JPH019680Y2 - - Google Patents

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JPH019680Y2
JPH019680Y2 JP15987085U JP15987085U JPH019680Y2 JP H019680 Y2 JPH019680 Y2 JP H019680Y2 JP 15987085 U JP15987085 U JP 15987085U JP 15987085 U JP15987085 U JP 15987085U JP H019680 Y2 JPH019680 Y2 JP H019680Y2
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ozone
pipe
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contaminated liquid
air
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、歯科治療等の際に患者の口腔内から
スピツトン部等に吐き出される汚染液や、治療室
内或いは家庭の流し台等に排出される汚染液を、
オゾンを利用して殺菌及び浄化する簡易な排水浄
化装置に関する。
〔従来技術とその問題点〕
歯科医療施設においては、口腔内の治療等の際
に患者の口腔内に溜まつた唾液、血液等は治療台
に設けられたスピツトン部に吐き出されている。
一般に、歯科治療患者の口腔は消化管の関門であ
るとともに、呼吸気管の関門でもある。それ故、
口腔内は人体の中で各種の菌の出入りが最も頻繁
な場所の1つであり、また、特定の口腔細菌叢が
存在する所でもある。したがつて、患者の口腔内
からの吐き出し液は多くの病原菌、ウイルス、口
腔内細菌等を含み汚染されている場合が多い。ま
た、口腔内からの吐き出し液に含まれる治療残存
薬、歯科治療残存充填材、アマルガム、無機水
銀、イオン水銀、コロイド水銀、三酸化砒素、フ
エノール、フツ化ナトリウム等も汚染公害の源と
なる。
従来、スピツトン部に吐き出された唾液等は未
処理のまま施設外の下水溝等へ排出されていたた
め、歯科医療施設から流れ出る排水により二次汚
染を引き起こす虞れがあつた。
また、治療室の流し台からも同様な汚染液が未
処理のまま垂れ流しされており、更に、一般家庭
においても、従来より、病原菌やウイルス等を含
んだうがい液等が流し台、洗面台等から未処理の
まま下水溝等に排出されることがあつたため、こ
れらの汚染排液を簡易に殺菌し浄化することがで
きる装置が要望されている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点に鑑み、本考案は、オゾンの殺菌作
用、消毒作用、浄化作用等を利用して、排出管内
の汚染液を効率良く殺菌、消毒及び浄化すること
ができる排水浄化装置を提供する。
即ち、本考案は、オゾン発生機を収容したオゾ
ン貯溜容器の上部に空気吸込口を設け、該オゾン
貯溜容器の下部を連通路を介して排水管路内に接
続してなる排水浄化装置を提供する。
〔作用〕
本考案による上記手段によれば、オゾン貯溜容
器内から連通路を通つて排水管路内に供給された
オゾンは、該管路内で、汚染液及び管路内空気と
混合され、これら汚染液及び管路内空気に対し効
率良く接触して殺菌、消毒、浄化等の作用を行な
う。一方、オゾンの原料となる空気は空気吸込口
からオゾン貯溜容器内に取り込まれる。オゾンの
殺菌作用は、塩素の場合とは異なり、溶菌と呼ば
れている細菌の細胞壁の破壊又は分解の結果とし
て起こるので、殺菌等の速度は塩素よりも速い。
したがつて、汚染液及び管路内空気が外部の下水
溝等に排出されるまでの比較的短い時間内で十分
に殺菌、浄化等の処理を完了することができる。
したがつて、医療施設や一般家庭等から排出され
る排液による二次汚染の防止、環境浄化等を達成
することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。
第1図ないし第3図は、本考案を歯科治療台の
スピツトン部に接続される排水管に適用した場合
の一実施例を示すものである。これらの図を参照
すると、排水浄化装置11は中央に上下方向に延
びる排水管路12を備えている。排水管路12の
上端はスピツトン部13の下端に接続されてお
り、排水管路12の下端は下流側の排水用配管1
4に接続されている。排水管路12の周りにはオ
ゾン貯溜容器15が設けられており、このオゾン
貯溜容器15内にはオゾン発生機16が収容され
ている。オゾン発生機16は、ここでは、オゾン
貯溜容器15内に露出した陽極及び陰極を備えて
おり、両電極間に高電圧を印加して放電を行わせ
ることにより、オゾン貯溜容器15内の空気中の
酸素をオゾンに変えるものである。
容器15の上壁部には空気吸込口17が設けら
れており、容器15の下壁部には容器15内のオ
ゾンを排水管路12内に導くための連通路即ちオ
ゾン供給路18が設けられている。オゾン供給路
18には排水管路12内の排水が容器15内に逆
流するのを防止するための逆流防止弁としてのフ
ロート弁9が設けられている。
上記構成を有する排水浄化装置において、オゾ
ン発生機16を作動させると、オゾン貯溜容器1
