JPH01290420A - ハニカム構造体 - Google Patents
ハニカム構造体Info
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- JPH01290420A JPH01290420A JP12160788A JP12160788A JPH01290420A JP H01290420 A JPH01290420 A JP H01290420A JP 12160788 A JP12160788 A JP 12160788A JP 12160788 A JP12160788 A JP 12160788A JP H01290420 A JPH01290420 A JP H01290420A
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- 210000002777 columnar cell Anatomy 0.000 claims abstract description 15
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- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 16
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 16
- 210000004027 cell Anatomy 0.000 abstract description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 238000004026 adhesive bonding Methods 0.000 description 6
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明はハニカム構造体に関する。
すなわち、対向するセル壁が平行をなす中空柱状のセル
の平面的集合体たる、ハニカム構造体に関するものであ
る。
の平面的集合体たる、ハニカム構造体に関するものであ
る。
「従来の技術」
ハニカム構造体の製法としては、平板を所定のごとくは
り合わせた後これを展張する展張方式と、予め凹凸が交
互に連続形成された波板を用いこれをはり合わせるコル
ゲート方式とが知られている。
り合わせた後これを展張する展張方式と、予め凹凸が交
互に連続形成された波板を用いこれをはり合わせるコル
ゲート方式とが知られている。
第7図は従来例のハニカム構造体の正面説明図であるが
、この展張方式およびコルゲート方式のいずれかによっ
ても、第7図に示したごとく、中空柱状のセル1の平面
的集合体が平行をなす各セル壁2により形成される。そ
してこのハニカム構造体にあっては、はり合わせのため
セル壁2が2重に重なって接着・接合された部分2.が
、規則的に形成されている。
、この展張方式およびコルゲート方式のいずれかによっ
ても、第7図に示したごとく、中空柱状のセル1の平面
的集合体が平行をなす各セル壁2により形成される。そ
してこのハニカム構造体にあっては、はり合わせのため
セル壁2が2重に重なって接着・接合された部分2.が
、規則的に形成されている。
又このような展張方式、コルゲート方式等により製造さ
れ完成されたハニカム構造体が、事後使用現場等に適宜
輸送されていた。
れ完成されたハニカム構造体が、事後使用現場等に適宜
輸送されていた。
「発明が解決しようとする課題」
ところでこのような従来のハニカム構造体にあっては、
次の問題が指摘されていた。
次の問題が指摘されていた。
第1に、特に大きなセルサイズのものにおいて、品質が
安定しないという問題があった。
安定しないという問題があった。
すなわちセル1のサイズが大きくなると、展張。
はり合わせ等により各セル1の形状を正確に均一化する
ことは容易でなく、もってハニカム構造体の全体形状も
所期のものが正確に得られにくくなる。そこで例えば、
大型のハニカム構造体を建築構造材として用いることに
は限界が生じ、もってその軽量化が阻害されるという事
態も生じていた。
ことは容易でなく、もってハニカム構造体の全体形状も
所期のものが正確に得られにくくなる。そこで例えば、
