JPH0155356B2 - - Google Patents

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JPH0155356B2
JPH0155356B2 JP55500003A JP50000380A JPH0155356B2 JP H0155356 B2 JPH0155356 B2 JP H0155356B2 JP 55500003 A JP55500003 A JP 55500003A JP 50000380 A JP50000380 A JP 50000380A JP H0155356 B2 JPH0155356 B2 JP H0155356B2
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ship
anchor line
movement
line
anchor
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JP55500003A
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JPS55501153A (ja
Inventor
Jeimuzu Efu Domatsuto
Nazaro Ei Shimoneri
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Unisys Corp
Original Assignee
Unisys Corp
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Publication date
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Publication of JPS55501153A publication Critical patent/JPS55501153A/ja
Publication of JPH0155356B2 publication Critical patent/JPH0155356B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C21/00Navigation; Navigational instruments not provided for in groups G01C1/00 - G01C19/00
    • G01C21/20Instruments for performing navigational calculations
    • G01C21/203Specially adapted for sailing ships
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B2213/00Navigational aids and use thereof, not otherwise provided for in this class
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B35/00Vessels or similar floating structures specially adapted for specific purposes and not otherwise provided for
    • B63B35/03Pipe-laying vessels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H15/00Marine propulsion by use of vessel-mounted driving mechanisms co-operating with anchored chains or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/42Steering or dynamic anchoring by propulsive elements; Steering or dynamic anchoring by propellers used therefor only; Steering or dynamic anchoring by rudders carrying propellers

Description

(イ) 発明の技術分野 本発明は、海中パイプまたはケーブル敷設用の
係留船の正確な誘導を行なう組合わせ無線推測航
法に関するものであり、特に無線送信がない場合
に、自船の位置判定を行ないうる船の位置判定方
法および装置に関するものである。
(ロ) 従来技術の背景 海中のパイプ敷設作業を過去の実績に基づいて
始める前に関係領域を探索する。測深機によつて
得た海底のプロフアイルに基づいてそのパイプ用
の適切なルートを決定し地図を記入する。パイプ
を敷設するにつれて実際のパイプの位置をパイプ
敷設船の上で作業員がその地図に記入する。この
パイプの位置は、船の位置の既知の値と船に対し
てパイプを降ろした位置とを組み合わせることに
よつて決定する。この後者はいくつかの方法で決
定することができるが、その1つはテレビジヨン
カメラを備えた水中船を使用することである。
いくつかのパイプを敷設したのち適当な無線位
置決め装置を使用して船の位置を判定する。実際
のおよび所望のパイプルートを調べ、その船を移
動させるべき方向を判定する。つぎにウインチ操
作員は、つぎのいくつかの引網によつてその船を
適当な方向へ動かすことによつて位置の誤差を訂
正することを求められる。つぎに操作員は船を所
望の方向に1区間分だけ引いたり動かしたりし
て、パイプの継目を溶接現場へ並べる。そこでつ
ぎのパイプの溶接が始まる。パイプが再び適当な
ルートに置かれるまでこれを続ける。
上に述べた位置の判定はすべてのパイプを敷設
してから、または海底の深さおよび状態に応じて
これよりは少な目に行う。操作員はウインチまた
はスラスタを使用して船を動かす。ウインチの
み、スラスタのみまたはウインチおよびスラスタ
をともに使用してもよい。
ウインチの制御は幾人かの操作員、たとえばつ
ぎの3人によつて行われる。
1 前方ウインチ操作員。各ウインチごとに片手
制御器を使用して6個の前方ウインチを取り扱
う。
2 後方ウインチ操作員。6個の後方ウインチに
対してやはり各ウインチごとに片手制御器があ
る。
3 ウインチデレクタ。すべてのウインチを制御
できる操作卓を有し、これも各ウインチごとに
片手制御器を使用する。
ウインチの制御は従来技術においては前方およ
び後方操作員が組になつて協調して、またはウイ
ンチデレクタ1人で行つてきた。
6個のウインチの制御は難しく、経験を必要と
する。一般に操作員(たとえば前方ウインチ操作
員)は、6個のアンカーすべてが設定されている
わけではないので4つのウインチだけを指揮すれ
ばよい。これら使用中のもののうち2つを一般に
多少なりともパイプのルートにそつて、すなわち
前方に配置し、他の2つ(または1つ)を片側に
配置する。したがつてパイプルートにそつて前進
するためには一般に操作員はこれらのウインチの
うちの2つを指揮する必要があるだけである。同
様に後方ウインチ操作員は自分のウインチを制御
する。側方の動きおよび船首方位の変更を必要と
する動きはさらに複雑である。スラスタ操作員は
3人のウインチ操作員とは別であるが、4つのス
ラスタ全部を制御する。組になつただけのスラス
タのスラスト(前進または後退)および方位角
(360゜)を指揮することができる。すなわち、前
方の2つのスラストは常に同じ方向にたがいにス
ラストし、後方のスラスタも同様にする。
手動制御には多くの問題がある。比較的水深が
浅いところでは、ケーブルが緊張しており、ウイ
ンチが比較的操作員の指揮に迅速に応答するので
操作は満足すべきものである。しかし深さが増す
につれ、関連するケーブル長が長くなり、ケーブ
ルの実効バネ定数が附随して減少するためにウイ
ンチの応答がだんだん緩慢になり、手動制御が困
難になる。深さが増したり海底の状態が悪くなる
と、しばしば位置の判定を行つたパイプルートを
正確に図に記入する必要がある。したがつて信頼
性のある位置判定方法が必要となる。
パイプの位置を正確に知るか否かは船の位置を
正確に知るか否かに依存している。十分な精度で
船自体の位置を決める無線位置決定システムのよ
く知られた2つの方式はラインオフサイト無線レ
ンジング方式および低周波ノンラインオフサイト
方式である。前者は、調査によつて位置が正確に
知られている2つの海岸基地に対するレンジを測
定することによつて位置を得るものであり、後者
は各海岸基地の組から受信した信号の位相差を測
定することによつて位置についての2本の双曲線
を発生するものである。後者の方法は周波数が高
く精度が良いという点を除いてはロランに非常に
よく似ている。
ラインオフサイト方式はこれら2つの方式のう
ちでは精度が高い方であり、一日に24時間動作す
ることができる。しかしレンジ測定能力が比較的
小さく、海岸基地のレンジの外で動作させること
はできない。また雨は動作に悪い影響を与える。
双曲線方式はこのレンジの問題が実質的に生じ
ないが、その精度はライオンオフサイト方式より
幾分劣る。しかし動作が不安定で、必要な無線信
