JPH0132878B2 - - Google Patents

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JPH0132878B2
JPH0132878B2 JP56088096A JP8809681A JPH0132878B2 JP H0132878 B2 JPH0132878 B2 JP H0132878B2 JP 56088096 A JP56088096 A JP 56088096A JP 8809681 A JP8809681 A JP 8809681A JP H0132878 B2 JPH0132878 B2 JP H0132878B2
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JP
Japan
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oil
water
liquid supply
liquid
emulsion
Prior art date
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Expired
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JP56088096A
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English (en)
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JPS57205490A (en
Inventor
Masanori Akita
Yasushi Morishima
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は油と水からなるエマルジヨン燃料の製
造方法に関するものである。
重油に水等の低粘度液体を混合させたエマルジ
ヨン燃料にすると、重油の燃焼効率を高めること
ができることが知られている。そして、かかるエ
マルジヨン燃料の一般的な製造方法は、タンク内
で撹拌翼を用いて油と水とを混合してエマルジヨ
ン化するものであつた。この一般的製造方法で
は、水(低粘度液体)の粘度に対する油の粘度の
値が5倍以上、特に10倍以上の場合、これらを油
と低粘度液体との混合比を1:4〜6:1、特
に、1:2〜3:1にして混合しようとすると、
タンク内で撹拌機を回してもいわゆる暖簾に腕押
しの状態になつて、混合液に与える剪断力が液全
体に十分に伝わらずエマルジヨン化が十分に行な
えないという問題がある。この傾向は粘度の高い
重質重油ほど顕著であり、特に50℃における粘度
が50cst以上であるC重油になると常温下におけ
るエマルジヨン化がほとんど不可能に近くなる。
一方、かかる一般的製造方法に対して、ミキサ
を直列多段に配置して油中水滴型エマルジヨン燃
料を製造する方法も提案されている(特公昭54−
1323号公報)。この方法は、ミキサとして、いわ
ゆる水噴射型混合装置を用い、ミキサ内を流れて
いる高粘度の油に低粘度の水を噴射し、水が油に
与える剪断力を利用して混合を行う方法である。
しかしながらこの方法では、油の粘度が高いので
十分な剪断力が得られず、高い混合効果が得られ
ない。このことは、この方法が水と乳化剤との混
合水を噴射したり、加熱した水を使用しているこ
とからも推定できる。また、乳化剤は水の混合比
増大に応じて増やさなければならない。
本発明の目的は上述のような問題を解消し、軽
質重油はもちろんのこと、粘度の高い重質重油で
あつても乳化剤を使用せず、かつ常温状態で高比
率の水を混合エマルジヨン化し良質のエマルジヨ
ン燃料を得ることができるようにしたエマルジヨ
ン燃料の製造方法を提供せんとすることにある。
上記目的を達成する本発明のエマルジヨン燃料
の製造方法は、油を送液する主送液路に、管路の
中に、流路を変更するためのねじり固定羽根を、
複数枚、互いに位相をずらせて配置して液体の分
離、相反転、合流を繰り返し行うようにしたモー
シヨンレスミキサを、複数個、互いに直列に設け
るとともに、上記主送液路には、油の送液方向に
おいて、各ミキサ、またはグループ化されたミキ
サの手前位置に給液分岐管を設け、その給液分岐
管から、上記主送液路中に送液されている油に、
水を、その水と上記給液分岐管の設置位置におけ
る油の送液量との比が1:6〜1:50になるよう
に供給し、それら油と水とを上記ミキサで混合し
