JPH01313051A - 組織拡大器、及び組織拡大器用の支持部分と拡大部分 - Google Patents

組織拡大器、及び組織拡大器用の支持部分と拡大部分

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JPH01313051A
JPH01313051A JP9902489A JP9902489A JPH01313051A JP H01313051 A JPH01313051 A JP H01313051A JP 9902489 A JP9902489 A JP 9902489A JP 9902489 A JP9902489 A JP 9902489A JP H01313051 A JPH01313051 A JP H01313051A
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JP9902489A
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Audretsch Werner
ヴェルナー・アウドレッチ
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Original Assignee
Dow Corning Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、組織拡大器(Ti5sue Expande
r)に関し、特に、乳房を再形成するために行う人体の
外科治療に用いるための組織拡大器に関するものである
[従来の技術] 人体の外科治療において、身体の部分の外形及び/又は
動きに似せたプロステーシス(人工装具)を挿入するの
が慣行である0例えば、人間の乳房切除の場合、プロス
テーシスの形態の代用乳房を患者に取り付けるのが一般
的である。このプロステーシスは身体内のポケットに挿
入される。即ち、組織拡大器の使用により身体内に所望
のポケットを形成し、該ポケットが所望の寸法に形成さ
れた場合にポケットから拡大器を取り出し、このポケッ
ト内に10ステーシスを挿入する0色々な構造の組織拡
大器が市場で入手できる0組織拡大器は、一般的には、
膨張可能な袋状体から成り、これは身体内に挿入され、
数週間、数カ月の長期にわたり徐々に膨張される。
[発明が解決しようとする課題] 組織拡大器をつぶれた状態で身体内に挿入して正確に配
置することは、通常用いられる組織拡大器が非常に柔軟
な性質を有しているので、困難な作業となる。また、単
純な膨張可能袋状組織拡大器の使用に起因する問題点は
次の通りである。即ち、拡大器が配置されている切開部
の治癒中に組織を伸ばすので1組織は線維被膜のように
伸び、また、袋状体がM織を拡大すべく膨張された場合
に、線維被膜が拡大器の拡大を拘束するため、所望の涙
滴状ではなく、やや半球状となるという形で組織が伸び
る傾向がある。これは、特に、組織拡大器が乳房切除の
際に挿入され、ポケットを形成するための拡大器の膨張
が、例えば創傷離間の危険を最小とするために遅延され
る場合である。
このような膨張の遅延は、例えば、手術前治療中等で患
者の身体の組織が弱っている場合に、通常行われる。
米国特許第4,264,990号明細書には、小さな切
開部を通して身体内に挿入するようになっている乳房プ
ロステーシスが開示されている。そのプロステーシスは
、膨張可能若しくは予め充填された(pre4 i l
 1ed)シリコーン・エラストマータイプの柔軟な袋
状前部と、内部通路又は隔室を有する不活性重合材料の
可撓性裏当てとから成り、内部通路又は隔室内の材料に
よって、可撓性裏当てが剛性化され硬化される。この硬
化は、プロステーシスの回りで伸びる身体組織によるプ
ロステーシスの変形を改善する点で、有効であると述べ
られている。しかし、この米国特許第4,264,99
0号明細書はプロステーシスに関するもので、組織拡大
器の問題については記載がなく、特に、膨張可能な組織
拡大器を徐々に膨張させることにより所望のポケットが
