JPH0129932Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0129932Y2 JPH0129932Y2 JP1983012004U JP1200483U JPH0129932Y2 JP H0129932 Y2 JPH0129932 Y2 JP H0129932Y2 JP 1983012004 U JP1983012004 U JP 1983012004U JP 1200483 U JP1200483 U JP 1200483U JP H0129932 Y2 JPH0129932 Y2 JP H0129932Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- varnish
- cover
- hot air
- baking
- baking furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002966 varnish Substances 0.000 claims description 59
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 15
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 15
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 6
- 238000007664 blowing Methods 0.000 claims description 5
- 210000003298 dental enamel Anatomy 0.000 description 11
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、冬期におけるエナメルワニスの温度
低下を防止し、エナメル線の皮膜発泡を防止する
ことができるエナメル線焼付装置に関するもので
ある。
低下を防止し、エナメル線の皮膜発泡を防止する
ことができるエナメル線焼付装置に関するもので
ある。
従来、エナメル線の品質不良の1つにその皮膜
の発泡がある。しかもこの発泡は冬期に発生し易
い。その原因は気温の低下に伴なうエナメルワニ
スの粘度上昇と考えられる。
の発泡がある。しかもこの発泡は冬期に発生し易
い。その原因は気温の低下に伴なうエナメルワニ
スの粘度上昇と考えられる。
従来のエナメル線焼付装置は、その一例の要部
を第1図に示す如く、床面1に対し竪型に、下部
シーブ2、ワニス受け3を具えたワニスバス4、
塗布ダイホールダー5、ワニス焼付炉6、及び上
部シーブ(図示せず)を具備するもので、ワニス
を塗布し焼付けるべき線7を下方より上方に前記
ワニス焼付炉6の下部入口7から該炉6内に送り
込み、これを上下に循環反復走行させて焼付ける
方式のものであつた。
を第1図に示す如く、床面1に対し竪型に、下部
シーブ2、ワニス受け3を具えたワニスバス4、
塗布ダイホールダー5、ワニス焼付炉6、及び上
部シーブ(図示せず)を具備するもので、ワニス
を塗布し焼付けるべき線7を下方より上方に前記
ワニス焼付炉6の下部入口7から該炉6内に送り
込み、これを上下に循環反復走行させて焼付ける
方式のものであつた。
このような従来の方式では、冬期になると線7
に塗布されたワニスの温度が焼付炉6に入いる迄
に低下してワニス粘度が上り、これが焼付炉6内
にて急激に加熱されるため発泡し易かつた。
に塗布されたワニスの温度が焼付炉6に入いる迄
に低下してワニス粘度が上り、これが焼付炉6内
にて急激に加熱されるため発泡し易かつた。
そこで従来は冬期対策として、何等かの方法で
線に塗布前のエナメルワニスを加熱し、粘度を下
げることを行なつている。しかし冬期は雰囲気温
度が低く、又、エナメルワニスを塗布する線7の
方が冷えているため、ワニスは線7に塗布される
ことにより急速に冷やされて粘度が上つてしま
い、対策としては不充分であつた。
線に塗布前のエナメルワニスを加熱し、粘度を下
げることを行なつている。しかし冬期は雰囲気温
度が低く、又、エナメルワニスを塗布する線7の
方が冷えているため、ワニスは線7に塗布される
ことにより急速に冷やされて粘度が上つてしま
い、対策としては不充分であつた。
このようなことからエナメルワニスの温度をさ
らに高くしたり、エナメルワニス中で線7を温め
ることが試みられているが、前者はエナメルワニ
スの温度が上り過ぎ劣化して得られる皮膜の特性
が低下してくるので問題であり、又、後者は線7
の周辺のワニスが冷されたまゝ、加熱されるため
その外側にあるワニスとの間で短時間では熱交換
が行なわれないため不充分であつた。
らに高くしたり、エナメルワニス中で線7を温め
ることが試みられているが、前者はエナメルワニ
スの温度が上り過ぎ劣化して得られる皮膜の特性
が低下してくるので問題であり、又、後者は線7
の周辺のワニスが冷されたまゝ、加熱されるため
その外側にあるワニスとの間で短時間では熱交換
が行なわれないため不充分であつた。
本考案は、以上の欠点に着目し、冬期における
エナメルワニスの温度低下を防止することのでき
るエナメル線焼付装置を提供しようとするもので
ある。
エナメルワニスの温度低下を防止することのでき
