JPH0191732A - ゴキブリ駆除装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、屋内伝染病誘引害虫とされているゴキブリ
を駆除する装置に関するものであって、マイナスイオン
及びオゾンを発生させてゴキブリの糞の中に含まれてい
るゴキブリの集合フェロモンを分子分解して、ゴキブリ
の繁殖並びに集合生活を途絶させると共に、マイナスイ
オンの発生による森林浴効果並びにオゾン発生による室
内殺菌効果をももたらすゴキブリ駆除装置を提供しよう
゛とするものである。

（従来の技術） 現在までにゴキブリ駆除の方法は種々多様のものが提案
されている。そこでこれら既存の方法を大別すると以下
のように列挙できる。

■ゴキブリに対して殺虫効果のあるピレスロイド等の殺
虫剤を直接散布する方法、■ゴキブリに対して殺虫効果
のある有効成分を煙霧、加熱蒸散させる方法、■ゴキブ
リの好む化学物質を誘餌として使用し、ゴキブリを誘き
出して粘着紙、粘着剤で捕獲するか、あるいは生きたま
ま容器内に閉じ込めてしまう方法等である。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら上記既存の各方法はいずれも一長一短があ
り、必ずしも満足できるものではない。

まず殺虫剤の直接散布によれば、即効性はあるものの、
持続性はなく、シかもゴキブリの主要生息場所である調
理場においては食物や食器、その他の備品が多く、人体
への影響を考慮すると自ずとその散布には制限がある。

また新建築資材によっては殺虫剤の付着によって化学変
化を起し、不測の事態も憂慮されるところである。一方
最近のオフィスビルにおいては各種のＯＡ機器や電力関
係、制御関係の機器が密集しており、溶剤、乳化剤を含
む殺虫剤を散布すると粗粒子の飛散、付着によりこれら
ＯＡ機器等の表面を傷めたり、汚染する虞れもある。従
ってオフィスビル内においてかかる方法を採るにあたっ
ては、散布に際して格別の配慮が必要となってくるので
ある。そしてオフィスビルでは空調機器が常時作動して
いるので、場所によっては散布された殺虫剤の粒子が逸
散してしまって、その効果が期待できないところもある
。

次に煙霧、加熱蒸散によれば、室内を密閉して有効成分
を煙霧状にして拡散させるので１部屋の隅々、隙間まで
いきわたり、相応の効果が得られるという反面、ゴキブ
リの定着、潜伏場所に対して重点処理ができない、薬剤
の処理量の調節がしづらい、処理後に室内に入室できる
までに長い時間を要するなどの問題点がある。しかも加
熱蒸散剤は粒径が大きいので天井面への到達が弱く、−
。

方薬剤を設置した場所の周辺が汚れやすいという点も否
めなかったのである。また煙霧方式は使用剤が殆ど油性
であるため、火災を引き起こす危険もある。その他かか
る方法の一般的な問題点として、残効性がなく、用いる
薬剤も高価であるという点も見逃せない。

さらにまた、ゴキブリの好む化学物質を用いてゴキブリ
を誘き出して粘着紙等で捕獲する方法は、薬剤等を空中
に散布せず、ｍ単であるという点で好ましくはあるが、
数箇所に渡って設置しなければさほどの効果を挙げられ
ないので経済性に乏しく、また幼児が不用意に食べたり
してしまう危険もある。

その他、毒餌処理等もあるが、危険なわりには、さほど
の効果が期待できない。

したがって新しいゴキブリの駆除、除去の方法が望まれ
ている。

（問題点を解決するための手段） この発明はかかる点に鑑みて為されたものであり、ゴキ
ブリの好む環境の一因となっている臭いのちとを電気的
に分子レベルにおいて分解してゴキブリを退散、駆除し
ようとするものである。

即ち、ゴキブリは集団で生活することによって成育が促
進されることが知られているが、その原因はゴキブリの
糞のなかに含まれている特有の物質から分泌される集合
フェロモンである。したがってこの集合フェロモンを分
子分解してしまえば、ゴキブリの集合は防止でき、やが
ては駆除できることになる。

そこでこの発明ではパルス放電によって生じたマイナス
イオンと高電圧によって生じたオゾンの機能により、集
合フェロモンを分子分解させようとするものである。

而してこの発明が採った具体的な構成についていうと、
適宜形状のケース内に、電源からの電流を導入してこれ
を一定電圧にするトランス、及びこのトランスからの電
流をパルス波形に成形してパルス高電圧を引加する部材
、さらに当該部材のマイナス側電極から導出する高圧電
流を断続的に゛放電する略針型の高圧電極を設けるとと
もに、と・の高圧電極の前方には導通板並びにケース外
へと通ずる吹出口を設けたことを特徴とするものである
。

