JPH0159453B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0159453B2 JPH0159453B2 JP56066774A JP6677481A JPH0159453B2 JP H0159453 B2 JPH0159453 B2 JP H0159453B2 JP 56066774 A JP56066774 A JP 56066774A JP 6677481 A JP6677481 A JP 6677481A JP H0159453 B2 JPH0159453 B2 JP H0159453B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- driven member
- valve
- fluid
- fluid coupling
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 44
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 29
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 29
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 29
- 238000010008 shearing Methods 0.000 claims description 2
- 239000008187 granular material Substances 0.000 claims 1
- 241000239290 Araneae Species 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 description 4
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 3
- 229910000906 Bronze Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 239000010974 bronze Substances 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N copper tin Chemical compound [Cu].[Sn] KUNSUQLRTQLHQQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000004677 Nylon Substances 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 1
- 125000000816 ethylene group Chemical group [H]C([H])([*:1])C([H])([H])[*:2] 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 229920001778 nylon Polymers 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
- 230000003252 repetitive effect Effects 0.000 description 1
- 230000004044 response Effects 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D35/00—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
- F16D35/02—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part
- F16D35/021—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves
- F16D35/023—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion with rotary working chambers and rotary reservoirs, e.g. in one coupling part actuated by valves the valve being actuated by a bimetallic coil
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P7/00—Controlling of coolant flow
- F01P7/02—Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air
- F01P7/04—Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air by varying pump speed, e.g. by changing pump-drive gear ratio
