JPH01301A - 回転形流体エネルギ変換機 - Google Patents

回転形流体エネルギ変換機

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Publication number
JPH01301A
JPH01301A JP62-154224A JP15422487A JPH01301A JP H01301 A JPH01301 A JP H01301A JP 15422487 A JP15422487 A JP 15422487A JP H01301 A JPH01301 A JP H01301A
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JP
Japan
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pintle
pressure
energy converter
piston
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP62-154224A
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JPS64301A (en
Inventor
喜多 康雄
中小路 義彦
Original Assignee
株式会社島津製作所
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Publication date
Application filed by 株式会社島津製作所 filed Critical 株式会社島津製作所
Priority to JP62-154224A priority Critical patent/JPH01301A/ja
Publication of JPS64301A publication Critical patent/JPS64301A/ja
Publication of JPH01301A publication Critical patent/JPH01301A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、偏心形可変ポンプ/モータを構成する回転形
の流体エネルギ変換機において、そのピントルをリヤカ
バーに保持する機構を改良したものに関する。
[従来の技術] ラジアルピストン形の流体ポンプ/モータに属する回転
形の流体エネルギ変換機として、特開昭58−7717
9号公報を嘆矢として出願人が一連に提唱している静圧
バランスタイプのものがある。この新形のものは、ハウ
ジング内のピントル、シリンダバレル、ピストンおよび
トルクリングの各構成部材の接触又は摺動面において作
動流体の流体圧を導入する適当な受圧面積の圧力ポケッ
トを形成し、ポンプ/モータの作動時にその流体圧を利
用して各部材の静圧バランスを図るようにしたもので、
これにより摺動抵抗の少ない高いエネルギ変換効率を達
成し、また非常に高い回転数での高速回転を可能にし、
さらに組立時に各部材間の固定が不要で組立、分解作業
も簡易となる等の利点が得られるものとしている。
ところで、この種の流体エネルギ変換機の内部構造のう
ち、その偏心部材たるピントルに着目すると、第4図、
第5図に示すように、ピントル2は、略断面台形をなす
縦長ブロック状の基端部2Aとその前面から突出される
円錐状の先端部2Bとを一体に連設した形態を具備し、
その先端部2Bにシリンダバレルを回転自在に嵌合させ
る一方で、その基端部2Aの両側を該基端部2Aの断面
形状に対応してリヤカバーIAの内面に凹設した台形溝
3にスライド自在(第4図のZ方向)に嵌合して保持す
るようにしている。ここにおいて、ピントル2はリヤカ
バーIAの台形溝3に流体通路9.10(ピントル内部
には基端部と先端部とを結ぶ斜め方向の一対の流路が貫
通される)を開口する基端部2Aの両側斜面2aを台形
溝3に摺接させた非拘束状態でセットされているに過ぎ
ないが、−旦ポンプ/モータの作動状態に至ると、その
先端部2Bにシリンダバレル側から作用する力(これは
ピストン合力に概ね等しいようにピントルテーパ部に圧
力ポケット11a、11bが形成される)と、基端部2
Aの両側斜面2aに設けた圧力ポケット12a、12b
からの流体圧が略バランスする結果、その摺動面2a、
2aが液密にシールされた所定の取付姿勢で安定に保持
されるものとなる。
[発明が解決しようとする問題点] 上述の如く、この種の流体エネルギ変換機のピントル保
