JPH01500478A - 周波数再使用を用いた衛星通信システム - Google Patents

周波数再使用を用いた衛星通信システム

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 周波数再使用を用いた衛星通信システム[技術分野] 本発明は、広義において地上の複数の小規模な開口基地の間に通信リンクを形成 するように、地球の静止軌道上にある衛星を使用するタイプの衛星通信システム に関する。特に本発明は両方向および放送通信システムを備えた混合通信能力を 有する通信衛星に関する。小規模開口地上基地の間における両方向通信は、地上 の領域の接近した区域において一定の周波数スペクトルを多重折返し再使用する ことにより達成される。
[技術的背景コ 非常に多くの極小開口地上基地を相互結合するトメスティック通信衛星システム において、システム能力に影響する最も重要なパラメータは有効アイソトロピッ ク放射電力(Erfective l5otropic Radiated P ower: E I RP)および利用可能な帯域幅である。EIRPはアンテ ナの利得を考慮した衛星の送信装置の電力の測定に関するものである。
EIRPは、実際に使用される送信装置およびアンテナと同じ成果をもたらす送 信装置および等方性のアンテナの電力である。
過去において高いアンテナ利得および多重周波数の再使用は、サービスされる地 上の区域または他の領域をカバーする複数のアップおよびダウンリンクビームを 使用することによって達成されてきた。周波数分割および時分割システムは、丑 t=Wo狸グ]l−丼幻ナー名杓小袖トス子−ルっ゛7カ九ニのJ)=堂lご客 数の信号を相互に接続するように使用されたり、設計されてきた。時分割システ ムは、衛星送信装置を効果的に動作させる。これはある時間におけるただ1つの 時分割信号抱けが送信装置において増幅され、それは最も効果的な動作点である 信号チャンネル飽和またはその付近で動作されるためである。
しかしながら時分割システムは、高い電力の地上送信装置および高価な信号処理 を必要とするためコストの安い地上ステーションには適合しない。周波数分割シ ステムはコストの安い地上ステーションにより適しているが、各送信装置が多重 搬送波を使用するため衛星通信装置の効率は低い。多重搬送波増幅器は、通信装 置の効率が増加されるにつれて電力を増していく望ましくない相互変調積を発生 するため、通信装置の効率と相互変調積発生との最適の妥協点としては比較的低 いうしん装置効率となる。
Ku帯域において衛星通信帯域は、非常に小規模な基地の間での両方向サービス に最も適しており、雨による信号の減衰はシステムを設計する際に考慮すべき重 要な事項である。
従来のシステムにおいて、この減衰は明瞭な天気サービスよりも約4倍高いチャ ンネル毎の衛星通信装置電力を使用することによってダウンリンク上で克服され る。それ故この雨による減衰の調節は、利用可能なチャンネル数が少ない高価な 衛星が生じることになる。
衛星システJ、の利用可能な帯域幅は、割当てられた周波数スペクトルが再使用 される回数によって決定される。ビームるために用いられてきた。しかし分離ビ ームの数が増加するにつれて、ユーザー全てを相互に結合することは非常に複雑 な問題となり、再使用する周波数スペクトルの数を制限する要因の1つである。
本発明は上記の欠点をそれぞれ克服するものである。
[発明の要約] 本発明は非常に小さい多数の開口地上基地を互いに結合し、利用可能な帯域幅だ けでなく衛星EIRPも最大にする衛星通信システムを提供するものである。シ ステムは、実質的にEIRPを増加する高い方向的に近接したダウンリンク上ま たは送信信号のビームを使用し、割当てられた周波数スペクトルの多重再使用を 可能にする。その結果ポイント−ポイントへのサービスを提供できる通信数が最 大にされる。高い多重搬送波送信装置の効率は相互変調積の分散の結果として達 成され、ダウンリンクチャンネルへの雨の悪影響は、蓄積された送信電力を使用 することによって容易に克服される。多数のユーザーの相互接続はフィルタ相互 結合マトリクスの結合および高度に方向的にアドレス可能なダウンリンクビーム によって達成される。
本発明によると、システムは、通信衛星を使用する両方向通信のために地上の領 域内の複数の地上基地のいくつかを相互に接続するように設けられている。衛星 のサービスを受ける領域をカバーする隣接区域からそれぞれ発生する複数のアッ プリンクビームが形成される。アップリンクビームは第1の予め定められたアッ プリンク周波数範囲にわたって複数のチャンネルを送信する。アップリンクゾー ンは、それぞれ予め定められた同じ周波数範囲を使用する。それ故アップリンク 周波数は各ゾーンによって再使用され、衛星によって使用されることのできる通 信チャンネルの数を効果的に増倍する。
ダウンリンクゾーンに送信される複数のダウンリンクビームも予め定められた第 2の周波数範囲にわたって複数のチャンネルを送信する。各々のダウンリンクゾ ーンに対するビームは予め定められた第2の同じ周波数範囲を使用してこれら周 波数の多重再使用を行なう。衛星は、異なるゾーンにおけるチャンネルを相互に 結合するためにフィルタ相互結合マトリクスを使用する。
例えば東西のようなある方向には狭く、その直角方向には広いファンビームは、 送信アレイアンテナと共に使用されるビーム形成回路網によって発生される。カ バーされた領域内のビームの東西方向はダウンリンク周波数によって決定され、 これは一定の差でアップリンク周波数と関連している。それ故アップリンク周波 数はダウンリンク周波数を決定し、これがビーム形成回路網および送信アレイの 動作でダウンリンクビームの方向およびその目的地を決定する。このような配列 は、周波数アドレス可能なビームとして参照されている。ビームのサイドローブ は隣接する区域における周波数スペクトルの再使用を充分可能にするように低く 設計されている。
送信装置は固体電力増幅器であることが好ましく、送信アレイアンテナに組込ま れ、1つの送信装置はアンテナの各ステイブに関連している。このような増幅器 はそれぞれ衛星によって供給される何方もの信号を全て増幅する。ダウンリンク 電力は、全てこの送信装置の信号蓄積によって供給されるため、非常に多くの減 損されていない信号に利用口■能な電力をほんの僅かに減少させるだけで雨の影 響を受けた領域に向けられた比較的少ない信号に比較的高い電力を供給すること は容易なことである。
送信ビームの方向はそれらの信号の周波数と関連し、電力増幅器において発生さ れた相互変調積の周波数はそれらを生じる信号の周波数とは異なり、相互変調積 は信号とは異なる方向に伝達する。この過程は相互変調積の空間的な分散を生じ る。この分散は多重ダウンリンクゾーンの使用によって高められ、等しくないゾ ーンの幅を使用することによってさらに高められる。これは、それらが同調され る周波数帯域における全ての地上基地での低い相互変調積密度となる。この減少 された相互変調積に対する感応性は、衛星において電力増幅器がより効果的に動 作されることを可能にする。
それ数本発明の主な目的は、高い衛星送信アンテナ利得を使用する多数の非常に 小さい開口アンテナ基地を相互接続し、ポイント−ポイントの通信サービスを受 けることができる通信チャンネルの数を実質的に増やすために割当てられた周波 数スペクトルの多重再使用を可能にするための通信衛星を提供することである。
本発明の他の目的は送信装置の信号蓄積からダウンリンク電力を供給し、雨によ って減衰されている信号がさらに衛星伝達電力を容易に割当てられることができ るようにすることである。
本発明の他の目的は、送信装置の効率を増すために相互変調積を分散する通信衛 星を提供することである。
さらに本発明の目的は、上記のように放送およびポイント−ポイントの通信サー ビスの両者を提供する通信衛星を提供することである。
本発明のこのような目的および有効性は、本発明の以下の記述によって明瞭にさ れ、明確なものとなるであろう。
[図面の簡単な説明] 第1図は通信衛星の斜視図であり、アンテナサブシステムを示す。
