JPH018709Y2 - - Google Patents
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- JPH018709Y2 JPH018709Y2 JP1983128290U JP12829083U JPH018709Y2 JP H018709 Y2 JPH018709 Y2 JP H018709Y2 JP 1983128290 U JP1983128290 U JP 1983128290U JP 12829083 U JP12829083 U JP 12829083U JP H018709 Y2 JPH018709 Y2 JP H018709Y2
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- Japan
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- pressure
- pressure chamber
- variable
- discharge
- pump
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Landscapes
- Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は開放型羽根車の羽根車開放端前方に円
板を配置し、上記円板を羽根車の主軸方向に移動
させることにより特性を変更し得る所謂クリアラ
ンス制御を利用して、吐出圧を一定に自動制御す
る定吐出圧ポンプに関する。
板を配置し、上記円板を羽根車の主軸方向に移動
させることにより特性を変更し得る所謂クリアラ
ンス制御を利用して、吐出圧を一定に自動制御す
る定吐出圧ポンプに関する。
定速ポンプの特性を変更するには、クリアラン
ス制御方式は有効で、従来円板を外部から機械的
手段により移動させるようにしたクリアランス制
御機構は各種提案されている。ところがその場合
は円板を移動させるための動力(電力等)が別に
必要となるばかりでなく、制御機構全体が複雑に
なりやすい。上記問題を解決し同時に定吐出圧ポ
ンプを得るために、開放型羽根車のポンプケーシ
ングに羽根車開放端前縁を覆う円板を羽根車の主
軸方向のみに摺動自在に設け、円板の背面(羽根
車と反対側の面)の一部に羽根車の主軸を中心と
する同心の一対の筒状フランジを設け、上記筒状
フランジをポンプケーシング側の環状シリンダに
嵌合して定圧室を形成し、上記定圧室に所望吐出
圧に対応した圧力を供給して円板を水力的に釣合
わせ、遠心ポンプのもつ圧力上昇特性(大流量か
ら小流量へ次第に圧力が上昇する特性)を利用し
て、吐出圧力が設定圧より上昇した時釣合いが破
れて羽根前縁と円板の隙間が増し、逆に吐出圧が
設定圧より低下した時上記隙間が減少するように
円板が自動的に作動するようにした機構も既に提
案されている。ところがその場合は水量最大から
水量零へ向う使用方法の時は吐出圧力が一定にな
るが、その反対の場合、即ち円板が羽根側へ移動
する使用方法の時は、円板が羽根に近づくにつれ
て円板にかゝる羽根車側からの推力が全体として
増加するため、円板が更に羽根車に接近するには
余分の力がいることになる。しかし定圧室の圧力
を変更しない限り円板を羽根車側へ押す力は増加
しないから力不足となり、円板は推力の釣合う位
置にとゞまらざるを得ない。即ち円板は必要位置
へ到達しないため性能は下回り、吐出圧力は必要
値より低下することになる。
ス制御方式は有効で、従来円板を外部から機械的
手段により移動させるようにしたクリアランス制
御機構は各種提案されている。ところがその場合
は円板を移動させるための動力(電力等)が別に
必要となるばかりでなく、制御機構全体が複雑に
なりやすい。上記問題を解決し同時に定吐出圧ポ
ンプを得るために、開放型羽根車のポンプケーシ
ングに羽根車開放端前縁を覆う円板を羽根車の主
軸方向のみに摺動自在に設け、円板の背面(羽根
車と反対側の面)の一部に羽根車の主軸を中心と
する同心の一対の筒状フランジを設け、上記筒状
フランジをポンプケーシング側の環状シリンダに
嵌合して定圧室を形成し、上記定圧室に所望吐出
圧に対応した圧力を供給して円板を水力的に釣合
わせ、遠心ポンプのもつ圧力上昇特性(大流量か
ら小流量へ次第に圧力が上昇する特性)を利用し
て、吐出圧力が設定圧より上昇した時釣合いが破
れて羽根前縁と円板の隙間が増し、逆に吐出圧が
設定圧より低下した時上記隙間が減少するように
円板が自動的に作動するようにした機構も既に提
案されている。ところがその場合は水量最大から
水量零へ向う使用方法の時は吐出圧力が一定にな
るが、その反対の場合、即ち円板が羽根側へ移動
する使用方法の時は、円板が羽根に近づくにつれ
て円板にかゝる羽根車側からの推力が全体として
増加するため、円板が更に羽根車に接近するには