大型のハニカム構造体を建築構造材として用いることに
は限界が生じ、もってその軽量化が阻害されるという事
態も生じていた。
第2に、輸送にスペースがかかるという問題があった。
すなわち例え品質上の問題はなくとも、ハニカム構造体
は中空柱状のセル1の集合体よりなっている。そこで工
場等で展張方式、コルゲート方式等により製造された後
、使用現場等へ輸送されるに際し、体積が大きくその梱
包も大きく、もって場所を取りロスが大きい点が指摘さ
れていた。
は中空柱状のセル1の集合体よりなっている。そこで工
場等で展張方式、コルゲート方式等により製造された後
、使用現場等へ輸送されるに際し、体積が大きくその梱
包も大きく、もって場所を取りロスが大きい点が指摘さ
れていた。
第3に、設備費用がかさむという問題があった。
すなわち展張方式、コルゲート方式共はり合わせのため
の接着・接合が必須的となっているが、係る接着・接合
を行うためには特殊な設備を要し、その設備のコスト負
担が大きいという指摘があった。
の接着・接合が必須的となっているが、係る接着・接合
を行うためには特殊な設備を要し、その設備のコスト負
担が大きいという指摘があった。
第4に、強度面にも問題があった。
すなわち従来のハニカム構造体では、セル壁2が2重に
なって接着・接合された部分21が多数規則的に形成さ
れている。そこで係る部分21とそれ以外の部分とで、
各セル壁2の強度に差が生じ、このようなセル壁2の強
弱によりハニカム構造体の全体強度も不均一化するとい
う指摘があった。
なって接着・接合された部分21が多数規則的に形成さ
れている。そこで係る部分21とそれ以外の部分とで、
各セル壁2の強度に差が生じ、このようなセル壁2の強
弱によりハニカム構造体の全体強度も不均一化するとい
う指摘があった。
従来例ではこのような点が指摘されていた。
本発明は、このような実情に鑑み上記従来例の問題点を
解決すべくなされたものであって、所定のセル壁と凸条
部を備えた壁部材と凹溝部を備えた結合部材とを用い、
組立式とすることにより、大きなセルサイズでも形状が
均一化され、組立前の状態で輸送され、特殊な設備も不
要で、強度も均一化されることになる、ハニカム構造体
を提案することを目的とする。
解決すべくなされたものであって、所定のセル壁と凸条
部を備えた壁部材と凹溝部を備えた結合部材とを用い、
組立式とすることにより、大きなセルサイズでも形状が
均一化され、組立前の状態で輸送され、特殊な設備も不
要で、強度も均一化されることになる、ハニカム構造体
を提案することを目的とする。
「課題を解決するための手段」
この目的を達成する本発明の技術的手段は、次のとおり
である。
である。
このハニカム構造体は、複数のセル壁が基端を中心に放
射状に突設され、該セル壁の先端にはそれぞれ凸条部が
形成された壁部材上、該凸条部が嵌着される凹溝部が、
該凸条部と同数対応した放射状に形成された結合部材と
、を有している。
射状に突設され、該セル壁の先端にはそれぞれ凸条部が
形成された壁部材上、該凸条部が嵌着される凹溝部が、
該凸条部と同数対応した放射状に形成された結合部材と
、を有している。
そして多数の該結合部材の凹溝部に該壁部材の凸条部が
、それぞれ嵌着されて固定的に組み立てられ、対向する
該セル壁が平行をなす中空柱状のセルの平面的集合体が
形成されている。
、それぞれ嵌着されて固定的に組み立てられ、対向する
該セル壁が平行をなす中空柱状のセルの平面的集合体が
形成されている。
又請求項2においては次のとおり。
このハニカム構造体は、複数のセル壁が基端を中心に等
間隔かつ等長さで放射状に突設され、該セル壁の先端に
はそれぞれ凸条部が形成された壁部材と、該凸条部が嵌
着される凹溝部が、該凸条部と同数対応した等間隔の放
射状に形成された結合部材と、を有している。
間隔かつ等長さで放射状に突設され、該セル壁の先端に
はそれぞれ凸条部が形成された壁部材と、該凸条部が嵌
着される凹溝部が、該凸条部と同数対応した等間隔の放
射状に形成された結合部材と、を有している。
そして同様に組み立てられて、中空正多角柱状のセルの
平面的集合体が形成されている。
平面的集合体が形成されている。
「作 用」
本発明に係るハニカム構造体は、このような手段よりな
