JPH0143220Y2 - - Google Patents
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- JPH0143220Y2 JPH0143220Y2 JP5588583U JP5588583U JPH0143220Y2 JP H0143220 Y2 JPH0143220 Y2 JP H0143220Y2 JP 5588583 U JP5588583 U JP 5588583U JP 5588583 U JP5588583 U JP 5588583U JP H0143220 Y2 JPH0143220 Y2 JP H0143220Y2
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- molded product
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- clamping protrusion
- clamping
- long fibers
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Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は挟持用突部を有する樹脂成形品に係
り、更に詳しくは、各種工業機器類、自動車部品
類、電気部品類等を挟持する、あるいは、樹脂成
形品自体を装置本体等の所定位置に挟持させる挟
持用突部を有する長繊維強化熱可塑性樹脂よりな
る成形品に関する。
り、更に詳しくは、各種工業機器類、自動車部品
類、電気部品類等を挟持する、あるいは、樹脂成
形品自体を装置本体等の所定位置に挟持させる挟
持用突部を有する長繊維強化熱可塑性樹脂よりな
る成形品に関する。
熱可塑性樹脂と長繊維との複合素材である長繊
維強化熱可塑性樹脂よりなる成形品は、圧縮成形
されて優れた強度と剛性とを有し、しかも、金属
成形品に比し軽量であるため、各種分野において
様々に利用されている。しかしながら、このよう
な素材から形成される成形品に挟持用突部を設け
る場合には、前記挟持用突部の可撓性が不足しや
すいものであつた。そのため、成形品上に他の物
品を挟持させるには、たとえば、前記成形品とは
別体のL字金具等を介して物品を挟持させる等し
ていた。また、成形品自体を装置本体等の所定位
置に挟持させて成形品自体を支持させる場合につ
いても同様の煩雑さを有していた。
維強化熱可塑性樹脂よりなる成形品は、圧縮成形
されて優れた強度と剛性とを有し、しかも、金属
成形品に比し軽量であるため、各種分野において
様々に利用されている。しかしながら、このよう
な素材から形成される成形品に挟持用突部を設け
る場合には、前記挟持用突部の可撓性が不足しや
すいものであつた。そのため、成形品上に他の物
品を挟持させるには、たとえば、前記成形品とは
別体のL字金具等を介して物品を挟持させる等し
ていた。また、成形品自体を装置本体等の所定位
置に挟持させて成形品自体を支持させる場合につ
いても同様の煩雑さを有していた。
本考案の目的は、適度な可撓性を有し他の物品
を確実に挟持することができ、あるいは、成形品
自体を装置本体等の所定位置に確実に挟持させる
ことのできる挟持用突部が一体的に形成されてい
る樹脂成形品を提供することにある。
を確実に挟持することができ、あるいは、成形品
自体を装置本体等の所定位置に確実に挟持させる
ことのできる挟持用突部が一体的に形成されてい
る樹脂成形品を提供することにある。
そのため本考案は、成形品本体を熱可塑性樹脂
と長繊維との複合素材である長繊維強化熱可塑性
樹脂より成形するとともに、挟持用突部をその基
端側から先端側に向かつて長繊維の充填割合が減
少するように前記成形本体より一体的に突設さ
せ、前記挟持用突部がその基端側においては成形
品本体に強固に支持されるがその先端側において
は適度な可撓性を有するように構成して、前記目
的を達成しようとするものである。
と長繊維との複合素材である長繊維強化熱可塑性
樹脂より成形するとともに、挟持用突部をその基
端側から先端側に向かつて長繊維の充填割合が減
少するように前記成形本体より一体的に突設さ
せ、前記挟持用突部がその基端側においては成形
品本体に強固に支持されるがその先端側において
は適度な可撓性を有するように構成して、前記目
的を達成しようとするものである。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図には、本考案に係る樹脂成形品の第1実
施例が示されており、図中、略平板状の成形品本
体1は熱可塑性樹脂と長繊維との複合素材である
長繊維強化熱可塑性樹脂より形成されている。
施例が示されており、図中、略平板状の成形品本
体1は熱可塑性樹脂と長繊維との複合素材である
長繊維強化熱可塑性樹脂より形成されている。
前記熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、スチレン系樹脂、ABS樹脂、ポリカーボ
ネイト、ポリアミド、ポリアセタール、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリフエニレ
