JPH0158409B2 - - Google Patents
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- JPH0158409B2 JPH0158409B2 JP13125582A JP13125582A JPH0158409B2 JP H0158409 B2 JPH0158409 B2 JP H0158409B2 JP 13125582 A JP13125582 A JP 13125582A JP 13125582 A JP13125582 A JP 13125582A JP H0158409 B2 JPH0158409 B2 JP H0158409B2
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- JP
- Japan
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- stage
- furnace
- sludge
- combustion
- gas
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J15/00—Arrangements of devices for treating smoke or fumes
- F23J15/02—Arrangements of devices for treating smoke or fumes of purifiers, e.g. for removing noxious material
- F23J15/04—Arrangements of devices for treating smoke or fumes of purifiers, e.g. for removing noxious material using washing fluids
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Incineration Of Waste (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は竪形多段焼却装置に関し、さらに詳し
くは高分子凝集剤等を用いた発熱量の高い有臭性
汚泥の焼却装置に関するものである。
くは高分子凝集剤等を用いた発熱量の高い有臭性
汚泥の焼却装置に関するものである。
排水処理設備および下水処理設備等から排出さ
れる有臭汚泥の処理方法のひとつとして、竪形多
段炉で汚泥を焼却する方法が知られている。汚泥
は通常、焼却の前に適当な凝集剤が加えられ、脱
水機で脱水され、含水率約80%の脱水汚泥とした
後、竪形多段炉に供給される。上記凝集剤として
は塩化第二鉄、石灰等の無機系の凝集剤が用いら
れ、これによつて例えば含水率約80%、固形分発
熱量約2500Kcal/(Kg固形分)の脱水汚泥(以
後、石炭汚泥という)が得られる。竪形多段炉
は、このような汚泥に対して最適な焼却炉といえ
る。
れる有臭汚泥の処理方法のひとつとして、竪形多
段炉で汚泥を焼却する方法が知られている。汚泥
は通常、焼却の前に適当な凝集剤が加えられ、脱
水機で脱水され、含水率約80%の脱水汚泥とした
後、竪形多段炉に供給される。上記凝集剤として
は塩化第二鉄、石灰等の無機系の凝集剤が用いら
れ、これによつて例えば含水率約80%、固形分発
熱量約2500Kcal/(Kg固形分)の脱水汚泥(以
後、石炭汚泥という)が得られる。竪形多段炉
は、このような汚泥に対して最適な焼却炉といえ
る。
これに対して最近、汚泥の減容化、処理コスト
の低減等の理由により、凝集剤として石灰等の代
りに高分子化合物が用いられるようになつた。こ
れによつて得られた脱水汚泥(以下、高分子汚泥
という)は、固形分発熱量が4000〜5000Kcal/
(Kg固形分)とかなり高く、また含水率も約75%
と低い。このような汚泥を多段炉で焼却すると、
自然可能で、従来必要とされていた助燃油が不要
か、あるいは僅少で済むようになり、省エネルギ
ー上非常に有効なものとなる。しかし高分子汚泥
に対して、石灰汚泥を焼却していた従来の多段炉
(以下、従来型炉という)をそのまま適用すると
種々の不都合が生じてくることが分つた。
の低減等の理由により、凝集剤として石灰等の代
りに高分子化合物が用いられるようになつた。こ
