JPH01298900A - 音像定位制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、受信する信号に基づいて自動的に注視画面
を選択し、注視画面を表示するための動作に従って、予
め設定する音像・映像の相対定位関係を保持しつつ音像
定位を移動させる音像定位制御方式に関するものである
。

「従来の技術」 多地点間のテレビ会議に関して、各地点から送られてく
るオーディオ信号とビデオ信号を受信し、会議のなＲ場
感を再現するように音像・映像の再生・表示を行う通信
会議システムが知られている。

第２図は、従来のシステム例を示している。第２図Ａは
テレビ複数台を用いる例であり、視聴者のまわりに地点
数だけテレビ台数を設置し、各地点の映像・音像を対応
するテレビに定位させて会議のし臨場感を高めている。

ところがこのシステムでは地点数が増加するとテレビの
台数をその同数分増やす必要が生じ、経済性に劣るとい
う欠点がある。テレビ台数の増加を極力おさえる方式と
して、テレビ画面を分割して多地点映像を同時に表示す
る方法が考えられるが、テレビ１台に定位させる音像が
複数となり混同して臨場感が低下するという欠点がある
。また、視聴者は、音量の大きい映像や会議主催者（ホ
スト）が指示する映像を見る傾向があり、この傾向を考
慮した映像表示・音像再生が効率の観点から望まれる。

即ら、視聴者が見ていない不必要な映像を常時表示して
いるという非効率的な欠点がある。例えば、視聴者の頭
部が回転し、映像Ｘに注視している場合を考えると、視
聴者は映像Ｙ、　　Ｚを見ていないことから映像Ｙ、Ｚ
の表示は不要となる。

尚、臨場感の観点から会議の参加者の声を常時聴取する
必要があり、音像ｙ、２は再生される。

第２図Ｂは、大画面スクリーンを用いる例であり、視聴
者を囲むように大画面スクリーンを設置し、各地点から
送られてくる映像を合成編集して会議参加者全員をその
スクリーンに映し出す方法である。臨場感を高められる
方法であるが、装置の設営が大がかりになり設営の簡便
性が低いという欠点がある。又、前述したように、視聴
者が注視°していない不必要な映像を常時表示すること
から、非効率であるという欠点がある。

この発明の目的は、通信会議の臨場感を効率的に再現す
ることをねらいとし、上記従来の欠点を除去するため、
受信する信号（オーディオ信号、ビデオ信号、制御信号
等）に基づいて自動的に注視画面を選択し、注視画面を
表示するための動作に従って、予め設定する音像・映像
の相対定位関係を保持しつつ音像定位を移動させる音像
定位側ｉＴＩ方式を提供することにある。

「課題を解決するための手段」 この発明によれば再生表示を行う際の音像同士の相対位
置及び映像同士の相対位置を表現する相対定位関係情報
が定位関係設定手段に設定され、受信信号に基づき注視
画面が注視画面選択手段により選択され、前記相対定位
関係を保持しつつ注視画面選択情報に基づき順次映像と
音像との位置を対応付けながらその位置を移動制御する
ことが映像・音像移動制御手段で行われる。その移動制
御するための移動制御情報に従って隣接関係にある映像
画面を移動させるための画面合成編集が画面合成編集手
段により行われる。前記移動制御情報に従って音像の位
置を移動させつつ音像定位が音像定位形成手段により形
成される。

つまり、この発明は、予め設定する音像・映像の相対定
位関係を保持しつつ、受信するオーディオ信号の音量レ
ベルによっであるいは、会議主催者（ホスト）等による
表示指定に従って自動的に注視画面を選択するとともに
、その注視画面を表示するための動作（画面移動・画面
切替え等）に追従して音像定位が移動することを特徴と
する。

第３図は、この発明の特徴例を示している。従来の技術
との相違点は、視聴者の頭部を回転しないで注視する視
野を固定にし、受信する音量レベルによって又はホスト
の指示によって外界の再生音像・表示映像を自動的に移
動させるという点である。具体例としては、固定視野に
テレビ１台を設置し、例えば映像Ｙが表示されていると
する。

音像に関しては、第３図に示すようにＸが左側に、ｙが
正面に、２が右側に相対定位関係を保持しつつ再生する
。ここで、映像Ｘの音量レベルが映像Ｙ、Ｚよりも大き
く変化した場合、テレビは映像ＹからＸに表示が代わる
とともに、音像Ｘが正面に、ｙ、２が右側に音像定位が
移動し、会議の臨場感を効率的に再現している点が従来
技術と巽なっている。

「実施例」 第１図は、この発明の実施例の構成を示すブロック図で
あって、１は入力端子、ｌＯは入力信号、２０はビデオ
信号、２１はオーディオ信号、３゜はビデオ出力端子、
４０はオーディオ再生出力端子、１００は信号分配部、
２００は注視画面選択部、３００は映像・音像移動制御
部、４００は定位関係設定部、５００は画面合成編集部
、６００は音像定位形成部、７００は制御部である。

これを動作するには、制御部７００の指令により、信号
分配部１００は、複数の入力端子ｌから転送された人力
信号１０を受信し、それぞれの信号をビデオ信号２０、
オーディオ信号２１、制？ｆｆｌ信号に分配し、ビデオ
信号２０を画面合成編集部５００に、又、オーディオ信
号２１を音像定位形成部６００に転送するとともに、転
送開始の旨を注視画面選択部２００に通知する。通知受
理後、注視画面選択部２００は、音量レヘルが最も大き
い入力信号１０の抽出指令又は注視画面表示を指示した
制御信号を含む入力信号ｌＯの抽出指令のいずれかを信
号分配部１００に通知する。抽出指令に基づき、信号分
配部１００は、指令条件を満足する入力信号ｌＯを抽出
し、その入力信号１０に関する選択識別子、音量レヘル
、音量の変化量等から成る検出情報を注視画面選択部２
００に転送する。

