JPH013064A - ジルコニア強化、ホイスカー補強アルミナ複合体 - Google Patents

ジルコニア強化、ホイスカー補強アルミナ複合体

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JPH013064A
JPH013064A JP63-34931A JP3493188A JPH013064A JP H013064 A JPH013064 A JP H013064A JP 3493188 A JP3493188 A JP 3493188A JP H013064 A JPH013064 A JP H013064A
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ケラモント、リサーチ、コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 本発明は、ZrOっ粒子を含有し、補強繊維、フィラメ
ントまたはホイスカーを含むか含まないアルミナマトリ
ックスをベースとする高い破壊靭性および高強度を有す
るセラミック複合体に関する。より詳細には、本発明は
、Z r O2粒子および存在する時には繊維、フィラ
メントまたはホイスカーがAI  Oのマトリックスに
均一に分散された複合体に関する。
従来技術 優れた工業材料としてのセラミック複合体の潜1!−性
は、世界中で多くの注意を引いている。成分の適当な組
み合わせの場合には、セラミックーセラミック複合体は
、セラミックスが金属および重合体よりも有利に犠牲な
しに強靭な強材料を約束する。
近年、工業化セラミック複合体を開発するために美大な
量の研究が行われた。現在大規模の研究の焦点である2
つのセラミック複合体は下記のものである。
(1)ジルコニア強化アルミナ(ZTA)および(2)
SiC−ホイスカー補強アルミナ(SWA)これらのセ
ラミック複合体の通常の製法は、粉末およびホイスカー
、フィラメントまたは繊維補強剤を混合した後、圧密す
ることからなる。1つの方法は、乾燥複合体成分をそれ
らの最終状態でボールミルまたはアトリションミルのい
ずれかで混合し、次いで、製品を取り出し、ホットプレ
ス成形法またはコールドプレス成形法および焼結によっ
て圧密することからなる。
別法は、複合体成分をそれらの最終相で分散剤および/
または結合剤を通常含有する液体中において高剪断ミキ
サーおよび/または超音波ミキサーで混合することによ
ってスラリーを調製し、スラリーをフィルタープレスで
濾過し、ケークを乾燥し、次いで、乾燥ケークをホット
プレス成形法またはコールドプレス成形法および焼結に
よって圧密することからなる。
これらの技術の両方とも、2つの不利:圧密前の複合体
成分の偏析および非緊密接触を有する。
緊密接触は、−輔ブレス成形時にホイスカーの整列を妨
害する。
通常の加工技術で可能であるよりも均一な複合体を得よ
うとする試みで使用するZTAの他の既知の製法として
は、ジルコニウム塩およびアルミニウム塩を水溶液から
共沈した後、酸化環境中でか焼する方法が挙げられる。
別法は、ジルコニアおよびアルミナの同時火炎析出を使
用することからなる(例えば、S、ホリ、M、ヨシムラ
、S。
ソミャ、K、クリタおよびカシ、rCVD粉末からのZ
rO強化A]203セラミックスの機械的性質J、J、
Mater、Sci、Lett、。
4、(1984)、413−416り照)。
これらの既知の方法は、通常の混合粉末技術の場合に記
載したのと同し不利をこうむり、3成分系?516一体
の製造のためのホイスカーの添加に適合しない。
ジルコニアは、分散相として存在する時には、2つの別
個の機構によってアルミナを強化できることか以前から
既知である。1つは、伝搬亀裂先端のひずみ湯中のジル
コニア粒子中で起こる準安定)目(正方晶)から安定相
(単斜晶)への応力誘発マルテンサイト柑転移による。
この相転移は、応力を解除する。エネルギーが相転移(
核生成バリヤー)の活性化エネルギーによって吸収され
るので応力か解除されるのか、あるいはt −m相変化
時に起こる膨張のためかけられる圧縮力によって伝搬亀
裂先端中での引張力が解除されるのかどうかは明らかで
はない。ジルコニアがアルミナを強化することができる
他の機構は、正方晶相から既に転移された単斜晶系粒子
によるアルミナマトリックスの応力核生成微小亀裂によ