るエナメル線焼付装置を提供しようとするもので
ある。
本考案は、つまり前記の問題に対し接線装置及
びワニス塗布装置を加熱し、ワニス塗布装置周辺
の雰囲気温度を高くすることによつて問題を解決
しようとするものである。
びワニス塗布装置を加熱し、ワニス塗布装置周辺
の雰囲気温度を高くすることによつて問題を解決
しようとするものである。
すなわち、本考案の一実施例の要部を示すと第
2図に示す如く、本考案は、竪型に、下部シーブ
2、ワニス受け3を具えたワニスバス4、塗布ダ
イホールダー5、ワニス焼付炉6、及び上部シー
ブ(図示せず)を具備し、ワニスを塗布し焼付け
るべき線7を下方より上方に前記ワニス焼付炉6
の下部入口8から該炉6内に送り込み、これを上
下に循環反復走行させて焼付けるようにしたエナ
メル線焼付装置において、前記ワニス焼付炉6の
下部9に、前記下部シーブ2、ワニス受け3を設
けたワニスバス4及び塗布ダイホールダー5を略
略外気と遮断して格納した状態に上方の入線スリ
ツト10及び下方の熱風吹出しスリツト11を設
けたカバー12を、一体に接続し前記カバー12
の熱風吹出しスリツト11に前記カバー12内に
熱風を吹込むための加熱装置13及びブロアー1
4とを接続して構成したことを特徴とする。
2図に示す如く、本考案は、竪型に、下部シーブ
2、ワニス受け3を具えたワニスバス4、塗布ダ
イホールダー5、ワニス焼付炉6、及び上部シー
ブ(図示せず)を具備し、ワニスを塗布し焼付け
るべき線7を下方より上方に前記ワニス焼付炉6
の下部入口8から該炉6内に送り込み、これを上
下に循環反復走行させて焼付けるようにしたエナ
メル線焼付装置において、前記ワニス焼付炉6の
下部9に、前記下部シーブ2、ワニス受け3を設
けたワニスバス4及び塗布ダイホールダー5を略
略外気と遮断して格納した状態に上方の入線スリ
ツト10及び下方の熱風吹出しスリツト11を設
けたカバー12を、一体に接続し前記カバー12
の熱風吹出しスリツト11に前記カバー12内に
熱風を吹込むための加熱装置13及びブロアー1
4とを接続して構成したことを特徴とする。
本考案装置の作動については、先ず送風ブロア
ー14によつて送られた風は加熱装置13によつ
て、例えば40〜70℃に加熱され、熱風となつて吹
出しスリツト11から下部シーブ2に吹付けら
れ、この下部シーブ2を加熱する。その後熱風は
一部は入線スリツト10から外部の室内へ拡散す
るが、その他は、ワニス受け3、ワニスバス4、
塗布ダイホールダー5に接触しながら焼付炉下部
入口8から焼付炉6の内部に吸い込まれて行く。
ー14によつて送られた風は加熱装置13によつ
て、例えば40〜70℃に加熱され、熱風となつて吹
出しスリツト11から下部シーブ2に吹付けら
れ、この下部シーブ2を加熱する。その後熱風は
一部は入線スリツト10から外部の室内へ拡散す
るが、その他は、ワニス受け3、ワニスバス4、
塗布ダイホールダー5に接触しながら焼付炉下部
入口8から焼付炉6の内部に吸い込まれて行く。
この熱風によつて下部シーブ2、ワニス受け
3、ワニスバス4、塗布ダイホールダー5は加熱
され熱風温度と略々等しくなる。
3、ワニスバス4、塗布ダイホールダー5は加熱
され熱風温度と略々等しくなる。
つまり、本考案の装置においては、焼付炉入口
側の接線装置及びワニス塗布装置をカバー12で
覆い、このカバー12内に熱風を吹き込んだもの
である。
側の接線装置及びワニス塗布装置をカバー12で
覆い、このカバー12内に熱風を吹き込んだもの
である。
次に、本考案の効果について簡単に説明すれば
先ず、焼付炉6上部の上部シーブ(図示せず)か
ら下りてきた冷えた線7が、カバー12の入口す
なわち入線スリツト10からカバー12内に入い
り、下部シーブ2と接触して加熱される。下部シ
ーブ2を過ぎた線7はさらに雰囲気によつて更に
加熱され、ワニスバス4に入つて行く。一方、従
来からの方式で所定温度に加熱されたワニスはワ
ニスバス4に供給されるが雰囲気及び装置の温度
が殆んどワニス温度と変らないため、冷えること
もなく、線7に塗布される。線7も又、従来のよ
うに冷えていないため、線7に塗布されたエナメ
ルワニスは所定温度、すなわち所定粘度のまま、
焼付炉6内に入り、焼付けられるので良好な皮膜
を形成し、発泡不良が発生しない。
先ず、焼付炉6上部の上部シーブ(図示せず)か
ら下りてきた冷えた線7が、カバー12の入口す
なわち入線スリツト10からカバー12内に入い
り、下部シーブ2と接触して加熱される。下部シ
ーブ2を過ぎた線7はさらに雰囲気によつて更に
加熱され、ワニスバス4に入つて行く。一方、従
来からの方式で所定温度に加熱されたワニスはワ
ニスバス4に供給されるが雰囲気及び装置の温度
が殆んどワニス温度と変らないため、冷えること
もなく、線7に塗布される。線7も又、従来のよ
うに冷えていないため、線7に塗布されたエナメ
ルワニスは所定温度、すなわち所定粘度のまま、
焼付炉6内に入り、焼付けられるので良好な皮膜
を形成し、発泡不良が発生しない。
なお、本装置の実際の使用方法としては、カバ
ー12の上部に温度計15を配置し、この温度に
よつて加熱装置13で発生される熱風の温度を制
御し、カバー12内の雰囲気温度を適切温度に保
ち、年間を通じて炉内に入いるエナメルワニスの
温度を殆んど一定に保つことができる。
ー12の上部に温度計15を配置し、この温度に
