JPH0141290Y2 - - Google Patents

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JPH0141290Y2
JPH0141290Y2 JP4596483U JP4596483U JPH0141290Y2 JP H0141290 Y2 JPH0141290 Y2 JP H0141290Y2 JP 4596483 U JP4596483 U JP 4596483U JP 4596483 U JP4596483 U JP 4596483U JP H0141290 Y2 JPH0141290 Y2 JP H0141290Y2
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heel
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fingers
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は靴の離型装置、特に足型に装着されて
いる靴の踵部を足型の踵部より抜くべく、靴の踵
部両側面を挾着する開閉可能な一対の挾持体を、
靴の履口側から踏面側に移動し得る可動部材に設
けた離型装置の改良に関する。
従来、熱可塑性合成樹脂よりなる甲皮または履
口をこの種合成樹脂の縁飾りにより縁取りした甲
皮を足型に吊込んで、射出成靴機を用いて靴底を
成形すると同時にそれと甲皮とを一体化して靴を
製造することが行われているが、この場合、加熱
された甲皮または縁飾りが粘着性を帯びて足型に
付着するため前記挾持体のみでは靴の踵部を足型
より抜きにくいことがある。また踵部の幅が広い
場合には、それと足型の接触面積が広くなるの
で、上記離型の困難さは一層顕著となる。
本考案は上記に鑑み、甲皮等が足型の踵部に付
着している場合でも靴の踵部を確実に抜くことの
できる、前記離型装置を提供することを目的とす
るもので、離型時前記靴の履口に係止する係止具
を、両挾持体間において前記可動部材に設けたこ
とを特徴とする。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、第1図において、1は回転式射出成靴
機で、それは反時計方向に間歇回転する回転テー
ブル2と、そのテーブル2の周囲に配設された靴
底成形用射出機3とを備えている。射出機3には
後述する足型踵部のアンロツク装置4が設けら
れ、回転テーブルの周囲には自動脱靴用テイーチ
ングプレイ・バツク式マニプレータ5が配設され
ている。6は射出成靴機1から取外された靴Sを
搬送するコンベヤ、7は靴Sの種類に応じてマニ
プレータ5の離型軌跡を変えるためのプログラム
切換装置である。
第1、第4図に示すように、射出成靴機1の回
転テーブル2上には1個の靴底成形用金型8と、
それと協働して靴底を成形する、支柱9に設けら
れた一対の第1、第2足型101,102とを備え
た左底成形用ユニツト111と右底成形用ユニツ
ト112が交互に円周上等間隔に配設されている。
各支柱9の先端には180゜宛間歇回転し、各位置に
固定し得る円錐台形の回転ヘツド12が取付けら
れ、その回転ヘツド12の外周面に第1、第2足
型101,102が、それらの踵部10bを回転テ
ーブル2の外周縁側に位置させて180゜の位相差を
以て固定されている。これにより各足型101
102は底面を下方に向けた下部の水平位置と底
面を上向きにして略45゜傾けた上部の傾斜位置と
をとることができる。
各足型101,102は同一構成であり、それは
第2、第3図に示すように、踵部分に略鉤形をな
す切欠き13を有する足型本体10aと、その切
欠き13の凸弧状縦方向に沿つて摺動してそれに
係脱し得る踵部10bとを有する。踵部10b
の、足型本体10aに対する凹弧状摺動面にはあ
り14が突設され、そのあり14が切欠き13の
縦方向内面に形成されたあり溝15に摺合され、
これにより踵部10bの、足型本体10aに対す
る摺動が確保される。
足型本体10a後部と踵部10b上部との間に
は、踵部10bを足型本体10aの切欠き13と
の係合位置に保持する、即ち踵部10bをロツク
状態にして踵部10b底面と足型本体10a底面
とを一致させ、正規の足型長さを保持するトグル
式ロツク装置16が設けられる。
そのロツク装置16は、鉤状部17の一端を足
型本体10aの後面上部に支軸18により枢着
し、その鉤状部17の他端に棒状部19を足型1
1の側方に向けて斜めに突設したハンドル20
と、一端に鉤状部17の中間位置に、他端を踵部