る。このことは、応力を局部ひずみを通して非局在化す
ることによって応力を解除する。
ZTA中のt−Zr02粒子の準安定性、従って応力に
よって誘発されるtZr02からm −Z r O2へ
の相転移を経ての強化度は、複合体の微構造の強い関数
である。核生成バリヤー(粒径、粒子の形状およびマト
リックス拘束の関数)は、標準転移温度未満でジルコニ
ア粒子の安定相への転移を抑制するCA、ハウエル、N
、クラウゼン、W、クリ−ベン、およびM、ルーμ、「
スタビリテイ−・オブ・テトラブチル・パーティクルズ
・イン・セラミックス・マトリシーズ(Stabi I
 Ityof Tctragonal Particl
es 1n  Ccram!csMatriccs) 
、  65 (12) 642−50(1982))。
ジルコニアの粒径は、核生成バリヤーの鍵のパラメータ
ーである。臨界最小粒径(約50nm)が存在し、それ
以下では応力誘発相転移は起こらない。また、臨界最大
粒径(約0. 6μm)が存在し、それ以上では粒子は
室温への冷却時に安定相(m)に自発的に転移するであ
ろう。明らかに、ジルコニア粒子の直径は、転移強化が
達成されるべきであるならば、これらの2つの限界間に
なければならない。より大きい粒子は、より小さい粒子
よりも応力場においてより容易に転移する。しかしなが
ら、逆転移、mからtが起こる温度は、転移強化が起こ
ることができる最高温度の尺度である。この温度は、粒
径が増大するにつれて下がる。より小さいジルコニア粒
子は、より大きい粒子よりも高い温度で転移強化を与え
る。
複合体の補強にホイスカーまたは短繊維を使用すること
は、時々研究された。最初は、繊維は、ガラスおよび金
属を補強するのに使用された[A。
デイレ力、S、フィシュマンおよびS、カルマーカー、
[シリコン・カーバイド・レインフォース1−−アルミ
ナ(Silicon Carbide Re1nfor
ced八Iumina)、へ J、  Metals、
  pl  12、9月(1981)]。
最近、セラミックマトリックスのホイスカー補強か、[
]立ってきた。作ることができたホイスカーとマトリッ
クスとの多数の組み合わせがある。
最近、強い単結晶SiCホイスカーを使用してアルミナ
を補強することは、徹底的に研究されていいる。この複
合体(SWA)の破壊靭性と引張強さとの両方とも単斜
晶系アルミナのものの少なくとも2倍であることができ
ることが確認されているCG、  ウェイおよびP、ベ
ラチャー、「デベロップメント・オブ・SiCホイスカ
ー・レインフォースト・セラミックス(Dcvclop
nent of’ 5iCWhisker Re1nf
orced Ceramics ) 、  Am、Ce
ram、Soc、Bul 1.64 (2)。
298−304 (1985))。
複合体成分のすぐれた均一性は、加工時の偏析問題が回
避されるので、マトリックス材料の製法としてのゾル−
ゲル化法によって達成できる。また、ホイスカーの非整
列は、圧密前の複合体成分の緊密接触のため達成できる
。しかしながら、ゾル−ゲルを使用する概念は、初期研
究の不良な結果のためセラミックコミユニティ−の大部
分によって捨てられた。経験される問題は、高い気孔率
およびゾル−ゲル誘導アルミナのα−相への加工時の止
めどもない(runaway )粒成長である(B。
キベルおよびA、ホイエル、「イクザジャレイテッド・
グライン・グロース・イン・ジルコニア・タツフンド・
アルミナ(Exaggerated GrainGro
wth In Zirconia Toughened
 Alumina) 、  J 。
Am、Cer、Soc、、69,231(1986))
発明の概要 本発明の範囲は、ゾル−ゲル法によって誘導され、高め
られた強度および靭性を示す本質上Al2O3マトリッ
クス中の均一に分散されたZrOっ粒子からなる複合体
を製造することである。
更に他の範囲は、補強剤として均一に分散された繊維、
フィラメントまたはホイスカーを更に含む前記のものと
同じ性質を有する複合体を製造することである。
驚異的なことに、特定のゾル−ゲル技術を使用すること
によって、優れた破壊靭性および高強度を有する複合体
を製造することが可能であることが見出された。
発明の詳細な説明 本発明の目的は、α−アルミナからなる改良された靭性
を何する複合粉末であって (a)2〜30重量%の量で存在しかつ正方晶形、聾で