号の伝送に影響を与える電離層の変化のために朝
夕および夜間は全く動作させることができない。
また船上の大型のクレーンが動くと中波双曲線方
式には悪い影響を与える。この不安定な動作は実
質的に連続して船の位置を確認しなければならな
い作業においては重大な問題を生ずる。深さが増
して海底の状態が悪くなる場合に必要と考えられ
るように、自動操作を使用する場合は、連続的な
位置データが必要となる。したがつて無線航法デ
ータのどんな停止も重大な問題である。
正確な固定の位置データを供給することができ
る無線航法システムを船の上で使用すること、お
よびこの方式の航法システムが通常動作を周期的
に停止することによつて、推測航法システムを附
加的に使用して速度推測航法方式または慣性推測
航法方式のいずれかについて無線位置データの各
周期間のギヤツプを埋めることが考えられる。速
度推測航法方式において、船に固定されたスピー
ドログによつて測定した船の速度を使用して最も
新しい良好な無線位置データを推定する。船の速
度を時間で積分して最も新しい無線位置からの位
置の変化を与え、したがつて船の位置の値がわか
る。具合の悪いことに速度に誤差があるとこれも
積分され、位置の誤差が累積する。この速度の誤
差はスピードログ検出器の誤差や海流の変化に起
因する場合がある。後者は水に対する船の速度を
スピードログで測定するため誤りが生ずる。また
海流を取り除いて船の対地速度を積分のために求
めなければならない。最も良好な状況でさえ、こ
の種類の推測航法方式は十分な大きさの誤りが累
積することによつて数分間のパイプ敷設操作に悪
影響を与え、また無線データの停止が一晩中続く
こともしばしば考えられる。
この推測航法方式は船の速度の時間積分を行つ
ているので誤差の累積が時間の関数となる。しか
しパイプ敷設船は非常にゆつくり移動する。すな
わち、敷設するパイプの径や、したがつて行わな
ければならない溶接の量にもよるがいずれにして
も1本のパイプ(12ないし24m)が10分ないし1
時間かかる。したがつて推測航法の累積した位置
の誤差は、非常に多数のパイプを敷設することが
できないうちに作業に悪影響を与えるに十分な大
きさに達する。きわどい条件の場合にはこれによ
つて作業を中止しなければならなくさえなること
がある。
慣性システムは推測航法方式の改良であるが、
これはやはり、船の加速度データを積分すること
によつて船の速度が得られ、したがつてさらに積
分することによつて位置が得られる1つの推測航
法システムである。このシステムの欠点は、まず
そのイニシヤルコストが非常に大きいことであ
り、つぎに保守条件およびそのコストが非常に大
きいことである。またこの推測航法方式も第1の
方式と同じように時間積分を行つており、前者よ
り良好ではあるが誤差の蓄積が遅いにすぎない。
高品質の海上慣性ナビゲータは毎時約70mの誤差
が累積し、これはパイプ敷設作業の場合許容でき
ない。
(ハ) 発明の目的と概要 本発明による船の位置判定方法および装置は従
来技術の欠点を解消し、とくに位置データの無線
通信が機能していないときパイプ敷設船が作業を
継続することができることを目的とする。原理的
にはこれは推測航法システムであるが、従来技術
の問題点を解消する新規な方法として構成されて
いる。動作上、この船の位置判定装置は無線シス
テムを使用して決定した船の位置に周期的に初期
設定される。無線システムが機能しているときは
通常、前記判定装置による位置の測定を使用しな
いが、これは無線システムの方が正確であり、重
要なことは無線システムが推測航法誤差を生じな
い決定的な方式であるからである。
無線システムが障害を起したり船の位置データ
を与えることができないときは、本発明による船
の位置判定装置を使用して無線位置の最も新しい
良好な値に基づいた位置を得る。そしてパイプ敷
設作業を続けることができる。通常双曲線無線方
式を使用するときは、その時間の約半分すなわち
朝夕および夜に本発明による装置を利用し、残り
の半分は無線システムを利用する。
(ニ) 発明の構成 すなわち、本発明の新規な船の位置判定装置に
よつて解決されるパイプ敷設に関する問題は多数
のパラメータを扱うことによつて解かれ、これら
のパラメータは、通常のパイプ敷設船または他の
船の上に通常ある検出器から抽出されまたはいく
つかのアンカーラインに張力を加える作動ウイン
チと共に動作する単純で容易に得ることのできる
検出器を付加することによつて利用できるもので
ある。たとえば船のピツチ、ロール、および船首
方位の各角度は船上ですでにしばしば用いられて
いる従来の海上ジヤイロコンパスおよび垂直ジヤ
イロスコープなどの装置から容易に供給される。
甲板座標系に対するアンカーラインの仰角および
方位角は従来のフエアリーダに対応する角度ピツ
クオフによつて発生し、これはラインの軸方向張
力および繰り出されたアンカーラインの長さの場
合と同じである。初期条件は船の初期位置を含む
が、通常の方法で簡単に得られる。これらのパラ
メータのあるものから本発明はフエアリーダの動
きを計算するのに使用する中間のアンカーライン
パラメータを抽出する。初期値からの変化を計算
するコンピユータは、初期値を蓄積している別の
コンピユータの援助を受ける。これらの変化はウ
インチ検出器およびジヤイロコンパスデータを使
用して別な中間データを算出する。
次に、すべての中間データを使用してまずアン
カーライン張力の変化からフエアリーダの見かけ
上の動きを計算することによつてフエアリーダの
動きの補償データを算出する。このフエアリーダ
の動きは、アンカーライン長の変化に起因するみ
かけ上のフエアリーダの動きおよび船の姿勢の変
化に起因する実際のフエアリーダの動きによつて
発生する好ましくない項も含む。したがつて第2
および第3の計算を行い後者の影響の度合を測
る。これは次のようにして行う。すなわち、アン
カーライン長の変化に起因する見かけ上のフエア
リーダの動きおよび船の姿勢の変化に起因する実
際のフエアリーダの動きをアンカーライン張力変
化から計算した見かけ上のフエアリーダの動きの
測定値から差し引き、大きな擾乱成分のない所望
の補償されたフエアリーダの動きの値を発生す
る。つぎに船の位置の変化の評価値を、フエアリ
ーダの動きの3つの項を含む最小自乗評価法によ
つて得る。次にウインチおよびスラスタアツセン
ブリの協調動作によつて船の位置の訂正を行うよ
うに構成されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を用いた大型のパイプ敷設船の
立面図である。
第2図は第1図に示す甲板を見おろした平面図
である。
第3A図および第3B図は本発明の動作の説明
に有用な図である。
第4図は第1図および第2図のフエアリーダ機
構の1つを対応する検出器とともに示す立面図で
ある。
第5a図および第5b図は本発明の要素および
その相互接続を示し、その詳細を示す図の番号を
あわせて示したブロツク図を構成する。
第6図は第5a図の初期値凍結装置106の詳
細な回路図である。
第7図は初期値からの変化の第5a図のコンピ
ユータ100の詳細な回路図である。
第8図および第9図はともにアンカーラインパ
ラメータの第5a図のコンピユータ93の詳細な
回路図を与える。
第10図はライン張力から計算したフエアリー
ダの動きの第5a図のコンピユータ110の詳細
な回路図である。
第11図はライン長の変化から計算したフエア
リーダの動きの第5a図のコンピユータ112の
詳細な回路図である。
第12図は船の姿勢の変化に起因するフエアリ
ーダの動きの第5a図のコンピユータ117の詳
細な回路図である。
第13a図、第13b図、および第14図はフ
エアリーダの動きの変化の最小自乗組合せの第5
b図のコンピユータ130の詳細な回路図を与え
る。
第15図は第5b図の船の位置コンピユータ1
33の詳細な回路図である。
第16図および第17図は本発明の動作の説明
に有用な主な式を示す。
第18図ないし第22図は汎用のデジタルコン
ピユータを使用して本発明の計算ステツプ全体を
または部分的に実行するのに使用されるプログラ
ムフローチヤートを示す。
(ホ) 好ましい実施例の説明 第1図および第2図は本発明の船の位置判定の
ための航法システムを採用することのできる状況
を示すが、このシステムは、アンカーケーブルの
本数が十分であり、張力、長さおよび角度を含む
ケーブルパラメータを容易に測定することができ
るならば、アンカーケーブルを使用するどんな船
とともにでも機能することがわかるであろう。図
示のパイプライン敷設船1は従来公知のいくつか
の形状のいずれをとつてもよいが、とりわけ本発
明の課題に対処できる近年開発された半潜水船が
含まれる。第1図および第2図に示すように船1
は上部甲板2を有し、これは円柱15,17など
の円柱によつ浮力があるが水中に沈みかけた船体
4の上に、したがつて海、湖または川の表面7よ
り上に支持されている。通常甲板2の表面には作
業船によつてこの船に供給されるパイプを順次組
み立てるための区域が設けられている。新しいパ
イプを1本に組み立ててパイプライン部分3を水
底に向つて降すにつれ、船1を徐々に前進させそ
の位置を決めることを複数のウインチの制御によ
つて行う。各ウインチは通常、船1の各隅にある
円柱14,15,16および17に配置され、そ
れぞれフエアリーダによつてライン12などの各