形成された後に身体から該組橢拡大器を取り出すこと、
及びこの後に所定のプロステーシスを形成されたポケッ
トに挿入することに関して何等の記載もない。
従って、例えば皮下乳房切除又は非定型的乳房切除の直
後に女性の乳房を再形成する場合に、個々の患者に所望
の形状のポケットを与えるために使用できる組織拡大器
を提供する必要がある。
[課題を解決するための手段及び作用]そこで、本発明
は、その第1の面においては、例えば乳房プロステーシ
スが挿入されるポケットを形成するために、人体に挿入
できるようになっている組織拡大器であって、(a)前
記ポケットを形成するために身体内で徐々に膨張される
ようになっている柔軟な拡大部分と、(b)身体の切開
部を通しての身体内への挿入或は身体外への取出しのた
めに折曲げや湾曲ができ身体内でプレート状態に戻るほ
ど柔軟性を有するプレート状支持部分と、(c)前記拡
大部分に取り付けられると共に、膨張媒体を前記拡大部
分内に供給できる弁を有している供給チューブ手段と、
(d)前記拡大部分を前記支持部分から分離することが
望まれる時まで、前記支持部分と前記拡大部分とを相互
連結する分離可能な固定手段と、を具備する組織拡大器
を提供するものである。
また、本発明の第2の面は、本発明の組織拡大器に用い
られるプレート状の支持部分であって、生体適合性のあ
るシリコーン・エラストマーから形成され、身体の切開
部を通しての身体内への挿入或は身体外への取出しのた
めに折曲げや湾曲ができ身体内でプレート状態に戻るほ
ど柔軟性を有し、且つ、拡大部分を前記支持部分から分
離することが望まれる時まで前記拡大部分と前記支持部
分とを相互連結するように、前記拡大部分に固着された
手段と共働するようになっている分離可能な固定手段の
一部が固着されている組織拡大器用の支持部分を提供す
る。
更に、本発明の第3の面は、本発明の組織拡大器に用い
られる拡大部分であって、生体適合性のあるシリコーン
・エラストマーから形成され、食塩水溶液の導入により
膨張されるようになっている袋状体の形態をとり、且つ
、前記拡大部分を支持部分から分離することが望まれる
時まで前記拡大部分と前記支持部分とを相互連結するよ
うに、前記支持部分に固着された手段と共働するように
なっている分離可能な固定手段の一部が固着されている
組織拡大器用の拡大部分を提供するものである。
本発明による組織拡大器において、拡大部分(a)は、
市販の従来の膨張可能組織拡大器に用いられる生体適合
性のある材料(例えば、シリコーン・エラストマー)か
ら作られる袋状体から成る。この袋状体は、例えば、マ
ンドレル上にシリコーン材料を付着し、この後にシリコ
ーンをエラストマー状態に硬化する等の公知手段で形成
できる0袋状体は、膨張された際に球状、涙滴状或は他
の所望の形状になるよう設計される。
本発明による組織拡大器において、プレート状の支持部
分(b)は、身体の切開部を通しての身体内への挿入或
は身体外への取出しのために折曲げや湾曲ができ身体内
でプレート状態に戻るほどの柔軟性を有している。この
特徴は、比較的に小さな切開部を通して身体内に挿入さ
れることが望まれる組織拡大器に対しては、特に重要で
ある。この支持部分は、拡大部分(a)の挿入と配置を
容易にし、身体内で拡大部分を支持し、瘉痕組織形のよ
うに形成された線維被膜の収縮に対抗する働きを有する
。また、支持部分は、大きくしたポケットにほぼ平坦な
壁面を形成するよう機能し、拡大部分(a)の膨張によ
って誘起される組織の拡大が身体の外方に確実に生じる
ようにする押圧プレートを提供する。従って、支持部分
は、切開部の治癒時であって、拡大部分が徐々に膨張さ
れる時に組織の伸びによって生ずるかもしれない望まれ
ない圧迫から、拡大部分を幾分保護することができる。
支持部分(b)は、好適には拡大部分(a)の最大直径
よりも大きな最大幅を有するプレートの形態をとり、こ
のプレートは、中心部分がその外側部分よりも厚いのが
好ましく、従って、断面で見ると例えば四面−凸面、或
は平面−凸面となる。
支持部分は、例えば円形や西洋なし形等の適当な形状と
