、。第１Ｏ図はじきに、プレス（２５）
に設置され、及びいままでプレスの加圧下に置かれてい
た１台（２４）上の集合体（１）を表わす。

第１１図は、所望の濾過及び移送を行う工程の要であり
、第１２図は所望量の濾過及び移送完了後の台（２４）
上の集合体（１）を表わす。第１２図に示す如く、ピス
トン（２７）は、濾過及び移送を終わらせるために、及
び台と集合体をプレスからはずすために、集合体（１）
へかかる圧力を取り除く。

本発明による装置ならびにそれを使用る、方法により、
少なくとも１つの液体相を含有る、混合物に対し、濾過
及び移送を旨とる、工程を実施せしめ得る。固形粒子が
液体相に混合る、ことがことに好ましい。又、この場合
の最も好ましい態様は、固形粒子を濾過媒体によりその
混合物から取り除くものである。しかしながら１本発明
による装置ならびにそれを利用る、方法は少なくとも２
種類の１分散及び分離る、液体相を含有る、混合物の分
離、と移送に使用る、ものとも理解される。

例えば、油と水が分散る、混合物が挙げられ１本発明に
よる上記装置ならびに方法で分離し得る。

第１３図は本発明による装置の選択的実施態様を示して
おり、筒体（２８）を用いて濾過／移送段階中の濾液の
漏出を防ぐ。この別個の筒体を用いる５Ｘとによって、
第１図に示される”厚壁パブランジャー（８）で必要と
される材料に比して、”薄壁″′プランジャー（２９）
及び筒体（２８）の併用で必要とされる材料は少なくて
すむので１本装置を構成る、のに必要な材料は軽減る、
。

第１４図は本発明による他の選択的実施態様（１′）を
表し、プランジャー（８′）が、延長された端部を有る
、ことで異なる。すなわち、プランジャー（８′）と容
器筒体（２′）とに直接力を加えることにより、ｉ！１
過ならびに移送が実施される。第１５図は装置（ｌ′）
が、プランジャー（８′）に直接力を加えるべき台（２
４’）　　に、いかに取り付けられ、装作され得るのか
を示している。一方、このために捕集カップ（１６’）
は力を加えられない。第１５図においては。

台（２４’）は捕集カップ（１６’）に力が加わらない
ようにプランジャー（８りの延長端部’（２８）に接触
る、べく設計されている。

本発明による装置は液体の分層、移送を同時に竹う。本
装置は倒立位にあり、ここで「＠立」なる語は１分離と
移送の実施中１分離されるべき液が捕集カップの上にあ
るという本装置の特徴を記述したものである。これは本
発明の装置及び方法と従来技術との違いであると同時に
２本発明の装置及び方法の多くの利点の原因である。

【図面の簡単な説明】

第１図：本発明装置（１）を構成る、３部材を示す断面
図。 第２図：本発明装置（１）を示す断面図。 第３図ニブランジャーと捕集カップの間に設けられた液
密封鎖を示す破断図。 第４〜９図：サンプル混合物に対して分離及び移送を同
時に行う過程を示した図。 第１０〜１２図ニブレス内に設置された本発明装置（１
）を示す断面図。 第１３．１４図：別種の本発明装置（１）を示す断面図
。 第１５図：第１４図に示す本発明装＠（１）に対る、力
のかかり方を示す図。 １・・・・・・本発明装置 ２・・・・・・容器筒体 ３・・・・・・容器筒体の閉鎖底部 ４・・・・・・容器筒体の内＠（内面）５・・・・・・
０〜リング ６・・・・・・容器筒体の開放上端部 ７・・・・・・リンブ部分 ８・・・・・・プランジャー ９・・・・・・中空筒状部分 １０・・・・・・刻設部分 １１・・・・・・プランジャー内通路 １２・・・・・・プランジャーの下方端部１３・・・・
・・フィルター １４・・・・・・プランジャーの尖端部１５・・・・・
・プランジャー終端部の突出部１６・・・・・・捕集カ
ップ １７・・・・・・凹陥部 １８・・・・・・サンプル １９・・・・・・環状突出部 ２２・・・・・・濾液 ２３・・・・・・メニスクス ２４・・・・・・台 ２７・・・・・・ピストン ２８・・・・・・筒体 ２９・・・・・・プランジャー

