JPH0152045B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0152045B2
JPH0152045B2 JP57044133A JP4413382A JPH0152045B2 JP H0152045 B2 JPH0152045 B2 JP H0152045B2 JP 57044133 A JP57044133 A JP 57044133A JP 4413382 A JP4413382 A JP 4413382A JP H0152045 B2 JPH0152045 B2 JP H0152045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
promoting material
drainage promoting
drainage
dewatering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57044133A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58159815A (ja
Inventor
Tatsuo Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUI SEKYU KAGAKU KOGYO KK
TEISHITSU JOKA KYOKAI
Original Assignee
MITSUI SEKYU KAGAKU KOGYO KK
TEISHITSU JOKA KYOKAI
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Filing date
Publication date
Application filed by MITSUI SEKYU KAGAKU KOGYO KK, TEISHITSU JOKA KYOKAI filed Critical MITSUI SEKYU KAGAKU KOGYO KK
Priority to JP57044133A priority Critical patent/JPS58159815A/ja
Publication of JPS58159815A publication Critical patent/JPS58159815A/ja
Publication of JPH0152045B2 publication Critical patent/JPH0152045B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は浚渫泥水の脱水方法に関するものであ
る。
水底の土砂を浚渫する装置にはグラブバケツト
式、ポンプ式等が採用されているが、ポンプ式の
場合には浚渫点周囲の水が土砂とともに吸引され
るため浚渫された土砂に多量の水が含有されてお
り、これを一般的に浚渫泥水と称している。
従来、浚渫泥水中の水分を除去するためには土
木的脱水法により、浚渫泥水を埋立地、沈澱池な
どにおける浚渫泥水処理地に投入し比重の重い土
砂と比重の軽い水とに重力によつて分離し、分離
した余水は排水し、その後は天日による自然蒸発
によつていた。しかし、このような土木的脱水方
法では広大な面積と長期間を必要としていた。
そこでこの期間を短縮するため種々の工夫がな
されている。すなわち、 (1) 土砂の沈降速度を上げるために凝集剤による
フロツク沈澱にする。
(2) 排水面を順次下げることによつて脱水を促進
する(連続トレンチ工法) (3) 底面に砂を敷いて下面排水の効果を上げる。
(4) 載荷圧密 等々が採られているが、浚渫泥土によつて有効
である実際的方法は(1)或は(2)程度であり、この場
合でも脱水時間には100〜150日位を要している。
本発明は上記する従来の浚渫泥土の脱水方法に
鑑み、短時間で連続的に有効な脱水効率が得られ
る脱水方法を提供することを目的とする。
上記目的達成のため本発明は水平方向に敷設し
た排水促進材上に下端を接するよう排水促進材を
垂直状に配し、浚渫泥水中の水分を垂直状排水材
により落流導水するようにしたことを特徴とす
る。
土と水は水平排水促進材により分離され、水の
みが通過して排水され、また浚渫泥水上部の水分
は垂直排水促進材が導水道となつて水平排水促進
材に案内して排水し、泥水中の水分の排水を短時
間で効率良くなすことができる。
排水促進材としては、ポリプロピレン、ポリエ
チレン、ポリ塩化ビニール、ポリエステル、ポリ
ビニールアルコール、ポリアミド等を素材とする
合成繊維不織布が使用される。特に、最も疎水性
が強く、静電およびイオン作用によつて表面に水
層膜が形成されている汚泥粒子とは親和性がな
く、粒子を吸着することなく目づまり現象を生じ
ないポリプロピレン製スパンボンド法不織布が効
率的である。
次に本発明の効果を実施例を通して説明する。
第1図は実験装置を示し、1は直径40cm高さ
100cmの塩化ビニール樹脂管である。この管1の
下端から10cm上の位置に金網からなる架台を置
き、その上に全面を覆う様に排水促進材2を水平
に敷設した。この排水促進材2のほぼ中央部に幅
15cm長さ90cmの排水促進材3の下端を着脱自在に
止着し、排水促進材3の上端は管1の上端に渡し
た棒材に固定して垂設した。排水促進材2及び3
としてはポリプロピレン製スパンボンド法不織布
(厚さ4mm、透水係数鉛直10-1cm/sec、水平10-2