るので次のごとく作用する。
るので次のごとく作用する。
多数の結合部材の放射状をなす凹溝部に、壁部材の対応
する放射状をなすセル壁の先端の凸条部が、それぞれ嵌
着され、もって全体が固定的に組み立てられている。
する放射状をなすセル壁の先端の凸条部が、それぞれ嵌
着され、もって全体が固定的に組み立てられている。
そこで隣接する壁部材の対向するセル壁どうしが平行を
なし、このようなセル壁により中空柱状のセルの平面的
集合体が形成されている。
なし、このようなセル壁により中空柱状のセルの平面的
集合体が形成されている。
なお請求項2においては、各セル壁が等間隔かつ等長さ
で、又凹溝部も対応して等間隔に形成されているので、
中空正多角柱状のセルの平面的集合体が形成される。
で、又凹溝部も対応して等間隔に形成されているので、
中空正多角柱状のセルの平面的集合体が形成される。
さてそこで、次の第1.第2.第3.第4のごとくなる
。
。
第1に、大きなセルサイズでも形状が均一化される。す
なわちこのハニカム構造体は、展張、はり合わせ等によ
らず、単純な形状の部材どうしを嵌着することにより、
固定的に組み立てられている。そこでセルのサイズが大
きくなっても、各セルの形状は正確に均一化され、全体
形状も所期のものが正確に得られる。 第2に、組み立
て前の状態で輸送され、事後組み立てられる。すなわち
壁部材、結合部材の状態で輸送されるので、中空柱状の
セル分だけその体積が小さくかつコンパクト化されて、
輸送が行われることになる。
なわちこのハニカム構造体は、展張、はり合わせ等によ
らず、単純な形状の部材どうしを嵌着することにより、
固定的に組み立てられている。そこでセルのサイズが大
きくなっても、各セルの形状は正確に均一化され、全体
形状も所期のものが正確に得られる。 第2に、組み立
て前の状態で輸送され、事後組み立てられる。すなわち
壁部材、結合部材の状態で輸送されるので、中空柱状の
セル分だけその体積が小さくかつコンパクト化されて、
輸送が行われることになる。
第3に、特殊な設備も不要である。すなわち接着・接合
によらず嵌着により組み立てられるので、特殊な設備は
不要で場所を選ばず容易に実施できる。 ′ 第4に、強度も均一化される。すなわちセル壁において
2重に重なる部分等はなく、各セル壁の強度に差は生じ
ない。
によらず嵌着により組み立てられるので、特殊な設備は
不要で場所を選ばず容易に実施できる。 ′ 第4に、強度も均一化される。すなわちセル壁において
2重に重なる部分等はなく、各セル壁の強度に差は生じ
ない。
「実 施 例」
以下本発明を、図面に示すその実施例に基づいて、詳細
に説明する。
に説明する。
まずその構成等について、壁部材、結合部材、全体的構
成、補助壁部材、枠材の順に説明する。
成、補助壁部材、枠材の順に説明する。
第1図は、本発明に係るハニカム構造体の実施例を示す
斜視説明図である。
斜視説明図である。
まず壁部材3について述べる。
壁部材3にあっては、複数のセル壁4が基端4゜を中心
に放射状に突設され、セル壁4の先端4□にはそれぞれ
凸条部5が形成されている。
に放射状に突設され、セル壁4の先端4□にはそれぞれ
凸条部5が形成されている。
この長平板状のセル壁4としては、基端41を中心に、
等間隔かつ等長さつまり中心線からの距離が一定で、放
射状に突設されたものが代表的である(後述の第2図を
も参照)。そして図示例では、3枚のセル壁4を各12
0度の等間隔で設けたものが示されているが、4枚のセ
ル壁4を90度の間隔で設けたもの、その他が考えられ
る。
等間隔かつ等長さつまり中心線からの距離が一定で、放
射状に突設されたものが代表的である(後述の第2図を
も参照)。そして図示例では、3枚のセル壁4を各12
0度の等間隔で設けたものが示されているが、4枚のセ
ル壁4を90度の間隔で設けたもの、その他が考えられ
る。
他方第6図は、壁部材3のセル壁4を異なる間隔かつ異
なる長さで設けた例を示す、要部の斜視図である。すな
わちこの第6図では、セル壁4を150度、150度、
60度の間隔で、かつ1枚の長壁と2枚の短壁とで形成
した例が示されているが、その他の間隔および長短の組
み合わせも考えられる。
なる長さで設けた例を示す、要部の斜視図である。すな