てエマルジヨン化し、油と水との混合比が1:4
〜6:1であるエマルジヨン燃料を得ることを特
徴とするものである。
各給液分岐管から供給する低粘度の水の量は高
粘度の油の量よりも十分に小さくなるように分割
して行なうようにすることが必要であり、好まし
くは各給液分岐管からの水の供給量とこの水の供
給を受ける位置での主送液路の送液量との比は
1:6〜1:50、より好ましくは1:7.5〜1:
20となるようにするのがよい。
直列多段に設けるミキサは装置のコンパクト化
およびエマルジヨン化の管路の中に、流路を変更
するためのねじり固定羽根を、複数枚、互いに位
相をずらせて配置して液体の分離、相反転、合流
を繰り返し行うようにしたモーシヨンレスミキサ
であることが好ましいが、撹拌翼などによる可動
撹拌機を用いてもよい。
いわゆる多段ミキサによれば、単独ミキサによ
る場合にくらべて、エマルジヨン化が著しく進
み、均質で、しかも水の比率の高いエマルジヨン
燃料が得られる。
すなわち、油(高粘度液体)と、水(低粘度液
体)とを混合する場合、水の比率が多いと、一気
に混合したのでは剪断力が十分に伝わらず、効率
のよい混合はできない。この点、いわゆる多段ミ
キサによれば、各段における水の比率を効率的な
混合を進めることができる比率に選定できるの
で、それを繰り返すことによつて、水の割合の多
いエマルジヨン燃料でも効率よく製造することが
できる。
以下、図に示す実施例によつて本発明を説明す
る。
第1図は本発明を実施する装置の概略図であ
り、1は主送液路である。この主送液路1の送液
方向に沿つて複数のモーシヨンレスミキサ2が直
列多段に設けられている。これら各モーシヨンレ
スミキサ2の手前位置には、それぞれ給液分岐管
3が設けられている。モーシヨンレスミキサ2は
2以上の複数を設けるが、その数は油の種類、配
管の全長などを考慮して適切なものを選ぶように
する。また、モーシヨンレスミキサ2の手前位置
に設ける給液分岐管3は必ずしも各モーシヨンレ
スミキサ毎に設ける必要はなく、場合によつては
2〜3個のグループ毎にその手前に設けるように
してもよい。
モーシヨンレスミキサ2は例えば第2図に示す
ような所謂静止型混合器であり、管路2aの中に
流路を変更する固定羽根2bを複数位相をずらせ
て設置し、流体の分離、相反転、再合流を繰返す
ようにしたもので、公知のものがいずれも適用可
能である。
上述した装置において、主送液路1からは高粘
度成分である重油Oを送液すると共に、各給液分
岐管3からはそれぞれ低粘度成分である水Wを主
送液路1に供給する。各給液分岐管3から供給す
る水の量は高粘度の重油に対し十分に少量である
ようにし、その量は前述したようにその水が供給
される各位置での主送液路1の送液量に対し1:
6〜1:50、特に1:7.5〜1:20であるように
することが好ましい。ここで水が供給される各位
置での主送液路1の送液量とは、2段目以降の給
液分岐管3の場合は油と前段までに供給された水
との混合液の送液量を意味する。このように少量
の低粘度成分を多量の高粘度成分に添加する場合
は、モーシヨンレスミキサ2において液に与えら
れる剪断力は液全体に伝えられ良好なエマルジヨ
ン化を進めることが可能である。また、油に水を
加えてエマルジヨン化した混合液の粘度は、もと
の油の粘度よりも高くなる特性があるため、上述
のように少量づつ分割添加していく方法は有効で
ある。このように少量づつ分割供給する水を総和
することにより、高粘度の油に対し15%以上にも
及ぶ水を混合させるエマルジヨン化が効果的に達
成されるのである。
上記のような方法によれば、高粘度成分の粘
度/低粘度成分の粘度の値が5以上、特に10以上
であつても、これらを簡単な装置要素の組み合わ
せで混合し、エマルジヨン化することができる。
なお、所望とする最終の両者の混合比は、高粘度
成分と低粘度成分との比が、1:4〜6:1、特
に、1:1〜3:1の範囲の選択されるのがよ
い。
いま、第2図に示すモーシヨンレスミキサ(ね
じり固定羽根の数:10枚)によつて、それを1本
使用して混合、エマルジヨン化を行つた場合と、
第1図に示すように、直列に5段設置して混合、
エマルジヨン化を行つた場合とのエマルジヨン化
の程度を比較してみる。
その1(ミキサ1本使用): 主送液路に、C重油(60℃)を、30リツトル/
時で流しつつ、給液分岐管から、水(15℃)を、
150リツトル/時で供給する。水とC重油の比率
は、1:2である。
その2(ミキサ1本使用): 主送液路に、C重油(60℃)を、300リツト
