JPH01290703A - 焼結用低合金鋼粉末混練物 - Google Patents
焼結用低合金鋼粉末混練物Info
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- JPH01290703A JPH01290703A JP63118920A JP11892088A JPH01290703A JP H01290703 A JPH01290703 A JP H01290703A JP 63118920 A JP63118920 A JP 63118920A JP 11892088 A JP11892088 A JP 11892088A JP H01290703 A JPH01290703 A JP H01290703A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、成形性に優れ、かつ焼結時に拡散・合金化し
やすい焼結用低合金鋼粉末混練物に関する。
やすい焼結用低合金鋼粉末混練物に関する。
(従来の技術)
、粉末冶金法は、鋳造、鍛造などの溶製法と並んで最終
製品またはそれに近い形状の機械構造部品などを製造す
る方法として広く知られている。
製品またはそれに近い形状の機械構造部品などを製造す
る方法として広く知られている。
この粉末冶金で使用される原料粉末として、焼結部品の
強度や耐摩耗性を向上させるために炭素や各種の添加元
素を配合してなる低合金鋼粉末がある。
強度や耐摩耗性を向上させるために炭素や各種の添加元
素を配合してなる低合金鋼粉末がある。
この種の低合金鋼粉末は鉄粉にNi、Cr、MOなどの
元素粉末を少量配合させたもので、その低合金鋼粉末の
製造法としては、溶湯噴霧法による製法のほか、鉄粉に
所定成分の元素粉末を添加・混合する母合金混合法が知
られている。
元素粉末を少量配合させたもので、その低合金鋼粉末の
製造法としては、溶湯噴霧法による製法のほか、鉄粉に
所定成分の元素粉末を添加・混合する母合金混合法が知
られている。
ところが、溶湯噴霧法によると、低合金鋼粉末中の合金
元素が固溶硬化しているため、成形時に鉄粉本来の良好
な圧縮性が発揮されず、高密度の焼結体が得られない。
元素が固溶硬化しているため、成形時に鉄粉本来の良好
な圧縮性が発揮されず、高密度の焼結体が得られない。
また、母合金混合法によると、鉄粉の周囲に元素粉末が
付着しただけで圧縮性は比較的良好であるが、しかし、
焼結時に鉄粉中に合金元素が充分に拡散・均一化しにく
い。
付着しただけで圧縮性は比較的良好であるが、しかし、
焼結時に鉄粉中に合金元素が充分に拡散・均一化しにく
い。
そこで、この母合金混合法の改良として本発明者の1人
は、鉄粉に添加する合金元素を予め細粒径の鉄合金粉末
の形で鉄粉に付着させることにより焼結時の拡散合金化
が一層容易になることを見出し、この知見に基づいて本
出願人は特許出願を行なった(特願昭61−25858
3、特願昭62−234797)。この場合、合金元素
のうちのC「、Mnなとの酸化されやすい活性金属につ
いては鉄合金粉末の鉄基地中に希釈されているため、焼
結時にこれらの活性金属は酸化されにくいという利点が
ある。
は、鉄粉に添加する合金元素を予め細粒径の鉄合金粉末
の形で鉄粉に付着させることにより焼結時の拡散合金化
が一層容易になることを見出し、この知見に基づいて本
出願人は特許出願を行なった(特願昭61−25858
3、特願昭62−234797)。この場合、合金元素
のうちのC「、Mnなとの酸化されやすい活性金属につ
いては鉄合金粉末の鉄基地中に希釈されているため、焼
結時にこれらの活性金属は酸化されにくいという利点が
ある。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、最近の粉末冶金によると、射出成形法により
特定の3次元形状の焼結部品を直接製造できるようにな
った。
特定の3次元形状の焼結部品を直接製造できるようにな
った。
ここに、射出成形法に用いる金属粉末は、射出成形時の
流動性を確保するため、従来の2次元形状の焼結晶を造