ある微分散ジルコニアおよび (b)0〜30重量%の瓜の均一に分散されたホイスカ
ー、フィラメントまたは繊維 を含む複合粉末を提供することにある。
より詳細には、本発明の複合体は、好ましくは4〜16
重量26の量のジルコニアを有するアルミナ−ジルコニ
ア2成分系複合体である。
また、5〜20重量%の量のホイスカー、フィラメント
または繊維を有するアルミナ−ジルコニア−ホイスカ−
3成分系複合体は、本発明に属する。
本発明の複合体に含まれるジルコニアは、ジルコニアを
正方晶形態にさせる範囲内である平均直径を有する。前
記のように、前記直径は、0.6μmを超えるべきでは
ない。
特に、本発明の複合体は、ホイスカーがアスペクト比(
長さ/直径)10〜200、平均直径0.05〜0.7
μmを有するSiCホイスカーでありかつ10〜20重
量%の量で存在する3成分系複合体である。
ジルコニアは、転移/微小亀裂強化物質として使用され
、一方、ホイスカー、フィラメントおよび繊維は、亀裂
撓み強化物質である。
本発明で使用できるホイスカーまたは繊維、例えば、ア
ルミナ、窒化ケイ素、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、
炭化ケイ素およびシリカ、好ましくは窒化ケイ素および
炭化ケイ素をベースとするものは、すべてアルミナ強化
で技術上既知の補強剤である。
高性能セラミック複合体は、切削工具、摩耗部品、軍事
用応用、航空宇宙産業応用、熱エンジン部品などの広範
囲の潜在的応用を有する。このような応用は、具体化で
き、新しい市場の機会は、経済的に処方された複合粉末
、低コストの圧密法、および良好な機械的性能および熱
的性能が達成される場合にのみ生ずることができる。本
発明の2成分系および3成分系複合体の場合には、単純
な一低コストの工程から正しい性質を有する新しい工業
化セラミック粉末を製造することが可能である。
本発明の別の目的は、前記複合粉末から製造される改良
された靭性を有するセラミック焼結体を提供することに
ある。
本発明の2成分系複合粉末は、 (A)アルミナゲルを調製し、前記ゲルにα−アルミナ
シードおよびジルコニウム塩溶液を加えてゲル化マトリ
ックスを調製しく前記ジルコニア瓜に対応する瓜)、 (B)ゲル化マトリックスを乾燥し、次いで、乾燥物を
、アルミナをα−相に転移しかつジルコニアを正方晶相
に転移するのに十分な温度および時間か焼する ことを含むゾル−ゲル法によって製造される。
ここで「α−シード」なる用語は、一般に直径約0. 
1〜0.5μmを有するサブミクロンα−アルミナ粒子
を意味する。この用語は、例えば、M、クマガイおよび
G、メッシングの「コンドロールド・トランスフォーメ
ーション−エンド・シンタリング・オブ・ア・ベーマイ
ト・ゾル・ゲル・ハイ・アルファ・アルミナ・シーディ
ング(Controlled  transrorna
tlon  and  Sinteringo[a  
BocbmiLe  5ol−Ge!  by  al
pha−aluminaSeeding)J 、  J
、 Am、  Ce r am、  S o c。
68 (9)、500−505 (1985)における
ように技術上広く使用されている。
一般に、前記α−シードは、A 1203の全量に対し
て灼1,5〜4.0重量96の量で使用される。
本発明によれば、複合粉末の応用の種類に応じて、か焼
物に含まれるアルミナは、すべてがa−相ではなくとも
よいが、いずれにしても、γ−相を含有しないならば、
成る量のθ−相を含有できる。
本発明によれば、前記方法の工程(A)で2〜20重量
%、好ましくは5〜15重量%の量の正方晶形態の超微
細ジルコニア粒子の分散液も添加できる。前記粒子の使
用は、最終製品の靭性および均一性の一層良い結果を得
ることを可能にする。
いかなるジルコニウム塩、例えば、塩化ジルコニウム、
オキシ塩化ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、過塩素酸
ジルコニウム、好ましくはオキシ塩化ジルコニウムも、
工程(A)で前記ジルコニウム溶液を調製するのに使用
できる。
出発アルミナゲルは、既知方法によって調製でき、例え
ば、塩化アルミニウム6水和物(ACH)、アルミニウ
ム1水和物またはアルミニウムアルコキシドから調製で
きる。