- F01P7/042—Controlling of coolant flow the coolant being cooling-air by varying pump speed, e.g. by changing pump-drive gear ratio using fluid couplings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は流体カツプリングすなわち粘性流体の
剪断力を利用してトルク伝達を行うカツプリング
に関し、特にカツプリング内の流体の流れを制御
する弁機構を有し、該弁機構をカツプリング外部
に設けた温度感知性バイメタルコイルによつて作
動せしめる形式のカツプリングに関する。
剪断力を利用してトルク伝達を行うカツプリング
に関し、特にカツプリング内の流体の流れを制御
する弁機構を有し、該弁機構をカツプリング外部
に設けた温度感知性バイメタルコイルによつて作
動せしめる形式のカツプリングに関する。
この形式のカツプリングは公知であり例えばイ
ギリス特許第898442号、第1540708号に記載され
ている。これらのカツプリングにおける主要な問
題点はバイメタルコイルの保持に関連しており、
バイメタルコイル取付装置、およびカツプリング
内部に配置された回転弁部材にバイメタルコイル
から回転運動を伝達するために利用される弁軸の
侵蝕および摩耗を防止する必要がある。
ギリス特許第898442号、第1540708号に記載され
ている。これらのカツプリングにおける主要な問
題点はバイメタルコイルの保持に関連しており、
バイメタルコイル取付装置、およびカツプリング
内部に配置された回転弁部材にバイメタルコイル
から回転運動を伝達するために利用される弁軸の
侵蝕および摩耗を防止する必要がある。
バイメタルコイルと弁軸の外方端の侵蝕および
摩耗は内燃エンジンの通常動作状態でカツプリン
グに伝達される振動に基くものが多く、特に例え
ばカツプリングが乗物用4シリンダエンジンに取
付けられている場合に顕著である。
摩耗は内燃エンジンの通常動作状態でカツプリン
グに伝達される振動に基くものが多く、特に例え
ばカツプリングが乗物用4シリンダエンジンに取
付けられている場合に顕著である。
バイメタルコイルの外方端をカツプリングの被
駆動部材に取付けるために種々の方法が提案され
ており、例えば溶接、かしめ等の固着的取付方
法、ゴム、ゴム状の封止性又は接着性の材料をバ
イメタルコイルの外方端とカツプリングの被駆動
部材に設けたバイメタルコイル位置決め装置との
間に介在させることによつて、及びバイメタルコ
イルの外方端を半径方向に自由に滑動可能とする
取付装置によつて、バイメタルコイルの外方端に
角度的又は角度的および半径方向にある程度の自
由度を許容する弾性的取付方法が知られている。
駆動部材に取付けるために種々の方法が提案され
ており、例えば溶接、かしめ等の固着的取付方
法、ゴム、ゴム状の封止性又は接着性の材料をバ
イメタルコイルの外方端とカツプリングの被駆動
部材に設けたバイメタルコイル位置決め装置との
間に介在させることによつて、及びバイメタルコ
イルの外方端を半径方向に自由に滑動可能とする
取付装置によつて、バイメタルコイルの外方端に
角度的又は角度的および半径方向にある程度の自
由度を許容する弾性的取付方法が知られている。
バイメタルコイルの外方端に関連する問題点を
解決するという点についての従来の取付方法の効
果はそれぞれ異つているが、弁軸の摩耗を防止す
るという点について完全な解決は得られていな
い。
解決するという点についての従来の取付方法の効
果はそれぞれ異つているが、弁軸の摩耗を防止す
るという点について完全な解決は得られていな
い。
本発明はバイメタルコイルを用いて粘性流体カ
ツプリングの弁開閉を行うものにおいて、弁軸と
バイメタルコイルがエンジンからの振動を受けて
摩耗および損傷することがないようにした装置を
提供することにある。
ツプリングの弁開閉を行うものにおいて、弁軸と
バイメタルコイルがエンジンからの振動を受けて
摩耗および損傷することがないようにした装置を
提供することにある。
本発明によれば、回転可能な駆動部材の少くと
も一部が、回転可能の被駆動部材の一部に形成さ
れる作動室内に同軸的に回転可能に装架され、該
駆動部材と作動室との対向する面によつて流体剪
断空間が限定され、被駆動部材にそれと共に回転
するように装架された弁板が被駆動部材内を作動
室と流体貯蔵室とに分割し、弁板に弁ポートが設
けられ、流体貯蔵室と作動室との間の弁ポートを
通る動作流体の流れを制御する回転弁部材が設け
られ、被駆動部材に同軸の弁軸が該被駆動部材の
流体貯蔵室に隣接する外壁の孔を貫通延長し、該
弁軸の流体貯蔵室内の端部が回転弁部材に固着さ
れて共に回転し、被駆動部材と同軸に且つその外
部に温度応答性バイメタルコイルが装架され、バ
イメタルコイルの内方端は弁軸に固着されてそれ
と共に回転し、バイメタルコイルの外方端は被駆
動部材に弾性的に取付けられている、形式の流体
カツプリングにおいて、前記弁軸の外方端がバイ
メタルコイルから突出しており、この外方端を軸
支する孔を有する軸受部材および該軸受部材を中
心部に収容するとともにそこからバイメタルコイ
ルの外側に延びて被駆動部材の外壁の外面に固定