れによつて得られた脱水汚泥(以下、高分子汚泥
という)は、固形分発熱量が4000〜5000Kcal/
(Kg固形分)とかなり高く、また含水率も約75%
と低い。このような汚泥を多段炉で焼却すると、
自然可能で、従来必要とされていた助燃油が不要
か、あるいは僅少で済むようになり、省エネルギ
ー上非常に有効なものとなる。しかし高分子汚泥
に対して、石灰汚泥を焼却していた従来の多段炉
(以下、従来型炉という)をそのまま適用すると
種々の不都合が生じてくることが分つた。
第1図および第2図は、従来型炉でそれぞれ石
灰汚泥および高分子汚泥を焼却する場合の炉内の
燃焼状況を示す図である。図において、炉1の頂
部から供給孔4を介して投入された脱水汚泥5
は、炉壁に設けられた炉床2および2Aを経て順
次落下し、乾燥、燃焼および冷却の過程を経て、
炉底のシユート6から焼却灰となつて排出され
る。炉中央の回転軸10はモータ11によつて回
転駆動される。一方、空気12は、回転軸10内
を通つて予熱されたのち、汚泥燃焼用空気13と
して炉下段から送入され、落下する汚泥と向流接
触し、冷却、燃焼に用いられたのち、燃焼排ガス
となつて炉頂排ガスダクト8から排出される。な
お、図中、3は回転軸10に設けられた撹拌羽
根、14は熱風発生炉である。
灰汚泥および高分子汚泥を焼却する場合の炉内の
燃焼状況を示す図である。図において、炉1の頂
部から供給孔4を介して投入された脱水汚泥5
は、炉壁に設けられた炉床2および2Aを経て順
次落下し、乾燥、燃焼および冷却の過程を経て、
炉底のシユート6から焼却灰となつて排出され
る。炉中央の回転軸10はモータ11によつて回
転駆動される。一方、空気12は、回転軸10内
を通つて予熱されたのち、汚泥燃焼用空気13と
して炉下段から送入され、落下する汚泥と向流接
触し、冷却、燃焼に用いられたのち、燃焼排ガス
となつて炉頂排ガスダクト8から排出される。な
お、図中、3は回転軸10に設けられた撹拌羽
根、14は熱風発生炉である。
第1図の石灰汚泥の場合には、炉内上部の乾燥
段(乾燥部15のある段をいう)では脱水汚泥と
汚泥燃焼排ガスが接触し、効率的な乾燥が行なわ
れ、適度に乾燥した汚泥は燃焼段(燃焼部16に
ある段をいう)に落下し、汚泥中の可燃性揮発分
が火炎19を伴ない燃焼する。この場合、可燃性
揮発分は燃焼部16においてほぼ完全燃焼し、煤
などの残存しない汚泥燃焼排ガスとなつて乾燥部
を上昇し、脱水汚泥を乾燥した後、炉頂排ガス9
となつて最上段の炉頂排ガスダクト8から排出さ
れる。このようにして石灰汚泥焼却時には、汚泥
中の水分蒸発を行なう乾燥部15と可燃性揮発分
の燃焼が行なわれる燃焼部16の境界が明瞭で、
排ガスも清浄となる。また炉の操作性という観点
からみると、操作性のポイントになる燃焼段の位
置は、熱風発生炉14で使用する助燃油量の加減
により容易に固定することができ、すなわち、多
段炉による石灰汚泥の焼却という技術に関して
は、排ガス性状および炉の操作性からみて完成さ
れた技術といえる。
段(乾燥部15のある段をいう)では脱水汚泥と
汚泥燃焼排ガスが接触し、効率的な乾燥が行なわ
れ、適度に乾燥した汚泥は燃焼段(燃焼部16に
ある段をいう)に落下し、汚泥中の可燃性揮発分
が火炎19を伴ない燃焼する。この場合、可燃性
揮発分は燃焼部16においてほぼ完全燃焼し、煤
などの残存しない汚泥燃焼排ガスとなつて乾燥部
を上昇し、脱水汚泥を乾燥した後、炉頂排ガス9
となつて最上段の炉頂排ガスダクト8から排出さ
れる。このようにして石灰汚泥焼却時には、汚泥
中の水分蒸発を行なう乾燥部15と可燃性揮発分
の燃焼が行なわれる燃焼部16の境界が明瞭で、
排ガスも清浄となる。また炉の操作性という観点
からみると、操作性のポイントになる燃焼段の位
置は、熱風発生炉14で使用する助燃油量の加減
により容易に固定することができ、すなわち、多
段炉による石灰汚泥の焼却という技術に関して
は、排ガス性状および炉の操作性からみて完成さ
れた技術といえる。
これに対して、第2図の高分子汚泥の場合、高
分子汚泥は含水率が低く、かつ発熱量が大きいた
め、助燃油等を要せずに自燃させることができ
る。また石灰汚泥焼却時の状況と比較して乾燥段
数が少なくなり、汚泥中の可燃性揮発分の量が多
いため、燃焼部16から発生する火炎が長くな
り、乾燥部15にまで達する。このような状況に
