JPH0134739Y2 - - Google Patents

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JPH0134739Y2
JPH0134739Y2 JP16505183U JP16505183U JPH0134739Y2 JP H0134739 Y2 JPH0134739 Y2 JP H0134739Y2 JP 16505183 U JP16505183 U JP 16505183U JP 16505183 U JP16505183 U JP 16505183U JP H0134739 Y2 JPH0134739 Y2 JP H0134739Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
spline
sleeve
shaft
seal body
sliding shaft
Prior art date
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JP16505183U
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JPS6071732U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、主として車両用のステアリングシヤ
フトやプロペラシヤフトなどに採用されるスライ
デイングシヤフト継手の潤滑構造に関するもので
ある。
従来技術 スライデイングシヤフト継手は、スプラインス
リーブのインナスプラインとスプラインシヤフト
のアウタスプラインとを軸方向へスライド可能に
嵌合させた構成であり、相互のスライド面の潤滑
は、その組付時に塗布されたグリースに頼つてい
る。従つて長期使用の後は、グリースが徐々に外
部へ洩れ出て潤滑性が悪化し、スライデイングシ
ヤフト継手のスライド特性が低下する場合があつ
た。
考案の目的 本考案の目的は、長期間の使用によつてもスラ
イデイングシヤフト継手の潤滑を良好に維持する
ことができ、かつ簡単な構成で製作コストも低く
抑えることができる潤滑構成を提供することであ
る。
考案の構成 本考案の上記目的は、プレス製スプラインスリ
ーブの端部をそのプレス成形時に拡径して潤滑剤
保持用の空所を形成することで達成される。
実施例 以下、本考案の構成を図面で示す実施例に従つ
て説明する。
ステアリングシヤフトやプロペラシヤフトの自
在継手部分に採用されるスライデイングシヤフト
継手の要部を一部断面で表した第1図及びその
−線断面を表した第2図において、プレス成形
品であるスプラインスリーブ10のインナスプラ
イン11にはスプラインシヤフト16のアウタス
プライン17が、軸方向へは相対的にスライド可
能で、かつ相互間の回転伝達可能に嵌合されてい
る。上記スリーブ10の開口端部にはゴム等の素
材よりなる環状のシール体13が金属製のシール
キヤツプ14によつて装着されている。このシー
ルキヤツプ14は、その端部周縁に形成した複数
個の爪15をスリーブ10の外周に形成した環状
溝12に係止させることで、このスリーブ10と
上記シール体13との装着をなしている。なお、
シール体13の内周面は上記シヤフト16のアウ
タスプライン17の形状に倣つて密着しており、
水等がスリーブ10とシヤフト16との間に浸入
することを阻止している。
さて、上記スリーブ10の開口端部には、第2
図の−線断面を表した第3図からも明らかな
ようにそのインナスプライン11の山に相当する
個所を拡径することで四個の膨出部19を形成し
ている。これら膨出部19はスリーブ10のプレ
ス成形時において同時成されるものである。そし
て、これらの膨出部19により、それぞれの内周
面とシヤフト16のアウタスプライン17との間
にはグリース等の潤滑剤を保持するための空所2
0が構成されている。
上記の構成によれば、スプラインスリーブ10
とスプラインシヤフト16とのスライド作動時
に、これら相互のスライド面間にあるグリース等
は外部に洩れることなく、上記の空所20に留め
られ、再びスライド面に供給される。このため、
スリーブ10とシヤフト16との間の潤滑は長期
にわたつて良好に保持される。
なお、上記の空所20はスリーブ10の開口端
部をその全周にわたつて拡径することで構成して
もよい。
考案の効果 以上のように本考案は、スプラインスリーブの
開口端部を拡径し、これによつてこのスリーブと
スプラインシヤフトとの間に潤滑剤を保持するた
めの空所を構成しているので、簡単な構造で製作
コストの増加などを招くことなく、スリーブとシ
ヤフトとの間の潤滑を長期にわたつて良好に保持
することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はスライ
デイングシヤフト継手を一部破断して表した断面
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
同じく第1図の−線断面図である。 10…スプラインスリーブ、11…インナスプ
ライン、13…シール体、16…スプラインシヤ
フト、17…アウタスプライン、20…空所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレス製のスプラインスリーブのインナスプラ
    インとスプラインシヤフトのアウタスプラインと
    をスライド可能に嵌合させ、スプラインスリーブ
    の端部にスプラインシヤフトの外周に対して密着
    させたシール体を設けてなるスライデイングシヤ
    フト継手において、このシール体側のスプライン
    スリーブの端部を、そのプレス成形時に拡径して
    ここに潤滑剤保持用の空所を形成したことを特徴
    とするスライデイングシヤフト継手の潤滑構造。
JP16505183U 1983-10-24 1983-10-24 スライデイングシヤフト継手の潤滑構造 Granted JPS6071732U (ja)

Priority Applications (1)

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JP16505183U JPS6071732U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 スライデイングシヤフト継手の潤滑構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16505183U JPS6071732U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 スライデイングシヤフト継手の潤滑構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6071732U JPS6071732U (ja) 1985-05-21
JPH0134739Y2 true JPH0134739Y2 (ja) 1989-10-23

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ID=30361693

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JP16505183U Granted JPS6071732U (ja) 1983-10-24 1983-10-24 スライデイングシヤフト継手の潤滑構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08218Y2 (ja) * 1988-10-18 1996-01-10 株式会社豊田自動織機製作所 ステアリングシャフトの潤滑装置

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Publication number Publication date
JPS6071732U (ja) 1985-05-21

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