スチールケーブルに結合されている。そのような
各ラインには対応するウインチから離れた端部に
おいてアンカーが取り付けられている。この船が
浮いたまま移動してパイプラインの所定のルート
に沿つて水中にあるパイプから離れるときは、組
立て済みのパイプライン部分3に張力をかけない
ようにしておく。組立て済みのパイプライン3の
繰出しはそれを水中に浸したまま張力をかけない
でケーブル張力装置によつて行う。いくつかのア
ンカーウインチの助けを借りる場合は別な張力装
置によつてすでに組み立て沈めたパイプラインの
部分3に張力をかけないようにしておき、別なパ
イプをそのパイプラインの自由端に溶接する。
船1はフエアリーダおよび対応する検出装置の
組を備えており、通常その四隅のそれぞれに1組
を配置してそれぞれのアンカーライン9,9a,
9b;10,10a,10b;11,11a,1
1b;および12,12a,12bを制御する。
これらのフエアリーダの詳細は第4図に示されて
おり、のちに説明するようにこれはフエアリーダ
および各個々のアンカーラインに対応する検出機
構の代表的な構成を示している。このフエアリー
ダはプーリを備えておりこれは、船の所望の新し
い位置に動かす必要があるときに各アンカーライ
ンが船から出入りするための個々のガイドとし
て、また必要なときにはパイプ敷設作業中に船を
徐々に動かすように制御するための個々のガイド
として機能する。操作員は第1図の8および8a
におけるように水の中にある船体4の四隅のそれ
ぞれにおいてスラスタ装置を附加的にまたは選択
的に駆動させることができる。これらの通常の装
置はそれぞれその公称の垂直軸の回りに回転し、
したがつてそれぞれ所望のスラストベクトルを発
生してこの船を所望の新しい位置を協調して推進
させることができる。第2図に示す12個のフエア
リーダを各円柱において組に分けて円柱17にお
けるライン12,12a、および12bなどの3
本の放射状のアンカーラインとともに動作させる
が、アンカーラインの本数は少なくてよく、第1
図および第2図に示す組合せはその融通性の点か
から望ましい。すべてのケーブルおよびフエアリ
ーダ機構が必ずしもいつでも動作するとは限らな
い。また本発明の船の位置判定方式をさまざまな
方式の船にいずれのさまざまな構成でも取り付け
た3本以上のどんな数のラインとともにも使する
ことができる。
記号の定義 つぎの記号を本発明のラインレンクス航法シス
テムの説明に使用する。
α′i=i番目のアンカーラインから第1の平面2
aまでの角度。この平面は第1の平面と垂直な
平面内で測定した船の甲板と平行でありi番目
のラインを通過する。第1図に示すように下方
の値が正である。
αHi=i番目のアンカーラインから垂直面内で測
定した水平面6までの角度。第1図に示すよう
に下方の値が正である。
β′i=船の甲板に平行な第1図の平面2aなどの
平面内で測定した前方・後方基準軸13に対す
るi番目のアンカーラインからの角度。第2図
に示すようにこの角度は船の甲板2を時計方向
に見おろしたとき正とする。
βHi=i番目のアンカーラインから水平面内で測
定した水平面に対する船の前方・後方軸の延長
線までの角度、すなわちi番目のラインの方位
角。船の甲板2を時計方向に見おろしたときを
正とする。
θ=船のピツチ角。船首を上にしたときを正とす
る。
φ=船のロール角。船の右舷を下にしたときを正
とする。
S′i=i番目のアンカーラインの軸方向張力。
L′i=i番目のアンカーラインの繰り出された全
長。
ΨH=時計方向に測定した船の真の船首方位角。
LLLpi=i番目のアンカーラインの繰り出された長
さの初期値。
SLLpi=i番目のアンカーラインの軸方向張力の初
期値。
ΨLLp=船首方位の初期値。LLpLLp=船の位置の初期値。
XLi、YLi、ZLi=以下の計の便宜のため図示のよう
に、また第3A図に示すように設定した座標
系。XLi、ZLi平面がi番目のアンカーラインの
垂直面内になるように配置する。XLi軸は水平
線6に対して角度αpiをとるように決める。αpi
の値は便宜上つぎのようにとる。
δS′i/δZLi=0 NLi=i番目のアンカーライン長の感度。すなわ
ちフエアリーダの位置が附随して変化すること
なしにライン長が僅かに変化した場合のこれに
比例する軸方向張力の変化。すなわち δS′i/δLi NXi=XLi方向のi番目のアンカーラインの位置の
感度。すなわち、他のいずれの方向にも如何な
る附随的な変化に伴うことなく、またライン長
も変化することなくXLi方向においてフエアリ
ーダが僅かに動いた場合のこれに比例する軸方
向張力の変化。すなわち δS′i/δXLi ΔSi=i番目のアンカーラインについての張力の
初期値からの変化。
ΔLi=i番目のアンカーラインについてのライン
長の初期値からの変化。
ΔΨLL=船首方位の初期値からの変化。
βHXi=初期の船首方向に対するi番目のアンカー
ラインの方位角。
αpi=水平線6に対するi番目のアンカーライン
の座標系の垂直角。下方を正とする。
ΔXLfSi=ライン張力の変化から計算したi番目の
フエアリーダの動きの変化のLLi方向の成分。
ΔXLfLi=ライン長の変化から計算したi番目のフ
エアリーダの動きの変化のXLi方向の成分。
ΔXLfai=船の姿勢の変化に起因するi番目のフエ
アリーダの動きの変化のXLi方向の成分。
ΔXLfti=i番目のフエアリーダの実際の移動の動
きのXLi方向の成分。
ΔX^b、ΔY^b=すべての利用できるアンカーライン
に対するΔXLftiの値から抽出した最小自乗法の
最良の評価値。
2つの定義を以下のように理解する。
Γ測定値=ある量の値のある手段による1つの
決定。この決定はある誤差を含み、その大き
さは測定方法などの多くの要因に依存する。
Γ評価値=ある統計的手段で問題とする量のい
くつかの測定値から計算したその量の値。こ
れはいずれの1つの測定値より少ない誤差を
有すると考えられる。よく知られた方法はい
くつかの測定値を平均することである。
この状況では選択によつて船の位置の変化の評
価値(ΔX^b、ΔY^b)を測定値ΔXLftiから算出する
のに最小自乗法を使用する。上に述べたΔX^b
ΔY^bの意味において最良の評価値は最小自乗法で
水平面内における船の位置の変化の値である。こ
れはすべての利用できるアンカーラインについて
判定したΔXLftiなる値から抽出する。すなわち
ΔX^b、ΔY^bを選んで、値ΔXLfti、すなわちフエア
リーダのXLiに沿つた動きとΔX^b、ΔY^b(第3B図
参照)から抽出したこれに対応する値との間の誤
差εiの平方の和を最小にするようにする。LINELINE=この新規な船の位置判定方法によ
つて抽出した船の実際の位置。
RFXi、RFYi、RFZi=i番目のフエアリーダの船の
位置判定方法における基準点20に対する位
置。後者は船に完全に固定した航行目標に対す
る基準点である。点20は第2図における要素
14,15,16,17の中心をフエアリーダ
の中心を含む平面内で結ぶ仮想線の交点に位置
することがわかる(第1図)。
sinαHi=sinαHiなる量の波した値。
cosαHi=cosαHiなる量の波した値。
w=この船を浮かべる水の中における単位長のア
ンカーラインの重さ。
なお添字iは利用できるアンカーラインと同じ
数だけ添字をつけたパラメータが存在することを
示すものである。
検出器 本発明のシステムの動作は第5a図に示すある
検出器からのデータを受信することに依存してお
り、これは、船のピツチ角θおよびロール角φ線
81および82のセルシン電圧として通常の方法
で取り出す通常の垂直ジヤイロスコープ80を有
する。また通常のジヤイロスコープまたは他のコ
ンパス88を使用して線91に通常の方法で船の
船首方位角ΨHを表わすセルシン電圧を発生する。
12個のフエアリーダのそれぞれに対応した検出
器によつて他の信号を供給し、これらの検出器の
1つが第4図に詳細に示されている。この装置に
おいて、可逆モータ52の線49に結合された電
気信号によつて制御されるウインチドラム53を
この船のフレーム部分55に取り付ける。モータ
52はプーリ51に巻き付けられたアンカーライ
ンの一部54の張力を決定する。プーリ51はヨ
ーク57に結合され、これは船の枠体55から通
常の負荷セルまたはピツクオフ50を介して垂直
に移動するように懸架されており、このピツクオ
フは端子50aにアンカーライン12の軸方向の
張力S′iの測定値を供給する。プーリ51からラ
イン12が下方にのびてフエアリーダプーリ58
と接触し、つぎに船1から離れてそれに対応する
アンカーの方へ伸びる。プーリ58を支えている
ヨーク57は船1のフレーム55の中に装着され
た適当な摩擦のないベアリング57aの内部にお
いて公称の垂直軸の回りに回転するように軸受け
で支持されている。プレーム55に取り付けられ
た通常の角度ピツクオフ56はプーリ58の面、
したがつてラインの12の面と第2図の対応する
基準方向13との間の角度β′iの電気的測定値を
出力する。ヨーク57の延長上に通常の角度検出
器60を装着して電気端子60aには角度α′i
測定値を発生する。ロツド62の端部63はバネ
61によつてアンカーライン12に当接し、ロツ
ド62でピツクオフ60の回転子の角度位置を通
常の方法で決定する。このようにしてプーリ51
および58はアンカーライン12が船1に対して
