JPH0132867Y2 - - Google Patents

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JPH0132867Y2
JPH0132867Y2 JP1982065516U JP6551682U JPH0132867Y2 JP H0132867 Y2 JPH0132867 Y2 JP H0132867Y2 JP 1982065516 U JP1982065516 U JP 1982065516U JP 6551682 U JP6551682 U JP 6551682U JP H0132867 Y2 JPH0132867 Y2 JP H0132867Y2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンブ礁ブロツクに関するものであ
り、特に小型、軽量で取り扱い易く、かつ火山灰
を主体とするモルタルからつくられているためコ
ンクリートその他にくらべてコンブが生育し易い
等、コンブ礁として種々すぐれた効果を有するコ
ンブ礁ブロツクに関するものである。
本考案の目的は、予めコンブ胞子を付着させた
糸(以下、コンブ種苗糸または単に、種苗糸とい
う)をブロツクに取りつけ、このものを海底に敷
設して人工的にコンブを養殖するのに好適なコン
ブ礁ブロツクを提供することにある。
本考案のコンブ礁ブロツクを用いるコンブ養殖
法は前記のとうりであつて、海中に浮遊するコン
ブ胞子を海底に設置したブロツク体そのものに着
生させてコンブを生産する方法とはその生産形態
が基本的に相違する。
古くから、コンブ礁として天然石が用いられて
きたが、天然石は入手が困難であり、かつ運搬費
が嵩むなどの理由から、最近はコンクリートや鋼
材からなる構造体、古タイヤ、プラステイクス構
造体などを海中に投下してコンブ礁とする試みが
なされている。
しかしながら、コンクリート製のコンブ礁はア
ク(強アルカリ)が出るためコンブの付着には好
条件とは云えず、鋼材は高価であり、コンブ礁の
製造に多大の費用を要するという欠点がある。
また、古タイヤは良質コンブが付着し難く、か
つ耐久性がなく、更にプラステイクス材料は種類
によつては有害重金属含有可塑材等が含まれてい
るものもあり、コンブの生育にとつて好ましい材
料とは云えない。
いずれにせよ、これ等従来のコンブ礁は大型の
重量物が多くて取り扱い難いと云う欠点がある。
一方、形状の面からは従来、円筒形、カマボコ
型のものが多く用いられているが、海底に沈設し
た場合、転倒などのため目的通りの姿勢で設置し
難く、かつ波により海底では不安定である等の欠
点がある。
かかる実状に鑑み、本考案者等は軽量で取り扱
い易く、かつ材質および形状の点でも従来とは異
なるすぐれたコンブ礁を開発すべく、種々研究し
た結果、次に示す本考案に到着した。
すなわち、本考案は、「断面が長方形状の直方
体であるブロツク本体1の長手方向の四つの縁辺
部2のそれぞれに、本体1よりも小型で且つ形状
が相似している突出体3が、その一つの角部と本
体1の一つの縁辺部とが互いに共有しながら本体
1の長手方向に沿つて突出する形状で、接手類を
用いることなく一体的に形成され、かつ、本体1
および各突出体3には、それぞれの前側および後
側の各端面に十字状の溝を、また、それぞれの上
下左右の各側面の中央部長手方向に前記各端面の
十字状に設けられた溝の一つに連続する一本づつ
の溝を設けた、火山灰と水硬性モルタルプラスタ
ーおよび/または水硬性土壌凝結硬化剤とを混合
して得たモルタル組成物からなる成型体である、
予めコンブ胞子を付着させた糸を前記の溝に取り
つけて使用するコンブ礁ブロツク。」を要旨とす
るものである。
以下、本考案の一実施例を図面を参照しつつ説
明する。
1は、図に示すように、種苗糸を取りつけるた
めに、前側および後側の各端面に十字状の溝を、
また、上下左右の各側面の中央部長手方向に前記
各端面の十字状に設けられた溝の一つに連続する
一本づつの溝を設けた断面長方形状の直方体であ
つて、本考案のコンブ礁の本体を形成する。
本体1には、その長手方向の四つの縁辺部2の
それぞれに、本体1よりも小型で且つ形状が相似
している突出体3が、その一つの角部と本体1の
一つの縁辺部とが互いに共有しながら本体1の長
手方向に沿つて突出する形状で、接手類を用いる
ことなく一体的に形成されている。