持機構は、基本原理上、ピントルに作用する力が殆どバ
ランスされて、釣合うようにされる。しかし、厳密には
ピントルを完全に静圧バランスさせることに限界がある
。この種のエネルギ変換機では、脈動防止のため一般に
奇数(n)本のピストンを採用しているが、作動中、ピ
ントル2には基端部2Aに圧力ポケットから一定の力(
ピントル反力Fl)L)を受ける一方、その先端部2B
に作用するピストン合力FPSは、高圧ポートに連通ず
る位相のピストン本数が+(n−1)/2+本のときと
、[(n + 1 )/21本のときとで異なり、両者
を常に等しくすることはできない。すなわち、このピス
トン合力FPSは、正確には第6図に示すように、ピン
トル反力FPLに対し2π/ 2 nの周期で絶えず向
きと大きさを変動する(但し、時間平均のピストン合力
FPSはピントル反力FPLと同軸(X)方向でバラン
スされる)。そして、例えばピストン本数n=7の場合
、ピントル2に働くピントル反力FPLとピストン合力
FPS3、FPS4との釣合関係は、第5図のように表
される。
このように、ピントル2を完全に静圧バランスさせるこ
とはできないので、ピントル2をリヤカバーIAに安定
に密着させるため何らかの手段を付加する必要がある。
これは、ピントル2が流体通路9.10を開口する基端
部2Aの両側斜面2aに、第4図に示すように、シール
ランドSLで区画される圧力ポケット(図示破線領域)
を有し、万一ピントル2がリヤカバー1Aの台形溝3内
で変位し僅かでも隙間を生じると、そこから作動流体が
漏出して作動不良乃至不能に招くからである。
従来、このピントルの保持機構として、運転停止中での
支持機構を兼ねて、ハウジング内で非拘束状態にあるピ
ントルやシリンダバレルをビス等の固定具を用いて摺動
可能に固定することが行われている。しかし、この方策
ではビス等が振動に起因して運転中に緩むおそれがある
上、摺動抵抗が増してエネルギ変換効率を害したり、組
立の複雑化を来たす不具合がある。
そこで、静圧バランスによりピントルを安定に保持する
機構が指向される。すなわち、高圧側のピストンがf(
n−1)/2+本のときピントル反力FPLとバランス
(第5図でFPS3=−FPL)するように設定すると
、((n + 1 )/2]本のとき(FPS4 )の
ときは、その“くさび力“により確実に高圧シールが保
たれる。しかし、[(n−1)/2)本のときに完全バ
ランスさせる様にすることは、シールその他の点から問
題があり、またシールするためにアンダーバランスする
ことも可能であるが、ピントル反力を得る圧力ポケット
は作動流体の通路も兼ねているため、それにも限界があ
る。
さらに、第7図のように、ピストン合力FPSとピント
ル反力FPLとの向きを意図的にずらして、両者の合力
(F PL+ F PS)がリヤカバーに向かう“くさ
び力”を発生するように調整することも可能であるが、
これも変換機を出来る丈コンパクトに集約しようとした
場合に問題となる。
以上のように、回転形の流体エネルギ変換機において、
作動中、ピントルをリヤカバーの溝に密着させて安定に
保持させるための機構をどのようにするかが一つの技術
的課題とされる。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、回転形流体エネルギ変換機におけるピントル
保持機構として、ピントルの先端部に、前記変換機の高
圧ポートから流体圧を導入する圧力ポケットを設け、こ
の圧力ポケットに対向するトルクリングに先端部をスラ
イド可能に支持させた補助ピストンを嵌合するようにし
たものである。
[作用] 上記構成を採用すると、ピントルの先端部に設けられた
圧力ポケットに導入される高圧側の流体圧により、補助
ピストンがトルクプレートに流体圧に比例するピストン
力を与え、ピントルにはその反力としてリヤカバーに向
かうピントル保持力が得られ、これによりピントルがリ
ヤカバーの溝に安定に密着保持されることになる。
[実施例コ 以下、本発明の一実施例を図示してより具体的に説明す
る。
回転形流体エネルギ変換機は、第1図に示すように、ブ
ロック状のりャカバーIAにカップ状のケースIBを蓋
着してハウジング1を構成している。ハウジング1の内
部には、円錐形の先端部2Bと略断面台形をなす縦長ブ
ロック状の基端部2Aとを一体に連設したピントル2が
図の上下方向で偏心可能に配置される。このピントル2
は、その基端部2Aの両側斜面2aを摺接させてリヤカ
バーIAに設けた台形溝3にスライド可能に装入しであ
