JPH0133748B2 - - Google Patents

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JPH0133748B2
JPH0133748B2 JP9415479A JP9415479A JPH0133748B2 JP H0133748 B2 JPH0133748 B2 JP H0133748B2 JP 9415479 A JP9415479 A JP 9415479A JP 9415479 A JP9415479 A JP 9415479A JP H0133748 B2 JPH0133748 B2 JP H0133748B2
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storage tank
vapor
liquid
compressor
pressure
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Terii Juniaa Ruisu
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Description

【発明の詳細な説明】 「車輛のCO2冷却」と称する発明に係る1977年
9月6日付で許可された米国特許第4045972号明
細書には冷凍車の貨物隔室を低温冷却するため二
酸化炭素を使用する装置が記載されている。この
装置は運転手が頻繁に貨物隔室に入る必要があ
り、従つて安全上の見地から隔室内に空気の雰囲
気を保持することが好ましい配達トラツク等には
特に有利である。従つて、この装置は貨物隔室内
の酸素供給に影響を与えないよう温かい寒剤蒸気
を大気に排出している。この特許の装置は従来技
術の装置より可成り改善されているが更に改善が
常に求められている。
従来、たとえば、トラツクまたは鉄道の有蓋貨
車の冷凍隔室または食品加工工場の製品の如き比
較的に大規模の低温冷凍は一般に熱を吸収した後
に大気に排出される高価な寒剤を使用して行われ
ていた。しかしながら、世界全体における燃料費
の上昇により低温冷凍に関連する経済観が変つて
きた。米国特許第4127008号明細書には、特にエ
ネルギーという見地から経済的利点を有する低温
冷凍を利用する種々の装置が記載されている。本
件発明はこの原理を車輛の冷凍装置に採用してい
る。
本件発明は二酸化炭素の如き寒剤を使用して冷
凍車の貨物隔室を冷却する装置を提供するもの
で、車輛に支持された貯蔵タンクには、たとえ
ば、三相点即ち三重点の液状CO2中に固形状CO2
の混合物すなわちスラリーの如きある量の寒剤の
どろどろ状のもの(スラツシ)が満たされてい
る。タンクからの液状CO2は熱交換機に移され、
その内部で貨物隔室の大気からの熱を吸収して蒸
発する。熱交換機からのCO2の蒸気は車輛のタン
クに戻されこのタンク内で固形CO2をスラツシ状
に融解して追加の液状CO2を生成する。車輛の貯
蔵タンク内にスラツシが存在している限り、CO2
蒸気はタンクに戻され、望ましくはこの蒸気はタ
ンク内の固形状CO2と直接接触することにより凝
縮されて追加の液状CO2を生成し、この液状CO2
がその後の蒸発作用に使用される。
本件発明の前記した利点とその他の利点等は以
下に添付図面を参照して説明することにより明か
になることと思う。第1図には運転手が1日に何
回も停車してトラツクの貨物隔室12に入り消費
者に引渡す冷凍製品を取り出す毎日の配達路線に
使用される型式の配達トラツク10が示してあ
る。トラツク10は運転台の上側に位置決めされ
た断熱貯蔵タンクすなわち容器14を有してい
る。あるいはまた、この貯蔵タンクは後記するよ
うにトラツクの下側に位置決めすることもでき
る。
タンク14は使用する寒剤の圧力に安全に耐え
られるようにしてある。二酸化炭素は非常に好ま
しい寒剤であるが、たとえば窒素またはアルゴン
の如き(費用の点を除いて)適当な条件の下でス
ラツシを形成できる他の種類の寒剤を使用するこ
ともできる。二酸化炭素を使用する場合、貯蔵タ
ンク14の内容物三重点、すなわち、約75psia及
び約−70〓となり、このタンクの仕様は従つて通
