JPH0138556Y2 - - Google Patents

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JPH0138556Y2
JPH0138556Y2 JP1981106595U JP10659581U JPH0138556Y2 JP H0138556 Y2 JPH0138556 Y2 JP H0138556Y2 JP 1981106595 U JP1981106595 U JP 1981106595U JP 10659581 U JP10659581 U JP 10659581U JP H0138556 Y2 JPH0138556 Y2 JP H0138556Y2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は中性子の照射を受ける原子炉内の温度
を計測する装置に関する。
現在の実用原子炉、例えば沸騰水形原子炉およ
び加圧水形原子炉においては、炉心内の温度を計
測するための熱電対は装荷されていない。ここ
で、炉心内に熱電対を装荷すれば、原子炉内の温
度分布が測定でき、原子炉の動作状態を監視する
ことも可能となる。また米国スリーマイル島の原
子炉事故で代表される冷却材喪失による原子炉の
異常昇温も知ることが出来、事故を未然に防ぐこ
とも可能となる。
しかし、このように熱電対を原子炉内に装荷し
て、事故発生時の高温、例えば1300℃程度の温度
を計測することは、次に説明する理由により、非
常に難かしく不可能とさえいわれていた。即ち、
一般的に高温用として使用されている白金−白金
ロジウム熱電対は1600℃まで計測可能である。し
かし中性子照射量が7.5×1020nvtにもなると、中
性子吸収断面積が大きいロジウムが中性子を吸収
し、全ロジウムの10%程度がRh103(n,γ)
Rh104の反応を起こしてRh104となり、Rh104はβ
崩壊しPd104になる。このため材質が変化し、熱
電対としての特性が変わり、正確な測定が不可能
となるため、原子炉内計測用としては使用されな
かつた。一方、中性子照射の影響が比較的少ない
クロメル−アルメル熱電対を使用した場合、900
℃までは正確な測定が可能であるが、1300℃ほど
の高温下では破壊されてしまい、使用は不可能で
ある。従つて、原子炉内での熱電対による最高計
測温度は、クロメル−アルメル熱電対の使用可能
温度迄と考えられていた。
本考案は原子炉内で中性子の長期照射を受けた
状態においても1300℃程度までの温度が正確に測
定できる原子炉の温度計測装置を提供することを
目的とする。
以下、本考案の一実施例について第1図を参照
して説明する。クロメル線1とアルメル線2とか
らなるクロメル−アルメル熱電対3の検出部4に
はγ線吸収係数が大きい金属としてタングステン
からなる被覆部材5を設ける。又、白金線6と白
金ロジウム線7とからなる白金−白金ロジウム熱
電対8の検出部9にも同様にタングステンからな
る被覆部材5を設ける。両検出部4,9を金属シ
ース10内に入れ、互いに接近した状態で、かつ
絶縁を保持するようにAl2O3の半結晶の粉状の絶
縁体11を充填する。金属シース10の開口部に
はセラミツクスの結晶体からなる絶縁蓋12を被
せ、この絶縁蓋12を貫通して外部雰囲気と気密
絶縁を保たせながら各線1,2,6,7を外部に
引出し、クロメル−アルメル熱電対3は第1の電
圧式温度計13に接続し、白金−白金ロジウム熱
電対8は第2の電圧式温度計14に接続する。両
温度計13,14の出力を演算処理装置15に入
力する。演算処理装置15は、一定時間ごとに両
温度計13,14の出力を記憶し、クロメル−ア
ルメル熱電対3の出力が900℃以下の場合、その
クロメル−アルメル熱電対3の出力に対応した温
度を表示装置16に表示させるようにしてある。
そして更に演算処理装置15は、900℃を超過し
た場合は予じめそれ迄の300℃から900℃の間のク
ロメル−アルメル熱電対3の測定値を利用して、
その場合の中性子照射による白金−白金ロジウム
熱電対8の特性変化を補正し、900℃から1300℃
程度までの特性を予測補正した白金−白金ロジウ
ム熱電対8の出力による計測温度を表示装置16
に表示させるようにしてある。
次に具体的な補正例を述べる。
