JPH01503045A - エアゾール弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 エアゾール弁 本発明はエアゾール容器で用いる小出し弁、特に、エアゾール容器の内容物の計 量分を小出しすることのてきる小出し弁に関する。

吸入療法で、特に、ぜんそくのような肺疾患の治療のために、薬剤その他の治療 効果のある化合物を投与するのにエアゾール装置を用いるのは普通である。エア ゾール小出し容器には薬剤を分散あるいは溶解させた自己推進液状組成物か充填 してあり・また、この組成物の計量分を小出しすることのできる弁か設けである 。

転倒操作可能に設計した計量弁を有する公知のエアゾール小出し器は、一般的に 、計量室およびディップカップを有し、これが計量室内に先に保持されていた一 回分の液体が送り出された直後に次の一回分の液体をためる。この構成は弁に組 み込んであって使用前に呼び人的な操作をしなくてもよいようになっている。し かしながら、この種の構成には、特に、内容物が長時間にわたって計量室内に保 持される場合に多数の欠陥がある。

経口あるいは鼻腔投与を意図した多くのエアゾール配合物が計量室の弁のゴムと 長時間にわたって接触していると、ゴム混合物から成分が溶は出し、配合物に異 常な味を付けたり、極端な場合には、計量室内の配合物が不安定になったりする 可能性がある。

成る種の公知の弁では、長時開立てて置いた場合に計量室から内容物が漏洩する ことが多い、これは弁シールが不完全てあったり、温度や蒸気圧が変動したりと いう多数の要因て生じる。

英国特許第２００４５２６Ｂ号および同２０８６８４５Ｂ号が転倒操作可能な計 量小出し弁を開示しているが、これらの計量小出し弁はディップカップ装置を使 用せず、エアゾール容器か弁を上にして位置したときに計量室が空になるように なっている。計量室はエアゾール容器の内部と連絡する開口を有し、この開口に 弁シールか組み込んである。この弁シールは弁か作動位置から不作動位置まて動 くときに弁軸の一部によって選択的に閉塞されたり、開放されたりする。

成る構成においては、弁軸は大きな横断面の弁部材を有し、この弁部材は弁軸の 不作動位置から作動位置への移動中に開口に入り、対応した弁シールと密封嵌合 し２弁軸が作動位置に到達したときには密封嵌合状態に留まるが、弁軸か不作動 位置にあるときには開口から完全に離脱しているように配置してあり、前記開口 は弁軸か作動位置にあり、弁部材が開口から外れているときに物質が重力の作用 の下に計量室に自由に出入でき、しかも物質の流れがほとんど抵抗を受けること がないような面積を有し、計量室内で弁部材を囲んて戻しばねが設けてあり、こ の戻しばねか弁軸のその作動位置への運動に抵抗を与えるように配置しである。

弁シールは計量室内に開口の周縁と係合した状態て設置してあり、戻しばねによ って所定位置に保持された環体からなる。

弁シールの上記構成は幾つかの潜在的な欠陥を有する。

ゴムと重合物質をベースとする多くのシールはエアゾール推進剤との接触て膨張 、軟化する。膨張したシールは計量室の容量を減じるし、また、シールの孔を縮 小させて弁部材が離脱したときても計量室内の内容物の自由な排出を妨げる可能 性がある。

シールにかかる戻しばねの作用は、特にシールか軟化あるいは膨張した場合に、 シールをゆがめ、弁部材をきつく把持させて摩擦を大きくシ、弁を操作しすらい ものとする可能性がる。

本発明はこれらの欠点を少なくともほぼ克服する改良した計量小出し弁を提供す る。

本発明によれば、エアゾール容器を転倒姿勢に保持したときにエアゾール容器か ら計量分を小出しにする弁を得ることがてき、この弁は内部に計量室を固定した 弁本体と、弁部材、計量室からの一回分の小出しを行なえる出口通路および作動 位置において計量室から出口通路への一回分の内容物を移動させることのてきる 移送ボートを有する弁軸と、この弁軸が摺動・密封嵌合する第１の弁シールとを 包含し、弁軸が不作動位置にあるときに小出しすべき一回分の内容物が計量室か ら出られないように移送ボートか配置してあり、計量室が第２弁シールと組合わ せた開口を有し、弁軸か不作動位置にあるときに小出しすべき内容物がこの第２ 弁シールを通って移動でき、弁部材が、弁軸の不作動位置から作動位置への移動 中に開口に入り、第２弁シールと密封嵌合し、弁軸が作動位置に到達したときに は密封嵌合状態に留まり、弁軸が不作動位置にあるときには開口を通して自由な 連絡を許すように構成、配置してあり、前記開口が、弁軸が不作動位置にあると きに、内容物の流れにほとんど抵抗を与えることなく重力の作用の下に内容物が 計量室に自由に出入できるようにした面積を有し、さらに、計量室内に弁部材を 囲んで戻しばねが設けてあり。