なると、火炎19が乾燥途中の汚泥により冷却さ
れ、多量の可燃性揮発分が未燃分となつて排ガス
中に残存する。さらに乾燥段にある汚泥について
も汚泥燃焼火炎により加熱され、局部的に乾燥が
進み過ぎ、水分蒸発のみならず、可燃性揮発分を
発生するようになり、はなはだしい場合には瞬間
的に着火することさえある。このように乾燥段で
発生した可燃性揮発分は充分燃えないまま、未燃
分として乾燥段を通過し炉頂排ガス8に含まれ
る。またこのような可燃性揮発分は同時に有臭成
分を含み、このため炉頂排ガス8から悪臭を生じ
るという問題がある。従つて高分子凝集剤で処理
した有機質汚泥を処理する場合には、焼却炉の他
に脱臭装置等の設置が避けられないという不利が
ある。
分子汚泥は含水率が低く、かつ発熱量が大きいた
め、助燃油等を要せずに自燃させることができ
る。また石灰汚泥焼却時の状況と比較して乾燥段
数が少なくなり、汚泥中の可燃性揮発分の量が多
いため、燃焼部16から発生する火炎が長くな
り、乾燥部15にまで達する。このような状況に
なると、火炎19が乾燥途中の汚泥により冷却さ
れ、多量の可燃性揮発分が未燃分となつて排ガス
中に残存する。さらに乾燥段にある汚泥について
も汚泥燃焼火炎により加熱され、局部的に乾燥が
進み過ぎ、水分蒸発のみならず、可燃性揮発分を
発生するようになり、はなはだしい場合には瞬間
的に着火することさえある。このように乾燥段で
発生した可燃性揮発分は充分燃えないまま、未燃
分として乾燥段を通過し炉頂排ガス8に含まれ
る。またこのような可燃性揮発分は同時に有臭成
分を含み、このため炉頂排ガス8から悪臭を生じ
るという問題がある。従つて高分子凝集剤で処理
した有機質汚泥を処理する場合には、焼却炉の他
に脱臭装置等の設置が避けられないという不利が
ある。
本発明の目的は、高分子凝集剤等を含む発熱量
の高い脱水汚泥を焼却する際に、悪臭および未燃
分の発生が少ない竪形多段炉を提供することにあ
る。
の高い脱水汚泥を焼却する際に、悪臭および未燃
分の発生が少ない竪形多段炉を提供することにあ
る。
本発明の竪形多段炉は、上方から乾燥段部、燃
焼段部および冷却段部に区画され、燃焼用空気が
下方から上方へ流通される一方、被燃焼物が上方
の乾燥段から順次下段へ供給される、高分子物質
を含む汚泥の焼却炉を備えた装置において、炉内
燃焼段部の炉床上に、汚泥から発生する可燃性揮
発分等の未燃分が充分に燃焼する空間部と、炉上
部の乾燥段部から排出されるガスを外部に設けた
冷却洗浄塔で冷却除湿した後、炉下部の冷却段部
へ再循環させるガス処理系統と、前記燃焼段部の
排ガスを燃焼用空気と熱交換した後、スクラバー
を通して大気へ排出するガス排出系統とを備えた
ことを特徴とする。
焼段部および冷却段部に区画され、燃焼用空気が
下方から上方へ流通される一方、被燃焼物が上方
の乾燥段から順次下段へ供給される、高分子物質
を含む汚泥の焼却炉を備えた装置において、炉内
燃焼段部の炉床上に、汚泥から発生する可燃性揮
発分等の未燃分が充分に燃焼する空間部と、炉上
部の乾燥段部から排出されるガスを外部に設けた
冷却洗浄塔で冷却除湿した後、炉下部の冷却段部
へ再循環させるガス処理系統と、前記燃焼段部の
排ガスを燃焼用空気と熱交換した後、スクラバー
を通して大気へ排出するガス排出系統とを備えた
ことを特徴とする。
本発明において、前記燃焼空間部はその負荷率
が25万Kcal/hr・燃焼部単位m2以下になるよう
な容積を有することが好ましく、また該空間部に
は燃焼排ガスの一部を抜き出すためのダクトを設
けることが好ましい。
が25万Kcal/hr・燃焼部単位m2以下になるよう
な容積を有することが好ましく、また該空間部に
は燃焼排ガスの一部を抜き出すためのダクトを設
けることが好ましい。
また、前記空間部には燃焼を促進するための邪
魔板を設け、さらに該邪魔板の中央部に汚泥が円
滑に落下するようにテーパ状部に案内される連通
孔を設けることができる。
魔板を設け、さらに該邪魔板の中央部に汚泥が円
滑に落下するようにテーパ状部に案内される連通
孔を設けることができる。
さらに本発明においては、前記燃焼空間部に酸
素含有ガスの吹込手段を設けることができる。こ
のようなガス吹込手段としては、炉壁の円周に沿
つて接線方向に貫通された複数個のノズル群を有
するもの、炉壁の円周に沿つて半径方向に貫挿さ
れた複数のガス吹込管と炉内の回転軸の円周に沿