被測定部の温度が900℃になつた時のクロメル
−アルメル熱電対の熱起電力は37.3mVである。
従つて、中性子照射に無関係にクロメル−アル
メル熱電対の出力電圧としては37.3mVが出力さ
れ、その換算温度としては900℃が示される。
一方、900℃における白金−白金ロジウム(白
金ロジウム全体に対するロジウム含有量が13重量
%)熱電対の未照射時の熱起電力V0 900は9.2mV
であるが、照射が進んだ後の熱起電力V1 900
V0 900より小さな値となる。そこで、クロメル−
アルメル熱電対で900℃が計測された時の白金−
白金ロジウム熱電対の熱起電力V1 900を計測し、
演算処理装置の内部メモリから未照射時の白金−
白金ロジウム熱電対の900℃での熱起電力V0 900
用いて照射後の白金−白金ロジウム熱電対の校正
定数V0 900/V1 900を算出する。その後、900℃以上の温 度雰囲気例えばT℃になつた時の白金−白金ロジ
ウムの熱起電力V1 Tを計測し、900℃で求めた校
正定数V0 900/V1 900を乗じる演算処理を行なう。この演 算処理した値(V0 900/V1 900×V1 T)と演算処理装置の 内部メモリに記憶させた白金−白金ロジウムの未
照射時の熱起電力特性表と照らし合わせ、 (V0 900/V1 900×V1 T)の値と一致した未照射時の白金 −白金ロジウム熱電対の熱起電力となり得る温度
を予測補正し、表示装置16に表示させる。
次に作用について説明する。
クロメル−アルメル熱電対3は第2図の曲線a
に示すように、中性子照射の影響を受けることが
少なくて900℃迄は正確に出力電圧を出せるのに
対し、原子炉内の温度は定常運転時は300℃程度
であるから、定常運転時の温度計測および異常が
あつても900℃迄の温度計測には問題がない。し
かし、冷却材喪失事故発生と同時に炉内温度が上
昇し始め、最終的に1300℃程度迄上昇することが
ある。ここでクロメル−アロメル熱電対3は、
300℃から900℃迄の間の出力電圧が正確であるこ
とを利用し、その間の両電圧式温度計13,14
の出力を演算処理装置15によつて何点かサンプ
リングして、クロメル−アルメル熱電対3の出力
電圧と白金−白金ロジウム熱電対8の出力電圧と
から、その冷却材喪失事故時における中性子照射
された白金−白金ロジウム熱電対8の温度−出力
特性曲線の変化を求めておくことにより、900℃
から1300℃程度までの特性を予測することが出来
る。この白金−白金ロジウム熱電対8の温度−出
力特性曲線は例えば第2図の曲線bで示すような
中性子未照射の場合の特性のものが、1021nvt照
射を受けると曲線cのように低下し、更に5×
1021nvt照射を受ければ曲線dのように低下する
ものであつて、出力電圧と温度の関係は一定でな
いのが難点であつたが、前記のように1300℃程度
迄の特性を予測補正することによつて、白金−白
金ロジウム熱電対8を使用した原子炉内の900℃
から1300℃程度迄の正確な温度計測が出来る。ま
た冷却材が注入されて温度が低下したことの確認
も白金−白金ロジウム熱電対8によつて行なうこ
とが可能である。このように中性子照射に対して
特性変化が少ないクロメル−アルメル熱電対3
と、高温まで計測可能な白金−白金ロジウム熱電
対とを組合せることにより、互の欠点をなくすこ
とが可能となる。従つて原子炉内で長期間にわた
つて中性子照射された後でも、高温まで正確に計
測することが可能となる。また熱電対の検出部
4,9にγ線吸収係数が大きい金属であるタング
ステンの被覆部材5を設けたことにより、昇温時
間が速くなり、応答特性の速い温度計測装置とな
つている。尚、演算処理装置15および表示装置
16は熱電対1組につき1台必要とすることでは
なく、1プラントで使用する熱電対10〜40組に対
して1台備えれば十分処理することが出来る。
次の他の実施例として、被覆部材5は金属シー
ス10を被覆するようにしてもよいし、それぞれ
の熱電対3,8を別々の金属シース10に収納
し、検出部4,9だけを接近させて同一温度測定
位置に設置してもよい。
又、更に他の実施例として、絶縁体11に
MgOを使用すれば1200℃までクロメル−アルメ
ル熱電対3で計測することが可能である。この場
合は、万一金属シース10が破壊するとMgOが
