JPH01500413A - 精密に形状化された製品を回転成形するのに使用するための金型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、成形法及び成形装置の分野に関する。より詳しくは、本発明は、精密 に構成された製品、たとえばコンタクトレンズ又は他の眼用装置、ディスクバル ブ、等を初期液体重合性混合物から回転又は遠心成形するための方法に関する。

アメリカ特許第３．６６０．５４５＋１こ開示されているようなコンタクトレン ズを回転成形するための既知方法によれば、液体重合性材料が、円柱状壁及びＨ 露された凹型底面を有する金型に注入され、そしてその金型は、該金型中におい て内容物が放射状に外側への転置を引き起こされるような遠心力を作り出すため に十分な回転速度で及び重合条件下でその鉛直軸を中心に回転せしめられる。予 定された条件下でその回転金型を維持することによって、外側に転置された重合 性材料は、固形ポリマーコンタクトレンズへの重合を引き起こされる。

その得られたレンズは、金型の凹面に対応する凸光学面及び凹光学面（この幾何 学的形状は、重合サイクルの間、使用される遠心力によって有意な程度に精密に 限定されている）によって特徴づけられる。

この回転成形法の１つの変法においては、多くの個々の金型（この金型のそれぞ れは予定された量の重合性材料により充填されている）が、前記アメリカ特許第 ３．６６０．５４５号に開示されているように、それ自体別々の鉛直軸を中心に 個々に回転されるそれぞれの金型として配置されている。

前記回転成形法のさらにもう１つの変法においては、正確に測定された量の重合 性材料をそれぞれ含む多くの個々の金型が、その上端で金型を受けるように適合 された、垂直に配置された回転性重合管に配置されている。他のものの上に配置 される金型がそれら自体の重量によ−２て管を下方に向かって動くにつれて、そ れらは、重合条件下で維持される領域を回転しながら通過し、そしてそれぞれの 金型の中で十分に形成されたレンズを管の底から生成する。

コンタクトレンズを回転成形するこれらの既知の方法は、アメリカ特許第２．９ ７６、５７６号及び第３．２２０．９６０号に開示されている重合性材料を用い て、満足する結果を伴って行なわれて来た。重合する際、これらの材料は、控え めに架橋された吸水性ポリマーヒドロゲル、たとえばポリ　（２−ヒドロキシエ チルメタクリ１／−ト）又は“ＨＥＭＡ”を提供する。そのようなヒドロゲルか ら仕上げられたコンタクトレンズが高い水含有率を有する場合、それらは高い酸 素透過性を示し、そして従って気持ち良く着用され得る。

しかしながら、既知の回転成形技法は、重合性材料が比較的低い沸点を有し、す なわち回転成形過程の条件下で相当に揮発する成分を含む場合、満足するレンズ 製品を提供しない。

重合性材料からの揮発性成分の少量の損失さえが、最終成形製品の予定された幾 何学的形状から許容されないずれをもたらし、そして／又はその組成中に規定外 の変化をもたらすので、現在の回転成形法は、たとえばアメリカ特許第４．４４ ０．９１．８号（これを参照によって明細書に組込む）に記載された比較的揮発 性の重合性材料から精密に形状化された製品を製造するためには不適当である。

アメリカ特許第４．４４０．９１８号は、テレキレイン酸（ｔｅｌｅ−ｃｈｅｌ ｉｃ）ペルフルオロポリエーテル、相溶性コモノマー及び場合によっては遊離基 開始剤又は光開始剤を含む重合性材料から形成されるポリマーからの眼用装置、 たとえばコンタクトレンズの製造を開示する。代表的な相溶性コモノマーは、メ チル及びエチルアクリレート、メチル及びエチルメタクリレート及び同様のもの のような比較的揮発性の材料を含む。

同様に、その重合性材料中に存在する光開始剤及び遊離基開始剤もまた、相当に 揮発性であり、そしてケトン類、たとえばアセトフェノン、２．２−ジエトキシ アクテオフ、ｌノン、等を含む。