繰り出された巻き取られたりするにつれアンカー
ライン12のガイドとして機能し、またプーリ5
8はその軸の回りに回転することができるのでア
ンカーライン12が各方向に動くことができる。
カウンタまたは長さ測定装置44はラインの一部
54と接触するプーリ43を有し、これまで繰り
出されたライン12の量L′iの電気的測定値を端
子44aに供給する。第1図および第2図につい
てすでに述べたように、第4図に示すような12個
のフエアリーダ装置がそれぞれのアンカーライン
に対応しており、典型的には3つがこの船の4つ
の隅にある円柱14,15,16,17のそれぞ
れに取り付けられている。角度β′iおよびα′iなど
の角度、いくつかのアンカーラインの軸方向の張
力、および繰り出したラインの量を電気的に測定
するためにはさまざまな検出器が利用できること
が当業者には明らかである。
第5a図および第5b図は本発明による船の位
置判定を行なう手動装置および自動装置のブロツ
ク図であり、これはこの装置のおもな構成要素と
その電気的接続を示し、またいくつかの入力デー
タ源を含むものである。たとえば垂直ジヤイロス
コープ80は図示のシステムでデユアルに使用す
るためにそれぞれ角度θおよびφの値を表わす電
気的信号を電気線81および82に出力する。第
5a図に83で示すいくつかのウインチおよびフ
エアリーダ系に対応した一組の検出器は角度α′i
およびβ′iの電気的測定値をそれぞれの電気線8
4および85に出力するとともに、各アンカーラ
インの全長L′iの値および張力S′iの値の電気的測
定値を発生する。これらの測定値は線86および
87に現われる。コンパス88は通常の方法で船
首方位角を表わす電気的信号を線91に供給す
る。
第1の組の計算はコンピユータ93および10
0によつて行われ、その場合装置106の助けを
借りて適当な通常のコマンドが端子106aに与
えられるとある初期の電気的値を凍結する。装置
106には線89,90および92を介して各電
流値L′i、S′i、およびΨHが供給される。さらに詳
細については第6図とともにのちに説明する。動
作開始時点で、これらの各電流値は初期値として
装置106によつて凍結され、初期値として通常
の方法で各線105a,105bおよび105c
を介してSLLpi、LLLpi、およびΨLLpを表わす電気信
号としてコンピユータ100にコマンドの形で与
えられる。のちに述べるように後者の値は本シス
テム内で他にも使用する。
コンピユータ100の動作を助けるために、コ
ンピユータ93である動作を実行する。これは第
8図および第9図についてのちに詳しく説明す
る。コンピユータ93は各入力線81,82,8
4、および85に現われるいくつかの角度の値
θ、Ψ、α′i、およびβ′iを表わす電気信号を入力
として受信し、これはいくつかのアンカーライン
パラメータのコンピユータとして機能する。たと
えばこれは線94にsinαpiおよびcosαpiを表わす
電気信号を発生し、また同様に線98にsinβHi
よびcosβHiを表わす信号を発生する。後者の2つ
の値は線98によつてコンピユータ100に与え
られる。またコンピユータ93は他の電気的値と
して感度値NLiおよびNXiを発生する。
したがつて、選択した初期値からの変化を表わ
す電気信号を取り出すコンピユータ100は線1
05a,105b,105cに設定された初期条
件信号、線91の角度値ΨH、各線86および8
7のL′iおよびS′i信号、ならびに線98の各値を
表わすsinβHiおよびcosβHi信号に応動する。第7
図について説明するように、コンピユータ100
による応答は4つの出力の発生を含む。これらの
出力は、アンカーラインの軸方向張力の変化分で
あるΔSiを表わす線101の信号と、アンカーラ
インの長さの変化分であるΔLiを表わす線102
の信号と、船の船首方位の変化分であるΔΨLL
表わす線103の信号と、sinβHXi、cosβHXiの各値
を表わす線104の電気信号である。
つぎにコンピユータ93および100から出力
されるいくつかの計算後の値を3つの別々の方法
でフエアリーダの動きをのちに計算するのに使用
する。アンカーライン張力変化の値ΔSi、アンカ
ーライン長の変化の値ΔLiおよびsinβHXi、cosβHXi
に対応する船の姿勢の変化の値ΔΨLL、θおよび
φからフエアリーダの動きを別々に計算する。た
とえばフエアリーダの動きとしてアンカーライン
張力変化から計算を行うコンピユータ110は線
101の信号ΔSiの値ならびに線97および99
の位置NXiを線111の値ΔXLfSiの信号の変換す
る。後者はXLi方向に沿つたフエアリーダの動き
の変化成分を表わす。コンピユータ110は第1
0図についてのちに詳細に説明する。
ほぼ同様にして、線102のアンカーライン長
の変化ΔLiからフエアリーダの動きを判定するコ
ンピユータ112は、この動作においてコンピユ
ータ93の各出力96および97両値NLiおよび
NXiを表わす電気信号によつて駆動される。これ
は第11図についてのちに説明する。したがつて
第2の所望の電気的測定値がつぎにフエアリーダ
の動きの線113に項ΔXLfLiに相当する電圧の形
で現われる。
船の姿勢の変化に起因するフエアリーダの動き
を計算するコンピユータ117は、のちに第12
図について述べるように、ΔΨLLおよびsinβHXi
cosβHXiの各項を表わす各線103および104
の電気信号を使用する。そこでこの方法で第3の
電気的測定値がフエアリーダの動きの線116に
現われる。最後に線111,113、および11
6の動きの変化分を表わす電気的値を第5a図に
示す極性のままで通常の加算装置114によつて
結合し、線115に差の電気的信号ΔXLftiを出力
として発生する。
つぎに第5b図を参照すると、8個の電気信号
の形をとる8つの項が第5a図のサブシステムで
発生し、入力として使用される。すなわち、
sinαpiおよびcosαpiを表わす信号が線94に、
ΔXLftiが線115に、sinβHXi、cosβHXiが線118
に、ΨLLpが線119にそれぞれ現われる。また第
5b図の計算機システムでは、各線120および
121にLLpおよびLLpを表わす信号が用いら
れている。これは、船の基準位置20の初期値を
表わし、双曲線航法受信機信号または他の無線も
しくは航法データもしくは位置決めソースから通
常の方法で取り出される。コンピユータ130の
目的は第13a図、第13b図、および第14図
について詳細にのちに説明するように、フエアリ
ーダの動きの変化の最小自乗組合せを計算するこ
とである。これらはコンピユータ130の出力線
131,132に電気的信号として現われ、ΔX^b
およびΔY^bによつて表わされる。最小自乗法にお
ける最良の評価は具体的にはすべての利用できる
アンカーラインに対するΔXLftiの電気的値から取
り出される。^の記号はその値の最小自乗法にお
ける最良の評価値を意味する。
各線131,132の電気的信号ΔX^bおよび
ΔY^bは線119,120,121の前述の信号の
他に、船の位置コンピユータ133の入力として
機能する。コンピユータ133の動作の詳細はの
ちに第15図について説明するが、その線13
6,137の信号出力がデイスプレイ134,1
35または通常の自動制御システムに与えられる
が、これは本発明の必須部分を構成するものでは
ない。ウインチおよびスラスタコマンドを各線1
39および140を介してウインチ145および
スラスタ146に供給する自動制御装置138の
機能は、線143,144に電気制御信号を発生
する手動の操作装置141,142によつて置き
換える、すなわち無効にすることができる。
初期値装置106 電気的入力ΨH、S′i、およびL′iから各線92,
90および89に初期値を供給する装置106が
第6図に詳細に示されており、これは3個の同様
な通常のサンプル・ホールド回路170,17
1,172を有し、それぞれは上記入力のうちの
1本を受信する。このサンプル・ホールド回路は
それぞれ端子106aを介して第2の入力を受信
し、これはそれぞれの場合ホールドコマンド信号
として各回路170,171,172に通常の方
法で供給される初期設定コマンドである。このよ
うにして3個の入力変数のうちのそれぞれの電気
的初期値が蓄積されのちに使用するために備え
る。これらはΨLLp、SLLpi、およびLLLpiを表わす項
であり、各線105c,105a,105bによ
つて具体的にはコンピユータ100へ送られる。
コンピユータ100はこれらの初期値の変化を計
算して、つぎにコンピユータ110,112,1
17および130へ転送する。
なお第6図の構成は利用できるアンカーライン
についてそれぞれ設けられている。本発明による
航法装置は、はじめの船の位置からの位置変化を
測定しなければならないので、装置106は初期
時点における船首方位の値ならびに各利用できる
アンカーラインについてのアンカーライン張力お
よび繰り出した長さの値を測定し、これらの値を
蓄積する。
初期値からの変化を計算するコンピユータ100 初期値からの変化を計算するコンピユータ10
0が詳細に第7図に示されている。この装置にお
いてコンパス88からの電気信号によつて線91
に供給される船首方位の値ΨHおよび線105b
の電気的初期値ΨLLpを図に示す極性のまま通常の
