JPH01299385A

JPH01299385A - 流量制御弁

Info

Publication number: JPH01299385A
Application number: JP12898688A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Matsui; 松井　正敏
Original assignee: Toyooki Kogyo Co Ltd
Current assignee: Toyooki Kogyo Co Ltd
Priority date: 1988-05-26
Filing date: 1988-05-26
Publication date: 1989-12-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は流量制御弁に関するものであり、より詳しくは
弁本体に螺合したａｍ部材を回動操作することにより流
体流量を調節する流量制御弁に関するものである。

（従来の技術）従来この種の流量制御弁は、例えば特公昭６２−９７８
９号公報に開示されているように、流路を有する弁本体
と、開口面積をｌ！！整するため弁本体に螺合した絞り
弁体とを備え、回動操作により絞り弁体を進退移動させ
、開口面積を変化させて流体流量を調節していた。

（発明が解決しようとする課題）しかし、かかる構成の流量制御弁によれば、絞り弁−回
転の回動操作によりねじの１ピッチ分、絞り弁体が進退
移動するため回動操作量に対する開口面積の変化量の割
合が大きく、開口面積を微少に変化させて微細な流量調
節を行うことは極めて困難であった。

本発明はかかる問題点に鑑み、微細な流Ｊｌｉｌ１節を
簡単確実に行うことのできる流１ｉｌｔＩＩＪ御弁を提
供することを目的とする。

（課題を解決するための手段）かかる目的に沿う本発明の構成は、流路を有する弁本体
と、開口面積を調整するため該弁本体に回転不能にかつ
進退自在に取り付けた絞り弁体と、絞り弁体に設けられ
たねじ軸と、このねじ輸と螺合する内ねじが形成される
と共に該内ねじとピッチを異にする外ねじが形成され、
かつ該外ねじを弁本体に螺合した調節部材とを備えたこ
とを要旨とする。

（作用）上記構成によれば、ａｎｔｓ材を回転操作して螺進させ
ると絞り弁体は弁本体に回啄不能に取り付けられている
ため内ねじに沿って進退移動され、開口面積が可変調整
される。

その際、絞り弁体は外ねじと内ねじのピッチが異なるた
め調節部材の一回転操作によりピッチ差分だけ移動する
。

（実施例）以下に本考案の一実施例を図面に基づき説明する。

図中、１は弁本体であり弁ケーシング１ａとこの弁ケー
シング１ａに一体的に蝶着したカバー１ｂから構成され
でいる。弁ケーシング１ａには接続口２，３が設けられ
、これら接続口２，３は通路４ａ１環状ｒｌＩｔ４　ｂ
、拡径通路４ｃ１通路４ｄからなる流路によって連通さ
れている。カバー１ｂの内部には小径孔７とねじを形成
した大径孔８とが連設され、小径孔７の一端は前記通路
４ｄに開口している。小径孔７の開口端面の外周部には
チエツク弁体９が摺動自在に嵌着さればね１０により付
勢されて通路４ｃと通路４ｄの連接部に形成した弁座１
１に当接している。またカバー１ｂには小径孔７と拡径
通路４ｃ間を連通する通孔１２が穿設されている。そし
て小径孔７には絞り弁体１３が進退自在に嵌挿され、該
絞り弁体１３の先端面により通孔１２の開口面積を５１
節することができる。この絞り弁体１３にはねじ軸１４
が一体形成されると共に外周面には軸方向に沿って長溝
１５が刻設されている。一方、前記カバー１ｂにはこの
長溝１５に係合する回り止めねじ１６が取り付けられロ
ックナツト１７によりもどり止めされている。

そのため絞り弁体１３及びこれと一体のねじ軸１４は弁
本体１に対し小径孔７に沿って進退自在にかつ回転不能
に取り付けられている。

次に１８は前記ねじ紬１４と螺合する内ねじ１９及び前
記大径孔８に刻設したねじと螺合する外ねじ２０が形成
された調節部材であり、本実施例では例えば外ねじ２０
としてピッチ１１の右ねじが、また内ねじ１９としてピ
ッチ０．７５ｍ−の右ねじが刻設されている。また調節
部材１８の端面には工具保合孔２１が形成されている。