10bにそれぞれ連結ピン21,22により枢着
したリンク23とよりなり、リンク23には支軸
18を逃げる切欠き24が形成されている。
上記構成において、ハンドル20が第2図鎖線
示のように下方への回動位置にあるときには、踵
部10bはアンロツク状態となつて、その底面が
足型本体10aの底面より突出して足型長さが短
縮される。一方ハンドル20を、支軸18を中心
にして第2図時計方向に回動して鉤状部17側の
連結ピン21を、支軸18と踵部10b側の連結
ピン22の軸線を結ぶ直線X−Xを越えさせると
踵部10bの底面が足型本体10aの底面に一致
し踵部10bはロツク状態に保持される。
靴底成形用金型8は左右方向に移動し得る分割
式の側壁部8aと上下方向に移動し得る底型部8
bとよりなり、両側型部8aの合せ面に射出機3
に接続されるスプルー25が形成されている。ス
プルー25は出口側を細径部25aに形成され、
靴底成形後スプルー25内で凝固したスプルース
ラグを引張つて容易に切除し得るようになつてい
る。
第1、第4〜第6図に示すように、前記ロツク
装置16による踵部10bのロツクを解除するた
めのアンロツク装置4は、射出機3の加熱筒26
上に配設されている。その加熱筒26は金型8に
対して進退自在に構成されており、これによりア
ンロツク装置4は上部の傾斜位置にある第1また
は第2足型101または102に対して進退自在と
なつている。
アンロツク装置4は以下に述べるように構成さ
れる。即ち、加熱筒26の先端部近傍には支柱2
7が立設され、その支柱27には支持ブラケツト
28の取付筒部29が摺動自在に嵌合されてお
り、その取付筒部29はそれに螺入した固定ねじ
30により高さ位置を調整することができるよう
になつている。
支持ブラケツト28には、所定角度、例えば
180゜の範囲内で往複回動する回動軸31を持つ空
圧式作動器32が、その回動軸31を支柱27に
対し交差する関係に位置させて支持されている。
その作動軸31の外端部には、その軸31の一方
向への回動、即ち第4、第5図時計方向への回動
に伴いロツク位置にあるロツクハンドル20の棒
状部19先端に上方より衝合してそれをアンロツ
ク方向へ回動させる操作子33の基端部が固着さ
れる。
作動器32は公知のものであつて、第6図に示
すようにシリンダ34と、そのシリンダ34の中
心部に回動可能に配設される回動軸31と、その
回動軸31の周面に基端部を固着され、先端部を
シリンダ34内周面に摺擦させたベーン35とを
備えている。このベーン35によりシリンダ34
内は、第1、第2空圧室a1,a2に区画され、また
シリンダ34の周壁には両空圧室a1,a2に連通す
る圧縮空気用第1、第2吸排出孔361,362
それぞれ形成される。また両吸排出孔361,3
2間において、シリンダ34の内面にはベーン
35の回転を停止させるためのシユー37が固着
されている。
作動器32には、以下に述べる空圧回路が接続
される。空圧源38にはフイルタ39、調整弁4
0およびオイラ41よりなる空圧ユニツト42が
接続される。その空圧ユニツト42のオイラ41
は電磁切換弁43の導入側に接続され、電磁切換
弁43の排出側と作動器32の第1、第2吸排出
孔361,362間は、流量制御弁44を有する2
系統の第1、第2空気路451,452によりそれ
ぞれ接続される。
上記構成において、電磁切換弁43を切換えて
空圧ユニツト42を第1吸排出孔361に、また
第2吸排出孔362を大気にそれぞれ連通させる
と、空圧源38の圧縮空気が第1吸排出孔361
を通じて第1空圧室a1内に導入され、それはベー
ン35を押圧する。第2空圧室a2は大気に連通し
ているので、ベーン35が第2空圧室a2内の空気
を大気に排出させながら第6図時計方向に回転
し、したがつて回動軸31と共に操作子33が
180゜揺動してベーン35がシユー37に当接する
とベーン35が回転を停止する。
その後電磁切換え弁43を切換えて空圧ユニツ
ト42を第2吸排出孔362に、また第1吸排出
孔361を大気にそれぞれ連通させると、前記と
逆方向にベーン35が回転して操作子33が当初
の位置に復帰する。
第7〜第9図および第13図に示すように、脱
靴用マニプレータ5は支柱46に支軸47を介し
て揺動自在に吊持された屈伸自在なアーム48
と、そのアーム48の下端に支軸49を介して揺
動自在に取付けられたハンド50とよりなる。ハ
ンド50はアーム48側の基端部51と、基端部
51に対して前記支軸49と直交する軸回りに回
転可能な中間部52と、中間部52に対してアー
ム48の支軸49と平行な支軸53回りに揺動自
在な可動部材としてのシリンダ本体54と、シリ