水と反応を起こし、大きな事故になることが考え
られるので金属シース10をドライチユーブから
なる案内管内に入れた方がよい。
尚、本考案は上記し、かつ図面に示した実施例
のみに限定されるものではなく、その要旨を変更
しない範囲で、種々に変形して実施できることは
勿論である。
以上説明したように、本考案によれば、中性子
照射に対して特性変化が少ないクロメル−アルメ
ル熱電対と高温まで計測可能な白金−白金ロジウ
ム熱電対とを組合せ、異常高温になる場合は、そ
れまでの中性子照射を受けた白金−白金ロジウム
熱電対の特性変化をクロメル−アルメル熱電対の
所定の温度までの測定値を利用して演算処理装置
にて予測補正し、その予測補正した白金−白金ロ
ジウム熱電対の出力による計測温度を表示装置に
表示させるようにしたので、両熱電対の互の欠点
をなくし、1300℃程度の高温まで正確に測定でき
る原子炉の温度計測装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原子炉の温度計測装置の一実
施例を示す縦断面図、第2図は第1図に用いた熱
電対の温度−出力特性曲線図である。 1……クロメル線、2……アルメル線、3……
クロメル−アルメル熱電対、4,9……検出部、
5……被覆部材、6……白金線、7……白金ロジ
ウム線、8……白金−白金ロジウム熱電対、10
……金属シース、11……絶縁体、15……演算
処理装置、16……表示装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) クロメル−アルメル熱電対と、白金−白金ロ
    ジウム熱電対とを同一温度測定個所に相互に絶
    縁して配設し、両熱電対をそれぞれ別の電圧式
    温度計に接続し、両電圧式温度計の出力を演算
    処理装置に入力し、クロメル−アルメル熱電対
    の出力による計測温度が所定の温度になる迄は
    その計測温度を表示装置に表示させ、所定の温
    度を超過した場合は、前記演算処理装置にて予
    じめその所定温度迄のクロメル−アルメル熱電
    対の測定値を基準温度として利用し、それ迄の
    中性子照射による白金−白金ロジウム熱電対の
    所定温度から1300℃程度迄の温度−出力特性変
    化を予測補正し、その予測補正した白金−白金
    ロジウム熱電対の出力による計測温度を表示装
    置に表示させることを特徴とする原子炉の温度
    計測装置。 (2) 熱電対は金属シース内のAl2O3の絶縁体中に
    収納したことを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の原子炉の温度計測装置。 (3) 熱電対の検出部にはγ線吸収係数の大きい金
    属の被覆部材を設けたことを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項又は第2項記載の原子
    炉の温度計測装置。
JP1981106595U 1981-07-20 1981-07-20 原子炉の温度計測装置 Granted JPS5812899U (ja)

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JPS5812899U JPS5812899U (ja) 1983-01-27
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021025852A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 日本発條株式会社 温度センサ、ヒータユニット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021025852A (ja) * 2019-08-02 2021-02-22 日本発條株式会社 温度センサ、ヒータユニット
US12000737B2 (en) 2019-08-02 2024-06-04 Nhk Spring Co., Ltd. Temperature sensor and heater unit

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