JPH0140441Y2 - - Google Patents

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JPH0140441Y2
JPH0140441Y2 JP18981081U JP18981081U JPH0140441Y2 JP H0140441 Y2 JPH0140441 Y2 JP H0140441Y2 JP 18981081 U JP18981081 U JP 18981081U JP 18981081 U JP18981081 U JP 18981081U JP H0140441 Y2 JPH0140441 Y2 JP H0140441Y2
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  • Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
  • Safety Devices And Accessories For Harvesting Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はコンバインの刈取搬送装置の駆動系統
における衝撃負荷や、過負荷時の安全クラツチ装
置に関するものである。
(ロ) 従来技術 コンバインの刈取搬送部には刈刃に石を噛み込
んだり、搬送チエーンに竹や木を挾み込んだりし
て、回転不能となり動力伝達が不能となることが
あるのである。
このような場合の為に従来は刈取搬送装置を駆
動している搬送ミツシヨンケース内に、それから
伝達される全ての部分をカバーする安全クラツチ
装置を設けていたのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、刈取搬送装置といつても刈刃装置、引
起し装置、穂先前部搬送装置、株元前部搬送装
置、株元縦搬送装置、穂先後部搬送装置等の集ま
りであり、これらの全てにかかる馬力を加えると
相当のものとなる為に安全クラツチ装置もそれに
対応したものとなり、少々の過負荷では安全クラ
ツチが働かなくて、部品の破損に至つたり、逆に
始動時に全体の馬力が大きすぎて、始動の為の馬
力が安全クラツチを超えてしまい無用の際に安全
クラツチが切れたりしていたのである。
本考案は刈取搬送装置を受継部と、前処理部の
2系統に分けてそれぞれに安全クラツチを設け、
これらの不具合を失くしたものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明すると。
コンバインの搬送ミツシヨンケース18の入力
軸29にエンジン17より動力伝達し、該入力軸
29上に刈取搬送クラツチ30を設けると共に、
入力軸29を通過後に、株元前部搬送装置7L,
7Rと穂先前部搬送装置4L,4Rより構成され
る前処理部と、株元縦搬送装置12と穂先後部搬
送装置5により構成される受継部の2系統に動力
を分岐し、前記前処理部に過負荷が掛かつた場合
に切断する前処理部安全クラツチ装置34と、受
継部に過負荷が掛かつた場合に切断される受継部
安全クラツチ装置45とを、それぞれの動力伝達
系統上に独立して配置したものである。
(ホ) 実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に
添付の図面に示した実施例の構成を説明すると。
第1図はコンバインの前部側面図、第7図は株
元縦搬送装置12の長短稈調節の為の移動前面か
ら見た図面、第8図は同じく平面から見た図面で
ある。
分草板1にて穀稈の株元部を引起し装置2へ導
びき、倒伏穀稈を引起し乍ら刈刃装置3にて刈取
る。
刈取後の穀稈株元部を掻き込み装置6で掻き込
み、左右の株元前部搬送装置7L,7Rにて、株
元縦搬送装置12の下方まで搬送する。
左右の株元前部搬送装置7L,7Rを合流した
後に、株元縦搬送装置12に受継ぎ急速に株元部
を持ち上げて、フイードチエーン11へ受継ぐ。
一方、穂先部は引起し装置2より左右の穂先前部
搬送装置4L,4Rに受継ぎ、左右の穂先前部搬
送装置4L,4Rが合流した後、穂先後部搬送装
置5にて脱穀装置の扱胴入口板上に搬送するので
ある。
株元縦搬送装置12は下方をピン21にて枢支
され、ピン21はアーム19に枢支され、アーム
19はチエーンケース22の先端に設けられたピ
ン21に枢支されている。
又、株元縦搬送装置12の上部はスプロケツト
99にて駆動され、該スプロケツト部のギアボツ
クス93が前面視で左右方向斜上方に移動されフ
イードチエーン11の先端に対して、株元縦搬送
装置12の後端が左右に位置を変える。
この構造は第7図、第8図にその動きが示され
ている。
第7図は株元縦搬送装置12の長短稈調節の為
の移動を前面から見た図面、第8図は同じく平面
から見た図面である。
株元縦搬送装置12は動力伝達されてスプロケ
ツトが駆動され乍らかつ、長短稈調節の為に左右
にフイードチエーン11の先端で移動しなければ
ならない。その為に搬送ミツシヨンケース18の
左右方向の軸にねじり歯車61を噛合させて動力
を筒軸98に取出している。
そして、筒軸98内にスプライン嵌合させて摺
動軸97を設け、該摺動軸97を摺動ガイド63