常の安全要件に従い定められる。
第1図に示してあるように、貨物隔室12内に
は囲い16の内側に熱交換機を設けることが好ま
しく、この囲いは頂部と底部とが開放していて囲
い16の頂部に暖かい大気を引き入れることによ
り矢印で示した如く貨物隔室の大気を循環させる
ようにしてある。この熱交換機は、制御装置18
により作動される。該制御装置は操作しやすいよ
うに貨物隔室12の外側に位置ずけてある。
第2図に示してあるように、貯蔵タンク14に
は液体充填導管20と蒸気戻し導管22とが設け
てあり、これらの導管にはそれぞれ手動の締切り
弁20a,22aが設けてある。タンク14に所
望量の低温スラツシを満たすため、充填導管20
は液状二酸化炭素の供給源に接続され他方蒸気戻
し導管22はコンプレツサーを含む蒸気回収機構
に接続されている。容器すなわちタンクに二酸化
炭素スラツシを充填する機構は米国特許第
4127008号明細書に記載されている。
1例として、三重点圧力より僅かに高い圧力の
液状二酸化炭素が所望の液量になるまでタンク1
4に供給される。この目的のため適当な液量制御
装置(図示せず)を設けることができる。蒸気回
収装置はタンクへの液状二酸化炭素充填が進むに
つれて作動しタンク14からCO2蒸気を取出し、
その後、該蒸気の取出し作業を続ける。三重点圧
力に達すると、CO2蒸気を引き出す結果として蒸
発が続くので、液状二酸化炭素は固形に変り始
め、タンク14内の圧力は三重点圧力のままとな
る。
スラツシ内にて固形CO2が所望の比率になるま
でコンプレツサーは作動し続ける。タンク14の
構造如何により、スラツシ生成がある程度進行し
た後、蒸発され引き出された寒剤に代えるため追
加の液状CO2を加え、配達日の開始時に所望のポ
ンド数の寒剤スラツシがタンク14内に存在する
ようにすることができる。タンク14にはまた圧
力逃し弁24が設けられ、この圧力逃し弁24は
設計上の安全限界に達する前にCO2蒸気を排出す
るよう適当にセツトされる。
液体導管26がタンク14の下部に位置決めさ
れかつ制御装置18から受ける信号により開閉さ
れる遠隔制御弁28を含んでいる。液体導管26
はT字形継手30を含んでいる。この継手を設け
た理由は後記するがこの継手により導管26は第
1の熱交換機すなわち蒸発機32に連絡してい
る。タンク14内のスラツシ中の固形CO2部分が
液体導管26を通つて運ばれることを防止するた
め、たとえば、適当な網目寸法のスクリーンの如
き適当な分離機34が液体導管へ対する入口周辺
に設けてある。この分離機34は後記する他の手
段と併用することもできる。
蒸発機32は貨物隔室12内の囲い16の下部
に位置決めできる。これにより上方位置にある貯
蔵タンク14から液状CO2が流下する際に重力に
依存することが出来るのである。あるいはまた、
ポンプの如き流れ誘起装置を液体導管26に含め
て満足に流すようにできる。2重の機能を果すポ
ンプの1例を第3図に関連して説明する。
制御装置が作動せしめられると、貨物隔室12
内に適当に位置決めした温度検出機34aが温度
を読み取り、弁28を開くことにより適当な冷却
が行われるようになる。蒸発機32の外面には、
たとえば、横方向に又は半径方向に延びたフイン
の如き拡張した熱交換面が形成されている。この
熱交換面の長さは、全ての寒剤の蒸気潜熱とその
ほかのいくらかの顕熱とが該蒸発機32に吸収さ
れるように設計されている。検出機36を蒸発機
32からの出口に設けることができ、この検出機
はもし過度に冷温の液体または蒸気の存在を検出
すると制御装置18に直ちに送給用の弁28を閉
じさせる。望ましくは、この装置では寒剤蒸気が
同様に蒸発機内の顕熱を十分に吸収し、その後の
作動においてドライアイスが出来ないようにして
いる。
たとえば、CO2蒸気は約−30〓かそれよりも高
い温度に温めることが好ましい。
背圧調整機38が蒸発機32から延びている蒸
気導管内に設けてあり、この導管内にドライアイ
スが生成されるのを防止するため、たとえば、
75psiaの最小圧力を保持している。背圧調整機3
8の下手側で蒸気導管はT字形継手40の個所で
分岐されていて蒸気の流れが2部分に分けられ
る。蒸気の一部分はパイプ42を通りコンプレツ