重合の軽い発熱条件下で、そのような揮発性成分の十分な量が、許容されない製 品をもたらすために上記の既知の回転成形法において放されるであろう。そのよ うな揮発に関する問題は、その揮発された材料が時々、回転成形装置の機能低下 及び通常、天然において毒性である環境危機をもたらす事実のために、さらに増 加する。これらの問題を克服するためのこれまでの試みは、それらを非実用的に する追加の複雑化を含む。１つのアプローチは、揮発性成分により重合環境を飽 和することを含む。これは、腐蝕性及び／又は引火性及び／又は毒性蒸気を含む 密閉系における加工の物理的問題を有する。この多量の密閉系容積内での蒸気の 濃度勾配の存在がまた、矛盾する問題を生む。

すなわち、揮発性成分の追加量によりその重合反応混合物を処理することに関す る問題を克服するためのもう１つのアプローチは、添加されるべき量を正確に決 定するこきを必要とする。この量を大まかに決定することはできるが、添加され るべき量を決定することにおいて取られる条件からのいくらかの変化は、揮発性 成分の欠乏又は過剰をさらにもたらすであろう。

１９８５年ＩＪ１１．１日に出願された、従来のように譲渡されたＲａｗｌｉｎ ｇｓによる同時係属出願アメリカ特許第６９０．７９４号は、重合反応成分の揮 発によってもたらされる問題に対するさらにもう１つの解決法を記載する。液体 重合性材料から揮発性成分の損失を最少にする、気密性封什装置を有する型がそ の中に記載されている。しかしながら、この型によってさえ、重合性混合物のＦ 層面と金型封止装置の低層面との間の空地中への揮発性材料のいくらかの損失が 存在するであろう。この損失が小さいほど、それは、最適な品質に近いものであ る回転成形製品をもたらすために十分であることができる。

発明の要約 本発明によれば、回転成形条件下で揮発性である少なくとも１種の物質を含む初 期液体重合反応材料から製品を回転成形するために少なくきも１つの精密に形状 化された表面、及び回転成形過程の間、前記揮発性物質の相当の損失に対しで前 記金型キャビティを密封するための手段（重合混合物の上層面とその密封手段の 低層面との間に大量の空地が存在する）を有する精密に形状化された製品を回転 成形するための金型においては、前記空地と通ずるレザーバ一手段（該レザーバ 一手段は、回転成形条件、たとえば回転成形の間、レザーバ一手段からの揮発さ れた物質が、重合反応混合物がらの揮発された物質の損失を減じる空地に入るよ うな条件下で揮発性である物質であり、又はそれを含む液体材料を受けるように 適合されている）を含んで成る改良点が提供される。

前記型のレザーバ一手段の特徴は、回転成形条件の変化として密封乎投下の空地 中に揮発性物質の組成物の自己調節をもたらす。従って、レザーバー中の液体材 料の揮発する傾向は、温度及び圧力と平行して変化し、それによって条件を変え ることを補うであろう。

レザーバー中の液体材料が実質的に純粋な材料である場合、それは、重合反応混 合物中に存在するその対応物よりも早く蒸発するであろう。これらの状況下で、 空地中に存在する揮発性物質は、重合反応混合物によって寄与されるものと比べ て、レザーバー・手段の内容物に実質的に由来するであろう。

これは、重合反応混合物のより一層一定した組成を確保するであろう。前記改良 された金型の他に、本発明は、その金型の好都合な特徴の完全な利点を有する回 転成形法を提供する。

そのような回転成形法及び金型装置を使用すれば、１又はそれよりも多くの比較 的揮発性の成分を含む重合性材料、たとえばアメリカ特許第４．４４０．９］、 ８号の重合性混合物から予定され且つ正確な細部及び寸法の精密製品、たとえば 小さな医療用装置、たきえは心臓弁及びダイヤフラム；コンタクトレンズ、及び 同様のものを製造することができる。そのような製品は、最終用途に依存し７て 硬質、柔軟性又は軟質であり、そして親水性又は疎水性であることができる。特 に、この新規の金型及び回転成形法は、対称的又は非対称的であり、そしてさら に硬質、柔軟性又は軟質、吸水性又は非吸水性として特徴づけられ得る、広範囲 の種類のコンタクトレンズの製造に使用され得る。

図面の簡単な説明 第１図は、特にコンタクトレンズの製造に使用するために適合された本発明の密 封された金型の好ましい態様のひじょうに拡大された側面図である。その金型は 、回転成形の前の液体重合性レンズ形成材料及び回転成形後の精密に形状化され た最終レンズ（点線によって示される）を示す。

