JPH01297178A - レンズシートの製造方法 - Google Patents

レンズシートの製造方法

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JPH01297178A
JPH01297178A JP12931688A JP12931688A JPH01297178A JP H01297178 A JPH01297178 A JP H01297178A JP 12931688 A JP12931688 A JP 12931688A JP 12931688 A JP12931688 A JP 12931688A JP H01297178 A JPH01297178 A JP H01297178A
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JP
Japan
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resin
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curved
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JP12931688A
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Masahiro Hatano
正弘 波多野
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、透過形スクリーン等に使用されるフレネルレ
ンズシート、プリズムレンズシート、レンチキ工う−レ
ンズシート等のようなレンズシートの製造方法に関し、
特に、湾曲したベース部材で電離放射線硬化樹脂を均し
積層するレンズシートの製造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のレンズシートは、プレス法、キャスト法
等の方法により成形されていた。前者のプレス法は、加
熱、加圧、冷却サイクルで製造するため、生産性が悪か
った。また、後者のキャスト法は、金型にモノマーを流
し込んで重合するため、製作時間がかかるとともに、金
型が多数個必要なため、製造コストが上がるという問題
があった。
このような問題を解決するために、成形型とベース部材
との間に紫外線硬化樹脂または電子線硬化樹脂等の電離
放射線硬化樹脂を流し込んで、紫外線または電子線等の
電離放射線を照射することにより、その樹脂を硬化させ
て重合する電離放射線硬化樹脂法(ホトポリマ法)が種
々提案されている。
例えば、特開昭62−33613号「ビデオプロジェク
タ用スクリーンの製造方法」においては、「レンズ金型
内に紫外線硬化性樹脂を常圧で注入して紫外線透過性板
で覆い、この紫外線透過性板と金型の間に充填された紫
外線硬化性樹脂に前記紫外線透過性板を透過して紫外線
を照射して硬化させ、硬化した紫外線硬化性樹脂を離型
するJことを要旨とする提案がなされている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記提案による方法では、以下のような解決しなければ
ならない課題があった。
第1に、金型内に注入された紫外線硬化性樹脂に紫外線
透過性基板を積層する手段として、「真空ビンセットを
用い、その紫外線透過性基板を紫外線硬化性樹脂の注入
された金型の一辺に接しておき、対する他の辺を徐々に
紫外線硬化性樹脂に覆せることにより、気泡を巻き込ま
ないように覆う」ことを提案しているが、真空ピンセッ
トを用いてそのような動作をさせるには、制御装置、駆
動装置が複雑となり、コストアップにつながるうえ、完
全に気泡を含まないように覆ふせることは不可能であっ
た。
第2に、注入時に樹脂中に泡が混入したときには、「ピ
ペット等を用いて除去する」ように提案しているが、そ
の気泡の存在を検出して人手により除去するのでは、生
産性が悪くかつ不確実である。
第3に、注入前に樹脂を予め脱泡して置かなければなら
ず、そのための装置や時間を必要とし、生産性が悪くコ
ストアップにつながる。
このような気泡がレンズ部に残ると、部分欠陥が生じ、
レンズ品質が低下してしまう。
本発明の目的は、レンズ部に気泡を含まないようにした
レンズシートの製造方法を提供することである。
[課題を解決するための手段〕 本件発明者は、種々検討した結果、型剤放射線硬化樹脂
を成形型に塗布するときに、湾曲したベース部材を挟ん
でローラで均しながら積層して脱泡することにより、前
記目的を達成し得ることを見出して本発明をするに至っ
た。
第1図は、本発明によるレンズシートの製造方法を説明
するための流れ図である。
本発明によるレンズシートの製造方法は、第1図に示す
ように、マスキング工程101と、樹脂塗布工程102
と、均し積層工程103と、樹脂硬化工程104と、離
型剥離工程105とから構成されている。
マスキング工程101は、電離放射線透過性のベース部
材に被覆フィルムをテンションをかけてマスキングする
ことによりそのベース部材を湾曲させる工程である。こ
の被覆フィルムとしては、自己粘着性のフィルム、糊残
りの少ないエチレン/酢酸ビニル共重合体(EVA)系
の接着剤等をコーティングしたフィルム、あるいは、粘