ンオキサイド、ポリスルホン等が挙げられる。
リプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、スチレン系樹脂、ABS樹脂、ポリカーボ
ネイト、ポリアミド、ポリアセタール、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリフエニレ
ンオキサイド、ポリスルホン等が挙げられる。
前記長繊維の材質には、ガラス繊維、カーボン
繊維、ナイロン繊維等が挙げられ、これらの材質
による長繊維の成形前の形状はマツト状であるこ
とが好ましく、かつ、前記熱可塑性樹脂よりなる
樹脂層を間に挟むよう数段積層されたものが好ま
しい。ここでマツトとは繊維が織機にかけられな
いでストランドのまま堆積または絡み合わされた
ものをいう。前記長繊維がガラス長繊維である場
合には、繊維長2〜100mm、平均長50mm程度であ
ることが好ましく、繊維長が短かすぎる場合には
成形品の強度や剛性、特に耐衝撃性等が劣り、ま
た、長繊維が長すぎる場合には長繊維と熱可塑性
樹脂との混合状態が不十分なものとなり、樹脂と
ガラス繊維との分離が生じ易い。また、ガラス長
繊維はニードルパンチされていることが好まし
い。
繊維、ナイロン繊維等が挙げられ、これらの材質
による長繊維の成形前の形状はマツト状であるこ
とが好ましく、かつ、前記熱可塑性樹脂よりなる
樹脂層を間に挟むよう数段積層されたものが好ま
しい。ここでマツトとは繊維が織機にかけられな
いでストランドのまま堆積または絡み合わされた
ものをいう。前記長繊維がガラス長繊維である場
合には、繊維長2〜100mm、平均長50mm程度であ
ることが好ましく、繊維長が短かすぎる場合には
成形品の強度や剛性、特に耐衝撃性等が劣り、ま
た、長繊維が長すぎる場合には長繊維と熱可塑性
樹脂との混合状態が不十分なものとなり、樹脂と
ガラス繊維との分離が生じ易い。また、ガラス長
繊維はニードルパンチされていることが好まし
い。
前記長繊維の熱可塑性樹脂に対する重量成分比
は、20/80〜60/40であることが好ましく、前記重
量組成比が20/80より小さい場合には成形品の剛
性等が不足し、また、60/40を越えるときには長
繊維が金型内を十分に流動せず成形不良となり易
い。
は、20/80〜60/40であることが好ましく、前記重
量組成比が20/80より小さい場合には成形品の剛
性等が不足し、また、60/40を越えるときには長
繊維が金型内を十分に流動せず成形不良となり易
い。
また、このような複合素材よりなるシート状等
のブランクを金型内に納置し、前記熱可塑性樹脂
の溶融温度に加熱しながら前記金型内において圧
縮成形して所定形状の成形品を得ることとなる。
のブランクを金型内に納置し、前記熱可塑性樹脂
の溶融温度に加熱しながら前記金型内において圧
縮成形して所定形状の成形品を得ることとなる。
前記成形品本体1の両側縁には各々挟持用突部
2が前記成形品本体1より一体的に突設されてい
る。これら挟持用突部2の厚さをtとし、高さを
lとしたとき(第2図参照)、t/l≦0.5である
ことが好ましく、特にこのうちでもt/lが0.3
程度であることが、適度な剛性および可撓性を有
するものとする上で好ましい。
2が前記成形品本体1より一体的に突設されてい
る。これら挟持用突部2の厚さをtとし、高さを
lとしたとき(第2図参照)、t/l≦0.5である
ことが好ましく、特にこのうちでもt/lが0.3
程度であることが、適度な剛性および可撓性を有
するものとする上で好ましい。
前記挟持用突部2の基端部は成形品本体1と同
様の樹脂素材より形成されるが、基端側より先端
側に向かつて長繊維の充填割合が漸次減少し、そ
の先端部においては長繊維が殆ど充填されず、あ
るいは全く充填されないよう構成されている。ま
た、挟持用突部2の高さ方向の中央部(1/2l)
付近では、長繊維強化熱可塑性樹脂中の長繊維の
充填割合は成形品本体1における長繊維の充填割
合に比して3〜30%の割合とされる等している。
様の樹脂素材より形成されるが、基端側より先端
側に向かつて長繊維の充填割合が漸次減少し、そ
の先端部においては長繊維が殆ど充填されず、あ
るいは全く充填されないよう構成されている。ま
た、挟持用突部2の高さ方向の中央部(1/2l)
付近では、長繊維強化熱可塑性樹脂中の長繊維の
充填割合は成形品本体1における長繊維の充填割
合に比して3〜30%の割合とされる等している。
このように構成された挟持用突部2間には、各
種機械類、自動車部品類、電気部品類等の被挟持
体3が着脱可能に挟持され、挟持された状態では
前記被挟持体3の両側面には挟持用突部2の内側
面が適度な押圧力で当接し、これにより、被挟持
体3はその底面が成形品本体1より浮き上がつた
状態でも挟持用突部2間に確実に支持されるよう
構成されている。
種機械類、自動車部品類、電気部品類等の被挟持
体3が着脱可能に挟持され、挟持された状態では
前記被挟持体3の両側面には挟持用突部2の内側
面が適度な押圧力で当接し、これにより、被挟持
体3はその底面が成形品本体1より浮き上がつた
状態でも挟持用突部2間に確実に支持されるよう
構成されている。
なお、成形品本体1には挟持用突部2の他に成
形品本体1をたとえば装置本体等に据付けるため