余分の力がいることになる。しかし定圧室の圧力
を変更しない限り円板を羽根車側へ押す力は増加
しないから力不足となり、円板は推力の釣合う位
置にとゞまらざるを得ない。即ち円板は必要位置
へ到達しないため性能は下回り、吐出圧力は必要
値より低下することになる。
本考案は、設定圧と流体機械内の圧力との差圧
を利用して制御用部材を動作させるだけでなく、
その差圧を積極的に増幅して力不足を補うことに
より上記不具合を解消することを目的とするもの
である。次に図面により説明する。
を利用して制御用部材を動作させるだけでなく、
その差圧を積極的に増幅して力不足を補うことに
より上記不具合を解消することを目的とするもの
である。次に図面により説明する。
(実施例)
第1図中主軸1は継手を介して原動機に接続さ
れる。軸受2はころがり軸受、すべり軸受など
で、これにより主軸1を支承する。3は軸封部、
4は主軸1の左端にキーを介して固定された開放
型羽根車、5は裏羽根、6は羽根である。7はケ
ーシングで、内部の渦巻室8は吐出通路27を経
て吐出口9に連通し、吐出通路27からポンプ吐
出圧が取出される。20は一端が通路27に開口
した変動圧通路である。
れる。軸受2はころがり軸受、すべり軸受など
で、これにより主軸1を支承する。3は軸封部、
4は主軸1の左端にキーを介して固定された開放
型羽根車、5は裏羽根、6は羽根である。7はケ
ーシングで、内部の渦巻室8は吐出通路27を経
て吐出口9に連通し、吐出通路27からポンプ吐
出圧が取出される。20は一端が通路27に開口
した変動圧通路である。
10は羽根6の前縁(図の左端縁)を覆う環状
の円板で、1乃至複数個の孔11をへだてゝ調圧
室12と羽根6,6間の流路をつないでいる。1
3はカバー7aに固定されたシリンダで、筒状部
13aの内面に円板10と一体の筒状部10aが
Oリングを介して嵌合している。14は変動圧室
でシリンダ13とピストン15により形成されて
おり、シリンダ13の内向きフランジ部13bが
ピストン15の筒状部15aの外面にOリングを
介して嵌合し、ピストン15の外周面はシリンダ
13の筒状部13dの内面にOリングを介して嵌
合している。ピストン15は筒状部15aを介し
て円板10に固定されている。変動圧室14には
変動圧通路20の一端が開口している。16はカ
バー7aに固定されたシリンダで、その外面にピ
ストン筒状部15aが嵌合し、シリンダ16、ピ
ストン15、カバー7aにより設定圧室17が形
成され、設定圧室17には一定圧通路21の一端
が開口している。19は定圧弁(又は調節弁)で
ある。円板10が一定量以上羽根6に接近しない
ように、即ち所定の羽根前縁間隙を保持するた
め、シリンダ13の内面にストツパーとなる段部
13Cが設けてあり、第1図に於てはピストン1
5が段部13Cに接している。なお第1図中18
は吸込口、26は吸込通路(ポンプ低圧部)であ
り、22は本考案を応用して水量一定制御、管端
圧一定制御等を行なう際採用することのできる圧
力設定調整機構、23は設定圧通路、24は外部
圧力供給通路である。
の円板で、1乃至複数個の孔11をへだてゝ調圧
室12と羽根6,6間の流路をつないでいる。1
3はカバー7aに固定されたシリンダで、筒状部
13aの内面に円板10と一体の筒状部10aが
Oリングを介して嵌合している。14は変動圧室
でシリンダ13とピストン15により形成されて
おり、シリンダ13の内向きフランジ部13bが
ピストン15の筒状部15aの外面にOリングを
介して嵌合し、ピストン15の外周面はシリンダ
13の筒状部13dの内面にOリングを介して嵌
合している。ピストン15は筒状部15aを介し
て円板10に固定されている。変動圧室14には
変動圧通路20の一端が開口している。16はカ
バー7aに固定されたシリンダで、その外面にピ
ストン筒状部15aが嵌合し、シリンダ16、ピ
ストン15、カバー7aにより設定圧室17が形
成され、設定圧室17には一定圧通路21の一端
が開口している。19は定圧弁(又は調節弁)で
ある。円板10が一定量以上羽根6に接近しない
ように、即ち所定の羽根前縁間隙を保持するた
め、シリンダ13の内面にストツパーとなる段部
13Cが設けてあり、第1図に於てはピストン1
5が段部13Cに接している。なお第1図中18
は吸込口、26は吸込通路(ポンプ低圧部)であ
り、22は本考案を応用して水量一定制御、管端
圧一定制御等を行なう際採用することのできる圧
力設定調整機構、23は設定圧通路、24は外部
圧力供給通路である。
ポンプ運転中、調圧室12内には孔11を通し
て羽根6,6間の流路内の水圧が導入されるた
め、調圧室12の直径Dと主軸1の中心から孔1
1の外縁までの半径Rとの選び方により、円板1
0に対する反羽根車側からの推力を自由に加減で
きるので、羽根車4側からの推力と差引きした残
存推力を自由に設計できる。零とすることもでき
る。然し最小限羽根車4側への押圧は必要であ