第2図は第1図に示されたアンテナサブシステムの頂部から見た図である。
第3図は第2図のライン3−3に沿って得られた断面図である。
第4図は第2図のライン4−4に沿って得られた断面図である。
第5図は合衆国の図であり、本発明の人工衛星によってカバーされる多重の隣接 する受信ゾーンを示し、適用範囲の主要領域はハツチングで示され、競合範囲の 領域は点描によって示されている。
第6図は通信衛星のための通信用電子装置のブロック図である。
第7図は入力を有するポイント−ポイント受信供給ホーンを第6図に示された通 信用電子装置へ相互結合する結合網の概略図である。
第8図はポイント−ポイントシステムのための受信ゾーンと送信ゾーンを接続す るために用いられる相互結合チャンネルの基準図である。
第9図は人工衛星によってカバーされる多重隣接送信ゾーンを示す合衆国の概略 図と、合衆国にわたる、各ゾーンのための相互結合されたチャンネルの地域配分 の概略図である。
第9A図は東西方向においてビームの中央からの距離に関してポイント−ポイン トシステムにおける各ゾーンのための送信アンテナビームの利得の変化を示すグ ラフである。
第9B図は南北方向における利得の変゛化を示す第9A図と同様のグラフである 。
第10図はポイント−ポイントシステムにおいて用いられたフィルタ相互結合マ トリックスの詳細な概略図である。
第11図はポイント−ポイントシステムにおいて用いられたビーム形成回路網の 詳細な図である。
第12図は第11図に示されたビーム形成回路網の一部の拡大された断片図であ る。
第13図はポイント−ポイントシステムのための送信アレイの前面図であり、各 送信素子における水平スロットは図を簡潔にするため示されていない。
第14図は第13図に示されたアレイの送信素子の側口であり、素子のための集 合供給回路網を示す。
第15図は第13図の送信アレイにおいて用いられる送信素子の1つの斜視図で ある。
第16図はポイント−ポイントシステムのための受信供給ホーンの前面図である 。
第17図は送信波と、ポイント−ポイントシステムのための送信供給アレイの一 部との関係を示す概略図である。
好ましい実施例の説明 第1図乃至第4図を参照すると、地球表面上の静止軌道に位置する通信衛星10 が示されている。以下に更に詳細に説明されるが人工衛星のアンテナシステムは 典型的に、アンテナシステムが地面に関して一定の方向を維持するように地球方 向プラットホーム上に取付けられる。
人工衛星10は、特定の周波数帯域、例えば静止衛星サービスにυ帯域における 2つの異なるタイプの通信サービスを与えるハイブリッド通信型人工衛星である 。以下にポイント−ポイントサービスと呼ばれるようなタイプの通信サービスは 比較的狭い帯域の音声およびデータ信号の非常に小さな口径アンテナターミナル 間で送受信通信を行う。周波数分割多重アクセス(FDMA)の使用および割当 てられた周波数スペクトルの再使用によって、致方のこのような通信チャンネル は単一の線形偏波において同時に適応される。人工衛星lOによって提供された ほかのタイプの通信サービスは放送サービスであり、それは他の線形偏波で伝達 される。放送サービスはまず、人工衛星10によって提供された地域の至る所で ビデオおよびデータの一方向の配給のため用いられる。このように、送信アンテ ナビームは全地域をカバーする。この説明において例として、ポイント−ポイン トおよび放送サービスの両方によってサービスされる地理的範囲がアメリカ合衆 国であると仮定する。従って、放送サービスは以下にC0NUS(Contin ental Unlted 5tate)と呼ばれる。
人工衛M10のアンテナシステムは通常の無方向性アンテナ13および各々ポイ ント−ポイントおよびC0NtJSシステムを提供するための2つのアンテナサ ブシステムを含む。ポイント−ポイントアンテナサブシステムが送受信通信のた め地上基地を相互通信するため設けられる。C0NUSアンテナシステムはアメ リカ合衆国全土をカバーする広いパターン上で地上の1以上の特定の位置によっ て受信される信号を放送するトランスポンダとして機能する。ポイント−ポイン ト送信信号およびC0NUS受信信号は垂直偏波される。
C0NUS送信およびポイント−ポイント受信信号は水平偏波される。このアン テナシステムは2つの反射鏡12a、 12bを有する大きな反射鏡アセンブリ 12を含む。2つの反射鏡12a、 12bは共通軸を中心に互いに回転されそ れらの中間点で交差する。反射鏡12aは水平に偏波され水平偏波された信号に よって動作するが、一方、反射鏡12bは垂直に偏波されそれ故に垂直偏波され た信号によって動作する。結果的に反射鏡12a、 12bの各々は他方の反射 鏡12a、 12bが送信する信号を反射する。
周波数選択スクリーン18は半分に分けられた部分18a。
18bを含んでおり、スクリーンの半分18a、18bは第2図で最もよくわか るように人工衛星10を直径方向に通過する中心線の反対側に配置されて支持体 30を取付けられている。周波数選択スクリーン18は周波数の異なる帯域を分 離するためのダイプレクサとして機能し、銅のような任意の適切な材料から形成 された分離した導電素子のアレイを含む。様々な種類の既知の周波数選択スクリ ーンがこのアンテナシステムにおいて用いられてもよい。しかしながら、シャー プな変化特性と、互いに比較的接近している2つの周波数帯域を分離する能力を 示す1つの適切な周波数選択スクリーンは米国特許出願(整理番号PD−855 12号)明細書に開示されている。
周波数選択スクリーン18はC0NUSおよびポイント−ポイントサブシステム の両方のための送信されたおよび受信された信号を効果的に分離する。スクリー ン18の2つの半分の部分18a、 18bは水平および垂直偏波される個々の 信号を分離するように各々適合される。
信号ビームによって全国をサービスするC0NUSサブシステムはこの例ではそ の送信機82として高電力進行波管増幅器を各々有する8個の通常のトランスポ ンダを有する(第6図参照)。C0NUS受信アンテナは垂直偏波を用い、ポイ ント−ポイント送信システムと垂直偏波された反射鏡!2bを共有する。C0N US受信信号は周波数選択スクリーンの半分の部分18bを通過し、反射鏡12 bの焦点平面28に置かれた受信供給ホーン14上に焦点を結ぶ。そのように形 成されたアンテナパターンはC0NUSをカバーするように形作られている。C ON 17 S送信アンテナは水平偏波を用い、ポイント−ポイント受信システ ムと反射鏡12aを共有する。送信供給ホーン24からの信号放射は水平偏波の 周波数選択スクリーン18aによってその第2のパターンがC0NUSをカバー するように形作られている反射鏡12aへ反射される。
ポイント−ポイントサブシステムは広く送信アレイ20.サブ反射鏡22、およ び受信供給ホーン16を含む。後に更に詳細に説明されるが送信アレイ20はス クリーン18のすぐ下の支持体30上に取付けられている。サブ反射鏡22は送 信アレイ20の前方でスクリーン18のわずかに下に取付けられている。送信ア レイ20から放射する信号はサブ反射鏡22によってスクリーン18の一方の半 分の部分18b上へ反射される。主反射鏡12とサブ反射鏡22とは送信アレイ 20から放出する信号のパターンを効果的に拡大し拡張する。サブ反射鏡22か ら反射された信号は順次スクリーン18の半分の部分L8bによって大きな反射 鏡12b上へ反射され、それは順次ポイント−ポイント信号を地上へ反射する。
この装置によって、大きな口径の位相アレイの性能が得られる。受信供給ホーン 16は反射鏡12aの焦点面2Bに位置される。それは第16図に示されている 4個の主ホーン50.54.58.62と3個の補助ホーン52.56.60か ら成る。
次にff113図乃至第15図を参照すると、送信アレイ20は第13図に示さ れるように、アレイを形成するため平行関係で配置された複数の、例えば40個 の送信導波管素子10Bを含む。