ンダ本体54に取付けられ、支軸53の軸線方向
に開閉可能な一対の挾持体としての第1、第2フ
インガ551,552とよりなる。これによりアー
ム48によつてハンド50、したがつてシリンダ
本体54が上昇、降下、前進および後退を行う
と、両フインガ551,552も同様に移動する。
シリンダ本体54は互いに平行な一対の第1、
第2シリンダ孔561,562を有し、それら第
1、第2シリンダ孔561,562には第1、第2
ピストン571,572がそれぞれ摺合され、第
1、第2シリンダ孔561,562内が第1、第2
フインガ551,552の開放用圧力室711,7
2と閉鎖用圧力室721,722に区画される。
それら圧力室711,712および721,722
は、第1シリンダ孔561の開放用圧力室711
第2シリンダ孔562の閉鎖用圧力室722と、ま
た第1シリンダ孔561の閉鎖用圧力室721が第
2シリンダ孔562の開放用圧力室712とそれぞ
れ相隣るように配設される。第1ピストン571
の閉鎖用圧力室721に面する端面には該室721
を貫通する第1ピストンロツド581の一端が固
設され、その第1ピストンロツド581の第1シ
リンダ孔561から突出する他端に第1フインガ
551の基端が連結される。第1ピストン571
開放用圧力室711に面する端面には該室711
貫通する第1案内ロツド591の一端が固設され、
その第1案内ロツド591の第1シリンダ孔561
からの突出部分は第2フインガ552の基端に摺
合されている。第2ピストン572の閉鎖用圧力
室722に面する端面には該室722を貫通する第
2ピストンロツド582の一端が固設され、その
第2ピストンロツド582の第2シリンダ孔562
から突出する他端に、第2フインガ552の中間
部が連結される。第2ピストン572の開放用圧
力室712に面する端面には該室712を貫通する
第2案内ロツド592の一端が固設され、その第
2案内ロツド592の第2シリンダ孔562からの
突出部分は第1フインガ551の中間部に摺合さ
れている。第1案内ロツド591は第2フインガ
552の、また第2案内ロツド592は第1フイン
ガ552の案内と回止め機能を有する。
第1、第2フインガ551,552は、それらの
先端部内面に固着されたスポンジゴム製の靴挾着
用段付ブロツク60を有し、両ブロツク60の薄
肉部分60aの内側面間で踵部Shの靴底側面を、
厚肉部分60bの内側面間で踵部Shの甲皮側面
をそれぞれ挾着し得るようになつている。両ブロ
ツク60の薄肉部分60aの上面にはスポンジゴ
ム製の押え板61が、一端縁を内側に突出させて
取付けられている。この押え板61は靴が大きい
場合に踵の踏面を押え、これにより爪先側が下が
つて靴が両ブロツク60間より落下するのを防止
するもので、靴が小さい場合には必要ではない。
第10、第11図は靴を離型する際、第1、第
2足型101,102に装着されている靴Sの踵部
Sh履口に係止する係止具74を示すもので、そ
れはヒンジ75を介して連結された取付板76と
係止爪用保持板77とを有し、その保持板77と
それと対向する当て板78との間に係止爪79の
基端部が複数の小ねじ80およびナツト81によ
つて挾止されている。ヒンジ75の支軸82には
ねじりコイルばね83が嵌められ、その両端部を
取付板76と保持板77に係止させて係止爪79
の鉤状先端部を取付板76に向けて付勢してい
る。このばね83による係止爪79の折曲げ角は
当て板78の内端縁が取付板76に当接すること
により一定角度に規制される。
係止具74は、第7、第9図に示すように係止
爪79を上向きにすると共に両フインガ551
552間に位置させて、取付板76をシリンダ本
体54の前面に複数の小ねじ84により固定され
る。
第12図は第1、第2フインガ551,552
開閉用空圧回路を示すもので、空圧源62にフイ
ルタ63、減圧弁64およびオイラ65よりなる
空圧ユニツト66が接続され、そのユニツト66
と切換弁67との間に高圧設定減圧弁69と低圧
設定減圧弁70が並列に接続される。第1、第2
フインガ551,552の開閉弁68は切換弁67
に接続されると共にシリンダ本体54の第1、第
2シリンダ孔561,562の開放用圧力室711
712と閉鎖用圧力室721,722にX字状配管
73によつて接続される。
次に前記各装置による靴の製造、離型および移
送工程について説明する。
まず第1〜第3図に示すように射出機3の手前
側に位置する、例えば右底成形用ユニツト112
の第1、第2足型101,102に靴の甲皮Uを吊
込み、各足型101,102の踵部10bをロツク