つて半径方向に突出するガス吹込管とを上下方向
に複数段配置し、上記ガス吹込管の小孔から燃焼
空間部にガスを噴出させるもの等をあげることが
できる。
素含有ガスの吹込手段を設けることができる。こ
のようなガス吹込手段としては、炉壁の円周に沿
つて接線方向に貫通された複数個のノズル群を有
するもの、炉壁の円周に沿つて半径方向に貫挿さ
れた複数のガス吹込管と炉内の回転軸の円周に沿
つて半径方向に突出するガス吹込管とを上下方向
に複数段配置し、上記ガス吹込管の小孔から燃焼
空間部にガスを噴出させるもの等をあげることが
できる。
以下、本発明を図面によりさらに詳細に説明す
る。第4図は、本発明の焼却装置の一実施例を示
す系統図である。この装置は、乾燥段部15、燃
焼段部16および冷却段部17を有する竪形多段
焼却炉1と、該焼却炉1の乾燥段部15に設けら
れた排ガスダクト8と、該排ガスが導入され、散
水ノズル30から散布される洗浄水と気液接触す
る冷却洗浄塔32と、該冷却洗浄塔32で洗浄さ
れたガスを前記多段炉1の冷却段部17に再循環
させるためのブロア36を備えた配管34と、多
段炉1の燃焼段部16の排ガスを抜出すための配
管38と、該配管38の排ガスと燃焼用空気40
とを熱交換させる空気加熱器42と、該加熱器4
2を出た排ガスを洗浄するスクラバー44と、該
排ガス用のブロア46とから構成される。上記竪
型多段焼焼炉1は、第3図に示すように燃焼段部
16に段を部分的に取り外して形成した燃焼空間
部20が設けられ、また該部分の炉側壁には排ガ
スの一部22を取り出すためのダクト21が設け
られている。
る。第4図は、本発明の焼却装置の一実施例を示
す系統図である。この装置は、乾燥段部15、燃
焼段部16および冷却段部17を有する竪形多段
焼却炉1と、該焼却炉1の乾燥段部15に設けら
れた排ガスダクト8と、該排ガスが導入され、散
水ノズル30から散布される洗浄水と気液接触す
る冷却洗浄塔32と、該冷却洗浄塔32で洗浄さ
れたガスを前記多段炉1の冷却段部17に再循環
させるためのブロア36を備えた配管34と、多
段炉1の燃焼段部16の排ガスを抜出すための配
管38と、該配管38の排ガスと燃焼用空気40
とを熱交換させる空気加熱器42と、該加熱器4
2を出た排ガスを洗浄するスクラバー44と、該
排ガス用のブロア46とから構成される。上記竪
型多段焼焼炉1は、第3図に示すように燃焼段部
16に段を部分的に取り外して形成した燃焼空間
部20が設けられ、また該部分の炉側壁には排ガ
スの一部22を取り出すためのダクト21が設け
られている。
上記構成の装置において、多段炉1を出た有臭
成分を含む排ガスは、ダクト8から冷却洗浄塔3
2に導入され、ここで散水ノズル30から散布さ
れる原水または処理水等と接触されて冷却除湿洗
浄された後、配管34を通つて多段炉の冷却段部
17に戻され、有臭成分を含む未燃分がその上部
の燃焼段部16で完全燃焼される。燃焼段部1
6、特に燃焼空間部20から抜出された排ガスは
加熱器42で燃焼用空気と熱交換された後、スク
ラバー(またはミストコツトレル)44でアルカ
リ洗浄された後、洗浄ガス48となつて大気中に
放散される。
成分を含む排ガスは、ダクト8から冷却洗浄塔3
2に導入され、ここで散水ノズル30から散布さ
れる原水または処理水等と接触されて冷却除湿洗
浄された後、配管34を通つて多段炉の冷却段部
17に戻され、有臭成分を含む未燃分がその上部
の燃焼段部16で完全燃焼される。燃焼段部1
6、特に燃焼空間部20から抜出された排ガスは
加熱器42で燃焼用空気と熱交換された後、スク
ラバー(またはミストコツトレル)44でアルカ
リ洗浄された後、洗浄ガス48となつて大気中に
放散される。
上記実施例に示したように、本発明によれば、
乾燥段部の炉頂排ガスを除湿して再度炉内に戻す
とともに、燃焼段部に未燃分燃焼のための、排出
ダクトが付設された未燃分燃焼のための燃焼空間
部を設けたことにより、有臭成分を含む未燃分は
燃焼段部、特に燃焼空間部で完全燃焼され、ここ
から排出される燃焼ガス中の悪臭をなくすことが
できる。このため、従来、焼却炉外に別置してい
た脱臭設備が不要になり、また炉頂排ガスを除湿
するため、多段炉の熱負荷が軽減される等の効果
も併せて得られる。
乾燥段部の炉頂排ガスを除湿して再度炉内に戻す
とともに、燃焼段部に未燃分燃焼のための、排出