サー44まで運ばれる。コンプレツサーは蒸気を
導管46を経て貯蔵タンク14に戻す。この戻り
蒸気は分離機34の付近に噴射され、その付近に
固形CO2がほとんど存在しないように維持し、こ
うして該分離機から液状CO2が常に流れ出るよう
にしている。蒸気の他の部分は導管48を通りガ
ス・モーター50に流れこのモーターにおいて回
転シヤフトを駆動するよう膨張せしめられる。こ
の回転シヤフトは一端部でフアンすなわち送風機
52を支持し他端部がクラツチ54によりコンプ
レツサー44に接続されている。一般に、蒸気の
総流量の約30〜40%がコンプレツサー44に運ば
れるが、作動状態及びタンク14内のスラツシ中
の固形CO2の割合によりこの蒸気量は変わる。コ
ンプレツサー44に入る蒸気の圧力は約25ないし
75psiaである。
好ましい作動条件の下では蒸発機32を出る導
管内のCO2蒸気はそれが蒸発機内で生成された平
衡温度より可成り高い温度に温められていて、そ
の後膨張しても固形CO2は生成しない。たとえ
ば、もし蒸発機32に入る液状CO2がほぼ三重点
(約75psia及び−70〓)であると、圧力調整機を
通つて出る蒸気は約−30〓の温度になることがあ
る。気体流の大部分は分岐導管48を経てガス・
モーター50に運ばれ、このモーター内で等エン
トロピー下で膨張して蒸気の圧力を引き下げ、そ
れに伴い温度を、たとえば、約−85〓に引き下げ
ることになる。
ガス・モーター50からの低温の蒸気は次いで
ガス・モーター50により駆動される送風機52
の通路に位置決めされた第2の熱交換機58へ延
びている導管56を通過する。第2図に示してあ
るように、送風機52はまた貨物隔室からの循環
大気を、主熱交換機すなわち蒸発機32を通るよ
うに送つている。その結果、膨張した冷たいCO2
蒸気は貨物隔室の大気から熱を吸収し、こうし
て、装置の総合的冷凍効率に寄与する。
熱交換機58からの蒸気が該熱交換機58内で
十分高温に加熱されてあれば、該熱交換機58か
らの蒸気はCO2のドライアイスの生成を防止する
何らかの手段も設けずに排出できるが、冷凍食品
が引渡される場合にはそのような温度には達せ
ず、そのため1個のガス・モーターではなく望ま
しくは2個のガス・モーター50,62が設けて
ある。これはトラツクの貨物隔室12内の温度に
よつてはガス温度が1個のガス・モーターでは十
分に上らないので、排出時にCO2のドライアイス
が発生しないようにするためである。こうして第
2の熱交換機58から出るたとえば約−30〓にま
で温められた蒸気は導管60を通り第2のガス・
モーター62にまで流れ、このモーター62は第
2の送風機すなわちフアン64に駆動連結されて
いる。CO2蒸気は完全な等エントロピー膨張が実
際には達成されないので第2のガス・モーター6
2内でほぼ大気圧にまで等エントロピー下で膨張
せしめられて蒸気の温度を、たとえば、約−100
〓に下げる。
ガス・モーター62からこの再冷却された蒸気
は導管66を通り第3の熱交換機68に入る。こ
の第3の熱交換機は第2の送風機64が形成する
循環通路に位置決めされている。従つて、この更
に膨張した蒸気は循環している貨物隔室の大気中
から更に熱を吸収し装置の総合的冷凍効率に寄与
する。第3の熱交換機68を出る再度温められた
蒸気は排出パイプ69を通り大気に排出され、こ
の排出パイプはCO2蒸気をトラツクの貨物隔室の
外部に排出する。
コンプレツサー44に連結している導管42は
遠隔制御された締切り弁70を含み、この弁は貯
蔵タンク14内に固形CO2が残つているかどうか
を確認する検出機72に適当に接続されている。
図示した具体例では、検出機72は蒸気戻し導管
46内に配置されコンプレツサーの下手側で貯蔵
タンク14内の圧力を測定する圧力測定装置であ
る。貯蔵タンク14内に固形CO2がある限り、貯
蔵タンク14内の圧力は蒸気が戻される速度を考
慮に入れて三重点圧力、すなわち、約75゜psiaに
とどまろうとする。ある特定の時間にわたり圧力
が予想された圧力より可成り上昇すると固形CO2
が全部融解して液体と蒸気とのみが平衡状態にあ
ることを示す。検出機72が予期された圧力より