各々の突出体3の本体1からの突出の程度は、
通常、本体1の各側面からの立ち上がり部分の長
さが少なくとも0.01mとなるよう成型する。
また、各突出体3には、図に示すように、本体
1と同様に、種苗糸を取りつけるために、それぞ
れの前側および後側の各端面に十字状の溝を、ま
た、上下左右の各側面を中央部長手方向に前記各
端面の十字状に設けられた溝の一つに連続する一
本づつの溝を設ける。
この本体1および各突出体3の断面は、図上、
正方形をなしているが、本考案はこれを正方形の
みに限定するものではなく、該断面は短形であつ
てもよい。
直方体3の直方体1からの突出の程度は通常、
直方体1の各側面からの立ち上がり部分の長さが
少なくとも0.01mとなるよう成型する。
このようにして構成された本考案のコンブ礁ブ
ロツクは小型、軽量である点に特徴を有するもの
であるからその寸法は、通常、全長400mm程度、
直方体1および3の一辺はそれぞれ150mm、70mm
程度、各溝の幅は10mm程度にするのが望ましい
が、勿論これに限定されるものではない。
本考案のコンブ礁ブロツクは、その重量が30〜
60Kg程度に仕上がるよう各部の寸法を設定して成
型する。
この重量範囲は、作業時におけるブロツク自体
の取り扱い性と海中での安定性との兼ね合いを
種々検討した結果から選定されたものである。
本考案のコンブ礁ブロツクにおいて、種苗糸を
取りつけるための溝は、ブロツク体を構成する本
体および各突出体の、それぞれの前後の各端面に
十字状に、また、それぞれの上下左右の各側面の
中央部長手方向に一本づつ設けられている。
一般に、コンブ礁においてコンブが高密度で生
育すると栄養分が不足してコンブの育ちが悪くな
り、高品質のコンブを得難くなるので、通常はコ
ンブ礁でのコンブの高密度化を防ぐため、適宜に
間引き作業を行うが、本考案のコンブ礁ブロツク
ではコンブ種苗糸を取り付けるための溝を、各側
面当たり一本づつとしてあるので間引き作業を軽
減することができる。
本考案のコンブ礁ブロツクは、火山灰を主体と
するモルタル組成物から成るものであつて、通常
火山灰に水硬性モルタルプラスター又は水硬性土
壌凝結硬化剤を混合撹拌し、水和後、所望の形
状・寸法のものに成型することにより製造され
る。
ここで、水硬性モルタルプラスターとは、 (A) 少なくともグラピール(石灰焼成滓)を10〜
35重量%包含する石灰岩および/または可溶性
ケイ酸微粉末。
(B) 塩化マグネシウム水溶液、木粉および消石灰
の混合物を300〜600℃で焼成粉砕した微粉末。
(C) ケイ弗化ソーダ、ケイ酸ソーダ、ケイ弗化ソ
ーダとカルボキシメチルセルロースまたはケイ
弗化ソーダとケイ酸ソーダとカルボキシメチル
セルロース からなるもので、これを単独または次に述べる水
硬性土壌凝結硬化剤との混合物を火山灰100重量
部に対し、50〜20重量部を混合させる。
水硬性土壌凝結硬化剤とは、(A)石灰石、(B)頁岩
および/または軟珪石、(C)蛇絞岩、(D)酸化鉄、(E)
塩化マグネシウムを含有する焼成ずみ組成物100
重量部と(A)石膏、(B)塩化カルシウム、(C)リグニン
スルホン酸塩、(D)珪弗化ソーダ、(E)ソーダ灰、(F)
トリポリリン酸ソーダを含有する組成物6〜10重
量部とを含有する組成物で、これを単独または水
硬性モルタルプラスターとの混合物を火山灰100
重量部に対して50〜20重量部を混合する。
なお、火山灰に前記プラスターまたは硬化剤を
混合したものに、火山灰100重量部に対してメチ
ルセルロース5〜2重量部、ホウ酸0.5〜0.01重
量部、ステアリン酸ナトリウム2〜1重量部を混
合すると硬化成型体の性能を一層向上させること
ができる。
叙上のような本考案のコンブ礁ブロツクは、従
来のコンブ礁にくらべて以下に列挙するように
種々の点において格段にすぐれたものである。
(1) 本考案のコンブ礁ブロツクは、手近にある土
壌を利用してつくられ、コンクリートのように
砂、砂利等の骨材を必要とせずにコンクートと
同等またはそれ以上の強度を有する上に、軽量
かつ取り扱いが容易で、通常安価に提供するこ
とができる。
(2) 従来のコンクリート製のコンブ礁はアク(強
アルカリ)が出るため、コンブの生息に適した
ものではないが、本考案のコンブ礁ブロツクは
アクが発生せず、コンブの生息に最適である。
(3) 従来のコンブ礁、特に大型コンブ礁の場合