送信導波管素子1.06の各々は垂直偏波信号を発生する複数の、例えば26個 の水平で、垂直に間隔を置かれたスロット108を含む。第14図に示されるよ うに、送信アレイ20は、4つの場所114でアレイ素子を励振する全体を番号 110によって示された集合供給回路網によって送信信号を供給される。集合供 給回路網1100目的は送信導波管素子IHに対して広帯域の整合を行うことで ある。導波管開口112への信号入力は、スロット励振が南北方向における偏平 パターンを与えるように設計されるようにアレイスロット108を励振する。
水平偏波ポイント−ポイント受信システムによって供給されたほぼ方形のビーム 適用範囲が示されている第5図を参照する。この特定の例において、ポイント− ポイントシステムによってサービスされる領域はアメリカ合衆国である。ポイン ト−ポイント受信システムは4つのアップリンクゾーン82゜34、38.38 からそれぞれ人工衛星へ放射する4つのビームR1、R2,R3,R4を含み、 ビームR1乃至R4の各々は各ゾーン32.34.36.38において個々の位 置(site)から発する複数の個々のアップリンクビームから成り、その位置 から個々の信号を伝達する。個々の位置からのアップリンクビーム信号は各ゾー ンのための複数のチャンネルへ配列される。
例えば、ゾーン32はゾーン32で対応するアップリンク位置から数百の個々の ビーム信号を伝達するこのようなチャンネルの各々によって複数の、例えば]6 個の27MHzチャンネルを含んでもよい。
各々符号32.34.3B、および38によって示されている4つのビームパタ ーン輪郭の各々についての信号強度はそれら各ビームのピークからおよそ3dB 下である。アンテナビームはハツチング範囲39.41.43.45において周 波数スペクトルの4倍の再使用を可能にするためそれらの間で充分な分離を達成 するように設計されている。点描範囲40.42.および44において、この分 離は隣接するゾーンにおいて発する同じ周波数の信号間の識別には不十分である 。これらの範囲で発する各信号は2つのダウンリンク信号を発生し、一方は予定 されたものでありもう一方は臨時的なものである。これらの領域において臨時信 号の発生については以下に更に詳細に論議される。
ビーム32.34.38.38によってカバーされた4つのゾーンは幅が等しく ない。ビーム32によってカバーされる東海岸ゾーンはおよそ1.2度の広がり である。ビーム34によってカバーされる中央ゾーンはおよそ1.2度の広がり である。ビームパターン36によってカバーされる西中央ゾーンはおよそ2.0 度の広がりである。ビームパターン38によってカバーされる西海岸ゾーンはお よそ2.0度の広がりである。4つの受信ゾーン32.34.3Eiおよび38 の各々の幅は基地数および国の様々な範囲での人口密度によって決定される。従 って、ビームパターン32は合衆国の東部における比較的高い人口密度に適応す るために比較的狭く、一方、ビームパターン36は山岳地帯における比較的狭い 人口密度のため比較的広い。各ゾーンが全周波数スペクトルを用いるので、ゾー ンの幅は人口密度の高い地域においてはチャンネル使用についての高い要求に適 応させるため狭(されている。
第9図に示されるように、ポイント−ポイント送信システムは各々4つの送信ゾ ーン31.33.35.37をカバーする4つのビームT1.T2.T3.T4 から成り、その各ビームT1乃至T4はそれぞれ各ゾーン31.33.35.3 7の個々のダウンリンク位置について予定された複数の個々のダウンリンクビー ムからなり、個々の信号をその位置へ伝達する。個々のダウンリンク位置で受信 されるように予定されたダウンリンクビーム信号は各ゾーンのための複数のチャ ンネルへ配列される。例えば、ゾーン31は数百の個々のビーム信号をゾーン3 2の対応するダウンリンク位置へ伝達するこのようなチャンネルの各々による複 数の、例えば16個の27MHzチャンネルを含んでもよい。
幅の等しくない多重ダウンリンクゾーンおよびダウンリンクゾーンの使用は、相 互変調積の大部分が地上基地で受信されることが妨げられるように地理的に分散 されるように以下に論議される固体電力増幅器によって発生する相互変調積の生 成を助ける。真の効果は、システムが更に相互変調積を黙認できるので、増幅器 が更に効率的に動作されることである。送信ゾーン31.33.35.37の幅 が受信ゾーンR1,R2゜R3,R4のそれらとほぼ同じであるけれども、2つ の組の小さな差はシステムの容量を最良にするために発見された。
個々の送信ビーム29の半分の電力ビーム幅は実質的に、送信ゾーン31.33 .35.37の幅よりも狭い。このことは所望された高利得を生じ、受信ゾーン 配列を特徴とする競合範囲のゾーン40.42.44を避ける。これらの個々の ビーム29は個々の目的基地の方向でダウンリンクEIRPを最大化するためゾ ーン中に向けられなければならない。送信ポイント−ポイント周波数アドレス可 能狭帯域29は、その見掛けの大きさがラボラによって拡大されるアレイ20に よって生成される。各ビーム29の東西方向は送信素子20のアレイ106に沿 ってその信号の位相経過によって決定される(第13図および第15図)。
この位相経過は以下に論議されるビーム形成回路網98によって確立され、信号 周波数の関数である。送信アレイ素子20の各々は後に論議される固体電力増幅 器によって駆動される。
アレイ素子lO6へ供給される電力は均一ではなくその代わりに10dB以上低 いエツジ素子まで次第に弱くなっている。
次第に弱くなるビーム29は送信アレイ素子20の位置に従って送信利得を調節 することによって達成される。励起パターンは第9A図に示された送信の2次パ ターンの特徴を決定する。第9図を参照すると、送信ゾーン31.33.35. 87の間の最も接近した空間がゾーン31と33の間に発生し、それはおよそ1 .2度である。このことは特定の周波数を用いるゾーン33ヘアドレスされる信 号がそのビーム中心から1.2度のサイドローブによってゾーン31において同 じ周波数を用いる信号と干渉することを意味する。しかしながら、個々の送信利 得は低いサイドローブレベルを提供するように調節され、それによって隣接する ゾーンにおける周波数再使用を許容する。
第9A図を参照すると、ビーム中央からのこの角度でのサイドローブが更に30 dB以上小さく、そのためこのような干渉が無視してよい程度に小さいことがわ かる。ゾーン35および37における同じ周波数使用は更に角度が移動され、こ の故にこれらのゾーンにおけるサイドローブの干渉は一層小さい。
第9B図は南北方向の送信ビームパターンの説明である。
各送信導波管素子106の26個のスロット108はほぼ平坦な南北パターンを 形成するように励振され、南北照準方向からプラスマイナス1.4度のカバーさ れた範囲に広がる。
ポイント−ポイントおよびC0NUSシステムの両方は同じアップリンクおよび ダウンリンク帯域を用い、ポイント−ポイントシステムはそのアップリンク偏波 のため水平偏波を用い、C0NUSシステムは先に記述されたように垂直偏波を 用いる。例えば両方のサービスは同時に、11.7GHzと12.2GHzの間 の全500MHzダウンリンク周波数帯域と、14GHzと14.5GHzの間 の全500MHzアップリンク周波数帯域とを用いる。ポイント−ポイントサー ビスを用いる受信ゾーン32.34.38.38と送信ゾーン31゜33、35 .37の各々は全周波数スペクトル(即ち500MHz)を用いる。更に、この 縁周波数スペクトルは複数のチャンネル、例えば各々が27MHzの有効な帯域 幅と30MHzの間隔を有する16のチャンネルへ分割される。次に、16個の チャンネルの各々はおよそ800のサブチャンネルを適用してもよい。この故に 、およそ12,500 (16チヤンネル×800サブチヤンネル)の各ゾーン で32キロビット毎秒のチャンネルが任意の与えられた瞬間で適応される。以下 に説明されるように、ポイント−ポイントシステムの通信構成は任意の基地が任 意のその他の基地と直接通信することを許容する。従って、単一偏波中で、合計 50,000のサブチャンネルが全国的に適応される。