可成り上昇した圧力を検出すると、制御系統は遠
隔制御された弁70を閉じ、閉じた状態が続く限
り、蒸気が導管42内をそれ以上流れることのな
いようにするとともに、100%の蒸気が、ガスモ
ータ50に至つている導管48内を流れるように
している。
蒸気戻し導管46は貯蔵タンク14の下部にま
で延び、従つて、戻り蒸気はスラツシ混合物内に
泡立ち流入し、拡散している固形CO2に直接接触
して敏速に凝縮してそれに伴い固形CO2を融解す
る。後記するが除霜のため貯蔵タンク14の上部
に常に適量の蒸気がたまるようにするため、蒸気
戻し導管46にはT字形継手74が設けてあり、
戻し導管46を貯蔵タンク14の蒸気帯域にまで
延びている圧力調整機78を含んでいる分岐導管
76に接続している。圧力調整機78を三重点以
上の圧力で開くようセツトすることにより、コン
プレツサー44からの蒸気はコンプレツサー44
が作動している時には常に貯蔵タンク14内に三
重点以上の圧力を保持する。従つて、もし温度で
なく圧力が検出機72で検出されるとするなら
ば、固形寒剤の不足を表示するために圧力調整機
78の設定値より高い圧力検出が必要となる。
通常では、導管とガス・モーターとは、タンク
14内にスラツシが存在している限り、蒸気流の
ほぼ30ないし40%が導管42を経てコンプレツサ
ー44に流れまた60ないし70%がガス・モーター
回路に流れるよう構成してある。(1)初期のスラツ
シ混合物中に含まれる固形物の比率が高いか及
び/又は(2)引渡し予定または気候条件等が頻繁に
除霜サイクルを作動することを予想させる場合に
は蒸気の大部分は導管42を通つて選ばれる。同
様に、ガス・モーター50,62と熱交換機5
8,68とは(調整機38の下手側と出口のすぐ
上手側のほぼ大気圧との間の)圧力降下を十分に
分配していずれのガス・モーターにおける膨張に
おいても固形CO2を生成しないよう直列に配置さ
れている。更にまた、ガス・モーターの出力シヤ
フトはそれらが同じ所定の速度で作動するよう
(図示していない)Vベルトで機械的に互いに接
続されている。また、蒸気を蒸発機32からコン
プレツサを介してタンク14に直接戻さずに、そ
の代りに第2の熱交換機58から出る低い圧力の
蒸気がコンプレツサー44に運ばれるように、前
記T字形継手40を導管60に設けることもでき
る。
あるいはまた、コンプレツサー44のすぐ上手
側に簡単な締切り制御弁70を使用する代りに、
タンク14に戻される蒸気とガス・モーターを通
して出口に運ばれる蒸気との相対的量を変えるこ
とのできる可変の流量制御弁を使用できる。下手
側圧力検出機72をこのような可変流量制御弁と
組合せて使用出来、また検出機が読み取つた下手
側圧力の如何により弁70の開度を調節するよう
制御装置18をプログラムできる。このことに関
して、もし下手側の圧力が増大し、蒸気が凝縮す
るよりも速く蒸気がタンク14に戻されているこ
とを表示すると、制御装置18は少ないCO2の蒸
気を導管42を通り流れさせるよう可変弁70を
調節する。このような構成によつて、ガス・モー
ター50,62の長時間にわたる所望の作業条件
を一層確実に維持できるのである。
車輛の貨物隔室内の大気中の湿度如何により、
蒸発機32の外面か他の熱交換機58,68に霜
が徐々に形成する。排出パイプ69には、また、
温度検出機80が設けてあり熱交換機に形成され
る霜を検出している。もし霜が取り除かれないと
熱交換機の冷凍効果は著しく低下するであろう。
霜の形成を検出するのに他の手段を使用すること
もできる。排出導管内の検出機80により読み取
つた温度を検出機34aが読み取つた貨物隔室内
の大気の温度と比較することにより霜の形成を検
出できる。この温度比較により、排出される蒸気
が貨物隔室の大気温度に対しあまりに冷たい温度
であれば、有効な熱伝達を妨げる霜の絶縁層が熱
交換面に形成されていることが分かる。除霜には
種々の方法が可能であり、熱交換機38,58,
68としていわゆる「パネル・コイル」が使用さ
れる場合には手作業で取り除くことも出来る。第
2図に示す方法では熱交換機内へ熱を供給しこれ
によつて霜を溶かしたり取除いたりしている。こ
のような霜取りの必要な状態が検出されると、制
