JPH0152982B2 - - Google Patents

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JPH0152982B2
JPH0152982B2 JP63213280A JP21328088A JPH0152982B2 JP H0152982 B2 JPH0152982 B2 JP H0152982B2 JP 63213280 A JP63213280 A JP 63213280A JP 21328088 A JP21328088 A JP 21328088A JP H0152982 B2 JPH0152982 B2 JP H0152982B2
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JP
Japan
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winding
stator
stator core
windings
slot
Prior art date
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JP63213280A
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English (en)
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JPH01138939A (ja
Inventor
Hiroaki Nishama
Shinichiro Irie
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Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP63213280A priority Critical patent/JPH01138939A/ja
Publication of JPH01138939A publication Critical patent/JPH01138939A/ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、薄型の誘導電動機の固定子に関する
ものである。
従来より、誘導電動機における固定子は、通常
固定子コアの回転子との対向面側に形成されたス
ロツトに巻線が収納されているもので、スロツト
からスロツトへの渡りの部分である所謂コイルエ
ンド部分が固定子コアの両側面よりはみ出した状
態となつており、このコイルエンド部分の寸法が
加わつて全体として軸方向にかなり大きな幅を持
つ。
近年、電動機の小型軽量化に伴つて薄型化の要
求が強まり、固定子コアに多数のスロツトを有す
る誘導電動機においても、その要求に応えるべく
種々の提案がなされている。例えば、固定子コ
アの径を大きくして積厚を薄くし軸方向の幅を減
少させる方法、あるいは固定子コアからはみ出
したコイルエンド部分を小さく整形する方法、
巻線を固定子コアの径方向のスロツトにおさめた
固定子を用いる軸方向ギヤツブ(アキシヤルギヤ
ツプ)方式等が知られている。しかし前記の方
法では、電動機の外径が大きくなり、の方法で
はコイルエンドの整形にきわめて手数がかり、ま
たの方法では、電動機の外径がかなり大とな
り、しかも構造上高出力の電動機には適さない
等、それぞれ問題があつた。
そこで、本出願人は、固定子コアに多数のスロ
ツトを有する誘導電動機の薄型化の方法として、
特に固定子コアの各スロツト毎に継鉄部を巻回す
るトロイダル状の巻線を施して、これを樹脂モー
ルド成形することを提案している。
一般に、この種の固定子は複数相の巻線が巻装
されるのが普通で、固定子コアと巻線との間は勿
論のこと、特開昭53−88101号公報にも記載され
ているように各巻線の相間を絶縁状態に保持して
おくことが必要であり、これは前記のトロイダル
状の巻線を施した固定子の場合も同様で、この絶
縁対策が実施上重要な要素となる。
この絶縁対策として、例えば固定子コアに絶縁
材料を塗装するか、あるいは合成樹脂等の絶縁体
を固定子コアに被着することが考えられるが、こ
れだけでは、固定子コアと巻線との間は絶縁する
ことができるものの、各スロツト毎に巻装される
複数相の巻線の相間絶縁が不十分である。
