JPH0158035B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0158035B2 JPH0158035B2 JP59010715A JP1071584A JPH0158035B2 JP H0158035 B2 JPH0158035 B2 JP H0158035B2 JP 59010715 A JP59010715 A JP 59010715A JP 1071584 A JP1071584 A JP 1071584A JP H0158035 B2 JPH0158035 B2 JP H0158035B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- hole
- handle
- retaining
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000010411 cooking Methods 0.000 claims description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 9
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Knives (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
この発明は包丁等の調理用具における中子やそ
の他の中子に係り、特に樹脂製の柄にインサート
成形される中子に関するものである。
の他の中子に係り、特に樹脂製の柄にインサート
成形される中子に関するものである。
従来技術
従来、この種の中子においては、第1図に示す
ように、インサート成形時樹脂が流入する抜け止
め穴2が透設され、柄11から中子1が離脱しな
いようになつている。通常この抜け止め穴2は例
えば包丁の刃付けや熱処理を行う場合にその搬送
用の引掛穴をも兼用しているため、抜け止め穴2
を引掛け易い形状及び大きさ(例えば第1図に示
すような長孔状)にする必要があつた。そのた
め、この抜け止め穴2に対応する柄11の表面に
ウエルドマーク(成形時において樹脂の二つ以上
の流れが完全に融合しないときに接合部にできる
線状のむら)が生じるおそれがあつた。
ように、インサート成形時樹脂が流入する抜け止
め穴2が透設され、柄11から中子1が離脱しな
いようになつている。通常この抜け止め穴2は例
えば包丁の刃付けや熱処理を行う場合にその搬送
用の引掛穴をも兼用しているため、抜け止め穴2
を引掛け易い形状及び大きさ(例えば第1図に示
すような長孔状)にする必要があつた。そのた
め、この抜け止め穴2に対応する柄11の表面に
ウエルドマーク(成形時において樹脂の二つ以上
の流れが完全に融合しないときに接合部にできる
線状のむら)が生じるおそれがあつた。
目 的
本考案の目的は、抜け止め用係止部(例えば切
込み)と引掛穴とをそれぞれ単独に形成し、抜け
止め用係止部を前記ウエルドマークが生じ難い形
状及び大きさにするとともに、インサート成形時
において引掛穴形成部分を中子から切り離すこと
ができるようにすることによつて、柄の表面にウ
エルドマークが生じないようにした調理用具の中
子を提供することにある。
込み)と引掛穴とをそれぞれ単独に形成し、抜け
止め用係止部を前記ウエルドマークが生じ難い形
状及び大きさにするとともに、インサート成形時
において引掛穴形成部分を中子から切り離すこと
ができるようにすることによつて、柄の表面にウ
エルドマークが生じないようにした調理用具の中
子を提供することにある。
考案の構成
本考案は上記の目的を達成すべく、中子の略後
端に切断部を介して引掛部を一体的に形成し、中
子の上下両端のうち少なくとも一方に抜け止め用
係止部を形成したものである。
端に切断部を介して引掛部を一体的に形成し、中
子の上下両端のうち少なくとも一方に抜け止め用
係止部を形成したものである。
実施例
以下、本考案を包丁に具体化した一実施例を第
2図〜第4図に従つて説明すると、中子1の後端
には切断部3を介して引掛部4が一体的に形成さ
れ、中子1の後端部の上下両端にごく浅い円弧凹
状をなす抜け止め用切込み(係止部)6が形成さ
れるとともに、引掛部4にはある程度大きな円形
状をなす引掛穴5が形成されている。なお、前記
切断部3は一側面にV溝3aを形成して薄肉状に
なつているとともに、そのV溝3aの上下両端に
V状切欠き3bを形成して幅狭になつている。
2図〜第4図に従つて説明すると、中子1の後端
には切断部3を介して引掛部4が一体的に形成さ
れ、中子1の後端部の上下両端にごく浅い円弧凹
状をなす抜け止め用切込み(係止部)6が形成さ
れるとともに、引掛部4にはある程度大きな円形
状をなす引掛穴5が形成されている。なお、前記
切断部3は一側面にV溝3aを形成して薄肉状に
なつているとともに、そのV溝3aの上下両端に
V状切欠き3bを形成して幅狭になつている。
さて、包丁の刃付けや熱処理を行う場合には、
前記引掛部4の引掛穴5を利用して搬送させる。
最終工程のインサート成形時には、前記引掛部4
を切断部3で折つて中子1から切り離す。そし
て、中子1の後端に残る切断部分を何等加工する
ことなく、中子1を金形に挿入してインサート成
形し、柄11を中子1と一体化する。成形後、樹
脂が両抜け止め用切込み6に流入し、中子1の柄
11からの離脱を防止することができる。
前記引掛部4の引掛穴5を利用して搬送させる。
最終工程のインサート成形時には、前記引掛部4
を切断部3で折つて中子1から切り離す。そし
て、中子1の後端に残る切断部分を何等加工する
ことなく、中子1を金形に挿入してインサート成
形し、柄11を中子1と一体化する。成形後、樹
脂が両抜け止め用切込み6に流入し、中子1の柄
11からの離脱を防止することができる。
特に本実施例では、包丁の刃付けや熱処理時に
おいて搬送専用の引掛穴5を利用できるので、搬
送作業に何等支障を来たすことがないばかりでは
なく、刃付けや熱処理の終了後はこの引掛穴5を
有する引掛部4を中子1から切り離すことができ
るので、中子1にはウエルドマークが生じ難い形
状及び大きさの抜け止め用切り込み6のみが残
り、成形後柄11の表面の外観を何等損なうこと
はなくなる。
おいて搬送専用の引掛穴5を利用できるので、搬
送作業に何等支障を来たすことがないばかりでは
なく、刃付けや熱処理の終了後はこの引掛穴5を
