JPH0141317Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0141317Y2
JPH0141317Y2 JP1982095489U JP9548982U JPH0141317Y2 JP H0141317 Y2 JPH0141317 Y2 JP H0141317Y2 JP 1982095489 U JP1982095489 U JP 1982095489U JP 9548982 U JP9548982 U JP 9548982U JP H0141317 Y2 JPH0141317 Y2 JP H0141317Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow body
piston
seat
cylinder
fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982095489U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58196644U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9548982U priority Critical patent/JPS58196644U/ja
Publication of JPS58196644U publication Critical patent/JPS58196644U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0141317Y2 publication Critical patent/JPH0141317Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両等の座席に関し、特に着座者の体
重に応じて座面の沈み量を調整できるようにした
ものである。
座席は身体の安定保持及びクツシヨン性等の点
から所要の量だけ沈んだ状態で着座できるように
することが望ましい。従来例えば車両用座席にお
いては女性等の体重の軽い人から関取クラスの体
重の重い人までが同じ座席に着座していたが、い
わゆる硬いシートで軽い人の場合は沈み量が少な
いため身体が不安定となり易く、一方いわゆる軟
かいシートで体重の重い人の場合は沈みすぎから
底付きがあつたり臀部の圧迫から生理的苦通を生
じ易い等、体重の軽い人、重い人双方共に好まし
いものとはなつていなかつた。
そこで本考案はかかる点に鑑みてなされたもの
で着座者の体重に応じて座面の沈み量を調整し、
体重差のある着座者夫々に対してほぼ同量の沈み
量がとれるように、シートパツド内の所要部位に
弾性を有する中空体を内蔵し、この中空体とシー
トパツドの外部に配した流体圧力調整装置とを導
管により連結して内蔵中空体と流体収容体の間に
おいて流体の吸排を操作し、内蔵中空体の内圧を
変化させてこの内圧の変化によりシートパツドの
硬さと同時に沈み量を調整できるようにしたもの
である。
以下図面について本考案の一実施例を説明す
る。図において1は車両用座席を示し、この座席
1のシートクツシヨン2とシートバツク3に本考
案が実施されている。まずシートクツシヨン2に
本考案を実施した場合を説明する。
シートクツシヨン2はパツト材4をシートフレ
ーム5に載置固定して表皮6により被覆して構成
される。このシートクツシヨン2においてシート
フレーム5のパツド受部5aとパツド材4との間
に弾性中空体7を介在し、この弾性中空体7に連
結される導管8をクツシヨンの外部に導出して流
体圧力調整装置9に連結する。
流体圧力調整装置9は一例として第3図に示す
ようにシリンダ装置11により構成する。このシ
リンダ装置11はシリンダ12の前部の先端面に
導管8を連結する流体吸排口13を形成すると共
に側部に流体補給口14を形成し、後部に第1の
ピストンとしてのピストン15をネジ軸16の回
動により摺動可能に嵌挿し、更にこのピストン1
5の摺動範囲より前方の側部に開口17を形成し
て、この開口17に副シリンダ1を連結し、この
副シリンダ18に副ピストン19をネジ軸20に
より摺動操作されるように嵌挿すると共にこの副
ピストン19の前側にスプリング21を介して第
2のピストンとしての連動ピストン22を開口1
7を閉口するように嵌挿して構成されている。
尚、ネジ軸16及び19の外端部には操作ハンド
ル23及び24が固定されている。
このように構成されるシリンダ装置11はシリ
ンダ12の流体吸排口13にシートクツシヨン2
に内蔵した弾性中空体7から導出される導管8を
連結する。そして流体補給口14から流体をシリ
ンダ12内に圧入するとその流体は導管8を通し
て弾性中空体7内にも圧入され、弾性中空体7は
膨張されることになる。この弾性中空体7が所要
の内圧で膨張した状態においてシリンダ12内へ
の流体の圧入を停止すべく流体補給口14を閉口
する。この流体補給口14の閉口により弾性中空