内で、前面視にて右斜上方に摺動移動可能として
いる。
摺動軸97は筒体91内に保護されており、そ
の先端のユニバーサルジヨイント92にてギアボ
ツクス93内のベベルギア連と連結している。該
ベベルギア連にて縦搬送装置12の駆動スプロケ
ツト99を駆動している。
この構成から、第4図、第8図の油圧シリンダ
ー71及びピストン杆72により、筒体91を伸
縮することにより長短稈調節の為の株元縦搬送装
置12の右側斜上方への伸縮が行われるのであ
る。
この株元縦搬送装置12の先端の動きは第8図
の如く平面図でみれば左右方向であり、前面視で
見れば筒体91の移動は右斜上方へであるが、株
元縦搬送装置12の動きは回動であるので略水平
に近い動きl−l線となるように構成している。
第7図においてL−Lの線が水平線であり、株
元縦搬送装置12の上端の移動跡を示すl−l線
も略水平に近いものになつている。
ねじり歯車61の封入されたギアボツクス90
は搬送ミツシヨンケース18の突出端部に固設さ
れた蓋体62より延設されており、搬送ミツシヨ
ンケース18が刈取部の回動の為に軸55を中心
に回動する際にはギアボツクス90も摺動ガイド
63も、株元縦搬送装置12と共に回動する。
第1図においてエンジン17からの動力がエン
ジンプーリー25よりカウンター軸装置へ伝えら
れる。
第6図はカウンター軸89部分の前面断面図で
ある。シヤーシー85上に左右の軸受体86,8
7を介してカウンター軸89を支架している。該
カウンター軸89の一方にはエンジンプーリー2
5との間にVベルトを巻回されるVプーリー88
が、他端には走行ミツシヨン装置13の入力プー
リー16との間にVベルトを巻回されるVプーリ
ー79、該Vプーリー79に脱穀駆動プーリー2
7へ動力を伝えるVプーリー80と一体化されて
いる。
又、カウンター軸89上に変速割プーリー81
が係合されており、変速アーム83の回動により
カム面82がベアリング84を押したり押された
りして、変速割プーリー81の間隔を変更し、搬
送ミツシヨンケース18の変速割プーリー23と
の間で無段変速し乍ら動力を伝えている。
第2図は搬送ミツシヨンケース18部の前面断
面図、第3図は同じく搬送ミツシヨンケース18
のうち第2図のA−A断面矢視図、第4図は同じ
く第2図のC−C断面矢視図、第5図は同じく第
2図のB−B断面矢視図である。
カウンター軸89上の変速割プーリー81より
Vベルトにて入力軸29上の変速割プーリー23
に動力が伝えられる。
入力軸29上の変速割プーリー23は従動側の
割プーリーであり、変速アーム83の回動により
変速割プーリー81のプーリー径が変わるので、
変速割プーリー23もバネ28に抗して、そのプ
ーリー径を従動的に変更する。
又、搬送ミツシヨンケース18は軸55を中心
に刈取回動の為に回動するので、その際カウンタ
ー軸89と入力軸29の間の軸間距離が変わるの
で、これを吸収する役目もこの変速割プーリー装
置はもつている。
入力軸29と軸31との間に刈取搬送クラツチ
30が設けられており、クラツチシフター69を
刈取搬送クラツチアーム70にて、断接操作が行
われる。
軸31は進行方向右側へ延設されて、刈取駆動
チエーンケース24内に突出している。軸31の
端部に固設したスプロケツト32と軸41上のス
プロケツト33の間にチエンが巻回されている。
軸31上に前処理部安全クラツチ装置34が設け
られている。
前処理部安全クラツチ装置34の断接により刈
刃3、掻き込み装置6、左右の株元前部搬送装置
7L,7R、左右の穂先前部搬送装置4L,4R
への動力を断接する。
前処理部安全クラツチ装置34はスプロケツト
33に一体的に構成されており、クラツチ係合板
34aをバネ35にて常時押している。このバネ
35の押圧力を、バネ受け40、ベアリング3
9、シール体38を介してボルト36で押すこと
により調節可能としている。ボルト36の位置を
ロツクナツト37で固定する。
軸41の端部のVプーリー22より、第1図の
刈取ベベルギアボツクス9のVプーリー8に動力
を伝達している。10は株元前部搬送装置7L,
7Rの駆動チエーンケースである。
このように前処理部の動力のみを、穂先後部搬
送装置5や株元縦搬送装置12の動力とは切離し
て動力断接可能な前処理部安全クラツチ装置34
を設けているのである。
次に受継部を構成する株元縦搬送装置12と、
穂先後部搬送装置5の駆動系統を説明すると。
軸31上の小径歯車と軸44上の大径歯車43
にて減速し、更に軸44の小径歯車53に一体的
に受継部安全クラツチ装置45が設けられてい
る。
バネ46、バネ受け47、ベアリング48、シ
ール体49を介して受継部安全クラツチ装置45
のクラツチ断時の負荷をボルト50にて調節可能
としている。51はロツクナツトである。
このように受継部安全クラツチ装置45と、前
処理部安全クラツチ装置34を別々に設けたこと
により一つの安全クラツチの容量を小さくして、
確実に作動させることができるようになつたので
ある。
前処理部安全クラツチ装置34の方が受継部安
全クラツチ装置45よりも負荷が大であるので、
クラツチ断の為の操作力を大にすべく調節ベルト
にて調節している。
軸55上のベベルギア56と穂先後部搬送装置
5の駆動軸と58上のベベルギア57が駆動し、
