JPH01292726A - 熱放射物からなる直接加熱陰極 - Google Patents

熱放射物からなる直接加熱陰極

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JPH01292726A
JPH01292726A JP1040421A JP4042189A JPH01292726A JP H01292726 A JPH01292726 A JP H01292726A JP 1040421 A JP1040421 A JP 1040421A JP 4042189 A JP4042189 A JP 4042189A JP H01292726 A JPH01292726 A JP H01292726A
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JP
Japan
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directly heated
heated cathode
boride
silicide
cathode according
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Application number
JP1040421A
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English (en)
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Didier Grass
ディディエ グラス
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Thales SA
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Thomson CSF SA
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J1/00Details of electrodes, of magnetic control means, of screens, or of the mounting or spacing thereof, common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
    • H01J1/02Main electrodes
    • H01J1/13Solid thermionic cathodes
    • H01J1/15Cathodes heated directly by an electric current

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  • Solid Thermionic Cathode (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高出力な電子管又は電子顕微鏡のフィラメント
のための直接加熱陰極に関する。
(従来の技術) 上記のタイプの管に用いられる直接加熱陰極は一般にト
リウムタングステンのワイヤによって作られだ円柱状の
スリーブによって形成される。これらのワイヤはら線状
に曲げられ、ひだを形成するために円柱の母屋について
対向するように傾角をなした2つの面で分けられる。2
つの面のワイヤはハンダ付けによって各交差点で接して
いる。
このようにして得られる構造は例えばナフタリン又はア
セチレンの蒸気の気相での熱によって浸炭される。
そのワイヤは電流の循環による約1700℃の作用温度
に順応される。この温度に対するタングステンのワイヤ
の熱は電子の放射を発生させる。
このタイプの構造での動作のオン/オフの繰り返しは頻
繁に電子管の特性に影響を及ぼす永久的な変形を導くこ
とになる。これらの変形は熱によるタングステンの多大
な膨張によるものである。
また、熱分解によって作られたグラファイトを用いた直
接加熱陰極がある。この物質は機械的なかつ温度の性質
の物質として知られている。
これらの陰極は空洞、円柱状の、熱分解によって作られ
たグラファイトブランクからなる。このブランクはメツ
シュで形成されたすかし細工の構造に機械的に作られた
ものである。熱分解で作られたグラファイトを用いたブ
ランクの上に熱放射の能力をもつ物質の層が設けられる
。この熱放射物は陰極の作用温度において熱分解で作ら
れたグラファイトと適合しなければならない。これらの
陰極の利点は実際変形しないということである。
というのは、熱分解で作られたグラファイトの熱膨張係
数は低いからである。このタイプの陰極の膨張はトリウ
ムタングステンで作られた陰極の膨張と比べて3倍も小
さい。例えば、直径40[mmlのタングステンの陰極
は普通の作用温度で熱したとき180〔μm〕膨張する
。熱分解で作られたグラファイトを用いた、上記と同じ
直径の陰極は60〔μm〕しか膨張しない。また、出力
