JPH0194864A - ケース入り磁石 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、磁気を利用した健康器具に用いるケース入
り磁石に関する。

〔従来の技術〕

磁気治療器の開発により、肩こり、腰痛症、冷え症など
の疾患に対する磁気の有効性が確認され広く一般に使用
されるに至っている。現在、市場に出回っているこの種
部品は、指輪、腕輪、ネックレス、布団、マツトレス、
腹帯、皮膚に貼るボタン状のもの、サンダルなど数多く
あるが、そのいずれも磁場が変動することのない、所謂
、定常磁場を応用したものである。

定常磁場を人体に作用させることは、人体内を流れてい
る血液等の体液の運動のエネルギーの一部を電気エネル
ギーに変換させるのに役立つもので、物理的な触媒様の
作用がその本態であると考えられている。したがって、
定常磁場を人体に作用させても注入されるエネルギーは
極めて微々たるものである。これに反し、変動磁場を応
用したものは、電磁石に交流やその他の変動する電流を
通じたり、磁石を回転させたり１種々の方向に動かすこ
とによって磁場を変動させるもので、これは、人体に及
ぼす治療効果は大きいと考えられている。

動物実験によると、■磁束密度５０ガウス、■同８００
ガウス、■同２７００ガウスの３種類の磁石を用い、４
匹のハムスター頬嚢の下方より往復震盪させたときの血
流量を測定した結果、毛細血管血流量が、■の場合、　
０．０２上０．Ｏｌボルトの増加が見られ、■の場合、
　０．１０＋−０，０３ボルトの増加（■に比して４倍
の増加）■の場合、　０．３６±０．０５ボルトの増加
（■に比して１７倍の増加）が見られた。

このようなことから、最近では、変動磁場を利用した治
療法が研究されるようになり、また、変動磁場を用いて
磁気治療を行なう変動磁場治療器も開発されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、従来の変動磁場治療器は交流電源や電子回路
を用いて変動磁場を発生させる大掛かりなもので、この
種の方法を一般の健康用具に採用することは出来ない。

したがって、一般の健康用具には、依然として定常磁場
が用いられている。

しかし、従来の定常磁場を利用した治療器では上述のよ
うに期待できるエネルギーが小さいため長時間使用し°
なければ効果が挙がらないという欠点がある。そこで発
明者は、僅かな動きによっても高いエネルギーが発生し
て血流効果が十数倍に増え、短時間による治療効果が期
待できる変動磁場に着目し、健康用具に取りつけて簡単
に変動磁場を発生させるためのケース入り磁石を提案す
るものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明においては、従来の磁気治療器においては固定し
て取りつけられていた磁石をケース内に移動自在に収納
するように構成し、この磁石がケース内を移動すること
により、変動磁場を発生させるようにした。ここで用い
る磁石は、例えばサマリウム・コバルト磁石のように高
性能のもので磁束密度２０００〜３０００ガウスのもの
が望ましい。

〔実施例〕

図面は、本発明の実施例を示すもので、第１図は斜視図
、第２図は縦断面図であり、図中、１はケース、２は磁
石である。

ケース１は、硬質合成樹脂を角棒状に成形してなるケー
ス本体１ａと、同一材料よりなる蓋体ｌｂとによって構
成される。ケース本体ｌａ内には細長い空洞３が形成さ
れ、この空洞３内に磁石２が収納され、ケース本体１ａ
と蓋体１ｂとは、当接部において接着されている。ケー
ス１の材料は、合成樹脂に限らず、磁場に影響を与えな
いものであれば、アルミニウム、真鍮、など他の材料を
用いても良い。

磁石２は、直径約３鶴の球状に形成され、ケースｌの傾
きに応じて空洞３内を長さ方向に自由に転動する。しか
し、磁石２の形状は移動可能なものであれば球状に限ら
れるものではなく、円柱状にして寝かせ回転させるよう
にしても良い、また。

滑動するようにしても良い。

以上のようなケース入り磁石を、例えば、眼鏡フレーム
のこめかみに当たる部分に嵌め込みまたは埋め込めば、
眼鏡フレームの僅かな動きにより磁石２が空洞３内を移
動して変動磁場が発生する。

この磁石２の移動によって、磁石が固定された場合より
十数倍も大きい磁界エネルギーを得ることが出来る。ま
た、磁石２は身体の動きに応じて移動するので、より複
雑な変動磁場が形成される。

第３図は本発明の他の実施例の平面図であり、第４図は
その中央断面図である。この実施例ではケース基体４ａ
と蓋体４ｂとによって楕円状のケースが形成され、磁石
２はケース基体４ａと蓋体４ｂとで形成される空洞５内
を、四方に自由に移動することが出来る。この種のケー
ス入り磁石は、ケース基体４ａを水平にして使用すると
効果的である０例えば、接着テープなどを用いて直接層
に貼り付けたり、就寝時に腹帯などを用いて腹部に当た
るようにすれば良い。本実施例によれば、磁石２の移動
範囲が拡がるので、より広範囲にわたって磁気効果を及
ぼすことが出来る。

第５図は、第３の実施例を示すもので、この実施例では
、方形状のケース本体６ａと蓋体６ｂとによってケース
を形成し、磁石２が方形平面Ｆを自由に移動できるよう
にした。この種のケース入り磁石は例えば、履物底など
に埋設して利用すると良い。

上記各実施例におけるケースは、いずれも周壁によって
空洞３を形成するタイプのものであるが、磁石２が脱出
しない構造のものであれば、必ずしも周壁を必要としな
い。すなわち１例えば第１図を例にすれば、直方体の各
稜線に相当する部分を細い棒状のもので形成した構造の
ものとするなど。

磁石２が脱出しない程度の空隙を持つものであっても良
い。さらに、素材に空洞を穿設したものでも良い。

なお、本発明によるケース入り磁石の用途は、上記のも
のに限られず、その他に、ネックレス。

ベルト、腕バンドなど色々のものに広く利用することが
出来る。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、磁石がケース内を移動
できるように構成したので、極めて簡単に変動磁場を発
生させることができ、用具に取り付けたり、あるいはそ
れ自体で健康に役立つ使用が出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は５本発明の一実施例の斜視図、第２図は、縦断
面図、第３図ないし第５図は他の実施例を示す図である
。 ｌ・・・ケース、　　２・・・磁石。 ３・・・空洞。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ケース１内に磁石２が移動可能に収容されていること
   を特徴とするケース入り磁石。