わちこの第6図では、セル壁4を150度、150度、
60度の間隔で、かつ1枚の長壁と2枚の短壁とで形成
した例が示されているが、その他の間隔および長短の組
み合わせも考えられる。
第2図は、セル壁4を等間隔かつ等長さで設けた壁部材
3の要部の斜視図である。そして(1)図は第1図中に
も示されたごとく凸条部5が円柱条のもの、(2)図は
凸条部5が四角柱状のもの、(3)は凸条部5が略三角
柱状のものを、それぞれ示している。凸条部5は、後述
の結合部材6の凹溝部7に嵌着されるものであり、これ
ら第2図に示された以外にも各種の形状のものが可能で
ある。例えばこの凸条部5と後述の凹溝部7としては、
いわゆるあり差しにはまり合うあり状凸部とあり溝の関
係をなす、各種形状のものが考えられる。
3の要部の斜視図である。そして(1)図は第1図中に
も示されたごとく凸条部5が円柱条のもの、(2)図は
凸条部5が四角柱状のもの、(3)は凸条部5が略三角
柱状のものを、それぞれ示している。凸条部5は、後述
の結合部材6の凹溝部7に嵌着されるものであり、これ
ら第2図に示された以外にも各種の形状のものが可能で
ある。例えばこの凸条部5と後述の凹溝部7としては、
いわゆるあり差しにはまり合うあり状凸部とあり溝の関
係をなす、各種形状のものが考えられる。
壁部材3および後述の結合部材6としては、プラスチッ
ク成形品又は軽金属の押し出し成形品等が用いられる。
ク成形品又は軽金属の押し出し成形品等が用いられる。
壁部材3は、このようになっている。
次に結合部材6について述べる。
結合部材6にあっては、前記凸条部5が嵌着される凹溝
部7が、凸条部5と同数、対応した放射状に形成されて
いる。
部7が、凸条部5と同数、対応した放射状に形成されて
いる。
そしてセル壁4が前述のごとく等間隔かつ等長さで放射
状に設けられた場合、この凹溝部7も対応した等間隔の
放射状に形成される。又図示例では、3枚のセル壁4つ
まり3個の凸条部5に対応して、3個の凹溝部7が形成
されている。
状に設けられた場合、この凹溝部7も対応した等間隔の
放射状に形成される。又図示例では、3枚のセル壁4つ
まり3個の凸条部5に対応して、3個の凹溝部7が形成
されている。
第3図は、このような結合部材6を示す要部の正面図で
あり、(1)図は第1図中にも示されたごとく凹溝部7
が円満状のもの、(2)図は凹溝部7が四角溝状のもの
、(3)図は凹溝部7が略三角溝状のものを、それぞれ
示している。そして第3図の(1)図の円満状の凹溝部
7が、第2図の(1)図の円柱状の凸条部5に対応して
用いられる。又第3図の(2)図の四角溝状の凹溝部7
が、第2図の(2)図の四角柱状の凸条部5に対応して
用いられる。第3図の(3)図の略三角溝状の凹溝部7
は、第2図の(3)図の略三角柱状の凸条部5に対応し
て用いられる。
あり、(1)図は第1図中にも示されたごとく凹溝部7
が円満状のもの、(2)図は凹溝部7が四角溝状のもの
、(3)図は凹溝部7が略三角溝状のものを、それぞれ
示している。そして第3図の(1)図の円満状の凹溝部
7が、第2図の(1)図の円柱状の凸条部5に対応して
用いられる。又第3図の(2)図の四角溝状の凹溝部7
が、第2図の(2)図の四角柱状の凸条部5に対応して
用いられる。第3図の(3)図の略三角溝状の凹溝部7
は、第2図の(3)図の略三角柱状の凸条部5に対応し
て用いられる。
つまりこの凹溝部7は、前述のごとく壁部材3の凸条部
5が嵌着されるものであり、第3図に示された以外にも
各種の形状のものが可能である。
5が嵌着されるものであり、第3図に示された以外にも
各種の形状のものが可能である。
結合部材6は、このようになっている。
次に全体的構成について述べる。
このような多数の結合部材6の凹溝部7に、各壁部材3
の凸条部5がそれぞれ嵌着され、もって全体が固定的に
組み立てられ、対向するセル壁4が平行をなす中空柱状
のセル壁4の平面的集合体が形成されている。
の凸条部5がそれぞれ嵌着され、もって全体が固定的に
組み立てられ、対向するセル壁4が平行をなす中空柱状
のセル壁4の平面的集合体が形成されている。
そしてセル壁4を等間隔かつ等長さに、対応して凹溝部
7も等間隔でそれぞれ放射状に設けてなる例にあっては