電子管では制御グリッドは一般に熱分解で作られたグラ
ファイトで作成される。中空円筒のような形をした制御
グリッドは陰極を取り囲んでいる。動作中、もはや陰極
と制御グリッドを形成する物質の熱作用での違いに関す
る機械的な課題ではない。
陰極と制御グリッドのスペースで相当の縮小とみなすこ
とができる。
(発明が解決しようとする課題) 熱放射物の一例としては希土類元素のホウ化物であるヘ
キサホウ化ランタン(LaB6)がある。それは高い熱
放射の能力を持っている。1500℃において、この物
質からの熱電子の放射は2〔A/cI112〕である。
グラファイトとの反応は低い。膨張係数はタングステン
に比べて低い。対照してみると、蒸発は熱されるとすぐ
に非常によ(なる。しかし、これはこのタイプの陰極の
寿命を約1000時間に制限し、破壊につながってしま
う。
本発明は高い熱放射を持ち、寿命の向上できる直接加熱
陰極を提供することによって上記の欠点を解決すること
を目的とする。
(発明の概要) 本発明は蒸発作用による熱放射物の損失を制限するため
に耐火性の物質の層で覆われた熱放射物から成る実際に
変形することのない直接加熱陰極を提供する。
その耐火性の物質は蒸発の速度が低いものが選ばれる。
また、それは耐酸化性および耐イオン衝撃性のよいもの
でなければならない。それは誇張された方法で電子の放
射をみだすことのない十分薄い層に置かれる。
好ましくは、陰極は熱放射物の層で覆われ、熱分解で作
られたグラファイトの基台によって形成される。その熱
放射物の層は更に耐火性の物質の上質なMで覆われてい
る。熱分解で作られたグラファイトの低い熱膨張係数の
ために、本実施例は変形しない陰極を得ることができる
本発明の他の特徴及び効果は以下の実施例力餐ら考えら
れるものである。
(実施例) 以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に係る直接加熱陰極は、好ましくは空洞、円柱状
の、熱分解によって作られたグラファイトブランクによ
って形成される。このブランクはメツシュ状に形成され
たすかし細工の構造になるように機械的に作られる。熱
は各メツシュからなる格子で電流の循環によってなされ
る。
ブランクは希土類元素のホウ化物、例えばヘキサホウ化
ランタン(LaB3)の層で覆われる。蒸着は好ましく
はプラズマ内に例えばアルゴンと水素の等しい量が存在
する中ヘキサホウ化ランタンの粉をスプレーする方法に
よって行なわれる。この作用は大気圧、又は好もしくは
非常に高い気圧の元、非常に高い温度で行なう。
粉の流量は約1 [kg/hlであり、プラズマと陰極
の間の距離は30cm〜II!+である。プラズマの特
徴はガスの量10cm3当たり、約400  [A]の
電流及び約40[V]である。
ヘキサホウ化ランタンの層の厚さは好ましくは10〜1
00〔μm〕である。ヘキサホウ化ランタンは高い熱イ
オンの放射となるように選ばれたものである。しかし、
ヘキサホウ化ランタンの蒸着は熱されたとき大変よい。
蒸発による物質の損失を制限するために、メキサホウ化
ランタンは耐火性の物質の薄膜で覆われる。
耐火性の物質は緻密で、かつ均質な層を形成するだめに
蒸着される。この蒸着は好ましくはヘキサホウ化ランタ
ンの蒸着のために用いた方法と同様にプラズマ内で耐火
性の物質の粉をスプレーする方法によって成される。耐
火性の物質の厚さは好ましくは10〜100〔μm〕で
ある。
この蒸着のために用いられるため選ばれた物質は耐火性
で、かつ低い蒸発の速度及び耐酸化性並びに耐イオン衝
撃性を持っている。それらは逆にヘキサホウ化ランタン
の熱放射特性に影響をおよぼさない。また、それらは溶
解した状態で、固有の物理学又は科学の特性、例えば化
学量論の品質における変化の原因がな(して行なわれる
ように選ばれる。
この耐火性の層を持つ陰極の熱の発散は減らされる。
これは熱容量に対する電子の放射の割合が従来のヘキサ
ホウ化ランタンの陰極に比べて十分に増加されることを
意味する。熱分解によって作られたグラファイトの低い
膨張係数のために陰極は実際に変形することはない。
本発明に適応できる耐火性の物質は多(ある。
第1の実施例として、耐火性の物質は遷移元素とホウ素
との化合物の中から選ばれる。これらの金属はrELS
EVIER5CIENTIFICPUBLISHING
 COMP Jによって発表し、アール、ビー、ヘルー
ブ氏(R,B、HESLOP)とケイ、ジョーン氏(K
、JONES )によって無機物として開示した元素周
期表の分類のIV A、 V A、 VI A、■A段
にあるものである。例えば、以下に示す物質の1つが用
いられるニホウ化チタン        TiBzホウ
化ジルコニウム     ZrB zホウ化ハフニウム
      HfB。
ホウ化ニオビウム      NbB2ホウ化バナジウ
ム      VB、又はV−Bzホウ化モリブデン 
     MoBzホウ化レニウム       Re
B*第2の実施例として、耐火性の物質はホウ素とプラ
チナ金属の1つとの化合物である。
