JPH0141156Y2 - - Google Patents

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JPH0141156Y2
JPH0141156Y2 JP1984033117U JP3311784U JPH0141156Y2 JP H0141156 Y2 JPH0141156 Y2 JP H0141156Y2 JP 1984033117 U JP1984033117 U JP 1984033117U JP 3311784 U JP3311784 U JP 3311784U JP H0141156 Y2 JPH0141156 Y2 JP H0141156Y2
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battery
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する技術分野〕 本考案は、蓄電池の設置に際して、該電池の電
槽の周囲に、地震発生時に備えて、その衝突、移
動、転倒を防止するために設ける耐震補強枠に関
するものである。
〔従来技術とその問題点〕
第1図は従来の蓄電池耐震補強枠の平面図、第
2図は同正面図、である。これらの図において、
1は蓄電池を構成する電槽、2は山形鋼から成る
上部水平材、3は下部水平材、4−1は平鋼から
成る鉛直材、4−2は山形鋼から成る鉛直材、5
は通しボルト、6は平鋼から成る結合材、であ
る。
第1図、第2図に見られるように、従来の蓄電
池耐震補強枠は、形鋼を用いた上下水平材2,3
ならびに鉛直材4−1,4−2からなる外枠と、
相対向する水平材同士を結合する通しボルト5と
か幅の狭い平鋼から成る結合材6等により構成さ
れていた。
このため、電槽配列方向(図で左右方向)に大
地震力が作用した場合、通しボルト5あるいは平
鋼から成る結合材6の間仕切材としての剛性・強
度とも十分でなく、電槽の衝突および同方向への
移動の可能性があり、また、間仕切材としてのボ
ルト5から鉛直材4−1,4−2に均等に力が伝
達せず、配列方向端部の外周短辺材に力が集中
し、さらに、上下水平材の間を斜めに結合する斜
材がないため、枠の変形が大きくなるという欠点
があつた。
また電槽配列直交方向(図で上下方向)に大地
震力が作用した場合、鉛直材4−1,4−2が十
分な剛性を発揮できず、枠の変形が大きくなり、
これと比例して電槽1の傾きが大きくなるなどの
欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は、上述の如き従来技術の欠点を除去す
るためになされたものであり、従つて本考案の目
的は、大地震力が電槽配列方向に作用した場合で
も、或いは電槽配列直交方向に作用した場合で
も、電槽の衝突、移動、傾きとか枠の変形等が発
生することのないようにした蓄電池耐震補強枠を
提供することにある。
〔考案の要点〕
本考案の要点は、電槽を取り巻く鋼板製の上部
水平材及び下部水平材と、前記両水平材の間を鉛
直方向に接続する鋼板製の鉛直材と、前記両水平
材の間を斜めに接続する鋼板製の斜材と、電槽を
隔てて相対向する鉛直材と鉛直材の間に電槽間の
間隙を通して張り渡された鋼板製の挿入材と、前
記各材の一つまたは複数と電槽の間、および電槽
と電槽の間にそれぞれ配置されたゴム製の緩衝材
とから畜電池耐震補強枠を構成した点にある。
〔考案の実施例〕
次に図を参照して本考案の実施例を説明する。
第3図は本考案の一実施例を示す平面図、第4
図は同正面図、第5図は同側面図、である。これ
らの図において、1は電槽、2は上部水平材、3
は下部水平材、4は鉛直材、7は鋼板から成る挿
入材、8はゴムから成る緩衝材、9は山形鋼から
成る斜材、である。
これらの図において、上部水平材2と下部水平
材3の間は、鉛直材4のほか、斜材9がほどこさ
れて補強の役割を果たしており、また電槽1と1
の間、電槽1と水平材3,4の間等には、ゴムか
ら成る緩衝材8が配置されていることが認められ
るであろう。そのほか、鋼板から成る挿入材7
が、電槽1を隔てて相対向する鉛直材4と4の間
に電槽間の間隙を通して張り渡されていることが
判るであろう。
第4A図は第4図における要部の拡大図であ
る。同図において、B1は水平材2,3と斜材
9、鉛直材4との間を接合するボルトであり、B
2は挿入材7を鉛直材4と接合するボルトであ
り、B3は基礎固定ボルト、である。鋼板から成
る挿入材7にも緩衝材8が設けられていることが
認められるであろう。
第6図は本発明の一実施例を示す斜視図であ
る。同図については、改めて説明するまでもない
であろうが、鋼板から成る挿入材7の一面に、帯
状の緩衝材8が形成されていることが認められる
であろう。かかる帯状の緩衝材8は、挿入材7の
他面(図では見えない)にも形成されていること
は勿論である。
以上説明した如き、本考案による蓄電池耐震補
強枠は、これを施工するには、まず電槽(畜電
池)1を配置し、下部水平材3の位置を決定す
る。次に基礎固定ボルトB3により、下部水平材
