JPH0139900Y2 - - Google Patents

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JPH0139900Y2
JPH0139900Y2 JP1984163883U JP16388384U JPH0139900Y2 JP H0139900 Y2 JPH0139900 Y2 JP H0139900Y2 JP 1984163883 U JP1984163883 U JP 1984163883U JP 16388384 U JP16388384 U JP 16388384U JP H0139900 Y2 JPH0139900 Y2 JP H0139900Y2
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JP
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fuel
temperature
fuel pump
temperature sensor
tank
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、内燃機関において、燃料タンクから
燃料噴射弁に向けて燃料を圧送する燃料ポンプの
駆動制御装置に関する。
〈従来の技術〉 夏の暑い日等に自動車を運転し、例えば、低速
ギアで登板中に一旦停止したような場合に、機関
が不調となつて停止してしまつたり、再始動しよ
うとしても始動が困難になることがある。これは
低速回転で走行を続けたために機関及びその周辺
が熱くなり、そのために燃料供給系統内の一部の
燃料が過熱されて気化し、その燃料蒸気のために
燃料通路が閉塞されて燃料の供給不良となること
によつて起こる現象である。この現象をベーパロ
ツクと呼んでいる。
上記のベーパロツク現象の対策の1つとして、
従来、内燃機関の始動直後に所定時間だけ燃料ポ
ンプを通常時より高速回転させ、燃料の圧送量を
増大させる手段が講じられている(実願昭59−
121359号(実開昭61−37459号公報)参照)。即
ち、燃料噴射弁側に圧送された燃料の余剰分は、
リターンパイプを通つて燃料タンクに戻るので、
燃料ポンプを高速回転させて圧送量を増大させる
ことにより、比較的低温に保たれるタンクへ戻る
燃料を多くする。
これにより、過熱していた燃料供給系路内に低
温の燃料が速やかに送り込まれ、ペーパロツク現
象が起きにくくなる。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、従来は、ベーパロツク現象が起きそ
うな機関の過熱状態の有る無しに関わらず、始動
後一定時間(30秒程度)は必ず燃料ポンプを高速
回転させていた。機関が過熱していないのに燃料
ポンプを高速回転させることは、高速回転による
騒音を不必要に発生し、駆動エネルギ損失も増大
するという問題を生じていた。
また、燃料温度を検出して、燃料ポンプの送油
量を増大制御するようにしたものもあるが、この
ものでは、燃料タンク内の燃料温度も高く燃料噴
射弁近傍の燃料温度とに差がないような場合でも
送油量が増大制御されることになり、冷却効果が
殆ど得られないにも関わらず送油量が増大される
ことで、やはり、騒音増大、駆動エネルギ損失と
なる。特にアイドル運転時は、他の騒音に対して
上記送油量増大による騒音(単に音が大きいとい
うだけでなくい、異音ともいうべき不快な音であ
る)は相当気になり、不快感を与えるため、車全
体の商品価値を大いに損なうことが現実問題とし
てある。
また、高温の燃料を過剰に送油することは燃料
配管の継手等の管径に段差を生じる部分で却つて
ベーパーを発生し易くなるという問題があり、ベ
ーパーロツク抑止のための機能が逆にベーパーロ
ツクを助長するという結果を引き起こす惧れさえ
ある(実開昭54−82223号公報参照)。
本考案は、上述した従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、その目的は、必要かつ有効な時に
のみ燃料ポンプを高速回転させてベーパロツク現
象を防ぎ、無駄なエネルギ消費や不必要な騒音を
発生しないようにした燃料ポンプの駆動制御装置
を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで、本考案の装置では、燃料タンク内の燃
料温度を検出する第1温度センサと、燃料噴射弁
に近い燃料系路中の燃料温度を検出する第2温度
センサと、これら両温度センサの検知温度の差が
所定値以上のときに燃料ポンプを通常制御時より
高速で回転駆動する制御手段とを設けた。
〈作用〉 上記噴射弁近くの燃料系路中の燃料温度が高い
のは、ベーパロツク現象が起きやすい状況であ
る。また、タンク内の燃料温度が低いのは、この
低温の燃料を高速循環させることでベーパロツク
現象を有効に抑制できることを示している。上記
制御手段は、この両方の条件が揃つた時に初めて
燃料ポンプを高速回転させる。
〈実施例〉 第1図は、本考案を適用した燃料装置の系統図
であり、第2図は燃料ポンプの駆動制御装置の電
気回路を示している。
燃料タンク内1の燃料は、燃料ポンプ3により
圧送され、燃料供給パイプ2に介挿された燃料ダ
ンパ4、燃料フイルタ5、プレツシヤレギユレー
タ11を経て燃料噴射弁6に至ると共に、余剰分
の燃料はプレツシヤレギユレータ11からリター
ンパイプ10を経て燃料タンク1に戻る。燃料噴
射弁6は燃焼室9の吸気通路8に燃料を噴射供給
する。
本考案においては、サーミスタからなる第1温
度センサ20が燃料タンク1内に設けられ、同じ
くサーミスタからなる第2温度センサ22がプレ
ツシヤレギユレータ11部分の燃料系路中に設け
られている。第1温度センサ20はタンク1内の
燃料温度を検出する。プレツシヤレギユレータ1
1は機関本体近くに設置されているので、第2温
度センサ22は噴射弁6近くの系路中の燃料温度
を検出することになる。
第2図に示すように、燃料ポンプ3は駆動用ト