第２図は、第１図の密封された金型に関して使用するための垂直重合カラムの半 略図的な側面図（一部所面図）である。

第３図は、第２図の線２０−２０を通して取られた断面図である。

好ましい態様の説明 前に示されたように、本発明の金型装置を用いて回転成形されるべき材料は、回 転成形法の間、妨げられなければ、そのような揮発性成分の当然の損失が、許容 されない組成物及び／又は幾何学的形状を有する回転成形品をもたらすであろう ような特徴のものである、少なくとも１種の揮発性成分を含むものである。

本発明の金型装置及び回転成形法は、アメリカ特許第４．４４０．９１８号の揮 発性重合反応混合物を用いてコンタクトレンズの成形加工に使用されるように特 に適合されている。

この特許によれば、コンタクトレンズ又は他の眼用装置は、テレキレイン酸ペル フルオロポリエーテル、たとえば゛γアメリカ許第３．５０５．２２９号；第３ ．６６９．１４５号；第３．８１０．８７４号；第３．８１０．８７５号；第３ ．８１４．７４１号；及び第３．８８２．１９３号（これらを参照によって本明 細書に組込む）に開示されているもののいづれかと前記ペルフルオロポリエーテ ルと相溶性であるエチレン性不飽和コモノマー２〜５０重量％との反応から得ら れる重合体から調製され得る。従来のレンズ形成法、すなわち密閉金型でのレン ズの成形及び底部の材料からレンズの機械加工法（旋盤加工）は、アメリカ特許 第４．４４０．９１８号によって企画されている。

アメリカ特許第４．４４０．９１８号に記載されている重合性反応混合物のテレ キレイン酸ペルフルオロポリエーテルＪＩＧ１、約５００〜約１５．０００、好 ましくは約６００〜８．０００の数平均分子量を有する主鎖を有ｊ、７、そして 次の式：％式％） 〔式中、ｐは前記主鎖における一Ｃ，Ｆ２ｋｏ−サブユニットの数を表わし、そ して３〜２００の整数であり；ｑは１〜４の整数であり；そしてｋは前記−Ｃｋ Ｆ２１．Ｏ−サブユニットのそれぞれと同じか又は異なり、そして１〜４の整数 である〕で表わされる。−〇ｋＦ、ｋＯ−及び−Ｃｑ　Ｆ　ａ　ｑ−サブユニッ トは、主鎖にランダムに分配されている。

好ましくは、５０〜８８重量％の前記フルオロポリエーテル成分が、１０〜４８ 重量％の第二コモノマー（親水性基を有する）と共に混合される。テレキレイン 酸ペルフルオロポリエーテルとの重合のために有用であるコモノマーは、メチル 及びエチルアクリレート、メチル及びエチルメタクリレート、シクロへキシルメ タクリレート、メチル・２−クロロアクリレート、２−エトキシエチルメタクリ レート、２．２．２−トリフルオロエチルアクリレート及びメタクリレート、２ −シアノエチルメタクリレート、アクリル酸、及びメタクリル酸、塩化ビニリデ ン、弗化ビニリデン、メタクリロイルオキシ−プロピル−トリス（トリメチルシ リル）シロキサン、及びメタクリロイルオキシ−メチルペンタメチル−ジシロキ サン、並びに複数のこれらの材料の混合物のようなエチレン性不飽和コモノマー を含むことができる。特に好ましいコモノマーは、メチルメタクリレート、エチ ルメタクリレート及びシクロへキシルメタクリレートである。

