JPH0154650B2 - - Google Patents
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- JPH0154650B2 JPH0154650B2 JP58232472A JP23247283A JPH0154650B2 JP H0154650 B2 JPH0154650 B2 JP H0154650B2 JP 58232472 A JP58232472 A JP 58232472A JP 23247283 A JP23247283 A JP 23247283A JP H0154650 B2 JPH0154650 B2 JP H0154650B2
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- container
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N3/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N3/02—Details
- G01N3/06—Special adaptations of indicating or recording means
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01B—MEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
- G01B7/00—Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques
- G01B7/16—Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. by resistance strain gauge
- G01B7/24—Measuring arrangements characterised by the use of electric or magnetic techniques for measuring the deformation in a solid, e.g. by resistance strain gauge using change in magnetic properties
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
この発明は、密封容器の内部に配置した試験片
に荷重を加え、試験片の標点間の変位量を測定
し、材料試験する材料試験機に関するものであ
り、特にその試験片の標点間の変位量を測定する
試験片変位量測定装置に関するものである。
に荷重を加え、試験片の標点間の変位量を測定
し、材料試験する材料試験機に関するものであ
り、特にその試験片の標点間の変位量を測定する
試験片変位量測定装置に関するものである。
(ロ) 従来技術
たとえば、高温高圧下で試験片を材料試験する
には、試験片を高温高圧容器の内部に配置し、試
験片に荷重を加える。そして、差動トランスなど
の検出器によつて試験片の標点間の変位量を測定
すればよい。これによつて高温高圧下で試験片を
材料試験することができる。しかしながら、普
通、差動トランスなどの検出器は温度および圧力
に敏感であり、高温高圧容器の内部に挿入するこ
とができない。したがつて、試験片の標点間の変
位量を高温高圧容器の外部に取り出す必要があ
る。この種の試験機において、試験片の標点間の
変位量を高温高圧容器の外部に取り出すため、従
来は高温高圧容器の内部から外部に突出させた一
対の検出ロツドを使用し、シールリングによつて
各検出ロツドのまわりを密封していた。さらに、
高温高圧容器の内部で各検出ロツドを試験片の標
点に連結し、高温高圧容器の外部で各検出ロツド
を検出器に連結していた。試験片に荷重が加えら
れ、その標点間の変位量が生じると、それに追随
して各検出ロツドが軸方向に移動する。したがつ
て、試験片の標点間の変位量が検出ロツドによつ
て取り出され、検出器によつて測定される。しか
しながら、この装置は、シールリングと検出ロツ
ド間に摩擦が生じ、これが検出器の測定精度に影
響するのはさけられない。したがつて、測定精度
が低いという問題があつた。さらに、検出ロツド
に高温高圧容器の内圧が作用し、これも検出器の
測定精度に影響する。この他、高温高圧環境を生
じさせるため、普通、高温高圧容器内に高温高圧
ガスまたは高温高圧液が封入されるが、この高温
高圧ガスまたは高温高圧液に対するシールリング
の洩れおよび耐久性の問題もある。特に、有毒ガ