、セル8は中空正多角柱状のものとして形成される。図
示例では中空正六角柱状のセル8が示されている。
7も等間隔でそれぞれ放射状に設けてなる例にあっては
、セル8は中空正多角柱状のものとして形成される。図
示例では中空正六角柱状のセル8が示されている。
他方前述の第6図に示した壁部材3を用いた例にあって
は、結合部材6もその凹溝部7が等間隔でない対応した
間隔のものが用いられ、もってセル8は中空縦長六角状
のものとして形成されることになる。これらのセル8の
形状は、ハニカム構造体の用途に応じ適宜選択される。
は、結合部材6もその凹溝部7が等間隔でない対応した
間隔のものが用いられ、もってセル8は中空縦長六角状
のものとして形成されることになる。これらのセル8の
形状は、ハニカム構造体の用途に応じ適宜選択される。
全体的構成は、このようになっている。
次に補助壁部材9について述べる。
第4図は、補助壁部材9を示す要部の斜視図であり、(
1)図はその凸条部10が円柱状のもの、(2)図は凸
条部10が四角柱状のもの、(3)図は凸条部10が略
三角柱状のものを、それぞれ示している。
1)図はその凸条部10が円柱状のもの、(2)図は凸
条部10が四角柱状のもの、(3)図は凸条部10が略
三角柱状のものを、それぞれ示している。
補助壁部材9は、前述により固定的に組み立てられたハ
ニカム構造体において、いわゆるW方向・展張方向の両
端に用いられる。なおW方向・展張方向そして次に用い
るし方向・リボン方向とは、正確には従来の展張方式の
ハニカム構造体における用語であるが、ここでは−船釣
にその方向をあられす用語として用いる。
ニカム構造体において、いわゆるW方向・展張方向の両
端に用いられる。なおW方向・展張方向そして次に用い
るし方向・リボン方向とは、正確には従来の展張方式の
ハニカム構造体における用語であるが、ここでは−船釣
にその方向をあられす用語として用いる。
この補助壁部材9は、前述の壁部材3に準じた形状のも
のが用いられ、セル壁11と凸条部10を有しているが
、その数が壁部材3より減じられている。つまり第4図
の例では、第2図に示された壁部材3から1枚のセル壁
4および凸条部5を減じ、残りをそのままの間隔等とし
て残した、2枚のセル壁11と2個の凸条部10とから
形成されている。
のが用いられ、セル壁11と凸条部10を有しているが
、その数が壁部材3より減じられている。つまり第4図
の例では、第2図に示された壁部材3から1枚のセル壁
4および凸条部5を減じ、残りをそのままの間隔等とし
て残した、2枚のセル壁11と2個の凸条部10とから
形成されている。
そしてこのような補助壁部材9の凸条部10が、ハニカ
ム構造体のいわゆるW方向の端に位置する結合部材6の
余った凹溝部7に嵌着される。又そのセル壁11の一面
側と、いわゆるW方向の端に位置する壁部材3のセル壁
4の他面側とで、セル8が形成される。
ム構造体のいわゆるW方向の端に位置する結合部材6の
余った凹溝部7に嵌着される。又そのセル壁11の一面
側と、いわゆるW方向の端に位置する壁部材3のセル壁
4の他面側とで、セル8が形成される。
補助壁部材9は、このようになっている。
次に枠材12について述べる。
第5図は枠材12の斜視図である。枠材12は、上述に
より固定的に組み立てられたハニカム構造体において、
いわゆるL方向・リボン方向の両端、およびいわゆるW
方向・展張方向の両端に用いられる。
より固定的に組み立てられたハニカム構造体において、
いわゆるL方向・リボン方向の両端、およびいわゆるW
方向・展張方向の両端に用いられる。
第5図に図示した枠材12はL方向の上端に用いたもの
が示され、この枠材12は、平板状の本体13とこの本
体13に設けられた凹溝部14とからなっている。凹溝
部14は、前述の凹溝部7に準じた形状で、セル8の方
向に沿って平行に多数設けられている。
が示され、この枠材12は、平板状の本体13とこの本
体13に設けられた凹溝部14とからなっている。凹溝
部14は、前述の凹溝部7に準じた形状で、セル8の方
向に沿って平行に多数設けられている。
そしてこのような枠材12の各凹溝部14に、L方向の
上端に位置する壁部材3の余った凸条部5が、それぞれ
嵌着される。
上端に位置する壁部材3の余った凸条部5が、それぞれ