第1図、第2図、第6図、第7図、および第16図を特に参照すると、ポイント −ポイント受信供給アレイ16は7個の受信ホーン50乃至62を用いる。ホー ン50.54.58.およびG2は各々ゾーン32.34.3B、および88か ら信号を受信する。ホーン52.56および60は競合範囲40.42および4 4から信号を受信する。一連のハイブリッドカップラまたは電力分割器C1乃至 C,を用いて、ホーン50乃至62によって受信された信号は4つの出力64乃 至70へ結合される。例えば、競合範囲44の領域から発し、ホーン60によっ て受信される信号はカップラC2によって分割され、分割された信号の部分はカ ップラCiおよびカップラC4へ各々分割され、分割された信号はそれぞれホー ン58.62によって受信された入力信号と結合される。同様に、競合範囲42 の領域から発し、ホーン56によって受信される信号はカップラC5によって分 割される。分割された信号の一部はカップラC3によってカップラC4の信号出 力と結合され、一方、分割された信号の残りの部分はカップラC7によってホー ン54によって受信された信号と結合される。
C0NUSおよびポイント−ポイントシステムの両方のための信号の受信および 送信用の電子装置をブロック図で表す第6図が特に注目される。ポイント−ポイ ント受信信号64−70(第7図参照)は第7図のポイント−ポイント受信供給 回路網から得られ、一方C0NUS受信信号72はC0NUS受信供給ホーン1 4から得られる(第1図および第3図)。ポイント−ポイントおよびC0NUS 受信信号は5つの対応する受信器と入力ライン64−72を選択的に接続するス イッチング回路網7Bへ入力され、8個のその受信器は全体を74で示される。
受信器74は通常設計のものであり、そのうちの3個は余分に備えられたもので あり、受信器の1個が故障を起こさない限り通常は用いられないものである。故 障の発生において、スイッチング回路網76はバックアップ受信器74を適切な 入力ライン64−72に再接続する。受信器74はフィルタ相互結合マトリック ス90中のフィルタを駆動するように機能する。ライン64−70と接続されて いる受信器74の出力は第2のスイッチング回路網78によって4つの受信ライ ンR1−R4を経てフィルタ相互結合マトリックス90へ結合される。以下に論 議されるように、フィルタ相互結合マトリックス(FIM)は受信ゾーン82. 34.3G、 38と送信ゾーン31.31.35.37との間に相互結合を提 供する。上述された500MHzにおける動作が16個の27MHzチャンネル へ分離された周波数スペクトルを割当てられるので、16個のフィルタの4組が 用いられる。16個のフィルタの各組は全部で500MHzの周波数スペクトル を使用し、各フィルタは27MI(zの帯域幅を有する。後述するように、フィ ルタ出力T 1−T4は4つの群で配列され、各群は4つの送信ゾーン31.3 3.35.37の1つに予定される。
送信信号Tl−74は各々、スイッチング回路網94を経て6個の駆動増幅器9 2のうちの4個へ接続され、このような増幅器92のうちの2個は故障の発生に おいてバックアップ用に備えられているものである。増幅器92のうちの1個の 故障の発生において、バックアップ増幅器92の1個がスイッチング回路網94 によって対応する送信信号Tl−74へ再接続される。同様にスイッチング回路 網9Bは増幅器92の増幅された出力をビーム形成回路網9gへ結合する。以下 に更に詳細に説明されるように、ビーム形成回路網98は4つの遅延ラインに沿 って等しい間隔で接続された複数の伝送遅延ラインから成る。
遅延ラインのこれらの間隔および幅は所望された中央帯域ビームスキントと、サ ービスされる対応する送信ゾーン31.33゜35、37用の周波数を有するビ ーム走査速度を与えるように選択される。4つの遅延ラインから結合された送信 信号は第11図および第12図に示されるようなビーム形成回路網98において 固体電力増幅器100へ入力を供給するために合算され、それはポイント−ポイ ントシステムの送信アレイ20に埋め込まれてもよい。以下に論議された実施例 において、40個の固体電力増幅器(SSPA)100が備えられている。5S PA100の各々はビーム形成回路網98によって形成された40の信号の対応 する1つを増幅する。5SPA100は先に説明された次第に弱くなるアレイ励 振を提供するため異なる電力容量を有する。5SPA、100の出力は送信アレ イ20の素子の1つの入力112(第14図)へ接続される。
ライン72上のC0NUS用受信信号はスイッチング回路網78、78によって 適切な受信器74へ接続される。C0NUS信号と接続された受信器の出力は上 述されたように8個のチャンネルのために提供された入力マルチプレクサ80へ 出力される。入力マルチプレクサ80の目的は、サブ信号が個々に増幅されるこ とができるようにサブ信号へ1つの低レベルC0NUS信号を分割することであ る。C0NUS受信信号はC0NUS送信信号が非常に小さな地上基地へ分配さ れるように高度に増幅される。入力マルチプレクサ80の出力はスイッチング回 路網84を経て12個の高電力進行波管増幅器(TWTA)82のうちの8個へ 接続され、そのうちの4個のTWTA82は故障の発生においてバックアップの ために用いられる。8個のTWTA82の出力は別のスイッチング回路網86を 経て、1つのC0NUS送信信号へ8つの増幅された信号を再結合する出力マル チプレクサ88へ接続される。マルチプレクサ88の出力はC0NUS送信器2 4の送信ホーンへの導波管を経て送られる(第2図および第3図)。
フィルタ相互結合マトリックスF I M2O(第6図)を詳細に示す第1O図 に注目する。先に論議されたように、FIM90は、任意の受信ゾーン82.3 4.38.38中の任意のターミナル(第5図)と任意の送信ゾーン31.33 .35.37の任意のターミナルとを効果的に相互結合する。FIM90は受信 信号R1゜R2,R3,およびR4をそれぞれ受信するための4つの導波管人力 120 、122 、124および12Gを含む。先に説明されたように、対応 する受信ゾーン32.34.36.38 (第5図)から発生する受信信号R1 乃至R4の各々は割当てられた全周波数スペクトル(例えば500MHz)を含 み、複数のチャンネル(例えば16個の27MHzチャンネル)へ分離される。
チャンネルは複数のサブチャンネルへ更に分離され、サブチャンネルの各々は対 応するアップリンク位置から信号を伝達する。FIM90は64個のフィルタを 含み、その1つが参照番号102によって示されている。各フィルタ102はチ ャンネルの1つに対応するバスバンド(例えば1403乃至1430MHz)を 有する。フィルタ102はそれぞれ各受信ゾーン32.34.38.38のため の4つの群において配列され、各群はサブグループ当り8個のフィルタの2つの バンクまたはサブグループを含む。フィルタ102の1つのサブグループは偶数 番号のチャンネルのためこれらのフィルタを含み、各群のその他のグループは奇 数番号のチャンネルのため8個のフィルタを含む。従って、たとえば、受信信号 R1用のフィルタ群は奇数チャンネル用フィルタ102のサブグループ104と 偶数チャンネル用フィルタ102のサブグループ106を含む。
以下の表はそれらのフィルタサブ群に対する受信信号およびゾーンに関するもの である。
32 R1104106 34R2108110 36R3112114 38R4116118 受信信号R1−R4がフィルタされるとき、フィルタされた出力は送信信号を形 成するため結合されるような独特な方法でフィルタはグループにされている。送 信信号Tl−74もまた割当てられた全周波数スペクトル(例えば500MHz )を用いる。説明した実施例において、送信信号T I −T4の各々は16個 の27MHz幅のチャンネルを有し、4個の受信ゾーン32−38の各々から4 個のチャンネルを含む(第5図)。
入力する受信信号R1−R4は、50%の信号電力を各サブグループへ効果的に 向ける各関連するハイブリッドカップラ12g−134によって対応するサブグ ループへ分割される。