アメリカ特許第４．４４０．９１８号のポリマーの寸法安定性は、重合混合物１ ００重量部当り多官能価モノマー約０．５〜２５重量部を重合混合物に含むこと によって増強され得る。有用な多官能価モノマーの代表的な例は、エチレングリ コールジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリ コールジメタクリレート、アリルメタクリレート、トリメチロールプロペントリ メタクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート及びイソシアヌル酸及 びＳ−）リアジンのポリメタクリレートエステルである。ポリマーの湿潤性は、 親水性基、たとえばヒドロキシ、カルボキシ、カーボンアミド、スルホニル又は スルホンアミド基を存する共重合性エチレン性不飽和モノマー約２〜１０重量部 （重合混合物の合計重量の）きテレキレイン酸ペルフルオロポリエーテルとの重 合によって改良され得る。有用な水溶性エチレン性不飽和モノマーの代表例は、 ２−ヒドロキシブチルアクリレート及びメタクリレート、３−ヒドロキシプロピ ルアクリレート、４−ヒドロキシブチルアクリレート、５−ヒドロキシペンチル アクリレート、２．３−ジヒドロキシプロピルアクリレート及びメタクリレート 、Ｎ−ビニル−２−ピロリドン、２−カルボキシエチルアクリレート、２−カー ボンアミドエチルメタクリレート、２−スルホエチルメタクリレート、２−スル ホアミドエチルアクリレート、ビニルスルホン酸及びそれらの混合物を含む。本 発明の装置の湿潤性を改良するためのもう１つの技法は、アメリカ特許第３．９ ４０．２０７号（これを参照によって本明細書に組込む）の開示に従って、約５ 〜６秒間、低圧（たとえば０．０５〜５トル）でグロー放電の作用に装置の表面 をゆだねることを含む。

アメリカ特許第４．４４０．９１８号のテレキレイン酸ペルフルオロポリエーテ ルの重合は、既知の方法に従って、遊離基開始剤、たとえば有機過酸化物又は有 機性ヒドロペルオキシドを重合混合物中に導入することによって行なわれ得る。

他方、光開始剤、たとえばケトン（たとえばアセトフェノン、２゜２−ジェトキ シアセトフェノン、及び同様のもの）は、ある形の活性化エネルギー、たとえば 紫外線（重合反応を開始するために使用される）と共に共重合性混合物に含まれ 得る。

酸素感受性成分、たとえばアクリレートエステル（たとえばメチルメタクリレー ト）を含む前記重合混合物を使用する場合、その重合反応は、当業界で十分に実 証されているように、酸素の不在又は実質的な不在下で行なわれる。本発明の密 封された金型の使用は、そのような適切な低酸素レベルの維持を促進し、そして それぞれ個々の金型の内部不活性雰囲気、たとえば窒素、二酸化炭素、等（これ は重合混合物をガスシールし、そして外部雰囲気に存在する酸素とそれを分離す る）の保持を可能にする。

コンタクトレンズを成形加工するために本発明の実施に使用され得る好ましい金 型装置のひじょうに拡大された図が第１図に示される。適切に計画された金型キ ャビティを選択することによって、広範囲の種類の改良されたレンズ型、たとえ ば円環状、二重焦点性平頭の及び／又はバラスト性コンタクトレンズを得ること ができる。広範囲の種類の材料又は構成法が金型ｌＯを成形加工するために使用 され得；たとえばアメリカ特許第３．６６０．５４５号を参照のこと。軟質プラ スチック製品、たとえばソフトコンタクトレンズの製造のためには、ポリプロピ レン製の加工された金型が適切である。金型の光学面の正しい湿潤を確保するた めには、既知方法に従って、レンズ形成混合物によって前記表面をまず前処理し 、又は親水性化することが好ましい。金型１０は、その中に形成されるべきレン ズにほぼ等しいか又は大きな程度の円柱状内壁１１及び凹型状の連続して上方に 湾曲して延びる固体支持体表面１２を含んで成る。その金型の寸法は、目的とす るコンタクトレンズの大きさに依存して変化することができ、たとえば外径−１ ７■；金型キャビティの上の内径−１５，６ｗ；金型の高さ−７，５ｍｍ　；金 型キャビティの直径−１３，２ｍｍ；中央の金型キャビティの半径−７，７ｎｕ ｎ　；金型キャビティの深さく最大）−３，３ｍｍ；円形の水平状金型肩（内部 の金型壁と金型キャビティとの間に位置する）−１，，２ｍｍである。カバ一部 材１３はまた、ポリマー、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン及びセロファ ン、紙、アルミニュウム及び複数のそのような材料のラミネートを含む広範囲の 種類の材料のいづれかから構成され得る。カバー１３の周囲の底ヘリ１４は、金 型上に設置される場合、円形の水平状金型肩１５上に接地して止まる。そのカバ ーは、確実に正しい場所に保持され、そし。