嵌着される。
なお図示しないW方向の端に用いられる枠材も、第5図
の枠材12に準じた構成よりなるが、その凹溝部は、壁
部材3の凸条部5に対応する部位においては、平板状の
本体に対し若干傾斜して設けられており、また補助壁部
材9の凸条部10に対応する部位においては、セル壁1
1の外側面より突出した部分の凸条部10が嵌合するよ
う設けられたものが用いられる。そしてそれらの凹溝部
に、W方向の端に位置する壁部材3の余った凸条部5、
および補助壁部材9の余った凸条部10におけるセル壁
11の外側面より突出した部分が、それぞれ嵌着される
。
の枠材12に準じた構成よりなるが、その凹溝部は、壁
部材3の凸条部5に対応する部位においては、平板状の
本体に対し若干傾斜して設けられており、また補助壁部
材9の凸条部10に対応する部位においては、セル壁1
1の外側面より突出した部分の凸条部10が嵌合するよ
う設けられたものが用いられる。そしてそれらの凹溝部
に、W方向の端に位置する壁部材3の余った凸条部5、
および補助壁部材9の余った凸条部10におけるセル壁
11の外側面より突出した部分が、それぞれ嵌着される
。
このような枠材12等が付加されて、ハニカム構造体は
製品として完成することになる。
製品として完成することになる。
枠材12は、このようになっている。
以上が構成等の説明である。
以下その動作等について説明する。
このハニカム構造体は組立式よりなっている。
すなわち多数の結合部材6の凹溝部7に、壁部材3のセ
ル壁4の先端4□の凸条部5がそれぞれ嵌着され、もっ
てハニカム構造体は全体が固定的に組み立てられている
。
ル壁4の先端4□の凸条部5がそれぞれ嵌着され、もっ
てハニカム構造体は全体が固定的に組み立てられている
。
そこで隣接する壁部材3の対向するセル壁4どうしが平
行をなし、このような各セル壁4により、中空柱状のセ
ル8の平面的集合体が形成されている。
行をなし、このような各セル壁4により、中空柱状のセ
ル8の平面的集合体が形成されている。
なお壁部材3の各セル壁4が等間隔かつ等長さで、又結
合部材6凹溝部7も対応して等間隔に形成された場合に
あっては、中空正多角柱状つまり図示例では中空正六角
柱状のセル8の平面的集合体が、形成される。
合部材6凹溝部7も対応して等間隔に形成された場合に
あっては、中空正多角柱状つまり図示例では中空正六角
柱状のセル8の平面的集合体が、形成される。
さてそこで、このハニカム構造体は次の第1゜第2.第
3.第4のごとくなる。
3.第4のごとくなる。
まず第1に、大きなセルサイズでも形状が均一化される
。
。
すなわちこのハニカム構造体は、従来例のごとく展張、
はり合わせ等によらず、単純な形状の壁部材3および結
合部材6をそれぞれ嵌着することにより、固定的に組み
立てられている。そこでセル8のサイズが大きくなって
も、各セル8の形状は正確に均一化され、もってハニカ
ム構造体の全体的形状も所期のものが正確に得られるこ
とになる。
はり合わせ等によらず、単純な形状の壁部材3および結
合部材6をそれぞれ嵌着することにより、固定的に組み
立てられている。そこでセル8のサイズが大きくなって
も、各セル8の形状は正確に均一化され、もってハニカ
ム構造体の全体的形状も所期のものが正確に得られるこ
とになる。
第2に、組み立て前の状態で輸送され、事後ハニカム構
造体として組み立てられる。
造体として組み立てられる。
すなわち壁部材3.結合部材6の状態で、工場等から使
用現場等へ輸送される。従って中空柱状のセル8の分だ
けその体積が小さくかつコンパクト化されて、輸送が行
われることになる。
用現場等へ輸送される。従って中空柱状のセル8の分だ
けその体積が小さくかつコンパクト化されて、輸送が行
われることになる。
第3に、特殊な設備も不要である。
すなわち従来例のごとく接着・接合によらず、嵌着によ
り組み立てられるので、特殊な設備は不要で場所を選ば
ず容易にハニカム構造体が得られることになる。
り組み立てられるので、特殊な設備は不要で場所を選ば
ず容易にハニカム構造体が得られることになる。
第4に、強度も均一化される。
すなわち壁部材3のセル壁4には、従来例のごとくはり
合わせにより2重に重なって接着・接合された部分2.