したがって、例えば導波管120でのR1信号入力の半分はフィルタ102のサ ブグループをサービスする送信ライン13Bへ導かれ、R1信号の残りの半分は フィルタ102のサブグループ106をサービスする送信ライン138へ導かれ る。同様の方法で、フィルタ102のサブグループ104−itsの各々はライ ン13Gおよび138と同様の、対応する分配ラインによって供給される。
サブグループ104の構成について更に詳細に説明する。残りのサブグループ1 0B−118はサブグループ104と構造が同じである。送信ライン136に沿 って間隔を置いて、8個のフェライトサーキュレータ140があり、それぞれ1 つが奇数番号のチャンネルフィルタ102と関連する。サーキュレータ140の 機能は送信ライン136をロスのない方法で奇数チャンネルの各々へ接続するこ とである。従って、例えば、R1信号は第1のサーキュレータ140 aへ入り 、チャンネル1に対応する27MHzの帯域の信号をサーキュレータ142へ通 すように反時計方向にそれを循環する。全てのその他の周波数は反射される。こ れらの反射された信号はサーキュレータを経て処理が繰返される次のフィルタへ 伝播される。この処理によって、R1受信信号はR1(m号に対応する16個の フィルタ104−108によって16個のチャンネルフィルタされる。このよう に、チャンネル1の範囲の周波数を有するR1信号は第1のフェライトサーキュ レータ140aを通過し、グループ104のフィルタ1によってフィルタされる 。
フィルタサブグループ104−118からの出力は、十文字パターンでフィルタ 102の隣接グループからの出力を合計するフェライトサーキュレータ142の 第2の組によって選択的に結合される。例えば、グループ104のチャンネルフ ィルタ1゜5.9および13の出力はフィルタグループ112のチャンネルフィ ルタ3,7.11および15の出力と合計される。この合計はT1用出力端子1 14に現われる。第8図を参照すると、これらの信号は受信ゾーンR1とR3間 の結合および送信ゾーンT1に対応する。
送信および受信信号が任意のターミナル間の送受信通信を許容するためFIM9 0によっていかにして相互結合されるかを示す第8図および第9図を注目する。
特に、第8図はいかに[7て受信および送信ゾーンが相互結合チャンネルによっ て一緒に結合されるかを示す表を与え、一方策9図はいかにしてこれらの相互結 合チャンネルが送信ゾーン31.33.35.37にわたって地理的に分配され るかを示す。第8図において、受信信号R1−R4は相互結合チャンネルの行毎 に読み出され、送信信号Tl−74は相互結合チャンネルの列毎に読み出される 。送信信号T 1−T4の各々は各々4つの群に配列された16個のチャンネル から生成され、各群が受信信号R1−R4の1つと関連していることが第8図か ら迅速に認められる。本発明の人工衛星通信システムは、パケット交換信号を経 て地上基地間の通信を調整する人工衛星ネットワーク制御センタと呼ばれる地上 基地と関連して使用される。ネットワーク制御センタは所望されるダウンリンク の位置に基づいたアップリンク周波数をアップリンクユーザに割当て、ダウンリ ンク経度が目的地のそれに最も近い有効な周波数を割当てる。周波数アドレス可 能なダウンリンク送信ビーム29は従ってアップリンク信号の周波数によってア ドレスされる。
この方法はダウンリンク信号の利得を最大にする。
第9図に示されるように、アメリカ大陸は4つの基本的なゾーン31.33.3 5.37に分割される。ゾーン31は東海岸ゾーンと呼ばれ、ゾーン33は中央 ゾーンと呼ばれ、ゾーン35は山岳ゾーンと呼ばれ、ゾーン37は西海岸ゾーン である。先に説明されたように、ゾーン31,3L 35+ 37の各々は割当 てられた全周波数スペクトル(例えば500MHz)を用いる。従って、500 MHzの割当て周波数帯域の場合、ゾーン31゜33、35.37の各々に防護 帯域を加えた16個の27MHzチャンネルが存在する。
第9図のビーム29で4回繰返された番号1−16はそのように番号を付けられ たチャンネルの中心周波数に対応するビームの経度を示す。ビームの周波数感度 のため、チャンネルの最も低い周波数狭帯域信号と最も高い周波数狭帯域信号と の間の経度スパンはおよそ1チャンネル幅である。各ビームはその電力が半分に なる点の間で0.6度の幅であり、即ち、東海岸と中央ゾーンにおけるゾーン幅 の半分で、山岳ゾーンと西海岸ゾーンにおけるゾーン幅のほぼ3分の1である。
アンテナビーム29は互いに高信号密度を確立するためオーバーランプする。即 ちビームが更にオーバーラツプすればするほど、与えられた領域のチャンネル容 量は大きくなる。従って、東海岸ゾーン31において、東海岸ゾーン81の信号 量が山岳ゾーン35のそれよりかなり大きいので山岳ゾーン35においてよりも 大きなオーバーラツプがある。
上述された相互結合スキーマについて、異なるゾーンの基地間の典型的な通信を 例として説明する。この例において、ミシガン州のデトロイトの発信者がカリフ ォルニア州のロサンジエルスの基地へ電話をしようとすると仮定する。従って、 中央ゾーンに位置するミシガン州のデトロイトはアップリンク位置であり、西海 岸ゾーン37に位置するカリフォルニア州のロサンジエルスはダウンリンク目的 地である。第9図に示されるように、アメリカ大陸における各地理的位置は特定 のゾーンなおける特定のチャンネルと関連されることができる。
従って、ロサンジエルスは送信ゾーン37のチャンネル14と15の間に位置を 定められている。
特に第5図、第8図、および第9図を同時に参照すると、受信および送信ゾーン R1とT1は東海岸ゾーン32と31に存在し、R2とT2は中央ゾーン34と 33に存在し、R3とT3は山岳ゾーン36と35に存在し、R4とT4は西海 岸ゾーン38と37に存在する。デトロイトは中央またはR2ゾーン34に存在 するので、信号が西海岸またはT4ゾーン37へ送信されることができるチャン ネルはチャンネル1.5.9および13であることがわかる。これは行R2およ び列T4の交差によって第8図の表において決定される。それ故、デトロイトか ら、アップリンクユーザはチャンネル1,5.9または13のいずれかのアップ リンクであり、これらのチャンネルのいずれもダウンリンク目的地に最も接近し ている。ロサンジェルスがチャンネル14と15との間に位置するので、ネット ワーク制御センタはチャンネル13がチャンネル14に最も近いためチャンネル 13の信号をアップリンクする。ダウンリンクビーム幅はロサンジェルスで高利 得を与えるのに充分広い。
反対に、アップリンク位置がロサンジェルスにあり、ダウンリンク目的地がデト ロイトにあるなら、第8図の行R4および列T2が考慮されなければならない。
この交差は信号がチャンネルがダウンリンク位置に最も近いことに依存してチャ ンネル1.5.9または13上に送信されることができることを表す。チャンネ ル9が、デトロイトへ最も近いチャンネル11へ最も近いので、ネットワーク制 御センタはチャンネル9上でロサンジェルスから信号をアップリンクする。
第1O図を参照すると、受信信号の送信信号への転換は、アップリンク位置がデ トロイトに、ダウンリンク位置がロサンジェルスにあるという上述の例と関連し て説明される。デトロイトから送信されたアップリンク信号は受信信号R2によ って伝達されたチャンネル13に送信される。従って、R2受信信号は送信ライ ン122へ入力され、このような入力信号の一部はハイブリッドカップラ130 によってフィルタ102のサブグループ108の入力ラインへ導かれる。サブグ ループ108は奇数チャンネル用の8個のフィルタバンクを含み、チャンネル1 3を含む。従って、入力する信号はフィルタ13によってフィルタされ、サブ群 108と118からその他の信号と一緒にライン164上で出力される。チャン ネル18のライン164上に存在する信号はハイブリッドカップラ158によっ て結合され、信号はサブグループ106と114から発し、出力ライン150上 にT4信号を形成する。送信信号T4はそれからロサンジエルスへダウンリンク される。