のねじ挿通穴を有する突片4が一体成形される等
していてもよい。また、挟持用突部2の先端側の
内側に凸部2Aを形成して、この凸部2Aを被挟
持体3の両側面に設けられた凹部3A内に嵌入さ
せるようにして被挟持体3を一層確実に支持させ
るものであつてもよい。
形品本体1をたとえば装置本体等に据付けるため
のねじ挿通穴を有する突片4が一体成形される等
していてもよい。また、挟持用突部2の先端側の
内側に凸部2Aを形成して、この凸部2Aを被挟
持体3の両側面に設けられた凹部3A内に嵌入さ
せるようにして被挟持体3を一層確実に支持させ
るものであつてもよい。
このような本実施例によれば、成形品本体1自
体は極めて高い強度と剛性を有するものでありな
がら、挟持用突部2については適度な可撓性を有
するものとされているため、成形品全体としては
長繊維強化熱可塑性樹脂よりなる成形品としての
特徴である軽量にして高い強度および剛性を有し
ながら、挟持用突部2において被挟持体3を着脱
可能且つ挟持後は確実に挟持させることができ
る。従つて、たとえば電子レンジの底板等を始め
とする各種電気製品類の部品として、あるいは、
各種機械部品や自動車部品等として広範に利用す
ることができる。
体は極めて高い強度と剛性を有するものでありな
がら、挟持用突部2については適度な可撓性を有
するものとされているため、成形品全体としては
長繊維強化熱可塑性樹脂よりなる成形品としての
特徴である軽量にして高い強度および剛性を有し
ながら、挟持用突部2において被挟持体3を着脱
可能且つ挟持後は確実に挟持させることができ
る。従つて、たとえば電子レンジの底板等を始め
とする各種電気製品類の部品として、あるいは、
各種機械部品や自動車部品等として広範に利用す
ることができる。
また、挟持用突部2はその基端側から先端側に
向かつて長繊維の充填割合が減少するよう構成さ
れているため、基端側においては極めて強固に成
形品本体1に一体的に結合されており、従つて、
挟持用突部2が成形品本体1から容易に切断され
てしまうことはない。また、挟持用突部2は先端
側に至る程可撓性が増大するため、被挟持体3を
挟持用突部2の先端側より挟持用突部2間に着脱
させるに際してはその着脱が極めて容易であると
いう効果がある。
向かつて長繊維の充填割合が減少するよう構成さ
れているため、基端側においては極めて強固に成
形品本体1に一体的に結合されており、従つて、
挟持用突部2が成形品本体1から容易に切断され
てしまうことはない。また、挟持用突部2は先端
側に至る程可撓性が増大するため、被挟持体3を
挟持用突部2の先端側より挟持用突部2間に着脱
させるに際してはその着脱が極めて容易であると
いう効果がある。
次に、前記以外の実施例につき説明するが、前
記実施例と同一若しくは近似する部分は同一の符
号を用いて説明を省略若しくは簡略にする。
記実施例と同一若しくは近似する部分は同一の符
号を用いて説明を省略若しくは簡略にする。
第3図には本考案に係る樹脂成形品の第2実施
例が示されており、図中、挟持用突部2は成形品
本体1の両側縁より所定長だけ中央側に寄つた位
置に設けられている。これら挟持用突部2の基端
側における成形品本体1には所定の形状の貫通孔
5が形成されている。また、挟持用突部2間には
被挟持体3の底面を支持する突条6が設けられて
いる。
例が示されており、図中、挟持用突部2は成形品
本体1の両側縁より所定長だけ中央側に寄つた位
置に設けられている。これら挟持用突部2の基端
側における成形品本体1には所定の形状の貫通孔
5が形成されている。また、挟持用突部2間には
被挟持体3の底面を支持する突条6が設けられて
いる。
このような本実施例によれば、前記貫通孔5が
挟持用突部2の基端部に設けられているため、挟
持用突部2の組成を基端側から先端側に向かつて
長繊維の充填割合が減少するよう構成すること
が、挟持用突部2が本成形品本体1の中央部側に
突設されている場合にも、実現し易いという効果
がある。即ち、前記貫通孔5が形成されるという
ことは、この貫通孔5を貫通して挟持用突部2の
先端側へと向かう金型面が圧縮成形に際して挟持
用突部2に圧接されるということであり、このた
めに、前記金型面に沿つて熱可塑性樹脂が挟持用
突部2の先端側へと一層流動し易くなるからであ
る。
挟持用突部2の基端部に設けられているため、挟
持用突部2の組成を基端側から先端側に向かつて
長繊維の充填割合が減少するよう構成すること
が、挟持用突部2が本成形品本体1の中央部側に
突設されている場合にも、実現し易いという効果
がある。即ち、前記貫通孔5が形成されるという
ことは、この貫通孔5を貫通して挟持用突部2の
先端側へと向かう金型面が圧縮成形に際して挟持
用突部2に圧接されるということであり、このた
めに、前記金型面に沿つて熱可塑性樹脂が挟持用
突部2の先端側へと一層流動し易くなるからであ
る。
第5図には第3実施例が示されており、この第
3実施例においては、前記第1実施例の突片4に
かえて挟持用突部12が成形品本体1と一体的に
突設されている。この挟持用突部12は成形品自
体を他の装置本体等の所定位置に挟持させるため
のものであり、この挟持用突部12も前記挟持用
突部2と同様に基端側から先端側に向かつて長繊
維の充填割合が減少するよう構成されており、従