されたブラケツト部材を含み、被駆動部材と同軸
に回転する弁軸軸受装置を設け、弁軸がバイメタ
ルの内側に位置する弁軸軸受装置と被駆動部材の
前記孔とで支持されている。バイメタルコイルが
半径方向に振動することにより弁軸の外方向が半
径方向に反覆的に運動することは軸受装置によつ
て防止される。
も一部が、回転可能の被駆動部材の一部に形成さ
れる作動室内に同軸的に回転可能に装架され、該
駆動部材と作動室との対向する面によつて流体剪
断空間が限定され、被駆動部材にそれと共に回転
するように装架された弁板が被駆動部材内を作動
室と流体貯蔵室とに分割し、弁板に弁ポートが設
けられ、流体貯蔵室と作動室との間の弁ポートを
通る動作流体の流れを制御する回転弁部材が設け
られ、被駆動部材に同軸の弁軸が該被駆動部材の
流体貯蔵室に隣接する外壁の孔を貫通延長し、該
弁軸の流体貯蔵室内の端部が回転弁部材に固着さ
れて共に回転し、被駆動部材と同軸に且つその外
部に温度応答性バイメタルコイルが装架され、バ
イメタルコイルの内方端は弁軸に固着されてそれ
と共に回転し、バイメタルコイルの外方端は被駆
動部材に弾性的に取付けられている、形式の流体
カツプリングにおいて、前記弁軸の外方端がバイ
メタルコイルから突出しており、この外方端を軸
支する孔を有する軸受部材および該軸受部材を中
心部に収容するとともにそこからバイメタルコイ
ルの外側に延びて被駆動部材の外壁の外面に固定
されたブラケツト部材を含み、被駆動部材と同軸
に回転する弁軸軸受装置を設け、弁軸がバイメタ
ルの内側に位置する弁軸軸受装置と被駆動部材の
前記孔とで支持されている。バイメタルコイルが
半径方向に振動することにより弁軸の外方向が半
径方向に反覆的に運動することは軸受装置によつ
て防止される。
軸受装置は望ましくはスリーブ軸受を含むもの
とし、これは例えば鋼裏金つきの青銅、鋼裏金つ
きのポリマー(例えばナイロン、弗化エチレン)、
焼結青銅など任意適当な材料から作ることができ
る。
とし、これは例えば鋼裏金つきの青銅、鋼裏金つ
きのポリマー(例えばナイロン、弗化エチレン)、
焼結青銅など任意適当な材料から作ることができ
る。
バイメタルコイルと被駆動部材との間に角度的
屈撓を許容する弾性連結装置として望ましくは、
コイルの外方端をエラストマー性のスリーブで取
囲み、スリーブを被駆動部材に対応する形状の凹
所内に収容する。
屈撓を許容する弾性連結装置として望ましくは、
コイルの外方端をエラストマー性のスリーブで取
囲み、スリーブを被駆動部材に対応する形状の凹
所内に収容する。
本発明は上記構成によるものであるから、バイ
メタルコイルの温度応答特性による変形力のみで
回転弁部材に回転力を与えて弁の開閉を行うため
に弁軸自体を長くかつ重量をふやすというマイナ
ス要因にもかかわらず、エンジンによる振動の影
響を極力押えることができる。また本願発明では
両ささえによる弁軸の長さを最小限度に保つので
バイメタルコイルの温度応答性を損なわずにす
む。
メタルコイルの温度応答特性による変形力のみで
回転弁部材に回転力を与えて弁の開閉を行うため
に弁軸自体を長くかつ重量をふやすというマイナ
ス要因にもかかわらず、エンジンによる振動の影
響を極力押えることができる。また本願発明では
両ささえによる弁軸の長さを最小限度に保つので
バイメタルコイルの温度応答性を損なわずにす
む。
本発明の実施例を例示する添付図面を参照して
以下さらに説明する。
以下さらに説明する。
第1図において10は温度応答型のトルク伝達
用流体カツプリングを概括的に示し、これは図示
しない粘性の動作流体を収容し、駆動部材11と
被駆動部材12とを含み、被駆動部材は軸受15
によつて駆動部材と同軸に回転可能に軸支され
る。
用流体カツプリングを概括的に示し、これは図示
しない粘性の動作流体を収容し、駆動部材11と
被駆動部材12とを含み、被駆動部材は軸受15
によつて駆動部材と同軸に回転可能に軸支され
る。
被駆動部材12は概舌的に17として示すハウ
ジング部材とカバー部材19とを含む。
ジング部材とカバー部材19とを含む。
ハウジング部材17は焼結鋼のスパイダ部材2
1と、これと同軸に回転可能に取付けられた鋼製
の環状デイスク部材23とから成る。スパイダ部
材21は、軸受15を収容するに適した中心孔2
7を有する環状の中央ボス25と、中央ボスに一
体的に形成された複数の半径方向に延びるアーム
29とを有する。各半径方向アーム29の外方端
には孔33を有するボス31が設けられている。
各半径方向アームの段部によつてスピゴツト位置
決め直径部16が形成され、冷却フアン又はフア
ン用ブレード14又はその他の被駆動装置を駆動
部材11に対して同軸に位置決めする。冷却フア
ン又はフアン用ブレード14はスタツド18とナ
ツト20とによつて固着される。望ましくはスタ
ツド18はデイスク部材23に数字35を示す如
く例えば突起溶接によつて固着され、スパイダ部
材21のアーム29のそれぞれの孔33を貫通延
長する。環状のデイスク部材23とスパイダ部材
21とは例えば突起溶接によつて37に示す如く
互に固着される。デイスク部材23の中心孔39
は望ましくはスパイダ部材21の中心孔27より
も小径とし、被駆動部材12を軸受15に関して
軸方向に位置決めする衝当部41が形成されるよ
うにする。環状のデイスク部材の外周部43には