体7とシリンダ12内には流体が連通状態で封入
されることになる。
そこでシリンダ装置11のネジ軸16をハンド
ル23により回動操作し、ピストン15を前後方
向に摺動させるとシリンダ12内の流体が導管8
を通して弾性中空体7に対して吸排される。即ち
弾性中空体7からシリンダ12に亘つて収容され
る流体総量は一定であるためピストンの摺動によ
り弾性中空体7の内圧が変化することになる。こ
の動作により弾性中空体7によるパツド材4の押
し上げ高さが変化され着座者の沈み量が調節され
ることになる。
尚、弾性中空体7に連続気泡の弾性発泡材を充
填することにより内圧の調整が容易に行え、又パ
ツド材4の支持が一層確実となり、クツシヨン性
も向上される。
又、弾性中空体7の内圧を所要の圧力に調整設
定した状態で急激に着座する等座面側から弾性中
空体7に衝撃的圧力あるいは振動が加わるとシリ
ンダ装置11のシリンダ12の内圧も高くなり、
即ち逆圧が加わる状態となつてこのため開口17
を閉口する副シリンダ18の連動ピストン22が
スプリング21の偏倚力に抗して後退され、これ
により副シリンダ18の前部即ち連動ピストン2
2が後退された部分がシリンダ12と連通し、シ
リンダ12の容積が増加することになり、逆圧が
緩和されることになるのでこの分弾性中空体7の
流体が流動し弾性中空体7が収縮する状態となり
弾性中空体7に加わる衝撃圧力あるいは振動が吸
収され着座者は弾むことなく着座できる。
又、副シリンダ18に対して副ピストン19を
ネジ軸20により摺動操作することにより、シリ
ンダ12の内圧の可変範囲を広くとることができ
る。即ち、副ピストン19を前進摺動させるとス
プリング21が収縮されて、その偏倚力が強まる
ことになるので連動ピストン22はシリンダ12
の開口17に対して強く圧接しシリンダ12の内
圧がある程度高くなつても副ピストン19は押し
戻されることなく、従つて弾性中空体7とシリン
ダ12の内圧は高い状態で保持され又、副ピスト
ン19を後退摺動させると、スプリング21は伸
ることになり連動ピストン22に対する偏倚力が
弱まりそのためシリンダ12の内圧が高くなると
直ちに連動ピストン22は開口17から後退し、
シリンダ12の内圧を下げることになる。
このようにして副シリンダ18の副ピストン1
9を進退調節することにより弾性中空体7の内圧
を変えることができ、即ち弾性中空体7の内圧調
整範囲を広くとることができる。
第4図は流体圧力調整装置9としてのシリンダ
装置の変形例を示すものである。即ち本例のシリ
ンダ装置31はシリンダ32の前端部に導管8と
連結する流体吸排口33を形成すると共にこれと
並んで流体補給口34を形成し、後部に第1のピ
ストンとしてのピストン35をネジ軸36の回動
により摺動可能に嵌挿し、このピストン35の前
方にスプリング37を介して第2のピストンとし
ての副ピストン38を嵌挿して構成されている。
このように構成される本例のシリンダ装置31
は上述の実施例と同様に導管8を介してシートに
内蔵した弾性中空体7に連結し、シリンダ32内
に流体補給口34から流体を圧入し弾性中空体7
に充填する。
この状態においてネジ軸36を回動しピストン
35を前進させると副ピストン38もスプリング
37を介して前進されシリンダ32内の流体が導
管8を通して弾性中空体7内に送り込まれること
になり弾性中空体7の内圧が高くなる。ネジ軸3
6を逆方向に回動し、ピストン35を後退させる
とこれに伴い副ピストン38も後退しシリンダ3
2内の容積が増加することになり、弾性中空体7
内の流体が戻される状態となつてその内圧が下が
ることになる。
このようにしてピストン35を進退調節するこ
とにより弾性中空体7の内圧が変化されシートの
パツド材4の押し上げ高さが変わり着座者の沈み
量が調整されることになる。
又、このようにして弾性中空体7の内圧を所要
の圧力に調節設定した状態で急激に着座する等、
弾性中空体7に衝撃的圧力或いは振動を加えると
シリンダ装着31のシリンダ32の内圧も高くな
り、このため副ピストン38がスプリング37の
偏倚力に抗して一時的に後退されシリンダ32の
内圧が下がり、その後、副ピストン38は再びス
プリング37の偏倚力により前進復帰される。こ
の副ピストン38の摺動動作により衝撃圧力或い
は振動が吸収されて着座時等の弾み状態が防止さ
れることになる。
第5図はシリンダ装置の更に変形例を示すもの
で第4図に示すシリンダ装置31においてそのシ
リンダ32内に伸縮袋体41を内蔵し、この伸縮
袋体41の口部42をシートに内蔵される弾性中
空体7から導出される導管8に連結したものであ
り、また口部42には流体補給口43を分岐形成
してある。
尚、他の部材は第4図に示すシリンダ装置31
と同様に構成されるので、第4図に示す部材と同
一符号を付してその説明は省略する。
このように構成される本例のシリンダ装置は第
4図に示すシリンダ装置31と同様に動作される
が、本例においてはシリンダ32内に伸縮袋体4