装置18によりロツクして踵部10bを足型本体
10aの切欠き13に係合し各足型101,102
を正規の足型長さに保持する。製靴作業におい
て、下部に位置する第1足型101を金型8の底
型部8b上方に位置させて両側型部8aを閉じ、
回転テーブル2を第1図反時計方向に間歇回転さ
せて金型8のスプルー25を射出機3における加
熱筒26先端の射出ノズル26aに対向させる。
そして加熱筒26を前進させて射出ノズル26a
を金型8のスプルー25に合致させ、そのスプル
ー25を通じて合成樹脂、合成ゴム等の溶融底材
を両側型部8a、底型部8bおよび第1足型10
により形成されるキヤビテイ内に充填して靴底
部Soを成形すると同時に靴底部Soと甲皮Uとを
一体化して靴Sを製造する。
次いで両側型部8aを開き、靴Sを覆いた第1
足型101を上方へ180゜回転させ、今まで上方に
位置していた第2足型102を金型8の底型部8
b上方に位置させて前記と同様の操作により靴S
を製造する。
アンロツク装置4における作動器32のベーン
35は、当初第6図に示すように反時計方向に回
転してその終端位置にあり、これにより操作子3
3は第4図に示すようにその先端がロツクハンド
ル20より離間する斜め上方に存するように傾斜
して配設されている。第1足型101におけるロ
ツクハンドル20の棒状部19は、加熱筒26が
前進位置にあるとき操作子33の回動軌跡内に位
置するように設計されているので、第2足型10
による製靴作業中において、電磁切換え弁43
により作動器32の第1吸排出孔361を空圧ユ
ニツト42に、また第2吸排出孔362を大気に
それぞれ連通させると、前記のように操作子33
が第4図時計方向に180゜回動してロツクハンドル
20の棒状部19に上方より衝合し、それを第4
図時計方向に回動させてロツク装置16のロツク
状態を解除する。これにより第1足型101の踵
部10b底面が足型本体10aの底面より突出し
て足型本体10aと靴底部So内面との密着が解
除されると共に足型長さが短縮される。同様のロ
ツク解除操作が第2足型102のロツク装置16
についても行われる。
次いで回転テーブル2を第1図反時計方向に間
歇回転させて第1、第2足型101,102をマニ
プレータ5の位置に停止させる。
離型操作前においては、第13、第14図に示
すようにマニプレータ5のハンド50は第1、第
2フインガ551,552を水平にすると共にそれ
らを開いてコンベヤ6近傍の原位置aにある。
離型操作時には、プログラムに従つてアーム4
8が上部に位置する第2足型102に向けて揺動
すると共に屈曲し、またシリンダ本体54が支軸
53回りに回転して第1、第2フインガ551
552が前進しながら靴底部Soの踏面の傾きと合
致する略45゜に保持され、位置bを経て位置cに
おいて両フインガ551,552が靴Sの踵部Sh両
側に位置する。この状態においては、係止具74
の係止爪79先端が第14図に示すように第2足
型102の踵部10b後面に衝合するが、その衝
撃力はねじりコイルばね83により緩衝され、ま
たそのばね83の弾発力により係止爪79先端の
踵部10b後面に対する衝合が保持される。
そして、第12図の切換弁67が高圧設定減圧
弁69側に切換えられているので、開閉弁68よ
り閉鎖用圧力室721,722に高圧空気が導入さ
れ、第1、第2フインガ551,552が閉じて靴
Sの踵部Shが挾着される。この場合、第1、第
2フインガ551,552が互いに独立して閉方向
に移動するので、靴Sの左、右の形の違いにより
それらの停止位置が一方のフインガ551または
552側へ偏つていても両フインガ551,552
により踵部Shを確実に挾持することができる。
次いで、第1、第2フインガ551,552が、
それらが踵部10bと足型本体10aの摺合面に
略沿つた軌跡を描くように位置cより位置dまで
上昇する。この間第2足型102の踵部10bが、
第1、第2フインガ551,552の移動に伴い足
型本体10aに対し摺動してアンロツク状態とな
り、足型長さがさらに短縮されるので、足型本体
10aの爪先部分と靴Sの爪先部分との間には第
15a図に示すように間隙を生じ、これにより次
に行われる靴Sの踵離脱操作が容易となる。
そして第1、第2フインガ551,552が、靴
Sの履口側から踏面側へ移動し、したがつて位置
dから位置eまで斜め後方に上昇する間に、第1
6a、第16b図に明示するように係止爪79が
踵部Shの履口に係止して上昇するので、第1、
第2フインガ551,552と係止爪79との協働
により踵部Shが第2足型102の踵部10bより
抜かれ、第1、第2フインガ551,552が第2