27MHz幅チャンネルが実際に多数の小さなチャンネル、例えば32KHzの 帯域幅の800のサブチャンネルから成るので、ネットワーク制御センタが27 MHz帯域幅ではなく特定のチャンネルを割当てるため、上記例はやや簡潔化さ れている。
第5図、第8図および第9図を再び参照すると、アップリンク信号が競合範囲の 領域40.42.44 (第5図)から発生する場合に、このような信号はその 所望されるダウンリンク目的地へ送信されるのみでなく、無視できない程度の信 号が他の地理的領域へ送信される。例えば、アップリンク信号が競合範囲42の 領域にあるイリノイ州のシカゴから発生し、この信号がカリフォルニア州のロサ ンジエルスへ向けられると仮定する。競合範囲42はゾーン34および36を形 成するビームのオーバーラツプによって生成される。この故に、アップリンク信 号は受信信号R2またはR3として送信され得る。ネットワーク制御センタはア ップリンク通信が受信信号R2またはR3のいずれによって伝達されるかを決定 する。この実施例において、シカゴがゾーン36により近いので、アップリンク 通信は受信信号R3上で伝達される。
先に論議されたように、ダウンリンク目的地、即ちロサンジェルスはゾーン37 に位置し、チャンネル14と15との間に存在する。第8図に示されるように、 R3の列T4との交差部分は通信が発送され得るチャンネルを生ずる。従って、 シカゴアップリンク信号はチャンネル2,8.10あるいは14のいずれか1つ で送信される。ロサンジエルスがチャンネル14へ最も近いので、チャンネル1 4はアップリンクチャンネルとしてネットワーク制御センタによって選択される 。しかしながら、所望されない信号がまたチャンネル14上でゾーン34から送 信されることが注目される。所望されない信号がどこにダウンリンクされるかを 決定するため、第8図の表が考慮される。第8図の表はR2ゾーン34のチャン ネル14上を伝達されるアップリンク信号がT1送信ゾーン31ヘダウンリンク されることを表す。所望された信号はロサンジエルスへ送信され、所望されない 信号(即ち無関係な信号)は東海岸(即ちゾーン31)へ送信される。ネットワ ーク制御センタは周波数割当てをするとき、これらの無関係な信号の軌跡を維持 する。これらの無関係な信号の影響はシステムの容量をわずかに減少することで ある。
第6図を再び参照すると、ビーム形成回路網98は送信信号TI−T4を受信し 、各信号用の送信アンテナビームが形成されるようにこれらの送信信号中の個々 の通信信号の全てを一緒に結合するように機能する。割当てられた周波数スペク トルが500MHzである上述された例において、総計およそ50,000のオ ーバーラツプアンテナビームは、システムが狭帯域信号によって完全に負荷され るときビーム形成回路網98によって形成される。各アンテナビームは、それが システムの特性を最良にする方向に向けられるような方向で形成される。隣接す る素子間の増加位相シフトはアンテナビームの方向を決定する。この位相シフト が信号周波数によって決定されるので、このシステムはアドレスされた周波数と 呼ばれる。
ビーム形成回路網98の詳細を示す第11図および第12図が注目される。第1 1図で全体を符号98で示されたビーム形成回路網は一般的に弧状に配置されて おり、通常人工衛星の通信相(図示されず)に取付けられている。ビーム形成回 路網98の弧状形状は、信号通過路が正しい長さであることを確実にした装置が 容易に得られるようにするものである。
ビーム形成回路網98は第1の組の周辺に伸びている伝送遅延ライン168 、 170 、遅延ライン168と170から放射状に空間をとられている第2の組 の伝送遅延ライン172 、174 、および複数の放射状に伸びる導波管アセ ンブリ176を含む。説明された実施例において、40の導波管アセンブリ17 6が備えられ、送信アレイ20の素子106の各々に対して1個づづ設けられて いる(第13図)。導波管アセンブリ17Bは遅延ライン188−174の各々 を交差し等しい角度間隔で配置されている。
各導波管アセンブリ17Bは放射方向の合算器を定め、遅延ライン168−17 4の各々と交差する。第12図に示されるように、交差点で、放射方向ライン合 算器17Gと伝送遅延ライン188−174の間に、十字形結合器180が備え られている。十字形結合器180は放射方向ライン合算器176と遅延ライン1 8g−174とを接続する。十字形結合器180の機能については以下に更に詳 細に論議される。
4つの遅延ライン188乃至174は4つの送信ゾーンTl−T4のために各々 備えられている(第9図)。したがって、送信信号T1は遅延ライン170の入 力へ供給され、T2は遅延ライン168の入力へ供給され、T3は遅延ライン1 74の入力へ供給され、T4は遅延ライン172の入力へ供給される。
第12図に示されるように、放射方向ライン合算器間の距離は文字“L”で示さ れ、各遅延ラインの幅は文字“W”で示される。放射方向ライン合算器176は 遅延ライン16g−174に沿った等しい角度間隔で位置しているけれども、遅 延ライン168−174が互いに放射状に位置しているためそれらの間の距離は 遅延ラインから遅延ラインへと変化する。従って、放射方向ライン合算器176 によって形成される弧状形状の中心から離れるほど、それらが遅延ライン168 −174と交差する点における放射方向ライン合算器176間の距離は大きくな る。
言替えると、遅延ライン188についての放射方向ライン合算器176の間の間 隔“L”は遅延ライン174についての隣接する放射方向ライン合算器178間 の間隔より小さい。“L”と“Woの大きさについて典型的な値を以下にあげる 。
遅延ライン 信号 L2インチ W2インチ168 T2 1.66 0.64 170 Tl 1.72 0.66 172 T4 2.45 0.74 174 73 2.55 0−76 遅延ライン18g−174の幅“W”および隣接する放射方向ライン合算器間の 距離“L”は、ビームボインティングが各チャンネルについて正しいように所望 された中央ビームスキントおよびビーム走査速度を与えるため選択される。この ことは送信ゾーンT 1−T4の各々のため所望された始点および終点を生じる 。
第12図を特に参照すると、送信信号T2は第1の放射方向ライン合算器176 へ到達する点で、正確な距離で遅延ライン188を伝播する。T2信号の一部は 、送信信号T2の送信電力の1パーセントが放射方向ライン合算器17Bの下・ \引出されるような、例えば20dBカツプラの十字形結合器1.80を通過す る。この引出された。エネルギは対応する固体電力増幅器100に向けて導波管 17Bを伝播する(第6図および第11図)。この過程は遅延ライン170を伝 播する信号T1について繰返される。十字形結合器180によって引出された信 号T1およびT2の一部は放射方向ライン合算器17B中で合計され、結合され た信号0.01 (T1+72)は次の組の遅延ライン172 、174へ向け て放射状に外側へ伝播する。この同じカップリング過程が遅延ライン174と1 72の各々で信号T3とT4に対して繰返される。即ち、0.01の信号T3と T4は十字形結合器180を経て放射方向ライン合算器17Gへ結合される。合 成結合信号0.01 (TI+T2+73+T4)は送信のための伝播において 増幅される関連する固体状態電力増幅器100へ放射状に外方へ伝播する。
第1の放射方向ライン合算器17Bに遭遇した後で、信号T I−T4の残余0 .99は信号の別の1パーセントが合算器176へ引出される第2の放射方向ラ イン合算器へ伝播する。
信号Tl−74の1パーセントを引出すこの過程は放射方向ライン合算器176 の各々に対して繰返される。
放射方向ライン合算器17Bを通って5SPAに向けて伝播する信号は4つの送 信信号T 1−74の全ての混合されたものである。しかしながら、送信信号T l−74の各々は12.500のサブ信号を含む。結果的に、放射方向ライン合 算器176を経て伝播する40の信号は、割当てられた周波数スペクトルが50 0PvlHzの幅であるという上述の実施例の場合は50.000の信号全ての 混合であってもよい。それ故、5SPA100の各々は複数の導波管アセンブリ 17Bの各々から発信する50,000の信号の全てを増幅する。