よつて加熱装置13で発生される熱風の温度を制
御し、カバー12内の雰囲気温度を適切温度に保
ち、年間を通じて炉内に入いるエナメルワニスの
温度を殆んど一定に保つことができる。
以上述べたように本考案においては、熱風によ
り接線装置及びワニス塗布装置を加熱し、又塗布
装置周辺の雰囲気温度を上げるので、線が加熱さ
れ、又、ワニス塗布後の温度低下も殆んどないた
め、エナメルワニス塗布後の製品品質が向上す
る。
り接線装置及びワニス塗布装置を加熱し、又塗布
装置周辺の雰囲気温度を上げるので、線が加熱さ
れ、又、ワニス塗布後の温度低下も殆んどないた
め、エナメルワニス塗布後の製品品質が向上す
る。
第1図は従来のエナメル線焼付装置の一例の要
部を示す縦断側面略図、第2図は本考案の一実施
例の要部を示す縦断側面略図である。 1……床面、2……下部シーブ、3……ワニス
受け、4……ワニスバス、5……塗布ダイホール
ダー、6……ワニス焼付炉、7……線、8……ワ
ニス焼付炉6の下部入口、9……ワニス焼付炉6
の下部、10……入線スリツト、11……熱風吹
出しスリツト、12……カバー、13……加熱装
置H、14……ブロアーB、15……温度計。
部を示す縦断側面略図、第2図は本考案の一実施
例の要部を示す縦断側面略図である。 1……床面、2……下部シーブ、3……ワニス
受け、4……ワニスバス、5……塗布ダイホール
ダー、6……ワニス焼付炉、7……線、8……ワ
ニス焼付炉6の下部入口、9……ワニス焼付炉6
の下部、10……入線スリツト、11……熱風吹
出しスリツト、12……カバー、13……加熱装
置H、14……ブロアーB、15……温度計。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 竪型に、下部シーブ2、ワニス受け3を具えた
ワニスバス4、塗布ダイホールダー5、ワニス焼
付炉6、及び上部シーブを具備し、ワニスを塗布
し焼付けるべき線7を下方より上方に前記ワニス
焼付炉6の下部入口8から該炉6内に送り込み、
これを上下に循環反復走行させて焼付るようにし
たエナメル線焼付装置において、 前記ワニス焼付炉6の下部9に前記下部シーブ
2、ワニス受け3を設けたワニスバス4、及び塗
布ダイホールダー5を略々外気と遮断して格納し
た状態に上方の入線スリツト10及び下方の熱風
吹出しスリツト11を設けたカバー12を、一体
に接続し、 前記カバー12の熱風吹出しスリツト11に、
前記カバー12内に熱風を吹込むための加熱装置
13及びブロアー14とを接続して構成したこと
を特徴とするエナメル線焼付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1200483U JPS59119524U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | エナメル線焼付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1200483U JPS59119524U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | エナメル線焼付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59119524U JPS59119524U (ja) | 1984-08-11 |
JPH0129932Y2 true JPH0129932Y2 (ja) | 1989-09-12 |
Family
ID=30143414
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1200483U Granted JPS59119524U (ja) | 1983-02-01 | 1983-02-01 | エナメル線焼付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59119524U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2501570B2 (ja) * | 1986-11-21 | 1996-05-29 | 住友電気工業株式会社 | 線状物体の被覆方法および被覆装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4833372A (ja) * | 1971-09-02 | 1973-05-09 | ||
JPS4860728A (ja) * | 1971-12-03 | 1973-08-25 |
-
1983
- 1983-02-01 JP JP1200483U patent/JPS59119524U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4833372A (ja) * | 1971-09-02 | 1973-05-09 | ||
JPS4860728A (ja) * | 1971-12-03 | 1973-08-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59119524U (ja) | 1984-08-11 |
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