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ａ）長手方向軸線においてほぼ均斉な内方横断
   面積を有する、所望量の液体を保持するための容器筒体
   と、 （ｂ）筒体内を摺動する間、封鎖状態を維持するように
   、容器筒体内との間に液密封鎖をもたらす手段を有する
   、一方端部が開放されている筒状プランジャーと、 （ｃ）このプランジャーが押下げられている間プランジ
   ャー下方に位置する液体捕集カップとを有し、 この捕集カップに、プランジャー押下げの間移動する気
   体を通過させる手段と、筒状プランジャーを貫通流過す
   る実質的にすべての液体が、筒状プランジャーの容器筒
   体軸線に沿って運動する間、直接受領容器内に蓄積され
   ることを保証する手段とを有するプランジャーとの間の
   連通口が形成されている、倒立分離及び移送用の装置。
2. （２）プランジャーがフィルターを内蔵し、プランジャ
   ーを流過する液体を濾過するようになされている、請求
   項（１）の装置。
3. （３）プランジャーに力を直接及ぼすようになされた手
   段が設けられ、これにより力を容器筒体及びプランジャ
   ーに直接及ぼすことにより濾過及び移送が行なわれ得る
   ようになされた、請求項（２）の装置。
4. （４）捕集カップがプランジャーに結合され、このため
   液体捕集カップ及び容器筒体の両者に力を及ぼすことに
   よりプランジャーが押下げられるようになされた、請求
   項（２）の装置。
5. （５）中空プランジャーを貫通流過する実質的にすべて
   の液体が直接捕集カップ内に蓄積されることを保証する
   上記手段が、捕集カップの一部分内に嵌合し得るプラン
   ジャーの一部分に形成された外方径縮径部であって、こ
   れによりプランジャーを流過する液体が受領容器とプラ
   ンジャー間の連通口に接触することなく直接捕集カップ
   に指向される、請求項（１）の装置。
6. （６）捕集カップが自動サンプル瓶である、請求項（１
   ）の装置。
7. （７）（ａ）容器筒体に所望量の液体混合物を充填し、
   （ｂ）容器筒体との間において液密封鎖を形成する筒状
   プランジャーを容器筒体内に押入し、（ｃ）この容器筒
   体と筒状プランジャーの集合体を倒立させて液体混合物
   の大部分をプランジャーに移し、 （ｄ）プランジャーの下方端を捕集カップ内に位置させ
   、捕集カップとプランジャー下方端との間の連通口に、
   中空プランジャーを貫通流過する実質的にすべての液体
   が直接捕集カップに蓄積されることを保証する手段を設
   け、 （ｅ）中空プランジャーを容器筒体軸線に沿って押圧し
   て容器筒体に嵌合させ、捕集カップとプランジャーとの
   間の連通口において、筒状プランジャー内を液体が流過
   する間、また液体を捕集カップ内に蓄積する間において
   、液体受領容器及び捕集カップ内に当初から存在した気
   体を容易に漏出させ、分離及び移送を同時に行なうよう
   にする、液体混合物の分離方法。
8. （８）液体混合物が、固体粒子を含有する液体相である
   、請求項（７）の方法。
9. （９）液体混合物が、少くとも２種類の別個の液体相を
   含有する、請求項（７）の方法。
10. （１０）液体混合物が危険な溶媒である液体を含有する
    、請求項（７）の方法。
11. （１１）液体混合物が追加的に固体粒子を含有する、請
    求項（１０）の方法。
12. （１２）液体混合物が揮発性溶媒を含有する、請求項（
    ７）の方法。
13. （１３）溶液混合物が固体粒子を含有する液体であり、
    筒状プランジャーがこれに設けられたフィルターを有し
    、筒状プランジャー内を流過するすべての液体を濾過す
    る、請求項（７）の方法。
14. （１４）濾過処理が高圧液体クロマトグラフィーに使用
    されるに適当な濾液をもたらす、請求項（１３）の方法
    。
15. （１５）捕集カップが自動サンプル瓶である、請求項（
    ７）の方法。
16. （１６）容器筒体及びプランジャーに直接力が加えられ
    、捕集カップに力を及ぼすことなく濾過及び移送が同時
    に行なわれる、請求項（７）の方法。
17. （１７）容器筒体及び捕集カップに力が加えられ、これ
    により濾過及び移送が同時に行なわれる、請求項（７）
    の方法。