JPH01503344A - トンネルエミッタ・バイポーラトランジスタ - Google Patents

トンネルエミッタ・バイポーラトランジスタ

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JPH01503344A JP50338187A JP50338187A JPH01503344A JP H01503344 A JPH01503344 A JP H01503344A JP 50338187 A JP50338187 A JP 50338187A JP 50338187 A JP50338187 A JP 50338187A JP H01503344 A JPH01503344 A JP H01503344A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 トンネルエミッタ・バイポーラトランジスタ発明の背景 1、発明の分野 本発明はバイポーラトランジスタに関するものである。特に、本発明は、ベース とエミッタとの間に、幅広バンドギャップ半導体からなる薄いバリヤ層を含む改 良されたバイポーラトランジスタに関するものである。
2、従来技術の説明 高速バイポーラトランジスタへの願望が、各種のトランジスタ構造の研究や、シ リコン以外の半導体材料を用いるバイポーラトランジスタの開発を促進している 。その場合、特にガリウム砒素(GaAs)を使用する装置に力点が置かれてき た。トランジスタに比べてガリウム砒素の提供する長所の中には、ガリウム砒素 のより優れた電子移動度、半絶縁性基板の利用、及び期待される優れた放射困難 性と高温性能がある。
ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HB T)は、標準的には、幅広いバンド ギャップのアルミニウムガリウム砒素(AIGaAs又はA 1 xG a 1 −、 A s )エミッタを使用しているので、高速応用の場合ホモ接合GaA s装置に比較して幾つかの優れた長所を提供する。AlGaAs/GaAsヘテ ロ接合バイポーラトランジスタの場合、広バンドギャップA I G a A  sエミッタは、ベースからエミッタへ少数キャリア注入用の特別バリア(ext ra barrier )を導入する。
その結果、エミッタ効率は、非常に高くなり、かつベースのドーピング濃度とは 無関係になり得る。またベースは、エミッタ注入効率を犠牲にせずに、多量にド ーピングしてベース抵抗を減少することができる。
ヘテロ接合バイポーラトランジスタに関する説明は、例えば、次の諸論文に載っ ている。
H、K roemer著“ヘテロ構造バイポーラトランジスタ:何を我々は作る べきか” : J、 Vac Sci、 Technol、 。
Bl(2)、第126〜130頁、1983年4月〜6月号。
N、ChandおよびH,Morkoe著”A l 、 G a 1−xA s  /GaAsヘテロ接合バイポーラトランジスタにおけるドーピング効果および 組成グレージング:IEEETransactions on Electro n Devices、 Vol、 E d −32゜No、 6 、第1064 〜1068頁、1985年6月号。
A、Grindberg、 M、5hur 、 R9Fischer及びH1M orkoe著“AlGaAs/GaAsヘテロ接合バイポーラトランジスタの性 能に対するグレーデツド層(G radedLayers )とトンネルの影響 についての研究” :IEEETransactions on Electr on Devices、 Vol、E d −31。
kl 2.第1758〜1764頁、1984年12月号。
P、Asbeck 、D、Miller 、R,Milano 、J 。
Harris 、Jr、 、G、KaelinおよびR、Z ucea著。
“ディジタル集積回路用(Ga、AI)As/GaAsバイポーラトランジスタ ー : I EDM81.第629−632頁。
1981年。
それらの長所にもかかわらず、A I G a A s / G a A sヘ テロ接合バイポーラトランジスタは、一方では大きな短所をもっている。特に、 AlGaAsエミッタは、ドーパントと結合したトラップに関連する幾つかの不 利な点、すなわち高接触抵抗典型的には、同じ位ドープしたGaAsの場合より ずっと大きい)、およびAlGaAs内での低い移動度と電子速度に起因する、 比較的高い直列抵抗である。
発明の要約 本発明は、トンネルエミッタ・バイポーラトランジスタ(T E B T)と呼 んでいる新しいバイポーラトランジスタに関する。この装置は、バイポーラトラ ンジスタのベースとエミッタの間に挿入された、幅広バンドギャップ半導体材料 の薄いバリヤ層を利用する。バリヤ層は、有効電荷質量および有効ホール質量に 大きな差を生じさせる。