3を固定する。続いて4隅の鉛直材4、上部水平
材2と組み上げて行く。続いてゴム緩衝材8を接
着剤で貼付けた挿入材(鋼板)7を上部から電槽
間に挿入し、鉛直材4を取り付け、挿入材(鋼
板)7と鉛直材4とをボルトB2で接合する。最
後に枠の外周に斜材9を取付ける。
このような構造になつているから、本考案によ
る蓄電池耐震補強枠は下記に述べる効果を奏す
る。
(イ) 緩衝材8が電槽間及び電槽と水平材の間に取
り付けられることにより、電槽間及び水平材と
の衝突を防止できる。
(ロ) 緩衝材付鋼板である挿入材7は、電槽全体の
配列方向の移動を抑制し、衝突あるいは移動に
より作用する力を外周枠に分散させる。また、
外周枠の短辺方向の剛性と耐力を高める。
(ハ) 斜材9は、外周枠の長辺方向の剛性を高め、
鉛直材と上記挿入材の移動を抑える。
(ニ) 以上の他に、各接合部をボルト接合としたた
め、既存の蓄電池枠の補強にも容易に利用でき
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による補強枠は、
緩衝材付鋼板である挿入材と外周の斜材が一体と
なつて、蓄電池枠の耐力・剛性を高め、さらに、
水平材・電槽間、電槽間相互に挿入・貼付した緩
衝材との相乗効果により、電槽の移動・転倒を抑
制できるものであるから、電槽同士の衝突・電槽
のロツキングによる床との衝突による衝撃力を小
さくするとともに、電池の接続桿、接続ケーブル
類の変形を小さくでき、地震発生に際しての2次
的な損傷も防止できるという利点がある。
また、本考案は蓄電池に限らず、重量物の耐震
対策にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の蓄電池耐震補強枠の平面図、第
2図は同正面図、第3図は本発明の一実施例を示
す平面図、第4図は同正面図、第4A図は第4図
における要部の拡大図、第5図は本考案の一実施
例を示す側面図、第6図は本発明の一実施例を示
す斜視図、である。 符号説明、1……電槽、2……上部水平材、3
……下部水平材、4……鉛直材、4−1……平鋼
から成る鉛直材、4−2……山形鋼から成る鉛直
材、5……通しボルト、6……平鋼から成る結合
材、7……鋼板から成る挿入材、8……ゴムから
成る緩衝材、9……斜材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 設置された畜電池の電槽の周囲に形成されて地
    震発生時における該電槽の移動、転倒を防止する
    畜電池耐震補強枠であつて、 電槽を取り巻く鋼板製の上部水平材及び下部水
    平材と、前記両水平材の間を鉛直方向に接続する
    鋼板製の鉛直材と、前記両水平材の間を斜めに接
    続する鋼板製の斜材と、電槽を隔てて相対向する
    鉛直材と鉛直材の間に電槽間の間隙を通して張り
    渡された鋼板製の挿入材と、前記各材の一つまた
    は複数と電槽の間、および電槽と電槽の間にそれ
    ぞれ配置されたゴム製の緩衝材とから成ることを
    特徴とする畜電池耐震補強枠。
JP3311784U 1984-03-09 1984-03-09 蓄電池耐震補強枠 Granted JPS60147072U (ja)

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JP3311784U JPS60147072U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 蓄電池耐震補強枠

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JP3311784U JPS60147072U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 蓄電池耐震補強枠

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JPS60147072U JPS60147072U (ja) 1985-09-30
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JP3311784U Granted JPS60147072U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 蓄電池耐震補強枠

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57112463U (ja) * 1980-12-29 1982-07-12
JPS6029173Y2 (ja) * 1981-03-19 1985-09-04 新神戸電機株式会社 蓄電池用緩衝間隔体

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JPS60147072U (ja) 1985-09-30

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