２２は調節部材１８のゆるみ止め用のロックナツトであ
り、調節部材１８の外ねじ１９に螺合されカバー１ｂの
端面に圧接するまで締め付けられている。

尚、２３．２４は流路を流れる流体が弁本体１外部に漏
出するのを防止するための０１Ｊングであり、それぞれ
カバー１ｂと絞り弁体１３に巻着されている。

本実施例は以上の構成よりなり、次にその作動を説明す
る。

図に示す状態において接続口２から流体が流入した場合
はチエツク弁体９が弁座１１に当接し通路４ｃと通路４
ｄ間を遮断しているため流体は通路４ａｓ環状ｒｌｔ４
ｂ、通孔１２、小径孔７、通路４ｄを通って接続口３か
ら流出し、その際、絞り弁体１３の先端面によＱｌｊｌ
１口面積が膜面積れた通孔１２により流体流量が制御さ
れる。

一方、接続口３から流体が流入した場合は流体かばね１
０の付勢力に抗してチエツク弁体９を押し閏くので通路
４ｃと通路４ｄＷＩが連通し自由流れとなって接続口２
から流出する。

接続口２から流入し接続口３から流出する流体の流量を
調節するには、ロックナツト２２を緩め工具係会孔２１
に工具を係合し調節部材１８を回動掻体する０例えば調
節部材１８を右方向に一回転させると該調節部材１８は
図中右方向に外ねじ２０の１ピッチ分、即ち１１螺逸す
る。一方、ねじ紬１４は回転不能に取り付けられでいる
ため調節部材１８が一回転されると内ねじの１ピッチ分
即ち０．７５＋ｓｍｍだけ図中左方向に後退する。従っ
てねじ紬１４と一体の絞り弁体１３は調節部材１８の一
回転により外ねじ２０と内ねじ１９のピッチ差分に相当
する０、２５ｍｍだけ図中右方向に前進し、通孔１２の
開口面積を減少させる。また調Ｗ１部材１８を左方向に
１回転すれば、絞り弁体１３が０．２５ａｍだけ後退し
、開口面積がその分拡大される。

上述したように本実施例によれば、外ねじ２０と内ねじ
１９のピッチ差により絞り弁体１３に微少な進退移動量
を付与することができるため微細な流量調節が可能とな
る。

尚、本実施例では外ねヒ２０のピッチを内ねじ１９のピ
ッチよりも大きく設定しているので調節部材１８と絞り
弁体１３の移動方向が同じになるが、外ねじ２０のピッ
チを内ねじ１９のピッチよりも小さく設定すれば調節部
材１８と絞り弁体１３の移動方向が互いに逆となる。

また内ねじ１９と外ねじ２０は右ねじに限定されるもの
ではなく左ねじを形成しても良い。

更に本実施例では絞り弁体１３とねじ軸１４を一体に形
成したが本発明の範囲内においてこれらを別体に構成す
ることも可能である。

（発明の効果）本発明によれば、調節部材に形成した内ねじと外ねじの
ピッチ差を利用して絞り弁体を微少移動させるように構
成したので、調節部材の回動量に対する開口面積の変化
の割合モ小さくすることができ、簡単かつ確実に微細な
流量調節を行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示す断面図である。１・・・弁本体、４ａ〜４ｄ・・・流路、１２・・・通
孔、１３・・・絞り弁体、１４・・・ねじ軸、１８・・
・調節部材、１９・・・内ねじ、２０・・・外ねじ。

Claims

【特許請求の範囲】流路を有する弁本体と、開口面積を調整するため該弁本体に回転不能にかつ進退
自在に取り付けた絞り弁体と、絞り弁体に設けられたねじ軸と、このねじ軸と螺合する内ねじが形成されると共に該内ね
じとピッチを異にする外ねじが形成され、かつ該外ねじ
を弁本体に螺合した調節部材とを備えたことを特徴とす
る流量制御弁。