JPH01316875A - イラスト作成装置 - Google Patents

イラスト作成装置

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Publication number
JPH01316875A
JPH01316875A JP63150708A JP15070888A JPH01316875A JP H01316875 A JPH01316875 A JP H01316875A JP 63150708 A JP63150708 A JP 63150708A JP 15070888 A JP15070888 A JP 15070888A JP H01316875 A JPH01316875 A JP H01316875A
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JP
Japan
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line
screen
illustration
image
line drawing
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Application number
JP63150708A
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English (en)
Inventor
Hirotsugu Takano
博次 高野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、例えば取扱説明書や特許の明細書の図解とし
て用いられる、実物に相似した形を輪郭線で描き表しだ
絵(テクニカルイラストレーション、以下イラストと略
す)の作成装置に関するものである。
従来の技術 実物が実在する場合、その物を印刷物などで表現する通
常の方法は写真を用いる。しかしよシ簡潔に鮮明に要点
のみを表現したい場合はイラストを用い、中には特許の
明細書のように図示が必要な場合もある。
このようなイラストを描くため、従来は熟練したイラス
トレータ−が、実物を見て写生するか、又は、実物を写
真に撮って、その写真の上に薄い紙を乗せて置き、上か
ら映像の輪郭をトレースして描かれている。
発明が解決しようとする課題 上記の従来方法では絵や線をうまく描く技能の熟達が必
要で、素人が誰れでも、容易に描けるというものでは無
い。
このため、イラストを描く専門職の人に依頼することに
なるが、このような専門家は、素質と養成期間を必要と
し、常に必要人員が充されているわけではないので、イ
ラスト完成までの期間と費用が問題となることが多い。
又、依頼者と被依頼者が別人であるため、双方の思いや
、意図に差があって依頼者にとって不満足なイラストが
出来上ることも起こる。更に又、絵の上手、下手は同大
差が大きく、期待を外れることもある。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明のイラスト作成装置
は、TV左カメラ、画像処理ユニットと、小型コンピュ
ータ(例えばパーソナルコンピュータ、略してパソコン
)とから成シ、このパンコンは入力器として、タブレッ
トキーボードを有し、出力器として、ディスプレイとプ
ロッターを有した構成を備えたものである。
作   用 本発明は上記構成のTV左カメラ、イラストに描く対象
物の実物又はそのモデルを撮影し、これによって得られ
た映像信号を画像処理ユニットに入力して、映像の輪郭
線画情報に変換処理する。
この輪郭線画情報はパソコンに入力されてから、ディス
プレイに出力され画面表示される。
イラスト作成者(本装置の操作者)はこの画面を見なが
ら、不要な線を消したり、必要な線を描き加えたり、切
れた線を結ぶなどの操作を、タブレットとキーボードを
用いて実行する。
この操作によって、ディスプレイ画面上に所望のイラス
トが完成された後、プロッターによって紙面に描画させ
て完了する。
以上の方法例よれば、イラスト作成者が絵を描くことに
全くの未熟練者であっても、TV左カメラ通して実物を
撮影しているため、そのイラストの構図は全く相似であ
り、しかも操作内容は、不要な線を消したり、切れた線
を結ぶなどの単純な操作を実施するのみで、熟達したイ
ラストレータ−に劣らないイラストが得られるので、特
に複雑な絵や、特殊なもの以外は、専門のイラストレー
タ−に依頼する必要が無くなる。この結果イラスト入手
までの時間が早く、更に、他に依頼するのではなく、自
