JPH0131850B2 - - Google Patents

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JPH0131850B2
JPH0131850B2 JP56086884A JP8688481A JPH0131850B2 JP H0131850 B2 JPH0131850 B2 JP H0131850B2 JP 56086884 A JP56086884 A JP 56086884A JP 8688481 A JP8688481 A JP 8688481A JP H0131850 B2 JPH0131850 B2 JP H0131850B2
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JP
Japan
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bread
same manner
produced
acid
dough
Prior art date
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JP56086884A
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English (en)
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JPS57202239A (en
Inventor
Shigeru Endo
Kenji Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Seifun Group Inc
Original Assignee
Nisshin Seifun Group Inc
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Publication date
Application filed by Nisshin Seifun Group Inc filed Critical Nisshin Seifun Group Inc
Priority to JP8688481A priority Critical patent/JPS57202239A/ja
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  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は品質の良好なパン類の製造法に関す
る。 従来、パンの体積を大ならしめると共にパンの
内外相の見かけを良好とし、且つ食感を改善しよ
うとする試みは種々なされている。例えばパン生
地へのL―アスコルビン酸類の添加がこの目的に
行れているが、この方法によればある程度のパン
の体積は改善されるが、作業工程およびパンの品
質の点で満足のゆくものではなかつた。 本発明者らは種々検討の結果、前記L―アスコ
ルビン酸類およびアラニン、グリシン、乳酸鉄、
カフエイン、アルブミン、エチレンジアミン・テ
トラ酢酸(以下単に「EDTA」と記す)、リノレ
イン酸ならびにステアリン酸のうちの1種を併用
することにより、きわめて良品質のパン類が得ら
れることを見出したものである。 本発明で云うパン類とは、小麦粉にパン酵母、
水等を加え、更に他の原料を必要に応じて添加し
て得られた生地を焼成するかまたは油揚げしたも
のを云い、上記の原料の他に小麦粉以外の穀物例
えばライ麦等を混入したものも包含する。 また、本発明で云うL―アスコルビン酸類と
は、L―アルコルビン酸またはデヒドロアスコル
ビン酸またはそれらの塩を云い、添加量としては
小麦粉重量に対して3〜30ppmであり、特に5〜
15ppmの量が適当である。添加量はこれ以下では
効果がなく、またこれ以上であつても効果は格別
増加しない。 かかるL―アスコルビン酸類と組合わせられる
べきアラニン、グリシン、乳酸鉄、カフエイン、
アルブミン、EDTA、リノレイン酸およびステ
アリン酸の量は小麦粉重量に対して10〜100ppm
であり、特に30〜50ppmが適当である。添加量が
これ以上の場合は生地のつながりが悪くなつて体
積の小さいパンとなり、添加量がこれ以下の場合
は効果がない。 前記の添加物の他に、アスパラギン酸またはグ
ルタミン酸を添加すると更に良品質のパンが得ら
れる。 これらの物質は生地混〓時に添加して充分混〓
すればよいが、製パン法として中種法を用いる場
合には中種生地にL―アスコルビン酸類およびア
ラニン、グリシン、乳酸鉄、カフエイン、アルブ
ミン、EDTA、リノレイン酸およびステアリン
酸のうち少なくとも一方を添加するのが好まし
く、中種生地に両者を添加するのが更に好まし
い。 本発明の方法によれば、充分な体積のパン類が
得られ更に外相(焼色、表面の状態)、内相(パ
ン切断面の状態)、触感(パン切断面を押した感
じ)等も満足なものとなり、且つ作業工程も生地
のべたつき等がなく操作が容易であり、特に酸化
剤を使用しない場合にその効果が顕著に発現され
る。 次に本発明の効果を示す。 すなわち、下記の基本配合に第1表の添加物を
加えてストレート法により種々のパンを製造し
た。なおイーストフードは炭酸カルシウム、硫酸
カルシウム、塩化アンモニウム、第1リン酸カル
シウム、第2リン酸カルシウム、麹、麦芽酵素お
よびでんぷんからなる組成を有する。 〔基本配合〕 小麦粉 300g イースト 6g イーストフード 0.3g 砂 糖 15g 塩 6g シヨートニング 12g 水 219c.c.
【表】 このようにして製造されたそれぞれのパンをそ
の体積、内相、外相および触感について比較し