つて、前記挟持用突部2と同様の作用効果を有す
るものである。なお、これら挟持用突部12に
も、その先端側の外側に凸部12Aを設ける等し
てもよい。
3実施例においては、前記第1実施例の突片4に
かえて挟持用突部12が成形品本体1と一体的に
突設されている。この挟持用突部12は成形品自
体を他の装置本体等の所定位置に挟持させるため
のものであり、この挟持用突部12も前記挟持用
突部2と同様に基端側から先端側に向かつて長繊
維の充填割合が減少するよう構成されており、従
つて、前記挟持用突部2と同様の作用効果を有す
るものである。なお、これら挟持用突部12に
も、その先端側の外側に凸部12Aを設ける等し
てもよい。
上述のように本考案によれば、被挟持体を確実
に挟持することができ、あるいは、成形品自体を
装置本体等の所定位置に確実に挟持させることの
できる適度な可撓性を有する挟持用突部が一体的
に形成されている長繊維強化熱可塑性樹脂よりな
る樹脂成形品を提供できる。
に挟持することができ、あるいは、成形品自体を
装置本体等の所定位置に確実に挟持させることの
できる適度な可撓性を有する挟持用突部が一体的
に形成されている長繊維強化熱可塑性樹脂よりな
る樹脂成形品を提供できる。
第1図は本考案に係る樹脂成形品の第1実施例
を示す斜視図、第2図は第1図の−線に従う
矢視断面図、第3図は第2実施例を示す斜視図、
第4図は第3図の−線に従う矢視断面図、第
5図は第3実施例を示す斜視図である。 1……成形品本体、2,12……挟持用突部、
3……被挟持体、5……貫通孔。
を示す斜視図、第2図は第1図の−線に従う
矢視断面図、第3図は第2実施例を示す斜視図、
第4図は第3図の−線に従う矢視断面図、第
5図は第3実施例を示す斜視図である。 1……成形品本体、2,12……挟持用突部、
3……被挟持体、5……貫通孔。
Claims (1)
- 長繊維強化熱可塑性樹脂よりなる成形品本体
と、この成形品本体より一体的に突設され且つ基
端側から先端側に向つて長繊維の充填割合が減少
する挟持用突部と、が備えられていることを特徴
とする挟持用突部を有する樹脂成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5588583U JPS59160907U (ja) | 1983-04-13 | 1983-04-13 | 挾持用突部を有する樹脂成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5588583U JPS59160907U (ja) | 1983-04-13 | 1983-04-13 | 挾持用突部を有する樹脂成形品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59160907U JPS59160907U (ja) | 1984-10-27 |
JPH0143220Y2 true JPH0143220Y2 (ja) | 1989-12-15 |
Family
ID=30186213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5588583U Granted JPS59160907U (ja) | 1983-04-13 | 1983-04-13 | 挾持用突部を有する樹脂成形品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59160907U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018139163A1 (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ディスクブレーキ |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080245932A1 (en) * | 2006-12-28 | 2008-10-09 | Prellwitz Martin W | Composite tube clamp and method for making same |
-
1983
- 1983-04-13 JP JP5588583U patent/JPS59160907U/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018139163A1 (ja) * | 2017-01-26 | 2018-08-02 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ディスクブレーキ |
JPWO2018139163A1 (ja) * | 2017-01-26 | 2019-11-07 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | ディスクブレーキ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPS59160907U (ja) | 1984-10-27 |
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