てカバ一部材１３の周囲の縁の回りに形成される円周方向の溝又は流路１７内に 挿入される環状の圧縮ガスケット１６によって金型との気密性密封を達成する。

ガスケット１６は、るための多くの他の態様が提供され得る。たきえば、カバ一 部材は、金型の肩１５に粘着性的に結合される単純なフィルム又はラミネートで あることができる。他方、そのカバ一部材は、金型の上部をネジ式にかみ合わし 、又は、外部からの圧力の適用によってそれらと共に密封的かみ合いを維持され るプラグの形を取ることができる。そのプラグはまた、１つの金型がもう１つの 金型上に載せられ、そしてその金型のキャビティを密封するように作用するネス チング配置の一部としても提供され得る。そのような配置は、上記の垂直の重合 カラムにより都合良く使用される。

実際、正確に測定された量の重合性又は硬化性材料１８（重合の後、完成された レンズ製品１９に関して点線で示されている）が、金型のキャビティ中に導入さ れ、続いてカバー１３又は他の密封手段によりその金型の密封を伴う。カバ一部 材１３が正確に固定された後、重合性又は、硬化性材料１８の上面とカバ一部材 の低面きの間の空地２０の容積を金型内に定義する。この空地との連結は、表面 １２とは別で、そしてそれ自体揮発性物質であり、又は少なくとも１種の揮発性 物質を有する液体２１を含む環状レザーパー２０である。

揮発性液体２１は好ましくは、純粋な物質であり、そして重合性又は硬化性材料 １８に存在するほとんどの揮発性成分又は揮発性成分混合物のように少なくとも 揮発性である物質である。たとえば、揮発性アクリレート成分を含む重合反応混 合物の場合（配合表Ａ−Ｄ　１旺阻を参照のこと）、揮発性液体２１は、材料１ ８中のアクリレートに対応して実質的に純粋なアクリレートであり得る。レザー パー２０の寸法は、臨界的ではなく、それは、回転成形の間、空地２０に存在す る揮発された物質の実質的な量を与えるであろう揮発性液体２１の量を調節する ための十分な体積を有することが必要である。

いづれかの適切な手段が、金型１０に材料を供給するために利用され得る。好ま しくは、二重針分配システムが使用され、ここで１本の針は、金型の表面１２上 に予定量の重合性混合物を分配し、そして他の針は、レザーパー２０中に揮発性 物質２１を分配する。

他方、金型に計量分配し、そして密封する順序は逆にされ得る。従って、カバ一 部材が比較的薄く、そして破壊に対してわずかな耐性のみを示す場合、空の金型 がカバ一部材により密封され、続いていづれか適切な手段、たきえは前記に言及 された二重針分配システムを用いてそのカバーを通して重合性混合物が供給され 得る。この態様において、カバ一部材は、その二本針システムが引き抜かれる場 合、残る小さな穴を閉鎮するために自己密封能力又は二次密封を提供され得；し かしながら、多くの場合、その穴の直径はひじように小さいので、金型からの揮 発物の損失に対してそれらを密封するために特別に用心する必要はない。

第２図に関しては、重合管２１上に同軸表装され、そして従来の軸受２３を用い て一緒に固定されたコンディショニング管２２を有する重合管２１を含んで成る 同軸性重合カラム２０が示される。重合カラム２０を垂直位置に維持するために 、入口端２４が、従来の軸受２５で固定され、続いてこれは支持部材２６に確保 されている。通常のモーター２７は、車輪２８を動かし、続いてそれは、重合過 程のために必要とされる所望の速度で重合カラム２０を回転せしめる。

支持部材２６上に、多くの金型１０（それぞれは、第３図に示されるような計量 された量の重合性又は硬化性材料１７を含む）を含む金型倉庫２９が配置されて いる。

倉庫２９はまた、金型キ士ビテイの表面の予備湿潤を引き起し、そして／又は維 持する回転性カラムでもあることができる。好ましくは倉庫２９は、倉庫２９の 出口端と支持部材２６との垂直距離が金型の厚さ、よりもわずかに厚いように、 支持部材２６に対して配置される。