エミッタと同じ導電型であるバリヤ層は、エネルギギャップがベースからの距離 とともに増加するようなグレード付け(graded)組成プロフィールを持つ ことが、好ましい。エミッタ及びバリヤ層の高ドーピングレベルとともに、組成 のプロフィールは、エミッタの少数キャリアに対する場合より、多数キャリアの 場合には、より小さく、かつより薄いバリヤ(障壁)を生じさせる。
TEBTでは、従来のHBTエミッタの好ましくない影響を可成り減少しながら 、質量フィルタ作用及び少数キャリア注入に対する大きなバリヤ効果のためにエ ミッタ効率が改良され、また低いエミッタ直列抵抗のために、高い電流利得及び 高い遮断周波数が得られることになる。したがってTEBTは、温度安定性の大 幅な改善と光感度の低下をもたらすことになる。
図面の簡単な説明 第1A図は、本発明のトンネルエミッタ・バイポーラトランジスタの好適な実施 例を示す構成図である。
第1B図は、図1へのTEBTに沿った位置の関数として、エネルギギャップを 示すグラフである。
第2A図は、熱平衡状態におけるTEBTのバンド構造を示すグラフである。
第2B図は、図2Aのバンド構造の一部であり、エミッタ・ベース接合部の周辺 を拡大スケールで示したグラフである。
第3図は、トンネルエミッタ・バイポーラトランジスタの端子電圧及び電流の慣 例的表記を示す図である。
好適な実施例の詳細な説明 第1A図は、本発明のTEBTIOの断面略図である。この実施例におけるTE BTIOは、N形コレクタ12、大量ドープされたP形(P )ベース14及び 大量ドープされたN形(N )エミッタ16よりなるNPN)ランジスタである 。コレクタ接点18、ベース接点20及びエミッタ接点22は、それぞれコレク タ12、ベース14及びエミッタ16とオーミック接触を行なう。
TEBTIOは、またベース14とエミッタ160間に介在される薄いバリヤ層 24を含んでいる。大量ドープされたN形層であるバリヤ層24は、ベース14 及びエミッタ16とは異なる組成をもっている。
1つの好適な実施例において、コレクタ12、ベース14及びエミッタ16は、 すべてガリウム砒素であるが、バリヤ層24は、薄いA IX Ga 1l−A s合金よりなる半導体層である。バリヤ層24の厚さは、Xの値(合金半導体に おけるAlAsのモル分率)、バリヤ層24の組成プロフィール、及びベース1 4、エミッタ16やバリヤ層24のドーピングレベルにより、約10オングスト ロームから約200オングストロームまで変化する。
好適な実施例では、バリヤ層24が、約30オングストロームと約60オングス トロームの間にある。バリヤ層24は、エミッタ16が大量ドープされる時、正 孔(少数キャリア)に対するバリヤは、基本的に不変であるが、注入電子(多数 キャリア)に対してはバリヤを小さくするようにグレード付は軸raded)さ れるのが望ましい。
第1B図に示されるように、エネルギギャップEgは、接合26からの距離とと もに増加する。このことは、Xが接合26からの距離とともに増加するように、 バリヤ層の組成をグレード付けする(変化させる)ことによって達成される。
グレード付は組成はまた、さもなければエミッタ・ベース接合に存在する鋭いノ ツチ(notch )を除去する。
TEBTIOでは、バリヤ層24における電子及び正孔に対するトンネル確率の 大きな差を巧みに利用することにより、エミッタ注入効率の向上が達成される。
改良は、“質量フィルタ” (空乏層24における電子の有効質量と正孔の有効 質量の間に大差があることに起因する)の効果、及び少数キャリア注入に対する 大きなバリヤと多数キャリア注入に対する小さなバリヤによる効果の両方から生 じてくる。
表1は、第1A図に示されている様なTEBT装置の特性及びパラメータを示し ている。この装置では、コレクタ12、ベース14及びエミッタ16は、すべて GaAsである。一方のバリヤ層24はAlxGa1□As層であり、前記Xが 接合26におけるゼロから、バリヤ層24とエミッタ16の間のインタフェース (境界面)28における約0.332まで変化するような組成プロフィールをを する。
第2A図は、表1に与えられた装置パラメータを用いて数値的に計算された、T EBT装置10のバンド・ダイアグラムを示している。伝導帯の不連続性は、Δ E−、57ΔE と仮定された。ここで、ΔEgは、c g AIGaAsとGaAsとの間のバンドギャップ差でx l−x ある。
表 1 温度:T−300に ドーピング濃度:N −2X1018;e N−0,8X10 、N −5X1016(1/口3)18゜ dC AlxGa1−xAS層の厚み: Lbar −200オングストロ一ム 組成プロフィールx:Xは、境界面28における0J32から接合26における Oまで直線的に変化する厚さ:W−0.45μm; Wb−0,05μm;W− 0,5μm 移動度: tt −136cn+2/v、s。
