JPH0140051Y2 - - Google Patents

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JPH0140051Y2
JPH0140051Y2 JP8592583U JP8592583U JPH0140051Y2 JP H0140051 Y2 JPH0140051 Y2 JP H0140051Y2 JP 8592583 U JP8592583 U JP 8592583U JP 8592583 U JP8592583 U JP 8592583U JP H0140051 Y2 JPH0140051 Y2 JP H0140051Y2
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JP
Japan
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spin
movable electrode
rotating shaft
blood
casing
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JP8592583U
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JPS59191672U (ja
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  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、血液の凝固過程をスロンブエラスト
グラフと称せられるグラフに描き出すことによ
り、血液の臨床測定を行なう測定装置の検出器に
関するものである。
この種の検出器は、原理的にはセル(容器)に
入れた血液中にスピン(回転子)を浸漬させてそ
のセルを水平方向に一定周期で振り子円運動さ
せ、すると血液の凝固に従つてセルの運動が血液
を介してスピンに伝達されるから、その時々のス
ピンの運動を連続して検知するようにしたもので
ある。
従つて、この種検出器では血液を介して伝達さ
れるトルクだけをスピンで正確に検知できるよう
になつていなければならない。
本考案はこの様な事情に鑑み、スピンの回転軸
を線材でケーシング側に懸吊支持せしめ、該回転
軸に一部を長手方向に切り欠いた内側部材と外側
部材とを同芯状に配置して略2重円筒形状に形成
した可動電極を取付け、この可動電極の内側部材
と外側部材との間に、ケーシング側に固着したプ
ラス用とマイナス用の固定電極を各々可動電極と
接触しないように配置し構成することにより、ス
ピンが他の影響を全く受ることなく血液を介して
伝達されるトルクだけで回転(水平方向に円弧状
に運動すること、以下同じ)し得ると同時に、そ
のスピンの回転角度を静電容量によつて検知し
得、その構造が頗る簡単となりしかもスピンが多
少左右に振れた場合でも誤動作なく正確に検知し
得る血液凝固過程測定装置における検出器を提供
せんとするものである。
以下、本考案実施の一例を図面に基づいて説明
する。
スピン1はその表面を超精密に研磨されてシリ
コンと同様の撥水性を有し、回転軸2の下端に取
付け取外し自在に一体的に取付けられる。
スピン1の回転軸2はその上端に線材3を連繋
せしめ、ケーシング4側に線材3だけで懸吊支持
される。
線材3は一本の細いステンレス材からなり、そ
の一端をスピン1の回転軸2に連繋し、他端をケ
ーシング4上部に取付けた捩れ調整部7に連繋す
る。
ケーシング4は基台8に固定された外筒4a
と、その外筒4a内を上下方向に昇降移動できる
ように緊密に嵌装した内筒4bとで構成され、外
筒4aの背面側に内筒4bを上下昇降させる為の
ラツクギヤ9aをガイドする切割溝10を形成す
ると共に、そのラツクギヤ9aを動作させるピニ
オンギヤ9bを取付ける。内筒4bの上端には蓋
板11を介して、スピン1の回転軸2を懸吊支持
する捩れ調整部7を取付け、内筒4bの内部円腹
部にはスピンの回転軸2をロツクするロツキング
デスク12を取付け、ロツキングデスク12の下
部に可動電極5と固定電極6a,6bを配置す
る。尚、捩れ調整部7は周方向には回転しないが
上下方向には移動できるように蓋板11に取付け
られ、ロツキングデスク12は左右方向に突出さ
せた支持腕13を介して内筒4bの長穴14に多
少上下方向に移動できるように支持され、外筒4
aにはロツキングデスク12の支持腕13をガイ
ドするガイド溝15を形成すると共に支持腕13
との間にロツキングデスク12を引き下げる引張
りバネ16を張設する。
可動電極5は円筒の一部を長手方向に切り欠い
た内側部材5aと外側部材5bとを同芯状に配置
してなる略2重円筒形状に形成してなり、天板5
cを介してスピン1の回転軸2に固着取付け、ス
ピン1の回転軸2を中心にして回転軸2と同一体
に回転するようになす。即ち、第3図に示す実施
例では、円筒の正面側と背面側とを長手方向に切
り欠いた内側部材5aと外側部材5bとをスピン
1の回転軸2を中心にして同芯状に且つ互いに適
宜間隔をあけて略2重円筒形状に形成し、天板5
cを介してスピン1の回転軸2に固着取付けるも
のである。尚、図示実施例では円筒の正面側と背
面側の2箇所を切り欠いたが正面側1箇所だけで
もよい。
固定電極6a,6bは円弧状に湾曲形成し、ア
ンプ17のプラス側にされるプラス用6aとマイ
ナス側に接続されるマイナス用6bとの2枚で構
成され、互いにスピン1の回転軸2を中心にして
左右対称に対向させると共に可動電極の内側部材
5aと外側部材5bとの間に各々可動電極と接触
しないように配置せしめて、ケーシング4側、詳
しくはケーシング4の内筒4b内底部から可動電
極5の天板5c近辺にまで延びた天板押え筒18
の下部に固着する。
然して、使用に際しては、第1図の状態からケ
ーシング4の内筒4bをピニオンギヤ9bとラツ
クギヤ9aとで下降させる。すると、スピン1及
び回転軸2が内筒4bと同一体に下降すると共
に、捩れ調整部7及びロツキングデスク12も内
筒4bと同一体に下降するが、ロツキングデスク
12は左右方向に突出させた支持腕13がケーシ