して良い、好ましくは、支持部分は生体適合性のあるシ
リコーン・エラストマーによる成型体である。また、支
持部分は約60ジユロメータの硬度を有するのが好適で
ある。Ill両前拡大部分(a)は、支持部分若しくは
支持部分の主要部の最大直径又は最大幅の約7G〜90
%の最大直径を有するのが適当である0例えば、400
〜600eeの容量を有する拡大部分(a)と共に用い
られる支持部分(b)は、約130〜140emの範囲
の直径の円形部分を有する生体適合性材料のドーム状、
円形又は西洋なし形のプレートから成る。拡大部分(a
)の外周が、患者の最下位置となるその縁部で、支持部
分の外周と整合するように、該拡大部分が支持部分(b
)に配置されるのが好ましい、このようにして、組織拡
大器により作られるポケットは、適当な下垂を有するよ
うにされる。
本発明に従った組織拡大器において、拡大部分は支持部
分に取り付けられ、分屋可能な固定手段により分離可能
に固定される。この固定手段は、好適には、たとえ拡大
部分(a)及び支持部分(b)が相互に固定されていて
も、拡大部分が支持部分に対して360゛回転できるよ
うに、互いを連結できるようになっている。これによっ
て、この組織拡大器を挿入しようとする外科医は、分離
可能な固定手段により支持部分に固定された拡大部分と
共に、支持部分を身体内に所望の通り配置することがで
き、次いで、供給チューブ手段(c)の弁が外科医によ
り所望の通り配置できるよう、拡大部分(a>を支持部
分(b)上で回すことができる0分離可能な固定手段は
、拡大部分が身体内に存置する必要がなくなった後に、
必要に応じて、これを支持部分から切り外して、身体に
支持部分を残したまま取り出すことができるよう、部分
(a)、(b)を切り放すことができる。締結手段は、
前記部分(a)、(b)の一方に設けられた1つ以上の
締結要素と、これと共働する他方の部分に設けられた1
つ以上の締結要素とから成り、後者の締結要素は、その
1つ以上が前者の締結要素と係合できるように配置され
ている。この手段はボタン及びボタン穴のタイプの構成
を適用することも可能であるが、本発明の最も好適な態
様において、この手段は、1つ以上のスナップ式締結手
段を備える機械式の締結手段から成る。適当なスナップ
式締結手段は、金属若しくは生体適合性材料(例えば、
医学的に受は入れられるステンレス鋼、チタニウム、ポ
リスルフォン、ポリカーボネート)から作られたものを
含み、これらは、第1部分が第2部分(即ち雌部分)と
係合してその中に弾性的に保持されるようになっている
差込み要素(即ち雄要素)から成る、という公知の構造
である。好ましくは、支持部分に隣接して配置された乳
房移植5プロステーシスの摺動(この摺動は1例えば、
支持部分を患者に残し、拡大部分を患者から取り出す場
合等に生ずる)を妨げてしまうほど、支持部分の表面が
ひどく突出した形とならないよう、スナップ式締結手段
の雌部分は支持部分に取り付けられる0例えば拡大部分
の表面の中心に配置された単一の締結要素の使用は、拡
大部分に大きなねじれくこのようなねじれは、複数の締
結要素が拡大部分に固定されている場合に生じ得る)を
起こすことなく均等な形で該拡大部分の膨張を可能とす
るためには望ましい、単一のスナップ式締結要素が支持
部分上で用いられる場合、゛拡大部分の中心が支持部分
の中心よりも患者の身体の下側に配置され、これにより
所望の下垂が形成されるように、締結要素は支持部分の
中心よりも下側に配置されるのが好適である。また、支
持部分に複数のスナップ式締結要素を設け、これらの締
結要素のいずれか1つを拡大部分上のスナップ式締結要
素と共働させ、もって身体への導入前若しくは導入中に
支持部分と拡大部分との相対位置を容易に調節できるよ
うに、これらの締結要素を配置することも可能′である
。このようにして、支持部分上での拡大部分の位置は、
組織拡大器が挿入される切開部の特徴、遠隔弁の所望の
位置、及び形成されるポケットの配置に応じて選択的に
変えられる。後述の実施例において、少なくとも1つの
