JPH01298308A

JPH01298308A - クーデ式望遠鏡における接眼部の改良

Info

Publication number: JPH01298308A
Application number: JP12824988A
Authority: JP
Inventors: Akio Maeda; 前田　明男
Original assignee: Goto Optical Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Goto Optical Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1988-05-27
Filing date: 1988-05-27
Publication date: 1989-12-01

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、クーデ式望遠鏡の接眼部の改良に関するも
のである。

（従来の技術〕イＬクーデ式望遠鏡は、接眼部（観轡装置）が移動せず、観
測する時の観測者は常に一定の位置で観測することがで
きるため便利である。

第２Ｖはクーデ式望遠鏡の構造及び光路図を示したもの
である。

レンズ（１１）を通った光は１次鏡（１２）で９０°方
向へ反射される。

反射された光は２次鏡（１３）で更に極軸方向へ９０°
反射され、接眼部へ光は導かれる。

導かれた光はこの接眼部で集光されず４．照面（１５）
となる。

この侑照面（１５）で拡大！ａ（接眼鏡）により拡大し
、観測する。

〔発明が解決しようとする課題〕

この発明は、上記接眼部に回転機構と回転固定装置を設
けることにより、従来の技術では果たし得なかった多用
途の使用を可能にしたものである。

（課題を解決するための手段〕この機構は、上記接眼部を極軸基準にして回転するよう
極軸に回転体を組み込んだものである。

また極軸基準に回転する側に固定装置を設けたものであ
る。

〔作用〕

この固定装置は二つの機能を持つ。

一つは、極軸と共に接眼部を回転させるため、極軸に固
定する固定装置。

もう一つは、本体（完全固定体）に固定し、極軸と別に
独立して接眼部を本体側に固定する固定装置である。

夫々の装置の機能を観測目的に合わせて使用する。

上記機構を使用した観測例を次に説明する。

（１）極軸と共に接眼部を回転させるため極軸に固定す
る固定装置を使用した場合。

（ａ）写真撮影の時、駆動装置（モーター等）を使い自
動追尾し、星を長時間撮影する時使用する。

このクーデ式望遠鏡は光路を極軸上に導いているため極
軸が回転すると接眼部で見る視野は回転する。

従って、上記装置を使用しない場合に写真撮影すると、
撮影された写真は極軸を中心に視野が回転したものにな
る。

（ｂ）写真撮影の時、撮影対象物に合わせてアングルを
決める時等、この固定装置を緩めながら好みの位置で固
定し、撮影することができる。

（２）本体（完全固定体）に固定し、極軸と別に独立し
て接眼部を本体と固定する固定装置を使用した場合。

（ａ）眼視による観測の時に使用する。

この使用例において、接眼部に天頂プリズム（９０°光
路を変換するアクセサリ−）を使用し、接眼鏡（拡大鏡
）で観測を行う方法がある。

この場合、観測位置（天頂プリズムに取付けた接眼鏡）
が一定（回転しない）している方が容易であり、これは
本装置を使用することにより始めて可能である。

（ｂｌ観測しやすい位置に接眼部を位置して固定装置を
緩めることにより行える。

上記の如く本発明は、クーデ式望遠鏡の接眼部に回転機
構及び固定装置を組み込み、天体観測を多目的に行える
よう発明したものである。

実施例第１図は回転装置及び固定装置の構造図である。

（１）は固定ハウジング、（２）は極軸、（３）は自由
軸、（４）はベアリング、（５）は接眼ユニット、（Ａ
６）　（Ｂ７）は固定装置、（８）は極軸駆動装置であ
る。

以下説明すると、極軸（２）は極軸駆動装置（８）によ
り高速回転し、星の日周運動追尾を行っている。

自由軸（３）は極軸（２）にベアリング（４）を介して
組み込まれている。

自由軸（３）は極軸（２）に対して自由に回転する構造
となっている。

更に、自由軸（３）のユニットに固定装置（八６）と、
固定装置（Ｂ７）が組み込まれている。

固定装置（Ａ６）と、固定装置（Ｂ７）はネジ構造とな
ってるため回転させると前後し、固定装置（八６）は固
定ハウジング（１）に固定され、固定装置（Ｂ７）は極
軸（２）に固定される。

以上の説明の通り、写真撮影のような天体観測を実施す
る時は、固定装置（Ｂ７）を極軸（２）に固定し使用す
る。

また眼視による天体観測を実施する場合には、固定装置
（Ａ６）を固定ハウジング（１）Ｌこ固定し使用する。

〔効果〕

本発明はクーデ式望遠鏡に回転機構及び固定機構を組み
込ませたことにより天体観測を多用途に実施できる有益
な発明である。

【図面の簡単な説明】

添付図面は本発明を示し、第１図は要部の断面図、第２
図はクーデ式望遠鏡の光路図である。尚、図中　（１）　−−−−−−−−一固定ハウジング
（２）−−−−−−一・−極軸（３）　−−−−−−−−−一自由軸（４）−−−−−−−−ベアリング（５）−−−−−−−−一接眼ユニット（＾６）　−−
−−−−−一固定装置（Ｂ７）　−−−−−−−−固定装置

Claims

【特許請求の範囲】

クーデ式望遠鏡の接眼部に回転機構と回転固定装置を設
け、天体を観測する時、観測目的等に合わせ回転機構と
回転固定装置を使い接眼部を固定または回転可能にした
ことを特徴とするクーデ式望遠鏡における接眼部の改良
。