45に示す如くカバー部材19が取付けられる。
第1図においてはカバー部材19にローラ加工を
行つてデイスク部材23に固着されているが、例
えばねじその他任意適当の技術で代替することが
できる。
1と、これと同軸に回転可能に取付けられた鋼製
の環状デイスク部材23とから成る。スパイダ部
材21は、軸受15を収容するに適した中心孔2
7を有する環状の中央ボス25と、中央ボスに一
体的に形成された複数の半径方向に延びるアーム
29とを有する。各半径方向アーム29の外方端
には孔33を有するボス31が設けられている。
各半径方向アームの段部によつてスピゴツト位置
決め直径部16が形成され、冷却フアン又はフア
ン用ブレード14又はその他の被駆動装置を駆動
部材11に対して同軸に位置決めする。冷却フア
ン又はフアン用ブレード14はスタツド18とナ
ツト20とによつて固着される。望ましくはスタ
ツド18はデイスク部材23に数字35を示す如
く例えば突起溶接によつて固着され、スパイダ部
材21のアーム29のそれぞれの孔33を貫通延
長する。環状のデイスク部材23とスパイダ部材
21とは例えば突起溶接によつて37に示す如く
互に固着される。デイスク部材23の中心孔39
は望ましくはスパイダ部材21の中心孔27より
も小径とし、被駆動部材12を軸受15に関して
軸方向に位置決めする衝当部41が形成されるよ
うにする。環状のデイスク部材の外周部43には
45に示す如くカバー部材19が取付けられる。
第1図においてはカバー部材19にローラ加工を
行つてデイスク部材23に固着されているが、例
えばねじその他任意適当の技術で代替することが
できる。
駆動部材11には図示しない回転エネルギ源に
連結するためのねじ孔22がある。駆動部材11
の一部を形成する駆動デイスク24が、被駆動部
材12の一部として限定される作動室26内に取
囲まれる。作動室26と駆動デイスク24との対
向する表面32,34,36,38の間に剪断空
間28,30が限定される。弁ポート44を有す
る弁板42によつて作動室26と貯蔵室40とが
分割されている。弁ポート44を調節するため回
転弁部材46が設けられている。駆動デイスク2
4の周縁に隣接して出口ポート48が作動室の壁
面32に設けられ、ダクト54によつて貯蔵室4
0に連結される。出口ポート48は第4図に示す
如く作動室26の壁面32に設けられた溝50を
中断するスコツプ状部分52に関連して設けられ
ている。被駆動部材12のカバー部材19の壁5
5は貯蔵室40の前方壁を限定し、弁軸56を位
置決めする孔66(第1a図)を具えている。弁
軸56は回転弁部材46にかしめ又は鋲68によ
つて固着されて共に回転する。貯蔵室40からの
動作流体の洩れをシール58が防止する。被駆動
部材12の前面70にはブラケツト部材72(第
2図)がねじその他適宜の手段によつて固定され
ている。ブラケツト部材72の中心部にはコツプ
状部62が形成されて軸受60を収容し、軸受6
0は弁軸56の外方端56aを軸支する孔76を
具えている。回転弁部材46の角度的すなわち回
転運動によつて弁ポート44が開閉するが、この
運動は被駆動部材12の前方壁55に設けた凹所
86に収容された温度応答性のバイメタルコイル
64によつて制御される。バイメタルコイル64
は第1の直線状の舌状部78を有し、この舌状部
に緊密に嵌合するエラストマー性のスリーブ82
を介して被駆動部材12に弾性的に取付けられ
る。これら舌状部78とスリーブ82とは凹所8
6内のボス部84に形成された逃げ溝80に締り
ばめて嵌め合わされる。逃げ溝80はスリーブ8
2を容易に収容し得るような適宜の抜き勾配を持
つてボス部84に一体的に成形(鋳造)すること
が望ましい。バイメタルコイル64の第2の直線
状の舌状部85(第1a図、第3図)は弁軸56
の溝孔88に密接嵌合し、バイメタルコイル64
の環境温度が変化すると弁軸56は被駆動部材1
2の前方壁55に相対的に回転する。
連結するためのねじ孔22がある。駆動部材11
の一部を形成する駆動デイスク24が、被駆動部
材12の一部として限定される作動室26内に取
囲まれる。作動室26と駆動デイスク24との対
向する表面32,34,36,38の間に剪断空
間28,30が限定される。弁ポート44を有す
る弁板42によつて作動室26と貯蔵室40とが
分割されている。弁ポート44を調節するため回
転弁部材46が設けられている。駆動デイスク2
4の周縁に隣接して出口ポート48が作動室の壁
面32に設けられ、ダクト54によつて貯蔵室4
0に連結される。出口ポート48は第4図に示す
如く作動室26の壁面32に設けられた溝50を
中断するスコツプ状部分52に関連して設けられ
ている。被駆動部材12のカバー部材19の壁5
5は貯蔵室40の前方壁を限定し、弁軸56を位
置決めする孔66(第1a図)を具えている。弁
軸56は回転弁部材46にかしめ又は鋲68によ
つて固着されて共に回転する。貯蔵室40からの
動作流体の洩れをシール58が防止する。被駆動
部材12の前面70にはブラケツト部材72(第
2図)がねじその他適宜の手段によつて固定され
ている。ブラケツト部材72の中心部にはコツプ
状部62が形成されて軸受60を収容し、軸受6
0は弁軸56の外方端56aを軸支する孔76を