油圧手段、空気圧手段又は類似する手段によって従来操作される正の駆動前進手 段３０が支持部材２６の表面上に配置され、そしてそのブツシャ−アーム３１が 、倉庫２９から押し出された金型１０を並置するように配置されている。支持部 材２６は、重合カラム２０の入口端２４よりもわずかに先細にされた開口部３２ を定義し、そして前記定義された開口部３２は、金型１０の水平の断面積を有す る。油圧手段、空気圧手段又は類似する手段によって従来操作される、正の置換 駆動手段３３（ブツシャ−アーム３４を有する）が開口部３２及び入口端２４上 に配置される。ブツシャ−アーム３４は、金型２０の水平断面積に実質的に等し い水平断面積を有する円柱形状３５で終結し、その結果、ブツシャ−アーム３４ が延びる場合、そのアームは、金型１０上に均−且つ一定の力を付与し、そして 重合カラム２０中に前記金型１０を供給するであろう。重合カラム２０は一般的 に回転されるので、通常の玉軸受（示されていない）上に固定されたブツシャ− アーム３４を有することが好ましく、その結果、回転重合カラム２０中に金型１ ０を供給する場合、それは自由に回転することができる。

第３図に関しては、重合管２１内を出口端３６に向かって配置されている金型１ ０が示されている。操作方法において、制御手段３７（たとえば、ステップホイ ール、時間記録、カム配列又は同様のもの）が、ブツシャ−アーム３１がまず計 量された金型１０に接触し、そして開口部３２中に支持部材２５にそってその金 型を押し込むように反復サイクルで駆動手段３０及び３３の活性化を同調する。

金型１０の位置調整を促進するために、停止部材３８が提供され、その結果間Ｌ ］部３２の範囲外への金型１０の押出しを妨げることができる。

金型１０の位置に関しては、駆動手段３３が、重合管２１の開口端中に金型１０ を押し込むために自動的に活性化される。

その制御手段は、開口部３２上に、金型１０を進めるサイクルとそれを重合カラ ム２０に押し込むサイクルとの間の時間が、最っとも底の金型中の重合性又は硬 化性組成物の予定された形状の製品への実質的な形成を可能にするのに十分であ るようにセットされる。

通常の吐出し駆動手段３９は、そのブツシャ−アーム４０が収集のために容器４ １中に、形成された製品を含む金型１０を押出すことができるように、重合管２ １の出口端３６に隣接して配置される。駆動手段３９はまた、制御手段３７にも 連結され、そして金型１０の押出しを引き起こす重合カラム２０中への金型１０ の押込み供給に従って活性化され得る。これは、回転成形製品、たとえばソフト コンタクトレンズを連続して製造するための完全な自動化された装置を提供する 。

他の態様において、駆動手段３９が、押出された金型を受け、そして収集基（こ こで、それらは、第２図に示されるように容器４］中に供給される）に集める従 来の移動コンベヤーベルトによって交換され得る。もう１つの態様においては、 従来の検出手段、たとえば光電管、機械的スイ・ノチ及び同様のものが、金型が 開口部３２上に一直線に配置されている場合、シグナルを提供し、駆動手段：３ ３を活性化するために、開口部３２のあたりに配置され得る。

本発明の回転成形法及び金型に使用するためのレンズ形成液体重合性材料（合計 重量に基づかれる）は、次の配合表を含んで成る： 〔式中、ｍ／ｎは約０．６であり、そしてｍは約８．０である〕で表わされるテ レキレイン酸ペルフルオロポリエーテル９．８メチルメタクリレート０．２ ２．２−ジェトキシアセトフェノン　０．０５　ｌ配合表Ｂ ［式中、ｍ／’ＴＩは約０．６であり、ｎｌは約３であり、そしてｎは約５であ る」で表わされる テレキレイン酸ベルノルオＣＩボリエ・−チル　０．７メチルメタクリＬ／　− ）−３，０ 配合表Ａ７．Ｏ Ｎ−ビニルピロリドン　２．０ メチルメタクリレート　１．０ ２．２−ジェトキシアセトフェノン　０．０５下記の式： ％式％ 〔式中、ｒｎ／ｎは約０．７であり、ｍは約１５であり、ｎは約２１であり、ぞ して分子量が約４０００である〕で表わされるテレキレイン酸ペルフルオロポリ エーテル　７．０メチルメタクリレート　３．０ ２．２−ジェトキシアセトフェノン　０．０５次の操作において、材料を計量さ れ密封された金型１０は、重合性又は硬化性混合物１８を放射状に外の方に拡げ 、そして目的とするレンズ生成物の形状に相当する予定された幾何学的形状１９ を取るように遠心力を提供するために、計算された予定速度でぞの鉛直軸のまわ りを回転せしめられる。たとえば３００ｒ、　ｐｏｍ、及びそれ以下並びに６０ ０ｒ、　ｐｏｍ、及びそれ以上の回転速度が便利には使用され得る。特別な成形 操作に使用される正確な回転速度は、もちろん成形されるべき製品の性質及び幾 何学的形状並びに、製品が形成される重合混合物の物理的及び化学的特徴、たき えば当業者に容易に明らかなような要因に依存するであろう。レンズ形成材料の 重合は、ビニル重合において通常使用されるタイプの遊離基触媒及び／又は開始 剤により行なわれ得る。そのような触媒の種類として、有機過酸化物、アルキル ベルカーボネート、過酸化水素及び無機材料、たとえば過硫酸アンモニア、す） 　ＩＪウム又はカリウムを挙げることができる。重合温度は、約２０℃及びそれ 以下〜約１００℃及びそれ以上まで変化することができる。