ダクトが付設された未燃分燃焼のための燃焼空間
部を設けたことにより、有臭成分を含む未燃分は
燃焼段部、特に燃焼空間部で完全燃焼され、ここ
から排出される燃焼ガス中の悪臭をなくすことが
できる。このため、従来、焼却炉外に別置してい
た脱臭設備が不要になり、また炉頂排ガスを除湿
するため、多段炉の熱負荷が軽減される等の効果
も併せて得られる。
第1図および第2図は、従来の竪形多段炉を用
いてそれぞれ石灰汚泥および高分子汚泥を燃焼さ
せた状態を示す断面図、第3図は、本発明に用い
る竪形多段炉の断面図、第4図は、本発明の一実
施例を示す竪形多段焼却装置の系統図である。符
号の説明は次のとおりである。 1……炉、8……炉頂排ガスダクト、15……
乾燥段部、16……燃焼段部、17……冷却段
部、20……燃焼空間部、21……排出ダクト、
22……排ガス、32……冷却洗浄塔、42……
ガス加熱器、44……スクラバー、48……清浄
ガス。
いてそれぞれ石灰汚泥および高分子汚泥を燃焼さ
せた状態を示す断面図、第3図は、本発明に用い
る竪形多段炉の断面図、第4図は、本発明の一実
施例を示す竪形多段焼却装置の系統図である。符
号の説明は次のとおりである。 1……炉、8……炉頂排ガスダクト、15……
乾燥段部、16……燃焼段部、17……冷却段
部、20……燃焼空間部、21……排出ダクト、
22……排ガス、32……冷却洗浄塔、42……
ガス加熱器、44……スクラバー、48……清浄
ガス。
Claims (1)
- 1 上方から乾燥段部、燃焼段部および冷却段部
に区画され、燃焼用空気が下方から上方へ流通さ
れる一方、被燃焼物が上方の乾燥段から順次下段
へ供給される、高分子凝集剤を含む汚泥の焼却炉
を備えた装置において、炉内燃焼段部の炉床上
に、汚泥から発生する可燃性揮発分等の未燃分が
充分に燃焼する空間部と、炉上部の乾燥段部から
排出されるガスを外部に設けた冷却洗浄塔で冷却
除湿した後、炉下部の冷却段部へ再循環させるガ
ス処理系統と、前記燃焼段部の排ガスを燃焼用空
気と熱交換した後、スクラバーを通して大気へ排
出するガス排出系統とを備えたことを特徴とする
竪型多段焼却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13125582A JPS5924113A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | 竪形多段焼却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13125582A JPS5924113A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | 竪形多段焼却装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5924113A JPS5924113A (ja) | 1984-02-07 |
JPH0158409B2 true JPH0158409B2 (ja) | 1989-12-12 |
Family
ID=15053632
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13125582A Granted JPS5924113A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | 竪形多段焼却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5924113A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60196617A (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-05 | Mitsubishi Electric Corp | 車載ナビゲ−シヨン装置 |
-
1982
- 1982-07-29 JP JP13125582A patent/JPS5924113A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5924113A (ja) | 1984-02-07 |
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