cm/sec、三井石油化学工業(株)製品・商品名タフ
ネルU―80)を使用した。また使用した浚渫泥水
は下記条件のものであり、この泥水を水平排水促
進材2から高さ90cmの位置まで供給し排水弁より
叩された水分を排出し排水量を測定した。第2
図に排水時間と脱水量との関係を示した。
浚渫泥土 比重 1.04〜1.08(平均1.06) SS濃度 6〜12wt/vol%(平均9) 固形分の土 粘土分60〜70wt% シルト、砂等40〜30wt% この実験結果は、第2図aに示すように浚渫泥
土の脱水率は0.7/dm2/minであり、約40分
の経時で管内の水分はほとんど排出された。
比較のため管1内の垂直状排水促進材3を取り
去り、水平状排水促進材2のみで前記と同一条件
の浚渫泥土の排水を行なつた。その結果第2図b
の示す浚渫泥土の脱水率は0.007/dm2/min
であつた。この結果垂直状排水促進材3を使用し
た場合これが導水道となつて泥土上方の水分を案
内して急落流させ、水平状排水促進材2から排出
していることが分かる。さらにまた、排水促進材
2,3を全く使用せず管1内に前記と同一条件の
浚渫泥土を投入した時の実験結果は第2図cの通
りで、その時の脱水率は0.0001/dm2/minで
あり、本発明方法によるときは短時間で効率良く
浚渫泥水中の含有水分を排出することが可能とな
る。
本方法の効果を要約すると次の通りになる。
泥水の大部分の水を速やかに脱水する。
不織布の効果により長期間にわたり脱水を促
進し土の安定化が早い。
第3図は本発明方法の一実施例を示すものであ
り、以下詳述する。
浚渫泥水を処理する場所として土中を堀削して
脱水池10を形成し、その底面には割栗石のよう
な支持部材11を敷設して上面にスパンボンド法
ポリプロピレン不織布性排水促進材12を敷設す
る。上部を固定して垂設した他の排水促進材13
を適当な間隔で配設し、各排水促進材13の下端
は水平排水促進材12の上面に接しておく。垂直
排水促進材13は複数枚を適当な間隔で設けても
よく、また脱水池10内において複数の矩形枠を
形成するようにしてもよい。
上記のような脱水池10内に浚渫泥水を投入す
れば土と水は水平排水促進材12において分離さ
れ、水は重力により排水促進材12を通過して排
出される。また、浚渫泥水上部の水分は各垂直排
水促進材13に案内されて排水促進材12に達し
同様にして排出される。従つて、浚渫泥水上部の
水分排出も早期に行なわれる。排水は支持部材1
1下方の土中に自然吸水させてもよく、またポン
プサンプを介してポンプアツプするようにしても
よい。
脱水池10への浚渫泥水の投入に際し、泥水を
ラバールセパレート14に入れて動的渦により浚
渫土の分級を行ない、セパレータ14内上方の水
は凝集沈澱15による清澄処理を行なつて排出す
るようにすれば脱水池10内へはある程度濃縮さ
れた泥水となるためさらに排水処理を容易に行な
うことができる。
脱水池10底面から排水される水はSS(固形
分)をほとんど含まない清澄水であるからポンプ
アツプした場合そのまま放流してもよく、この場
合には前記凝集沈澱処理後の水を一緒に放流する
ようにしてもよい。
尚、上記実施例においては排水促進材12を水
平に敷設した場合について説明したが、この排水
促進材12は傾斜状に敷設してもよく、この場合
には水は排水促進材12の傾斜面にそつて流出
し、排水処理がさらに良好なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実験装置の断面図、第2図は
同実験結果を示す表図、第3図は本発明の一実施
例を示す断面図である。 2,3は排水促進材、10は脱水池、12,1
3は排水促進材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 浚渫泥水処理地などの底面に敷設された合成
    繊維不織布製排水促進材に、下端を接するように
    合成繊維不織布製排水促進材を垂直状に配し、浚
    渫泥水中の水分を垂直状排水促進材中を落流導水
    するようにすると共に水平状排水促進材から排水
    するようにして成ることを特徴とする浚渫泥水の
    脱水方法。
JP57044133A 1982-03-19 1982-03-19 浚渫泥水の脱水方法 Granted JPS58159815A (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS58159815A JPS58159815A (ja) 1983-09-22
JPH0152045B2 true JPH0152045B2 (ja) 1989-11-07

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121799A (ja) * 1984-07-09 1986-01-30 Mitsui Petrochem Ind Ltd 含水泥の脱水処理方法
JP2002219311A (ja) * 2001-01-30 2002-08-06 Sumitomo Chem Co Ltd 固体の分離・成形方法

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JPS58159815A (ja) 1983-09-22

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