ら作成するので、依頼者と被依頼者間の考え違いなどの
問題も生じない。
更に又、画用紙へのイラスト描画はプロッターによって
自動的に描かれるので上手、下手などの個人差は生じな
い。
実施例 以下、本発明の実施例を第1図〜第6図を用いて説明す
る。第1図は本実施例の全体構成図で、1はこれから描
こうとする対象物の実物か、又はその模形品(モデル)
である。こ\ではコーヒーカップの例を示している。こ
のカップ1を適当な背景と照明の環境に置いて、TV左
カメラで撮影する。このTV左カメラから出力される映
像信号は、写真と同様の濃淡画像で、これを原画と呼ぶ
このような原画情報から、ディスプレイ6の画面に示す
如きコーヒーカップの輪郭を線で表現した線画を創出す
る画像情報処理を行うのが、画像処理ユニット3である
。その原理は、物体を写真に撮すと、その形状は明るさ
の濃淡で表現されておシ、形を表す輪郭部で急激な濃淡
変化(コントラスト)を示していて、輪郭部でない平面
内では濃淡変化が無く、又、曲面などでは濃淡が少しづ
つゆるやかに変化している。
但し、平面や曲面の内に模様などの有る場合は、その模
様の輪郭部で急激な濃淡変化(コントラスト)がある。
従って、上記原画の濃淡変化を抽出してゆくと、画面の
部分(小領域)で濃淡変化の大きさが頂点(ピーク)を
形成している点が輪郭点でその頂点の連なりが、物体の
外形や、内面の模様の輪郭線である。
以上の原理に基づいた情報処理を実行する、画像処理ユ
ニット3について以下に詳述する。
本画像処理ユニット3は、第2図Aの構成を備えており
、同図Bで示す処理ステップ順に画像情報を実行する。
まずA/D変換ステップ3eは、TVカメラ2から出力
される原画である映像信号が明るさの濃淡を電圧の大き
さで表した信号形態から成るアナログ信号なので、この
信号を、A/D変換回路3aに入力してディジタル信号
(数値情報)に変換する。
この変換は原画の1画面1oを第3図に示す如く、例え
ば縦横256分割の小画面に分割しくこの1つの小画面
を画素と呼ぶ、1画面10の画素総数は65536個と
なる)各画素毎に変換したものである。変換したディジ
タル情報は順次、記憶回路3bへ記憶する。
次に微分演算ステップ3fは、上幅の記憶されている情
報をCPU3cが読み出して微分演算を実行する。こ−
での微分演算とは、映像画面10を詳細に見て、2次元
的に濃淡の変化を算出するもので、一般に空間微分と呼
ばれている。
以下にこの演算処理の具体例を述べる。第4図aの11
は微分演算用の3×3マスクで、9画素分の大きさであ
シ、各画素位置によって図示の如き重み付けした関数を
配し中央Aの画素位置は−8でその他の画素位置は+1
としている。一方、第4図す、c、dは、第3図の画面
10左上部分の拡大図で、説明のために各画素位置に記
号(ア。
イ、つ・・・・・・)を付けて示し、更にその上に、3
×3マスク11を重ねた関係を図示したものである。
尚、各画素(ア、イ、つ、・・・・・・)に対応する映
像のディジタル化された情報は上述のように記憶回路3
bに記憶されているもので、実際の演算では、マスク1
1と、この記憶内容とが重ね合った相対関係で実行され
る。
まず、第4図すは第1回目の微分演算のもので、画面左
上に3×3マスク11を重ねた相対関係(重なったとこ
ろを実線で示す)となっている。
3X3マスク11の各画素の重み(数値)と、重なった
部分の画素の情報(記憶されているA/D変換された数
値データ)とを演算する。それは、画素アと重なるマス
ク11の重みは+1なので、画素アの記憶データを読み
出して1を掛算し答とする。
次に画素イの記憶データに1を掛算し先の答に加算する
。他の画素つ、力、り、す、シ、スについても同様に行
い、マスク11中夫の画素キの記憶データには−8を掛
算し先の答に加算する。この答を、マスク11中夫に当
る画面キの位置の微分値とする(得られた微分値は第2
図の記憶回路3dへ記憶しておく)。
第2回目の微分演算はマスク11を1画素分右へずらせ
た第4図Cの相対関係で行う。すなわち、マスク11左
上と相対する画素はイであシ、マスク中央部と相対する
画素はりである。この関係で。
第1回目と同様に、9ケの画素について演算し、画面り
の位置の微分値が得られ、記憶回路3dへ記憶しておく
。同様にして第3回目はマスク11を1画素分右へずら
せて演算し、画面ケの位置の微分値を得る。
以降同様に順次マスクをずらせて演算を行って行き、マ
スクが画面10(第3図参照)の右端に到達すれば、次
は再び同画面1oの左端へ戻ると共に1画素分下方向へ