5SPA100の各々が国の全範囲について予定される50.000の信号の全 てを増幅するので、全ての狭い高利得ダウンリンクビームは送信器の共通プール 即ち全ての5SPA100から形成される。この装置は、全国をカバーする各ダ ウンリンクビームが全5SPA100を用いて生成されるので、電力の全国的な プールを効果的に与えると考えられる。結果的に、他のビームの信号電力を実質 的に減少することな(個々のベースで特定の不利なダウンリンクユーザを適応さ せるため、電力のこの全国的なプールの一部を転換できる。例えば、ダウンリン クユーザはビームの信号強度を減衰するダウンリンク目的地における雨によって “不利”にされる。このような雨によって不利となるユーザは対応するアップリ ンクビームの信号強度を増加することによって個々に調整される。このことは不 利なダウンリンクビームへ、全国的な送信電力のプールから電力の小さな部分( 即ち5SPAによって供給された電力の小部分)を分けて与えることによって達 成される。個々のアップリンクビームの電力は対応するダウンリンクビームのそ れに比例している。結果的に、ダウンリンクビームの電力を増加するため、アッ プリンクビームの電力を増加することが単に必要であるにすぎない。
実際、先に説明されたネットワーク制御センタは雨が降っている国のそれらの範 囲の全ての軌跡を維持し、どのアップリンクユーザが雨の影響を受ける地域にお いてダウンリンク目的地へ通信を送るかを決定する。ネットワーク制御センタは それから、パケット交換信号を用いて、雨の影響を受けた地域について予定され たそれらの信号のためそのアップリンク電力を増加するために、これらの各アッ プリンクユーザを指示する。アップリンクユーザ信号電力の増加は雨の影響を受 けた地域に対応するダウンリンクビームを生じるため、5SPA100によって これらの信号の更に集合的な増幅を生じ、それは雨の減衰を補うため充分に増加 された電力レベルを有する。典型的に、雨の影響を受けた地域について予定され た信号の数は5SPA100の総プールによって取扱われる信号の総数に比例し て小さい。従って、雨の影響を受けていないゾーンにおけるその他のダウンリン クユーザは、それらの信号において発生する小さな損失が何千ものユーザに及ぶ ので実質的な信号損失を受けることはない。
5SPA100 (第8図および第11図)が、例えば人工衛星の通信相(図示 せず)の縁に取付けられても良い。5SPA100によって増幅された信号は送 信アレイ20の対応する素子108へ供給される(第13図および第14図)。
先に説明されたように、増加位相シフトは40の放射方向ライン合算器176に おいて結合される信号間で達成される。
したがって、ビーム形成回路網98は送信アレイ20から発するアンテナビーム (第1図、第2図および第13図)が周波数割当てによって方向を定められるこ とを許容する。増加位相シフトは周波数と同様に導波管176の間の時間遅延に 関連する。
40の送信アレイ素子10Bの4つの概略図およびそれから発する電波の波面を 示す第17図が注目され、ここでは“d”は送信アレイ素子106の間の間隔に 等しい。合成アンテナビームはeの角度の傾斜を有し、ここではeはビーム走査 角度として定められる。このことはeが送信ビームの中心の法線からの角度であ る。遅延ライン装置によって生じる増加位相シられる。
ΔΦ−(2πd/λ) 5ine 式中、 λ−信号波長 e−ビーム走査角度 d−アレイ素子間の間隔 従って、アンテナビームの東西方向はビーム形成回路網98の4つの遅延ライン 168−174に対して異なっている増加位相シフトによって決定され、先に記 述された4つの送信ゾーンT 1−T4を生じる。
以上本発明について説明されたが、当業者が技術に対するこの貢献の技術的範囲 を外れることなく本発明を説明するため選択された好ましい実施例に様々な修正 および付加がなされても良いことが認められる。従って、請求の範囲に記載され た事項および本発明の技術的範囲に含まれる全ての等6物に対して保護がめられ ることが理解されるべきである。
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Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)地球軌道通信衛星を使用する両方向通信のために地上領域内の複数の基地 の任意のものを互いに接続する方法において、 (A)前記領域をカバーする複数の区域のそれぞれからの複数の無線周波数アッ プリンクビームを地上から前記衛星に送信し、前記の各区域中のアップビームは 同じ第1の周波数範囲にわたる複数の通信信号を送信して前記第1の周波数範囲 が前記各区域内でアップリンクビームによって再使用され、(B)前記アップリ ンクビームを前記衛星で受信し、(C)前記衛星から複数の無線周波数ダウンリ ンクビームを前記区域内の位置にそれぞれ送信し、前記区域のそれぞれにおいて 受信されたダウンリンクビームは同じ第2の周波数範囲にわたる複数の通信信号 を有し、前記第2の周波数範囲は前記区域のそれぞれにおいて受信されるダウン リンクビームによって再使用される過程を含む方法。
  2. (2)前記第1および第2の周波数範囲は、複数のチャンネル中にそれぞれ配置 され、各アップリンクチャンネルは対応する区域内のアップリンク位置からそれ ぞれ発生する複数の信号を含み、各ダウンリンクチャンネルは対応する区域内の ダウンリンク位置に対してそれぞれ送信される複数の信号を含み、前記方法は信 号が過程(A)において送信される区域の位置に応じてアップリンクビーム上の 信号を送信し、信号が過程(C)において送信される区域の位置に応じてダウン リンクビーム上の信号を送信するために前記チャンネルのあるものを予め選択す る過程を含む請求の範囲1記載の方法。
  3. (3)各チャンネルを各区域における静止位置と関連させ、アップリンクおよび ダウンリンクビーム上の信号の1つを前記1つの信号を受信するように意図され た基地の地上位置に応じて伝送するために予め選択されたチャンネルの1つを選 択する過程を含む請求項2記載の方法。
  4. (4)隣接区域が接するように前記アップリンクビームを形成する請求項1記載 の方法。
  5. (5)地球軌道通信衛星を使用して地上の領域上の複数の地上基地の任意のもの を互いに接続して通信する方法において、(A)衛星と前記領域をカバーする地 上の複数のそれぞれ関連した区域との間に複数のアップリンク無線周波数ビーム を形成し、前記各区域を覆うアップリンクビームは対応する区域に設置されたア ップリンク基地の位置から発生する複数の信号を含み、少なくとも前記区域のあ るものにおいてアップリンク位置から発生する前記信号のあるものは前記ある区 域とは別の区域においてダウンリンク位置によって受信されるように意図され、 前記区域のそれぞれに対するアップリンクビーム信号は区域全部に対するアップ リンクビームが同じ周波数範囲を有するように第1の予め選択された周波数範囲 にわたって送信され、 (B)前記アップリンクビームを前記衛星で受信し、(C)衛星と前記区域のそ れぞれとの間に複数のダウンリンク無線周波数ビームを形成し、前記複数のダウ ンリンクビームはそれぞれ対応する前記区域の1つをカバーし、前記対応する区 域において前記アップリンク基地の位置から発生し、ダウンリンク基地の位置へ 送信される複数の信号を含み、少なくとも前記ダウンリンクビームのあるものに おける信号はこの信号が発生する区域とは別の区域に設置されたアップリンク基 地から発生し、各区域をカバーするダウンリンクビームの信号は全ての区域をカ バーするダウンリンクビームが同じ周波数範囲を有するように第2の予め選択さ れた周波数範囲で送信され、 (D)前記アップリンクビームの前記信号をこの信号を受信するように意図され たダウンリンク基地の位置を含む区域に対応するダウンリンクビームに変換する 過程を含む方法。