スまたは有毒液の場合、その洩れが生じると、特
に大きい問題になる。
には、試験片を高温高圧容器の内部に配置し、試
験片に荷重を加える。そして、差動トランスなど
の検出器によつて試験片の標点間の変位量を測定
すればよい。これによつて高温高圧下で試験片を
材料試験することができる。しかしながら、普
通、差動トランスなどの検出器は温度および圧力
に敏感であり、高温高圧容器の内部に挿入するこ
とができない。したがつて、試験片の標点間の変
位量を高温高圧容器の外部に取り出す必要があ
る。この種の試験機において、試験片の標点間の
変位量を高温高圧容器の外部に取り出すため、従
来は高温高圧容器の内部から外部に突出させた一
対の検出ロツドを使用し、シールリングによつて
各検出ロツドのまわりを密封していた。さらに、
高温高圧容器の内部で各検出ロツドを試験片の標
点に連結し、高温高圧容器の外部で各検出ロツド
を検出器に連結していた。試験片に荷重が加えら
れ、その標点間の変位量が生じると、それに追随
して各検出ロツドが軸方向に移動する。したがつ
て、試験片の標点間の変位量が検出ロツドによつ
て取り出され、検出器によつて測定される。しか
しながら、この装置は、シールリングと検出ロツ
ド間に摩擦が生じ、これが検出器の測定精度に影
響するのはさけられない。したがつて、測定精度
が低いという問題があつた。さらに、検出ロツド
に高温高圧容器の内圧が作用し、これも検出器の
測定精度に影響する。この他、高温高圧環境を生
じさせるため、普通、高温高圧容器内に高温高圧
ガスまたは高温高圧液が封入されるが、この高温
高圧ガスまたは高温高圧液に対するシールリング
の洩れおよび耐久性の問題もある。特に、有毒ガ
スまたは有毒液の場合、その洩れが生じると、特
に大きい問題になる。
(ハ) 目的
したがつて、この発明は、高温高圧容器などの
密封容器の内部に配置した試験片の標点間の変位
量を測定する試験片変位量測定装置において、そ
の測定精度を高くし、さらに前記従来の洩れおよ
び耐久性の問題を解消することを目的としてなさ
れたものである。
密封容器の内部に配置した試験片の標点間の変位
量を測定する試験片変位量測定装置において、そ
の測定精度を高くし、さらに前記従来の洩れおよ
び耐久性の問題を解消することを目的としてなさ
れたものである。
(ニ) 構成
この発明は、密封容器の内部に配置した試験片
に荷重を加え、前記試験片の標点間の変位量を前
記密封容器の外部に取り出し、差動トランスなど
の検出器によつて測定し、材料試験するようにし
た材料試験機において、一対の端壁を有するケー
スを前記密封容器の外壁に固定し、前記各端壁を
前記試験片の荷重方向と平行の方向に対向させ、
前記密封容器の内部から前記ケースに連結管を突
出させ、前記連結管に連結ロツドを挿入し、前記
連結管および前記連結ロツドを試験片の荷重方向
と平行の方向にのびるよう配置し、前記連結管お
よび前記連結ロツドの一端にそれぞれフランジを
設け、前記各フランジを前記各端壁間に配置し、
前記試験片の荷重方向と平行の方向に伸縮するベ
ローによつて前記各端壁および前記各フランジ間
を密封するとともに、前記密封容器の内部を前記
ベローの内側に連通させ、前記ベローの内側で前
記フランジに設けた連通孔によつて前記フランジ
の両側を連通させ、前記密封容器の内部で前記連
結管および前記連結ロツドの他端を前記試験片の
標点に連結し、さらに前記ベローの外側に配置し
た連結部材によつて前記各フランジを前記検出器
に連結したことを特徴とするものである。
に荷重を加え、前記試験片の標点間の変位量を前
記密封容器の外部に取り出し、差動トランスなど
の検出器によつて測定し、材料試験するようにし
た材料試験機において、一対の端壁を有するケー
スを前記密封容器の外壁に固定し、前記各端壁を
前記試験片の荷重方向と平行の方向に対向させ、
前記密封容器の内部から前記ケースに連結管を突
出させ、前記連結管に連結ロツドを挿入し、前記
連結管および前記連結ロツドを試験片の荷重方向
と平行の方向にのびるよう配置し、前記連結管お
よび前記連結ロツドの一端にそれぞれフランジを
設け、前記各フランジを前記各端壁間に配置し、
前記試験片の荷重方向と平行の方向に伸縮するベ
ローによつて前記各端壁および前記各フランジ間
を密封するとともに、前記密封容器の内部を前記
ベローの内側に連通させ、前記ベローの内側で前
記フランジに設けた連通孔によつて前記フランジ
の両側を連通させ、前記密封容器の内部で前記連
結管および前記連結ロツドの他端を前記試験片の
標点に連結し、さらに前記ベローの外側に配置し
た連結部材によつて前記各フランジを前記検出器