ずらせて、第4図dの相対関係で演算を行う。このよう
にして、再び右端に達すれば更に1画素分下方向へ進み
、以下同様に演算をくシ返し最後に画面1oの右下に到
達して1画面1o全体の微分演算を終了する。以上の結
果、記憶回路3dには1画面10分の微分演算結果が記
憶できている。
こ\では、微分マスクは3×3サイズの例で説明したが
、第4図eの如き6×6マスク12も同様に用いること
ができるし、更に図示していないが、7X7.9X9 
、・・・・・・等も使用できる。これらの微分マスクサ
イズの大きさは、微分しようとする部分(領域)の大き
さを選ぶもので、マスクのサイズが小さい程、細部の濃
淡変化が微分値として得られるもので、抽出しようとす
る輪郭の詳細さの程度によって任意に選択できるものと
する。
次のステップは二値化3qで、この情報処理は、上述の
微分演算によって得られた微分値(a淡変化の大きさ)
を第2図の記憶回路3dから、CPU3Cが読み出して
数値演算を行うもので、記憶されている全微分値に対し
て一定以上の大きさのもののみ選出する。この目的は、
すでに述べたように、濃淡変化の大きいところ(微分値
の大きいところ)に物体の輪郭部が含まれていて必要な
ところであるが、微分値の小さなところは不要なところ
なので、情報量を削減するために切り捨てる処理を行う
ものである。
第5図は1画素の一部分で、説明のために画素の各行に
y1〜y6.各列にx1〜x6の番地名を付している。
−例としてy3の1行に相当する画素の微分値をグラフ
に表したのが第6図である。こ!で微分値の大きさを選
別する基準値(閾値)14を定め、これよシ大きい微分
値の画素は、こ\では”21 ”31 ”4と”12と
”221 ”23である。これらの閾値上り大きい画素
のところは1Nとし、閾値より小さい画素のところは“
0”とする、二値化を行う。この結果は全てCPU3c
によって記憶回路3dへ記憶させておく。他のグラフは
省略しているが、このよりな二値化処理を1画面の全体
について行い、記憶回路3dに1画面分の二値化情報が
記憶されている。
尚、上記の閾値は、二値化された画の現れかたによって
任意に設定するもので、例えば第6図で示す閾値14を
図のものより高い値に上げると、”12の画素のところ
は”o”となる。文通に閾値を低く下げると、図では0
0”であったx9の画素のところが”1”となる。この
ように以降の情報処理ステップに、情報として残すか、
捨るかの境界を必要に応じて適度に設定するものである
以上の二値化処理の結果が′1″のところを斜線(一部
黒塗り)で表した例が第6図で、こ−では1画面の一部
のみを示している。この図でもわかるように、この段階
では線に巾があるので、次のステップとして細線化(3
h)を行う。
こ\での線の巾とは、第6図のy3の画素の行の例では
、X 2 、 X 3. X 4の3画素と”22 *
 ”23の2画素の巾である。これらを全て1画素の細
線とするだめの処理を次に行う。CPU3cは記憶回路
3dに記憶されている二値化情報を読み出し、これらの
画素位置に対応する微分値を、記憶回路3bから読み出
して細線化処理を行うもので、第6図で示す例では、1
21 X 3 、 X 4の画素の中では、x3が最も
微分値が大きい頂点(ピーク)であるためこれを残して
他を捨てるものとし、”22と”23は”22がピーク
なので”23は捨てる。!12は始めから1画素なので
そのま\ピークとする。このようなピークとなる画素の
みを1”とし、捨てたところは0”として、上記の記憶
回路3dに、前述の二値化情報に代って新しい細線化さ
れた二値画情報として記憶する。第6図で黒塗りした画
素位置が細線化された1″のところであり、この黒塗り
の画素の連なりが求める輪郭線である。
尚、この図では輪郭線の方向が縦の列方向となっている
例で述べているが、実際には横方向や、45’斜め方向
などあらゆる方向の線が存在するが、いずれの場合でも
線の巾方向の中から微分値のピークを選出することによ
って容易に細線化を行える。
以上によって細線化された輪郭線画が得られるが、この
段階の線画情報はイメージデータと呼ばれるもので、第
3図のように1画面10を縦横266分割して作った小
画面から成る画素で、第6図のような線を表しているも
のである。これは第6図のように画面を拡大して見ると
凸凹のある線で、特に斜線や曲線部で階段状の形となる
。本装置の目的とするのはイラスト作成なので、最終的
に出来上るイラストは可能な限りなめらかな美しい線を
描く必要があり、特に本装置は任意に拡大したイラスト
をなめらかな線が描ける必要がある。線をなめらかにす