着性フィルムとオゾン非透過性フィルムをラミネートし
たもの等を用いる。この被覆フィルムを0.01%〜5
%延びるように引っ張りながら、ベース部材に貼りつけ
ることにより、湾曲したベース部材を得ることができる
ベース部材は、レンズ部の支持体としてレンズシートの
一部を構成するとともに、電離放射線を透過する透明体
であればよく、アクリル板、ポリエステル板、ポリカー
ボネイト板、塩化ビニル板等を使用することができる。
このベース部材に、被覆フィルムをテンションをかけな
がらマスキングすることにより、曲率半径が1000〜
10000mm程度に湾曲させている。ベース部材を予
め湾曲させておく理由は、後述するように成形時に脱泡
しやすくなるからである。
被覆フィルムとしては、ポリエステル、ポリ塩化ビニル
、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン
、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデンをコート
したナイロン等のフィルムを用いることができる。この
被覆フィルムは、前述のようにベース部材を湾曲させる
働きをする他に、ベース部材を物理的に損傷させないよ
うにしてスタンキング性等を向上させるとともに、Ml
、覆フィルムを選択することにより、後述する電離放射
線により発生するオゾンによりベース部材が酸化される
のを防止する働きをさせることもできる。
なお、このベース部材には、マスキングする面と反対側
に塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体系。
ウレタン系等の接着性向上のためのプライマ層を設ける
ことができる。
樹脂塗布工程102は、レンズパターン型が形成された
成形型端部に電離放射線硬化樹脂の樹脂溜まりを形成す
る工程である。この工程における電離放射線硬化樹脂は
、ラミネ・−卜する湾曲したベース部材と成形型間に入
り込む気泡を押し出すとともに、ベース部材との接着性
を持たせる働きをする。この電離放射線硬化樹脂の樹脂
溜まりを形成する方法としては、スクィーズイング法、
フローコート法、ロールコート法等の方法をとることが
できる。
前記電離放射線硬化樹脂としては、紫外線硬化樹脂また
は電子線硬化樹脂等を用いることができ、例えば、ウレ
タンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエステ
ルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、メラミン
アクリレート等のアクリロイル基をもつ重合性オリゴマ
ー、モノマーと、アクリル酸、アクリルアミド、アクリ
ロニトリル。
スチレン等重合性ビニル基をもつ重合性オリゴマー、モ
ノマー等の単体あるいは配合したものに、必要に応じて
増感剤等の添加剤を加えたものを用いることができる。
また、前記電離放射線硬化樹脂には、拡散剤を含ませる
ことができる。拡散剤は、コーティング適性を向上させ
るとともに、重合収縮を防止することができ、さらに、
拡散性を付与することができる。拡散剤としては、ガラ
ス、シリカ、アルミナ、不溶性プラスチック、タルク等
を用いることができる。
なお、この樹脂塗布工程102では、レンズパターンが
形成された成形型の全面に、予め第1の電離放射線硬化
樹脂を塗布したのち、第2の電離放射線硬化樹脂として
前述の樹脂溜まりを形成するようにしてもよい、予め全
面に塗布するのは、成形型の濡れ性を均一化するととも
に、塗布量の安定化を図り、さらに、次工程での脱泡を
促進するためである。具体的には、ロールコート法、シ
ルクスクリーン法、カーテン法、グラビア法等により実
施することができる。
2層に塗布する場合にも、電離放射線硬化樹脂としては
、前述のものと同様のものを使用できるが、第1の電離
放射線硬化樹脂の物性としては、成形型転写性、脱泡性
、成形型に対する濡れ性。
表面硬化性が重視され、第2の電離放射線硬化樹脂とし
ては、ベース部材との接着性、流動性が重視される。
また、粘度としては、第1の電離放射線硬化樹脂は、2
00センチボイズ以下に調整された低粘度のものが好ま
しく、第2の電離放射線硬化樹脂は、500〜5000
センチボイズに調整された比較的粘度の高いものが使用
される。この理由は、第1の電離放射線硬化樹脂は、成
形型の微細なレンズパターンとの間に気泡を含まないよ
うに全面に塗布するので粘度は低くなければならず、第
2の電離放射線硬化樹脂は、均しながら塗布して樹脂内
の気泡を追い出すのである程度粘度が高くなければなら
ないからである。このように、第1の電離放射線硬化樹
脂層を形成することにより、成形型界面での脱泡性がよ
り向上する。
均し積層工程103は、前記電離放射線硬化樹脂の樹脂
溜まりに前記湾曲したベース部材の凸側を載せそのベー
ス部材を介して加圧ロールで前記電離放射線硬化樹脂を
均しながら前記ベース部材を前記電離放射線硬化樹脂に
積層する工程である。
この工程は、弓形に湾曲させた透明なベース部材を加圧
ロール側端部の方だけ成形型に接するように積層して、
ベース部材の上と成形型の下から加圧ロールで加圧して
ラミネートしてい(ことにより、樹脂内および成形型の
レンズパターン型の谷の間に入り込む気泡を押し出すと
ともに、成形物の厚みを均一にする働きをする。
