JPH0141098B2 - - Google Patents

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JPH0141098B2
JPH0141098B2 JP3185183A JP3185183A JPH0141098B2 JP H0141098 B2 JPH0141098 B2 JP H0141098B2 JP 3185183 A JP3185183 A JP 3185183A JP 3185183 A JP3185183 A JP 3185183A JP H0141098 B2 JPH0141098 B2 JP H0141098B2
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JP
Japan
Prior art keywords
casing
balls
electromagnets
mill casing
mill
Prior art date
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Expired
Application number
JP3185183A
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English (en)
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JPS59160544A (ja
Inventor
Katsuichi Saito
Shokichiro Yoshikawa
Akira Hirai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MISAKI SENPAKU KOGYO KK
Original Assignee
MISAKI SENPAKU KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by MISAKI SENPAKU KOGYO KK filed Critical MISAKI SENPAKU KOGYO KK
Priority to JP3185183A priority Critical patent/JPS59160544A/ja
Priority to DE19843407608 priority patent/DE3407608A1/de
Publication of JPS59160544A publication Critical patent/JPS59160544A/ja
Priority to US06/829,747 priority patent/US4676439A/en
Publication of JPH0141098B2 publication Critical patent/JPH0141098B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ミルケーシングと、該ミルケーシン
グ内に収容された複数個のボールとから成り、特
にボールが磁力により制御された粉砕機に関し、
更に詳しくは磁力が印加されたボールがケーシン
グの回転に伴う遠心力を充分に受けてから、ケー
シング内を放物線状に飛翔落下し、対応するケー
シング内壁に激突し充分な衝撃力を試料に与え、
望ましくは、ボール列がランダムに交換されるよ
うに制御され、試料には均等的に粉砕の機会が与
えられると共に、印加された磁力により試料に衝
撃力と剪断力とが作用するように構成された粉砕
機に関する。
複数個のボールと、該ボールを収容するミルケ
ーシングとから成る粉砕機は一般に第1図に示す
ように構成されている。すなわちミルケーシング
1内に複数個のボール2,2……が封入され、そ
して粉砕される試料3がケーシング1内に入れら
れて、ケーシング1が回転駆動されると、試料3
とボール2はケーシング1の内壁に沿つて上昇
し、そしてある高さに達したのち重力の作用で落
下するが、その際ボールとボールとの間或いはボ
ールとケーシングの内壁との間に作用する衝撃力
で試料は粉砕されると言われている。
ところで、試料はこのような衝撃力で粉砕され
るので、この効率を高めるためには、ボールはケ
ーシング内をパラボラ曲線状に飛翔するようにす
ること、すなわち第2図に示すように、ボールに
はケーシングの回転による遠心力が充分に与えら
れて、該ボールはケーシング1の略真上まで来て
落下するように構成することが望ましいが、従来
のこの種粉砕機は、このようには成つていない。
すなわちボールの挙動を子細に観察すると、第1
図に示すように、ケーシング1内のボール2,2
……は第3象限に集合化し、C点にあるボール
は順次せり上つて矢印Eの方向に落下しながら移
動して行く、いわゆる海底の抵抗を受けて「砕け
波」となる浅海の波に似た挙動をしている。従つ
て粉砕作用は、集合化したボールとケーシングと
の間の回転摩擦のみとなり、また使用されるケー
シング内の空間も略1/4という非効率なものとな
つている。
また従来の粉砕機は、ボール或いはケーシング
に格別に工夫が施されていなかつたので、ケーシ
ングに収容されているボールは第3図に示すよう
に、周方向に整列して、これらの列間に交換はな
く、従つて粉砕される機会のない区域が存在して
粉砕効率が悪かつた。
一般に粉砕される量と粒度との関係は、確率分
布で表わされるといわれている。そして理想的な
粉砕機による確率分布は、第4図bに示すよう
に、所望の粒度Aの近くに大多数の量が集中する
が、記述したような欠点を有する従来の粉砕機の
確率分布は第4図aのようになり、粉砕効率が悪
く、特に数ミクロンオーダの極微粒子を得るのに
は適さなかつた。
これに対し、上記した粉砕効率を向上させる粉