るときの粉末冶金用原料粉の粒径に比較して粒径が1桁
小さい細粒金属粉を用い、例えば金属カーボニルの熱分
解という特殊な製造法によって造る細粒のカーボニルF
e扮末やカーボニルNi扮末(平均粒度5μm以下)を
使用している。
流動性を確保するため、従来の2次元形状の焼結晶を造
るときの粉末冶金用原料粉の粒径に比較して粒径が1桁
小さい細粒金属粉を用い、例えば金属カーボニルの熱分
解という特殊な製造法によって造る細粒のカーボニルF
e扮末やカーボニルNi扮末(平均粒度5μm以下)を
使用している。
しかし、従来の射出成形法に用いる金属粉末については
、高圧ガス噴霧法あるいは高圧水噴霧法等により製造し
た合金銅粉であると、装置等の制約から粉末粒径10μ
m付近が細粒化の限度であり、カーボニル粉はど細粒径
の合金銅粉を造ることは困難である。つまり、溶湯噴霧
法により製造した低合金鋼粉末であると、1種の機械的
粉砕によるため細粒化に限度があり、形状的にもカーボ
ニルFe、Ni粉末はど球状でかつ均一粒度のものは得
がたい。したがって、溶湯噴霧法により製造した低合金
鋼を用いて射出成形すると、粉末が粗大で粒度が不均一
等の理由により、流動性および成形性が悪化し焼結体の
高密度化がはかれないという問題がある。
、高圧ガス噴霧法あるいは高圧水噴霧法等により製造し
た合金銅粉であると、装置等の制約から粉末粒径10μ
m付近が細粒化の限度であり、カーボニル粉はど細粒径
の合金銅粉を造ることは困難である。つまり、溶湯噴霧
法により製造した低合金鋼粉末であると、1種の機械的
粉砕によるため細粒化に限度があり、形状的にもカーボ
ニルFe、Ni粉末はど球状でかつ均一粒度のものは得
がたい。したがって、溶湯噴霧法により製造した低合金
鋼を用いて射出成形すると、粉末が粗大で粒度が不均一
等の理由により、流動性および成形性が悪化し焼結体の
高密度化がはかれないという問題がある。
特に高圧水噴霧法による合金鋼粉であると、粒形が不規
則化するため、有機バインダとの混練物の形にした場合
、一定の流動性を確保するため多量の有機バインダを必
要とし、この有機バインダを増重すると、脱脂処理や焼
結部品の寸法管理が困難になるという問題がある。
則化するため、有機バインダとの混練物の形にした場合
、一定の流動性を確保するため多量の有機バインダを必
要とし、この有機バインダを増重すると、脱脂処理や焼
結部品の寸法管理が困難になるという問題がある。
そこで本発明者らは、前述した母合金混合法を応用し、
一般に細粒であるカーボニルFe、Ni粉末に高圧水噴
霧法などで製造した合金鋼粉末を添加し、この混合粉末
に有機バインダを混入した混練物を原料とすれば、射出
成形時の流動性が良好になりかつ焼結時に比較的容易に
拡散・合金化して低合金鋼焼結体が得られることを見出
した。
一般に細粒であるカーボニルFe、Ni粉末に高圧水噴
霧法などで製造した合金鋼粉末を添加し、この混合粉末
に有機バインダを混入した混練物を原料とすれば、射出
成形時の流動性が良好になりかつ焼結時に比較的容易に
拡散・合金化して低合金鋼焼結体が得られることを見出
した。
本発明の目的は、射出成形時の流動性および成形性に優
れ、焼結時に拡散合金化しやすい粉末冶金用低合金鋼粉
末材を提供することである。
れ、焼結時に拡散合金化しやすい粉末冶金用低合金鋼粉
末材を提供することである。
(課題を解決するための手段)
そのために本発明の焼結用低合金鋼粉末混練物は、カー
ボニルFeまたはNi粉末に水噴霧合金鋼粉末を5〜2
0重量%を混合し、この混合粉末に有機バインダを適l
混入した混練物からなり。
ボニルFeまたはNi粉末に水噴霧合金鋼粉末を5〜2
0重量%を混合し、この混合粉末に有機バインダを適l
混入した混練物からなり。
前記水噴霧合金鋼粉末はFeを30重量%以上と1種ま
たは2種以上の拡散硬化元素を適量含有し、前記水噴霧
合金鋼粉末の平均粒径は前記カーボニルFeまたはN1
粉末の平均粒径の1〜8倍の範囲にあることを特徴とす
る。
たは2種以上の拡散硬化元素を適量含有し、前記水噴霧