る。調圧室12を設ける理由は羽根車4側から円
板10に作用する大部分の力を相殺して、変動圧
室14、設定圧室17、ピストン15からなる水
力的釣合機構を小型化するためである。
て羽根6,6間の流路内の水圧が導入されるた
め、調圧室12の直径Dと主軸1の中心から孔1
1の外縁までの半径Rとの選び方により、円板1
0に対する反羽根車側からの推力を自由に加減で
きるので、羽根車4側からの推力と差引きした残
存推力を自由に設計できる。零とすることもでき
る。然し最小限羽根車4側への押圧は必要であ
る。調圧室12を設ける理由は羽根車4側から円
板10に作用する大部分の力を相殺して、変動圧
室14、設定圧室17、ピストン15からなる水
力的釣合機構を小型化するためである。
吐出圧力を一定に保つ運転をする時、水量零0
から大水量へ向う場合にも円板10を羽根車4側
へ押す力が不足しないように、第1図の装置には
第2図に示す推力バランス弁を使用した変動圧室
内圧自動降圧装置(水力的釣合促進機構の1例)
が組込まれている。
から大水量へ向う場合にも円板10を羽根車4側
へ押す力が不足しないように、第1図の装置には
第2図に示す推力バランス弁を使用した変動圧室
内圧自動降圧装置(水力的釣合促進機構の1例)
が組込まれている。
第2図は変動圧室14の自動降圧装置(水力的
釣合促進機構)として電磁弁又は電動弁46と圧
力スイツチ44を使用した回路を示しており、4
5は電気配線である。吐出圧部27の圧力が低下
したことを圧力スイツチ44が検出し、電磁弁4
6が開く。電磁弁46は変動圧室14へつながつ
ているため、必要な時流れを起させて変動圧室1
4を降圧することができる。吐出圧力が所定値ま
で上ると圧力スイツチ44が作動して電磁弁46
が閉じる。
釣合促進機構)として電磁弁又は電動弁46と圧
力スイツチ44を使用した回路を示しており、4
5は電気配線である。吐出圧部27の圧力が低下
したことを圧力スイツチ44が検出し、電磁弁4
6が開く。電磁弁46は変動圧室14へつながつ
ているため、必要な時流れを起させて変動圧室1
4を降圧することができる。吐出圧力が所定値ま
で上ると圧力スイツチ44が作動して電磁弁46
が閉じる。
即ち、ポンプの運転中、吐出圧部27の圧力が
僅かでも下れば、圧力スイツチ44が働き、電磁
弁46が開くため流れが起り、変動圧室14の圧
力が下る。そうすると円板10を羽根車4側へ動
かす力が増し、即ち設定圧室17内の圧力がピス
トン15に有効に働き、円板10は羽根車4側へ
接近し、吐出圧力が増す。吐出圧力が上昇し過ぎ
ると、圧力スイツチ44が働いて電磁弁46を閉
じるから、本来の修正動作が行われ吐出圧力は必
要値へ下る。以上のように動作して吐出圧力は一
定に保たれる。
僅かでも下れば、圧力スイツチ44が働き、電磁
弁46が開くため流れが起り、変動圧室14の圧
力が下る。そうすると円板10を羽根車4側へ動
かす力が増し、即ち設定圧室17内の圧力がピス
トン15に有効に働き、円板10は羽根車4側へ
接近し、吐出圧力が増す。吐出圧力が上昇し過ぎ
ると、圧力スイツチ44が働いて電磁弁46を閉
じるから、本来の修正動作が行われ吐出圧力は必
要値へ下る。以上のように動作して吐出圧力は一
定に保たれる。
電磁弁46を通つた水は、通路41を経てポン
プ低圧部26へ導き回収する。制御水量は前者に
ついては1000/mの小型ポンプで0.5%、後者
で0.1%を上回らぬ微量であり、電磁弁46及び
通路はきわめて小型、小容量である。
プ低圧部26へ導き回収する。制御水量は前者に
ついては1000/mの小型ポンプで0.5%、後者
で0.1%を上回らぬ微量であり、電磁弁46及び
通路はきわめて小型、小容量である。
吐出圧力一定制御に於て、ポンプ圧力特性がゆ
るやかな(水平により近い)ものを用いる場合
は、変動圧室14と設定圧室17の間の圧力差を
増すため、第3図に示す設定圧室降圧装置を併用
することができる。第3図は圧力スイツチ44,
44′、電磁弁等46,46′を用いて、両効きと
した装置を示している。従つて吐出圧力一定の制
御を行う場合、吐出圧力が基準圧力より増すと圧
力スイツチ44′が作動して電磁弁46′が開き、
設定圧室17が吸込部26に連通して減圧される
ため、変動圧室14と設定圧室17の圧力差が増
し、円板10(第1図)は積極的に羽根車4から
離れ、吐出圧力が低下する。第3図中には第2図
と同様の圧力スイツチ44、電磁弁46による変
動圧室降圧装置も組合わされている。即ち使用水
量が大から小0へ向う時、小0から大へ向かう
時、又は以上の混合状態の何れの場合にも有効に
作動する制御機構となる。なお、室17と室14
の互いの受圧面積を考慮し、室17を室14より
僅かに大きくすれば円板10を羽根車側へ付勢で
きるから、設定圧室17への設定圧は必ずしも定
圧を要せず、吐出圧を導入し、最小隙間Sではじ
めに円板を釣合わせればよいから、第3図に於い