重合反応時間は、数分〜数時間、たとえば約３０分〜約１０時間まで変化するこ とができる。

モノマー又はプレポリマー材料の重合はまた１、良く知られた開始剤（複数）及 び、／又は触媒（複数）の存在下／′不在［−で、たとえば放射線（ｕ、ｖ、、 　Ｘ−線、マイクロ波又は他の良く知られた放射線の形）を用いでももたらされ 得る。

完成レンズの光学的形状は、２種の正確に調節可能な要因、すなわちレンズの前 面又は凸面の形状を支配する金型キャビティの形状及び角膜と直接的に接触する レンズの表面である、レンズの背部の形状を支配する遠心力を提供する金型の回 転速度の相互作用の結果である。従って、特定の回転速度及び金型の形状の選択 を通して、広範囲のジオプトリーを越えで予定された形状の仕上レンズを提供す ることが可能である。

次の例は、本発明を例示するものである。

例１ 次のモノマーの配合物が調製される： メチルメタクリレート１０．０ ”ＬＴＭ　（ＣＡ３名称）−エテノ。テトラフルオロ−、ホモポリマー、酸化さ れた、（ヒドロキシメチル）を末端基とする、ビス［：　［（２−メチル−１− オキソ−２−プロペニル）オキシ］エチル〕カルバメート。

直径１０．２ｍｍの成形面、深さ２．０４ｎ＋ｍの球欠成形面、その最っとも幅 の広い点で０．７　ｍｍ及び深さ０．３　ｍｍの環状レザーバーを有するキャッ プをされていない凹型金型を、５０ｐｐｍよりも低い酸素を含む窒素環境を有す るジグ内に配置する。液体モノマー配合物２０ｐ！を、金型の成形面上に分配し 、そしてメチルメタクリレート２ｊＩ！を、そのレザーバー内に分配する。

キャップを、その金型の肩の上に配置し、そしてその金型を気密封止する。その 液体モノマー配合物を含む、その気密封止された金型を、３４２ｒｐｍで３０分 間回転せしめる。この間、その液体モノマーは、回転速度、成形面の形状寸法及 びモノマーの表面張力及び密度によって示される形状寸法を漸近的に取る。延伸 面の安定化は、長い波長の紫外線による３０分間の照射によって行なわれる。１ 　ｃａｆ当り１５０００μワツトの強さを有する紫外線は、液体子ツマ−を重合 せしめる。重合の後、成形されたレンズ製品を、その金型から取り除き、そして きれいにする。良好なオブチック、透明度、細菌に対しての不活性、角膜との生 物適合性９寸法安定性及び良好な機械的性質が得られる。

レンズ形成ポリマー中における共重合性Ｎ−，ビニルピロリドンの存在は、完成 レンズに良好な湿潤性を付与する。従って、そのレンズは、生理食塩水中に含浸 される場合、１〜２重合％の水から得ることができる。Ｎ−ビニルピロリドンの 代わりに、完成レンズに湿潤性を付与することができる少量の他のモノマー、た とえば２−ヒドロキシエチルメタクリレ−トを使用することができる。