合金鋼粉末の平均粒径は前記カーボニルFeまたはN1
粉末の平均粒径の1〜8倍の範囲にあることを特徴とす
る。
前記水噴霧合金鋼粉末中の拡散硬化元素は、C1N i
、Cu%Mn、Cr、Mo、Siから選ばれた少なくと
も1種類であることを特徴とする。
、Cu%Mn、Cr、Mo、Siから選ばれた少なくと
も1種類であることを特徴とする。
前記拡散硬化元素の含有量は、前記混合粉末に対して合
計で0.5重1%以上であることを特徴とする。
計で0.5重1%以上であることを特徴とする。
本発明において、水噴霧合金鋼粉末中のFeを30重】
%以上としたのは、合金鋼粉末中のFeの含有量が30
重量%未満であると、焼結時に合金元素がカーボニルF
e、Ni粉末中に拡散反応しにくくなり、また特に合金
元素がMn、Crの場合は焼結時にMn、Cr等が酸化
しやすく安定な酸化物を生成し焼結性が悪くなるからで
ある。
%以上としたのは、合金鋼粉末中のFeの含有量が30
重量%未満であると、焼結時に合金元素がカーボニルF
e、Ni粉末中に拡散反応しにくくなり、また特に合金
元素がMn、Crの場合は焼結時にMn、Cr等が酸化
しやすく安定な酸化物を生成し焼結性が悪くなるからで
ある。
前記拡散硬化元素としては、通常の低合金鋼部品に使用
されるC、Ni、Cu、Mn、Cr、MOなどの拡散硬
化元素をあげること力へできるが。
されるC、Ni、Cu、Mn、Cr、MOなどの拡散硬
化元素をあげること力へできるが。
これらの合金元素に特に限定されるものでない。
水噴霧合金鋼粉末の平均粒径をカーボニルFeまたはN
i粉末の平均粒径の1〜8倍としたのは、通常のカーボ
ニルFeまたはNi粉末の平均粒福が5μm以下である
から、合金鋼粉末の平均粒径を40μm以下のものであ
れば高圧水噴霧法等により比較的容易に製造することが
できるからである。また合金鋼粉末の平均粒径がカーボ
ニルFeまたはN1扮末の平均粒径の8倍を超えると、
有機バインダを過剰に加えない限り射出成形が困難にな
りかつ焼結体の密度が大幅に低下するからである。この
範囲内の平均粒径の水噴霧合金鋼粉末であれば、カーボ
ニルFeまたはNi粉末(平均粒径5μm以下、球状)
および有機バインダとの混合により混練物の流動性がか
なり改善される。
i粉末の平均粒径の1〜8倍としたのは、通常のカーボ
ニルFeまたはNi粉末の平均粒福が5μm以下である
から、合金鋼粉末の平均粒径を40μm以下のものであ
れば高圧水噴霧法等により比較的容易に製造することが
できるからである。また合金鋼粉末の平均粒径がカーボ
ニルFeまたはN1扮末の平均粒径の8倍を超えると、
有機バインダを過剰に加えない限り射出成形が困難にな
りかつ焼結体の密度が大幅に低下するからである。この
範囲内の平均粒径の水噴霧合金鋼粉末であれば、カーボ
ニルFeまたはNi粉末(平均粒径5μm以下、球状)
および有機バインダとの混合により混練物の流動性がか
なり改善される。
カーボニルFeまたはNi粉末に水噴霧合金鋼粉末を5
〜20重1%の範囲で混合したのは、合金鋼粉末にカー
ボニルFeまたはNi粉末を混入し希釈する場合、水噴
霧合金鋼粉末を5重量%未満にすると、濃化した合金元
素が焼結時にカーボニルFeまたはNi粉末中に十分に
拡散均一化しにくくなるので、焼結体内にミクロ偏析が
生じて低合金鋼本来の特性を損なうことになるからであ
る。逆に20重1%を超えると5水噴霧合金鋼特有の不
規則形状粉の割合が多くなるので、カーボニルFe、N
i(球状)粉末による混練物での一定の流動性が確保で
きず、やはり射出成形困難となる。
〜20重1%の範囲で混合したのは、合金鋼粉末にカー
ボニルFeまたはNi粉末を混入し希釈する場合、水噴
霧合金鋼粉末を5重量%未満にすると、濃化した合金元
素が焼結時にカーボニルFeまたはNi粉末中に十分に
拡散均一化しにくくなるので、焼結体内にミクロ偏析が
生じて低合金鋼本来の特性を損なうことになるからであ
る。逆に20重1%を超えると5水噴霧合金鋼特有の不
規則形状粉の割合が多くなるので、カーボニルFe、N
i(球状)粉末による混練物での一定の流動性が確保で
