JPH0132717Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0132717Y2 JPH0132717Y2 JP1984143188U JP14318884U JPH0132717Y2 JP H0132717 Y2 JPH0132717 Y2 JP H0132717Y2 JP 1984143188 U JP1984143188 U JP 1984143188U JP 14318884 U JP14318884 U JP 14318884U JP H0132717 Y2 JPH0132717 Y2 JP H0132717Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- heater
- heat
- metal pipe
- heating
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案はプラスチツク成形用加熱金属や湯沸器
等の水中加熱を行う片口端子のカートリツジヒー
タに関するものである。
等の水中加熱を行う片口端子のカートリツジヒー
タに関するものである。
（従来の技術）
従来この種のカートリツジヒータは一端を封止
した金属パイプの内部に発熱線を巻きつけた円筒
形絶縁コアを挿入し、その周囲に電気絶縁粉末を
充てんし、他端開口部からリード線を導出して構
成されている。このヒータは金型の温度上昇を速
めたり水温の速熱が要求される水中加熱のヒータ
として用いることから一般にヒータの表面電力密
度がきわめて高い状態で用いるのが常である。そ
のため異常加熱を起こした場合、焼損したり、断
線したりして安全上危険が伴う。この異常加熱を
防止する発明として例えば特開昭59−56386号公
報に示すようにシーズヒータ内に発熱線よりも融
点の低い金属を発熱線と直列に設置して異常加熱
時に溶断させるものが公開されている。また熱電
対をカートリツジヒータ内に設置して温度を測温
する案も公開されている（例えば実開昭59−2089
号公報） （考案が解決しようとする問題点） 上記のように低融点金属をシーズヒータの内部
に設置して溶断させる場合、低融点金属は絶縁粉
末に埋没してあるために異常加熱時、金属は溶融
しても現形状を維持し、電流遮断の効果が十分で
ない欠点がある。また熱電対を内部に設置したも
のでは水中ヒータとして使用した場合に、熱電対
の設置する位置によつて性能が左右される。例え
ば水量が減少して水中ヒータの一部が水面より露
出した時に熱電対が水面下に設置されていた場合
は水中ヒータの異常加熱が検知されず、露出部は
異常空焼状態となり焼損や断線が起こる。このよ
うな欠点はカートリツジヒータが長い程著しくな
る。
した金属パイプの内部に発熱線を巻きつけた円筒
形絶縁コアを挿入し、その周囲に電気絶縁粉末を
充てんし、他端開口部からリード線を導出して構
成されている。このヒータは金型の温度上昇を速
めたり水温の速熱が要求される水中加熱のヒータ
として用いることから一般にヒータの表面電力密
度がきわめて高い状態で用いるのが常である。そ
のため異常加熱を起こした場合、焼損したり、断
線したりして安全上危険が伴う。この異常加熱を
防止する発明として例えば特開昭59−56386号公
報に示すようにシーズヒータ内に発熱線よりも融
点の低い金属を発熱線と直列に設置して異常加熱
時に溶断させるものが公開されている。また熱電
対をカートリツジヒータ内に設置して温度を測温
する案も公開されている（例えば実開昭59−2089
号公報） （考案が解決しようとする問題点） 上記のように低融点金属をシーズヒータの内部
に設置して溶断させる場合、低融点金属は絶縁粉
末に埋没してあるために異常加熱時、金属は溶融
しても現形状を維持し、電流遮断の効果が十分で
ない欠点がある。また熱電対を内部に設置したも
のでは水中ヒータとして使用した場合に、熱電対
の設置する位置によつて性能が左右される。例え
ば水量が減少して水中ヒータの一部が水面より露
出した時に熱電対が水面下に設置されていた場合
は水中ヒータの異常加熱が検知されず、露出部は
異常空焼状態となり焼損や断線が起こる。このよ
うな欠点はカートリツジヒータが長い程著しくな
る。
（問題点を解決するための手段）
本考案はこのような欠点を解決するためになさ
れたものであり、円筒形絶縁コアの外周に発熱線
と交互に正の抵抗温度係数を有する感熱線を巻き
つけたものである。感熱線には抵抗変化の大きい
ニツケル、鉄、ニツケル鉄合金又は鉄、ニツケル
コバルト合金を用いる。
れたものであり、円筒形絶縁コアの外周に発熱線
と交互に正の抵抗温度係数を有する感熱線を巻き
つけたものである。感熱線には抵抗変化の大きい
ニツケル、鉄、ニツケル鉄合金又は鉄、ニツケル
コバルト合金を用いる。
（作用）
このカートリツジヒータを湯沸器等の水中ヒー
タとして用いた場合、水が蒸発してヒータが露出
し、異常高温になると金属パイプの内部近傍で、
かつ発熱線の近くに巻かれた感熱線は外部温度を
検知しやすく、固有抵抗値が増大し、感度よく温
度変化を検知して安全回路により電源を遮断す
る。又ヒータの一部だけが空焼状態になつたとき
も同様に、金属パイプ近傍に発熱体と交互に設け
た感熱線の抵抗値の変化により安全回路をすばや
く動作させることが出来る。
タとして用いた場合、水が蒸発してヒータが露出
し、異常高温になると金属パイプの内部近傍で、
かつ発熱線の近くに巻かれた感熱線は外部温度を
検知しやすく、固有抵抗値が増大し、感度よく温
度変化を検知して安全回路により電源を遮断す
る。又ヒータの一部だけが空焼状態になつたとき
も同様に、金属パイプ近傍に発熱体と交互に設け
た感熱線の抵抗値の変化により安全回路をすばや
く動作させることが出来る。
（実施例）
以下本考案の一実施例を図面によつて説明す
る。図は本考案のカートリツジヒータの要部断面
図である。１は銅又はステンレス系の耐食性材料
よりなる金属パイプで、一端を同一材料よりなる
デイスク１′により完全に封止されている。マグ
ネシアよりなる円筒形絶縁コア２は内部に軸方向
に沿つた４穴を有し、外周部にニクロム線よりな
る発熱線３と感熱線５とを交互に巻き付けてい