砕機が、特願昭57−94933号および特願昭57−
112577号において本出願人より提案されている。
本発明はそのような先願技術をさらに改良した
ものであり、ボールの運動をより好適に制御して
破砕効率を向上したボールミルすなわち粉砕機を
提供することを目的としている。
また、ガスタービンのブレード或いはプリント
配線等には数ミクロンオーダ以下の極微粒子のセ
ラミツクを必要とするが、本発明はこのような産
業分野でも有効に利用される粉砕機を提供するこ
とも目的としている。ただし、本発明の用途はこ
れに限定されるものではない。
本発明の粉砕機は、内部に複数個のボールと粉
砕される試料とが封入されているミルケーシング
を有し、このミルケーシングは非磁性材で形成さ
れ、前記ボールは軟鉄等の磁性材で形成されてお
り、前記ミルケーシングの外部の適所から該ケー
シング内に封入されているボールに作用する磁力
を発生する磁力発生手段が設けられ、前記ミルケ
ーシングを回転駆動することにより試料を粉砕す
る粉砕機において、該磁力発生手段は、前記ミル
ケーシングの略真上から回転方向に計つて約130
〜180度の区間および約220〜360度の区間に配設
され且つ該ミルケーシングの母線と平行に複数列
配設された複数個の電磁石と、該電磁石のオン・
オフを制御するスイツチング回路とを含んでい
る。
ここで、電磁石のオン・オフを制御するスイツ
チング回路により、電磁石は交互にオン状態とな
り隣接する電磁石の磁力がボールに対して交互に
作用するように制御される。
以上のような構成を有する本発明によれば、ミ
ルケーシング内のボールは電磁石の磁力により吸
引されミルケーシングの略真上まで到達してから
落下し、その衝撃力で試料が粉砕される。従つ
て、剪断力に加えて衝撃力が試料に作用し、粉砕
効率は大幅に高められ、短時間で極微粒子が得ら
れるのである。
さらに本発明によれば、ボールはミルケーシン
グの周方向で移動するのみならず軸方向(長手方
向)にも移動するので、ボールの整列化が防止さ
れ、粉砕される機会のない区域が減少する。これ
により、粉砕効率がより一層向上するのである。
以下本発明の1実施例を示す第5図ないし第1
0図によつて説明する。第5図a,bはボールの
実施例を示す図で、第5図aは球形のボール4を
また第5図bは円筒状またはラグビーボール状の
ボール4をそれぞれ示している。このように、本
発明に適用されるボールの形状は格別に限定はさ
れないが、その心材6はいずれも軟鉄等の磁性材
で構成されている。そしてその外周面部は、望ま
しくは透磁性のアルミナ、フリント素材5等で被
覆或いはライニングされている。
ミルケーシング7は、第6図に示すように、円
筒状を呈している。そして図示はされていない
が、その両側は蓋体で閉鎖できるようになつてい
る。なおこの蓋体の構成については詳しい説明は
省略するが、連続運転或いはバツチ式運転に適し
た構成になつている。そして従来のボールミルと
同様に軸受等に軸支されて回転駆動される。ミル
ケーシング7の外部には、磁力発生手段Aが取付
けられ、その磁力は内部に封入されているボール
に達するようになつている。従つてこのケーシン
グ7の外殻8は、透磁性であると共に、非磁性材
の18−8ステンレス鋼、高張力アルミニウム、強
化プラスチツク等で構成され、その内表面はボー
ルの同様に、アルミナ、フリント素材でライニン
グ9されている。
磁力発生手段Aは、ミルケーシング7の外部に
設けられた複数列の電磁石10,10……と、こ
れら電磁石の磁力をオン・オフ制御するスイツチ
ング回路11とよりなつている。
電磁石10,10……は、第6図ないし第8図
に示すように、ミルケーシング7を囲む同心の円
筒状ケーシング12の内表面に、ミルケーシング
7の略真上から回転方向に計つて、約130〜180度
の区間すなわちγ区間および約220〜360度の区間
すなわちα区間内で、ミルケーシング7の母線に
平行な列をなして放射状に突設されている。この
実施例では、α区画では5列、γ区画では2列配
設されており、回転方向先頭から1,2……およ
び一方の側方から長手の列方向に1,1′,1a
と呼ぶことにすると、これらの電磁石10,10
……は、第8図に示す展開図のように表示され
る。これら電磁石のうち、α区画の最初の1列の
電磁石5,5′,5aは常時磁力を帯びるように
電力を供給されており、これをのぞいた残りの電
磁石に対し、スイツチング回路11は、互いに隣
りあう電磁石の磁力が交互にボールに作用するよ
うに電力を継続供給するようになつている。今区
間αの長手方向に2行までの電磁石1,1′……
について説明すると、電磁石1′,2,3′,4が
オンのときは、1,2′,3,4′はオフ、次に
1,2′,3,4′がオンのときは、1′,2,
3′,4がオフとなるようにオン・オフされる。
そのタイミングは、ミルケーシング7の回転数に
同調されており、第9図において、ミルケーシン
グ7内の点Aが電磁石3の区間にあるときは、電
磁石3はオン、電磁石2はオフとなり、点Aが電
磁石3から鎖線矢印のように2の区間に達する
と、電磁石3はオフ、電磁石2がオンとなるが、
同図bに示すように、隣り合う電磁石のオン時間
は、オーバラツプするようになつている。なお区
間γは、電磁石6,7′と6′,7は交互にオン・
オフとなるように電力が供給される。
電磁石10は密巻コイルのためインダクタンス
を有し、電流のオン・オフ時、あるいは磁力制御
時に、いわゆる電気回路の慣性要素が生じ、目的
と反対要素が出現するので、特別の回路が必要と
なる。このため本発明のスイツチング回路11
は、第10図のように構成される。
すなわち電源の正極→1つの電磁石10のコイ
ルL→電源の負極の閉回路には、スイツチングの
ためのフイールド、エフエクト、トランジスタす
なわちFETおよび抵抗R4とコンデンサCが並列
