JPH0143510Y2 - - Google Patents

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JPH0143510Y2
JPH0143510Y2 JP1983080099U JP8009983U JPH0143510Y2 JP H0143510 Y2 JPH0143510 Y2 JP H0143510Y2 JP 1983080099 U JP1983080099 U JP 1983080099U JP 8009983 U JP8009983 U JP 8009983U JP H0143510 Y2 JPH0143510 Y2 JP H0143510Y2
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hydraulic piston
hydraulic
needle valve
pressure
punch
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JP1983080099U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は針弁リフトの検出を可能にした油圧式
可変開弁圧型ノズルホルダに関する。
一般に、デイーゼル機関にはシリンダヘツドに
燃料噴射弁装置が取付けられ、燃料噴射ポンプか
ら圧送された燃料の燃料圧が針弁を開弁方向に押
圧するノズルバネのセツト荷重を超えたとき針弁
がリフトして開弁し、燃料がシリンダ内に噴射さ
れるようになつている。この燃料噴射量は、スモ
ーク対策や機関出力の向上等を図るために機関回
転数等の機関の運転状態に応じて調整する必要が
ある。このため、前記ノズルバネのセツト荷重を
機関の運転状態に合わせて可変にし、針弁の開弁
圧を制御し燃料噴射量を調整することが行なわれ
ている(例えば特開昭57−173557号公報)。
一方、燃料噴射量等の機関の運転特性を計測し
て機関の調整を行うために針弁リフトを検出する
必要がある。針弁あるいは針弁の押杵に針弁リフ
ト検出用の特別の部材を付加せずに針弁リフトの
検出を行なうためには、検出用のシヤフトを針弁
あるいは針弁に連設された押杵の軸線に沿う上方
延長位置に配設しなければならない。しかるに、
前記ノズルバネのバネ座を油圧ピストンとし、該
油圧ピストンの背圧室の油圧を調整してノズルバ
ネのセツト荷重を調整するようにした油圧式可変
開弁圧型ノズルホルダにあつては、押杵の軸線に
沿う上方延長位置に油圧ピストンが配設され、か
つ、この油圧ピストンを作動させるための圧油を
供給する背圧室が形成されているため針弁リフト
を検出するには都合が悪かつた。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、針
弁に連設される押杵と該押杵の軸線に沿う上方延
長位置に設けられるシリンダ部材内に摺嵌された
油圧ピストンとの間に該針弁を閉弁方向に付勢す
るノズルバネを配設し、前記油圧ピストンを前記
シリンダ部材内にて前記押杵の軸線方向に摺動自
在に配設し、該油圧ピストンの上端部側に形成さ
れた背圧室に供給される圧油により前記ノズルバ
ネのセツト加重を可変にして前記針弁の開弁圧を
調節する油圧式可変開弁圧型ノズルホルダにおい
て、前記油圧ピストンを円筒管状とし、該油圧ピ
ストンに針弁リフトセンサの検出用シヤフトを同
軸に挿通すると共に、該油圧ピストンと前記検出
用シヤフトとの間に設けられて前記背圧室内の油
圧を所望圧に保持可能とし、かつ、該油圧ピスト
ンを前記押杵の軸線方向に摺動可能とするシール
部材を配設し、ノズルバネのセツト荷重を調整可
能としつつ、針弁リフトの検出を可能にする油圧
式可変開弁圧型ノズルホルダを提供することを目
的とする。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
図は本考案を適用したノズルマルダの縦断面図
である。本図において、油圧式可変開弁圧型ノズ
ルホルダ1のノズルホルダ本体2には、ノズル先
端部に形成された燃料油溜り(図示せず)に連通
する燃料通路3、及び図示しない針弁に連設され
た押杵4が挿通される案内孔5が穿設されてい
る。
ノズルホルダボデイ2の上部には案内孔5と同