真性濃度:nl−2X10 /crn e−b接合に生ずる空乏層の厚み:Wb8−0.04μmエミッタ・ベース接合 26の周辺領域の拡大図が、第2B図に示されている。伝導電子に対する有効バ リヤは、ΔE。
(X)のほんの一部(数分の1)にすぎないが、正孔に対する有孔バリヤはΔE  (x)よりわずかに大きくさえある。
■ また、電子の有効質量は正孔の有孔質量より小さい。したがって伝導電子は、正 孔よりもずっと楽にAlxGa1−xAsバリヤ層24を通過できる。実際、ト ンネル(通過)確率Tが1よりずっと小さい場合には、次の式(1)が、良好な 近似として使用できる。
均一なA 1 o、aG a o、7A S材料の場合、電子の有効質量は約0 .092m 、重圧孔(293%)の有効質量は約0.66m であり、また軽 圧孔(37%)の有効質量は約0.11m である。
電子及び正孔のトンネル確率の正確な量的計算は、バリヤ層の形状及び有効質量 値に関する非常に正確な知識を必要とする。その上、AlxGa1゜−A sバ リヤ層24における組成のグレーディング軸rading )が有効質量の評価 をさらに複雑にしている。
バリヤの形状を近似的に台形とした場合、正孔の平均トンネル確率T は、次の とおり評伝できる。
また電子に対する評価されたT は、大体次式で表わされる。
T =0.1 ・・・・・・(3) この値は、組成及びドーピング・プロフィールを変えることによって、さらに増 加できる。
熱電子放出の効果を考慮に入れると、バリヤ層24を通る伝達率(transp ort rate)は、正孔および電子のそれぞれについて、次式(4)および (5)の通り表わされる。
R=T +(1−T )exp (−E KT)pp p v kexp(−ΔE /KT) −川−・(4)■ Rn−Tn+ (1−Tn) exp (−ΔE’。/KT)・・・ (5) ここで、ΔEv (七〇、11eV)は価電子帯不連続であり、ΔE’ (20 ,077eV)は電子に対するバリヤの有効高さである。
第3図は、端子電圧及び電流を慣例的に表示したTEBTloの概略記号表示で ある。
TEBTIOは、従来のバイポーラトランジスタに類似の方法で記号表示されて いる。ただし、バリヤ層24の存在を示すため、短かい線がエミッタ矢印と交差 して表記されている。
1985年アカデミツクプレス社発行、N、E 1nspruch及びW、 W isseman m集、V L S I E 1eetronics誌のVol 。
11に掲載された、HoT、 Yuan 、 W、 V、 McLevige及 びH,D、5hihの各氏による“GaAsバイポーラディジタル集積回路”に 説明された従来の方法にしたがい、がっR及びRを考慮に入れると、第3図に示 す端子電圧及びn 電流をもツn p n構造の場合、TEBTIOの1次I−V特性は、つぎのエ バース・モール(Ebers−Moil )モデルによって説明できる。
I −−I [exp (qVb8/KT) −1) ]e eS +a、 1. [exp (qVbo/KT) −11’er・・・(6A) Io−−αfI。8[eXI)(QVb8/KT)−1)コ−I。5[exp  (QVbo/KT) −13−I。r・・・(6B) ここで、再結合電流はつぎの式(7A)、(7B)で表わされる。
Ier″″A8(qniWb8/τbe)[exp (qVbo/nKT) − 11−(7A)I。、−Ao(q n1Wbo/τb。)[exp (qVbc /nKT) −11−(7B)l を減少させるためには、バリヤ層24の組成 プロフィer −ルは、第1B図に示されているように直線的であるよりはむしろ対称的に傾斜 させるのがよい。
パラメータエ。、及びl。8は、次式の電子コンポーネント及び正孔コンポーネ ントの両者によって寄与される、エミッタ・ベース及ヒコレクタ・ベース接合の 逆バイアス飽和電流−cある。
表1で指定された特定のTEBTの場合、エミ・ツタ長W81、ベース厚みWb 及びコレクタ長W。は、すべてそれぞれのキャリア拡散長に比較して短かい。
したがって、前記I およびI は、ドーピング濃度N、。
eS QS Nde” dc’正孔および電子の拡散定数Dp、Dnならびに正孔および電子 のトンネル確率T、T を用いて、次の式%式% ] ここで、n、はGaAsの真性キャリア濃度(intrinsiccarrie r concentration )であり、式7Aおよび式7Bで用いられた ものである。
空乏層再結合電流が中性ベース再結合電流に比べて大幅に大きいと仮定すれば、 共通ベースの順方向および逆方向電流利得係数αfおよびα、は、つぎの式(I OA)および(IOB)で表わすことができる。
αr−1゜5(n) / [IoS(n) +Io8(p) +(I。。