すなわち、トロイダル状の巻線を施した場合
は、相間で隣接する巻線、すなわち各スロツト部
分の巻線を同時に巻装することができず、1スロ
ツト毎に順次巻装される関係上、先に巻装された
巻線が隣接する未巻装のスロツト域へ崩れて広が
ることとなり、そのため隣接する巻線同士が接触
した状態で圧縮され、相間の絶縁破壊が生じるこ
とがある。殊にスロツト数が多くなるほど、また
巻線長が長くなるほど前記問題が顕著になる。
また巻線後の樹脂モールド成形の際に、モール
ド樹脂の流動圧によつて巻線が流されて移動し前
記のような崩れが生じ、相間絶縁が破壊され易
く、また巻線自体が損傷してレヤーシヨートが発
生するおそれもある。
なお、相間絶縁のために、従来の絶縁紙を巻線
相間に挿入する方式を利用するのでは、充分な絶
縁耐力が得られず、またその装着作業も容易では
ない。
本発明は、上記に鑑み、固定子コアの各スロツ
ト毎に継鉄部を巻回するトロイダル状の巻線を施
した固定子として、固定子コアと巻線との間の絶
縁のみでなく、巻線を良好な巻装状態に保持で
き、相間で隣接する巻線間の絶縁、すなわち相間
絶縁を完全になし得るとともに、巻線の損傷発生
も防止できる固定子を提供するものである。
すなわち、本発明の誘導電動機の固定子は、固
定子コアの内周に歯部によつて隔設された多数の
スロツトを有し、この固定子コアに被着された絶
縁体を介して各スロツト毎に継鉄部を巻回するト
ロイダル状の巻線を施すとともに、固定子コアの
少なくとも回転子との対抗面をなす歯部内周端面
を残して巻線を埋め込むように樹脂モールド成形
してなる固定子であつて、前記絶縁体には前記巻
線の隣接する相間を互いに隔する相間絶縁用のフ
ランジを突設してなることを特徴とする。
次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図及び第2図は本発明に係る固定子を示
し、第4図は本発明固定子をもつて構成した誘導
電動機の概略を示す。図において、1は固定子、
2は回転子、3,3は回転子の軸4を支承する軸
受、5はフレーム部分を示す。
固定子1は、図に示すように、環状もしくは筒
状の固定子コア11が、内周側に多数形成された
軸方向のスロツト12を隔設する歯部13とその
外周の継鉄部14とからなり、この固定子コア1
1の表面に被着された絶縁体20を介して各スロ
ツト12毎に前記継鉄部14を巻回するトロイダ
ル状の巻線15が施され、さらに固定子コア11
の少なくとも回転子2との対向面をなす歯部13
内周端面を残して巻線15を埋め込むように周知
の樹脂モールド法により成形固定されている。1
6はモールド樹脂の部分を示す。第4図のように
フレーム部分5も前記樹脂モールドにより一体構
成すると、固定子1とフレーム部分5の一体性に
優れ、巻線15の保護効果に優れる。
しかして前記固定子1における絶縁体20は、
合成樹脂等の絶縁材料により形成されてなるもの
で、例えば第3図に分解して示すように、歯部1
3および継鉄部14のコア形状に略対応して、固
定子コア11の外周を覆う外壁21と前記外壁2
1より内方に向つて延設され継鉄部14の側面を
覆う側面部22と、該側面部22より内方に向つ
て放射状に突出して歯部13の側面を覆う歯相当
部23と、前記側面部22および前記歯相当部2
3の側縁より折曲延成され継鉄部14および歯部
13によるスロツト内周面を覆う横断面U字形状
の内壁24とが一体に形成されて、固定子コア1
1の軸方向中間で2分割された一対の割形絶縁体
20a,20bからなる。この一対の割形絶縁体
20a,20bを固定子コア11の両側より嵌合
し被着している。
特に本発明の場合、前記絶縁体20には、この
上に各スロツト12に対応して巻装される各巻線
15の特に相隣接する相間を隔する相間絶縁用の
放射方向のフランジ25が突設されている。すな
わち、2相の巻線15,15を1スロツト12ご
とに交互に巻装する場合、図示するように、各ス
ロツト12に対応する部分を互いに隔するように
フランジ25を突設し、また各相巻線として、2
スロツト毎に主コイルと予備コイルとを交互に巻
装する場合には、2スロツト毎に隣接する相の巻
線を隔するようにフランジを突設する(図示せ
ず)。
前記のフランジ25は、巻線15が巻装される
全周に渡つて連続して形成しておく必要はなく、
巻線15が扇状に外周側ほど拡がつて巻装される