(第7図参照)等はなく、もってこのハニカム構造体に
あっては各セル壁4の強度に差は生じないことになる。
合わせにより2重に重なって接着・接合された部分2.
(第7図参照)等はなく、もってこのハニカム構造体に
あっては各セル壁4の強度に差は生じないことになる。
以上が動作等の説明である。
「発明の効果」
本発明に係るハニカム構造体は、以上説明したごとく、
所定のセル壁と凸条部を備えた壁部材と凹溝部を備えた
結合部材とを用い、組立式とすることにより、次の効果
を発揮する。
所定のセル壁と凸条部を備えた壁部材と凹溝部を備えた
結合部材とを用い、組立式とすることにより、次の効果
を発揮する。
第1に、大きなセルサイズのものでも形状が正確に均一
化され、もって安定した品質のハニカム構造体が、あら
ゆる大きさについて容易に得られることになる。そこで
例えば大型のハニカム構造体が建築構造材として広く用
いられ、その軽量化が促進されることになる。
化され、もって安定した品質のハニカム構造体が、あら
ゆる大きさについて容易に得られることになる。そこで
例えば大型のハニカム構造体が建築構造材として広く用
いられ、その軽量化が促進されることになる。
第2に、組立前の部材の状態で輸送され事後組み立てら
れるので、輸送に際し体積が小さくコンパクト化されそ
の梱包も小さく、もってスペースを取らず効率的である
。
れるので、輸送に際し体積が小さくコンパクト化されそ
の梱包も小さく、もってスペースを取らず効率的である
。
第3に、特殊な設備も不要であり、場所を選ばず容易に
組み立てられる等、コスト面にも優れている。
組み立てられる等、コスト面にも優れている。
第4に、各セル壁の強度に差がなく、全体強度も均一化
される。
される。
このようにこの種従来例に存した問題点が一掃される等
、本発明の発揮する効果は顕著にして大なるものがある
。
、本発明の発揮する効果は顕著にして大なるものがある
。
第1図は、本発明に係るハニカム構造体の実施例を示す
、斜視説明図である。 第2図は、その壁部材を示す要部の斜視図であり、(1
)図は凸条部が円柱状のもの、(2)図は凸条部が四角
柱状のもの、(3)図は凸条部が略三角柱状のものを、
それぞれ示している。 第3図は、その結合部材を示す要部の正面図であり、(
1)図は凹溝部が置溝状のもの、(2)図は凹溝部が四
角溝状のもの、(3)図は凹溝部が略三角溝状のものを
、それぞれ示している。 第4図は、補助壁部材を示す要部の斜視図であり、(1
)図は凸条部が円柱状のもの、(2)図は凸条部が四角
柱状のもの、(3)図は凸条部が略三角柱状のものを、
それぞれ示している。 第5図は、枠材の斜視図である。 第6図は、壁部材のセル壁を異なる間隔かつ異なる長さ
で設けた例を示す、要部の斜視図である。 第7図は、従来例のハニカム構造体の正面説明図である
。 3・・・壁部材 4・・・セル壁 4I・・・基端 4z・・・先端 5・・・凸条部 6・・・結合部材 7・・・凹溝部 8・・・セル
、斜視説明図である。 第2図は、その壁部材を示す要部の斜視図であり、(1
)図は凸条部が円柱状のもの、(2)図は凸条部が四角
柱状のもの、(3)図は凸条部が略三角柱状のものを、
それぞれ示している。 第3図は、その結合部材を示す要部の正面図であり、(
1)図は凹溝部が置溝状のもの、(2)図は凹溝部が四
角溝状のもの、(3)図は凹溝部が略三角溝状のものを
、それぞれ示している。 第4図は、補助壁部材を示す要部の斜視図であり、(1
)図は凸条部が円柱状のもの、(2)図は凸条部が四角
柱状のもの、(3)図は凸条部が略三角柱状のものを、
それぞれ示している。 第5図は、枠材の斜視図である。 第6図は、壁部材のセル壁を異なる間隔かつ異なる長さ
で設けた例を示す、要部の斜視図である。 第7図は、従来例のハニカム構造体の正面説明図である
。 3・・・壁部材 4・・・セル壁 4I・・・基端 4z・・・先端 5・・・凸条部 6・・・結合部材 7・・・凹溝部 8・・・セル
Claims (2)
- (1)複数のセル壁が基端を中心に放射状に突設され、
該セル壁の先端にはそれぞれ凸条部が形成された壁部材
と、 該凸条部が嵌着される凹溝部が、該凸条部と同数、対応
した放射状に形成された結合部材とを有し、 多数の該結合部材の凹溝部に該壁部材の凸条部が、それ
ぞれ嵌着されて固定的に組み立てられ、対向する該セル
壁が平行をなす中空柱状のセルの平面的集合体が形成さ