に連結したことを特徴とするものである。
(ホ) 実施例
以下、この発明の実施例を図面について説明す
る。
る。
第1図において、試験片1は高温高圧容器2の
内部に配置され、プツシユプルロツド3と受板4
に固定されている。高温高圧容器2は蓋板5によ
つて遮蔽され、加熱炉6に収容されている。した
がつて、容器2の内部に高温高圧ガスまたは高温
高圧液を封入し、加熱炉6によつて容器2を加熱
すると、容器2の内部に高温高圧環境を生じさせ
ることができる。プツシユプルロツド3は圧力平
衡器7を介して油圧アクチユエータなどの負荷機
構に連結されている。受板4は固定枠8によつて
容器2の蓋板5に固定されている。試験片1を材
料試験するとき、負荷機構を駆動すると、プツシ
ユプルロツド3が軸方向に変位する。したがつ
て、たとえば試験片1に引張圧縮繰返し荷重を加
えることができる。その反力は受板4および固定
枠8によつて蓋板5に伝達され、支持される。圧
力平衡器7はプツシユプルロツド3に作用する高
温高圧容器2の内圧を均衡させ、相殺する。した
がつて、容器2の内圧は試験片1の荷重に影響し
ない。
内部に配置され、プツシユプルロツド3と受板4
に固定されている。高温高圧容器2は蓋板5によ
つて遮蔽され、加熱炉6に収容されている。した
がつて、容器2の内部に高温高圧ガスまたは高温
高圧液を封入し、加熱炉6によつて容器2を加熱
すると、容器2の内部に高温高圧環境を生じさせ
ることができる。プツシユプルロツド3は圧力平
衡器7を介して油圧アクチユエータなどの負荷機
構に連結されている。受板4は固定枠8によつて
容器2の蓋板5に固定されている。試験片1を材
料試験するとき、負荷機構を駆動すると、プツシ
ユプルロツド3が軸方向に変位する。したがつ
て、たとえば試験片1に引張圧縮繰返し荷重を加
えることができる。その反力は受板4および固定
枠8によつて蓋板5に伝達され、支持される。圧
力平衡器7はプツシユプルロツド3に作用する高
温高圧容器2の内圧を均衡させ、相殺する。した
がつて、容器2の内圧は試験片1の荷重に影響し
ない。
この装置は、ベロー9を収容したベローケース
10が容器2の蓋板5にねじ合わされ、固定され
ている。ケース10は上端壁11、下端壁12お
よび周側壁13を有し、上端壁11と下端壁12
は試験片1の荷重方向Xと平行の方向に間隔を置
いて対向するよう配置されている。ベロー9は円
筒状のものであり、その径はベロー9の全長にわ
たつて一定である。ベロー9は試験片1の荷重方
向Xと平行の方向に伸縮するよう配置されてい
る。さらに、試験片1の標点間の変位量を取り出
すための取出部材として一対のフランジ14,1
5が使用され、各フランジ14,15は試験片1
の荷重方向Xと平行の方向に間隔を置いてケース
10の各端壁11,12間に配置されている。各
端壁11,12および各フランジ14,15間は
それぞれベロー9によつて密封されている。
10が容器2の蓋板5にねじ合わされ、固定され
ている。ケース10は上端壁11、下端壁12お
よび周側壁13を有し、上端壁11と下端壁12
は試験片1の荷重方向Xと平行の方向に間隔を置
いて対向するよう配置されている。ベロー9は円
筒状のものであり、その径はベロー9の全長にわ
たつて一定である。ベロー9は試験片1の荷重方
向Xと平行の方向に伸縮するよう配置されてい
る。さらに、試験片1の標点間の変位量を取り出
すための取出部材として一対のフランジ14,1
5が使用され、各フランジ14,15は試験片1
の荷重方向Xと平行の方向に間隔を置いてケース
10の各端壁11,12間に配置されている。各
端壁11,12および各フランジ14,15間は
それぞれベロー9によつて密封されている。
ケース10は一定径の連通孔16を有し、容器
2の内部は連通孔16を介してベロー9の内側に
連通している。この装置は容器2の内部からベロ
ー9の内側に突出する連結管17と連結ロツド1
8が設けられ、連結管17はケース10の連通孔
16に挿入され、連結ロツド18は連結管17に
挿入されている。さらに、一対のアーム19,2
0が試験片1の標点に固定され、ベローケース1
0の各フランジ14,15のうち、一方のフラン
ジ14は連結管17およびアーム19によつて試
験片1の標点に連結されている。他方のフランジ
15は連結ロツド18およびアーム20によつて
試験片1の標点に連結されている。さらに、ベロ
ー9の内側においてフランジ14,15に設けら
れた連通孔によつてフランジ14,15の両側が
連通している。
2の内部は連通孔16を介してベロー9の内側に
連通している。この装置は容器2の内部からベロ
ー9の内側に突出する連結管17と連結ロツド1