るには、1画面の分割数を更に増し、画素を小さくする
方法が考えられるが、この場合の欠点は、総画素数が増
加すると、記憶回路の記憶容量が増大し、前述した微分
演算等の情報処理時間が増大する。しかも、画素数を増
してもそれ以上に画を拡大するとやはυ問題が出てしま
う。
このようなイメージデータの問題を解消するため、次の
ステップで幾何データ化31を行う。この情報処理は、
第2図のCP U 3 cが、記憶回路3dに記憶され
ている、上述の細線化された二値画情報を読み出し、こ
れを直線と円弧に細分して近似し、直線部は始点と終点
の位置(座標)で表し、円弧は始点と終点と通過点の位
置で表したデータ形式に変換する。このような情報処理
は一般的な数学手法のためこ−では詳述をさけるが、1
画面のイメージデータに対して全て幾何データ化した結
果は記憶回路3dへ記憶する。
このように位置(座標)で表した直線や円弧はどのよう
に拡大又は縮小しても原理的にそれらの線が階段状に凸
凹することは無いので、描画用の機器(プロッターやプ
リンター)の性能のみに依存してなめらかな線を描画で
きる。尚、上記の情報処理を行う中で、線の長さを確認
することができるので、極度に短い線や点は、不連続な
(線でない)不要なものとして除去し情報量の減少に役
  。
立てることができる。
以上で、画像処理ユニット3の画像情報処理ステップは
全て終りである。尚、上記画像処理ユニットに用いてい
る記憶回路3bと3dは、これらに記憶させる情報は全
てディジタル情報なので、一般的なICメモリーを用い
て構成でき、又、CPU3Cが、実行する情報処理(ス
テップ3f〜31)は上述の如く、いずれも四則演算な
どの一般的な処理機能で実行できる内容であり、一般的
なマイクロコンピュータを用いて構成できる。
次に上記、幾何データ化された線画情報は、記憶回路3
dに記憶されているが、これは、第1図のパソコン4の
要求に応じて、上記CPU3が読み出し、通信回路3e
を介して外部に出力され、パソコン4に入力される。こ
のパソコン4は特殊なものではなく、一般的なパーソナ
ルコンピューターを用いることができる。入力された線
画情報は、パソコン4内部の記憶部に記憶した後、画像
の大きさを定めて、ディスプレイ5に表示する。
第1図に図示した例は、TVカメラ2で撮影したコーヒ
ーカップ11の輪郭線画で、表示拡大率は1倍の場合の
ものである。この拡大又は縮小率は任意に設定できるも
ので、すでに述べた如く入力された線画情報は幾何デー
ターから成っているので、倍率演算は単純に倍率を掛算
するのみで、パソコン4が備えた機能で容易に実行でき
る。ディスプレイ6の画面でわかるように、この段階の
輪郭線は断線箇所が多く有り、又不要な線も多く有る。
本イラスト作成装置で作成しようとするイラストは図の
9で示す如きもので、輪郭線に断線などのないものであ
る。
本装置を用いて、このようなイラストを作成する方法に
ついて以下に述べる。
本装置の操作者はディスプレイ6の画面を見て、輪郭線
として残す線と、不要な線を決める。まず不要な線を消
す方法は、タブレット6を用いて、画面の中の消そうと
する線を指し示す。タブレット面とディスプレイ画面は
対応しており、タブレット面に付属のベンθaの先を押
し当てると、パソコン4によってその押し当てた位置と
対応した画面位置に小さな十字マークが表示される(見
つけ出し易いように例えば緑色などで表す)。使用方法
としてはこのベン〜6a先をタブレット6面に当接しな
がら前後左右に移動することによって、画面上の任意の
点を指し示すことができる。消そうとする画面上の線に
上記の十字マークの中心を重ね合わせ目的の線を指し示
し、キーボード7の6消去”スイッチを押すとパソコン
4によってその線は消える。
又、不要な線が多数あるときは、1ケづつ消すのは大へ
んなので、消去したい面を指定してその面の内部の線を
全て消去する。このだめの面指定は上記のタブレット6
を用いて、十字マークによって面の角(頂点)を指し示
しキーボード7の1指定”スイッチを押す。この方法で
3点を指定すると三角形で囲った面ができ、それ以上の
多角形でも任意に囲える。このようにして必要な面を囲
った後、”消去”スイッチを押すとその内面にある線は
全て消える。
次に輪郭線の処dであるが、断線部を結ぶ場合は、結ぼ
うとする二点を上記のタブレット6を用いて、十字マー
クで指し示し、キーボード7で指定した後、更にキーボ
ード7の“直線”を押すと、二点間に直線が加えられる
。同様にして円弧で結びたいときは、円弧の始点と終点
と通過点の三点全指定した後、キーボード7の”円弧”