て定圧弁19はなしでも差し支えない。
るやかな(水平により近い)ものを用いる場合
は、変動圧室14と設定圧室17の間の圧力差を
増すため、第3図に示す設定圧室降圧装置を併用
することができる。第3図は圧力スイツチ44,
44′、電磁弁等46,46′を用いて、両効きと
した装置を示している。従つて吐出圧力一定の制
御を行う場合、吐出圧力が基準圧力より増すと圧
力スイツチ44′が作動して電磁弁46′が開き、
設定圧室17が吸込部26に連通して減圧される
ため、変動圧室14と設定圧室17の圧力差が増
し、円板10(第1図)は積極的に羽根車4から
離れ、吐出圧力が低下する。第3図中には第2図
と同様の圧力スイツチ44、電磁弁46による変
動圧室降圧装置も組合わされている。即ち使用水
量が大から小0へ向う時、小0から大へ向かう
時、又は以上の混合状態の何れの場合にも有効に
作動する制御機構となる。なお、室17と室14
の互いの受圧面積を考慮し、室17を室14より
僅かに大きくすれば円板10を羽根車側へ付勢で
きるから、設定圧室17への設定圧は必ずしも定
圧を要せず、吐出圧を導入し、最小隙間Sではじ
めに円板を釣合わせればよいから、第3図に於い
て定圧弁19はなしでも差し支えない。
次に作動をまとめて第4a図、第4b図、第4
c図により説明する。(1)本考案によるポンプはク
リヤランス制御によりポンプ性能を変える形式で
あり、変動圧室14、設定圧室17、及び両室を
区画するピストン15等からなる水力的釣合機構
を併用し、最大水量点Qmaxで水力釣合をさせて
おく。水量が小さくなると、吐出圧力が上るとい
う一般のポンプ特性を利用し、吐出圧力が上る
と、上記水力的釣合が破れ、円板10が羽根車4
から遠ざかり、クリヤランス大となる。即ち性能
が低下し、吐出圧力が下る方へ(第4a図の曲線
から乃至へ)変化する。初めの釣合より吐
出圧力が下ると、動きは逆転し、円板10は羽根
車4側へ動き、クリアランス小となり、吐出圧力
を上げる方へ変化する(曲線から乃至へ)。
吐出圧力を上げる場合ポンプ圧力上昇特性がゆる
やか、又は前記の理由により円板10の動く力が
不足する時は、変動圧室降圧装置(第2図、第3
図等)が動いて修正する。このことを第4b図で
説明すると、第4b図は基準吐出圧力Pに対する
変動圧室の圧力変化の模様を示している。はQ
−H曲線の傾き、即ち圧力上昇特性がふつうの場
合、′はQ−Hの傾きのゆるやかな場合の夫々
の変動圧室の内圧を示すものとする。今、円板を
羽根車側へ押すのに差圧が−△hでは不足すると
きは、変動圧室から水量△Qを放出して差圧を必
要な大きさ−△h″とすればよい。圧力上昇がゆる
やかなときは、−△h′から同じく−△h″は差圧を
増せばよく、このときの放出量は△Q′となる。
水量が大きい方から小さい方へ向う使用状態の
時、ポンプ圧力上昇特性がゆるやかで力不足とな
る場合(曲線′,′など)は、設定圧室降圧装
置(第4図、第5図)が働き修正動作をする。こ
のことを第4C図で説明すると、第4C図に於
て、Pは基準吐出圧力、P′は設定圧室内圧とす
る。′は圧力上昇のゆるやかなポンプの特性と
する。(第4a図′と対応)。今、円板を羽根車
から遠去けるのに+△hの差圧では不足するとき
は、設定圧室降圧装置により必要な差圧−△h′ま
で設定圧室内圧を下げればよい。これらの動作に
より使用水量が零を含めて最大まで如可なる形で
変動しても吐出圧力は一定に保たれる。
c図により説明する。(1)本考案によるポンプはク
リヤランス制御によりポンプ性能を変える形式で
あり、変動圧室14、設定圧室17、及び両室を
区画するピストン15等からなる水力的釣合機構
を併用し、最大水量点Qmaxで水力釣合をさせて
おく。水量が小さくなると、吐出圧力が上るとい
う一般のポンプ特性を利用し、吐出圧力が上る
と、上記水力的釣合が破れ、円板10が羽根車4
から遠ざかり、クリヤランス大となる。即ち性能
が低下し、吐出圧力が下る方へ(第4a図の曲線
から乃至へ)変化する。初めの釣合より吐
出圧力が下ると、動きは逆転し、円板10は羽根
車4側へ動き、クリアランス小となり、吐出圧力
を上げる方へ変化する(曲線から乃至へ)。
吐出圧力を上げる場合ポンプ圧力上昇特性がゆる
やか、又は前記の理由により円板10の動く力が
不足する時は、変動圧室降圧装置(第2図、第3
図等)が動いて修正する。このことを第4b図で
説明すると、第4b図は基準吐出圧力Pに対する
変動圧室の圧力変化の模様を示している。はQ
−H曲線の傾き、即ち圧力上昇特性がふつうの場
合、′はQ−Hの傾きのゆるやかな場合の夫々
の変動圧室の内圧を示すものとする。今、円板を
羽根車側へ押すのに差圧が−△hでは不足すると
きは、変動圧室から水量△Qを放出して差圧を必
要な大きさ−△h″とすればよい。圧力上昇がゆる
やかなときは、−△h′から同じく−△h″は差圧を
増せばよく、このときの放出量は△Q′となる。