8が設けられ、連結管17はケース10の連通孔
16に挿入され、連結ロツド18は連結管17に
挿入されている。さらに、一対のアーム19,2
0が試験片1の標点に固定され、ベローケース1
0の各フランジ14,15のうち、一方のフラン
ジ14は連結管17およびアーム19によつて試
験片1の標点に連結されている。他方のフランジ
15は連結ロツド18およびアーム20によつて
試験片1の標点に連結されている。さらに、ベロ
ー9の内側においてフランジ14,15に設けら
れた連通孔によつてフランジ14,15の両側が
連通している。
試験片1の標点間の変位量は差動トランス21
によつて検出され、測定される。差動トランス2
1はコイル22と鉄心23からなり、ベローケー
ス10の上部に設けられている。そして、ベロー
9の外側に連結ロツド24,25が配置され、コ
イル22は連結ロツド24によつてフランジ14
に連結され、鉄心23は連結ロツド25によつて
フランジ15に連結されている。
によつて検出され、測定される。差動トランス2
1はコイル22と鉄心23からなり、ベローケー
ス10の上部に設けられている。そして、ベロー
9の外側に連結ロツド24,25が配置され、コ
イル22は連結ロツド24によつてフランジ14
に連結され、鉄心23は連結ロツド25によつて
フランジ15に連結されている。
ベローケース10は冷却液を循環させる冷却室
26を有し、ベロー9、連結管17および連結ロ
ツド18を冷却することができる。
26を有し、ベロー9、連結管17および連結ロ
ツド18を冷却することができる。
前記のように構成された装置において、試験片
1に荷重が加えられ、その標点間の変位量が生じ
ると、それに追随してアーム19,20、連結管
17および連結ロツド18が移動する。連結管1
7および連結ロツド18は軸方向に相対的に移動
し、ベローケース10の一方のフランジ14は連
結管17と一体的に移動する。他方のフランジ1
5は連結ロツド18と一体的に移動する。各フラ
ンジ14,15は試験片1の荷重方向Xと平行に
相対的に移動する。これによつて試験片1の標点
間の変位量が取り出される。ベロー9は試験片1
の荷重方向Xと平行の方向に伸縮し、フランジ1
4,15の移動を吸収する。差動トランス21の
コイル22はフランジ14および連結ロツド24
と一体的に移動し、鉄心23はフランジ15およ
び連結ロツド25と一体的に移動する。したがつ
て、コイル22と鉄心23が相対的に変位し、コ
イル22の電流が変化し、試験片1の標点間の変
位量が差動トランス21によつて検出され、測定
される。したがつて、容器2の高温高圧環境下で
試験片1を材料試験することができる。
1に荷重が加えられ、その標点間の変位量が生じ
ると、それに追随してアーム19,20、連結管
17および連結ロツド18が移動する。連結管1
7および連結ロツド18は軸方向に相対的に移動
し、ベローケース10の一方のフランジ14は連
結管17と一体的に移動する。他方のフランジ1
5は連結ロツド18と一体的に移動する。各フラ
ンジ14,15は試験片1の荷重方向Xと平行に
相対的に移動する。これによつて試験片1の標点
間の変位量が取り出される。ベロー9は試験片1
の荷重方向Xと平行の方向に伸縮し、フランジ1
4,15の移動を吸収する。差動トランス21の
コイル22はフランジ14および連結ロツド24
と一体的に移動し、鉄心23はフランジ15およ
び連結ロツド25と一体的に移動する。したがつ
て、コイル22と鉄心23が相対的に変位し、コ
イル22の電流が変化し、試験片1の標点間の変
位量が差動トランス21によつて検出され、測定
される。したがつて、容器2の高温高圧環境下で
試験片1を材料試験することができる。
この装置は、ベローケース10のベロー9によ
つて各端壁11,12および各フランジ14,1
5間が密封されているため、前記従来のようにシ
ールリングを使用する必要はない。ベロー9は試
験片1の荷重方向Xと平行の方向に伸縮するだけ
であり、摩擦の問題は生じない。したがつて、差
動トランス21の測定精度は高い。また、この装
置は、ベローケース10の連通孔16によつて容
器2の内部がベロー9の内側に連通し、ベロー9
の内側において、フランジ14,15に設けられ
た連通孔によつてフランジ14,15の両側が連
通しており、連結管17、連結ロツド18および
各フランジ14,15が容器2の内圧を受ける。
しかしながら、ベロー9の径はその全長にわたつ
て一定であるため、容器2の内圧によつて連結管
17、連結ロツド18および各フランジ14,1
5に加えられる上向きの力と下向きの力は実質上