加算装置182に結合して、船の船首方位の最初
のコースからの変化である電気的出力ΔLLを出力
リード103に発生する。同様の方法でウインチ
検出器44の線86の電気的値L′iおよび線10
5bの初期値LLLpiを図示の極性で第2の通常の加
算装置183に結合し、線102にΔLiを発生す
る。これはアンカーライン長の初期値からの変化
を示す。線87の電気信号であるアンカーライン
張力値S′iおよびリード105aの電気信号であ
る対応する初期値SLLpiを図示の極性で加算装置1
84の入力に接続し、線101の電気信号として
変化分の値ΔSiを発生する。線95の電気的値で
あるsinβHiおよびcosβHiを供給して通常に逆正接
関数発生器185で三角法変換を行い、その線1
87に値βHiを表わす電気信号を発生する。これ
は通常の加算装置188の1つの入力に図示の極
性で結合される。それぞれ線91,105bから
分岐した線180,181は加算装置188の図
示の相対的極性で他の2つの入力に電気的値ΨH
およびΨLLpを供給する。したがつて線104に
βHXiを表わす電気的測定値を発生し、これは初期
の船首方位に対するアンカーラインの方位角であ
る。つぎに信号βHXiを正弦および余弦発生器18
9,190においてそれぞれsinβHXiおよびcosβHXi
の信号に変換し、これはそれぞれ線104a,1
04bに現われる。前に述べたように、コンピユ
ータ100の4本の電気的出力を別なコンピユー
タ110,112および117の動作に利用す
る。
このようにコンピユータ100は蓄積した電気
的値を装置106から取つてこれらの値から船首
方位ならびにアンカーラインの張力および長さの
変化を計算する。各利用できるアンカーラインご
とに張力およびアンカーライン長を抽出する。ま
た、初期設定時点において蓄積した船の船首方位
に対する各利用できるアンカーラインごとの方位
角βHXiの正弦および余弦を表わす信号を算出す
る。したがつてコンピユータ100で行う計算は
第16図における式1ないし4で表わすことがで
きる。
アンカーラインパラメータ用コンピユータ93 アンカーラインパラメータ用コンピユータ93
は第8図および第9図に示す比較的複雑な装置で
ある。その入力は各端子200,201,20
2,203に現われるα′i、β′i、φおよびθの電
気的表示である。その機能は、第5a図にも示す
ようにsinαpi、cosαpi、sinβHi、cosβHi、NLi、お

びNXiの各関数の電気的表示を供給することであ
る。とくにこれは、甲板座標で測定したアンカー
ライン角α′iおよびβ′iを水平の安定角αHiおよびβ
Hi
に変換することである。
具体的に第8図を参照すると、β′iを表わす信
号を入力として正弦発生器204および余弦発生
器205に結合する。β′iを表わす信号を正弦発
生器206および余弦発生器207に結合する。
同様にして角度信号φを正弦発生器208および
余弦発生器209に供給する。さらに角度信号θ
を正弦発生器210および余弦発生器211に供
給する。
いくつかの正弦および余弦発生器204ないし
211の出力をコネクタマトリツクス215を通
して一群219の通常の一次乗算器220ないし
229の所定の入力および通常の二次乗算器24
0ないし246の所定の入力に供給する。たとえ
ばsinα′i発生器204の出力を乗算器242およ
び225に結合する。cosα′i発生器205の出力
は乗算器220,222,224,226および
228に接続されている。sinβ′i発生器206の
出力は乗算器222,224および228に供給
される。cosβ′i発生器207の出力は乗算器22
0および226にゆく。sinφ発生器208からの
信号は乗算器221,225および227に供給
される。cosφ発生器209からの信号は乗算器
223,243および229に供給される。最後
にsinθ発生器210の出力は乗算器240,22
7および229にゆき、cosθ発生器211の出力
は乗算器221,223および244へ流れる。
乗算器マトリツクス219の動作を完成させる
ためには、このマトリツクス内の所定の乗算器の
間をさらに接続しなければならない。乗算器24
0の第2の入力は乗算器220によつて供給され
る。乗算器221および222は乗算器241の
両方に入力を与える。乗算器242の1つの入力
は乗算器223によつて与えられ、乗算器243
の1つの入力は乗算器224によつて与えられ
る。乗算器226は乗算器244の第2の入力を
与える。乗算器245の両方の入力は乗算器22
7,228からくる。最後に乗算器246の1つ
の入力は乗算器229からくる。信号の最後の操
作は第8図の部分253において行われる。すな
わち乗算器240,241,242の出力を通常
の加算装置250によつて図に示す極性で結合
し、sinαHiを表わす信号を端子253に発生する。
cosαHiを表わす信号は、本発明の船の位置判定方
法におけるコンピユータの中で別な計算を行うた
めに必要であり、これらの信号はsinαHiの項を平
方することによつて発生する。この後者の項は乗
算器254の2つの入力として機能し、この乗算
器は平方回路として働く。この自乗した項を加算
装置255に印加して、その第2の入力には端子
257に結合された電源(図示せず)によつて通
常の方法で発生した単位電圧が供給される。加算
装置255の入力の極性は図示の通りである。加
算装置255の出力は平方根抽出器256の動作
にかけられ、これはcosαHiを表わす所望の信号を
通常の割算器258および260の分母入力に与
える。
乗算器243および225の出力は図示の極性
で加算装置251に結合され、装置251の出力
は割算器258の分子入力に接続されているが、
端子259にsinβHiを発生する。幾分似たような
方法で、乗算器244,245,246の3本の
出力を図示の極性で加算装置252の個々の入力
に結合する。加算装置252の出力は割算器26
0の分子入力に接続されているが、その出力端子
261にcosβHiを発生する。なお割算器260は
割算器258と同様であつてよい。したがつて、
第8図に示すコンピユータ93の部分によつて実
行される計算は第16図の式5ないし8によつて
表わされることがわかる。また第8図および第9
図に示す装置はさらに説明するが、利用できる各
アンカーラインごとに設けられる。
つぎに第9図を参照すると、これはいくつかの
アンカーラインパラメータを抽出するコンピユー
タ93の第2の部分を示しているが、第8図の端
子253にみられるようにsinαHiの値を表わす入
力を受けて、そのそれぞれの出力端子300,3
05,307および314にNLi、NXi、sinαpi
およびcosαpiを表わす信号を発生する。すでに述
べたように、これらの三角関数量の値αpiはi番
目のアンカーラインの水平に対するアンカーライ
ン座標系の角度であり、NXiはi番目のアンカー
ラインの位置感度であり、NLiはその長さ感度で
ある。
端子253の入力はまず通常のフイルタ276
によつて波され、このフイルタはたとえば約3
分の時定数を有し、入力加算装置275の他に図
示の極性で通常の方法で波器伝達関数を決定す
る装置277と、フイルタ276の出力から加算
装置275の1つの入力への帰還路278とを有
する。本発明による位置判定方法においては、
αpi、NXi、NLiなる量を使用し、これらはαHi、ま
たはより正確にはsinαHiおよびcosαHiから取り出
される。しかしこれらの量を直接使用しないで、
これらを整形して波動、船の周期的動き、検出器
および計算の繰返し誤りその他に起因する摂動を
除去するようにして、定常状態の値をより良く表
わす。αHi、αpi、NXi、およびNLiの各値を得るよ
うにすることが望ましい。上述の量の各式に基づ
いてαHiの代りに代りのsinαHiを波してsinαHi
発生してこれからcosαHiを取り出すことが都合が
よい。sinαHiとして示すこの出力の波した値を
加算装置280の1つの入力に結合し、その他の
入力には端子279に適当な通常の電源(図示せ
ず)によつて供給される正の単位基準信号を結合
する。極性は図面に示すごとくなる。sinαHiなる
値からその仲間の値cosαHiを取り出すが、これは
その正弦項を通常の剰算器281によつて平方
し、そしてその平方した項を端子282の正の単
位基準信号から加算装置283について示した極
性に従つて引算することによりこの正弦項を演算
して取り出す。つぎにその差の平方根を関数発生
器284によつて抽出してcosαHiを発生する。後
者の信号は図示の極性で加算装置286に印加さ
れ、これには端子285にみられるように正の単
位基準信号も印加される。
つぎに加算装置280の出力を分子として、関
数発生器284からの線288の信号cosαHiを分
母として通常の振幅割算器289に結合する。そ
こで関数発生器290はその商のeを底とする対
数を発生し、これは都合上Ciと称する関数を表わ
す項である。ほぼ同様の方法で、加算装置286
の出力およびsinαHiなる項を図示の極性でそれぞ
れ割算器296の分子入力および分母入力に供給
することによつてAiなる量を発生し、割算器29
6はつぎにAiを表わす電気的出力値を発生する。
加算装置291の内部でこの値AiをCiから2回引
算し、その極性は図面に示すごとくしておく。Ci