水量が大きい方から小さい方へ向う使用状態の
時、ポンプ圧力上昇特性がゆるやかで力不足とな
る場合(曲線′,′など)は、設定圧室降圧装
置(第4図、第5図)が働き修正動作をする。こ
のことを第4C図で説明すると、第4C図に於
て、Pは基準吐出圧力、P′は設定圧室内圧とす
る。′は圧力上昇のゆるやかなポンプの特性と
する。(第4a図′と対応)。今、円板を羽根車
から遠去けるのに+△hの差圧では不足するとき
は、設定圧室降圧装置により必要な差圧−△h′ま
で設定圧室内圧を下げればよい。これらの動作に
より使用水量が零を含めて最大まで如可なる形で
変動しても吐出圧力は一定に保たれる。
第4図はポンプのQ−H曲線の傾きが普通で、
使用水量が小0から大へ向う時作用する制御機構
を示しており、圧力スイツチ44と電磁弁46等
電気的制御弁が採用されている。吐出圧が下ると
圧力スイツチ44が働いて電磁弁46が開き、吐
出圧部27圧力が設定圧室17に作用し、設定圧
を上げるように作動する。
使用水量が小0から大へ向う時作用する制御機構
を示しており、圧力スイツチ44と電磁弁46等
電気的制御弁が採用されている。吐出圧が下ると
圧力スイツチ44が働いて電磁弁46が開き、吐
出圧部27圧力が設定圧室17に作用し、設定圧
を上げるように作動する。
第5図はポンプのQ−H曲線の傾きが緩やか
で、使用水量が大から小0へ向う時、小0から大
へ向う時、以上の混合状態の何れでも作用する制
御機構で、圧力スイツチ44,44′、電磁弁4
6,46′が採用されている。吐出圧が下ると圧
力スイツチ44′が働いて電磁弁46′が開き設定
圧が上昇し、吐出圧が上ると圧力スイツチ44が
働いて電磁弁46が開き変動圧が上る。なお、室
17と室14の互の受圧面積を考慮し、室17を
室14より僅かに大きくすれば円板10を羽根車
側へ付勢できるから、設定圧室17への設定圧は
必ずしも定圧を要せず、裏羽根部30からの圧力
を導入して最小隙間Sではじめに円板を釣合わせ
ればよいから、第5図に於て定圧弁19及びポン
プ吐出圧部27から設定圧室17に至る導圧経路
はなしとしても差し支えない。
で、使用水量が大から小0へ向う時、小0から大
へ向う時、以上の混合状態の何れでも作用する制
御機構で、圧力スイツチ44,44′、電磁弁4
6,46′が採用されている。吐出圧が下ると圧
力スイツチ44′が働いて電磁弁46′が開き設定
圧が上昇し、吐出圧が上ると圧力スイツチ44が
働いて電磁弁46が開き変動圧が上る。なお、室
17と室14の互の受圧面積を考慮し、室17を
室14より僅かに大きくすれば円板10を羽根車
側へ付勢できるから、設定圧室17への設定圧は
必ずしも定圧を要せず、裏羽根部30からの圧力
を導入して最小隙間Sではじめに円板を釣合わせ
ればよいから、第5図に於て定圧弁19及びポン
プ吐出圧部27から設定圧室17に至る導圧経路
はなしとしても差し支えない。
設定圧室17の圧力を変更し、例えば増加する
と、第6図の如く、新しい釣合点1′から水平に
7′に至る新しい吐出圧力ロの一定制御が行われ
る。
と、第6図の如く、新しい釣合点1′から水平に
7′に至る新しい吐出圧力ロの一定制御が行われ
る。
次に実験結果を示す。第7図は本考案による単
段片吸込うず巻ポンプの実験結果で、吐出圧力を
一定に制御した時である。図中丸印は水量最大か
らスタートさせて0に至るまで、X印は水量0か
らスタートさせて最大に至るまでを示しており、
両者共近似した吐出圧力で一定となつていること
が判る。X印は変動圧室降圧装置の効果をも示し
ていることになる。
段片吸込うず巻ポンプの実験結果で、吐出圧力を
一定に制御した時である。図中丸印は水量最大か
らスタートさせて0に至るまで、X印は水量0か
らスタートさせて最大に至るまでを示しており、
両者共近似した吐出圧力で一定となつていること
が判る。X印は変動圧室降圧装置の効果をも示し
ていることになる。
第8図は本考案によるポンプを多段タービンポ
ンプの最終圧力発生部として有する多段タービン
ポンプに対する実験結果で、設定圧力を種々変更
した時の性能変化の状態を示している。図中黒丸
は無制御時の揚程、三角、四角、十字の各マーク
は各種設定圧力時の揚程である。この図から多段
ポンプに応用した時の効果が証明される。
ンプの最終圧力発生部として有する多段タービン
ポンプに対する実験結果で、設定圧力を種々変更
した時の性能変化の状態を示している。図中黒丸
は無制御時の揚程、三角、四角、十字の各マーク
は各種設定圧力時の揚程である。この図から多段
ポンプに応用した時の効果が証明される。
吐出圧力一定のポンプは、単に水道給水設備だ
けでなく各所で待望されている。水圧の変動は不
快であるばかりでなく、生産設備に於ては有害で
すらある。しかるに従来は回転数制御など高価な
装置しか利用されていないのが実情である。一方
クリヤランス制御の所要動力についての経済性