スナップ式締結手段の一部分が、前記部分(a)、(b
)の一方に固着され、該締結手段の前記一部分と共働す
る部分は他方の部分(a)、(b)に固着される。好適
なスナップ式締結手段は、膨張中に所望の形状に維持で
きる拡大部分の能力に悪影響を殆ど与えることなく、前
記部分(a)、(b)の極めて確実な相互結合を可能と
し、また、必要な場合にスナップ式締結手段の要素同士
を分離することも可能である。このスナップ式締結手段
は、例えば織布、プラスチック或は織布強化ゴム等のシ
ートや帯状片の形態の強化要素に設けられても良い、尚
、この強化要素は、縫い付け、成型、接着又は他の適当
な手段によってそれぞれの部分(a )、(b )に固
着されるものである。
本発明による組織拡大器は、例えば女性の乳房の再形成
に、皮下乳房切除又は非定型的乳房切除の直後或はその
後しばらくしてから用いられる。
支持部分は、固定手段により所望の位置に拡大部分を取
り付けた状態で、例えば身体の胸の小ポケットに挿入さ
れる。身体内への装置の挿入及び拡大部分の適切な位置
決めは、拡大部分(a)の回りを支持部分(b)で包み
或は巻くことにより、容易化できる。前述したように、
遠隔の弁が有効に配置されるように、且つ、形成される
ポケットが乳房プロステーシスを適切な位置、向き及び
下垂で受けるよう適正な形状と寸法になるように、拡大
部分は配置される。創傷離開の危険性が減るまで、食塩
水溶液等による拡大部分の膨張を遅らせることができ、
この際、支持部分は線維被膜の伸びを制御するよう機能
する。この後、拡大部分は、数週間或は数カ月の期間に
わたり、徐々に所望の大きさとなるまで膨張される。約
6カ月後、拡大部分、そして必要ならば支持部分は、患
者から取り出され、例えば適当なシリコーン材料で作ら
れシリコーンゲルで満たされた柔軟な定形性袋状体のよ
うな公知の乳房プロステーシスにより置換される。支持
部分は、患者に残される場合、プロステーシスを支持す
るよう働き、これは成る場合には有益である。
[発明の効果] 本発明による組織拡大器の使用により、次に示すような
効果が得られる0例えば、乳房切除の直後に乳房の再形
成、少なくとも乳房の外形形成を開始でき、それは、組
織の重なりあっている皮弁を離開する恐れが殆どない、
また、拡大部分の挿入が支持部分により与えられる安定
性によって容易化され、安定的な位置付けが拡大部分に
もたらされ、拡大部分の膨張中における肋骨に対する幾
分かの保護が支持部分により与えられる。更に、あらゆ
る患者に対して所望の形状のポケットを形成でき、よっ
て、後に挿入されるプロステーシスの配置及び下垂が改
善される。拡大部分が収縮を起こした場合、支持部分は
既に形成された線維被膜の健全性を維持するよう機能す
る。また、好適な組織拡大器が用いられている際に、万
が一1漿液腫の排泄が必要となった場合、本発明に従っ
ての支持部分と拡大部分の配置は、患者の拡大したポケ
ットの一部分、より詳細には拡大部分の上方の部分に、
該拡大部分を殆ど破裂させることなく皮下針を差すこと
ができることを保証する。
以下、本発明による組織拡大器の2つの実施例について
、添付図面に沿って詳細に説明する。
[実施例] 第1の実施例の組織拡大器は、支°持部分10(第1.
2.4図参照)と、拡大部分12(第3.4図参照)と
を備えている。支持部分10は、生体適合性のある材料
、例えばシリコーンゴムから作られ、浅いドーム状の円
形プレート14の形態をとってぃる、プレート14の中
心部分はその外側部分よりも厚く、従って、プレート1
4はその中心部分では比較的に堅く、外側部分では比較
的に柔らかい、織布で強化されたシリコーンゴム製のシ
ート16がプレート14の凸面に固着され、第1図及び
第2図に示すグレート14の部分を覆っている。4つの
雌型のスナップ式締結要素18がシート16に設けられ
ゼおり、これらは、互いに対して対称的に配置されてい
るが、患者の身体において下側に配置されるプレート1
4の下半分にその全てが設けられている。
拡大部分12(第3図参照)は、生体適合性のあるシリ