きず、やはり射出成形困難となる。
混合粉末中の拡散硬化元素を、合計で0.5i1%以上
としたのは、1種または2種以上の拡散硬化元素を添加
すると、得られた焼結体の機械的性質が改善されるから
であり、焼結体の所定の引張り強さと破断伸びを通常の
低合金鋼レベルに確保するのに前記拡散硬化元素は合計
で0.5重量%以上添加する必要があることが判明した
からである。
としたのは、1種または2種以上の拡散硬化元素を添加
すると、得られた焼結体の機械的性質が改善されるから
であり、焼結体の所定の引張り強さと破断伸びを通常の
低合金鋼レベルに確保するのに前記拡散硬化元素は合計
で0.5重量%以上添加する必要があることが判明した
からである。
なお、前記水噴霧合金鋼粉末の成分は、カーボニルFe
またはN1粉末で希釈された状態で所定の合金鋼組成に
なるよう予め合金成分を濃化しておく。
またはN1粉末で希釈された状態で所定の合金鋼組成に
なるよう予め合金成分を濃化しておく。
(実施例)
本発明の実施例について説明する。
夫五狙」
カーボニルFe粉末(平均粒径5μm)に対し。
水噴霧合金鋼粉末二I、9Mn−19,8Ni −4,
8Mo−Feを10重量%混合し、さらに有機バインダ
8重1%を加えて150℃以下で混練し、十分均一化し
た。
8Mo−Feを10重量%混合し、さらに有機バインダ
8重1%を加えて150℃以下で混練し、十分均一化し
た。
この混練物について射出成形時の流動特性を表わす指標
となるメルトインデクサ値(Ml値)を荷重:2.16
Kgの条件で測定した。この測定値を水噴霧合金鋼粉末
の平均粒度をパラメータとして第1図に示す。図中の値
は、水噴霧合金鋼粉末の平均粒度と焼結体の密度を示す
。
となるメルトインデクサ値(Ml値)を荷重:2.16
Kgの条件で測定した。この測定値を水噴霧合金鋼粉末
の平均粒度をパラメータとして第1図に示す。図中の値
は、水噴霧合金鋼粉末の平均粒度と焼結体の密度を示す
。
第1図に示すように、カーボニルFe粉末に混合する水
噴霧合金鋼粉末が粗粒化するにつれて、Ml値が減少し
、混練物の流動性が低下することが判かる(試験例1〜
4)。このグラフより水噴霧合金鋼の平均粒径がカーボ
ニルFe粉末の8倍までなら通常の射出成形温度190
℃までにMl値は20以上を確保できることが推定され
る。
噴霧合金鋼粉末が粗粒化するにつれて、Ml値が減少し
、混練物の流動性が低下することが判かる(試験例1〜
4)。このグラフより水噴霧合金鋼の平均粒径がカーボ
ニルFe粉末の8倍までなら通常の射出成形温度190
℃までにMl値は20以上を確保できることが推定され
る。
そして射出成形試験を行なった結果、試験例1〉3の混
練物は成形が容易であったが、しかし、比較例4の混練
物は成形が困難であり、しかもその成形品は表面光沢が
なくかつ焼結体密度の低下も著しいことが判明した。
練物は成形が容易であったが、しかし、比較例4の混練
物は成形が困難であり、しかもその成形品は表面光沢が
なくかつ焼結体密度の低下も著しいことが判明した。
X五■ユ
カーボニルFe粉末(平均粒径:5μm)に各種水噴霧
合金鋼粉末を混合し、混合粉末の組成を0、Ic−0,
2Mn−2Ni−0,5Mo−Feとなるよう配合し、
さらに実施例と同じ要領で有機バインダを加えて混練し
、十分均一化した。
合金鋼粉末を混合し、混合粉末の組成を0、Ic−0,
2Mn−2Ni−0,5Mo−Feとなるよう配合し、
さらに実施例と同じ要領で有機バインダを加えて混練し
、十分均一化した。
得られた混練物についてMl値を確認し、射出成形(標
準条件:190℃、Iton/cm”)を行なった6次
いで、得られた成形体を加圧雰囲気中、温度1270℃
で脱脂焼結を行なった。
準条件:190℃、Iton/cm”)を行なった6次
いで、得られた成形体を加圧雰囲気中、温度1270℃
で脱脂焼結を行なった。
そして焼結体の密度を測定し、マイクロアナライザによ
り成分偏析の度合を判定した。これらの結果を水噴霧合
金鋼粉末の平均粒径とともに第1表に示す。