アルミナ1水和物を40〜80℃の温度で希薄酸性溶液
に分散することによって前記ゲルを調製することが好ま
しい。これらの条件下では、分散繊維、フィラメントま
たはホイスカー、ジルコニア粒子またはα−アルミナシ
ードの偏析が起こらず、弱化不均一性を含まない複合体
をもたらすことを保証するすぐれた均一ゲルが、調製さ
れる。
前記方法の工程(B)の乾燥を約80〜200℃、好ま
しくは90〜140℃の温度で12〜48時間真空下ま
たは大気圧で行うことができる。
前記工程(B)のか焼は、約1000〜1300℃、好
ましくは1050〜1200℃の温度で10〜200分
間行う。
好ましくは、か焼は、2段で行う。第一工程は、乾燥粉
末を700〜900℃の温度で、例えばジルコニウム塩
の陰イオンに由来するすべての不純物を追い出すのに十
分な時間加熱することからなる。次いで、第二工程は、
予めか焼された粉末を前記最終所望温度に加熱すること
である。
好ましくは、第一工程は約800℃で行い、第二工程は
約1200℃で行う。
3段分系化合物を調製したい時には、繊維、フィラメン
トまたはホイスカー分散液は、工程(A)で最終製品中
の所望量に対応するような量で添加できる。または繊維
、フィラメントまたはホイスカーは、SWAの通常の製
法で使用するのと同様の方法で、本発明のゾル−ゲル法
で調製された一rめか焼された2段分系Al2O3−Z
「0っ複合体に添加できる。
マトリックスの制御された微構造は、シード(サブミク
ロンα−アルミナ)でゲルの核生成頻度を制御すること
によって得られる。驚異的なことに、本発明の方法での
α−シードの使用(α−シーディング)は、アルミニウ
ムマトリックスの転移温度をα−相に下げる機会を有す
るとともにジルコニア粒子の成長を最適サイズに高める
機会も有することが見出された。このことは、非常に高
い靭性および強度を有する製品を生ずる。
事実、臨界的破壊靭性データは、α−シーディングが複
合体の靭性を高めることに関して非常に有意な効果を何
することを示す。このことは、−般にゾル−ゲルから製
造されたAl2O3−ZrO2をベースとする複合体が
低強度および低靭性を有するであろうことが既知であっ
たことからすると、予想外のことである。従って、α−
シーディングの効果は、相転移温度を制御するだけでは
なく、転移靭性を最適にするのに必須であるZ r O
2粒径を制御することである。
すべての報告例においては、本発明の複合粉末は、下記
の通り特徴づけられた。複合粉末試料を4000ps 
iで1670℃〜1690℃の温度において7〜10分
間ホットプレス成形した。ホットプレス成形試料を表面
粉砕し、スライスして、機械的試験用試験試料として役
立つ幅12IIIIIの棒とした。
試験を単一のエツジノツチビーム技術によって行った。
これらの試験結果から、臨界的破壊靭性(K +c、M
 P a−m ”2)を計算した。
前記技術は、L、A、  シンプソン、J。
Amer、Ceram、Soc、、Vol、57゜No
、4,151−154.  (1974年4月)に記載
されている。
下記例は、本発明を例示するため゛にのみ与え、その限
定とはみなすべきではない。
例1〜4 3成分系複合体 高分散アルミナ1水和物(分散性〉98%)は、キャタ
パル(Catapal R) Aアルミナ(ビスツ・ケ
ミカル)を希薄酸性溶液に分散することによって調製し
た(塩酸を70℃で使用した)。ゲルは、酸濃度をH+
1.6mM/アルミナgに増大することによって得た。
アスペクト比(長さ/直径)20〜200および直径0
.05〜0.15μmを有するタイプ5CW−I Sタ
テホのニラショー・イワイ・アメリカン・コーポレーシ
ョン製SiCホイスカーは、50%MCI溶液中で浸出
し、十分にすすぐことによって浄化した。ホイスカーは
、pH6に調節した後、超音波分散することによって水
に分散させた。平均直径0.4μmを有するセラミック
体(CERALOX ) B M86018 a −フ
ルミナを使用することによって調製された20重量%α
−アルミナゾルは、硝酸を使用してpHを3,7に調節
することによって70℃で調製した。ゾルを十分に努散
させた。次いで、分散されたSiCホイスカーをゾルに
加え、トップ攪拌機を使用することによって、この混合
物を前記で調製されたアルミナゲルに加えて均一化した
。次いで、オキシ塩化ジルコニウム溶液を混入した。こ