+ A e q nIWbe/ r be) e x p (q Vbe/ K ” ) ]・・・(IOA) α −I (n) / [I (n) +I (p) + (I。。
r C8C8C8 十A。qniWbo/τbe)e x p (−q Vbo/KT) ”J・− ・Cl0B) したがって、共通エミッタ電流利得は式(11)のようになる。
+ (A8qni Wbe/τbe)eXp (−qVb8/KT) ]・・・  (11) もしも、vb8が大きい場合のように、再結合電流Ierが”es(p)に比べ て小さく、無視できるならば、前記βはつぎのように概算できる。なお、ここで は表1に示したパラメータを用いた。
β沁I (n)/I (p) es es K (DnW8N、。/D、 WbN、 ) Rn/R。
2400XO,IXexp (ΔE /KT)夕2500 ・・・・・・(12 ) 二の電流利得は、J、 Vac、Set、 Teehnol、 、誌、 Vol 。
Bl、第2号、第126〜130頁、1983年4月−6月号に掲載されたH、  Kroemerの論文“ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT):何を 造るべきカーによって初めて提案されたように、ベースを横切るホット(hot  )電子のパリスティック・トランスポート(ballistic trans port )によってさらに高められる。
従来のHBTと同様に、TEBTIOにおけるベースのドーピングレベルは極め て高く、高周波特性にとって有利な低ベース拡がり抵抗、低エミッタ・ベース容 量及び他のファクタを招来する。
本発明のTEBTIOは、現在の技術水準によるHBT装置で可能であるよりは 著しく高い遮断周波数を提供する。その理由は、N型AlxGa1−xASエミ ッタに対する低接触抵抗である。
1985年、アカデミツクブレス社発行、E 1nspruch及びW、Wis seIIlan編集、V L S I E 1ectronics誌Vo1.1 1において、H,Yuan 、 W、 MeLevige及びH,D、5hih によって述べられているように、rAIGaAs−GaAsから製造された現行 技術水準のへテロ接合バイポーラ・トランジスタを一例に取ると、計算値はf− rか55GHzの高さにもなることを示しているが、測定されたfrの値は25 GHzとなっている。この不均衡は、A I G a A sエミッタに対して 低接触抵抗にすることの困難性によって確認される。従って、超高速切替を達成 するためには・・・・・・エミッタ抵抗もまた、比例的に減少されねばならない 。」のである。
対照的に、TEBTI Oにおいては、エミッタ16として高度にドープされた GaAsを使用することによって、エミッタ抵抗が実質的に減少される。TEB TIOの場合のエミッタ接触抵抗Rは、従来のHBTに比較してはるかに低co n く、その結果として、はるかに高い遮断周波数が達成される。
高ベース電流(すなわち、大きなベース・エミッタ電圧■、e)の場合、遮断周 波数は次式(13)で与えられる。
fT−1/2π[Recon (Cje” Cparastic)ここで、Rは エミッタ接触抵抗、C2はエミッタ・econ Je ベース接合容量であり、またC 、はコレクタ・ベースparaStle 接合容量、装置の分離(isolation )容量及び相互接続容量を含む総 合寄生容量である。
固有ベース走行時間は、括弧内の第2項によって与えられる。式(13)から分 かるように、もし他のすべての定数等が、従来のへテロ接合バイポーラトランジ スタにおけると同じに保持されるとすれば、TEBTloにおけるR がeco n はるかに低いため、このTEBTIOは比較的高い遮断周波数frをもつことに なる。
各パラメータを表1のように仮定すると、つぎのような結果が得られる。
ここで、GaAsに対する抵抗接触の抵抗値は5X10’Ω−cm2であると仮 定する。
容量は概略式(16)のようになるので、式(17)が得られる。
c−c、+c 、、夕3. X 10−”F/c+n2 ・・・(16)18  parasltle fTz80 GHz =”・・(17)AIGaAsエミッタを有する従来のへ テロ接合バイポーラトランジスタの場合、Rは比較的高い(恐らく、2×eon 10−6Ω−cm2を下らない)。したがって、同じパラメータの装置の場合、 遮断周波数は fT (AIGaAs)”26GH2 となり、H,Yuan等の値と大体一致している。
以上ではTEBTIOがAlGaAsバリヤ層24を有するGaAs装置である 場合について説明されたが、半導体材料の他の組合せも、同様な装置特性を達成 するために使用できる。TEBTIOは、有効電子質量と有効正孔質量の間の大 きな差、多数キャリアへの小さいバリヤ(障壁)ならびにバリヤ層24とベース 14およびエミッタ16の材料間の良好な格子整合を必要とする。