り成分偏析の度合を判定した。これらの結果を水噴霧合
金鋼粉末の平均粒径とともに第1表に示す。
(以下、余白)
第1表から明らかなように、カーボニルFe粉末に混合
する水噴霧合金鋼粉末の配合割合(混合率)が小さすぎ
ると(比較例5)、焼結体は高密度化しやすい代りに合
金成分の局部的な濃化(偏析)が残り、ミクロ偏析が大
きくなる。この水噴霧合金鋼の配合割合を多くするにつ
れて焼結密度は漸減する(試験例6.7.8)。そして
前記混合率が特に30重■%であると(比較例9)、M
I値が20g/l0m1n未満となるので、流動性が悪
化し焼結密度も低下し好ましくない。
する水噴霧合金鋼粉末の配合割合(混合率)が小さすぎ
ると(比較例5)、焼結体は高密度化しやすい代りに合
金成分の局部的な濃化(偏析)が残り、ミクロ偏析が大
きくなる。この水噴霧合金鋼の配合割合を多くするにつ
れて焼結密度は漸減する(試験例6.7.8)。そして
前記混合率が特に30重■%であると(比較例9)、M
I値が20g/l0m1n未満となるので、流動性が悪
化し焼結密度も低下し好ましくない。
見立±1
カーボニルFe、Nj扮末(平均粒径:3〜5μm)に
各種水噴霧合金鋼粉末を適量混合し、さらに前記実施例
1.2と同じ要領で有機バインダを加えて150℃以下
で十分混練した。
各種水噴霧合金鋼粉末を適量混合し、さらに前記実施例
1.2と同じ要領で有機バインダを加えて150℃以下
で十分混練した。
この混練物について、温度190℃でMl値を確認し、
温度170〜190℃、圧力II−on/cm”の条件
で射出成形を行なった。得られた成形体を加圧雰囲気中
で脱脂・焼結(1270℃)した後、焼結体の密度と引
張強さを測定した。
温度170〜190℃、圧力II−on/cm”の条件
で射出成形を行なった。得られた成形体を加圧雰囲気中
で脱脂・焼結(1270℃)した後、焼結体の密度と引
張強さを測定した。
これら焼結体の密度と引張強さの結果を水噴霧合金鋼粉
末の平均粒径とともに第2表に示す。
末の平均粒径とともに第2表に示す。
ただし、第2表中*印はカーボニルNi粉末で配合した
。
。
(以下、余白)
第2表から明らかなように、比較例10は拡散硬化元素
が不足するため、焼結密度は比較的大きいが引張強さは
50kgf/mm”未満に低下した。
が不足するため、焼結密度は比較的大きいが引張強さは
50kgf/mm”未満に低下した。
また比較例12は水噴霧合金鋼粉末の混合率が多すぎて
流動性、焼結密度とも低くなり引張強さが低下したもの
と推定され、低合金鋼本来の強度が得られていない。逆
に比較例18は水噴霧合金鋼粉末の混合率が少なすぎて
焼結密度に見合った強度が得られず、これは拡散・合金
化が不十分であるためと推定される。
流動性、焼結密度とも低くなり引張強さが低下したもの
と推定され、低合金鋼本来の強度が得られていない。逆
に比較例18は水噴霧合金鋼粉末の混合率が少なすぎて
焼結密度に見合った強度が得られず、これは拡散・合金
化が不十分であるためと推定される。
これに対し、試験例11.13〜17.19〜22につ
いては、焼結密度、引張強さとも十分に高い値になり、
混練物の成形性、焼結時の拡散合金化特性、焼結性等が
良好なものになることが判明した。
いては、焼結密度、引張強さとも十分に高い値になり、
混練物の成形性、焼結時の拡散合金化特性、焼結性等が
良好なものになることが判明した。
(発明の効果)
以上説明したように1本発明の焼結用低合金鋼粉末混練
物を用いると、流動性ないし成形性が良好なため射出成
形時に特定の3次元形状の成形品を容易に造ることがで
き、この成形品を焼結すると5合金酸分の拡散合金化が
促進されるので、高密度の焼結体が得られ、引張強さ等
の機械的性質の優れた焼結体が得られるという効果があ
る。
物を用いると、流動性ないし成形性が良好なため射出成
形時に特定の3次元形状の成形品を容易に造ることがで
き、この成形品を焼結すると5合金酸分の拡散合金化が
促進されるので、高密度の焼結体が得られ、引張強さ等
の機械的性質の優れた焼結体が得られるという効果があ
る。