5内でオゾンが生成される。オゾンは空気よりも
重いので、オゾン貯溜容器15内で生成されたオ
ゾンはオゾン供給路18を通つて排水管路12内
に流入する。特に、排水管路12内が汚染液が流
下するときには、オゾン供給路18の出口側が負
圧となるので、容器15内のオゾンはオゾン供給
路18内に生じる吸引力によつて排水管路12内
に吸い込まれることとなる。一方、オゾンの原料
となる空気は空気吸込口17から容器15内に供
給される。
排水管路12内ではオゾンが汚染液及び管路内
空気と混入される。したがつて、排水管路12及
びその下流側の排水用配管14内では、オゾンの
殺菌作用、消毒作用及び浄化作用により、汚染液
及び吸入空気の殺菌、消毒、浄化等が行われる。
汚染液及び管路内空気が下水溝等に到達するまで
の間に、オゾンは汚染液及び管路内空気とともに
十分に撹拌されるので、殺菌、浄化等が確実に行
われる。なお、処理すべき汚染液の量に合わせて
オゾンの供給量を調整する必要があるが、オゾン
の発生量はオゾン発生機16の電圧調整等により
容易に調整することができる。
なお、スピツトン部13から一度に多量の汚染
液が排出された場合には、汚染液の一部がオゾン
供給路18内に逆流することがあるが、この場合
には、フロート弁19が浮力により浮上してオゾ
ン供給路18の入口側を閉じるのでオゾン貯溜室
15内に汚染液が流入することを防止することが
できる。
以上、図示実施例につき説明したが、本考案は
上記実施例の態様のみに限定されるものではな
い。例えば、本考案による排水浄化装置は、医療
室等内の流しの排水管路途中に同様に設けること
ができる他、家庭内の流し台や洗面台の排水管路
途中にも同様に設けることができる。また、排水
浄化装置の排水管路は必ずしも上下方向に延びて
いるひつようはなく、水平姿勢或いは下傾姿勢で
あつてもよい。
更に、オゾン発生機としては、オゾン生成力を
有する185nmの波長の紫外線を出すことができる
紫外線殺菌灯を用いてもよい。紫外線殺菌灯とし
ては、更に、殺菌力を有する253.7nmの紫外線を
出すものを用いることが好ましい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、排水浄化装置のオゾン貯溜室内から排出管路
内に供給されたオゾンは、該管路内で、汚染液及
び管路内空気と混合され、これら汚染液及び管路
内空気に対し効率良く接触して殺菌、消毒、浄化
等の作用を行なうので、汚染液及び管路内空気が
外部の下水溝等に排出されるまでの比較的短い時
間内でも十分に殺菌、浄化等の処理を完了するこ
とができる。したがつて、既存の汚染液排水設備
に僅かな変更を加えるだけで二次汚染公害の防
止、環境浄化等を達成することができる簡易な排
水浄化装置を提供できることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による排水浄化装置を歯科治療
台のスピツトン部に適用した場合の一実施例を示
す斜視図、第2図は第1図に示す排水浄化装置の
拡大斜視図、第3図は第2図に示す排水浄化装置
の縦断面図である。 11……排水浄化装置、12……排水管路、1
3……スピツトン部、14……排水用配管、15
……オゾン貯溜室、16……オゾン発生機、17
……空気吸込口、18……オゾン供給路(連通
路)、19……フロート弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 オゾン発生機を収容したオゾン貯溜容器の上
    部に空気吸込口を設け、該オゾン貯溜容器の下
    部を連通路を介して排水管路内に接続してなる
    排水浄化装置。 2 前記連通路内に、排水管路内からオゾン貯溜
    容器内への排水の逆流を防止するための逆流防
    止弁が設けられてなる実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の排水浄化装置。
JP15987085U 1985-10-21 1985-10-21 Expired JPH019680Y2 (ja)

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JP15987085U JPH019680Y2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21

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JP15987085U JPH019680Y2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21

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JPS6272197U JPS6272197U (ja) 1987-05-08
JPH019680Y2 true JPH019680Y2 (ja) 1989-03-16

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JPS6272197U (ja) 1987-05-08

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