JPH0196141A - α−メチルスチレンの製造法 - Google Patents

α−メチルスチレンの製造法

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JPH0196141A
JPH0196141A JP62255756A JP25575687A JPH0196141A JP H0196141 A JPH0196141 A JP H0196141A JP 62255756 A JP62255756 A JP 62255756A JP 25575687 A JP25575687 A JP 25575687A JP H0196141 A JPH0196141 A JP H0196141A
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methylstyrene
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cumyl alcohol
phenol
catalyst
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Hideyuki Takahashi
英之 高橋
Masashi Inaba
正志 稲葉
Mitsugi Kataoka
貢 片岡
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Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
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    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクミルアルコールの脱水反応によるα−メチル
スチレンの製造法に関する。α−メチルスチレンは耐熱
ABS樹脂等のスチレン系樹脂の改良剤として、あるい
は農薬等の原料として使用されている。
〔従来の技術〕
従来、α−メチルスチレンの製造法としてクメンヒドロ
ペルオキシドを分解して得られる分解反応生成混合物中
より蒸留回収する方法(特公昭48−10142号公報
)が仰られているが、この方法では生産量に限界がある
ことから、クミルアルコールを硫酸、有機カルボン酸、
有機スルホン酸、アルカリ金属硫酸塩、Ti(h及びイ
オン交換樹脂等の触媒存在下で脱水してα−メチルスチ
レンを製造する方法(特公昭49−45853号、特開
昭59〒67231号公報)が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これらの脱水触媒の多くは装置材質に対
する腐食が激しく、また固体触媒等反応媒体に不溶性の
触媒は、一般に高価でろる、触媒寿命が短い、あるいは
後処理として中和や濾過分離する必要があるなどの問題
点があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らはクミルアルコールを液相脱水反応により、
α−メチルスチレンを製造する方法に於いて、取り扱い
が容易で、装置材質に対する腐食性が低く、かつa−メ
チルスチレンを収率よく得られる触媒について鋭意研究
を行ない本発明に到達した。すなわち、本発明は、クミ
ルアルコールを液相中で脱水してα−メチルスチレンを
製造する方法において、脱水触媒としてフェノール類を
用いることを特徴とする、α−メチルスチレンオリゴマ
ーのような副生成物の生成を抑え、α−メチルスチレン
を効率よく高収率で製造する方法を提供するものである
本発明方法に於いて用いられる原料のクミルアルコール
は必ずしも高純度なものである必要はなく、他の成分を
含んだ組成物であってもよい。このような組成物は特に
′1f11を必要としないが、工業的に用いる場合には
、普通りミルアルコール純度20重量%以上のものが好
ましい。
本発明方法に於いて触媒として用いられるフェノールa
t−t、フェノール、ニトロフェノール、ジニトロフェ
ノール等であるが、中でもフェノールが反応促進効果が
大であり好ましい。また、触媒の使用址については特に
限定されるものではないが、普通反応媒体中にi、o重
量%ないし10重量%存在せしめて用いられる。
本発明方法に於いて、反応は液相で触媒の存在下にクミ
ルアルコールを加熱して脱水反応させることにより行な
われる。反応!A度としては140℃以上、好ましくは
160℃以上の温、閾が用いられる。
反応方式としては■連続式又は回分式攪拌混合方式、■
管壁流通方式、あるいは■反応蒸留方式のいずれの方式
でも良いが、α−メチルスチレンが高選択率、高収率で
得られる■の反応蒸留方式が最も好ましい。すなわち、
反応で生成するα−メチルスチレンを速やかに反応系外
に除去することができるため、α−メチルスチレンから
生成する重質副生物の生成比率を減少でき、α−メチル
スチレン収率等を向上させることができる。尚、反応蒸
留方式で行なう場合にはクミルアルコール転化率の向上
や触媒として用いられるフェノール類の留出ロスを少な
くするために、適当な段数を有する精留管を使用したね
還流をかけたりすることができる。
触媒の添加方法については直接反応系に添加しても良い
が、普通反応系内に供給する原料に溶解させて、原料と