御装置18は自動的に霜取りサイクルを開始す
る。
分岐蒸気導管82が貯蔵タンク14の蒸気部分
から遠隔制御された定量弁84を経て熱交換機8
6にまで延び、この交換機内で蒸気は車輛のエン
ジンからの熱源、たとえば、排気またはエンジン
冷却剤と熱交換関係を経て通過する。エンジンが
作動していないときに除霜作業をするように好適
な熱貯蔵装置を設けることが出来る。しかしなが
ら荷物引渡中、エンジンを作動している場合、貨
物車のドアを開けたり、これに伴ない湿気を含ん
だ空気が入つてきたりするのは普通と変らない。
制御装置18が霜取りモードで作動している時、
制御装置は液体送給弁28と、コンプレツサー4
4のすぐ上手側の弁70と、を閉じる。同時に、
制御装置18は1対の遠隔制御された弁88,8
9を開き、これらの弁はガス・モーター50,6
2を共に流路から有効に離すバイパス導管90,
91に設けてある。
その結果として、CO2蒸気は熱交換機86内
で、たとえば、50ないし200〓の温度にまで加熱
され、タンク14内の圧力が約80〜85psia以下の
場合に何時でも開くよう圧力調整機76をセツト
することにより、僅かに温かいCO2蒸気の供給が
なされる。熱交換機86からの熱い蒸気は、蒸発
機32、次いで導管48、バイパス導管90、第
2熱交換機58、導管60、バイパス導管91、
第3熱交換機66を経て最終的には排出導管69
へ流れていく。蒸発機32と2つの熱交換機5
8,68とに熱いガスを通過させることにより熱
交換機の表面に形成された氷を敏速に融解させ、
熱伝達に対するこの好ましくない絶縁を取り除
く。霜取りモードの終了は適当な方法たとえば、
所定時間だけ熱ガスを流す時限回路を設けること
によつて制御できる。あるいはまた、排出導管内
にあつて熱交換面からの氷の消失を示す温度検出
機80を用いて、排出される熱ガスの顕著な温度
上昇を検出することもできる。霜取りモードが終
了すると、制御装置18は、貨物隔室12内の温
度上昇により冷凍が必要とされるときはいつでも
冷却装置を普通に再作動させる。冷凍作動が再び
開始する時もし定量弁84を通る蒸気の流れがタ
ンク内の圧力をいちじるしく引き下げると、タン
ク内に固形寒剤が残つていなくても圧力を所望の
レベルにまで増大するため短かい時間だけコンプ
レツサー44が作動する。
本発明の改良された冷凍装置は特定寸法の貯蔵
タンク14の総合的冷凍能力を有効に増大する。
更にまた、本発明の冷凍装置は寒剤の節約に役立
つ。なぜなら同一寸法の液状寒剤タンクに比較し
て図示した寒剤スラツシ冷凍装置を有するトラツ
ク10はかなりの量の液状寒剤を備えた状態で一
日の荷物引渡し作業を終つてトラツクの基地へ戻
つてくることが出来、該基地において、充填導管
20から貯蔵タンク14へ付加的液状二酸化炭素
を補給する装置を作動することによつて、前記液
状寒剤を一晩で次の日の荷物引渡し作業に有効な
スラツシ寒剤へ戻すことが出来るからである。
第3図には本発明の他の特徴を具体化した冷凍
装置の別の具体例が示してある。第2図に示した
具体例に関して既に説明した個々の部品はこの変
形具体例の全体を説明する必要を避けるため第2
図の具体例の対応する部品と同じ符号が付してあ
る。
第3図の具体例において、ポンプ100が遠隔
制御された制御弁28と蒸発機32との間で液体
供給導管26に設けてある。ポンプ100は車輛
の電気系統またはある補助的な動力供給源のいず
れかに接続された12ボルトの電導モータにより動
力を与えられる。制御弁28が開いている時常に
ポンプ100は作動せしめられる。冷却したフレ
オンを汲上げるのに普通用いられているような好
適な形式のポンプが採用される。背圧調整機38
に達する寒剤が完全に蒸気相をなして所望量の顕
熱をもつことを確実にするため流体検出装置を同
時に蒸発機32の下流に設けてもよい。蒸気導管
が同様に背圧調整機38の下手側で分岐され、一
方の分岐導管48がガス・モーター50にまで延
び他方の分岐導管42が遠隔制御された可変流量
弁102を経て貯蔵タンク14にまで延びてい
る。ポンプ100を作動して液体寒剤の圧力を、
得られた高圧蒸気がコンプレツサーなしで導管4
2を介して貯蔵タンク14に復帰できる程度まで