ランジスタ26と直列にバツテリ24に接続され
ていて、トランジスタ26は制御信号発生部28
からの制御信号によつてON・OFF制御される。
通常制御状態においては、制御信号発生部28
からトランジスタ26のベースに充分に周期の短
いパルス列信号が印加される。その時燃料ポンプ
3及びトランジスタ26に流れる電流の平均値
は、上記パルス列信号のデユーテイ比によつて決
定される。制御信号発生部28は、機関に供給す
べき燃料量に応じたデユーテイ比のパルス列信号
を出力し、燃料ポンプ3の回転を最適制御する。
後述するコンパレータ32から制御信号発生部
28に入力されている信号aがHレベルになる
と、制御信号発生部28はトランジスタ26のベ
ースへ連続してHレベル信号を印加し、トランジ
スタ26をパルス列信号によるON・OFF制御か
ら連続ONへと切り換える。すると、燃料ポンプ
3に最大駆動電流が流れ続け、燃料ポンプ3は通
常制御時より高速で回転駆動される。この時、燃
料ポンプ3による圧送量が増大し、供給パイプ
2、リターンパイプ10、タンク1の系路を燃料
が高速で多量に循環する。
前述した第1温度センサ20と第2温度センサ
22は、抵抗R1とR2と共にブリツジ回路を構
成していて、そのブリツジ回路に一定の電圧Vc
が印加され、また、ブリツジ回路の不平衡電圧
ΔEが差動増幅器30に入力される。この不平衡
電圧ΔEは第1温度センサ20と第2温度センサ
22による両検知温度の差に対応し、第2温度セ
ンサ22の検知温度が第1温度センサ20のそれ
より高い程電圧ΔEが正方向に増大する。
差動増幅器30の出力電圧Ex(ΔEに比例して
いる)はコンパレータ32に入力され、予め定め
られた基準値E0と比較される。電圧Exが基準値
E0以上になると、コンパレータ32の出力信号
aがHレベルになり、前述のように燃料ポンプ3
が高速で回転駆動される。
つまり、噴射弁6近くの燃料温度が非常に高く
なり、両温度センサ20と22の検知温度の差が
所定値以上になると、信号aがHレベルになる。
すると、タンク1内の比較的低温の燃料が急速に
圧送、循環され、ベーパロツク現象が生じにくく
なる。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案に係る燃料ポンプ
の駆動制御装置にあつてはベーパロツク現象が発
生し易い状況で、かつ、燃料を過剰圧送すること
がベーパ防止に有効な場合にのみ、燃料ポンプが
高速で回転駆動されるので、無駄なエネルギ消費
をなくすことができると共に、不快な騒音を発生
しなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に適用した燃料装置の系統図、
第2図は本考案の一実施例装置の電気回路図であ
る。 1……燃料タンク、2……供給パイプ、3……
燃料ポンプ、6……燃料噴射弁、10……リター
ンパイプ、11……プレツシヤレギユレータ、2
0……第1温度センサ、22……第2温度セン
サ、30……差動増幅器、32……コンパレー
タ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料タンクから燃料噴射弁に向けて燃料を圧送
    する燃料ポンプの駆動を制御する装置において、
    上記タンク内の燃料温度を検出する第1温度セン
    サと、上記噴射弁に近い燃料系路中の燃料温度を
    検出する第2温度センサと、これら両温度センサ
    の検知温度の差が所定値以上の時に上記燃料ポン
    プを通常制御時より高速で駆動する制御手段とを
    備えたことを特徴とする燃料ポンプの駆動制御装
    置。
JP1984163883U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0139900Y2 (ja)

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JP1984163883U JPH0139900Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

Applications Claiming Priority (1)

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JP1984163883U JPH0139900Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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Publication Number Publication Date
JPS6180361U JPS6180361U (ja) 1986-05-28
JPH0139900Y2 true JPH0139900Y2 (ja) 1989-11-30

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ID=30721745

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JP1984163883U Expired JPH0139900Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JPH0614070Y2 (ja) * 1987-09-04 1994-04-13 株式会社ユニシアジェックス 燃料ポンプ制御装置

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JPS5482223U (ja) * 1977-11-22 1979-06-11

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JPS6180361U (ja) 1986-05-28

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