同一であり、互いに相殺される。したがつて、容
器2の内圧は差動トランス21の測定精度に影響
しない。さらに、この装置はシールリングではな
く、ベロー9が使用されているため、洩れおよび
耐久性の問題もない。したがつて、容器2に高温
高圧ガスまたは高温高圧液を封入しても支障はな
い。有毒ガスまたは有毒液を封入することも可能
である。
つて各端壁11,12および各フランジ14,1
5間が密封されているため、前記従来のようにシ
ールリングを使用する必要はない。ベロー9は試
験片1の荷重方向Xと平行の方向に伸縮するだけ
であり、摩擦の問題は生じない。したがつて、差
動トランス21の測定精度は高い。また、この装
置は、ベローケース10の連通孔16によつて容
器2の内部がベロー9の内側に連通し、ベロー9
の内側において、フランジ14,15に設けられ
た連通孔によつてフランジ14,15の両側が連
通しており、連結管17、連結ロツド18および
各フランジ14,15が容器2の内圧を受ける。
しかしながら、ベロー9の径はその全長にわたつ
て一定であるため、容器2の内圧によつて連結管
17、連結ロツド18および各フランジ14,1
5に加えられる上向きの力と下向きの力は実質上
同一であり、互いに相殺される。したがつて、容
器2の内圧は差動トランス21の測定精度に影響
しない。さらに、この装置はシールリングではな
く、ベロー9が使用されているため、洩れおよび
耐久性の問題もない。したがつて、容器2に高温
高圧ガスまたは高温高圧液を封入しても支障はな
い。有毒ガスまたは有毒液を封入することも可能
である。
なお、この発明には前記実施例の他に種々の変
形例が考えられる。たとえば、第2図に示すよう
に、ベローケース10の上端壁11と下端壁12
の中間に中間壁27を設け、これをフランジ1
4,15間に介在させ、ベロー9によつて各端壁
11,12、中間壁27および各フランジ14,
15間を密封してもよい。この場合も、ベロー9
を試験片1の荷重方向Xと平行の方向に伸縮さ
せ、各フランジ14,15の移動を吸収すること
ができる。したがつて、各フランジ14,15に
よつて試験片1の標点間の変位量を取り出すこと
ができる。
形例が考えられる。たとえば、第2図に示すよう
に、ベローケース10の上端壁11と下端壁12
の中間に中間壁27を設け、これをフランジ1
4,15間に介在させ、ベロー9によつて各端壁
11,12、中間壁27および各フランジ14,
15間を密封してもよい。この場合も、ベロー9
を試験片1の荷重方向Xと平行の方向に伸縮さ
せ、各フランジ14,15の移動を吸収すること
ができる。したがつて、各フランジ14,15に
よつて試験片1の標点間の変位量を取り出すこと
ができる。
(ヘ) 効果
以上説明したように、この発明によれば、一対
の端壁11,12を有するケース10が密封容器
2の外壁に固定され、各端壁11,12が試験片
1の荷重方向Xと平行の方向に対向する。そし
て、密封容器2の内部からケース10に連結管1
7が突出し、連結管17に連結ロツド18が挿入
される。連結管17および連結ロツド18は試験
片1の荷重方向Xと平行の方向にのびる。さら
に、連結管17および連結ロツド18の一端にそ
れぞれフランジ14,15が設けられ、各フラン
ジ14,15が各端壁11,12間に配置され
る。そして、試験片1の荷重方向Xと平行の方向
に伸縮するベロー9によつて各端壁11,12お
よび各フランジ14,15間が密封される。した
がつて、ベロー9によつて連結管17、連結ロツ
ド18およびフランジ14,15の移動が吸収さ
れ、これを試験片1の荷重方向Xと平行の方向に
移動させることができる。さらに、この発明によ
れば、密封容器2の内部で連結管17および連結
ロツド18の他端が試験片1の標点に連結され、
ベロー9の外側に配置された連結部材24,25
によつて各フランジ14,15が検出器21に連
結される。したがつて、連結管17、連結ロツド
18およびフランジ14,15によつて試験片1
の標点間の変位量を取り出し、検出器21によつ
てこれを測定することができる。また、この発明
によれば、シールリングではなく、ベロー9によ
つて各端壁11,12および各フランジ14,1
5間が密封されており、連結管17、連結ロツド
18およびフランジ14,15が試験片1の荷重
方向Xと平行の方向に移動するとき、ベロー9が
試験片1の荷重方向Xと平行の方向に伸縮するだ
けである。したがつて、シールリングの摩擦が検
出器21の測定精度に影響するという問題は生じ
ず、検出器21の測定精度は高い。密封容器2の
封入ガスまたは封入液に対するシールリングの洩
れおよび耐久性の問題も生じない。したがつて、