この戻しばねが弁軸のその作動位置への移動に抵抗を与えるように配置してあり 、第２の弁シールが計量室の外に設けである。

本発明の計量弁は計量室の外に設置した第２弁シールを有し。

この第２弁シールは計量室内でのシールの使用について多数の利点を有する。

シールの体積が計量室の容量に影響を与えることがなく、したがって、シールの 寸法を広い範囲にわたって選ぶことかできる。

シールを計量室を覆って装置したシュラウドによって所定位置にしっかりと保持 することができ、それによって、エアゾールの内容物に露出するシール部分を最 小限に抑えることができ、しかも、弁軸の移動中にシールが変位することがない という点で便利である。シュラウドは圧力充填弁のシールを保持するという付加 的な機能も果たすことかできる。

計量室の外側にシールを設けることによって、弁シールと戻しばねとの直接の接 触に伴う問題を回避することができる。

好ましくは、弁軸、計量室およびシュラウドは金属あるいはプラスチック材料で 作ると、これらの構成要素を精密な公差で作ることができる。

本発明の弁は弁軸が不作動位置にあるときに気体あるいは液体を計量室内に閉じ 込めるということがない。

弁に入った気体は容器を転倒させたときに直ちに放出され、液体と置き換えられ る。したがって、弁は自動呼び水式であり、射出重量精度を向上させることがで きる。エアゾールを転倒させてから振ると、計量室と容器内容物との間で自由な 液体の交換が生じる。

容器から最大量の内容物を効果的に取り出すためのディップカップを装置する必 要性がないので、弁の全高を低くすることがてきる。その結果、フェルールのノ ーズ部を非常に短いずんぐりした弁に挿入でき、寿命の終りでは容器内に無視し 得るほどの内容物しか残らない。

本発明の好ましい実施例ては、弁部材は弁軸かその不作動位置にあるときには第 ２弁シールから完全に離脱している。

本発明の別の実施例によれば、弁部材は弁軸が作動位置にあっても不作動位置に あっても第２弁シールを貫いて延びており　第２弁シールを貫いて延びている弁 部材の端はその端面から延びてくる通路を有し、この通路か弁軸が不作動位置に あるときにのみ計量室と連絡する１つまたはそれ以上のボートと連通しており。

内容物か計量室に自由に出入てきるようにしている。

以下１本発明を添付図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明による弁を通る垂直断面図である。

第２図は本発明による別の弁を通る垂直断面図である。

第１図を参照して、弁はエアゾール容器のネック部にかしめるようになっている フェルールまたはキャップ２を包含する。計量室４は一定の容積のものであり、 キャップ２に対して固定されている。弁軸６が第１弁シール８を貫いて計量室内 に延びており、この弁軸は第１弁シール８と摺動・密封係合している。弁軸６は 弁部材１０を有し、この弁部材は弁軸６がその不作動位置にあるときに弁シール ８と密封接触する肩部１２を有する。

計量室４の底部には開口１４が設けてあり、この開口はエアゾール容器（図示せ ず）と連絡する。計量室の外側には第２の環状の弁シール１６か設けてあり、開 口１４の周縁と係合している。この弁シール１６は計量室４を覆って装着したシ ュラウド１８によって所定位置に保持されている。シュラウド１８は弁シール１ ６および計量室の開口と整合する開０２０を備えている。弁軸がその不作動位置 （図示位置）にあるとき、エアゾール容器の内容物は開口を通って計量室内に自 由に流入したり、あるいはそこから流出したりすることができる。

弁軸５が下方へその作動位置に向って動かされると、弁部材ｌＯは第２弁シール １６と係合して計量室の開口１４を密閉する。弁軸がさらに移動してもこの密閉 状態は維持され、弁軸がその作動位置に到達したときにボートが計量室と連通し 、その中の内容物を通路２４を経て放出させ、所定体積の内容物が計量室から出 て行く、弁軸５は戻しばね２６によってその不作動位置に向って片寄せられて３ つ、この戻しばねは計量室４内に設置してあり、弁軸６の肩部１２と計量室の底 部との間て作用する。

本発明の弁は圧力充填弁を組み込むのに便利である。この圧力充填弁は計量室４ の側面頂部に設けたボート２８と、計量室の外側面を囲んでボート２８を覆って いる円筒形の弁シール３０とを包含する。シュラウド１８か周方向のフランジ３ ２を備えており、このフランジはシール３０の変位を防いでいる。シール３０は フランジ３２と計量室４の周方向フランジ３４の間にしっかりと保持されている 。エアゾール容器を充填するときには、弁軸６をその作動位置に向って押し下げ 、弁ｔ！ｉｉ６にある通路２４を通して加圧組成物を導入する１組成物はボート ２２を通って計量室に流れ、このときの圧力でシール３０を半径方向に変位させ 。