に充分上昇される。
それぞれ1つのガス・モーター50と熱交換機
58としか示してないが、1対のガス・モーター
とそれに関係したフアンとを使用することが好ま
しい(第2図の具体例におけるように)。構成部
材のそれぞれは、ポンプ100が普通、液体寒剤
の圧力所望のレベルまで上げられるようたとえば
約80psiaと約95psiaの間にくるよう寸法づけられ
る。或いは適当な補助制御機(図示しない)を設
けてポンプが前述した圧力を維持する速度で作動
するようにしている。
最低の蒸気圧、たとえば、80psiaの圧力が保持
されてCO2蒸気を貯蔵タンク14に容易に戻せる
ようにするため背圧調整機38を使用できる。
蒸気の流れを貯蔵タンク14に所望の割合にし
て戻すため制御装置18は可変流量弁102を適
当に開く。また、タンク14内に固形CO2が残存
する限り一般に30ないし40%の蒸気がタンク14
に戻される。しかしながら、蒸気のこの割合は変
動する。一般には流れの大部分を占める残りの蒸
気は第2図に関連して説明したと同様にガス・モ
ーターと熱交換機との組合わせを通つて運ばれ
る。この具体例の場合にもまた部品はガス・モー
ターのいづれにおいても行われる等エントロピー
下での冷却が固形CO2を生成するには不十分な寸
法にしてある。前も述べたように、貯蔵タンク1
4の状態を監視して液状CO2のみが蒸気と平衡に
残つていることを表示する圧力または温度の上昇
を検出すると、制御装置18が可変流量弁102
を閉じすべての蒸気をガス・モーター50にまで
延びている導管48を通り送る。
以上本発明を特定の具体例に関連して説明した
が、当業に通常の知識を有する者には種々の変形
および変更を加えることができることは明らか
で、特に前記した米国特許により教示される変形
は前記特許請求の範囲により限定された本発明の
範囲に入るものである。たとえば、1段階または
2段階の代りに3段階またはそれ以上の段階にて
圧力を減少するため回路に追加のガス・モーター
を含めることができる。更に1つ又はそれ以上の
等エンタルピー下での膨張を行なう装置が、図示
のガス・モーターの代りに又はそれを組合せて使
用出来る。また一般には幾分効率を下げるが、も
し望まれるなら第1又は第2のガス・モーターか
ら出る寒剤蒸気は、別の熱交換機を介して流す代
りに大気に直接排出することもできる。更にま
た、蒸気を液体に凝縮することなく単に冷却する
だけで、すなわち、貯蔵タンク内のスラツシに接
触する1つまたは2つの熱交換機を含めることに
よりタンク内のスラツシを融解することができ
る。
このような場合には、ガス流全部は第1のガ
ス・モーターとそれに関係した熱交換機とを通り
運ばれ次に貯蔵タンクに関係した熱交換機の1つ
内で冷却され、貨物隔室内の別の熱交換機で温め
られ、第2のガス・モーターを通り膨張せしめら
れ、このモーターに関係した熱交換機を通り運ば
れ、更に貯蔵タンクに関係した別の熱交換機内で
冷却され、最終に貨物隔室内に配置された更に追
加の熱交換機を通過した後排出される。
本発明の更に追加の特徴が前記特許請求の範囲
に記載されている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の特徴を具体化した二酸化炭素
冷凍装置を備えた配達トラツクの側面図、第2図
は第1図に示したトラツクに組み入れる二酸化炭
素冷凍装置の略図、第3図は第2図に似ているが
本発明の種々の特徴を具体化した別の具体例の冷
凍装置の略図である。 10…車輛、14…タンク、20,22…充填
手段、32,58,68,86…熱交換手段、3
4…分離手段、38…圧力調整手段、44…コン
プレツサ、46…戻し手段、50,62…モータ
手段、52,64…フアン手段、70…可変流量
調整機。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 車輛に支持された貯蔵タンクと、貯蔵タンク
    に液状寒剤と固形寒剤とのスラツシ状混合物を満
    たす手段と、貨物隔室の大気から熱を伝達するこ
    とにより液状寒剤を蒸発させ蒸気を温める熱交換
    手段と、該貯蔵タンク内で液状寒剤を固形寒剤か