このように積層するときに、ベース部材が平らな形の部
材では、電離放射線硬化樹脂を積層するときに、気泡が
入らないようにベース部材の加圧ロールと反対側の端部
を外力により浮かせたり、予め曲げ加工をする等して、
腕曲させなければならなかった。本発明のように、予め
被覆フィルムでベース部材を弓形に湾曲させたものを用
いれば、成形時に前記外力を与える必要がなくなり、製
造装置が簡単になる。また、ベース部材に曲げ加工を施
すと、完成したレンズシートを湾曲したもののみになっ
てしまう。
樹脂硬化工程104は、前記電離放射線硬化樹脂に電離
放射線を照射して硬化させる工程である。
この工程では、電離放射線を照射することにより、電離
放射線硬化樹脂を硬化させるが、この際、ロール加圧部
にできるだけ光源を近づけることが好ましい。これは、
成形型とベース部材間の浮き上がりや、それらの間に気
泡が再混入するのを防止するためである。
離型剥離工程105は、前記成形型から前記電離放射線
硬化樹脂を離型するととにも、前記ベース部材から前記
被覆フィルムを剥離する工程である。被覆フィルムを剥
離することにより、レンズシートは偏平なものとなる。
〔実施例〕
以下、実施例につき、本発明をさらに詳細に説明する。
第2図は、本発明によるレンズシートの製造方法の実施
例を示した工程図である。
第2図において、■は成形型、2は被覆フィルム、  
3 ハU V樹11L  4はベース部材、5はロール
6はUV光源である。
まず、第2A図に示すように、ベース部材4として、塩
化ビニル/酢酸ビニル共重合体系のプライマを塗布した
U■透過性のある厚さ2.0mmのアクリル板を用い、
ベース部材4のプライマ面と反対側に被覆フィルム2と
して、片側にエチレン/酢酸ビニル共重合体系の接着剤
を塗布した膜厚80μmのオゾン非透過性のポリ塩化ビ
ニリデンを、一方向に0.1%延びるようにテンション
をかけながらマスキングした。この結果、ベース部材4
は、曲率半径が約6000mmとなった。
次に、第2B図に示すように、縦横1mで、ピッチ0.
4mmのフレネルレンズ形状の成形型Iの左端(ロール
5側)に、UV硬化樹脂3をフローコート法により滴下
し、]、 Og /cjの樹脂溜まりを形成した。この
UV硬化樹脂3としては、屈折率1.51.粘度150
センチボイズに調整されたエポキシアクリレート系のU
V硬化樹脂に、拡散剤としてシリカを15%含有したも
のを用いた。
さらに、湾曲した透明なベース部材4を積載し、第2C
図に示すように、加圧ロール5.5を速度50cm/m
inで転勤して加圧した。このとき、図中Aで示す部分
で、成形型1とベース部材4の間に入る気泡を押し出し
ている。
この際、第2D図に示すように、ベース部材4側からU
V光s6を用いて、160W/cmで紫外線(UV)を
照射し、UV硬化樹脂3を硬化した。
最後に、第2E図に示すように、成形型1を解圧離型し
て、被覆フィルム2を剥離して、気泡を含まない、偏平
なフレネルレンズシートを得た。
〔発明の効果〕
以上詳しく説明したように、本発明によれば、成形型に
電離放射線硬化樹脂の樹脂溜まりを形成し、被覆フィル
ムで湾曲させたベース部材を挟んで、加圧ロールで均す
ようにして気泡を除去するようにしたので、成形された
レンズシートのレンズ部に気泡が四人することはなくな
った。この際、ベース部材を被覆フィルムで湾曲させて
使用したので、加圧ロールで均すときに、外力を加える
必要もなく、脱泡しやすくなった。
また、ベース部材に曲げ加工をしないので、被覆フィル
ムを剥離すれば、フラットなレンズシートを得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるレンズシートの製造方法を説明
するための流れ図である。 第2図は、本発明によるレンズシートの製造方法の実施
例を示した工程図である。 1・・・成形型     2・・・被覆フィルム3・・
・U■樹脂    4・・・ベース部材5・・・ロール
     6・・・UV光源特許出願人 大日本印刷株
式会社 代 理 人 弁理士 鎌1)次男 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電離放射線透過性のベース部材に被覆フィルムをテンシ
    ョンをかけてマスキングすることによりそのベース部材
    を湾曲させるマスキング工程と、レンズパターン型が形
    成された成形型端部に電離放射線硬化樹脂の樹脂溜まり
    を形成する樹脂塗布工程と、前記電離放射線硬化樹脂の
    樹脂溜まりに前記湾曲したベース部材の凸側を載せその
    ベース部材を介して加圧ロールで前記電離放射線硬化樹
    脂を均しながら前記ベース部材を前記電離放射線硬化樹
    脂に積層する均し積層工程と、前記電離放射線硬化樹脂
    に電離放射線を照射して硬化させる樹脂硬化工程と、前
    記成形型から前記電離放射線硬化樹脂を離型するととも
    に前記ベース部材から前記被覆フィルムを剥離する離型
    剥離工程とから構成したレンズシートの製造方法。
JP12931688A 1988-05-26 1988-05-26 レンズシートの製造方法 Pending JPH01297178A (ja)

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