組成物がエアゾール容器に入ることができる。シール３０の垂直方向の変位は阻 止されており、シール３０の垂直方向変位による圧力充填弁の損傷を生じさせる ことなく容器への迅速な充填を行なうことができる。

本発明の弁て使用てきる圧力充填弁の別の形態としては英国特許第１，２８７． １２６号（参考資料として本文に稽用する）に開示されている構造がある。ここ では、ボート２８およびシール３０の代わりに、フランジ３４に１つまたはそれ 以上の孔（図示せず）、好ましくは、複数の半径方向スロットが設けである。こ れらの孔またはスロットは通常はシール８で密閉されている。圧力の充填時、弁 軸６か押し下げられ、組成物が弁軸６にある通路２４を通して計量室に導入され る。加圧組成物はシール８を圧縮し、シール８とフランジ３４の間を通り、フラ ンジ３４の孔を通って容器内に流入する。

第２図は本発明による別の弁を示しており、ここでは、第４図のものと同じ部分 には同じ参照符号が付けである。この弁は、その弁部材１０が弁軸６の不作動位 置でも作動位置でも下方のシール１６を貫いて延びていると言う点で第１図のも のと異っている。したがって、弁軸が正しい整合状態に保持される。弁部材ｌＯ は通路４０と、１つまたはそれ以上の孔４２とを有する。これらの孔は弁軸がそ の不作動位置にあるときに計量室と容器との間での自由な内容物の流入を容易に する。弁軸か押し下げられると、孔４２はシール１６によって閉ざされ、計量室 を密閉する。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．エアゾール容器を転倒姿勢に保持したときにエアゾール容器から計量分を小 出しにする弁であって、内部に計量室を固定した弁本体と、弁部材、計量室から の一回分の小出しを行なえる出口通路および作動位置において計量室から出口通 路への一回分の内容物を移動させることのできる移送ボートを有する弁軸と、こ の弁軸が摺動・密封嵌合する第１の弁シールとを包含し、弁軸が不作動位置にあ るときに小出しすべき一回分の内容物が計量室から出られないように移送ボート が配置してあり、計量室が第２弁シールと組合わせた開口を有し、弁軸が不作動 位置にあるときに小出しすべき内容物がこの第２弁シールを通って移動でき、弁 部材が、弁軸の不作動位置から作動位置への移動中に開口に入り、第２弁シール と密封嵌合し、弁軸が作動位置に到達したときには密封嵌合状態に留まり、弁軸 が不作動位置にあるときには開口を通して自由な連絡を許すように構成、配置し てあり、前記開口が、弁軸が不作動位置にあるときに、内容物の流れにほとんど 抵抗を与えることなく重力の作用の下に内容物が計量室に自由に出入できるよう にした面積を有し、さらに、計量室内に弁部材を囲んで戻しぼねが設けてあり、 この戻しぼねが弁軸のその作動位置への移動に抵抗を与えるように配電してある 弁において、第２の弁シールが計量室の外に設けてあることを特徴とする弁。
2. ２．請求項１記載の弁において、計量室の一部を覆って延在し、前記第２弁シー ルを固着するシュラウドをさらに包含することを特徴とする弁。
3. ３．請求項１または２に記載の弁において、弁部材が、弁軸がその不作動位置に あるときに、第２弁シールから完全に離脱するように構成、配置してあることを 特徴とする弁。
4. ４．請求項１または２に記載の弁において、弁部材が弁軸の作動位置でも不作動 位置でも第２弁シールを貫いて延びており、第２弁シールを貫いで延びる弁部材 の端がその端面から延びてくる通路を有し、この通路が弁軸がその不作動位置に あるときにのみ計量室と連通する１つまたはそれ以上のボートと連通しているこ とを特徴とする弁。
5. ５．請求項１〜４までのいずれか１つの請求頓に記載の弁において、弁軸を通し て圧力充填を行なえる弁手段をさらに包含することを特徴とする弁。
6. ６．請求項３記載の弁において、圧力充填手段が計量室の側壁に設けたボートと 、計量室の外壁面を囲んで延在し、前記ボートと密封係合している円筒形のシー ルとを包含することを特徴とする弁。
7. ７．請求項６記載の弁において、シュラウドが前記円筒形のシールと衝合する周 方向のフランジを包含することを特徴とする弁。
8. ８．請求項５記載の弁において、計量室が第１弁シールと接触する周方向フラン ジを有するハウジングからなり、この周方向フランジが１つまたはそれ以上の孔 を有し、弁軸がその作動位置にありかつ組成物が弁軸を通して圧力の下に導入さ れたときに、この加圧組成物が周方向フランジにある孔を塞いでいる第１弁シー ルを圧縮して計量室から孔を通って容器内へ内容物を流入させるようにしたこと を特徴とする弁。
9. ９．請求項１〜８のうちいずれか１つの請求項に記載の弁において、弁軸、計量 室およびシュラウドが金属またはプラスチック材料で作ってあることを特徴とす る弁。