注視画面選択部２００は、転送されてきたその検出情報
に基づいて画面移動速度を算出し、前記選択識別子を加
えて、動作検出情報として映像・音像移動制御部３００
に転送する。転送受信後、映像・音像移動制御部３００
は、定位関係設定部４００に対して予め設定されている
音像・映像の相対的な位置関係を表現する定位関係デー
タと現時点で注目している音像・映像（映像はビデオ出
力端子３０に出力中）に対応する識別子である注視ポイ
ントデータとを要求する。要求完了後、定位関係設定部
４’ＯＯは該定位関係データと該注視ポイントデータと
を映像・音像移動制御部３００に転送する。転送完了後
、映像・音像移動制御部３００は、その定位関係データ
とその注視ポイントデータとに暴づき、前記動作検出情
報から、その選択識別子の画面を表示する前に表示すべ
き画面の中間識別子を抽出するとともに、現時点で表示
中の画面からその中間識別子に対応する画面に変化・移
動する速度を設定する。設定完了後、映像・音像移動制
御部３００は前記定位関係データ、前記中間識別子及び
前記設定速度値を画面合成編集部５００及び音像定位形
成部６’ＯＯに転送するとともに、その中間識別子を定
位関係設定部４００に転送する。定位関係設定部４００
は、転送された中間識別子を用いて前記注視ポイントデ
ータを書き換える。

また、その中間識別子と前記設定速度値が転送完了する
と、画面合成編集部５００は現時点でビデオ出力端子３
０に表示中の現−ビデオ信号と中間識別子に対応する次
−ビデオ信号を抽出し、前記設定速度値に従って、これ
らのビデオ信号を用いて現画面から次画面へ推移するた
めの画面合成編集を行い、画面編集したビデオ信号をビ
デオ出力インターフェース部１２０に転送する。

他方、前記定位関係データ、前記中間識別子、ｎＵ記膜
設定速度値転送完了後、音像定位形成部　′６００は、
信号分配部１００から転送されるオーディオ信号に対し
て、その定位関係データに基づき相対音像定位を保持し
つつ、現時点でビデオ出力端子３０に表示中の現−ビデ
オ信号に対応する音像定位の位置に前記中間識別子に対
応する音像定位を一致させるように逐次音圧差、位相差
（時間おくれ）を制御して音像定位の移動処理を行い、
移動処理したオーディオ信号を逐次再生用のチャネル別
にオーディオ再生インタフェースｓ　１３０に転送する
。

画面合成編集部５００からの画面合成編集処理完了及び
音像定位形成部６００からの移動処理完了の通知を受け
ると、映像・音像移動制御部３００は、注視画面選択部
２００からの前記動作検出情報の転送が終了したか否か
を抽出し、終了していない場合は新たに転送されたその
動作検出情報に基づいて、前述した一連の動作を逐次繰
返すことにより目的の画面が表示される。他方、前記動
作検出情報の転送が終了した場合、映像・音像移動制御
部３００は、画面合成編集部５００に対してビデオ出力
インタフェース部１２０に映像画面を保持する旨を通知
するとともに、音像定位形成部６００に対してオーディ
オ再生インタフェース部＋３０に転送する音像定位を保
持する旨を通知する。

「発明の効果」 以上説明したように、この発明による音像定位制御方式
によれば、予め設定する音像・映像の相対定位関係を保
持しつつ、受信するオーディオ信号の音量レベルによっ
であるいは会議主催者（ホスト）等による表示指定を含
む制御信号に従って自動的に注視画面を選択するととも
に、その注視画面を表示するための動作（画面移動・画
面切替え等）に追従して音像定位が移動することから、
通信会議の臨場感を再現できる利点がある。特に、注視
する映像と隣接する映像を逐次画面移動・画面切替え等
を行うだけであるため、テレビ等の表示装置の台数増加
や大がかりな大画面スクリーンの設営がない。このため
、経済性が高まるとともに設営の簡便性の利点がある。

更に、自動的に視聴者の視野骨の映像のみを表示するた
め、効率的な表示となり、不必要に映像表示による無駄
な電力消費がないことや無駄な映像合成編集処理がない
こと等の利点がある。

また、会議に参加する全員の音声の相対的定位を保持し
つつ全員の音声が聞こえることから、音の臨場感が高ま
る利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の構成を示すブロック図、第
２図は従来のシステム例を示す図、第３図はこの発明の
特徴例を示す図である。 特許出願人＝Ｆ３本電信電話株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）オーディオ信号、ビデオ信号、制御信号等を含む
   信号を複数受信し、その信号から音像定位を形成し複数
   の音像と映像の再生・表示を制御するシステムであって
   、 再生・表示を行う際の該音像同士の相対位置及び該映像
   同士の相対位置を表現する相対定位関係情報を設定する
   定位関係設定手段と、 前記信号に基づき注視画面を選択する注視画面選択手段
   と、 前記相対定位関係を保持しつつ前記注視画面選択情報に
   基づき順次映像と音像との位置を対応付けながらその位
   置を移動制御する映像・音像移動制御手段と、 移動制御するためのその移動制御情報に従って隣接関係
   にある映像画面を移動させるための画面合成編集を行う
   画面合成編集手段と、 前記移動制御情報に従って音像の位置を移動させつつ音
   像定位を形成する音像定位形成手段とを具備し、受信す
   る前記信号に基づいて注視画面を動的に自動選択するこ
   とを特徴とする音像定位制御方式。