れてなること、 を特徴とするハニカム構造体。 - (2)複数のセル壁が基端を中心に等間隔かつ等長さで
放射状に突設され、該セル壁の先端にはそれぞれ凸条部
が形成された壁部材と、 該凸条部が嵌着される凹溝部が、該凸条部と同数、対応
した等間隔の放射状に形成された結合部材とを有し、 多数の該結合部材の凹溝部に該壁部材の凸条部が、それ
ぞれ嵌着されて固定的に組み立てられ、対向する該セル
壁が平行をなす中空正多角柱状のセルの平面的集合体が
形成されてなること、を特徴とするハニカム構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12160788A JP2577608B2 (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | ハニカム構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12160788A JP2577608B2 (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | ハニカム構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01290420A true JPH01290420A (ja) | 1989-11-22 |
JP2577608B2 JP2577608B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=14815441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12160788A Expired - Lifetime JP2577608B2 (ja) | 1988-05-18 | 1988-05-18 | ハニカム構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2577608B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5401302A (en) * | 1991-12-19 | 1995-03-28 | Metallgesellschaft Aktiegesellschaft | Electrostatic separator comprising honeycomb collecting electrodes |
AT14887U1 (de) * | 2015-03-09 | 2016-08-15 | Edlmair Kunststofftechnik Gmbh | Gasdichtes wabenbündel aus elektrisch leitfähigem kunststoff |
JP2018122444A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 昭和飛行機工業株式会社 | ハニカムコアの連結方法、および連結ハニカムコア |
-
1988
- 1988-05-18 JP JP12160788A patent/JP2577608B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5401302A (en) * | 1991-12-19 | 1995-03-28 | Metallgesellschaft Aktiegesellschaft | Electrostatic separator comprising honeycomb collecting electrodes |
AT14887U1 (de) * | 2015-03-09 | 2016-08-15 | Edlmair Kunststofftechnik Gmbh | Gasdichtes wabenbündel aus elektrisch leitfähigem kunststoff |
JP2018122444A (ja) * | 2017-01-30 | 2018-08-09 | 昭和飛行機工業株式会社 | ハニカムコアの連結方法、および連結ハニカムコア |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2577608B2 (ja) | 1997-02-05 |
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