（作　用） パルス荷電によって、高圧電極子から断続的に放電され
ると、その周辺にオゾン、並びにマイナスイオンが発生
し、高圧電極前方にある吹出口から当該オゾン、マイナ
スイオンが漏出され、これらがゴキブリ集合の原因とな
る集合フェロモンを分子分解するのである。

（実施例） 以下、この発明の詳細な説明すると、１は略箱体のケー
スであり、このケース１内の基板１ａの上には家庭用電
源のソケット２からの電流を２５ｖに降圧するトランス
３が設置されている。さらにこのトランス３から導出さ
れる電流を１２ｖの直流に変換するコンバータ４がトラ
ンス３の近傍に設けてあり、このコンバータ４からの電
流は、基板１ａの上に設けた昇圧ユニット５の内部で、
パルス波形に成形され、かつパルス変圧器によって４段
階で８．０ＯＯｖ”１２，０００ｖに昇圧される。

そしてこの昇圧ユニット５の内部のマイナス側電極から
導出される電源コード６が、高圧電極子７へと接続され
ている。この高圧電極子７は略針状であり、基板１ａの
一側に立設しであるエポキシ樹脂からなる電極支持体８
に支持されているものである。また基板１ａの電極支持
体８側端部にはアルミ製の導通板９が設けてあり、この
導通板９における高圧電極子７の前方には各々楕円形状
の孔１０が穿ってあり、ケース１の側板１ｂに設けた吹
出口１１と向き合うものである。

なお、１２は作動スイッチ、１３は作動状態を確認する
ための点滅灯、１４は持ち運びに供するための把手であ
る。

実施例は以上の如き構成であり、スイッチ１２を入れる
と、トランス３から導出される電流がコンバータ４によ
って１２ｖの直流に変換され、このコンバータ４からの
電流が、昇圧ユニット５の内部で、パルス波に成形され
、４段階で８　、０ＯＯｖ〜１２，０ＯＯＶ　’に昇圧
される。昇圧する方法としては、例えば適・宜のコンデ
ンサに充電した電荷を、回転スパークギャップを用いて
パルス変圧器の一次巻線を介して放電し、この二次側で
パルス高電圧を得るようにしてもよい。

そしてこの昇圧ユニット５の内部のマイナス側電極から
導出される高圧のパルス電流が、高圧電極子７から放電
され、マイナスイオン、オゾンが発生し、孔１０、吹出
口１１を介してケース１外部へと漏出されるのである なお、上記実施例では高圧電極子７は複数個設けている
が、もちろん１個でもよく、また導通板９もアルミ製の
ものに隔らないものである。

（発明の効果） この発明によれば、まず殺虫剤、その他の化学剤を使用
しないから安全であり、調理場、オフィスビルその他任
意の場所で使用できる。しかもスイッチの入切だけでゴ
キブリの駆除ができ、手間がかからず、簡単である・ 全体の構造も簡易にすることができ、電源さえあれば場
所を選ばないので、車、列車、船、飛行機内においても
使用できる。

さらにパルス高電圧を印加することにより放電させてい
るので、通常の直流放電と比べて、高いピーク電圧が得
られ、イオン電流の分布が均一になり、良好なイオン発
生状態が得られる。また高圧電極にカーボンが付着しに
くいから、メインテナンスの面でも煩わしさがないもの
である。

ところで、パルス荷電によって発生するマイナスイオン
、微量のオゾン（０，０１ｐｐｍ以下）は人間の血液循
環を促進し、さらにオゾンはカビの発生をも防止する効
果があることが知られている。したがってこの発明によ
れば、ゴキブリの駆除のみならず、森林浴効果並びに滅
菌効果をも実現でき、良好な居住空間を得ることができ
るものである。

【図面の簡単な説明】

各図はいずれも実施例に関する図であって、第１図、第
２図は夫々斜視図、第３図は構成の概略を示す説明図、
第４図は内部の様子を示す斜視図である。 なお図中、１はケース、３はトランス、４はコン。 バーク、５は昇圧ユニット、７は高圧電極子、９は導通
板、１１は吹出口である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 適宜形状のケース内に、電源からの電流を導入してこれ
   を一定電圧にするトランス、及びこのトランスからの電
   流をパルス荷電してパルス高電圧を引加する部材、さら
   に当該部材のマイナス側電極から導出する高圧電流を断
   続的に放電する略針型の高圧電極を設けるとともに、こ
   の高圧電極の前方には導通板並びにケース外へと通ずる
   吹出口を設けたことを特徴とする、ゴキブリ駆除装置。