ング外筒4aのガイド溝15の底部に当り、それ
以上下降しなくなる(第1図の2点鎖線で現わし
た状態)。その時、もう少し内筒4bを下げると、
スピン1の回転軸2はその分下がるが、ロツキン
グデスク12は内筒4bの長穴14の上方に位置
するようになるので、スピン1の回転軸2はロツ
キングデスク12から解放され、自由に回転でき
るようになると共に、スピン1がセル19内に入
るようになる(第2図の状態)。この状態で捩れ
調整部7によりスピン1の回転軸2を回動させて
プラス側の静電容量(△C1+△C2)とマイナス
側の静電容量(△C3+△C4)とが互いに同じに
なるように調整する。
調整後、一旦スピン1を上昇させ、セル19を
セル台20にセツトしセル19内に血液21を入
れ、スピン1を再び下降させて血液21内に浸漬
させ、セル台20を介してセル19を振動棒22
で水平方向に一定周期で振り子円運動させる。
尚、図中23は恒温槽、24は流動パラフインで
ある。血液21は最初は流動的であるが、凝固の
進行とともにスピン1との間に抵抗が生じるか
ら、セル19の振り子円運動が血液を介してスピ
ン1に伝達され、スピン1が血液の凝固程度に応
じて振り子円運動を行なうようになる。すると、
スピン1と同一体に可動電極5も回転軸2を中心
にして振り子円運動を行なうので、回転角度に応
じてプラス用固定電極6aとマイナス用固定電極
6bとの間の静電容量が変化するので、その静電
容量を電気処理するものである。
この様にして血液21の凝固過程を検知した後
は、内筒4bをピニオンギヤ9bとラツクギヤ9
aとで上昇させるとスピン1及び回転軸2が上昇
すると共に、捩れ調整部7及びロツキングデスク
12も上昇するが、ロツキングデスク12は引張
りバネ16によつて引き下げられている為、長穴
14の下方位置に下がるから、スピン1の回転軸
2先端2aがロツキングデスク12のロツク部1
2aに嵌り込みロツク状態となる。更に内筒4b
を上昇させると、ロツキングデスク12の支持腕
13が外筒4aのガイド溝15の上部に当り内筒
4bが停止し、同時に天板押え筒18の上端が可
動電極5の天板5cに当接し、可動電極5の揺動
を完全に阻止する。
本考案は斯様に構成したので、スピンが回転運
動するに当つて他の影響を全く受ることがなく、
血液を介して伝達されるトルクを正確にうけて回
転運動し得、正確な血液凝固過程を追従すること
ができる。
しかも、そのスピンの回転運動を静電容量によ
つて検知し得るので、正確な検知が出来ると共
に、構造そのものが頗る簡単となり、尚且つ血液
凝固過程測定装置における後処理が容易となる。
更に、略2重円筒形状に形成した可動電極の内
側部材と外側部材との間に固定電極を配置したの
で、仮に外部振動などで可動電極が多少左右方向
に振たとしてもプラス側の静電容量とマイナス側
の静電容量との和はプラスマイナス零となるの
で、誤動作なくいつでも正確に検知することが出
来る。
よつて、所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施の一例を示し、第1図は縦断
正面図、第2図はスピンを下げた状態の縦断側面
図、第3図は第2図の3−3線断面図である。 図中、1はスピン、2は回転軸、3は線材、4
はケーシング、5は可動電極、5aは内側部材、
5bは外側部材、6aはプラス用固定電極、6b
はマイナス用固定電極、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スピン1の回転軸2を線材3でケーシング4側
    に懸吊支持せしめ、該回転軸2に一部を長手方向
    に切り欠いた内側部材5aと外側部材5bとを同
    芯状に配置して略2重円筒形状に形成した可動電
    極5を取付け、この可動電極5の内側部材5aと
    外側部材5bとの間に、ケーシング4側に固着し
    たプラス用とマイナス用の固定電極6a,6bを
    各々可動電極と接触しないように配置してなる事
    を特徴とした血液凝固過程測定装置における検出
    器。
JP8592583U 1983-06-06 1983-06-06 血液凝固過程測定装置における検出器 Granted JPS59191672U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8592583U JPS59191672U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 血液凝固過程測定装置における検出器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8592583U JPS59191672U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 血液凝固過程測定装置における検出器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59191672U JPS59191672U (ja) 1984-12-19
JPH0140051Y2 true JPH0140051Y2 (ja) 1989-12-01

Family

ID=30215874

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8592583U Granted JPS59191672U (ja) 1983-06-06 1983-06-06 血液凝固過程測定装置における検出器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7246969B2 (ja) * 2018-02-28 2023-03-28 藤森工業株式会社 血液凝固検査装置及び血液凝固検査方法

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JPS59191672U (ja) 1984-12-19

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