例えば、以下に示す物質の1つが用いられるニホウ化ル
テニウム      RuB又はRuzBaホウ化ロジ
ウム       Rh?B、又はRhB第3の実施例
として、耐火性の物質はケイ素と任意の金属との化合物
である。例えば、次のようなものがある。
ケイ化モリブデン    MoSix又はMo5Sia
ケイ化ニオビウム    Nb5iz又はNbaSis
ケイ化バナジウム    V5Si、 VsSfs又は
VSi 2ケイ化タングステン   WS1g ケイ化レニウム     Re5iz又はRe5Sii
ケイ化ロジウム     Rh、Si又はRhSiケイ
化ジルコニウム   ZrgSi4ケイ化イリジウム 
   Ir5Siz又はIrSiケイ化ルテニオウム 
  RuzSis又はRuSi第4の実施例として、耐
火性の物質は炭素と任意の金属との化合物である。例え
ば、次のようなものがある。
炭化ベリリウム     BeaC 炭化チタン       TiC 炭化バナジウム     V2C 炭化ジリコニウム    ZrC 陰極がグラファイトの基台なしで耐火性の層で覆われた
ヘキサホウ化ランタンなどの放射性の物質を用いて直接
に形成されることが考えられる。また、基台がグラファ
イトの他であることも考えられる。
本発明は熱放射物や耐火性の物質の合成物として述べた
例に限定しない。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、高い熱放射の能
力を持ち、変形することなく、かつ寿命が向上する直接
加熱陰極を提供できる。
【図面の簡単な説明】
(図面なし)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)蒸発作用による熱放射物の損失を制限するために
    耐火性の物質の層で覆われた熱放射物からなることを特
    徴とする直接加熱陰極。
  2. (2)前記熱放射物は熱分解で作られたグラファイトを
    用いた基台を覆っていることを特徴とする請求項1記載
    の直接加熱陰極。
  3. (3)前記熱放射物が希土類元素のホウ化物であること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載の直接加熱陰極
  4. (4)前記熱放射物がヘキサホウ化ランタン(LaB_
    6)であることを特徴とする請求項3記載の直接加熱陰
    極。
  5. (5)前記耐火性の物質の層の厚さを10〜100〔μ
    m〕とすることを特徴とする請求項1記載の直接加熱陰
    極。
  6. (6)前記耐火性の物質がホウ素と遷移元素との化合物
    であることを特徴とする請求項1記載の直接加熱陰極。
  7. (7)前記耐火性の物質がホウ化チタン(TiB_2)
    、ホウ化ジルコニウム(ZrB_2)、ホウ化ハフニウ
    ム(HfB_2)、ホウ化モリブデン(MoB_2)、
    ホウ化ニオビウム(NbB_2)、ホウ化バナジウム(
    VB_2又はV_3B_2)又はホウ化レニウム(Re
    B_3)であることを特徴とする請求項6記載の直接加
    熱陰極。
  8. (8)前記耐火性の物質がホウ素とプラチナ金属の1つ
    との化合物であることを特徴とする請求項1記載の直接
    加熱陰極。
  9. (9)前記耐火性の物質がホウ化ルテニウム(RuB又
    はRu_2B_3)又はホウ化ロジウム(RhB又はR
    h_7B_3)であることを特徴とする請求項8記載の
    直接加熱陰極。
  10. (10)前記耐火性の物質がケイ素と任意の金属との化
    合物であることを特徴とする請求項1記載の直接加熱陰
    極。
  11. (11)前記耐火性の物質がケイ化モリブデン(MoS
    i_2又はMo_5Si_3)、ケイ化ニオビウム(N
    bSi_2又はNb_5Si_3)、ケイ化バナジウム
    (V_3Si、V_5Si_3又はVSi_2)、ケイ
    化タングステン(WSi_2)、ケイ化レニウム(Re
    Si_2又はRe_5Si_3)、ケイ化ロジウム(R
    H_2Si又はRhSi)、ケイ化ジルコニウム(Zr
    _5Si_4)、ケイ化イリジウム(Ir_3Si_2
    又はIrSi)又はケイ化ルテニウム(Ru_2Si_
    3又はRuSi)であることを特徴とする請求項10記
    載の直接加熱陰極。
  12. (12)前記耐火性の物質が金属との炭化物であること
    を特徴とする請求項1記載の直接加熱陰極。
  13. (13)前記耐火性の物質が炭化ベリリウム(Be_2
    C)、炭化チタン(TiC)、炭化バナジウム(V_2
    C)又は炭化ジリコニウム(ZrC)であることを特徴
    とする請求項12記載の直接加熱陰極。
JP1040421A 1988-02-26 1989-02-22 熱放射物からなる直接加熱陰極 Pending JPH01292726A (ja)

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