ル/時で流しつつ、給液分岐管から、水(15℃)
を、225リツトル/時で供給する。水とC重油の
比率は、3:4である。
その3(ミキサ5本使用): 主送液路に、C重油(60℃)を、300リツト
ル/時で流しつつ、各段の給液分岐管から、水
(15℃)を、30リツトル/時で供給する。水とC
重油の比率は、1:10である(5段だから、最終
的には1:2になる)。
その4(ミキサ5本使用): 主送液路に、C重油(60℃)を、300リツト
ル/時で流しつつ、各段の給液分岐管から、水
(15℃)を、45リツトル/時で供給する。水とC
重油の比率は、3:20である(5段だから、最終
的には3:4になる)。
上記その1〜その4について、得られたエマル
ジヨン燃料のゲル状物沈澱時間を比較してみる
と、次のようになる。
その1:40分 その2:10分 その3:15時間 その4:9時間 このように、本発明によれば、ゲル状物の沈澱
時間が非常に長い、エマルジヨン化がよく進んだ
エマルジヨン燃料を得ることができる。
ここで、ゲル状物の沈澱時間は、エマルジヨン
化の程度を表すもので、長いほどエマルジヨン化
が進んでいてもよいものである。なお、ゲル状物
の沈澱時間とは、得られたエマルジヨン燃料を試
験管状の細長いガラス容器に入れて静置し、当初
の液面高さの1/10にまで、水の比率が増えて流動
性がなくなつたゲル状物が沈澱してくるまでの時
間のことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施に使われる装置の一例を
示す概略図であり、第2図は同装置に使われるモ
ーシヨンレスミキサの一例を示す概略斜視図であ
る。 1……主送液路、2……モーシヨンレスミキ
サ、3……給液分岐管。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 油を送液する主送液路に、管路の中に、流路
    を変更するためのねじり固定羽根を、複数枚、互
    いに位相をずらせて配置して液体の分離、相反
    転、合流を繰り返し行うようにしたモーシヨンレ
    スミキサを、複数個、互いに直列に設けるととも
    に、上記主送液路には、油の送液方向において、
    各ミキサ、または、グループ化されたミキサの手
    前位置に給液分岐管を設け、その給液分岐管か
    ら、上記主送液路中を送液されている油に、水
    を、その水と上記給液分岐管の設置位置における
    油の送液量との比が1:6〜1:50になるように
    供給し、それら油と水とを上記ミキサで混合して
    エマルジヨン化し、油と水との混合比が1:4〜
    6:1であるエマルジヨン燃料を得ることを特徴
    とする、エマルジヨン燃料の製造方法。
JP8809681A 1981-06-10 1981-06-10 Preparation of emulsion fuel Granted JPS57205490A (en)

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JP8809681A JPS57205490A (en) 1981-06-10 1981-06-10 Preparation of emulsion fuel

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4827171B2 (ja) * 2005-11-08 2011-11-30 株式会社水道技術開発機構 管用栓を用いた管端閉塞工法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS541323A (en) * 1977-06-07 1979-01-08 Nippon Muki Zairiyou Kk Method of making foamed concrete reinforced by alkaliiresistant glass fiber

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JPS541323A (en) * 1977-06-07 1979-01-08 Nippon Muki Zairiyou Kk Method of making foamed concrete reinforced by alkaliiresistant glass fiber

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