共に反応系内に添加される。
また、反応圧力については特に制限は無いが、反応で生
成したα−メチルスチレンをできるだけ速やかに反応系
外に除去するために減圧下で行なうことが望ましい。
反応により生成したα−メチルスチレン及び水は液−液
分離され、ストリッピングあるいは蒸留精製されて高純
度のα−メチルスチレンが得られる。
〔発明の効果〕
本発明の方法は、鉱酸や固体酸及びイオン交換樹脂等を
用いる方法と比較して、従来では不可避であったα−メ
チルスチレンオリゴマーや、パラクミルフェノール等の
副生物はほとんど生成せずα−メチルスチレンが高収率
で得られ、用いられる触媒は装置材質に対する腐食曲が
殆んど無く、かつ原料のクミルアルコールや反応媒体に
可溶で取り扱いが容易でろ抄、特に中和やろ過分離を必
要としない等の利点を有する。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
尚、実施例に使用した原料は下記組成のものである。
原料組成:クミルアルコ−シフ6重計%、キュメン23
重罐%、その他1重縫% 〔実施例1〕 精留管及び還流装置をその上部に取や付け、か力を絶対
圧270mHgにコントロールし、攪拌しながらオイル
バスにより反応器e170℃まで昇温した。全還流が始
まったところで、11流比0.2で抜き出しを行なうと
共に、原料にフェノールを2重量%添加した供給液を1
00 CI−/′Hrの速度で反応器へ供給し、クミル
アルコールの連続脱水反応を行なった。反応によって生
成したα−メチルスチレン及び水は精留管を通り、冷却
・冴で凝縮させた後、留出液回収受器にためられた。留
出液は2時間毎にサンプリングし、液−液分離後オイル
相をガスクロマトグラフ法で定縫分析し反応収率の算出
を行なった。このようにして、32時間連続脱水反応を
行なったところ、約22時間後に供給液位と留出回収液
址とがほぼバランスする定常状態が得られた。
下記の式に従って求めた定常状態到達後の反応成績を表
1に示した。
クミルアルコール(CA)転化率 共拾〇Aモル数 α−メチルスチレン(α−MS)収率 反応したCAモル孜 表  1 〔実施例2〕 水だけ留出除去できる器具を上部に取り付け、かつ攪拌
のできる反応器(500a14ツロフラスコ)に76.
5重量%クミルアルコール含有izo。
tを取り、それにフェノール159を加えた。
次に反応器を攪拌しながらオイルパスにより昇温した。
140℃頃から水の留出が始ま抄、152℃ないし15
4℃の温度範囲で反応が進行した。
また140℃到達時から約1.25時間後に水の留出が
とまり、反応器内の液をガスクロマトグラフィーで分析
したところ、クミルアルコール転化率は約99%であり
、α−メチルスチレン選択率98.5%及び重質副生物
選択率は1.3%であった。
特許出願人  三菱油化株式会社 代理人 弁理士 長 谷 正 久 代理人 弁理士 山 本 隆 也

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. クミルアルコールを液相中で触媒の存在下に脱水し、α
    −メチルスチレンを製造する方法において、脱水触媒と
    してフェノール類を用いることを特徴とするα−メチル
    スチレンの製造法。
JP62255756A 1987-10-09 1987-10-09 α−メチルスチレンの製造法 Expired - Lifetime JP2501603B2 (ja)

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JP62255756A JP2501603B2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09 α−メチルスチレンの製造法

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JP62255756A JP2501603B2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09 α−メチルスチレンの製造法

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JPH0196141A true JPH0196141A (ja) 1989-04-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1598330A4 (en) * 2002-12-24 2007-05-09 Sumitomo Chemical Co PROCESS FOR PRODUCING CUMENE

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1598330A4 (en) * 2002-12-24 2007-05-09 Sumitomo Chemical Co PROCESS FOR PRODUCING CUMENE

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JP2501603B2 (ja) 1996-05-29

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