軸状に大径のバネ室6が連設され、このバネ室6
にシリンダ部材7がその中心孔7aの中心線方向
が押杵4の軸線方向と整合するように螺入されキ
ヤツプナツト8により締着されている。
シリンダ部材7の中心孔7aの上部には、例え
ば渦電流式非接触変位計等の針弁リフトセンサの
検出用シヤフト9を保持するホルダ10が螺着さ
れると共に、該ホルダ10は固定ナツト11によ
りシリンダ部材7に締着固定されている。そし
て、検出用シヤフト9はシリンダ部材7の中心孔
7aにOリング12を介して液密に嵌合するホル
ダ10の端部10aの下端面10bから押杵4の
上端面4aの近傍まで延設されている。
シリンダ部材7にはホルダ10の下端面10b
の下方近傍位置において中心孔7aと連通する通
孔7b,7b′が半径方向に貫設されている。これ
等の通孔7b,7b′が開口するシリンダ部材7の
外周部には通孔7b,7b′と連通する環状溝13
aが刻設されたリング状接続部材13がOリング
14,15を介して液密に外嵌され、該接続部材
13は固定ナツト16をシリンダ部材7に螺合締
着することによりシリンダ部材7の所定位置に固
着されている。尚、符号17は接続部材13と固
定ナツト16との間に介装されるシムである。
シリンダ部材7の中心孔7aはバネ室6側にお
いて拡径され、この拡径部7cの内部に検出用シ
ヤフト9が貫通するバネ座18が配設されてい
る。そして、針弁(図示せず)を開弁方向に押圧
するノズルバネ19がバネ座18と押杵4の端部
に形成されたフランジ4bとの間に縮設されてい
る。
シリンダ部材7の中心孔7a内には押杵4の軸
線に沿う上方位置に円筒管状の油圧ピストン20
が摺嵌されており、この油圧ピストン20はその
内部に検出用シヤフト9を同軸状に挿通してい
る。該軸孔と検出用シヤフト9とは摺接され、油
圧ピストン20の上端面とホルダ10の下端面1
0bとの間に油圧ピストン20の背圧室21が形
成されている。
油圧ピストン20の拡径部7c側に突出する下
端部はバネ座18の凹部に嵌合し、該下端部内側
には該下端部と検出用シヤフト9との間を液密に
すべくシール部材としてのOリング22が介装さ
れている。そして、バネ室6にはリーク孔23が
穿孔され、油圧ピストン20はノズルバネ19の
弾圧力と背圧室21内の油圧とが均衡するよう
に、すなわち背圧室21内の油圧を所望圧に保持
すべくその軸線方向に摺動するようになつてい
る。
斯かる構成において、針弁(図示せず)がリフ
トして押杆4が上動し検出用シヤフト9に衝合す
ると、図示しない検出装置に信号が伝達され針弁
リフトが検出される。
背圧室21に油圧がかからない状態では、バネ
座18が中心孔7aと拡径部7cとの境界に形成
された段部に圧接されてノズルバネ19のバネ長
が最長(押杆4が上動していない状態で)とな
り、ノズルバネ19がセツト荷重が最小となる。
このため、針弁の開弁圧は最小となる。
図示しない油圧ポンプから接続部材13の環状
溝13aに圧油が供給されると、この圧油は通孔
7b,7b′を介して背圧室21に供給され、背圧
室21の油圧を受けて油圧ピストン20が下方に
摺動する。油圧ピストン20が下動するとこれと
一体にバネ座18が下動し、ノズルバネ19のバ
ネ長が短縮されそのセツト荷重が増加する。この
ため、ピストン20が下動するに従い、即ち背圧
室21の油圧が増大するに従い針弁の開弁圧が増
加する。尚、バネ室6へのピストン20の侵入に
よるバネ室6の容積減少分に相当する余剰油はリ
ーク孔23から排出され、バネ室6に油圧が発生
することはない。
このように、油圧によつて摺動する油圧ピスト
ン20に検出用シヤフト9を液密かつ摺動自在に
貫通させたので、ノズルバネ19のセツト荷重を
可変にするピストン20の摺動運動を支障なく行
うことができると共に針弁リフトを検出すること
ができる。また、針弁あるいは押杆4に針弁リフ
ト検出用の特別の部材を付加する必要がないた
め、針弁等の可動重量が増加することがなく、耐
久性が向上する。
さらに、バネ室6と背圧室21とを別個に設け
ると共にこれ等の両室6と21とをOリング22
で液密に画成し、バネ室6に油圧が掛からないよ
うにしたので、バネ室6から案内孔5と押杆4と
の間隙に漏出するリーク油が減少する。このた
め、油圧ピストン20の作動油として燃料油と異
なる油を使用することも可能となる。