1を内蔵し、この袋体41をシートに内蔵される
弾性中空体7と導管8を介して連結したことによ
り、この袋体41と弾性中空体7に充填される流
体の漏出がほとんどなく、従つてシリンダ30を
高精度の密閉構造とする必要がなくシリンダ32
の構造を第4図に示すシリンダ装置に比べ簡略化
できることになる。
以上の各実施例のシリンダ装置はシリンダの内
圧の急激な変化に応じて動作する副ピストンを備
え、弾性中空体からの衝撃圧力或いは振動を吸収
するように構成されている。
以上のように構成されるシートの硬さ調整機構
の弾性中空体7の内蔵位置はシートクツシヨン2
の座面部に限ることなく第1図に示す如くシート
クツシヨン2の前面部、即ちサイサポート部、両
側部或いはシートパツク3の腰椎支持部、両側部
等に内蔵でき、この場合は各部の中空体7に連結
される導管8を座席1の側部に設置した切換えパ
ルブスイツチ操作装置10に集中的に連結し、ま
たこの操作装置10に外部から流体圧力調整装置
9を導管8′を介して連結し、操作装置10を操
作することにより各中空体7の内圧を調整する。
尚、この場合流体圧力調整装置9としてシリンダ
装置を用いているのでピストンの進退動作は手動
によることなくモーター等の駆動機構によりねじ
軸を回動させるようにする。
このように構成することによりシートクツシヨ
ン2及びシートバツク3の各部分の硬さ或いは隆
起部の高さを調整することができる。
以上のように本考案によれば車両用等の座席に
おいてシートクツシヨン或いはシートバツクの所
要部に弾性中空体を内蔵し、その内圧を圧力調整
装置としてのシリンダ装置の第1のピストンの操
作により可変調整するように構成したので、着座
者の好み或いは体重差に応じて座面の硬さ或いは
沈み量を調整でき、また中空弾性体とシリンダ装
置の間には一定量の流体が封入された状態となつ
ているので弾性中空体に急激に着座する等座面側
から衝撃的圧力或いは振動が加わると、中空体内
の流体が一時的にシリンダ装置側に移動し、シリ
ンダ装置に逆圧が加わることになつて第2のピス
トンがスプリングの偏倚力に抗して後退し逆圧を
緩和することになり、衝撃的圧力或いは振動がサ
スペンシヨン装置と同様な作用によつて吸収れる
ため着座者は不要に弾むことなく着座でき、着座
者の体重差に関係なく身体の安定保持の向上とバ
ネ感の付与によるクツシヨン性の向上を図ること
ができると共に着座したとき又はシートに振動を
与えたときに内部の構造物への接触感、即ち底付
感が除去されて座に心地が快適となり長時間の着
座においても疲労感をほとんど与えることがな
く、特に車両用座席に適用してその効果が大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した車両用座席の一例の
一部切断した斜視図、第2図は同座席のシートク
ツシヨンの横断面図、第3図は本考案に適用する
圧力調整装置の一例としてのシリンダ装置と弾性
中空体との関連を示す一部省略した断面図、第4
図は同シリンダ装置の変形例の断面図、第5図は
同シリンダ装置の他の変形例の断面図である。 図中、1は車両用座席、2はシートクツシヨ
ン、3はシートバツク、4はパツド材、5はシー
トフレーム、7は弾性中空体、8を導管、9は圧
力調整装置、11,31,41,51はシリンダ
装置、15,35は第1のピストン、22,38
は第2のピストンとしての副ピストンである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートパツド内の所要部位に弾性を有する中空
    体を内蔵し、該中空体とシートパツドの外部に配
    した流体圧力調整装置とを導管により連結し、該
    流体圧力調整装置は分岐部が形成されているか、
    もしくは分岐部が形成されていないシリンダ装置
    と、操作ネジ軸に固定された第1のピストンと、
    スプリングにより弾性的に移動可能に支持される
    第2のピストンを備えて成り、 上記中空体と上記圧力調整装置との間において
    上記シリンダ装置の操作ネジ軸の操作により流体
    を吸排し、上記中空体の内圧を変化させ、上記シ
    ートパツドの硬さ及び沈み量を調整すると共にこ
    の調整後における上記シートパツド側から上記中
    空体に加わる衝撃的圧力による内圧の変化を上記
    第2のピストンの上記スプリングの弾性力による
    移動により吸収し、サスペンシヨン作用を行うよ
    うにしたことを特徴とする車両等の座席。
JP9548982U 1982-06-25 1982-06-25 車両等の座席 Granted JPS58196644U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9548982U JPS58196644U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 車両等の座席