−2Aiなる値を割算器299の分母入力に結合し、
−wを表わす信号を端子298を介してその分子
入力に結合する。なお、この船を浮かべた水中に
おけるアンカーラインの単位長さの重さwは既知
の値であり、これは端子298に結合された通常
の分圧器(図示せず)から固定電圧として設定し
てもよい。割算器299の出力は端子300に表
われるが、NLiを表わす所望の電気信号である。
Aiを発生させるために、線287の信号および
加算装置286の出力をそれぞれ割算器296の
分母入力および分子入力に結合する。Aiを表わす
値および対数発生器290のCi出力を図示の極性
で加算装置303の入力に供給し、Ci−Aiに相当
する電気信号を発生する。この信号を平方して、
すなわち掛算器308においてそれ自身を掛ける
ことによつて、つぎに加算装置310をおいて端
子309に表わされる単位基準電圧からこれを差
し引く。極性は図面に示すようにする。装置31
0の差の出力は平方根回路311の動作にかけ、
後者の出力を割算器313の分母入力に結合す
る。割算器313の第2の入力端子312へ正の
単位基準信号を結合し、割算器313の端子31
4における出力とcosαpiを表わす所望の項になる
ようにする。Ci−Aiを表わす項を乗算器304に
おいてcosαpiで掛算し、端子307にsinαpiを表
わす所望の信号を発生する。第9図に示すコンピ
ユータ903の部分によつて実行される計算は第
16図の式9ないし15によつて表わされることが
容易にわかる。
張力の変化から計算されるフエアリーダの動きの
コンピユータ110 アンカーライン張力変化から計算される第1の
フエアリーダの動きを抽出するコンピユータ11
0を第10図に示し、これは第5a図に示すよう
なフエアリーダの動きの最終的な値を算出する3
個の協調動作する装置110,112、および1
17の1つである。第10図に示すように、コン
ピユータ110は各利用できるアンカーラインご
とに二重化されており、単純に通常の割算器32
5からなる。第6図のリード101において、
ΔSiを表わす電気信号を割算器325の分子入力
に供給し、第9図の端子305におけるNXiを表
わす信号を割算器325の分母入力に供給する。
端子326におけるこの回路の出力はΔXLfSiを表
わす項である。この計算においてアンカーライン
の軸方向張力(ΔSi)の変化を距離の変化に対す
る張力の変化の感度によつて割算し、フエアリー
ダの位置の見かけ上の変化ΔXLfSiを発生する。こ
の変化を見かけ上の変化と呼ぶのは通常いくつか
の現象に起因するためである。すなわち、 (a) 船の移動する動き(ΔXLfti)、 (b) アンカーラインの取込みまたは操出し
(ΔXLfLi)、および (c) 船の姿勢の動きΔXLfai(ピツチ、ロール、お
よび船首方位)。
これらの項目bおよびcの影響は第11図およ
び第12図に示すそれぞれのコンピユータ111
および117で計算した修正値によつてΔXLfSi
値から除去する。なおΔXLfSiの値は実際にはアン
カーラインのXLi方向への見かけ上の動きの投影
である(第8図)。
ライン長の変化から計算したフエアリーダの動き
のコンピユータ112 アンカーライン長の変化から計算したフエアリ
ーダの動きを抽出するコンピユータ112が第1
1図に詳細に示されている。この装置は入力とし
て、第6図の線102からのΔLi、第9図の端子
300からのNLi、および第9図の端子305か
らのNXiを表わす電気信号を利用する。この装置
は各アンカーラインごとに設けられ、端子329
にΔXLfLiを発生する。このΔLiおよびNLiの項は乗
算器327で操作して、その積を振幅割算器32
8の分子入力へ結合する。割算器328の他方の
すなわち分母入力に対してはNXiに比例した電圧
を結合し、割算器328の端子329の出力がア
ンカーラインの取込みまたは繰出しに起因する
ΔXLfLiの所望の値となるようにする。
船の姿勢の変化から計算したフエアリーダの動き
のコンピユータ117 これも各アンカーラインごとに設けられている
が、第12図のコンピユータ117は船の姿勢の
変化(ピツチ、ロール、およびヨー)からフエア
リーダの動きを算出する。コンピユータ117に
対する入力はこれまでの各図面で発生した各項を
表わす電圧である。たとえばcosαpiの項は第9図
の端子314から、sinαpiの項は第9図の端子3
07から、cosβXiの項は第8図の端子261か
ら、およびsinβHXiの項は第8図の端子259から
抽出する。さらにΔΨLLを表わす項を第7図の線
103から抽出し、θを表わす項を第5a図の線
81から抽出し、ΨHを表わす項を第5a図の線
91から抽出する。のちに述べるようにある固定
の基準電圧も供給される。船の姿勢の動きに起因
するフエアリーダの動きΔXLfaiのXLi方向への投
影を計算してこれは端子378の出力として現わ
れる。コンピユータ117において線103の
ΔΨLLを表わす信号は、端子351に適当な電源
(図示せず)によつて供給される基準電圧RFYi
ともに乗算器350へ供給される。この値RFYi
ならびに関連する値RFXiおよびRFZiはのちに述べ
るがこの船における所定の航法基準点20に対す
るi個のフエアリーダのそれぞれを位置決めす
る。ここでこの船のピツチ、ロール、およびヨー
の動きが比較的小さいとする。ΔΨLL信号も乗算
器352へ結合され、基準信号RFXiがこれに端子
353を返して結合される。線81の角度θを表
わす信号および端子355からの基準電圧RFZi
乗算器354に結合する。角度値θおよび端子3
57の基準電圧RFXiを乗算器356に結合する。
線91の信号ΨHを乗算器358およよび360
の第1の入力に結合し、これらの乗算器は対応す
る端子359,361のそれぞれの基準信号RFZi
およびRFYiを使用する。このRFYi、RFXi、および
RFZi信号は通常の方法で発生してもよいが、これ
らは分圧器からまたは他の通常の方法で取り出し
てもよい一定の値であるためのある。
次の各計算ステツプにおいて、乗算器350,
354の各出力を図示の極性において加算装置3
71に結合し、乗算器352,358の各出力を
図示の極性において加算装置370に結合し、乗
算器356,360の各出力を図示の極性におい
て加算装置378に結合する。cosβHXiを表わす
端子261からの信号を乗算器372において加
算装置371の出力と掛算する。同様に端子25
9のsinβHXiを表わす信号と加算装置370の出力
とを乗算器373で掛け合わせる。端子314か
らのcosαpiを表わす信号を乗算器375において
加算装置374の出力と掛ける。端子307にお
けるsinαpiを表わす信号を乗算器377において
加算装置378の出力と掛け合わせる。乗算器3
75および377の各出力を図示の極性で加算装
置376によつて組み合わせ、端子378に
ΔXLfaiの所望の第3の値を発生する。もちろんこ
の計算は各アンカーラインごとに行う。
第5a図についてすでに述べたように、第5a
図の各3本の線111,113,116における
ΔXの3つの値を加算装置114において代数的
に結合する。この結合ステツプは次のようにな
る。すなわち、コンピユータ112および117
の各出力を両方ともコンピユータ110の出力か
ら差し引いてΔXLftiの真に補償された値を出力線
115に発生し、これは第5b図のコンピユータ
130に使用されるアンカーライン長の変化およ
び船の姿勢の変化による影響がない。前に述べた
ように、ΔXLftiはこの船の実際の移動の動きの
XLi方向に沿つた成分である。
フエアリーダの動きの変化の最小自乗値組合せの
コンピユータ130 第13a図、第13b図および第14図は第5
b図のコンピユータ130の詳細を示すものであ
り、その目的はフエアリーダの動きの変化の最小
自乗値を評価することにある。加算装置114は
第10図、第11図、および第12図のコンピユ
ータの出力を第17図の式17に従つて組み合わ
せ、各利用できるアンカーラインごとにXLi方向
に沿つたフエアリーダの移動の動きの成分を出力
する。しかしこのフエアリーダの移動の動きの変
化は初期座標系に対する船の移動の動きの変化に
起因する。垂直項ΔZ^bは本発明においては明ら
かに問題外であるから、これを算出する必要はな
い。
ΔXLftiなる量は船の移動の動きの変化のX成
分、Y成分、およびZ成分について表わすことが
できるが、これらの後者の値の最初の2つはわず
か3本のアンカーラインを使用して見つけること
ができる。しかし4本以上のアンカーラインがた
やすく利用できると、4以上のラインからのデー
タを結合して3本のアンカーラインだけからのデ
ータを特徴づけるであろう測定誤差を減らすよう
にすることができる。第13a図、第13b図お
よび第14図の装置によつて実施される所定の方
法は誤差の平方を最小にすることである(最小自
乗法)。水平面における船の移動の動きの変化の
最良の評価はΔX^b、ΔY^bと呼ばれる。
第13a図の装置は入力として、第9図の端子
307からのsinαpi、第9図の端子314からの
cosαpi、第8図の端子259からのsinβHXi、およ
び第8図の端子261からのcosβHXiを表わす電
気信号を使用する。また第5b図の線115にお
ける補償されたΔXLftiの値を使用する。これらの