を押すと、円弧の線が加えられる。
又、もとの画面上に無かった線を加える場合もこれと同
様にして、直線と円弧を組み合わせて、任意の線を加え
ることができる。このような新しい線を加える場合は、
画面上に原画が表示されていると、加える位置を定めや
すいので、ディスプレイ6の画面には、上記の画像処理
ユニット3の記憶回路3bに記憶されているディジタル
化された原画を、CPU3cと通信回路3eを介して出
力させ、マイコン4に記憶させて表示する。この原画映
像は白黒の濃淡映像なので、上記の画像処理ユニット3
から出力された線画は例えば黄色の線で表し、更にタブ
レット6とキーボード7を操作して加えた線は例えば赤
色で表すなど色別けして見易いように表示する。このよ
うな画面上で、原画の映像を見てその映像の輪郭部に必
要な線を加えてゆく。尚この原画映像はキーボード了の
スイッチ操作で任意に画面上に表したり消すことができ
るようしておき、原画の無いときの線画を見比べられる
ようにする。
以上の操作をくり返し進めて目的とするイラストを画面
上に作成してゆくのであるが、このようなディスプレイ
画面上でのイラスト作成作業を効率的に行うための編集
及び修正機能として、次のような機能を備える。
上記のようにして出来上る線画の線の太さは一定の太さ
であるが、これをタブレット6を用いて部分的に指定し
た線を、キーボード7を用いて太く(又は細く)変える
ことができる。また画面上の全て、又はタブレット6を
用いて指定した部分を、キーボード7を用いて拡大又は
縮小することができ、更に指定した部分に斜線模様など
を入れたシ、塗り込むこともできる。更にまた、画面の
全て又は部分を傾斜(回転)させることもでき、画面の
上下又は左右を反転することもできる。
更にまた、第1図のTV右カメラで被写体1を撮影する
とき、部分的に分けて撮影(必要な場合はズームレンズ
の倍率を変えて撮影)し、それぞれの線画を作って、個
々にパソコン4に記憶させておき、これら複数枚の線画
を1つの画面に合成することもでき、又、一方の線画を
縮小して他方の線画にはめ込むことも容易である。この
機能は複雑な形状の小さな部分を拡大して撮影し線画に
してから縮小して合成するなどの方法に有効で、細部ま
で見間に表したイラスト作成が可能である。
このような編集及び修正機能は、上述の線画の小情報が
、全て円弧と直線の幾何データ(数値)から成っている
もので数値演算の得意なパソコン4にとって容易に実行
できるものであり、この実行に必要なコンピュータプロ
グラムは用意して備えられている。
以上のようにして完成されたイラストの線画情報は次に
、パソコン4によって描画用のペンが移動するデータに
換算されて、プロッター8へ送られる。このプロッター
8は画用紙の上を描画用のペンかX−72次元方向に自
在に移動できるもので、その移動の位置と距離は正確に
上記の移動データに従って動く。このようにして描画さ
れた例がテクニカルイラスト9である。
尚上述したパソコン4で行うプロッター8のペンの移動
指令への換算を行うときに、描画の拡大率(又は縮小率
)を任意に選定でき、これによって任意の大きさの描画
ができる。しかもどのように拡大してもパソコン4によ
って精度良く補間計算を行えるのでなめらかな直線又は
円弧を描くことができる。
以上に述べたパソコン4を介して行われる線の消去や追
加、線画の合成や変換等の画像情報処理及び、記憶や読
み出し、変換等のデータ処理などは全て、コンピュータ
プログラムによって構成されパソコン4に装着されたも
のである。
尚、プロッター8に代わって作図用のプリンターを使用
でき、又、位置の入力に用いるタブレット6は、これに
代わってより簡易なマウスと呼ばれる位置の入力器も使
用できる。
また、画像処理ユニット3の画像情報処理ステップ(第
2図−B)の中の幾何データ化31の情報処理内容は数
値情報のみを扱った幾何学的なデータ処理であシ、この
ような処理はパソコン4も独意とする処理内容である。
従ってこの幾何データ化のステップは、パソコン4側で
も実施できるのでどちらで行わせるかはコンピューター
プログラム作成の都合で任意に選択できるものである。
発明の効果 本発明は、描こうとする対象物をTVカメラで撮影し、
得られた映像信号を画像処理して自動的に対象物の輪郭
線画を創シ出してディスプレイに表示される。イラスト
作成者はこの表示された輪郭線画を見て、ディスプレイ
画面上で線の追加や消去を行ってイラストを完成させる
ので、絵の構図は全く実物通シのバランスであシ、非専
門家の誰もが容易にこれを行える。更にTVカメラでの
撮影は部分的に拡大して行い、画面上で縮小合成できる