る。なお、ピントル2を台形溝3内でスライドする偏心
機構は図示省略される。
ピントル2の先端部2Bには、シリンダバレル4が回転
自由に嵌合される。そして、このシリンダバレル4に奇
数本等角間隔に穿ったシリンダボア5からピストン6を
放射状に突設している。これらのシリンダボア5は、第
2図に示すように、ピントル2を斜めに穿孔して設けら
れ、リヤカバーIAに設けた高、低圧(流出入)ポート
7.8とピントル基端部2Aの斜面2aでそれぞれ連通
している一対の流体通路9.10と、1000位相で交
互に連通される。そして、ピントル2の基端部2Aにお
ける台形溝3との摺動面(斜面2a)と、ピントル先端
部2Bにおけるシリンダバレル4の摺動面とに一対の圧
力ポケットlla、11b、12a、12bが設けられ
、ピントル2及びその先端部2Bに嵌合されたシリンダ
バレル4とが静圧バランスされるようになっている。
また、シリンダバレル4のシリンダボア5から放射状に
突設される各ピストン6は、ピントル2と対向して偏心
位置に配置されるトルクリング13のフラットな内周に
、それぞれ圧力ポケット14を介して添接される。さら
に、各ピストン6の添接部位に対応するトルクリング1
3の外周に、それぞれ圧力ポケット15を内存する静圧
軸受シュー16を設けている。なお、ピストン6と静圧
軸受シュー16との各圧力ポケット14.15には、ピ
ストン6とトルクリング13とに穿設した流体通路を通
してシリンダボア5から作動流体の流体圧が導入され、
それぞれ内外から静圧バランスされるようになっている
そして、トルクリング13は前記静圧軸受シュー16を
介して該トルクリング13を外側から被包するケースI
Bの内面に摺接されるとともに、反ピントル側に一体に
連設した回転軸17をスラスト・ラジアル軸受18を介
してケースIBの開口部から外部に延出している。なお
、トルクリング13と対向するシリンダバレル4とはオ
ルダム継手19で係合され偏心位置で同期回転される。
また、第1図で20はシリンダバレル4のピントルテー
パ面での変位を防止するストッパを示す。
しかして、かかる構成を具備したエネルギ変換機には、
ピントル2の静圧保持機構として、以下のような機構が
付加されている。
まず、ピントルの先端部2Bでその端面から軸心部に向
けて、圧力ポケット21を凹設している。
この圧力ポケット21には、中空の補助ピストン22が
ポケット内端面21aとの間にスプリング23を介挿し
てスライド可能に嵌合されている。
そして、この補助ピストン22の球面をなす先端部22
aを、ピストンシュー24を介し対向するトルクリング
13の内面中央部にフラットに形成した垂直摺動面13
Aにスライド可能に当接支持させている。なお、補助ピ
ストン22の先端部22aを受けるピストンシュー24
の内部には、補助ピストン先端部22aに穿孔した絞り
25を通して圧力ポケット21から流体圧が導入され、
トルクリング13の垂直摺動面13Aと相対すべりする
該シュー24を内外から圧力バランスし、ここに静圧ベ
アリングを形成するようにしている。
そして、かかる補助ピストン22を嵌合した圧力ポケッ
ト21には、ピントル2の内部に穿設された高圧導入路
26を通して、その内端面21aからこのエネルギ変換
機の前記高圧ポート(7又は8)から高圧作動流体の流
体圧が導入されるようになっている。具体的には、第2
図に示すように、いずれかが高圧ポートと連通されるピ
ントル2内の前記流体通路9.10からピントル2の内
部でそれぞれ圧力導入路27.28を分岐させ、これら
の2本の圧力導入路27.28のうちの一方を、シャト
ル弁のような高圧さがし弁29を介して前記高圧導入路
26と連通させるようにしている。この結果、ピントル
先端部2Bの圧力ポケット21には、ポンプ又はモータ
の作動中、圧力導入路27又は28から高圧導入路26
を通して、常時高圧ポート側の流体圧が導入される。
このように構成したものであると、ポンプ/モータの作
動中、ピントル2の先端部2Bに設けられた圧力ポケッ
ト21に、この変換機の高圧ポート(7又は8)から導
入される高圧側の流体圧によって、第1図に示すように
、該圧力ポケット21に嵌合された補助ピストン22か
らトルクプレート13に流体圧に比例するピストン力F
BS(ポケット断面積×流体圧)を与えられる。そして
、ピントル2にはその反力としてポケット内端面21a
からリヤカバーIAに向かう軸心方向の等価なピントル
保持力FBSが付与されることになる。
このためピントル2には、高圧域のピストン本数が3本
のときも4本のときも(但し、ピストン本数が7本の場