は、他の無用海藻類が繁生したり、コンブ根だ
けが残つたりして、コンブ礁の表面が汚れてく
る。これが「礎焼け」等の状況に似た現象へつ
ながるおそれがある。
また、コンブ礁においてはコンブ根が高密度
で繁茂するため、相互に栄養源が薄められて育
ちの悪いコンブ、すなわち品質の悪いコンブが
生産される。
これ等の点を改善するため、コンブ礁に根を
下したコンブを適当に間引くことにより、コン
ブの高密度化が避けられるが、そのためには潜
水作業が必要となり、経費が莫大なものとな
る。
叙上の従来のコンブ礁における問題点は、本
発明のコンブ礁ブロツクを利用することにより
解消される。
すなわち、本考案のコンブ礁ブロツクは小
型、軽量のため、水深が浅い場所では、竿等で
直ちにコンブ採取船に引き上げることができ、
深場では、予めウキロープを取り付けた網の上
に本考案のコンブ礁を載せ、海底に沈設させて
おいて、網全体を引き上げることにより容易に
採取船に回収することができるので、この際コ
ンブ礁の汚れた面の掃除、間引き作業を任意に
行なうことができる。
更に、本考案のコンブ礁ブロツクは、構造
上、種苗糸を海中で安定に保持することができ
る等、従来のコンブ礁の欠点を大幅に改善した
ものである。
(4) 本考案のコンブ礁ブロツクは、溝を有するた
め、取りつけたコンブ種苗糸が波等の外部的要
因で損傷を受け難い。また、海底に投入したと
きや、その他の要因でブロツクが転倒しても形
状が上下左右対称であるため形状効果に影響が
ない。
(5) 本考案のコンブ礁ブロツクを複数個で集合さ
せたとき、ブロツクの形状からみてブロツク間
に適当な間隙が出来るので、ブロツクに海藻お
よび他の有用生物が棲息し易い構造になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のコンブ礁ブロツクの一実施例
を示す斜視図である。 図中、1……ブロツク本体(直方体)、2……
縁辺部、3……突出体(直方体)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 断面が長方形状の直方体であるブロツク本体1
    の長手方向の四つの縁辺部2のそれぞれに、本体
    1よりも小型で且つ形状が相似している突出体3
    が、その一つの角部と本体1の一つの縁辺部とが
    互いに共有しながら本体1の長手方向に沿つて突
    出する形状で、接手類を用いることなく一体的に
    形成され、かつ、本体1および各突出体3には、
    それぞれの前側および後側の各端面に十字状の溝
    を、また、それぞれの上下左右の各側面の中央部
    長手方向に前記各端面の十字状に設けられた溝の
    一つに連続する一本づつの溝を設けた、火山灰と
    水硬性モルタルプラスターおよび/または水硬性
    土壌凝結硬化剤とを混合して得たモルタル組成物
    からなる成型体である、予めコンブ胞子を付着さ
    せた糸を前記の溝に取りつけて使用するコンブ礁
    ブロツク。
JP1982065516U 1982-05-07 1982-05-07 コンブ礁ブロツク Granted JPS58167564U (ja)

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JPS58167564U JPS58167564U (ja) 1983-11-08
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54105088A (en) * 1978-01-23 1979-08-17 Kowa Co Fabricating method and apparatus of pyramid shaped artificial fish bank
JPS5688730A (en) * 1979-12-19 1981-07-18 Japan Dev & Construction Fish bank block
JPS574284A (en) * 1980-06-12 1982-01-09 Sumitomo Chem Co Ltd Heavy metal removing method in waste water

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