JPH017699Y2 - - Google Patents

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JPH017699Y2
JPH017699Y2 JP19519584U JP19519584U JPH017699Y2 JP H017699 Y2 JPH017699 Y2 JP H017699Y2 JP 19519584 U JP19519584 U JP 19519584U JP 19519584 U JP19519584 U JP 19519584U JP H017699 Y2 JPH017699 Y2 JP H017699Y2
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oil
metal powder
liquid
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tank
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  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (関連技術分野) 本考案は油アトマイズ式金属粉末製造装置のタ
ンクからの非酸化性ガス排気側に設けられる液封
装置に関するものである。
(従来技術) 油アトマイズ式金属粉末製造においては、タン
クから排出される非酸化性ガスのなかに金属粉末
がダストとして含まれている。この金属粉末ダス
トが油の中に入つた場合、比重差により容器の底
に堆積する。そして堆積後、ある時間が経過する
と、硬化して固まる。従つて従来から知られてい
るような、油レベル検出器などを設置するために
油の中に浸漬される管に水平の部分があると、こ
の中に金属粉末が堆積し、ある時間経過後硬化し
て固まり、油の通過が阻害され、レベル検出器の
作動に誤差が生じる。
(目的) 本考案は油アトマイズ式金属粉末製造装置のタ
ンクからの非酸化性ガスの排気側に設けられる液
封装置において、可視管式油レベル検出器への導
入管内に、金属粉末が堆積して、つまることに依
る作動不良の発生を防ぎうる構造を提供しようと
するものである。
(構成の概要) 油アトマイズ式金属粉末製造装置の非酸化性ガ
ス排出側に設けられた液封装置であつて、液面レ
ベル検出器への導入管の液中に浸漬される部分
を、金属粉末ダスト液中の安息角以上の傾斜角と
して金属粉末が液中ですべり落ちるようにして管
の閉塞を防止したことを特徴とするものである。
(実施例) 第1図は操業の準備段階において、噴霧ノズル
室7とタンク10の内部を非酸化性ガス(不活性
ガス・還元ガス)でパージしている状態。第2図
は金属溶湯1をアトマイズしている操業中の状態
を示す。第3図は本発明の液封装置の詳細図、第
4図は従来公知の液封装置に於ける導入管に金属
粉末が堆積してつまりが発生した状態を示す。
さて、金属溶湯1はタンデイツシユ2に収納さ
れ、溶湯ノズル3より流出して、溶湯流15とな
り噴霧油ジエツト16に衝突してそのエネルギー
により粉化され、金属粉末と油の混合ジエツト1
7となり、タンク10内にスラリー18となつて
溜まる。
4はゲートバルブボデイ、5は弁体で、該弁体
5はシリンダ6によつて、非酸化性ガスbにて噴
霧ノズル室7とタンク10の内部の空気をパージ
するときには閉じておき、金属溶湯1を流出させ
る前には開ける。
噴霧油aは噴霧油配管13を通じて噴霧ノズル
8に導入され、噴霧油ジエツト16となる。非酸
化性ガスbは、給気配管14,14a,14bを
通じてタンク10と噴霧ノズル室7に導入され
て、排気配管19より液封装置20を経て、大気
c中に排出される。
油アトマイズ式金属粉末製造装置は、公知のよ
うに非酸化性ガス雰囲気の中で、溶湯流15を噴
霧油ジエツト16で粉化することが特徴であるの
で、噴霧ノズル室7及びタンク10の内部は、大
気に対して正圧に保たれている。さて大気に対し
て正圧に保ち、かつ大気が排気配管19を通じて
タンク10内に逆流するのを防止するために、液
封装置20が設置されている。
第3図を参照して本発明の液封装置を説明す
る。排気配管19を通つて排出される非酸化性ガ
スは、浸漬管20aにより本体20rの中にため
られている噴霧油aと同一の油の中に吹込まれ
る。なお、この油は他の液体、例えば水または他
の油でも逆止弁としての機能は満足できるが、排
気中には噴霧油のミストが含まれるのでそのミス
トを回収利用する場合は、同一油が望ましい。
吹込まれた非酸化性ガスは、泡20bとなつて
油面まで上昇し、油面から出たあと排気管20d
から直接大気へ、またはミスト除去装置を経由し
て大気中に放散される。
タンク10内の雰囲気の圧力が異常に高くなつ
た時には、安全弁20tにその圧力が作用し、ウ
エイト20wとピンヒンジ20Vを支持点として
回動するレバー20uの重量にうち勝つて安全弁
20tが押し上げられ、異常圧を放散することが
できる。タンク10内で保たれるべき正圧は、浸
漬管20aの浸漬深さHによつてほぼ決まる。こ
のHは、下部導入管20jを通じて可視管20l
を通して監視できるようになつている。パツキン
20kは下部導入管20jおよび上部導入管20
