JPH0141218Y2 - - Google Patents

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JPH0141218Y2
JPH0141218Y2 JP18458884U JP18458884U JPH0141218Y2 JP H0141218 Y2 JPH0141218 Y2 JP H0141218Y2 JP 18458884 U JP18458884 U JP 18458884U JP 18458884 U JP18458884 U JP 18458884U JP H0141218 Y2 JPH0141218 Y2 JP H0141218Y2
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antenna
insulating sheet
patch
microstrip
insulating
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JP18458884U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は例えば衛星に搭載するマイクロスト
リツプアンテナに係り、特にそのプラズマ空間に
おける帯放電防止を目的とした宇宙航行体搭載用
マイクロストリツプアンテナ(以下マイクロスト
リツプアンテナという。)に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は従来のマイクロストリツプアンテナを
構成するアンテナ素子のうちの1素子分を示す断
面図であり、図において1は例えば導体のパター
ンによる矩形パツチ、2はアンテナ表裏面の信号
ラインを接続している給電ライン、3はアンテナ
の主構体をなすノーメツクスハニカムコア、4は
ノーメツクスハニカムコア3を補強するためアン
テナの表裏に張られたケブラー等の絶縁シート、
5は裏面のマイクロストリツプ回路を構成するた
めの絶縁基板、6は上記ストリツプ回路のグラン
ド面となる金属板である。
第5図は従来の上記アンテナ素子の1素子分の
外形を示す図であり、第5図aはアンテナ1素子
を宇宙空間側から、bは断面をcは衛星内側から
見た図である。図において7は裏面の90゜ハイブ
リツドを構成しているストリツプ線路、8は終端
器である。
第6図は従来の上記アンテナ素子を8素子まと
めて構成したアンテナセグメントを示す図であ
り、第6図aはアンテナセグメントを宇宙空間側
から、bは断面をcは衛星内側から見た図であ
る。図において9は90゜ハイブリツド、10は2
等分配器、11はコネクタである。
第7図は一例として上記アンテナを衛星に搭載
した場合のアンテナ部及び給電部全体を示す図で
あり、図において12は第6図に示した平板状ア
ンテナセグメントと同一のものであり、これを彎
曲状に加工したアンテナセグメント、13は4分
配器、14はT形分配器、15は接続ケーブルで
ある。
従来のマイクロストリツプアンテナは上記の様
に構成され、たとえば衛星から信号を送信する場
合についてアンテナの動作を示すとT形分配器1
4により2分配された信号は4分配器13で4分
配され全体で8分配される。これらはそれぞれコ
ネクタ11を通り8箇のアンテナセグメント12
に入る。アンテナセグメント12では2等分配器
10を3回通り従つて8分配され各々が90゜ハイ
ブリツド9へ入り90゜位相の違う2つの信号が表
裏を継ぐ給電ライン2を通り表側の同一の矩形パ
ツチ1へ送られる。矩形パツチ1の各辺はいずれ
も使用中心周波数の1/2波長に選ばれており、両
端開放の共振器を形成しておりここから電波は放
射される。また信号を受信する場合は上記の逆の
経路を通ることになる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来のマイクロストリツプアンテナを衛星
搭載用として用いる場合、第4図に示す矩形パツ
チ1及び絶縁シート4が存る面が宇宙空間に向く
ことになる。
ところが宇宙空間では荷電粒子によるプラズマ
イオンが存在し絶縁シート4がこれらのイオンを
吸収しその結果、絶縁シート4は帯電し、衛星構
体との電位差は数KVにまで達する。絶縁シート
4はその降伏電圧を越えたところで放電を起こし
この放電による放射電磁界の信号周波数成分の強
度が受信電界レベルに近くなると受信妨害を起こ
し受信不能の状態となる問題点があつた。
この考案はかかる問題点を解決するためになさ
れたものでプラズマ空間に衛星が存る場合でもア
ンテナ面からの放電による受信妨害のないマイク
ロストリツプアンテナを得ることを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
この考案に係るマイクロストリツプアンテナは
アンテナ表面に露出する絶縁シートを金属シート
で覆つたものである。
〔作用〕
この考案においてはアンテナ表面の絶縁シート
が金属シートによりほぼ覆われることにより、こ
のアンテナが衛星に搭載されプラズマ空間にさら
されてもアンテナ表面の帯放電を防止しアンテナ
の受信妨害を緩和する。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示すマイクロス