は、各種の資料によると、可変速継手式可変速電
動機による回転数制御にやゝ劣る程度である。
けでなく各所で待望されている。水圧の変動は不
快であるばかりでなく、生産設備に於ては有害で
すらある。しかるに従来は回転数制御など高価な
装置しか利用されていないのが実情である。一方
クリヤランス制御の所要動力についての経済性
は、各種の資料によると、可変速継手式可変速電
動機による回転数制御にやゝ劣る程度である。
(別の実施例)
(a) ポンプ取扱液を直接調圧室12(第1図)へ
導入したくない時(スラリー液、夾雑物混入
液、粘稠液その他)は小孔11を廃止して室1
2を密閉とし、他の制御可能な液体を導入する
ことも出来る。
導入したくない時(スラリー液、夾雑物混入
液、粘稠液その他)は小孔11を廃止して室1
2を密閉とし、他の制御可能な液体を導入する
ことも出来る。
その際は密圧を下げるために、ポンプ低圧部
26と隔膜等を介して接続する。
26と隔膜等を介して接続する。
(b) 羽根車4は第1図の片側開放(セミオープ
ン)の場合の他、両側開放、裏羽根付、バラン
ス孔式を採用することもでき、羽根枚数(1以
上)や、羽根の形状(2次元か3次元か等)は
自由に遊び得る。前面開放端が軸に対し垂直な
もの又は湾曲したもの、後面シユラウドが傾斜
したもの等、斜流ポンプ用羽根車を含み、クリ
ヤランス制御可能なものは総て使用できる。
ン)の場合の他、両側開放、裏羽根付、バラン
ス孔式を採用することもでき、羽根枚数(1以
上)や、羽根の形状(2次元か3次元か等)は
自由に遊び得る。前面開放端が軸に対し垂直な
もの又は湾曲したもの、後面シユラウドが傾斜
したもの等、斜流ポンプ用羽根車を含み、クリ
ヤランス制御可能なものは総て使用できる。
(c) 第9図は別の実施例を示しており、円板10
にリブ54、ボス55、スピンドル56を一体
に設け、スピンドル56の先端にピストン15
を取付け、ピストン15をシリンダ25内にO
リングを介して嵌合し、シリンダ25内を変動
圧室14と設定圧室17に区画している。57
は吸込通路26内にシリンダ25を保持するた
めのリブである。円板10の羽根車4側への移
動量を制限するため、例えばシリンダ25の内
面にピストン15の係合する環状段部を形成す
ることができる。シリンダ25が小型化するた
め圧力増巾機構53をい採用しており、具体的
には第2図〜第5図の機構により制御される。
第9図の構造によるとピストン15、シリンダ
25等からなる水力的釣合機構が小型化するた
め、全体がコンパクトにまとまる利点がある。
にリブ54、ボス55、スピンドル56を一体
に設け、スピンドル56の先端にピストン15
を取付け、ピストン15をシリンダ25内にO
リングを介して嵌合し、シリンダ25内を変動
圧室14と設定圧室17に区画している。57
は吸込通路26内にシリンダ25を保持するた
めのリブである。円板10の羽根車4側への移
動量を制限するため、例えばシリンダ25の内
面にピストン15の係合する環状段部を形成す
ることができる。シリンダ25が小型化するた
め圧力増巾機構53をい採用しており、具体的
には第2図〜第5図の機構により制御される。
第9図の構造によるとピストン15、シリンダ
25等からなる水力的釣合機構が小型化するた
め、全体がコンパクトにまとまる利点がある。
シリンダ13,16、円板10、ピストン1
5等の間の滑動シール方式は、Oリング、革、
樹脂等軽動を防げないシール材により行われ、
ゴム、樹脂等のベローズ構造であつても差支え
ない。設定圧室17は図示の如くポンプ発生圧
力を利用する場合の他、外部圧力を利用するこ
ともできる。
5等の間の滑動シール方式は、Oリング、革、
樹脂等軽動を防げないシール材により行われ、
ゴム、樹脂等のベローズ構造であつても差支え
ない。設定圧室17は図示の如くポンプ発生圧
力を利用する場合の他、外部圧力を利用するこ
ともできる。
(d) 第10図の実施例に於ては、シリンダ25を
ポンプケーシングの外部に配置している。この
構造によるとシリンダ25及びその内部の保守
点検が容易になる利点がある。
ポンプケーシングの外部に配置している。この
構造によるとシリンダ25及びその内部の保守
点検が容易になる利点がある。
(e) 本考案を適用できるポンプは、横軸、立軸、
陸上用、水中用、電動機と同軸、別軸、渦巻ポ
ンプ(片吸込、両吸込)、自吸式ポンプ、斜流
ポンプ、多段渦巻ポンプ(多段タービンポン
プ、多段ボリーユトポンプを含む)、汚水、汚
物ポンプ等であるが、多段ポンプに関しては、
本考案の羽根車1枚のみが最終圧力部として組
み込まれる。或は通常の多段ポンプと本考案に
よる単段ポンプとの組合せでも同様の効果が得
られる。
陸上用、水中用、電動機と同軸、別軸、渦巻ポ
ンプ(片吸込、両吸込)、自吸式ポンプ、斜流
ポンプ、多段渦巻ポンプ(多段タービンポン
プ、多段ボリーユトポンプを含む)、汚水、汚
物ポンプ等であるが、多段ポンプに関しては、