駆動スプロケツト59を駆動している。駆動スプ
ロケツト59部分に穂先後部搬送装置5の後端が
支持されるのである。
軸55は前述の搬送ミツシヨンケース18の蓋
体62内で他端を軸受支持されており、該部分の
歯車60に縦搬送装置駆動用のねじり歯車61が
常時噛合されているのである。
又、蓋体62の他端に刈取回動軸となるパイプ
66が溶接固定されていおり、該パイプ66に枢
支筒67が外嵌される。又、搬送ミツシヨンケー
ス18の端部も刈取部回動軸となつており、枢支
筒68が外嵌されている。枢支筒67,68はシ
ヤーシー85から突設された支柱に支持されてい
る。
第4図、第3図、第5図に摺動ガイド63の断
面が示されている。
摺動ガイド63内に3本の孔が開けられてお
り、孔76はねじり歯車61の封入されたギアボ
ツクス90に連通しており、内部に筒軸98と、
該筒軸98内をスプライン摺動し延長される摺動
軸97が貫通されている。
次の孔75内には第4図、第8図に示す油圧シ
リンダー71と、ピストン杆72が配置されてい
る。もう1つの小孔74内には右斜上方への摺動
の為のスライドガイド杆が挿入されている。
摺動ガイド63は搬送ミツシヨンケース18に
固設された取付片65にて斜めに傾斜して支持さ
れている。
第4図の断面図においては刈取駆動チエーンケ
ース24の上部取付片24cに、搬送ミツシヨン
ケース18の蓋体62が固定されている。
蓋体62は一方では搬送ミツシヨンケース18
の突部にも固定されているので、蓋体62は搬送
ミツシヨンケース18と刈取駆動チエーンケース
24の両者を結合する役目をしている。
刈取駆動チエーンケース24に株元縦搬送装置
12のピン21のピン座21aが、取付座24a
部に固定されている。
又、下方には刈取フレーム73の取付座24b
が設けられている。刈取フレーム73の取付座は
他に13aがあり計2個が固設されている。
(ヘ) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような
効果を奏するものである。
第1に、負荷の違いによつて設定トルクを別々
に設定し、最適なクラツチ切りトルクに設定する
ことができ、部品を破壊する直前に切れるクラツ
チとすることができ、従来の如く安全クラツチが
1ケの場合に駆動系全体の慣性重量により起動時
に安全クラツチが切れることがあつたが、これら
の不具合いも安全クラツチを2個にすることによ
り解消することができるのである。
第2に、受継部安全クラツチ装置45と前処理
部安全クラツチ装置34に動力が伝達される以前
の軸である入力軸29の上に、刈取搬送クラツチ
30を設けたことにより、該刈取搬送クラツチ3
0の操作により、受継部と前処理部の同時停止は
従来通り出来るので、受継部と前処理部において
過剰負荷の状態が発生した場合には、オペレータ
ーが刈取搬送クラツチ30を操作することによ
り、素早く動力切断することが出来るので、各搬
送装置が破壊するまでには至らないで済むのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンバインの前部側面図、第2図は搬
送ミツシヨンケース部の前面断面図、第3図は同
じく第2図のA−A断面矢視図、第4図は同じく
第2図のC−C断面矢視図、第5図は同じく第2
図のB−B断面矢視図、第6図はカウンター軸近
辺の前面断面図、第7図は株元縦搬送装置の長短
稈調節の為の移動を前面から見た図面、第8図は
同じく平面から見た図面である。 4L,4R……穂先前部搬送装置、5……穂先
後部搬送装置、6……掻き込み装置、7L,7R
……株元前部搬送装置、12……株元縦搬送装
置、30……刈取搬送クラツチ、34……前処理
部安全クラツチ装置、45……受継部安全クラツ
チ装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンバインの搬送ミツシヨンケース18の入力
    軸29にエンジン17より動力伝達し、該入力軸
    29上に刈取搬送クラツチ30を設けると共に、
    入力軸29を通過後に、株元前部搬送装置7L,
    7Rと穂先前部搬送装置4L,4Rより構成され
    る前処理部と、株元縦搬送装置12と穂先後部搬
    送装置5により構成される受継部の2系統に動力
    を分岐し、前記前処理部に過負荷が掛かつた場合
    に切断する前処理部安全クラツチ装置34と、受
    継部に過負荷が掛かつた場合に切断される受継部
    安全クラツチ装置45とを、それぞれの動力伝達
    系統上に独立して配置したことを特徴とするコン
    バインの安全装置。
JP18981081U 1981-12-19 1981-12-19 コンバインの安全装置 Granted JPS5894339U (ja)

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JPS5894339U JPS5894339U (ja) 1983-06-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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