5つの信号をアンカーラインが存在する本数と同
じ数だけ(489nまで)設けられた計算要素4
89に加えられる。
典型的な要素489aをみると、これは乗算器
490を有し、入力としてcosαpiおよびcosβHXi
表わす信号を受信する。同様の乗算器491は入
力としてcosαpiおよびsinβHXiの信号を受信する。
乗算器490の出力を乗算器492で平方する。
乗算器493は1つの入力として乗算器490の
出力を、他方の入力としてsinαpiを表わす信号を
受信する。乗算器494は乗算器490および4
91の出力を受信する。乗算器496は乗算器4
91の出力を平方する役目をする。乗算器497
は乗算器491の出力をsinαpiを表わす信号と掛
け合わせる。乗算器498はsinαpiを表わす項を
平方する。各出力信号は線502ないし507を
介して第13b図の装置に結合される。第13a
図において、ΔXLftiを表わす信号を乗算器49
9,500、および501のそれぞれに供給す
る。乗算器499の第2の入力は乗算器490の
出力であり、乗算器500の第2の入力は割算器
491の出力であり、乗算器501の第2の入力
はsinαpiを表わす信号である。乗算器499,5
00,501の対応する出力はそれぞれ第13a
図の装置に使用される各出力線510,509お
よび508に現われる。
このようにしてコンピユータ要素489aの線
502ないし510の9本の出力はそれぞれ一連
のマルチ入力加算装置511ないし519(第1
3b図)に結合される。コンピユータ要素489
nのそれぞれの別の9本の出力線の対応する9つ
の出力は同様にそれぞれマルチリード530nで
示されるようにマルチ入力装置511ないし51
9に結合される。このようにして9つの複合和信
号T1ないしT9を第14図の装置で使用できるよ
うにある。この項T1ないしT9は最小自乗評価プ
ロセスで使用される一時変数であり、第22図に
示されるマトリツクスならびに第17図の式
(18)、(19)および(20)の和の項に相当し、こ
れらの実際の値は第17図をみれば得ることがで
きる。
コンピユータ130の第3の部分は第14図に
示され、これはサンプリングマトリツクス、乗算
マトリツクス、および加算マトリツクスの3つの
協調する複合マトリツクス580,581,58
2からなる。マトリツクス580は割算器557
に分子入力を与えるように機能し、マトリツクス
581は同様に割算器567に分子入力を与え
る。第3のマトリツクス582は割算器557,
567の両方に分母入力を供給するそれぞれの機
能を有する。後者はそれぞれの端子578,57
9に所望の出力ΔY^bおよびΔX^bを発生する。
マトリツクス580については第13b図の装
置からのT9、T3、およびT1信号がたがいに乗算
器550によつて乗算される。信号T4,T2およ
びT7は乗算器551の3本の入力であり、同様
にたがいに掛け合わされる(T4・T2・T7)。乗
算器552はT5・T2・T8なる積を形成する。乗
算器553はT5・T3・T7なる積を形成する。乗
算器554はT2を平方してT2 2・T9なる積を形成
する。乗算器555はT1・T8・T4を形成する。
これら6つのそれぞれの積は図面に示す極性でマ
ルチ入力加算回路556に結合され、加算ののち
割算器557の分子入力に結合される。
ほぼ同様にして、マトリツクス581の動作は
乗算器560による三成分の積T6・T8・T1の形
成からなる。乗算器561は積T9・T2・T5を発
生し、乗算器562はT5・T4・T7を形成し、乗
算器563はT2 5・T8を形成し、乗算器564は
T2・T7・T6を形成し、乗算器565はT1・T4
T9を形成する。これらの6個の各積は図面に示
す極性でマルチ入力加算装置566の入力とな
り、加算後は割算器567の分子入力に結合され
る。
マトリツクス582において、乗算器570は
積T6・T3・T1を形成する。同様に、乗算器57
1は積T4・T2・T5を形成し、乗算器572はま
た積T4・T2・T5を形成し、乗算器573は積
T2 5・T3を形成する。乗算器574はT2 2・T6を形
成し、乗算器575はT1・T2 4を形成する。この
各乗算器の6つの各出力は図示の極性で加算装置
576に結合され、両割算器557,567の双
方の分母入力に供給される信号を形成する。した
がつてそれぞれ所望の出力信号ΔY^bおよびΔX^b
端子578,579に供給される。
3から利用できる最大値(第2図では12)まで
のどんな本数のアンカーラインを使用することも
できる。使用する数が多いほど予想される誤りは
小さくなる。少なくとも4本のアンカーラインが
実際上必要であると考えられるが、これは一般に
船の各隅ごとに少なくとも1本のアンカーライン
を使用するからである。第13a図、第13b
図、第14c図のコンピユータ130によつて解
く式は第17図の式18、19および20として示され
ている。これらの式におけるすべての和はすべて
の利用できるアンカーラインに対する各項を含
む。
船の位置コンピユータ133 各線131,132に現われる信号ΔX^bおよび
ΔY^bは、線119のΨLLp、線120のLLp、およ
び線121のLLpを表わす信号のほかに船の位
置コンピユータ133の入力である。これらは第
5a図および第15図に示される。図示のように
ΨLLpを表わす項は第6図の初期値装置106によ
つて発生する。LLpおよびLLpなる値は船の位
置の初期値を表わし、通常従来の双曲線無線また
は衛星航法および位置決定無線援助装置によつて
従来の方法で得られる。
装置133の内部では、船の位置の変化ΔX^b
よびΔY^bの最良評価値を初期値座標系ΨLLpの船首
方位に対してリゾルバ595によつて解いて、航
法座標系で測定されるような船の位置変化を得
る。次に初期値LLpおよびLLpをそれぞれ加算
装置136,137において訂正後の位置変化に
加え、それぞれライン長抽出船の位置LINEを出
力線136,137に得る。この計算は第17図
の式21を行つている。
線136,137の値LINEおよびLINEはXお
よびY位置読出しメータに比例直流電流として結
合してもよい。これらの出力は、第5b図に示す
ようにそれぞれの線143,144を経由して手
動ウインチ制御器145の数字141で示され、
また手動スラスタモータ制御器146の数字14
2で示される既存の制御システムを公知の方法で
操作するように訓練された操作員によつて読み取
られる。各アンカーラインごとに1個のウインチ
145および制御器141と、この船の四隅のそ
れぞれに1個のスラスタがある。この船に対する
スラスタ水平角および実際のスラストを制御す
る。138で示されるような自動制御器も存在
し、これは線136,137の信号をそれぞれの
線139,140のウインチおよびスラスタコマ
ンドに変換して各ウインチ145およびスラスタ
146を直接制御する役目をする。
以上本発明による実施例について述べてきた
が、第1図ないし第15図および式1ないし21か
ら次のことが明らかとなる。
すなわち、式1ないし21などの各式を解くこと
はいくつかの公知の方法のいずれによつても行う
ことができ、公知のアナログもしくはデジタルデ
ータ処理もしくは計算回路またはそのハイブリツ
ト計算機を協調して組み合わせることを含む。た
とえばいくつかの式は加減乗除、平方、開平、お
よび様々な三角関数の発生などの単純な代数演算
を含む。
アナログ、デジタル、およびハイブリツト計算
要素の多数の例がこのような計算処理を行う従来
技術において利用することができ、これらはたが
いに協調関係をもたせてたやすく結合し所望の結
果を得ることがよく知られている。またこの目的
に従来の汎用のデジタルまたはアナログコンピユ
ータを利用してもよいことは明らかである。上述
の各式を処理し、フローチヤートを作成し、これ
をコンピユータルーチンおよびサブルーチンに変
換してそのような式を解くことは、入力データや
命令を処理してたとえば標準のデイスプレイや制
御器に加えるのに直接使用することのできる出力
を発生することともに、コンピユータのプログラ
マの間ではよく知られている。また当然、これら
を通常の方法でアナログ・デジタルおよびデジタ
ル・アナログ変換器に必要な入出力インターフエ
ース要素として供給することも理解できる。
本発明の他の1つの実施例を与える汎用デジタ
ルコンピユータに使用することのできるプログラ
ムフローチヤートの一例が第18図ないし第22
図に示されている。たとえば第18図の機能ブロ
ツク599でオペレータが操作を開始すると、汎
用コンピユータは第5a図および第5b図の要素
93ないし137で第16図および第17図の式
1ないし21の演算を行い、次にこの汎用コンピユ
ータの中で通常の方法でi組のフエアリーダ検出
器のそれぞれについて図示の7つの型の検出器デ
ータを訂正して蓄積する。判定ブロツク601を
通るプログラムの流れは、初期値を記憶しなけれ
ばならないか否かに依存する。必要がなければこ
のプログラムは直接ブロツク603へ流れ、この
場合iは1に設定される。次にこれらのおよび図
示の初期設定した値をブロツク1におけるように
蓄積して、プログラムは点604を通過する。
点604からこのプログラムフローはつぎに第
19図の判定ブロツク605を通過する。ブロツ
ク605における問いに対する答えは通常の方法