ことから、図示するように隣接する巻線15の間
隔が密になる歯相当部23の両側端縁から側面部
22の外端あるいは外壁21の端部にかけて、あ
るいは側面部22の部分のみに突設しておくだけ
でもよい。また図のように巻線15間に、2つの
フランジ25を突設するものに限らず、一つのフ
ランジを設けておくだけでもよい。さらに前記フ
ランジ25に口出線用の導電部材を設けておくこ
とができる。
また前記の巻線15は、歯部と13と継鉄部1
4とが一体形成された環状をなす固定子コア11
に前記絶縁体20を被嵌した状態で直接トロイダ
ル状巻線装置を持つて巻装するほか、前記固定子
コア11を2分割等の複数に分割形成しておき、
その分割コアの各スロツト毎に絶縁体20を介し
て巻装した後、分割コア同士を接合することがで
きる。この場合、分割コアに対応して割形絶縁体
20a,20bも分割形成しておけばよい。環状
の固定子コアに巻線するより分割コアに巻線する
ほうが能率的である。
上記したように本発明の固定子1は、固定子コ
ア11に被着された絶縁体20に、各スロツト1
2毎に巻装された巻線15の隣接する相間を隔す
るフランジ25が突設されているため、前記各ス
ロツト12に対応する継鉄部14に順次巻線15
を施す際、巻線の両側が崩れて隣接する相のスロ
ツト12の巻装域へ拡がるのを前記フランジ25
によつて防止でき、各相のスロツト12毎に整然
と密に巻装することができ、スロツト数が多くな
つてスロツト間隔が狭くなつたり、巻線長が長く
なつても、隣接する相の巻線15相互間、つまり
相間の絶縁を完全になすことができるとともに、
巻線15の崩れによる巻線自体の損傷も防止でき
る。
しかも前記フランジ25は絶縁体20に突設さ
れて絶縁体20と一体になつているので丈夫であ
り、この絶縁体20を固定子コア11に被着する
だけで相間絶縁を行なえる。また樹脂モールドの
際にモールド樹脂16が巻線15に沿つて流動し
ても、巻線が隣接する相へ流されたり移動するの
を前記フランジ25によつて阻止し得て、相間絶
縁状態を良好に保持でき、またトロイダル状に密
に巻装されていることとも相俟つて、フイラーの
混在している粘度の高いモールド樹脂材料を用い
ても巻線を傷つけることがないし、さらには巻線
の損傷を樹脂モールドによつて助長することもな
い。
このように本発明の固定子によれば、固定子コ
アに被着した絶縁体により固定子コアと巻線との
間の絶縁を確実になし得るは勿論、良好な巻線状
態に保持でき、巻線の特に隣接する相間の絶縁を
完全になすことができるとともに、巻線自体の損
傷も防止でき、巻線効率が向上し、品質が安定す
る。
従つて、固定子コアの各スロツト毎に継鉄部を
巻回するトロイダル状の巻線を施して樹脂モール
ドにより成形固定した固定子を何等問題なく実施
でき、以てその生産効率を向上できるとともに、
樹脂モールドによる誘導電動機の小型軽量化に寄
与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す固定子の一部欠
截斜視図、第2図は同縦断面図、第3図は絶縁体
構造を示す一部の斜視図、第4図は本発明固定子
を利用した誘導電動機を示す縦断面図である。 1……固定子、2……回転子、11……固定子
コア、12……スロツト、13……歯部、14…
…継鉄部、15……巻線、16……モールド樹
脂、20……絶縁体、25……フランジ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 固定子コアの内周に歯部によつて隔設された
    多数のスロツトを有し、この固定子コアに被着さ
    れた絶縁体を介して各スロツト毎に継鉄部を巻回
    するトロイダル状の巻線を施すとともに、固定子
    コアの少なくとも回転子との対向面をなす歯部内
    周端面を残して巻線を埋め込むように樹脂モール
    ド成形してなる固定子であつて、前記絶縁体には
    前記巻線の隣接する相間を互いに隔する相間絶縁
    用のフランジを突設してなることを特徴とする誘
    導電動機の固定子。
JP63213280A 1988-08-27 1988-08-27 誘導電動機の固定子 Granted JPH01138939A (ja)

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