具えている。回転弁部材46の角度的すなわち回
転運動によつて弁ポート44が開閉するが、この
運動は被駆動部材12の前方壁55に設けた凹所
86に収容された温度応答性のバイメタルコイル
64によつて制御される。バイメタルコイル64
は第1の直線状の舌状部78を有し、この舌状部
に緊密に嵌合するエラストマー性のスリーブ82
を介して被駆動部材12に弾性的に取付けられ
る。これら舌状部78とスリーブ82とは凹所8
6内のボス部84に形成された逃げ溝80に締り
ばめて嵌め合わされる。逃げ溝80はスリーブ8
2を容易に収容し得るような適宜の抜き勾配を持
つてボス部84に一体的に成形(鋳造)すること
が望ましい。バイメタルコイル64の第2の直線
状の舌状部85(第1a図、第3図)は弁軸56
の溝孔88に密接嵌合し、バイメタルコイル64
の環境温度が変化すると弁軸56は被駆動部材1
2の前方壁55に相対的に回転する。
図示流体カツプリングの作動時に駆動部材11
は例えば内燃エンジンの補機用駆動軸、通常は水
ポンプ駆動軸によつて駆動される。作動室26内
の粘性の動作流体の剪断抵抗によつて被駆動部材
12は通常駆動部材11よりもいくらか遅い速度
で回転する。駆動デイスク24と被駆動部材12
との速度差によつて動作流体はスコツプ部52に
よつて集められ、ダクト54を通つて貯蔵室40
に流入する。カツプリングの外部温度が予め定め
た限界位を越えると温度応答性バイメタルコイル
64によつて回転弁部材46は弁ポート44を開
く。貯蔵室40の流体は弁ポート44を通つて作
動室26に流入し、空間28,30内に十分な量
の動作流体が存在し、被駆動部材の速度が最大と
なる。流体カツプリングの外部温度が予め定めた
限界以下に降下すると温度応答性バイメタルコイ
ル64は回転弁部材46を回転せしめて弁ポート
44を閉じ(又は弁ポート44の有効開口面積を
小とし)貯蔵室40から作動室26への流体流を
遮断し又は小とする。スコツプ部52は流体を作
動室26から波み出しゞけており、作動室26、
従つて粘性流体の剪断空間28,30内の流体の
量が減少し、駆動部材11と被駆動部材12との
間に伝達される駆動力が減少する。被駆動部材の
回転速度が減少し、最終的にはほとんど駆動力が
伝達されない状態で被駆動部材は駆動部材に関し
て実質上自由回転するようになる。温度が再び上
昇すると温度応答性バイメタルコイル64によつ
て動かされて弁部材46は弁ポート44を開き、
流体は貯蔵室40から作動室26と剪断空間2
8,30に流入する。剪断空間28,30内の流
体の量は増加して、最大駆動力状態に達すると被
駆動部材の回転速度は最大となる。
は例えば内燃エンジンの補機用駆動軸、通常は水
ポンプ駆動軸によつて駆動される。作動室26内
の粘性の動作流体の剪断抵抗によつて被駆動部材
12は通常駆動部材11よりもいくらか遅い速度
で回転する。駆動デイスク24と被駆動部材12
との速度差によつて動作流体はスコツプ部52に
よつて集められ、ダクト54を通つて貯蔵室40
に流入する。カツプリングの外部温度が予め定め
た限界位を越えると温度応答性バイメタルコイル
64によつて回転弁部材46は弁ポート44を開
く。貯蔵室40の流体は弁ポート44を通つて作
動室26に流入し、空間28,30内に十分な量
の動作流体が存在し、被駆動部材の速度が最大と
なる。流体カツプリングの外部温度が予め定めた
限界以下に降下すると温度応答性バイメタルコイ
ル64は回転弁部材46を回転せしめて弁ポート
44を閉じ(又は弁ポート44の有効開口面積を
小とし)貯蔵室40から作動室26への流体流を
遮断し又は小とする。スコツプ部52は流体を作
動室26から波み出しゞけており、作動室26、
従つて粘性流体の剪断空間28,30内の流体の
量が減少し、駆動部材11と被駆動部材12との
間に伝達される駆動力が減少する。被駆動部材の
回転速度が減少し、最終的にはほとんど駆動力が
伝達されない状態で被駆動部材は駆動部材に関し
て実質上自由回転するようになる。温度が再び上
昇すると温度応答性バイメタルコイル64によつ
て動かされて弁部材46は弁ポート44を開き、
流体は貯蔵室40から作動室26と剪断空間2
8,30に流入する。剪断空間28,30内の流
体の量は増加して、最大駆動力状態に達すると被
駆動部材の回転速度は最大となる。
第1図は本発明による流体カツプリングの実施
例を示す縦断面図。第1a図は第1図の部分拡大
図。第2図は第1図の前面図。第3図は軸受ブラ
ケツトを取除いて示す前面図。第4図は作動室の
内面を第1図の矢A方向から見た部分的概略図。
第5図は第1図の矢A方向から見た端面図。 11:駆動部材、12:被駆動部材、17:ハ
ウジング部材、19:カバー部材、26:作動
室、28,30:流体剪断空間、40:貯蔵室、
42:弁板、44:弁ポート、46:回転弁部
材、56:弁軸、55:外壁、66:孔、64:
バイメタルコイル、60:軸受部材、72:ブラ
ケツト部材、78,85:バイメタルコイルの端
部、82:エラストマー性スリーブ、80:逃げ
溝。
例を示す縦断面図。第1a図は第1図の部分拡大
図。第2図は第1図の前面図。第3図は軸受ブラ
ケツトを取除いて示す前面図。第4図は作動室の
内面を第1図の矢A方向から見た部分的概略図。