本考案の羽根車1枚のみが最終圧力部として組
み込まれる。或は通常の多段ポンプと本考案に
よる単段ポンプとの組合せでも同様の効果が得
られる。
(考案の効果)
単段及び多段の遠心ポンプにおいて;開放型羽
根車4の開放前端縁を覆う円板10を、羽根車4
の主軸1方向に摺動自在に設け;上記円板10に
対し羽根車4側から作用する水力と概ね釣合う水
力を、円板10の背面に加え;円板10にピスト
ン15を連結し;ピストン15をケーシング7に
対し固定のシリンダ13,16内に嵌合し;ピス
トン15により、シリンダ13,16内を羽根車
4側の変動圧室14と、その反対側の設定圧室1
7に区画し;設定圧室17に所望吐出圧力に対応
した設定圧を供給し;ポンプ吐出圧を変動圧室1
4に供給する変動圧通路20を設け;変動圧通路
20から分岐し、吸込通路26に連通する放流水
通路34,41を設け;放流水通路34,41に
電磁弁又は電動弁46を設け;電磁弁又は電動弁
46を駆動し、かつポンプ吐出圧の圧力が低下し
たことを検出する圧力スイツチ44を設け;ポン
プ吐出圧の圧力が低下したときに電磁弁又は電動
弁46が開くようにして、設定圧室17と変動圧
室14との間の圧力差を積極的に増幅した定吐出
圧を保持するようにしたので、次の効果が期待で
きる。
根車4の開放前端縁を覆う円板10を、羽根車4
の主軸1方向に摺動自在に設け;上記円板10に
対し羽根車4側から作用する水力と概ね釣合う水
力を、円板10の背面に加え;円板10にピスト
ン15を連結し;ピストン15をケーシング7に
対し固定のシリンダ13,16内に嵌合し;ピス
トン15により、シリンダ13,16内を羽根車
4側の変動圧室14と、その反対側の設定圧室1
7に区画し;設定圧室17に所望吐出圧力に対応
した設定圧を供給し;ポンプ吐出圧を変動圧室1
4に供給する変動圧通路20を設け;変動圧通路
20から分岐し、吸込通路26に連通する放流水
通路34,41を設け;放流水通路34,41に
電磁弁又は電動弁46を設け;電磁弁又は電動弁
46を駆動し、かつポンプ吐出圧の圧力が低下し
たことを検出する圧力スイツチ44を設け;ポン
プ吐出圧の圧力が低下したときに電磁弁又は電動
弁46が開くようにして、設定圧室17と変動圧
室14との間の圧力差を積極的に増幅した定吐出
圧を保持するようにしたので、次の効果が期待で
きる。
(a) 高価な可変速モータを使用しなくてもよくな
るため、総合的な経済性において格段に有利と
なる。しかも自動的かつ確実に一定制御できる
範囲は回転制御と変らない。
るため、総合的な経済性において格段に有利と
なる。しかも自動的かつ確実に一定制御できる
範囲は回転制御と変らない。
(b) 吐出圧一定制御の時は、設定圧を変更すれば
簡単に新たな一定圧力を得ることができる。こ
の変更は、使用現場においてすら極簡単に変更
できる。
簡単に新たな一定圧力を得ることができる。こ
の変更は、使用現場においてすら極簡単に変更
できる。
(c) 円板10が羽根車4へ移動する場合でも力不
足の心配がなくなり、速やかに円板10が必要
位置に自動的に配置され、吐出圧力が必要値よ
り低下することがなくなる。
足の心配がなくなり、速やかに円板10が必要
位置に自動的に配置され、吐出圧力が必要値よ
り低下することがなくなる。
(d) Q−H曲線の傾きの緩やかなポンプであつて
も確実に円板10を速やかに必要位置に移動さ
せることができる。
も確実に円板10を速やかに必要位置に移動さ
せることができる。
(e) 圧力スイツチ44により吐出圧変動の下限を
設定することで、容易に任意の制御感度を得る
ことができる。
設定することで、容易に任意の制御感度を得る
ことができる。
第1図は本考案による単段渦巻ポンプの縦断面
図、第2図〜第5図は本考案による各種制御機構
の略線図、第4a図水量と吐出圧力の関係を示す
グラフ、第4b図は変動圧室降圧説明用拡大図、
第4c図は設定圧室降圧説明図、第6図は吐出圧
力一定制御を説明するためのQ−H曲線図、第7
図、第8図は実験結果を示すグラフ、第9図、第
10図は更に別の実施例を示す縦断面図である。 1……主軸、4……開放型羽根車、7……ケー
シング、10……円板、13,16……シリン
ダ、14……変動圧室、15……ピストン、17
……設定圧室、20……変動圧通路、26……吸
込通路、34,41……放流水通路、44……圧
力スイツチ、46……電磁弁又は電動弁。
図、第2図〜第5図は本考案による各種制御機構
の略線図、第4a図水量と吐出圧力の関係を示す
グラフ、第4b図は変動圧室降圧説明用拡大図、
第4c図は設定圧室降圧説明図、第6図は吐出圧
力一定制御を説明するためのQ−H曲線図、第7
図、第8図は実験結果を示すグラフ、第9図、第
10図は更に別の実施例を示す縦断面図である。 1……主軸、4……開放型羽根車、7……ケー
シング、10……円板、13,16……シリン