ので詳細で見間なイラストを作成できる。
画面上に出来上った線画はプロッターによって画用紙上
に自動的に描画されるので、個人的な描画能力に関係な
く誰れでも上手なイラストを容易に、しかも自らの手で
作成できる。他の人に依頼しないので、イラストの使用
目的に最適な構図(カメラアングル)を自ら設定し、必
要な線を自ら選んで表すことができるので、出来上った
イラストは使用意図にそった作品が得られる。
以上のように、本イラスト作成装置を使うととによって
、誰もが自らの手で専門のイラストレータ−が描いたよ
うなイラストを作成することができ、しかも入手までの
時間を大巾に短縮できるなどの効果を発揮できる。
又、近年ではワードプロセッサーが普及して来ておシ誰
もが活字文字の原稿を容易に作成できるようになってい
るが、本装置は第1図で示しているようにパンコンを用
いており、パソコンはワープロ用ソフトを用いることに
よってワードプロセッサーとして使用できるので、第1
図のような機器構成を用いて、文章と共にイラストを配
した原稿を容易に作成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における全体構成図、第2図
は画像処理ユニットの構成と動作内容を説明するもので
、Aは構成を表すブロック図、Bは画像情報の処理ステ
ップ図、第3図はTVカメラから得られる1枚の映像画
面を小分割し、多数の画素構成とする概念図、第4図は
微分演算用のマスクの例で、3×3画素と6×6画素の
マスク図及び3×3マスクと映像画面を微分演算を行う
ために重ね合わせた場合の位置関係を示す図で、演算の
回数によって異る3つの例を示した図、第5図は二値化
された画面の一部を示し特に黒塗部は二値化された後に
更に#1線化された結果を表した図、第6図は二値化す
るときの微分値と閾値の関係及び細線化するときの微分
値の頂点を示した図である。 1・・・・・・コーヒーカップ、2・・・・・・TVカ
メラ、3・・・・・・画像処理ユニット、4・・・・・
・パソコン、6・・・・・・ディスプレイ、6・・・・
・・タブレット、7・・・・・・キーボー)”、8・・
・・・・プロッター。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名I−
・−〕〕〜ビM−vl ’−−−y”<スアレイ G−m−タブレット 7−ff−Jで−V 3−−−7°ロリタ− 第2図 第3図 り 桐 Q                      。 R8

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)イラストに描こうとする対象物を撮影するための
    TVカメラと、このTVカメラから得られる映像信号を
    入力として画像処理を行い映像の輪郭線を抽出して線画
    情報として出力する画像処理ユニットと、上記線画情報
    を入力として記憶し、記憶された線画情報をディスプレ
    イ画面に映像として出力できる小型のコンピュータと、
    このコンピュータに上記ディスプレイ画面上の位置を操
    作者が操作して入力できるタブレットと、このタブレッ
    トによって入力された画面上の位置に新たな線を加える
    か、又はすでに存在する線を消去する指令を上記コンピ
    ュータに操作者が操作して入力できるキーボードと、上
    記ディスプレイ画面上に表示されている線画の情報を上
    記コンピュータから出力されて、画用紙に描画するプロ
    ッターとを備えたことを特徴とするイラスト作成装置。
  2. (2)画像処理ユニットは、微分演算用マスクを用いて
    濃淡画を微分し更に2値化した線画情報に変換処理する
    ものである請求項1記載のイラスト作成装置。
  3. (3)画像処理ユニットは、微分演算用マスクのサイズ
    が任意に選定可能である請求項1記載のイラスト作成装
    置。
  4. (4)画像処理ユニットは、イメージデータから成る線
    画情報を、更に幾何データに変換処理するものである請
    求項1記載のイラスト作成装置。
  5. (5)コンピュータは複数枚の線画情報を記憶でき、個
    々に、線画情報を拡大又は縮小して1つの画面に合成で
    きる機能を備えた請求項1記載のイラスト作成装置。
  6. (6)コンピュータは画面上の線画の編集及び修正機能
    を備えた請求項1記載のイラスト作成装置。
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