ＦＩＧ、２ 国際調査報告

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. １．回転成形条件下で揮発性である少なくとも１種の物質を含む初期液体重合反 応混合物から前記製品を回転成形するための少なくとも１つの精密に形状化され た表面及び前記液体重合反応混合物の上層面と密封手段の低層面との間に存在す る空地から前記揮発性物質のかなりの損失に対して金型キャビティを密封するた めの手段を有する精密に形状化された製品を回転成形するための金型であって、 前記精密に形状化された表面から離れて存在し、そして前記空地と通ずるレザー バー（該レザーバーは、回転成形の間、レザーバーの内容物からの揮発された物 質が、重合反応混合物からの揮発性物質の損失を減じる空地に存在するであろう ように、多量の液体揮発性物質を受けるために適合されている）を含んで成る金 型。
2. ２．前記レザーバーが、前記精密に形状化された表面の回りに環状の溝として提 供される請求の範囲第１項記載の金型。
3. ３．眼用レンズを供給するために適合された請求の範囲第１項記載の金型。
4. ４．眼用レンズを供給するために適合された請求の範囲第２項記載の金型。
5. ５．前記密封手段が、カバーの周囲壁と金型の内壁との間に配置されている側面 から圧縮できる環状のガスケットによって金型キャビティとの流体の密封を維持 するカバーとして提供される請求の範囲第１項記載の金型。
6. ６．精密に形状化された製品を回転成形するための方法であって； ａ）回転成形条件下で揮発性である少なくとも１種の成分を含む液体重合性材料 の予定量を含む金型を回転せしめ、該回転が金型の鉛直軸を中心に且つ金型中に 含まれる液体重合性材料が放射状に外の方に転置され、そしてそれによって予定 された幾何学的形状を取るのに十分である速度で行なわれ、前記金型が回転の間 、揮発性成分の相当の損失を避けるために気密性密封手段を提供され、前記液体 重合性混合物の上層面と前記密封手段の低層面との間に定義された多量の空地が 存在し、前記金型がまた、前記金型の回転の間、レザーバーの内容物からの揮発 された物質が液体重合反応混合物からの揮発性物質の損失を減じる空地に存在す るであろうように多量の液体揮発性物質を含むレザーバーを提供され；そして、 ｂ）回転金型中の液体重合性材料の重合を引き起こし、それによって保形の精密 に形状化された固体ポリマー製品を提供することを含んで成る方法。
7. ７．前記金型の幾何学的形状がコンタクトレンズを製造するために適切である請 求の範囲第６項記載の方法。
8. ８．前記液体重合性材料及び液体揮発性物質が密封されていない型に導入され、 そしてその後、その金型が気密性密封手段を付与される請求の範囲第７項記載の 方法。
9. ９．前記液体重合性材料及び液体揮発性物質が、金型が気密性密封手段を付与さ れた後、その金型中に導入される請求の範囲第７項記載の方法。
10. １０．前記レザーバー中の液体揮発性物質が、前記液体重合性反応混合物中に存 在する揮発性物質と同じくらい揮発性であり、又はそれよりもより揮発性である 請求の範囲第７項記載の方法。
11. １１．前記液体揮発性物質が実質的に純粋である請求の範囲第１０項記載の方法 。
12. １２．前記液体重合性反応混合物が、テレキレイン酸ペルフルオロポリエーテル 成分及び回転被覆の条件下で揮発性である少なくとも１種のエチレン性不飽和コ モノマー成分を含有し、そして前記液体揮発性物質が前記エチレン性不飽和コモ ノマー成分と同じである請求の範囲第７項記載の方法。
13. １３．前記テレキレイン酸ペルフルオロエーテル成分が、約５００及び１５，０ ００の間の数平均分子量を有する主鎖を有し、そして下記の式： （Ｃ４Ｆ２ｋＯ）ｐ（ＣｑＦ２ｑ） 〔式中、ｐは前記主鎖中における−ＣｋＦ２ｋＯ−サブユニットの数を表わし； そして３〜２００の整数であり；ｑは１〜４の整数であり；そしてｋは前記主鎖 中にランダムに分配されている前記−ＣｋＦ２ｋＯ−及び−ＣｑＦ２ｑ−サブユ ニットのそれぞれと同じか又は異なることができる〕を有する請求の範囲第１２ 項記載の方法。
14. １４．前記エチレン性不飽和成分がアクリレートである請求の範囲第１３項記載 の方法。
15. １５．前記アクリレートがメチルメタクリレートである請求の範囲第１４項記載 の方法。