のことは、マトリックスの即座のゲル化が生じた。Si
C分散液およびオキシ塩化ジルコニウム溶液は、表1に
報告の量のSiCおよびZ r O2を与えるような量
で使用した。
α−アルミナゾルは、「α−シード」が表1に報告の量
で存在するような量で使用した。
アルミナゲル中にZrO2、SICホイスカーおよびα
−A I 203シードを含有する調製ゲルの顕微鏡写
真を第1図に示す。ホイスカーおよびα−アルミナシー
ドは、良く分散し、ゲルマトリックスの凝集または塊状
化はないことが明らかである(この状態では半透明)。
ゲルを125℃で乾燥した。乾燥ゲルをボールミル粉砕
し、800℃で2時間か焼してすべての塩化物を追い出
し、最後に1200℃で2時間か焼してZ「02を正方
晶相に転移させ、アルミナマトリックスをα−アルミナ
に転移させた。第2、図にゲルから製造されたか焼複合
粉末のSEM(走査電子顕微鏡測定)を示す。SiCホ
イスカーは、均一に分布されかつマトリックスに埋設さ
れていることが明らかである。
前記のように試験されたホットプレス成形粉末は、表1
に報告の破壊靭性KICを有するセラミック体を与えた
例IAおよび2A(比較例) それぞれ例1および2と同じ量のZrO2およびSiC
ホイスカーを有する複合粉末は、既知技術に従ってα−
アルミナ、ジルコニアおよびSiCホイスカーの粉末を
機械的に混合することによって調製した。
ホットプレス成形後に得られたセラミック体の破壊靭性
を表1に報告する。
混合粉末アプローチから製造された複合体のに1cをα
−シードを有するゾル−ゲルによって製造された3成分
系複合体のKICと比較すると、シードアプローチでの
ゾル−ゲルは、ン昆き粉末アプローチよりも強靭な複合
体を生ずることが明らかである。
例5〜6 2成分系複合体 ホイスカー分散液を使用しない以外は、例1〜4に記載
の条件ドで例1〜4に記載の方法で操作した。
オキシ塩化ジルコニウム溶液は、表2に報告のZrO,
)Inを与えるような量で使用し、α−アルミナゾルは
、「α−ンード」が表2に報告の瓜で存在するような量
で使用した。
例1〜4に記載のように試験されたホットプレス成形粉
末は、表2に報告の破壊靭性KICを有するセラミック
体を与えた。
例5の複合体の破壊表面のSEMを表す第3a図中に完
全に見出されるアルミナマトリックス中に微細な粒状Z
rOっを認めることは、興味深い。
α−アルミナシードを有する5 96 Z r O2の
場合の破壊靭性7MPam1/2は、2成分系Z「0っ
複合体の場合には優秀であるとみなされる。
例5A(比較例) 例5と同し量のZ r O2を有する複合粉末は、既知
技術に従ってアルミナおよびジルコニアの粉末を機械的
に混合することによって調製した。
ホットプレス成形後に得られたセラミック体の破壊靭性
を表2に報告する。
例5B(比較例) 例5を繰り返した。α−アルミナシードを使用しない以
外は、複合粉末を同じゾル−ゲル法によって製造した。
ホットプレス成形後に得られたセラミック体の破壊靭性
に1oを表2に報告する。
第3b図は、例5Bの複合体の破壊表面のSEMを表す
。第3a図との比較およびKIC値の比較から、α−ア
ルミナシードは、この2成分系複合体の焼結に関して有
意な効果を有していたこ例      2102%  
 5iC90IA(比較)     5    152
A(比較)    5    30 例      2102%   SiC%5A(比較)
      5      05B(比較)50 受1 4          9.40 −           7. 60 4          9、 87 −8.0 4          9.33 4         10.06 表2 3       7.09 −       4.30 0       3.17 3       6.07
【図面の簡単な説明】
第1図はZ r O2,15%、5iC1596、α−
アルミナシード3%のアルミナ複合ゲルの顕微鏡写真(
倍率600倍)、第2図はZ r O25%、5iC1
5%、シード3%の1200℃か焼抜合体のSEM顕微
鏡写A(倍率200倍)、第3a図はシードを含む2成
分系(Z r O25%)複合体の破壊表面のSEM、
第3b図はシードを含まない2成分系(Z r O25
%)複合体の破壊表面のSEM(倍率5000倍)であ