有する引掛部4を中子1から切り離すことができ
るので、中子1にはウエルドマークが生じ難い形
状及び大きさの抜け止め用切り込み6のみが残
り、成形後柄11の表面の外観を何等損なうこと
はなくなる。
なお、前述した実施例に限定されることなく次
のように構成することも可能である。
のように構成することも可能である。
(イ) 前述した実施例では抜け止め用係止部として
の切込み6が中子2の上下両縁に形成されてい
るが、この切込み6を中子1の上下両縁のうち
少なくとも一方に形成したり、この抜け止め用
係止部を凸状にしたりしてもよい。
の切込み6が中子2の上下両縁に形成されてい
るが、この切込み6を中子1の上下両縁のうち
少なくとも一方に形成したり、この抜け止め用
係止部を凸状にしたりしてもよい。
(ロ) 前述した実施例では引掛部4に円形状の引掛
穴5を形成したが、この引掛穴5を切欠いた形
状にする等、任意に変更することも可能であ
る。
穴5を形成したが、この引掛穴5を切欠いた形
状にする等、任意に変更することも可能であ
る。
(ハ) 前述した実施例では切断部3はV溝3a及び
切欠き3bを形成することにより薄肉状になつ
ているが、切断し易い形状であれば任意に変更
することも可能である。
切欠き3bを形成することにより薄肉状になつ
ているが、切断し易い形状であれば任意に変更
することも可能である。
効 果
以上詳述した本発明によれば、例えば包丁の刃
付けや熱処理時に搬送専用の引掛部4を利用した
後、これを中子1から切り離すことができ、ウエ
ルドマークが生じ難い形状及び大きさの抜け止め
用係止部6のみが残つた中子1を柄11にインサ
ート成形できるので、成形後柄11の表面の外観
を何等損なうことはなくなる。
付けや熱処理時に搬送専用の引掛部4を利用した
後、これを中子1から切り離すことができ、ウエ
ルドマークが生じ難い形状及び大きさの抜け止め
用係止部6のみが残つた中子1を柄11にインサ
ート成形できるので、成形後柄11の表面の外観
を何等損なうことはなくなる。
第1図は従来の包丁における中子を示す正面
図、第2図は本考案の一実施例に係る包丁おいて
インサート成形前の中子を示す正面図、第3図は
同じく部分断面図、第4図は柄に中子をインサー
ト成形した状態を示す断面図である。 中子……1、切断部……3、引掛部……4、引
掛穴……5、抜け止め用切込み(係止部)……
6、柄……11。
図、第2図は本考案の一実施例に係る包丁おいて
インサート成形前の中子を示す正面図、第3図は
同じく部分断面図、第4図は柄に中子をインサー
ト成形した状態を示す断面図である。 中子……1、切断部……3、引掛部……4、引
掛穴……5、抜け止め用切込み(係止部)……
6、柄……11。
Claims (1)
- 1 中子1の略後端に切断部3を介して引掛部4
を一体的に形成し、中子1の上下両縁のうち少な
くとも一方に抜け止め用係止部6を形成したこと
を特徴とする調理用具等における中子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1071584A JPS60155382A (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 調理用具等における中子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1071584A JPS60155382A (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 調理用具等における中子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60155382A JPS60155382A (ja) | 1985-08-15 |
JPH0158035B2 true JPH0158035B2 (ja) | 1989-12-08 |
Family
ID=11757994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1071584A Granted JPS60155382A (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 調理用具等における中子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60155382A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005177152A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 化粧品容器 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001340667A (ja) * | 2000-06-06 | 2001-12-11 | Kaijirushi Hamono Kaihatsu Center:Kk | 包 丁 |
JP4505487B2 (ja) * | 2007-08-31 | 2010-07-21 | 株式会社ユーエム工業 | 刃物のグリップ |
JP2014100179A (ja) * | 2012-11-16 | 2014-06-05 | Kyocera Corp | セラミック製包丁およびその製造方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5252598U (ja) * | 1975-10-14 | 1977-04-15 |
-
1984
- 1984-01-24 JP JP1071584A patent/JPS60155382A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005177152A (ja) * | 2003-12-19 | 2005-07-07 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 化粧品容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60155382A (ja) | 1985-08-15 |
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