他の実施例では、AlGaAsがバリヤ層24の材料であり、InGaAsが、 コレクタ24、ベース14及びエミッタ16の材料である。AlGaAs/Ga Asに対する同様な伝導帯不連続性が、AlGaAsの低いモル分率によって実 現できる。InGaAsには高い電子移動度があり、電子と正孔間の質量差が大 きい。薄いAlGaAs層は、格子ひずみがエビ層(epilayers )に よってコヒーレントに吸収されて無転位の仮像材料(pseudomorphi c material )がもたらされることにより、格子不整合を解決できる 。
もう1つ別の材料システムはI nAlAs/I nGaAsであり、この場合 、前記1 n A I A sはバリヤ層24の材料である。その特性は、Al GaAs層I nGaAsのそれに類似している。
さらに別の材料システムは、バリヤ層24としてJnGapを、またコレクタ1 2、ベース14及びエミッタ16用の材料としてGaAsを使用する。境界面2 8における伝導帯不連続は、価電子帯不連続に大体等しい。
また別の材料システムはAlGaAs/GaAs/GaBeAsである。この実 施例で、AlGaAsはバリヤ層24の材料であり、GaAsはコレクタ12及 びエミッタ16月の材料である。GaBeAsは、ベース14用の材料として使 用され、ベース14に超大量のドーピングをすることを可能にする。
結論として、本発明のトンネルエミッタ・バイポーラトランジスタ(T E B  T)は、高いエミッタ効率、低い寄生抵抗をもたらし、さらに現行技術レベル のへテロ・バイポーラトランジスタで得られるよりも可成り高い周波数特性を提 供する。その上、TEBTのエミッタがGaAsのような材料であるから、HB Tの大量ドープされたエミッタを有するHBTに付随する温度不安定性、光感度 及び他の好ましからぬ諸影響が顕著に減少する。
本発明は、好適な実施例について説明されたが、この技術の当業者なら、この発 明の精神及び範囲を逸脱することなく、形状及び細部を変更できることは当然で ある。
−一−W、−−−−−Wb−−−−−W。−一一一匡際調査報告 1i・Cリド〇−ムp口I・C−電・ep be、 p(τ/L:SB7.0L 17J

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.第1導電型を有するコレクタと、第2導電型を有するベースと、第1導電型 を有するエミッタと、前記ベースおよびエミッタの間に介挿されたバリヤ層であ って、このバリヤ層は第1導電型とエミッタより広いバンドギャップを有し、ま た、有効電子質量と有効正孔質量とに差を生じさせると共に、さらに、第1導電 型のキャリアは実質的に透過させ、第2導電型のキャリアはより僅かしか透過さ せないような厚さをもっている、バリヤ層とを具備したバイポーラトランジスタ 。
  2. 2.請求範囲1記載のバイポーラトランジスタであって、バリヤ層が、組成の関 数であるバンドギャップを有する合金半導体によって構成されているもの。
  3. 3.請求範囲2記載のバイボーラトランジスタであって、バリヤ層が、ベースと バリヤ層との間にある接合からの距離の関数として変化するような、バンドギャ ップに関する組成変化(傾斜)を有するもの。
  4. 4.請求範囲3記載のバイポーラトランジスタであって、バリヤ層のバンドギャ ップが、接合からの距離とともに増加するもの。
  5. 5.請求範囲4記載のバイポーラトランジスタであって、バリヤ層およびベース のバンドギャップが、接合において実質的に同じであるもの。
  6. 6.請求範囲1記載のバイポーラトランジスタであって、第1導電型のエミッタ およびバリヤ層が大量にドープされ、第2導電型のベースも大量にドープされた もの。
  7. 7.請求範囲1記載のバイポーラトランジスタであって、コレクタおよびエミッ タは第1の半導体材料によって構成され、バリヤ層は第2の合金半導体材料によ って構成されたもの。
  8. 8.請求範囲7記載のバイポーラトランジスタであって、そのベースが第1の半 導体材料によって構成されたもの。
  9. 9.請求範囲7記載のバイポーラトランジスタであって、そのベースが第3の半 導体材料によって構成されたもの。
  10. 10.請求範囲9記載のバイポーラトランジスタであって、その第1の半導体材 料はGaAs、第2の半導体材料はAlGaAsであり、第3の半導体材料はG aBeAsであるもの。
  11. 11.請求範囲7記載のバイポーラトランジスタであって、第1半導体材料がG aAsであるもの。
  12. 12.請求範囲11記載のバイポーラトランジスタであって、第2の半導体材料 がAlGaAsであるもの。
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