ダ、14……変動圧室、15……ピストン、17
……設定圧室、20……変動圧通路、26……吸
込通路、34,41……放流水通路、44……圧
力スイツチ、46……電磁弁又は電動弁。
Claims (1)
- 単段及び多段の遠心ポンプにおいて;開放型羽
根車4の開放前端縁を覆う円板10を、羽根車4
の主軸1方向に摺動自在に設け;上記円板10に
対し羽根車4側から作用する水力と概ね釣合う水
力を、円板10の背面に加え;円板10にピスト
ン15を連結し;ピストン15をケーシング7に
対し固定のシリンダ13,16内に嵌合し;ピス
トン15により、シリンダ13,16内を羽根車
4側の変動圧室14と、その反対側の設定圧室1
7に区画し;設定圧室17に所望吐出圧力に対応
した設定圧を供給し;ポンプ吐出圧を変動圧室1
4に供給する変動圧通路20を設けて、設定圧室
17と変動圧室14との圧力差により円板10を
移動させる構造とし、変動圧通路20から分岐し
て低圧の吸込通路26に連通する放流水通路3
4,41を設け、変動圧室14を吸込通路26に
対して開閉する電磁弁又は電動弁46を上記放流
水通路34,41に設け、ポンプ吐出圧の圧力が
設定圧より低下したことを検出する圧力スイツチ
44を設け、ポンプ吐出圧の圧力が設定圧より低
下した時に、電磁弁又は電動弁46を開くように
圧力スイツチ44と電磁弁又は電動弁46を接続
し、電磁弁又は電動弁46が開の時に、吸込通路
26と変動圧室14が通過することにより、変動
圧室14の圧力低下量を増幅するようにしたこと
を特徴とする定吐出圧ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12829083U JPS59111990U (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | 定吐出圧ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12829083U JPS59111990U (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | 定吐出圧ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59111990U JPS59111990U (ja) | 1984-07-28 |
JPH018709Y2 true JPH018709Y2 (ja) | 1989-03-08 |
Family
ID=30291080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12829083U Granted JPS59111990U (ja) | 1983-08-18 | 1983-08-18 | 定吐出圧ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59111990U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021079302A (ja) * | 2019-11-14 | 2021-05-27 | 株式会社トクヤマ | 廃石膏ボードの処理方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50141707A (ja) * | 1974-05-01 | 1975-11-14 | ||
JPS51116343A (en) * | 1975-04-04 | 1976-10-13 | Sogo Pump Seisakusho:Kk | Centrifugal pump type water wheel |
-
1983
- 1983-08-18 JP JP12829083U patent/JPS59111990U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50141707A (ja) * | 1974-05-01 | 1975-11-14 | ||
JPS51116343A (en) * | 1975-04-04 | 1976-10-13 | Sogo Pump Seisakusho:Kk | Centrifugal pump type water wheel |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021079302A (ja) * | 2019-11-14 | 2021-05-27 | 株式会社トクヤマ | 廃石膏ボードの処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59111990U (ja) | 1984-07-28 |
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