足型102の踵部10bより外れるが、その外れ
る前に切換弁67を低圧設定減圧弁70側に切換
えて閉鎖用圧力室721,722内の気圧を減じ、
第1、第2フインガ551,552の、靴Sの踵部
Shに対する挾着圧を減少させる。これにより第
1、第2フインガ551,552が第2足型102
の踵部10bより外れたとき、成形直後の未硬化
の靴底部Soが第1、第2フインガ551,552
より強圧されて変形するという不具合を回避する
ことができる。
第1、第2フインガ551,552が位置eから
位置fまで斜め後方に上昇する間に靴Sの踵部
Shが第17a、第17b図に明示するように第
2足型102の踵部10bより完全に離脱する。
その後第1、第2フインガ551,552は第2
足型102の底面と略平行に斜め上方に前進して
位置gに至ると靴Sの爪先が足型本体10aの爪
先より抜けて靴Sが第2足型102より完全に離
脱し、次いで第1、第2フインガ551,552
位置gより位置hに上昇する。この場合両押え板
61が踵部Shの踏面に当接しているので、爪先
側がその重量によつて下がることはなく、したが
つて靴Sが両フインガ551,552間より落下す
るおそれはない。そして第1、第2フインガ55
,552が、位置hよりiに後退する間に180゜回
転して踏面が下方に向けられ、第1、第2フイン
ガ551,552が位置jまで下降すると靴Sがコ
ンベヤ6の上方に位置する。そして開閉弁68が
切換えられて閉鎖用圧力室721,722が大気に
開放されると同時に開放用圧力室711,712
圧力空気が導入されるので、第1、第2フインガ
551,552が開き靴Sがコンベヤ6上に落とさ
れる。
次いで、第1、第2フインガ551,552が位
置jより位置kまで斜め上方へ前進する間に両フ
インガ551,552が180゜回転し、それらが当初
の状態に戻り、その後第1、第2フインガ551
552が斜め後方に下降して後退し、原位置aに
復帰する。
以上の離型操作が終了した後第2足型102
180゜回転させて未離型の第1足型101を上方へ
位置させ、前記同様の操作が行われる。
以上のように本考案によれば、足型に装着され
ている靴の踵部を足型の踵部より抜くべく、靴の
踵部両側面を挾着する開閉可能な一対の挾持体
を、靴の履口側から踏面側に移動し得る可動部材
に設けた靴の離型装置であつて、離型時靴の履口
に係止する係止具を、両挾持体間において可動部
材に設けたので、挾持体と係止具との協働によ
り、踵部の甲皮等が足型の踵部に付着している場
合でも靴の踵部を足型のそれより確実に抜くこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は全体の概略平面図、第2図は足型と金型の関係
を示す側面図、第3図は第2図矢視図、第4図
はアンロツク装置と足型の関係を示す側面図、第
5図は第4図矢視図、第6図は作動器の空圧回
路図、第7図はマニプレータの部分斜視図、第8
図は両フインガが閉じた状態における第7図
−線断面図、第9図は両フインガが閉じた状
態における第7図矢視図、第10図は係止具
の斜視図、第11図は係止具の側面図、第12図
はフインガ開閉用空圧回路図、第13、第14図
は離型および移送工程説明図、第15a、第16
a、第17a図はそれぞれ離型工程の説明図、第
15b、第16b、第17b図はそれぞれ第15
a図b−b線、第16a図b−
b線、第17a図b−b線断面図で
ある。 S……靴、Sh……踵部、101,102……第
1、第2足型、10b……踵部、54……可動部
材としてのシリンダ本体、551,552……挾持
体としての第1、第2フインガ、74……係止
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 足型101,102に装着されている靴Sの踵部
    Shを前記足型101,102の踵部10bより抜く
    べく、前記靴Sの前記踵部Sh両側面を挾着する
    開閉可能な一対の挾持体551,552を、前記靴
    Sの履口側から踏面側に移動し得る可動部材54
    に設けた靴の離型装置であつて、離型時前記靴S
    の前記履口に係止する係止具74を、前記両挾持
    体551,552間において前記可動部材54に設
    けたことを特徴とする靴の離型装置。
JP4596483U 1983-03-30 1983-03-30 靴の離型装置 Granted JPS59150312U (ja)

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