る。発熱線３と感熱線５とはそれぞれ絶縁コア２
内の穴でリード線４と接合されている。感熱線５
は正の抵抗温度係数を有するニツケル又は鉄、ニ
ツケル−鉄合金、鉄−ニツケル−コバルト合金よ
りなる。組立ては絶縁コア２に交互に発熱線３、
感熱線５を巻きつけた状態で、金属パイプ１の中
に挿入し、空間にマグネシヤ粉よりなる電気絶縁
粉末６を充てんし、さらに充てん率を高めるため
に金属パイプ１を減径し、カートリツジヒータを
構成する。
る。図は本考案のカートリツジヒータの要部断面
図である。１は銅又はステンレス系の耐食性材料
よりなる金属パイプで、一端を同一材料よりなる
デイスク１′により完全に封止されている。マグ
ネシアよりなる円筒形絶縁コア２は内部に軸方向
に沿つた４穴を有し、外周部にニクロム線よりな
る発熱線３と感熱線５とを交互に巻き付けてい
る。発熱線３と感熱線５とはそれぞれ絶縁コア２
内の穴でリード線４と接合されている。感熱線５
は正の抵抗温度係数を有するニツケル又は鉄、ニ
ツケル−鉄合金、鉄−ニツケル−コバルト合金よ
りなる。組立ては絶縁コア２に交互に発熱線３、
感熱線５を巻きつけた状態で、金属パイプ１の中
に挿入し、空間にマグネシヤ粉よりなる電気絶縁
粉末６を充てんし、さらに充てん率を高めるため
に金属パイプ１を減径し、カートリツジヒータを
構成する。
以上のように構成されたカートリツジヒータを
湯沸器に設置した場合、水が蒸発して水位が低下
し、ヒータが空焼き状態になつた場合、感熱線５
が金属パイプ１の内部近傍に、しかも発熱線３の
全域に設けられているためこの異常温度変化をす
ばやく検知し、感熱線５の抵抗値が増加する。こ
の抵抗変化を安全回路で検知し、発熱線３への通
電を遮断する。又容器内に一部水が残つた場合に
は金属パイプ１の近傍に感熱線５があるため、局
部加熱が起きても、すばやく感熱線５の抵抗値が
増加し、安全回路を動作させることができる。
湯沸器に設置した場合、水が蒸発して水位が低下
し、ヒータが空焼き状態になつた場合、感熱線５
が金属パイプ１の内部近傍に、しかも発熱線３の
全域に設けられているためこの異常温度変化をす
ばやく検知し、感熱線５の抵抗値が増加する。こ
の抵抗変化を安全回路で検知し、発熱線３への通
電を遮断する。又容器内に一部水が残つた場合に
は金属パイプ１の近傍に感熱線５があるため、局
部加熱が起きても、すばやく感熱線５の抵抗値が
増加し、安全回路を動作させることができる。
（考案の効果）
以上のように本考案によれば発熱線の近傍全域
に感熱線が入つているので、温度検知の感度が良
く、正常時および異常時の温度制御が容易にで
き、安全性の高いカートリツジヒータを得ること
ができる。
に感熱線が入つているので、温度検知の感度が良
く、正常時および異常時の温度制御が容易にで
き、安全性の高いカートリツジヒータを得ること
ができる。
図面は本考案の一実施例のカートリツジヒータ
の要部断面図である。 １は金属パイプ、２は絶縁コア、３は発熱線、
４はリード線、５は感熱線、６は電気絶縁粉末。
の要部断面図である。 １は金属パイプ、２は絶縁コア、３は発熱線、
４はリード線、５は感熱線、６は電気絶縁粉末。
Claims (1)
- 一端を封止した金属パイプ１の内部に発熱線３
を巻きつけた円筒形絶縁コア２を挿入し、その周
囲に電気絶縁粉末６を充てんし、他端開口部より
リード線を導出してなるカートリツジヒータにお
いて、前記発熱線３と交互に正の抵抗温度係数を
有する感熱線５を円筒形絶縁コア２の外周に巻き
付けて金属パイプ１の内部に挿入することを特徴
とするカートリツジヒータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984143188U JPH0132717Y2 (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984143188U JPH0132717Y2 (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6157489U JPS6157489U (ja) | 1986-04-17 |
| JPH0132717Y2 true JPH0132717Y2 (ja) | 1989-10-05 |
Family
ID=30701495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984143188U Expired JPH0132717Y2 (ja) | 1984-09-21 | 1984-09-21 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0132717Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS509131A (ja) * | 1973-05-30 | 1975-01-30 | ||
| JPS50106251A (ja) * | 1973-08-06 | 1975-08-21 | ||
| JPS55124978A (en) * | 1979-03-20 | 1980-09-26 | Kawai Electric Heater | Pipe heater |
-
1984
- 1984-09-21 JP JP1984143188U patent/JPH0132717Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS509131A (ja) * | 1973-05-30 | 1975-01-30 | ||
| JPS50106251A (ja) * | 1973-08-06 | 1975-08-21 | ||
| JPS55124978A (en) * | 1979-03-20 | 1980-09-26 | Kawai Electric Heater | Pipe heater |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6157489U (ja) | 1986-04-17 |
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