る。 出願人代理人  佐  藤  −雄 手続乎市正書(方式) %式% 2、発明の名称 ジルコニア強化、ホイスカー補強アルミナ複合体3、補
正をする者 事件との関係  特許出願人 1ラモント、リサーチ、コーポレーション4、代 理 
人(郵便番号100) (発送口 昭和63年5月310) 6、補正の対象 願書の発明者、特許出願人の欄、明細書の「図面の簡単
な説明」の欄および図面、奪住味′7、補正の内容 (1)別紙の通り

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.α−アルミナからなる改良された靭性を有する複合
    粉末であって、 (a)2〜30重量%の量で存在しかつ正方晶形態であ
    る微分散ジルコニアおよび (b)0〜30重量%の量の均一に分散されたホイスカ
    ー、フィラメントまたは繊維 を含むことを特徴とする複合粉末。
  2. 2.ジルコニアの量が4〜16重量%であり、前記複合
    体が2成分系複合体である、請求項1に記載の複合粉末
  3. 3.ホイスカー、フィラメントまたは繊維の量が5〜2
    0重量%であり、前記複合体が3成分系複合体である、
    請求項1に記載の複合粉末。
  4. 4.繊維、フィラメントまたはホイスカーが、Al_2
    O_3、Si_3N_4、BN、AlN、SiC、およ
    びSiO_2をベースとするものからなる群から選ばれ
    る、請求項1に記載の複合粉末。
  5. 5.ホイスカーが、アスペクト比(長さ/直径)10〜
    200および平均直径0.05〜0.7μmを有するS
    iICホイスカーでありかつ10〜20重量%の量で存
    在する、請求項1に記載の複合粉末。
  6. 6.(A)アルミナゲルを調製し、前記ゲルにα−アル
    ミナシードおよびジルコニウム塩溶液を加えてゲル化マ
    トリックスを調製し(請求項1に記載のジルコニア量に
    対応する量)、 (B)ゲル化マトリックスを乾燥し、次いで、乾燥物を
    、アルミナをα−相に転移しかつジルコニアを正方晶相
    に転移するのに十分な温度および時間か焼する ことを特徴とする請求項1に記載の複合粉末を製造する
    ゾル−ゲル法。
  7. 7.(A)点で請求項1に記載の繊維、フィラメントま
    たはホイスカー量に対応する量の繊維、フィラメントま
    たはホイスカー分散液を加えることを更に含む、請求項
    6に記載の方法。
  8. 8.α−アルミナシードが、平均直径0.1〜0.5μ
    mを有し、1.5〜4.0重量%の量で存在する、請求
    項6に記載の方法。
  9. 9.請求項1に記載の複合粉末から製造される改良され
    た靭性を有するセラミック焼結体。
  10. 10.請求項4に記載の複合粉末から製造される改良さ
    れた靭性を有するセラミック焼結体。
  11. 11.(A)アルミナゲルを調製し、前記ゲルにα−ア
    ルミナシードおよびジルコニウム塩溶液を加えてゲル化
    マトリックスを調製し(請求項1に記載のジルコニア量
    に対応する量)、 (B)ゲル化マトリックスを乾燥し、次いで、乾燥物を
    、アルミナをα−相に転移しかつジルコニアを正方晶相
    に転移するのに十分な温度および時間か焼する ことを含むゾル−ゲル法によって製造される請求項1に
    記載の複合粉末。
  12. 12.(A)点で請求項1に記載の繊維、フィラメント
    またはホイスカー量に対応する量の繊維、フィラメント
    またはホイスカー分散液を加えることを更に含む方法に
    よって製造される、請求項11に記載の複合粉末。
JP63-34931A 1987-02-20 1988-02-17 ジルコニア強化、ホイスカー補強アルミナ複合体 Pending JPH013064A (ja)

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IT19431A/87 1987-02-20
IT19431/87A IT1202571B (it) 1987-02-20 1987-02-20 Compositi a base di allumina ronforzata con zirconia e con whiskers

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