密封容器2に高温高圧ガスまたは高温高圧液を封
入しても支障はない。有毒ガスまたは有毒液を封
入することも可能である。さらに、この発明によ
れば、密封容器2の内部がベロー9の内側に連通
する。さらに、ベロー9の内側において、フラン
ジ14,15に設けられた連通孔によつてフラン
ジ14,15の両側が連通する。したがつて、密
封容器2の内部で連結管17および連結ロツド1
8が密封容器2の内圧を受け、連結管17および
連結ロツド18に上向きの力が加えられても、ベ
ロー9の内側で連結管17、連結ロツド18およ
びフランジ14,15が密封容器2の内圧を受
け、連結管17および連結ロツド18に下向きの
力が加えられる。この上向きおよび下向きの力は
実質上同一であり、互いに相殺される。したがつ
て、密封容器2の内圧は検出器21の測定精度に
影響しない。しかも、この発明によれば、検出器
21全体を密封容器2およびケース10の外部に
配置することができ、検出器21は密封容器2の
封入ガスまたは封入液の影響を受けない。したが
つて、試験片1の標点間の変位量を正確に測定す
ることができる。
の端壁11,12を有するケース10が密封容器
2の外壁に固定され、各端壁11,12が試験片
1の荷重方向Xと平行の方向に対向する。そし
て、密封容器2の内部からケース10に連結管1
7が突出し、連結管17に連結ロツド18が挿入
される。連結管17および連結ロツド18は試験
片1の荷重方向Xと平行の方向にのびる。さら
に、連結管17および連結ロツド18の一端にそ
れぞれフランジ14,15が設けられ、各フラン
ジ14,15が各端壁11,12間に配置され
る。そして、試験片1の荷重方向Xと平行の方向
に伸縮するベロー9によつて各端壁11,12お
よび各フランジ14,15間が密封される。した
がつて、ベロー9によつて連結管17、連結ロツ
ド18およびフランジ14,15の移動が吸収さ
れ、これを試験片1の荷重方向Xと平行の方向に
移動させることができる。さらに、この発明によ
れば、密封容器2の内部で連結管17および連結
ロツド18の他端が試験片1の標点に連結され、
ベロー9の外側に配置された連結部材24,25
によつて各フランジ14,15が検出器21に連
結される。したがつて、連結管17、連結ロツド
18およびフランジ14,15によつて試験片1
の標点間の変位量を取り出し、検出器21によつ
てこれを測定することができる。また、この発明
によれば、シールリングではなく、ベロー9によ
つて各端壁11,12および各フランジ14,1
5間が密封されており、連結管17、連結ロツド
18およびフランジ14,15が試験片1の荷重
方向Xと平行の方向に移動するとき、ベロー9が
試験片1の荷重方向Xと平行の方向に伸縮するだ
けである。したがつて、シールリングの摩擦が検
出器21の測定精度に影響するという問題は生じ
ず、検出器21の測定精度は高い。密封容器2の
封入ガスまたは封入液に対するシールリングの洩
れおよび耐久性の問題も生じない。したがつて、
密封容器2に高温高圧ガスまたは高温高圧液を封
入しても支障はない。有毒ガスまたは有毒液を封
入することも可能である。さらに、この発明によ
れば、密封容器2の内部がベロー9の内側に連通
する。さらに、ベロー9の内側において、フラン
ジ14,15に設けられた連通孔によつてフラン
ジ14,15の両側が連通する。したがつて、密
封容器2の内部で連結管17および連結ロツド1
8が密封容器2の内圧を受け、連結管17および
連結ロツド18に上向きの力が加えられても、ベ
ロー9の内側で連結管17、連結ロツド18およ
びフランジ14,15が密封容器2の内圧を受
け、連結管17および連結ロツド18に下向きの
力が加えられる。この上向きおよび下向きの力は
実質上同一であり、互いに相殺される。したがつ
て、密封容器2の内圧は検出器21の測定精度に
影響しない。しかも、この発明によれば、検出器
21全体を密封容器2およびケース10の外部に
配置することができ、検出器21は密封容器2の
封入ガスまたは封入液の影響を受けない。したが
つて、試験片1の標点間の変位量を正確に測定す
ることができる。
第1図はこの発明の一実施例を示す断面図、第
2図は第1図の変形例を示す断面図である。 1……試験片、2……高温高圧容器、9……ベ
ロー、11……ベローケースの上端壁、12……
ベローケースの下端壁、14,15……フラン
ジ、16……ベローケースの連通孔、17……連
結管、18,24,25……連結ロツド、21…
…差動トランス。
2図は第1図の変形例を示す断面図である。 1……試験片、2……高温高圧容器、9……ベ
