JPH01292175A - セラミックス付着綿の製造方法 - Google Patents

セラミックス付着綿の製造方法

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JPH01292175A
JPH01292175A JP11767888A JP11767888A JPH01292175A JP H01292175 A JPH01292175 A JP H01292175A JP 11767888 A JP11767888 A JP 11767888A JP 11767888 A JP11767888 A JP 11767888A JP H01292175 A JPH01292175 A JP H01292175A
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JP
Japan
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fibers
cotton
resin
powder
ceramic
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JP11767888A
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English (en)
Inventor
Hisao Takakura
高倉 久男
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TAKATOME SANGYO KK
Original Assignee
TAKATOME SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は遠赤外線放射性セラミックス粉末が綿を構成す
るステーブルフィラメントの表面に均一に接着し、綿全
体として暖房機能に優れたセラミックス付着綿の製造方
法に関する。
〔従来の技術〕
従来から布団、防寒衣等に用いる中綿の保温効果を高め
るために種々の改良がなされている。
例えば嵩高性を持たせるために、特殊な捲縮加工を施す
こと、経時的なへたりをなくし、繊維に腰をつけるため
にサイジング加工を施すこと、或いは空気の保持性を高
めるためにフィラメントのデニールを小さくすること等
が試みられており、夫々の用途によって有効に利用され
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の中綿の改良は全て断熱性の良い空
気を逃さないようにすることが目的で、あり、身体から
放出される熱を保持することにのみ努力がなされていた
その意味で中綿の役目は保温意外にはなく、自然の熱放
散を考えると、そこには自ずから限界があった。
勿論、電気毛布、面状発熱体、発熱繊維のように、それ
自体が発熱して、身体に熱放射する構造のものも知られ
ているが、これらは何れもエネルギー源を電気或いは科
学物質の反応熱に依存するものであり、必ずそのエネル
ギー源に接続する必要があった。
一方、セラミックスの中には熱線放射性のものが知られ
ており、その中でも特に遠赤外線を放射するものは遠赤
外線放射性セラミックスとして区別され、各種ヒーター
類に利用されている。
遠赤外線放射性セラミックスは温度が上昇すると遠赤外
線を放射するので、この性質を利用して布団綿に応用す
ることが既に試みられているが、セラミックスを綿に混
入或いは付着する方法が困雅であり、未だ工業的な実用
段階に達していないのが現状である。
従ってかかる遠赤外線放射性セラミックスを綿に効率良
く混入させて綿自体に遠赤外線放射性を持たせた中綿を
製造する方法を提供することが本発明の課題である。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため1本発明は次の手段をとるもの
である。
即ち、本発明のセラミックス付着綿の製造方法は ■水または有機溶媒に樹脂を溶解した濃度30〜60重
量%の樹脂溶液に、該溶液中の樹脂分に対し、1〜20
重量%の遠赤外線放射性セラミックス粉末を均一に分散
させた分散液を綿の両面から噴霧し、該綿を130〜2
00℃の温度で乾燥する。
■樹脂粉末に対して3〜10%の遠赤外線放射性セラミ
ックス粉末を混合させ、得られたブレンド粉末を綿の両
面に噴霧し、該綿を130〜200℃の温度で乾燥する
と共に、融解したブレンド粉末をローラで圧着する。
(作 用〕 以下、本発明の具体的な構成と作用について説明する。
本発明は樹脂をバインダーとしてセラミックスを綿に付
着させるものであるが、その操作の順に説明する。
まず、本発明に用いる樹脂としてはポリアクリル酸エス
テル系のアクリル樹脂、ポリ酢酸ビニルケン化物或いは
ポリビニルアルコール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂等、溶媒可溶性のもの及びこわらの粉
末が挙げられる。
この樹脂の溶媒としては水、アルコール、エーテル、セ
セトン、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、酢酸エステ
ル、或いはこれらの化合物で沸点200℃以下、好まし
くは130℃以下のものである。
溶液の濃度は30〜60重量%であり、好ましくは20
〜50重量%である。
本発明に用いる遠赤外線放射性セラミックスとは波長が
約5〜1000μmのいわゆる遠赤外線を選択的に放射