た。その結果を第2表に示すが、表中のパン体積
は「菜種法」により測定し、更にパンの内相、外
相および触感の評価は、5名のパネラーによつて
各々以下の採点基準に基づいて採点してもらい、
5名の平均値を求めることにより行つた。 採点基準 内 相 5:すだちが縦に良く伸びていて膜が薄い。 4:すだちに伸びはあるが、膜がやや薄い。 3:すだちに勢いがなくおとなしく、膜がやや
薄い。 2:すだちが丸く膜が厚く伸びがない。 1:すだちが丸くて勢いがなく、膜が著しく厚
い。 外 相 5:伸びと勢いがあり均整がとれている。 4:伸びがあるが皮がやや切れかかつている。 3:伸びがおとなしく、ややざらつきがある。 2:伸びが劣つており、ざらつきがある。 1:伸びが著しく劣り、赤みがかつており、ざ
らつきがある。 触 感 5:弾力があり、なめらかでソフトである。 4:弾力がありソフトであるが、ややなめらか
さに欠ける。 3:弾力がありややソフトであるが、乾いてい
る。 2:やや固く、ソフトさに欠ける。 1:固くソフトさに欠ける。
〔生地配合〕
小麦粉 300g イースト 6g イーストフード 0.3g 砂 糖 15g 食 塩 6g シヨートニング 12g 水 219c.c. 〔製造条件〕 第1次発酵 27℃、75分 第2次発酵 27℃、25分 ホイロ 35℃、50分 焼 成 200℃、35分 また、対照としてL―アスコルビン酸およびア
ラニンの両方を加えずに、参考例1としてL―ア
スコルビン酸のみを1.8mg加えて、さらに参考例
2としてアラニンのみを10mg加えて上記と同様に
して食パンを製造した。 各々の例で得られた食パンを上記第2表におけ
るのと同様にして評価した。得られた結果を下記
の第3表に示す。
〔中種生地配合〕
小麦粉 3500g イースト 125g イーストフード 5g 水 1950c.c. 〔本〓生地配合〕 小麦粉 1500g 砂 糖 750g 食 塩 70g シヨートニング 250g 卵 250g 脱脂粉乳 100g 水 780c.c. 〔製造条件〕 フロアータイム 10分 ベンチタイム 15分 ホイロ 38℃、50分 焼 成 210℃、10分 上記の菓子パンの製造時に、該本捏生地配合原
料を添加混捏した生地から別途230gずつ2個の
生地を分割時に分取し、これをホイロ後185℃で
25分焼成してイギリスパンタイプの食パンを製造
し、得られた食パンの体積、内相、外相および触
感を上記第2表におけると同様に測定または評価
した。得られた結果を下記の第4表に示す。 また、対照としてデヒドロアスコルビン酸、ア
ラニンおよびアスパラギン酸の3者を何ら加えず
上記と同様にしてイギリスパンタイプの食パンを
製造した。更に参考例1としてデヒドロアスコル
ビン酸のみを50mg加えて参考例2としてアラニン
のみを60mg加えて上記と同様にしてイギリスパン
タイプの食パンを製造した。また参考例3として
アラニン60mgおよびアスパラギン酸25mgを加えて
上記と同様にしてイギリスパンタイプの食パンを
製造した。これらの例の各々で得られたイギリス
パンタイプの食パンを上記第2表におけるのと同
様にして評価した。得られた結果を下記の第4表
に示す。
〔生地配合〕
小麦粉 300g イースト 6g イーストフード 0.3g 砂 糖 15g 食 塩 6g シヨートニング 12g 水 219c.c. 〔製造条件〕 第1次発酵 27℃、75分 第2次発酵 27℃、25分 ホイロ 35℃、50分 焼 成 200℃、35分 また、対照としてL―アスコルビン酸および乳
酸鉄の両方を加えずに上記と同様にして食パンを
製造した。更に参考例1としてL―アスコルビン
酸のみを1.8mg加えて、また参考例2として乳酸
鉄のみを6mg加えて上記と同様にして食パンを製
造した。 各々の例で得られた食パンを上記第2表におけ
ると同様にして評価した。得られた結果を下記の
第5表に示す。
〔中種生地配合〕
小麦粉 3500g イースト 125g イーストフード 5g 水 1950c.c. 〔本〓生地配合〕 小麦粉 1500g 砂 糖 750g 食 塩 70g シヨートニング 250g 卵 250g 脱脂粉乳 100g 水 780c.c. 〔製造条件〕 フロアータイム 10分 ベンチタイム 15分 ホイロ 38℃、50分 焼 成 210℃、10分 上記の菓子パンの製造時に、該本捏生地配合原
料を添加混捏した生地から別途230gずつ2個の
生地を分割時に分取し、これをホイロ後185℃で
25分焼成してイギリスパンタイプの食パンを製造
し、得られた食パンの体積、内相、外相および触
感を上記第2表におけると同様に測定または評価
した。得られた結果を下記の第6表に示す。 また、対照としてデヒドロアスコルビン酸およ
びカフエインを何ら加えずに上記と同様にしてイ
ギリスパンタイプの食パンを製造した。更に参考
例1としてデヒドロアスコルビン酸のみを50mg加
えて、また参考例2としてカフエインのみを50mg
加えて上記と同様にしてイギリスパンタイプの食
パンを製造した。これらの例の各々で得られたイ
ギリスパンタイプの食パンを上記第2表における
と同様にして評価した。得られた結果を下記の第
6表に示す。
〔生地配合〕
小麦粉 300g イースト 6g イーストフード 0.3g 砂 糖 15g 食 塩 6g シヨートニング 12g 水 219c.c. 〔製造条件〕 第1次発酵 27℃、75分 第2次発酵 27℃、25分 ホイロ 35℃、50分 焼 成 200℃、35分 また、対照としてL―アスコルビン酸およびア
ルブミンの両方を加えずに上記と同様にして食パ
ンを製造した。更に参考例1としてL―アスコル
ビン酸のみを3.0mg加えて、また参考例2として
アルブミンのみを24mg加えて上記と同様にして食
パンを製造した。 各々の例で得られた食パンを上記第2表におけ