で得られ、特定のラインからのデータを使用する
かスキツプするかに対してオペレータが得ること
のできるデータに依存している。実際に使用され
るラインの全数からのデータをつぎに第22図の
ブロツク623においてなされる判定の基礎とす
る。つぎにこのプログラムフローはブロツク60
5から607に移り、そこでi番目のラインに対
する角度α′iおよびβ′iを船の甲板座標系から水平
の安定角αHiおよびβHiに変換するつぎの演算は論
理ブロツク608で示されるが、αHiの正弦およ
び余弦の波したを発生することである。これに
よつてプログラムは点609へ移る。ブロツク6
07および608の演算を行うが、これは、i番
目のアンカーラインを扱うときだけはいずれの1
つの計算においても必ずしもすべてのアンカーラ
インを使用するとは限らず、そうでないときはプ
ログラムが点606を通つて直接第22図の点6
06に移るからである。
第20図における点609からこのプログラム
は判定ブロツク610へ流れ、そこでi番目のラ
インについて感度計算を行うときを判定する。こ
の判定が否定であれば、プログラムは直接論理ブ
ロツク612へ流れ、この判定が是定であれば
Ci、Ai、cosαpi、sinαLi、NLiおよびNXiの計算をつ
ぎにi番目のアンカーラインについてブロツク6
11によつて行う。論理ブロツク612において
つぎに、i番目のラインに対する検出器出力の初
期測定値からの変化を計算してΔΨLL、ΔSi、およ
びΔLiを抽出する。このプログラムは点613に
移り第21図へゆく。
第21図において点613からのプログラムフ
ローはブロツク614に入り、これによつてi番
目のフエアリーダ座標の初期座標系に対する方位
角βXiを計算し、これによつていまやブロツク6
15において船の姿勢の変化に対するαpi方向の
フエアリーダの位置の変化を計算することができ
る。つづいてつぎにブロツク616および617
でアンカーライン張力変化およびライン長変化か
ら計算したフエアリーダの動きの測定を行う。最
終ブロツク619はブロツク615,616およ
び617において発生した各項の代数和を表わ
し、点6220でみられる真のΔXLftiを発生す
る。
第22図において判定ブロツク622は所定の
数のフエアリーダ検出器の組を調べたか否かを判
定する。否であれば命令をブロツク612から点
604に戻してつぎのすなわち(i+1)番目の
検出器の組を調べさせる。すべてのフエアリーダ
の組を調べ終わると、判定ブロツク623を実行
して、利用可能な答えを発生するのに十分な数の
フエアリーダの組を調べたか否かを判定する。否
定であればこのプログラム動作を点624で終了
し、是定であれば論理ブロツク625を実行して
船の位置変化の最小自乗評価値を計算し、すべて
の作動アンカーラインについて和をとる。つぎに
ブロツク627において、このデータを船の位
置、すなわち海岸線に基準をおいた標識に対する
点20の位置に変換してから、プログラムは点6
28に移る。
(ヘ) 発明の効果 以上述べたように、本発明による船の位置判定
方法および装置においては、船の姿勢パラメー
タ、および各アンカーラインの張力、アンカーラ
インの長さを含むアンカーライン状態のパラメー
タなどを測定して、誤差を排除しながら該各パラ
メータから自船の位置をかなり正確に判定するこ
とを可能としている。
したがつて、本発明においては無線システムが
利用できる場合には該システムを利用し、該無線
システムが利用できない場合には、前記各パラメ
ータを利用して、独自に自船の位置を判定できる
構成にしている。
したがつて、本発明による船の位置判定装置は
完全な夜間に動作することができるが、従来の推
測航法システムはできない。また、本発明による
船の位置判定装置は確かに推測航法システムでは
あるが船の速度の時間積分に依存していない。そ
のかわり、関連するラインパラメータの測定値を
とり、前記判定装置の初期設定で測定したこれら
の値と比較し、初期の位置に加えたとき真の船の
位置の値を生ずる位置の変化を判定する。船の速
度の時間積分は必要としないので、他の推測航法
方式のように累積誤差が初期設定からの時間の直
接の関数とはならず、走行距離の関数となる。一
例として、初期設定の時間中ほとんど動かず同じ
基準位置の回りを周期的に動く船の場合を考え
る。この全時間中ライン長関数から計算した位置
は誤差があるが、各位置決定(これは基本的には
連続して行われる)ごとの考えられる誤差はどの
位期間経過したかにかかわらず同一である。また
これは船の速度の時間積分がなされないことに起
因する。しかし速度推測航法システムおよび慣性
航法システムも船が余り動かないことには関係な
く誤差が連続的に累積される。船が徐々に動くの
で、夜間累積される誤差は作業を継続できるほど
十分に小さい。したがつて通常の位置判定装置は
船の作業時間を非常に増加させる。また本発明の
位置判定装置は応答性が早く、非常な深い場所で
も制御が可能である。
本発明をその好ましい実施例について説明した
が、ここで使用した用語は説明のための用語であ
つて限定を意味するものではなく、本発明の広い
観点における真の範囲および精神を逸脱すること
なく変更できることは明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケーブル敷設用などの船の位置を判定する方
    法であつて、 (a) 船の姿勢パラメータ、および各アンカーライ
    ンの張力、各アンカーラインの長さを含むアン
    カーライン状態のパラメータを測定し、 (b) 測定した前記船の姿勢パラメータおよび前記
    アンカーラインの張力、長さを含むアンカーラ
    イン状態のパラメータから、所定の計算式にし
    たがつて各アンカーラインの張力の変化に対応
    する各フエアリーダの見かけ上の第1の動き、
    各アンカーラインの長さの変化に対応する各フ
    エアリーダの見かけ上の第2の動き、および船
    の姿勢の変化に対応する各フエアリーダの見か
    け上の第3の動き、をそれぞれ決定し、 (c) 前記各フエアリーダの第1の動きに関するデ
    ータから、前記各フエアリーダの第2の動きお
    よび第3の動きに関するデータを差し引いて撹
    乱成分のない補償された各フエアリーダの動き
    に関するデータを生成し、かつ (d) 前記補償された各フエアリーダの動きに関す
    るデータから最小自乗法を利用して船の位置の
    変化を算出し、よつて通常の無線システムが利
    用できない時に船の位置を前記船の姿勢パラメ
    ータおよび前記アンカーラインのパラメータか
    ら判定することを特徴とする船の位置判定方
    法。 2 ケーブル敷設用などの船の位置を判定する装
    置であつて、 (a) 船の姿勢パラメータおよび各アンカーライン
    の張力および各アンカーラインの長さを含むア
    ンカーライン状態のパラメータを検出する複数
    の検出手段50,51,44,49,60…
    と、 (b) 前記船の上で実質的に長方形の隅に配置され
    た所定数のフエアリーダ手段14,15,1
    6,17と、 (c) 前記フエアリーダ手段によつて取込まれ、ま
    たは操出される所定数のアンカーおよびアンカ
    ーライン9a,9b,10a,10b,…12
    a,12bと、 (d) 所定の計算式にしたがつて、各アンカーライ
    ンの張り変化に対応する各フエアリーダ手段の
    見かけ上の第1の動きを決定するデータを算出
    する第1のコンピユータ手段110、各アンカ
    ーラインの長さの変化に対応する各フエアリー
    ダ手段の見かけ上の第2の動きを決定するデー
    タを算出する第2のコンピユータ手段112、
    船の姿勢パラメータおよび前記アンカーライン
    の張りおよび前記アンカーラインの長さを含む
    アンカーライン状態のパラメータから船の姿勢
    変化に対応する各フエアリーダの見かけ上の第
    3の動きを決定するデータを算出する第3のコ
    ンピユータ手段117と、 (e) 前記各フエアリーダ手段の第1の動きを決定
    するデータから前記各フエアリーダ手段の第2
    および第3の動きを決定するデータを差し引い
    て撹乱成分のない補償された各フエアリーダ手
    段の動きを決定するデータを生成する減算手段
    114と、 (f) 前記各フエアリーダ手段の補償された動きを
    決定するデータから船の位置変化を算出する第
    4のコンピユータ手段133とからなり、よつ
    て通常の無線システムが利用できない時に、船
    の位置を前記船の姿勢パラメータおよび前記ア
    ンカーライン状態のパラメータから判定するこ
    とを特徴とする船の位置判定装置。 3 特許請求の範囲第2項記載の装置において、
    各フエアリーダ手段には少なくとも3本のアンカ
    ーラインが設けられていることを特徴とする船の
    位置判定装置。 4 特許請求の範囲第2項記載の装置において、
    前記船の上には少なくとも4つのフエアリーダ手
    段が設けられていることを特徴とする船の位置判
    定装置。
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