コーン・エラストマー製の袋状体から成り、これは、膨
張された時に、支持部分10と共働して実質的に涙滴状
ポケットを形成するように設計されている。シリコーン
ゴム製のチューブ20が袋状体と、従来構成の注入ボタ
ン22とに連結されている。この注入ボタン22は、堅
い基板に設けられた例えばシリコーン・エラストマー製
の自己封止(自己封止どは、例えば注射針が差されても
、その穴が自動的に閉じる性質をいう)型のボタン半球
体24を有し、例えば食塩水溶液のような流体を注入す
ることによって袋状体の膨張を可能とする。織布強化シ
リコーンゴムのシート28が袋状体の裏面に固着されて
いる。このシート28には雄型締結要素30が固着され
、その構成及び配置は、該締結要素30が袋状体の裏面
の中心部分からずれて配置されるようなっている。
雌型スナップ式締結要素18の1つを選んで、これに雄
型スナップ式締結要素30を共働するよう係合すること
により、プレート14と拡大部分12とが互いに組み付
けられる(第4図参照)、このようにして、プレート1
4に対する袋状体の相対位置を、治療される身体の切開
部の形状や外形、及び拡大部分12の膨張により拡大さ
れた組織内のポケットの位置に適合するよう、変えるこ
とができる。更に、拡大部分12は、ボタン半球体24
を位置決めするために、支持部分10上のスナップ式締
結要素30.18連結部で回転できる。
第5.6図に示すように、第2の実施例の組織拡大器は
、支持部分100と拡大部分102とを備えている。支
持部分100は、生体適合性のあるシリコーンゴムのプ
レート114から成っている。プレート114は、概ね
西洋なしの形状をなし、幅の狭い部分113が幅の広い
部分115よりも患者の身体の高い位置に配置されるよ
うにして取り付けられる。
このプレート114は、その中心部分がその外側部分よ
りも厚く、幅の広い部分115の中心部分が最も厚い、
プレート114の中心部分は比較的に堅く、外側部分は
比較的に柔らかい、雌型スナップ式締結要素118は、
ダクロン(Djcron )強化材に設けられ、その外
側表面がプレート114の凸面と同一面となるようにプ
レート114に成型されている。
締結要素118は、幅の広い部分115の中心部分より
もやや下側に配置されている。
拡大部分112は、生体適合性のあるシリコーン・エラ
ストマー製の袋状体から成り、これは、膨張された時に
、実質的に涙滴状となるように設計されている0m強張
前その直径はプレート114の幅の広い部分115の直
径よりも小さい、シリコーンゴム製のチューブ!20が
袋状体と、従来構成の注入ボタン122とに連結されて
いる。この注入ボタン22は、堅い基板に設けられた例
えばシリコーンエラストマー製の自己封止型ボタン半球
体124を有し、例えば食塩水溶液のような流体を注入
することによって袋状体の膨張を可能とする。織布強化
シリコーンゴムのシート(図示しない)が袋状体の裏面
に固着されている。このシートには雄型締結要素130
が固着され、その構成及び配置は、該締結要素130が
袋状体の裏面の中心に配置されるようなっている。
雌型スナップ式締結要素118に雄型スナップ式締結要
素130を共働するよう係合することにより、プレート
114と拡大部分102とが互いに組み付けられる(第
5図参照)、拡大部分102は、ボタン半球体124を
位置決めするために、支持部分100上のスナップ式締
結要素130.118連結部で回転できる。
プレート114と拡大部分102とを用いて、側面や正
面から見て特に満足のいく涙滴状ポケットを形成するこ
とができる。
これらの実施例の組織拡大器は色々な外科技術分野にお
いて使用でき、特に、拡大部分の最初の膨張は身体内に
組織拡大器を挿入した時、或はその後に開始できる。使
用の一態様において、実施例の組織拡大器は、例えば乳
房切除の際に形成される身体の切開部内に所望の形で配
置される。プレートである支持部分10,100は、拡
大部分12.102が支持部分1O1100上で露出す
るように患者に配置される1次に、ボタン半球体24.