ロー、11……ベローケースの上端壁、12……
ベローケースの下端壁、14,15……フラン
ジ、16……ベローケースの連通孔、17……連
結管、18,24,25……連結ロツド、21…
…差動トランス。
Claims (1)
- 1 密封容器の内部に配置した試験片に荷重を加
え、前記試験片の標点間の変位量を前記密封容器
の外部に取り出し、差動トランスなどの検出器に
よつて測定し、材料試験するようにした材料試験
機において、一対の端壁を有するケースを前記密
封容器の外壁に固定し、前記各端壁を前記試験片
の荷重方向と平行の方向に対向させ、前記密封容
器の内部から前記ケースに連結管を突出させ、前
記連結管に連結ロツドを挿入し、前記連結管およ
び前記連結ロツドを試験片の荷重方向と平行の方
向にのびるよう配置し、前記連結管および前記連
結ロツドの一端にそれぞれフランジを設け、前記
各フランジを前記各端壁間に配置し、前記試験片
の荷重方向と平行の方向に伸縮するベローによつ
て前記各端壁および前記各フランジ間を密封する
とともに、前記密封容器の内部を前記ベローの内
側に連通させ、前記ベローの内側で前記フランジ
に設けた連通孔によつて前記フランジの両側を連
通させ、前記密封容器の内部で前記連結管および
前記連結ロツドの他端を前記試験片の標点に連結
し、さらに前記ベローの外側に配置した連結部材
によつて前記各フランジを前記検出器に連結した
ことを特徴とする試験片変位量測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23247283A JPS60123750A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | 材料試験機の試験片変位量測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23247283A JPS60123750A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | 材料試験機の試験片変位量測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60123750A JPS60123750A (ja) | 1985-07-02 |
JPH0154650B2 true JPH0154650B2 (ja) | 1989-11-20 |
Family
ID=16939828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23247283A Granted JPS60123750A (ja) | 1983-12-08 | 1983-12-08 | 材料試験機の試験片変位量測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60123750A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1282259C (en) * | 1986-12-22 | 1991-04-02 | John Van Der Kuur | Extensometer |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5379567A (en) * | 1976-12-24 | 1978-07-14 | Toshin Kogyo Co | Measuring instrument for transformation in high pressure |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54151297U (ja) * | 1978-04-12 | 1979-10-20 |
-
1983
- 1983-12-08 JP JP23247283A patent/JPS60123750A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5379567A (en) * | 1976-12-24 | 1978-07-14 | Toshin Kogyo Co | Measuring instrument for transformation in high pressure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60123750A (ja) | 1985-07-02 |
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