に配された磁力調節回路が電磁石のコイルLと直
列に、過電流の制御と上記慣性要素の除去のため
ダイオードFがコイルLと並列に介装される一
方、上記閉回路と並列な別の閉回路には、抵抗
R1〜R3およびスイツチSが介装されている。そ
して、スイツチSがオフのとき、コイルLに電力
が供給され、オンのとき、遮断されるようになつ
ている。
スイツチSは、例えばリミツトスイツチを用
い、これを図示しないカムに追従させて、第9図
a,bに示したようなタイミングを得てもよい
し、回転数からタコジエネレータまたはロータリ
ーエンコーダとパルスカウンタならびに増幅器等
により同調パルス波を得て、電磁石を作動させて
もよい。
次に作用について説明する。
ミルケーシング7内に、粉砕される試料3と適
当数のボール4,4……とを封入し、ケーシング
7を回転駆動すると、区間αの最初の1列の電磁
石5,5′,5aは常時磁力を帯びているので、
ボール4はA点で一挙にケーシング7内壁に吸引
され、次いで交互に発生する電磁石の磁力によ
り、長手方向にも移動しながら頂点Bに至り、C
点付近に落下し衝撃粉砕が行われる。この落下す
るボールの衝撃力は、ケーシング7内面に付着し
た試料を下部に叩き落す役目も果し、粉砕効率が
向上する。なお電磁石は、互いに隣り合うものの
極性が逆となるように配線する方が効果的であ
る。
次に区間γの磁力も相隣る電磁石ごとに相互に
オン・オフされるので、落下するボールは、ケー
シング7の長手方向にも吸引力を受けて、長手方
向の剪断力も生じ、より効果的な粉砕が行われ、
好ましい粒度分布が得られる。
以上説明したように本発明によれば、ミルケー
シング内のボールは、電磁石の磁力に吸引され、
ケーシングの略真上まできて落下し、更にその落
下中に長手方向にも移動させられ、これにより試
料の粉砕はボールの衝撃に加えて、剪断力によつ
て行われ、従つて粉砕効率が大幅に向上されるの
である。また電磁石の配置、スイツチング回路の
調節等により、粉砕に必要な衝撃力あるいは剪断
力を任意に調節でき、それによりボールの整列化
を防いで、粒度分布が第4図bに示すように均一
の細かさの粉体が得られるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第3図は従来技術によるボールの
挙動を示す説明図、第2図は本発明を実施した場
合のボールの挙動を示す説明図、第4図aは従来
技術により得られる粒度分布図、第4図bは本発
明を実施した場合に得られる粒度分布図、第5図
aおよびbはそれぞれ本発明に適用されるボール
の断面図および別の例の斜視図、第6図は本発明
の1実施例を示す説明斜視図、第7図はそのボー
ルの挙動の説明図、第8図は電磁石の配置を示す
展開図、第9図aおよびbはスイツチングのタイ
ミングダイヤフラム、第10図はスイツチング回
路図である。 3……試料、4……ボール、7……ミルケーシ
ング、10……電磁石、11……スイツチング回
路、12……ケーシング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内部に複数個のボールと粉砕される試料とが
    封入されているミルケーシングを有し、このミル
    ケーシングは非磁性材で形成され、前記ボールは
    軟鉄等の磁性材で形成されており、前記ミルケー
    シングの外部の適所から該ケーシング内に封入さ
    れているボールに作用する磁力を発生する磁力発
    生手段が設けられ、前記ミルケーシングを回転駆
    動することにより試料を粉砕する粉砕機におい
    て、該磁力発生手段は、前記ミルケーシングの略
    真上から回転方向に計つて約130〜180度の区間お
    よび約220〜360度の区間に配設され且つ該ミルケ
    ーシングの母線と平行に複数列配設された複数個
    の電磁石と、該電磁石のオン・オフを制御するス
    イツチング回路とを含んでいることを特徴とする
    粉砕機。
JP3185183A 1983-03-01 1983-03-01 粉砕機 Granted JPS59160544A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3185183A JPS59160544A (ja) 1983-03-01 1983-03-01 粉砕機
DE19843407608 DE3407608A1 (de) 1983-03-01 1984-03-01 Vorrichtung zur pulverisierung, insbesondere kugelmuehle, und zur klassifizierung von teilchengroessen
US06/829,747 US4676439A (en) 1983-03-01 1986-02-18 Pulverizing and particle-size classifying apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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JP3185183A JPS59160544A (ja) 1983-03-01 1983-03-01 粉砕機

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JPS59160544A JPS59160544A (ja) 1984-09-11
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JPS59160544A (ja) 1984-09-11

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