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9548982U JPS58196644U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 車両等の座席

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58196644U JPS58196644U (ja) 1983-12-27
JPH0141317Y2 true JPH0141317Y2 (ja) 1989-12-07

Family

ID=30228011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9548982U Granted JPS58196644U (ja) 1982-06-25 1982-06-25 車両等の座席

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58196644U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005185374A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 T S Tec Kk 疲労低減機能付き自動車用シート
JP4571792B2 (ja) * 2003-10-22 2010-10-27 テイ・エス テック株式会社 水上バイク用座席
JP5477801B2 (ja) * 2008-10-16 2014-04-23 有限会社リーディング・エッジ・デザイン 椅子
KR101372280B1 (ko) * 2012-11-15 2014-03-10 주식회사 포스코 토페도 래들카 진동 저감장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4879066A (ja) * 1972-01-11 1973-10-23

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5698054U (ja) * 1979-12-27 1981-08-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4879066A (ja) * 1972-01-11 1973-10-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58196644U (ja) 1983-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5660438A (en) Chair having ergonomic lumbar support cushion
US4952439A (en) Padding device
US5147685A (en) Padding device
US7000276B2 (en) Body support surface comfort device
US4161337A (en) Portable folding orthopedic chair
US20080167587A1 (en) Multiple mode massage chair
CN103622356B (zh) 坐垫,用该坐垫的座位装置和套件
WO2007021005A1 (ja) 椅子
US5711573A (en) Selectively deformable seat
JPH0141317Y2 (ja)
JPH10151033A (ja) 椅 子
US6003949A (en) Chair seat cushion and chair seat with such a cushion
CN201557831U (zh) 以可膨胀体支撑骶骨和尾骨的坐姿辅助坐垫
CN209553010U (zh) 一种汽车座垫套件
US11772532B1 (en) Multi layer seat with inserts
KR101400621B1 (ko) 자체 충진식 에어 쿠션 의자
TW201116235A (en) Height adjustment device and pad body using the same
US6098221A (en) Conforming body support with air chamber and pump chamber
JPH1111192A (ja) チャイルドシート
JPS6127483Y2 (ja)
JP2001037594A (ja) 座面クッション
CN214711593U (zh) 调整臀部舒适性的座椅
JP3793849B2 (ja) 自動車座席用クッション及び該自動車座席用クッションが内部に挿入されたクッションマット。
CN218869825U (zh) 一种便于跟随使用者身高调节座椅高度的vr蛋壳椅
JPS6241649Y2 (ja)