する性質を有するセラミックスであり、ZrO,−8i
n、系、A 110.− S i O2系、T i O
,−Cr20.系、Al2O,−(Si。
Ti)02系、(At、Fe、B、Cr)、o3−8i
n、−(アルカリ、アルカリ土類)酸化物系、L i 
O−A 1.0.− S i O2系セラミックス等が
あり、′サンステート″、“テルモライト”等の商品名
で市販されている。
形状は板状、れき状、無定形等でいずれも粉末である。
このセラミックスを樹脂粉末に対して3〜10%混合さ
せてブレンド粉末を製造するか、或いは溶液中の樹脂分
の1〜20重量%の量だけ溶液に添加、攪拌し、均一な
分散液を製造する。好ましい濃度は3〜10重量%であ
る。
本発明に用いる綿はポリエステル、ポリプロピレン、ポ
リアクリロニトリル等の合繊綿、或いは木綿、羊毛、羽
毛、組線である。
噴霧は通常、固定移動ノズル或いは左右ノズルから連続
走行する綿の上下両面から行ない、綿の内部まで霧液が
達するようにする。
綿の乾燥は乾燥炉内に綿を通す方法が普通であり、13
0〜200℃、好ましくは150〜180℃で行なう。
得られた乾燥綿にはセラミックスが綿のフィラメント表
面或いは内部に均一に付着しており、体温で暖まったセ
ラミックスは遠赤外線を放射する。
一方1人体(水、有機質)は遠赤外線の吸収体であるた
め、これを吸収して暖まることになる。つまり、身体か
ら放出される熱は綿の間に保持されている空気に伝熱し
て保持されているだけではなく、綿に付着しているセラ
ミックスを暖め、再びセラミックスから遠赤外線として
身体に放射されてくるのである。
〔実施例〕
第1図と第2図は本発明のセラミックス付着綿の製造方
法を示す概略図である。
第1図において濃度45重量%のアクリル樹脂有機溶媒
溶液に、アクリル樹脂に対して3重量%〜10重量%の
遠赤外線放射性セラミックス粉末を均一に分散させた分
散液を分散液槽1に入れ、ポンプ2を介して5気圧でノ
ズル3,3′から走行するポリエステル綿4の両面に噴
霧し、約160℃の乾燥炉5に通し、再び同じ分散液を
ノズル6.6′から噴霧し、再度乾燥してロール7に巻
取った。
第2図においてアクリル樹脂粉末に対して3〜10重量
%の遠赤外線放射性セラミックス粉末を混合させてブレ
ンド粉末を製造すると共に、同ブレンド粉末をホッパー
8に入れ、同ホッパー8の底部より走行するポリエステ
ル綿4の表面に噴霧する。同ポリエステル綿4は約16
0℃の乾燥炉5に通すと共に、再びホッパー9の底部よ
り上記ブレンド粉末をポリエステル綿4の裏面に噴霧し
乾燥炉5を通す。その後、水冷ローラ1oでポリエステ
ル綿4の表裏両面に溶融したブレンド粉末を押し潰して
接着し、ロール7に巻取った。
得られたセラミックス付着綿を布団綿或いは肩バットの
中綿、又は防寒衣料の中綿として使用した結果、セラミ
ックスを付着させていないものに比べ著しい保温性を示
した。
〔発明の効果〕
本発明は次の様な効果を奏する。
■綿に付着した遠赤外線放射性セラミックスが身体の放
熱により、昇温し、遠赤外線を放射するため、身体の熱
が身体と綿の間で循環し、保温性が極めて向上する。
■ 遠赤外線は身体の内部に吸収されるため、身体の内
部から暖まり、血行が良くなる。
■ セラミックス粉末は分散状態で噴霧され、フィラメ
ントの表面或いは内部に均一に付着し、樹脂バインダー
で固着されるため、脱落することなく永久的に効力を発
揮する。尚、本発明は主として布団綿、肩バット、樹脂
綿として使用される。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の詳細な説明するための遠赤
外線放射性セラミックスの製造方法の説明図である。 1・・・分散液槽、2・・・ポンプ、3,3′・・・ノ
ズル、4・・・綿、5・・・乾燥炉、6.6’・・・ノ
ズル、7・・・ロール、8,9・・・ホッパー、10・
・・ローラ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水または有機溶媒に樹脂を溶解した濃度30〜6
    0重量%の樹脂溶液に、該溶液中の樹脂分に対し1〜2
    0重量%の遠赤外線放射性セラミックス粉末を均一に分
    散させた分散液を綿の画面から噴霧し、該綿を130〜
    200℃の温度で乾燥することを特徴とするセラミック
    付着綿の製造方法。
  2. (2)樹脂粉末に対して3〜10%の遠赤外線放射性セ
    ラミックス粉末を混合させ、得られたブレンド粉末を綿
    の両面に噴霧し、該綿を130〜200℃の温度で乾燥
    すると共に、融解したブレンド粉末をローラで圧着させ
    ることを特徴とするセラミックス付着綿の製造方法。
JP11767888A 1988-05-14 1988-05-14 セラミックス付着綿の製造方法 Pending JPH01292175A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100519670B1 (ko) * 2001-10-30 2005-10-07 (주)코튼코리아 기능성 세라믹가공 섬유의 제조방법

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JPH0197268A (ja) * 1987-10-05 1989-04-14 World Seni Kogyo Kk セラミックコーティングわた

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