  6. (6)過程(A)は、複数の周波数チャンネルを前記第1の予め選択された周波 数範囲に形成する過程を有し、過程(C)は、複数の周波数チャンネルを前記第 2の予め選択された周波数範囲に形成する過程を有し、過程(D)は、予め定め られたパターンに応じてダウンリンク基地の位置を前記第1および第2の周波数 範囲中のチャンネルと関連付け、前記信号を予め定められたパターンに応じて伝 送するためにチャンネルを選択する過程を有する請求項5記載の方法。
  7. (7)両方向通信のために地上の領域をカバーする複数の地上基地を互いに接続 する衛星通信システムにおいて、地球の静止軌道に配置された衛星と、 前記衛星と前記領域をカバーするそれぞれ関連した複数の区域との間において複 数のアップリンク無線周波数ビームを形成する第1の手段と、 前記衛星と前記区域との間に複数のダウンリンクビームグループを形成する第2 の手段とを具備し、複数の前記アップリンクビームはそれぞれ対応する区域にお いてアップリンク基地の位置から発生し、前記区域の1つにおいてダウンリンク 基地の位置によって受信されるように送信される複数の信号を伝送し、各区域に 対するアップリンクビームは、同じ周波数範囲が前記信号を伝送するアップリン クビーム全てによって使用されるように第1の予め設定された周波数範囲で前記 信号を送信し、 前記ダウンリンクビームのグループはそれぞれ前記区域の1つにおいてダウンリ ンク基地の位置で受信される複数の信号を送信するシステム。
  8. (8)前記ダウンリンクビームのグループは、前記区域の1つを同じ周波数範囲 が前記信号を伝送するダウンリンクビームのグループ全てによって使用されるよ うにカバーし、各グループは複数の前記信号を第2の予め設定された周波数範囲 で伝送する請求項7記載のシステム。
  9. (9)前記ダウンリンクビームによって伝送された前記信号は、周波数分割多重 信号である請求項7記載のシステム。
  10. (10)第1の予め設定された周波数範囲は1組のチャンネルを有し、アップリ ンクビームは同一の前記チャンネルの組を有する請求項9記載のシステム。
  11. (11)前記区域はそれぞれほぼ長方形である請求項7記載のシステム。
  12. (12)前記アップリンクビームはそれぞれサイドローブを有し、ほとんどの前 記区域の前記領域にわたって前記隣接区域の隣接アップリンクビームにおける信 号の間の実質的な妨害を防ぐためにロープの信号強度は充分に低いことを特徴と する請求項7記載のシステム。
  13. (13)前記ダウンリンクビームはそれぞれサイドローブを有し、ほとんどの前 記区域の前記領域にわたって前記隣接区域の隣接ダウンリンクビームにおける信 号の間の実質的な妨害を防ぐためにロープの信号強度は充分に低いことを特徴と する請求項7記載のシステム。
  14. (14)前記区域は相互に隣接していることを特徴とする請求項7記載のシステ ム。
  15. (15)前記アップリンクビーム中の信号を前記ダウンリンクビーム中の信号に 変換する手段を有し、前記変換手段は前記アップリンクビームのそれぞれの信号 をそれぞれ受信するための複数の入力と、上記ダウンリンクビームの信号をそれ ぞれ送信するための複数の出力とを含む相互結合手段を含むことを特徴とする請 求項7記載のシステム。
  16. (16)前記相互結合手段は、前記アップリンクビームにおけるある信号をそれ ぞれ通すための前記入力と前記出力との間に結合されたバスバンドフィルタのマ トリクスを含み、前記区域の1つと関連したアップリンクビーム中の信号がダウ ンリンクビームによって前記区域の他のものに伝送される請求項15記載のシス テム。
  17. (17)前記第2の手段は、 前記アップリンクビームのそれぞれの信号をそれぞれ伝送し、対応する前記アッ プリンクビーム信号の1つを受信する入力を含む第1の複数のラインと、 前記第1および第2の複数のラインの交差点で前記第1の複数のラインと交差す る前記第2の間隔を隔てて離れたラインとを具備し、 前記第2の複数のラインは前記交差点で前記第1の複数のラインとそれぞれ結合 され、前記第1のラインによってそれぞれ伝送されたアップリンクビーム信号の それぞれのエネルギの一部分は前記第2の複数のラインのそれぞれに伝達され、 前記第2の数のラインのそれぞれは前記ダウンリンクビームによって送信された 信号を出力する出力を有し、隣接する交差点の間の距離と前記第1の複数のライ ンそれぞれの幅は、前記ダウンリンクビーム信号の各位相における所望のシフト を生成するために予め定められ、前記ダウンリンクビーム信号は対応する区域に おいてそれぞれ関連した位置に導かれる請求項7記載のシステム。
  18. (18)前記第2の複数のラインは、前記第2の複数のラインがそれぞれ発散す るように基準点から本質的に放射方向に延在する請求項17記載の装置。
  19. (19)前記第1の複数のラインは前記基準点を中心にその周囲に延在し、近接 して交差する点の間の距離が前記基準点からの交差点までの放射方向の距離の増 加と共に増加するように前記基準点に関して放射方向に間隔を付けられている請 求項18記載の装置。
  20. (20)前記第1の複数のラインは電磁エネルギーをカバーするため複数の伝送 線を有し、前記第2の複数のラインは複数の電磁エネルギ導波管を有する請求項 17記載の装置。
  21. (21)前記伝送線は、それぞれ前記導波管と電磁波十字形結合器によって結合 されている請求項20記載の装置。
  22. (22)前記第1の複数のラインの2つ以上は、実質的にそれぞれ隣接している 請求項17記載の装置。
  23. (23)前記第1の複数のラインの2つ以上が、それぞれ間隔を付けられている 請求項17記載の装置。
  24. (24)区域はある方向に整列され、前記ある方向の前記区域の幅はダウンリン ク信号の相互変調歪曲の影響を減じるように変化している請求項7記載の装置。
  25. (25)両方向通信のために地上の領域をカバーする複数の地上基地を相互に結 合する衛星通信システムにおいて、衛星と、 前記領域にわたる複数の区域のそれぞれの間において複数の無線周波数アップリ ンクビームを形成する手段と、前記複数の区域をカバーするそれぞれのグループ に配列される複数のアドレス可能な無線周波数ダウンリンクビームを形成する手 段とを具備し、 前記複数のビームはそれぞれ対応する区域においてアップリンク基地の位置から 発生した複数の周波数アドレス可能な信号を送信し、前記複数のビームはそれぞ れ同じ周波数帯域にわたって対応する周波数アドレス可能な信号を送信し、前記 ビームはそれぞれ信号を伝送し、前記ダウンリンクビームによって伝送される信 号の少なくともあるものはこの信号を受信するダウンリンク基地の位置の区域と は異なる区域のアップリンク基地の位置から発生することを特徴とする衛星通信 システム。
  26. (26)両方向通信のために地上の領域をカバーする複数の地上基地を相互に結 合する衛星通信システムにおいて、地球の静止軌道上にある衛星と、 前記衛星と前記領域をカバーする複数の関連された区域それぞれとの間において 複数のアップリンク無線周波数ビームを形成する第1の手段と、 前記衛星と前記区域との間において複数のダウンリンク無線周波数ビームのグル ープを形成する第2の手段と、前記複数のアップリンクビームはそれぞれ対応す る区域におけるアップリンク基地の位置から発生し前記区域の1つにおけるダウ ンリンク基地の位置によって受信される複数の信号を送信し、 前記ダウンリンクビームのクループはそれぞれ前記区域の1つにおいてダウンリ ンク基地の位置によって受信される複数の信号を伝送し、各区域に対するダウン リンクビームは同じ周波数範囲が前記信号を伝送する全てのダウンリンクビーム により使用されるように第2の予め定められた周波数範囲で前記信号を伝送する ことを特徴とする衛星通信システム。
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