合を想定)、第3図に示すように、そのピストン合力F
PS3、FPS4に補助ピストン22からのピントル保
持力FBSを加えた合力(FPS4+ F BS)、(
FPS4+FBS)が、ピントル反力FPLと共にピン
トル2をリヤカバーIAの台形溝3に押込む十分な“く
さび力”を発生することになる。それ故、ピントル2が
基端部両側の摺動面2aをリヤカバーの台形溝3に密着
させた状態で常時安定に保持することができる。
なお、このものではピントル先端部2Bに補助ピストン
22を嵌合する圧力ポケット21を付加し、ピントル2
の内部にその高圧導入系統を追加するだけで、基本的な
設計変更を要しない上に、好都合にも、そのピントル保
持力FBSが変換機の作動圧に応じて自動的に増減され
るものとなる。
そして、ピントル2を偏心動作する際には、その補助ピ
ストン22がトルクリング13の摺動面13Aに静圧軸
受作用を営むピストンシュー24を介して相対すべりす
るため、摺動トルクロスも小さく抑えられる。
また、このピントル保持機構では、その補助ピストン2
2の中にスプリング23を介挿しているため、変換機が
ポンプ/モータとして作動していないときにピントル2
を保持する役割も同時に発揮し得るものとなる。すなわ
ち、この種のエネルギ変換機においては、作動時にはピ
ントル2か流体圧のバランスでリヤカバーIAに自動的
に密着するようになっているか、非作動時では拘束を受
けないためそのような保証がなく、何らかの手段で固定
しないと変動するおそれがある。しかるに、実施例のよ
うに補助ピストン22の中にスプリング23を介挿して
おけば、運転停止状態では、このスプリング23のトル
クリング13とピントル2とを押合うばね付勢力がピン
トル2を静止状態で安定にリヤカバーIAに保持するこ
とになり、無駄スペースや組立の不便を来たすことなく
ピントル2の変動を確実に防止できるものとなる。
[発明の効果] 以上に説明した通り、本発明ではピントル先端部に、高
圧ポートから流体圧を導入しかつ対向するトルクプレー
トに先端部がスライド可能に支持される補助ピストンを
嵌合する圧力ポケットを設置するようにしたことで、回
転形流体エネルギ変換機の作動中、ピントルをリヤカバ
ーの溝に押し込む安定なピントル保持力が得られ、ピン
トルを静圧バランスによって洩れなく確実にリヤカバー
に密着保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は
回転形流体エネルギ変換機の縦断面図、第2図はそのピ
ントルの横断面図、第3図は作用説明図である。第4図
はピントルの形態を示す側面図である。第5図はピント
ルのバランス状態を示す断面図である。第6図はピント
ル反力に対するピストン合力の変動を示す説明図である
。第7図はピントル反力とピストン合力のベクトル合成
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 外周にシリンダバレルを嵌合する円錐状の先端部と略断
    面台形をなす縦長ブロック状の基端部とを連設してなる
    ピントルを、前記基端部の断面形状に対応してリヤカバ
    ーに設けた溝にスライド自在に嵌合してなる回転形の流
    体エネルギ変換機において、前記ピントルの先端部に前
    記変換機の高圧ポートから流体圧を導入する圧力ポケッ
    トを設け、この圧力ポケットに、対向するトルクリング
    に先端部をスライド可能に支持させた補助ピストンを嵌
    合したことを特徴とする回転形流体エネルギ変換機。
JP62-154224A 1987-06-19 回転形流体エネルギ変換機 Pending JPH01301A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-154224A JPH01301A (ja) 1987-06-19 回転形流体エネルギ変換機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-154224A JPH01301A (ja) 1987-06-19 回転形流体エネルギ変換機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS64301A JPS64301A (en) 1989-01-05
JPH01301A true JPH01301A (ja) 1989-01-05

Family

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