    ら分離し且つその液体を熱交換手段に供給する手
    段と、熱交換手段内にて三重点より少くとも約
    5psi高い最低蒸気圧を保持する圧力調整手段と、
    該貯蔵タンク内の固形寒剤を融解するため前記蒸
    気の部分のみを該貯蔵タンクへ戻す手段と、前記
    蒸気の少くとも一部分を排出する手段と、を備え
    てなることを特徴とする冷凍車の貨物隔室を低温
    冷却する装置。 2 ガス駆動のモーター手段が設けてあり、温か
    い蒸気の少くとも一部分を熱交換手段からガス駆
    動のモーター手段に導く手段が設けてある特許請
    求の範囲第1項に記載の装置。 3 コンプレツサー手段が、前記蒸気の部分のみ
    を前記貯蔵タンクへ戻す前記手段の途中に設けら
    れ、かつ前記ガス駆動のモーター手段へ接続さ
    れ、該ガス駆動のモーター手段が前記コンプレツ
    サー手段を駆動しており、前記コンプレツサー手
    段によつて吐出される蒸気が前記貯蔵タンク内部
    のスラツシに直接接触する、特許請求の範囲第2
    項に記載の装置。 4 コンプレツサー手段の上流側に可変流量調整
    機が設けてあり、コンプレツサーの下流側の蒸気
    圧を感知しその結果により可変流量調整機を調節
    する手段が設けてある特許請求の範囲第3項に記
    載の装置。 5 前記ガス駆動のモーター手段には、前記コン
    プレツサー手段に加えてフアン手段が接続されて
    おり、該フアン手段が前記熱交換手段と協働して
    貨物隔室内の大気を循環させている特許請求の範
    囲第3項に記載の装置。 6 気化されるべき液状寒剤の圧力を引き上げる
    ため前記貯蔵タンクと前記熱交換手段との間にポ
    ンプ手段が設けてあり、前記貯蔵タンクへ前記蒸
    気の部分のみを戻す前記手段が前記蒸気の部分を
    前記貯蔵タンク内の固形寒剤と直接接触するよう
    噴出し液体まで凝縮する特許請求の範囲第1項に
    記載の装置。
JP9415479A 1978-07-24 1979-07-24 Apparatus for cooling partitioned load chamber of frozen railroad vehicle Granted JPS5520392A (en)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US05/927,455 US4186562A (en) 1976-11-01 1978-07-24 Cryogenic refrigeration for vehicles

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Publication Number Publication Date
JPS5520392A JPS5520392A (en) 1980-02-13
JPH0133748B2 true JPH0133748B2 (ja) 1989-07-14

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JP9415479A Granted JPS5520392A (en) 1978-07-24 1979-07-24 Apparatus for cooling partitioned load chamber of frozen railroad vehicle

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AR (1) AR218143A1 (ja)
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ES482761A1 (es) 1980-04-01
AR218143A1 (es) 1980-05-15
JPS5520392A (en) 1980-02-13
MX149053A (es) 1983-08-15
BR7904377A (pt) 1980-04-08

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