第1図は本発明の芙施例における各種水噴霧合金鋼の平
均粒径の異なる混練物のメルトインデクサ値と射出成形
温度との関係を表わすグラフである。
均粒径の異なる混練物のメルトインデクサ値と射出成形
温度との関係を表わすグラフである。
Claims (3)
- (1)カーボニルFeまたはNi粉末に水噴霧合金鋼粉
末を5〜20重量%を混合し、この混合粉末に有機バイ
ンダを適量混入した混練物からなり、前記水噴霧合金鋼
粉末はFeを30重量%以上と1種または2種以上の拡
散硬化元素を適量含有し、 前記水噴霧合金鋼粉末の平均粒径は前記カーボニルFe
またはNi粉末の平均粒径の1〜8倍の範囲にあること
を特徴とする焼結用低合金鋼粉末混練物。 - (2)前記水噴霧合金鋼粉末中の拡散硬化元素は、C、
Ni、Cu、Mn、Cr、Mo、Siから選ばれた少な
くとも1種類であることを特徴とする請求項1に記載の
焼結用低合金鋼粉末混練物。 - (3)前記拡散硬化元素の含有量は、前記混合粉末に対
して合計で0.5重量%以上であることを特徴とする請
求項2に記載の焼結用低合金鋼粉末混練物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63118920A JPH01290703A (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | 焼結用低合金鋼粉末混練物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63118920A JPH01290703A (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | 焼結用低合金鋼粉末混練物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01290703A true JPH01290703A (ja) | 1989-11-22 |
Family
ID=14748456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63118920A Pending JPH01290703A (ja) | 1988-05-16 | 1988-05-16 | 焼結用低合金鋼粉末混練物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01290703A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014031574A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-20 | Taiwan Powder Technologies Co Ltd | 粉末冶金ワークピースの製造方法及びそのワークピース |
CN104858444A (zh) * | 2015-06-11 | 2015-08-26 | 四川理工学院 | 一种低氧含锰水雾化钢粉的还原工艺 |
-
1988
- 1988-05-16 JP JP63118920A patent/JPH01290703A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014031574A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-20 | Taiwan Powder Technologies Co Ltd | 粉末冶金ワークピースの製造方法及びそのワークピース |
CN104858444A (zh) * | 2015-06-11 | 2015-08-26 | 四川理工学院 | 一种低氧含锰水雾化钢粉的还原工艺 |
CN104858444B (zh) * | 2015-06-11 | 2017-04-26 | 四川理工学院 | 一种低氧含锰水雾化钢粉的还原工艺 |
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