第5図は第1図の矢A方向から見た端面図。 11:駆動部材、12:被駆動部材、17:ハ
ウジング部材、19:カバー部材、26:作動
室、28,30:流体剪断空間、40:貯蔵室、
42:弁板、44:弁ポート、46:回転弁部
材、56:弁軸、55:外壁、66:孔、64:
バイメタルコイル、60:軸受部材、72:ブラ
ケツト部材、78,85:バイメタルコイルの端
部、82:エラストマー性スリーブ、80:逃げ
溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 回転可能の駆動部材11の少くとも一部が、
回転可能の被駆動部材12の一部に形成される作
動室26内に同軸的に回転可能に装架され、該駆
動部材11と作動室26との対向する面によつて
流体剪断空間28,30が形成され、被駆動部材
12にそれと共に回転するように装架された弁板
42が被駆動部材12内を前記作動室26と流体
貯蔵室40とに分割し、弁板42に弁ポート44
が設けられ、流体貯蔵室40と作動室26との間
の弁ポート44を通る動作流体の流れを制御する
回転弁部材46が設けられ、被駆動部材12に同
軸の弁軸56が該被駆動部材12の粒体貯蔵室4
0に隣接する外壁55の孔66を貫通延長し、該
弁軸の流体貯蔵室40内の端部が回転弁部材46
に固着されて共に回転し、被駆動部材12と同軸
に且つその外部に温度応答性バイメタルコイル6
4が装架され、該バイメタルコイルの内方端85
は弁軸に固着されてそれと共に回転し、バイメタ
ルコイルの外方端78は被駆動部材12に弾性的
に取付けられている、動作流体を収容する流体カ
ツプリングにおいて、 前記弁軸56の外方端がバイメタルコイル64
から突出しており、 この外方端を軸支する孔76を有する軸受部材
60および該軸受部材を中心部に収容するととも
にそこからバイメタルコイルの外側に延びて被駆
動部材12の外壁55の外面70に固定されたブ
ラケツト部材72を含み、被駆動部材と同軸に回
転する弁軸軸受装置を設け、 弁軸56がバイメタルの内側に位置する弁軸軸
受装置と被駆動部材の前記孔66とで支持されて
いることを特徴とする流体カツプリング。 2 前記バイメタルコイル64の外方端78がエ
ラストマー性のスリーブ82によつて取巻かれ、
該スリーブは被駆動部材12の対応する形状の逃
げ溝80内に収容されていることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の流体カツプリング。 3 前記バイメタルコイルの外方端が直線状の舌
状部を有し、該舌状部と前記スリーブとが嵌合し
ていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記
載の流体カツプリング。 4 前記舌状部78と前記スリーブ82とが逃げ
溝80内で締りばめにより嵌合していることを特
徴とする特許請求の範囲第3項記載の流体カツプ
リング。 5 前記逃げ溝80が被駆動部材12のボス部8
4に一体成形されていることを特徴とする特許請
求の範囲第2項ないし第4項のいずれか1項記載
の流体カツプリング。 6 前記バイメタルコイル64の内方端85が直
線状舌状部を含み、該舌状部が弁軸56の溝孔8
8に収容されていることを特徴とする、特許請求
の範囲第1項ないし第5項のいずれか1項記載の
流体カツプリング。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8014904 | 1980-05-03 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56164230A JPS56164230A (en) | 1981-12-17 |
JPH0159453B2 true JPH0159453B2 (ja) | 1989-12-18 |
Family
ID=10513215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6677481A Granted JPS56164230A (en) | 1980-05-03 | 1981-05-01 | Fluid coupling |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0039540B1 (ja) |
JP (1) | JPS56164230A (ja) |
DE (1) | DE3160924D1 (ja) |
ES (1) | ES501812A0 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4705149A (en) * | 1985-05-06 | 1987-11-10 | Eaton Corporation | Fluid coupling device having increased torque-transmitting capability |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54159561A (en) * | 1978-06-05 | 1979-12-17 | Gen Motors Corp | Viscous fluid clutch assembly |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3263783A (en) * | 1963-10-14 | 1966-08-02 | Eaton Yale & Towne | Viscous drive coupling |