124が皮下針で接近するのに適した位置に配置される
ようにして、切開部が、挿入された組織拡大器を覆うよ
うに外科的に閏じられる。創傷離開の危険性が十分に低
くなったならば、袋状体の膨張が開始され、その後、袋
状体は、所望の形状となるまでの期間、徐々に膨張され
る。この後、拡大部分12,102は外科的手法により
取り出され、適当な乳房プロステーシスと交換される。
支持部分10.100は通常、拡大部分12,102と
共に取り出されるが、場合によっては、支持部分だけを
適所に残すために支持部分から拡大部分を外すべくスナ
ップ式締結要素30.18:130.118を分離する
のが有効なこともある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例の組織拡大器における支持部分の
平面図、第2図は第1図の支持部分の側面図、第3図は
第1の実施例の組織拡大器における拡大部分の非膨張状
態を示す説明図、第4図は使用準備のために支持部分と
拡大部分とが組み合わされた状態における第1の実施例
の組織拡大器を示す説明図、第5図は第2の実施例の組
織拡大器の平面図、第6図は第5図の組織拡大器の側面
図である0図中、 10.100・・・支持部分  12,102・・・拡
大部分14.114・・・プレート 18.118・・・雌型スナップ式締結要素20.12
0・・・チューブ  22,122・・・注入ボタン3
0.130・・・雄型スナップ式締結要素FIG、1

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1. 例えば乳房プロステーシスが挿入されるポケット
    を形成するために、人体に挿入できるようになっている
    組織拡大器であって、 (a)前記ポケットを形成するために身体内で徐々に膨
    張されるようになっている柔軟な拡大部分と、 (b)身体の切開部を通しての身体内への挿入或は身体
    外への取出しのために折曲げや湾曲ができ身体内でプレ
    ート状態に戻るほど柔軟性を有するプレート状支持部分
    と、 (c)前記拡大部分に取り付けられると共に、膨張媒体
    を前記拡大部分内に供給できる弁を有している供給チュ
    ーブ手段と、 (d)前記拡大部分を前記支持部分から分離することが
    望まれる時まで、前記支持部分と前記拡大部分とを相互
    連結する分離可能な固定手段と、を具備する組織拡大器
  2. 2. 前記分離可能な固定手段は、前記拡大部分を前記
    支持部分に対して360゜回転できるようにしている請
    求項1記載の組織拡大器。
  3. 3. 前記分離可能な固定手段はスナップ式締結手段か
    ら成る請求項1記載の組織拡大器。
  4. 4. 前記スナップ式締結手段の雄部分が前記拡大部分
    に固着され、前記スナップ式締結手段の雌部分が前記支
    持部分に固着されている請求項3記載の組織拡大器。
  5. 5. 前記スナップ式締結手段は、前記拡大部分及び前
    記支持部分の一方に設けられた複数の締結要素と、前記
    拡大部分及び前記支持部分の他方に設けられた、前記締
    結要素と共働する1つの締結要素とから成り、後者の締
    結要素は前者の締結要素のいずれか1つと係合できるよ
    うに配置されている請求項3記載の組織拡大器。
  6. 6. 前記支持部分は、中心部分がその外側部分よりも
    厚い円形若しくは西洋なし形のプレートから成る請求項
    1記載の組織拡大器。
  7. 7. 膨張可能な前記拡大部分は、前記支持部分の最大
    幅の約70〜90%の直径を有する球状に膨張され得る
    袋状体を備える請求項1記載の組織拡大器。
  8. 8. 単一の固定装置が設けられ、該固定装置の第1部
    分が前記支持部分に隣接する前記拡大部分の表面の中心
    に配置され、前記固定装置の第2部分が前記拡大部分に
    隣接する前記支持部分の表面に配置され、前記第2部分
    が前記第1部分と共働できるようになっており且つ前記
    支持部分の中心からずれて配置される請求項1記載の組
    織拡大器。
  9. 9. 前記支持部分は、生体適合性のあるシリコーン・
    エラストマー製のプレートから成る請求項1記載の組織
    拡大器。
  10. 10. 前記拡大部分は、生体適合性のあるシリコーン
    ・エラストマー製である請求項1記載の組織拡大器。
  11. 11. 請求項1記載の組織拡大器に用いられるプレー
    ト状の支持部分であって、 生体適合性のあるシリコーン・エラストマーから形成さ
    れ、身体の切開部を通しての身体内への挿入或は身体外
    への取出しのために折曲げや湾曲ができ身体内でプレー
    ト状態に戻るほど柔軟性を有し、且つ、拡大部分を前記
    支持部分から分離することが望まれる時まで前記拡大部
    分と前記支持部分とを相互連結するように、前記拡大部
    分に固着された手段と共働するようになっている分離可
    能な固定手段の一部が固着されている、 組織拡大器用の支持部分。
  12. 12. 請求項1記載の組織拡大器に用いられる拡大部
    分であって、 生体適合性のあるシリコーン・エラストマーから形成さ
    れ、食塩水溶液の導入により膨張されるようになってい
    る袋状体の形態をとり、且つ、前記拡大部分を支持部分
    から分離することが望まれる時まで前記拡大部分と前記
    支持部分とを相互連結するように、前記支持部分に固着
    された手段と共働するようになっている分離可能な固定
    手段の一部が固着されている、 組織拡大器用の拡大部分。
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