以上述べたように本考案では、針弁に連設され
る押杵と該押杵の軸線に沿う上方延長位置に設け
られるシリンダ部材内に摺嵌された油圧ピストン
との間に該針弁を閉弁方向に付勢するノズルバネ
を配設し、前記油圧ピストンを前記シリンダ部材
内にて前記押杵の軸線方向に摺動自在に配設し、
該油圧ピストンの上端部側に形成された背圧室に
供給される圧油により前記ノズルバネのセツト加
重を可変にして前記針弁の開弁圧を調節する油圧
式可変開弁圧型ノズルホルダにおいて、前記油圧
ピストンを円筒管状とし、該油圧ピストンに針弁
リフトセンサの検出用シヤフトを同軸状に挿通す
ると共に、該油圧ピストンと前記検出用シヤフト
との間に設けられて前記背圧室内の油圧を所望圧
に保持可能とし、かつ、該油圧ピストンを前記押
杵の軸線方向に摺動可能とするシール部材を配設
したので、この油圧ピストンを作動させるための
圧油を供給する背圧室等の従前の構成を変えるこ
となく、したがつてノズルホルダ自体の既存のス
ペースを拡大させることなく、バネのセツト荷重
を支障なく調整できると共に針弁リフトの検出が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の油圧式可変開弁圧型ノズルホルダ
の一実施例の縦断面図である。 1……油圧式可変開弁圧型ノズルホルダ、4…
…押杵、7……シリンダ部材、9……検出用シヤ
フト、19……ノズルバネ、20……油圧ピスト
ン、21……背圧室、22……Oリング(シール
部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 針弁に連設される押杵と該押杵の軸線に沿う上
    方延長位置に設けられるシリンダ部材内に摺嵌さ
    れた油圧ピストンとの間に該針弁を閉弁方向に付
    勢するノズルバネを配設し、前記油圧ピストンを
    前記シリンダ部材内にて前記押杵の軸線方向に摺
    動自在に配設し、該油圧ピストンの上端部側に形
    成された背圧室に供給される油圧により前記ノズ
    ルバネのセツト加重を可変にして前記針弁の開弁
    圧を調節する油圧式可変開弁圧型ノズルホルダに
    おいて、前記油圧ピストンを円筒管状とし、該油
    圧ピストンに針弁リフトセンサの検出用シヤフト
    を同軸状に挿通すると共に、該油圧ピストンと前
    記検出用シヤフトとの間に設けられて前記背圧室
    内の油圧を所望圧に保持可能とし、かつ、該油圧
    ピストンを前記押杵の軸線方向に摺動可能とする
    シール部材を配設したことを特徴とする油圧式可
    変開弁型ノズルホルダ。
JP8009983U 1983-05-27 1983-05-27 油圧式可変開弁圧型ノズルホルダ Granted JPS59184372U (ja)

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JP8009983U JPS59184372U (ja) 1983-05-27 1983-05-27 油圧式可変開弁圧型ノズルホルダ

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JPS59184372U JPS59184372U (ja) 1984-12-07
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5510607A (en) * 1978-07-07 1980-01-25 Shibaura Eng Works Ltd Dispenser
JPS5832172B2 (ja) * 1974-05-28 1983-07-11 イシカワ タカシ ムキカゴウブツガンユウジユシセイダンネツザイノ セイゾウホウ

Family Cites Families (1)

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JPS5832172U (ja) * 1981-08-28 1983-03-02 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 針弁リフトセンサ

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