cと、可視管20lの間から油が洩れるのを防止
するために設けられている。
浸漬深さHはあまり浅くなるといわゆる油封切
れ(水封切れ)を起すので、実際的な下限値が決
められる。この下限値をHaとすれば、そのとき
の油面を警報レベル20fとして検出器で検出し
て信号処理することができる。検出器の一例とし
て、浮子式レベルスイツチを採用した場合の作動
を以下に説明する。
下部導入管20mより導入された油は、油だま
り20nにたまる。油だまり20nは上部導入管
20gによつて本体20rの空間部と連結されて
いる。油面レベルがHaまで下がると、フロート
20oは図の点線のように下がり、スイツチ部2
0pから信号が出る。通常管理される場合は、可
視管20lの油面をチエツクして、下がつていれ
ば補給油タンク20hにためられた補給油20g
を、補給油バルブ20iを開けて補給する。
これら液封装置は本体20rにつけられた脚2
0yによつて取付面20z上に取付けられる。ま
た、清掃の時の便を考慮して、ドレンバルブ20
xが下部にとりつけられている。第4図は従来の
液封装置で、下部導入管20j′、下部導入管20
m′が水平にとりつけられている。これに対し第
3図の場合は下部導入管20j,20mが油中で
の金属粉末ダクトの安息角より大きい角度θ傾斜
している。
(効果) 以上の構成であつて、第4図のように油面レベ
ル検出器への導入管20j′,20m′の水平部に金
属粉末ダスト21b′,21c′が堆積し、これが固
まると管内を塞いでしまい、油面レベル検出器が
作動せず油封切れを起こすことがあつた。しかし
本考案によれば導入管20j,20mの傾斜θを
油中における金属粉末ダスト21b,21cの安
息角以上とするので、堆積することがない。した
がつて、導入管の金属粉末ダストによる閉塞は皆
無である。
尚上記実施例では油面レベル検出器として浮子
式レベルスイツチを採用しているが、他の静水圧
計測によるレベルスイツチあるいは非接触型の油
面レベル計を利用しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を備えたアトマイズ式金属粉末
製造装置における噴霧ノズル室とタンク内の空気
を非酸化ガスでパージしている状態を示す。第2
図は粉末製造中の状態を示す。第3図は液封装置
の拡大断面図、第4図は公知液封装置の断面図。 図において;a……噴霧油、b……非酸化性ガ
ス、c……大気、1……金属溶湯、2……タンデ
イツシユ、3……溶湯ノズル、4……ゲートバル
ブボデイ、5……弁体、6……シリンダ、7……
噴霧ノズル室、8……噴霧ノズル、9……均圧
孔、10……タンク、11……支持ブラケツト、
12……基礎、13……噴霧油配管、14……給
気配管、14a……給気配管、14b……給気配
管、15……溶湯流、16……噴霧油ジエツト、
17……混合ジエツト、18……スラリー、19
……排気配管、20……油封装置、20a……浸
漬管、20b……非酸化性ガスの泡、20c……
上部導入管、20d……排気管、20e……規定
レベル、20f……警報レベル、20g……補給
油、20h……補給油タンク、20i……補給油
バルブ、20j,20j′……下部導入管、20k
……パツキン、20l……可視管、20m……下
部導入管、20m′……下部導入管、20n……
油だまり、20o……フロート、20p……スイ
ツチ部、20q……上部導入管、20r……本
体、20s……パツキン、20t……安全弁、2
0u……レバー、20v……ピンヒンジ、20w
……ウエイト、20x……ドレンバルブ、20y
……脚、20z……取付面、21a……浮遊する
金属粉末、21b,21b′……下部導入管に堆積
した金属粉末、21c,21c′……下部導入管に
堆積した金属粉末、21d……本体底に堆積した
金属粉末。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 液面レベル検出器への導入管の液中に浸漬され
    る部分を、金属粉末ダスト液中の安息角以上の傾
    斜角としたことを特徴とする油アトマイズ式金属
    粉末製造装置の非酸化性ガス排出側に設けられた
    液封装置。
JP19519584U 1984-12-25 1984-12-25 Expired JPH017699Y2 (ja)

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JP19519584U JPH017699Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

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JP19519584U JPH017699Y2 (ja) 1984-12-25 1984-12-25

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JPS61111932U JPS61111932U (ja) 1986-07-15
JPH017699Y2 true JPH017699Y2 (ja) 1989-03-01

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