ると同様にして評価した。得られた結果を下記の
第7表に示す。
【表】 実施例 6 実施例3の添加物において乳酸鉄をエチレンジ
アミン・テトラ酢酸に代え、他は実施例3の方法
に従いパンを製造して食パンを得た。 また、対照としてL―アスコルビン酸およびエ
チレンジアミン・テトラ酢酸の両方を加えずに上
記と同様にして食パンを製造した。更に参考例1
としてL―アスコルビン酸のみを1.8mg加えて、
また参考例2としてエチレンジアミン・テトラ酢
酸のみを6mg加えて上記と同様にして食パンを製
造した。 各々の例で得られた食パンを上記第2表におけ
ると同様にして評価した。得られた結果を下記の
第8表に示す。
【表】 実施例 7 実施例4の添加物においてカフエインをリノレ
イン酸に代え、他は実施例4の方法に従いパンを
製造して菓子パンを得た。 上記の菓子パンの製造時に、該本捏生地配合原
料を添加混捏した生地から別途230gずつ2個の
生地を分割時に分取し、これをホイロ後185℃で
25分焼成してイギリスパンタイプの食パンを製造
し、得られた食パンの体積、内相、外相および触
感を上記第2表におけると同様に測定または評価
した。得られた結果を下記の第9表に示す。 また、対照としてデヒドロアスコルビン酸およ
びリノレイン酸を何ら加えずに上記と同様にして
イギリスパンタイプの食パンを製造した。更に参
考例1としてデヒドロアスコルビン酸のみを50mg
加えて、また参考例2としてノリレイン酸のみを
50mg加えて上記と同様にしてイギリスパンタイプ
の食パンを製造した。これらの例の各々で得られ
たイギリスパンタイプの食パンを上記第2表にお
けるのと同様にして評価した。得られた結果を下
記の第9表に示す。
【表】 実施例 8 実施例5の添加物においてアルブミンをステア
リン酸に代え、他は実施例5の方法に従いパンを
製造して食パンを得た。 また、対照としてL―アスコルビン酸およびス
テアリン酸の両方を加えずに上記と同様にして食
パンを製造した。更に参考例1としてL―アスコ
ルビン酸のみを3.0mg加えて、また参考例2とし
てステアリン酸のみを24mg加えて上記と同様にし
て食パンを製造した。 各々の例で得られた食パンを上記第2表におけ
るのと同様にして評価した。得られた結果を下記
の第10表に示す。
【表】 実施例 9 実施例3の添加物において乳酸鉄をグリシンに
代え、他は実施例3の方法に従いパンを製造して
食パンを得た。 また、対照としてL―アスコルビン酸およびグ
リシンの両方を加えずに上記と同様にして食パン
を製造した。更に参考例1としてL―アスコルビ
ン酸のみを1.8mg加えて、また参考例2としてグ
リシンのみを6mg加えて上記と同様にして食パン
を製造した。 各々の例で得られた食パンを上記第2表におけ
るのと同様にして評価した。得られた結果を下記
の第11表に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 小麦粉重量に対して3〜30ppmのL―アスコ
    ルビン酸類、ならびに小麦粉重量に対して10〜
    100ppmのアラニン、グリシン、乳酸鉄、カフエ
    イン、アルブミン、エチレンジアミン・テトラ酢
    酸、リノレイン酸およびステアリン酸のなかから
    選ばれた1種の化合物を生地に添加混捏し、次い
    で発酵および焼成を行うパン類の製造法。
JP8688481A 1981-06-08 1981-06-08 Production of breads Granted JPS57202239A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8688481A JPS57202239A (en) 1981-06-08 1981-06-08 Production of breads

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JP8688481A JPS57202239A (en) 1981-06-08 1981-06-08 Production of breads

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JPS57202239A JPS57202239A (en) 1982-12-11
JPH0131850B2 true JPH0131850B2 (ja) 1989-06-28

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49117639A (ja) * 1973-03-19 1974-11-11
JPS52130938A (en) * 1976-04-20 1977-11-02 Roussel Uclaf Production of novel food or diabetic substance having porous structure

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49117639A (ja) * 1973-03-19 1974-11-11
JPS52130938A (en) * 1976-04-20 1977-11-02 Roussel Uclaf Production of novel food or diabetic substance having porous structure

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JPS57202239A (en) 1982-12-11

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