US4103765A (en) * | 1977-04-05 | 1978-08-01 | Eaton Corporation | Resilient support for coil of viscous fluid drive |
US4185726A (en) * | 1978-08-14 | 1980-01-29 | Eaton Corporation | Fluid coupling device and bimetal coil mounting arrangement |
-
1981
- 1981-03-30 DE DE8181301369T patent/DE3160924D1/de not_active Expired
- 1981-03-30 EP EP81301369A patent/EP0039540B1/en not_active Expired
- 1981-04-30 ES ES501812A patent/ES501812A0/es active Granted
- 1981-05-01 JP JP6677481A patent/JPS56164230A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54159561A (en) * | 1978-06-05 | 1979-12-17 | Gen Motors Corp | Viscous fluid clutch assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES8300185A1 (es) | 1982-10-01 |
EP0039540B1 (en) | 1983-09-21 |
EP0039540A1 (en) | 1981-11-11 |
JPS56164230A (en) | 1981-12-17 |
DE3160924D1 (en) | 1983-10-27 |
ES501812A0 (es) | 1982-10-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR920001660B1 (ko) | 온도감응형 유체식 팬 커플링 장치 | |
JP4614842B2 (ja) | 密封部材を支持する本体及びカバーとして機能する入力部材を備えるクラッチ無し粘性式ファン駆動装置 | |
US7650974B2 (en) | OD wiper | |
US6530748B2 (en) | Enhanced fan and fan drive assembly | |
JP2775431B2 (ja) | 感温作動型流体式フアン・カツプリング装置 | |
JPS6215778B2 (ja) | ||
US3019875A (en) | Variable speed drive mechanism | |
JP2888933B2 (ja) | 温度感応型流体式ファン・カップリング装置 | |
EP0061280B1 (en) | Modulating fluid shear coupling | |
JPS6120694B2 (ja) | ||
EP0130724B1 (en) | Fluid coupling device and valve mechanism for use therein | |
US4086987A (en) | Viscous fluid clutch | |
JPS59131040A (ja) | 内燃機関の冷却空気フアン用の液体摩擦クラツチ | |
US4282961A (en) | Fan drive with torque transmitting device | |
JPH08296669A (ja) | 流体式ファン・カップリング装置 | |
US5117955A (en) | Temperature-controlled fluid friction coupling | |
JPH0159453B2 (ja) | ||
EP0426318B1 (en) | Automotive fan drive train assembly | |
US4421216A (en) | Housing for viscous fluid coupling device | |
GB2044894A (en) | Viscous fluid coupling | |
US4380279A (en) | Viscous fluid coupling device | |
JPH0733854B2 (ja) | 粘性流体クラッチのための予荷重された制御アーム | |
US4907682A (en) | Viscous fluid coupling device | |
JP2802289B2 (ja) | 温度感応型流体式ファン・カップリング装置 | |
US4583625A (en) | Temperature responsive fluid coupling device |