トリツプアンテナを構成するアンテナ素子の1素
子分を示した断面図であり、1〜6は上記従来ア
ンテナと全く同一のものである。16は絶縁シー
ト4上に張られた金属シートであつて、この実施
例ではパツチの形状として矩形のものを用いた場
合を示している。
第2図はこの考案の上記アンテナの1素子分の
外形を示す図であり、第2図aはアンテナ1素子
を宇宙空間側から、bは断面をcは衛星内側から
見た図である。
第3図はこの考案のアンテナ素子を8素子まと
めて構成したアンテナセグメントを示す図であつ
て、上記のように構成されたマイクロストリツプ
アンテナにおいては矩形パツチ1の端面がインピ
ーダンス的に開放となる必要があり、絶縁シート
4上に張られた金属シート16と矩形パツチ1の
端面により構成される寄生の容量は小さく抑える
必要がある。このため矩形パツチ1の外周と金属
シート16の間はいくぶん間隔をあける必要があ
る。このためわずかの絶縁シート4は露出するこ
とは避けられないがこの露出する面積は従来のマ
イクロストリツプアンテナに比べ非常に少くする
ことが可能でありこれによりアンテナ表面に帯電
するエネルギーは減少することになる。
なお、この絶縁シート上に張られる金属シート
16は矩形パツチ1と全く同一のものでよく、矩
形パツチ1をエツチング等でアンテナ表面上に残
すとき、絶縁シート4上の金属シート16も同時
に残せばよいわけで加工上新しい工程が新たに増
えるわけではない。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したとおりマイクロストリ
ツプアンテナのパツチの囲りの絶縁シート上にパ
ツチ同様エツチングの工程で残し絶縁シートを覆
うという簡単な構造によりアンテナ表面の帯電を
抑制しこれにより発生する放電による受信妨害を
抑える効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すマイクロス
トリツプアンテナを構成するアンテナ素子の1素
子分を示す断面図、第2図はこの考案のアンテナ
の1素子分の外形を示す図、第3図はこの考案の
アンテナ素子を8素子まとめて構成したアンテナ
セグメントを示す図、第4図は従来のマイクロス
トリツプアンテナを構成するアンテナ素子の1素
子分を示す断面図、第5図は従来の上記アンテナ
の1素子分の外形を示す図、第6図は従来の上記
アンテナ素子を8素子まとめて構成したアンテナ
セブメントを示す図、第7図は一例として上記ア
ンテナを衛星に搭載した場合のアンテナ部及び給
電部全体を示す図である。 図において、1は矩形パツチ、2は給電ライ
ン、3はノーメツクスハニカムコア、4は絶縁シ
ート、5は絶縁基板、6は金属板、9は90゜ハイ
ブリツド、10は2等分配器、11はコネクタ、
16は金属シートである。なお、各図中同一符号
は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. マイクロストリツプアンテナの主構体であるハ
    ニカムコアと、上記コアの両面に設けられた絶縁
    シートと、前記一方の絶縁シート上に設けられた
    導体パターンによるパツチと、上記他方の絶縁シ
    ート上に設けられたマイクロストリツプ回路を構
    成する金属板と、この金属板上に設けられた上記
    マイクロストリツプ回路を構成する絶縁基板とを
    備え、上記パツチおよび一方の絶縁シートを有す
    る面が宇宙空間に露出するように配置される宇宙
    航行体搭載用マイクロストリツプアンテナにおい
    て、上記宇宙空間に露出する面の上記絶縁シート
    を、上記パツチを取り囲む様に帯放電防止用の金
    属シートで覆つたことを特徴とする宇宙航行体搭
    載用マイクロストリツプアンテナ。
JP18458884U 1984-12-05 1984-12-05 Expired JPH0141218Y2 (ja)

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JP18458884U JPH0141218Y2 (ja) 1984-12-05 1984-12-05

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JP18458884U JPH0141218Y2 (ja) 1984-12-05 1984-12-05

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JPS61100019U JPS61100019U (ja) 1986-06-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2911893B2 (ja) * 1987-05-15 1999-06-23 クラリオン株式会社 弾性表面波装置
JP2520136Y2 (ja) * 1988-02-15 1996-12-11 クラリオン株式会社 弾性表面波装置

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JPS61100019U (ja) 1986-06-26

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